JP2008059076A - 情報処理装置、ファイル管理プログラムおよびファイル管理方法 - Google Patents

情報処理装置、ファイル管理プログラムおよびファイル管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】手間をかけずに外部記憶装置の空き領域を増やして有効に利用できるようにし、しかも、必要に応じて各ファイルを参照できるようにした情報処理装置、ファイル管理プログラムおよびファイル管理方法を提供する。
【解決手段】情報処理装置10は、第1の外部記憶装置に記憶されているファイルのうち、ファイル作成または更新日時が基準日時よりも古いファイルを移動対象ファイルとして第1の外部記憶装置とは別の第2の外部記憶装置に移動させるファイル移動手段と、ファイル移動手段が移動対象ファイルを第2の外部記憶装置に移動させたことを管理するファイル移動管理手段とを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、ファイル管理機能を備えたパーソナルコンピュータ等の情報処理装置、それに適用されるファイル管理プログラムおよびファイル管理方法に関する。
従来、コンピュータでは、ファイル単位に情報が管理されている。近年では、高機能化、高性能化にともない、パーソナルコンピュータ(以下「パソコン」という)が広く普及している。パソコンでは、文書作成ソフト、表計算ソフト、作図ソフトといった多種多様なソフトウェアを利用可能なため、1台のコンピュータの中に多様なファイルが多数作成されることが多い。
ところで、コンピュータに内蔵または外付けされる外部記憶装置(例えば、HDD:Hard Disk Drive)には、作成されるファイルの数が増えるにしたがい、大量のデータが記憶されるようになるが、そのような大量のデータのバックアップをとるときはできるだけ短時間で行えるようにすることが望ましい。
近年、高速バックアップのため、記憶装置にスナップショット機能が備えられることがあるが、例えば特許文献1には、スナップショット機能によってコピーしたスナップショットデータを仮想ディスクによってファイルごとに参照できるようにすることが開示されている。
特開2001−51882公報
上記した従来技術によれば、作成されるファイルの数が増えても高速バックアップを行うことができる。
しかし、バックアップを行っても元のファイルは外部記憶装置に残されたままとなるため、ファイル数が増えるにしたがい、ファイルの記憶される外部記憶装置に空き領域が少なくなってしまう。外部記憶装置の空き領域を増やし、外部記憶装置を有効に利用できるようにするには不要なファイルを削除すればよいが、削除したファイルがあとで必要になることもあるため、そのような場合に備えてファイルを一つ一つ確認しながら削除しようとすると、ファイルが増えるにしたがい手間がかかり面倒である。
そこで、本発明は上記課題を解決するためになされたもので、手間をかけずに外部記憶装置の空き領域を増やして有効に利用できるようにし、しかも、各ファイルを参照できるようにした情報処理装置、ファイル管理プログラムおよびファイル管理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、第1の外部記憶装置に記憶されているファイルのうち、ファイル作成または更新日時が基準日時よりも古いファイルを移動対象ファイルとして第1の外部記憶装置とは別の第2の外部記憶装置に移動させるファイル移動手段と、そのファイル移動手段が移動対象ファイルを第2の外部記憶装置に移動させたことを管理するファイル移動管理手段とを有する情報処理装置を特徴とする。
また、本発明は、第1の外部記憶装置に記憶されているファイルのうち、ファイル作成または更新日時が基準日時よりも古いファイルを移動対象ファイルとして第1の外部記憶装置とは別の第2の外部記憶装置に移動させるファイル移動機能と、そのファイル移動機能によって、移動対象ファイルが第2の外部記憶装置に移動したことを管理するファイル移動管理機能とをコンピュータに実現させるためのファイル管理プログラムを提供する。
さらに、本発明は、第1の外部記憶装置に記憶されているファイルのうち、ファイル作成または更新日時が基準日時よりも古いファイルを移動対象ファイルとして第1の外部記憶装置とは別の第2の外部記憶装置に移動させ、移動対象ファイルを第2の外部記憶装置に移動させたことを管理するファイル移動管理を行うファイル管理方法を提供する。
以上詳述したように、本発明によれば、手間をかけずに外部記憶装置の空き領域を増やして有効に利用できるようにでき、しかも、各ファイルを参照できるようにした情報処理装置、ファイル管理プログラムおよびファイル管理方法が得られる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、同一要素には同一符号を用い、重複する説明は省略する。
図1は本発明の実施の形態に係る情報処理装置10の内部構成を示すブロック図である。情報処理装置10は本実施の形態では、例えば携帯可能なノート型のパソコンを想定している。ただし、本発明はノート型のパソコンに限定されるものではない。
情報処理装置10は、図1に示すように、CPU11、ノースブリッジ12、主メモリ13、ビデオコントローラ14、表示部15、サウスブリッジ16、HDD17、マルチドライブ18、USB(Universal Serial Bus)端子19およびPCI(Peripheral Component Interconnect)デバイス20を有している。
また、情報処理装置10はBIOS−ROM(Basic Input/Output System ROM)33、EC/KBC(Embedded Controller/Key board Controller)34、電源コントローラ(PSC)35、バッテリ36、キーボード(KB)37、マウス用インタフェース(I/F)38、マウス39、I/Oコントローラ40を有している。
CPU11は、情報処理装置10全体の制御を司るものであり、主メモリ13をワークエリアとして使用し、文書作成ソフト、表計算ソフト、作図ソフトといった各種アプリケーションプログラムや後述する移動ユーティリティ50などを実行する。また、CPU11は、ユーザからの指示に応じて、表示部15上にHDD17の管理に関する情報などの種々の情報を表示させたり、HDD17に対し、サウスブリッジ16を介して各種の情報処理を実行させる。
ノースブリッジ12は、CPU11、主メモリ13およびビデオコントローラ14に接続され、CPU11と、主メモリ13およびビデオコントローラ14の間を流れるデータを制御する。ノースブリッジ12は、CPU11とサウスブリッジ16との間のブリッジ処理、主メモリ13の制御、ビデオコントローラ14の制御などを行う各種コントローラを備えている。
主メモリ13は、CPU11により処理されるOS(operating system)、各種アプリケーションプログラム、各種ドライバ、移動ユーティリティ50等が保持されCPU11のワークエリアとして提供される。
ビデオコントローラ14は、AGP(Accelerated Graphics Port)を介してノースブリッジ12に接続されており、表示部15に表示すべきデータの制御を行う。
表示部15は、LCD(Liquid Crystal Display)を備え、ビデオコントローラ14から送られてくるデータをLCD上に表示する。
サウスブリッジ16は、図示しないハブリンクを介してノースブリッジ12に接続されている。サウスブリッジ16は、LPC(Low Pin Count)バス上の各種デバイス(EC/KBC34、I/Oコントローラなど)や、PCI(Peripheral Component Interconnect)バス上の各種PCIデバイス(PCIデバイス20など)を制御する各種コントローラを備えるほか、IDE(Integrated Drive Electronics)対応のHDD17やマルチドライブ18の制御を行うIDEコントローラ260を備えている。また、サウスブリッジ16には、USB端子19が接続されている。
IDEコントローラ260は、CPU11等の指示に応じて、HDD17に対してデータのアクセス要求を行い、また、HDD17から取得したデータやファイルを他のユニット等へ転送する。
HDD17は、本発明における第1の外部記憶装置であって、プライマリIDEに対応するデバイスとしてサウスブリッジ16に接続されている。HDD17は、内蔵ハードディスクを有し、その内蔵ハードディスクにOS、各種アプリケーションプログラム、移動ユーティリティなどが記憶され、さらに、各種アプリケーションプログラムによって作成されたファイルやデータが記憶されている。USB端子19にはUSBメモリ21が接続される。
マルチドライブ18は、セカンダリIDEに対応するデバイスとしてサウスブリッジ16に接続されている。マルチドライブ18は、リムーバブルメディアとしてのDVD−RAMやCD−RWなどの光ディスクを駆動してデータの読み書きを行う。
USBメモリ21は、第2の外部記憶装置であって、USB端子19に接続することができる。USBメモリ21は、USB端子19に接続されているときに、サウスブリッジ16の制御によってファイルの読み出しまたは書き込みが行われる。
BIOS−ROM33は、LPCバスに接続されており、情報処理装置10の電源が投入された際に主にハードウェアに対する設定処理などを行うBIOSを格納している。
EC/KBC34は、LPCバスに接続されており、電源スイッチ(SW)に対する電源投入操作の検出、電源コントローラ35やキーボード37等の入力装置の制御などを行う。このEC/KBC34は、組み込みコントローラであるEC(Embedded Controller)とキーボードコントローラとを一体化したものである。
電源コントローラ35は、ICバスを介してEC/KBC34に接続されており、情報処理装置10内の各部に供給する電圧を制御する。
バッテリ36は、情報処理装置10の移動時など外部からの電源供給が無い場合に情報処理装置10内の各部に電力を供給する電源として使用される。
キーボード(KB)37は、EC/KBC34に接続されており、各種キーの押下に対応した入力信号をKBCに通知する。
マウス用インタフェース38は、マウス39とEC/KBC34との間の信号のインタフェースを行うものである。
マウス39は、マウス用インタフェース38に接続されており、クリック操作などにより入力を行うものである。
I/Oコントローラ40は、LPCバスに接続されており、外部とシリアル信号やパラレル信号の入出力制御を行うと共に、図示しないFDD(Floppy Disk Drive、Floppyは登録商標)との入出力制御を行う。
図2は、情報処理装置10に適用されているソフトウェアの階層構造を示すブロック図である。情報処理装置10では、移動ユーティティ50をユーザモードUM下において作動させることができる。
また、情報処理装置10では、カーネルモードKM下において、ファイルシステム51、ドライバ52、HDDドライバが作動することによって、HDD17に対するファイルの読み書きが実行される。ファイルシステム51によって、HDD17におけるファイルの作成、移動、削除の方法、データを記録する方式などが定められている。また、ファイルシステム51は、ファイルの読み書き要求に応じて、その読み書き要求を物理的なクラスタへのアクセス要求に変換する。
情報処理装置10では、ファイルシステム51として、NTFS(NT File system)が導入されている。
ファイルシステム51では、図11に示すように、HDD17に記録されているすべてのファイルごとに固定長の管理レコード62(62a,62b,62c,62d・・・が生成されている。各管理レコードをまとめたこの管理レコード群はMFT(Master File Table)61と呼ばれている。各管理レコード62a,62b,62c,62d・・・には、ファイル名やタイムスタンプ(ファイルの作成または更新日時データ)63が記録されている。
また、ファイルのデータ自体も属性の一部とされ、データサイズの小さいファイル(例えば約750バイト以下)の管理レコード62cにはデータ64が直接記録されている。管理レコードに収まりきらないデータサイズの大きいファイルの管理レコード62dは、MFT61の外部のクラスタにデータが書き込まれ、そのクラスタのインデックス65が管理レコード62dに記録されている。
また、ファイルシステム51では、新しいファイルが作成されると、MFT61内の管理レコードが1つ割り当てられるようになっている。
図3は、移動ユーティティ50が作動してファイルがHDD17からUSBメモリ20に移動する場合を模式的に示した図である。
移動ユーティティ50が作動すると、HDD17に記憶されているファイルのうち、移動の対象となるファイル(移動対象ファイル)60が選び出されて、その選ばれた移動対象ファイル60がUSBメモリ21に移動する(デステージングともいう)。移動対象ファイル60はHDD17から削除されたことになるので、その分、HDD17は空き領域が増える。
ただし、移動対象ファイル60はHDD17から削除された後でも参照できるようにする必要がある。これを実現するため、情報処理装置10では、図7に示すように、ファイルシステム51によって管理されるファイル変換テーブル102を用いてUSBメモリ21を、物理ディスク100としてのHDD17の論理ディスク101の1つとして扱えるようにしている。
移動ユーティティ50は、この点が考慮され、次のようにして作動する。図4は、移動ユーティティ50の動作手順を示すフローチャートである。移動ユーティティ50はCPU11により実行されるファイル管理プログラムを構成している。
CPU11は移動ユーティティ50の実行を開始すると、処理をステップ10に進め、HDD17に記憶されているファイルを読み込むようにサウスブリッジ16に指示を出力する。次に、CPU11は処理をステップ11に進め、判定手段としての動作を行う。
すなわち、CPU11はMFT61を参照して読み込んだ各ファイルの管理レコード(例えば管理レコード62a)のタイムスタンプ63を読み出し、その読み出したタイムスタンプ63が物理ディスクの管理情報に記憶され、基準日時として用いられるタイムスタンプよりも古いか否かを判定する(読み込んだファイルが旧タイムスタンプファイルか否かを判定する)。そして、前者が後者よりも古いときはステップ12に処理を進めるが、そうでなければ処理を終了する。
CPU11は処理をステップ12に進めると、ファイル移動手段としての動作を行い、読み込んだファイルを移動対象ファイル60としてリムーバブルメディアであるUSBメモリ21に移動させるための指示をサウスブリッジ16に出力する。この指示を受けてサウスブリッジ16が作動し、移動対象ファイル60がUSBメモリ21に移動する。
次に、ステップ13に進み、CPU11はMFT61に含まれる管理レコード62のうちの移動対象ファイル60の管理レコード(例えば管理レコード62a)を読み込み、続くステップ14では、その読み込んだ管理レコード(例えば管理レコード62a)のインデックス65をすべて無効にして(移動対象ファイル60を保存させたリムーバブルメディア、すなわちUSBメモリ21を特定するための情報(以下「メディア特定情報」という)を書き込みして)、その管理レコード(例えば管理レコード62a)をHDD17に記憶させる。こうして、CPU11はファイル移動管理手段としての動作を行い、移動対象ファイル60をUSBメモリ21に移動させたことを管理している。
インデックス65がすべて無効にされることにより、移動対象ファイル60のデータが記憶されていた領域が解放された(空き領域になった)こととなる。さらに、続くステップ15では、管理情報を更新して処理を終了する。
以上のようにして、移動ユーティティ50が実行されることにより、HDD17に記憶されているファイルのうちのタイムスタンプ63の古いファイルが移動対象ファイル60として寄せ集められた(デフラグされた)上でUSBメモリ21に移動して、USBメモリ21によって保存される。
この場合、例えば、図8に示すように、HDD17における論理ディスクCにファイル(File)A,ファイル(File)Bが記憶されていたところ、ファイルBのタイムスタンプが古かった場合には、ファイルBがUSBメモリ21に移動する。ファイルBはUSBメモリ21に移動したため、HDD17からは削除されることとなる。
次に、移動ユーティティ50が実行され、タイムスタンプ63の古い移動対象ファイル60がUSBメモリ21に移動した後になって、アプリケーションプログラムを通じて移動対象ファイル60の参照要求があった場合のカーネルモードKM下の動作について説明する。
移動対象ファイル60の参照要求があった場合、CPU11は図5に示すフローチャートに沿った処理を実行する。図5は、移動対象ファイル60の参照要求があった場合におけるカーネルモードKM下における動作手順を示すフローチャートである。
CPU11は処理を開始するとステップ21に処理を進め、サウスブリッジ16に指示して、MFT61の各管理レコード62a,62b,62c,62d・・・を参照して、移動対象ファイル60の管理レコード(上記の場合であれば管理レコード62a)を見つけ出す。移動対象ファイル60の管理レコードは、インデックス65が上記ステップ14で無効にされているので、続くステップ22では、CPU11が報知指示情報出力手段としての動作を行い、ファイルシステム51を通じて移動対象ファイル60がHDD17ではなくUSBメモリ21に保存されていることを示す情報(以下「移動保存情報」という)をアプリケーションプログラムに返して処理を終了する。移動保存情報はCPU11を報知処理手段として作動させるための報知指示情報として用いられる。
また、アプリケーションプログラムを通じて移動対象ファイル60についての参照要求があった場合のユーザモードUM下における動作について説明する。
図6は、移動対象ファイル60の参照要求があった場合におけるユーザモードUM下における動作手順を示すフローチャートである。
CPU11は処理を開始するとステップ31に処理を進め、ファイルオープン処理を行う。続くステップ32では、CPU11はファイルシステム51を通じて移動保存情報が返されたか否かを判定し、移動保存情報が返されたときは処理をステップ33に進めるが、そうでないときは処理をステップ34に進める。ステップ33,34を実行すると処理を終了する。
ステップ33では、移動保存情報が返されことにより、移動対象ファイル60がHDD17ではなくUSBメモリ21に保存されていることになるため、CPU11が報知処理手段としての動作を行う。この場合、CPU11は、“USBメモリ21を用意してください”というメッセージのポップアップ表示を表示部15に行わせる報知処理によって、USBメモリ21をUSB端子19へ接続し記憶されているファイルを読み出せる読出可能状態にすることを要求する。ステップ33が実行されると図6に示した処理が終了する。ステップ34に進んだときは通常の処理を実行して処理を終了する。
このあと、USBメモリ21がUSB端子19へ接続されることにより、CPU11が仮想ドライブ手段としての動作を行い、USBメモリ21をHDD17として扱えるようにするための仮想ドライブを生成し、仮想ドライブによってファイルを参照するためのアイコン66を表示させる。そして、ユーザが仮想ドライブのアイコン66をクリックすると、移動対象ファイル60(図8では、ファイルB)が表示部15に表示されてユーザが参照できるようになる。
そして、移動対象ファイル60を復元させるときは、図9に示すように、アイコン66を開いて表示されるファイル一覧67から、復元しようとするファイルをユーザが選択して、元のドライブに移動させる操作P(ドラッグアンドドロップ)を行うことによって、ファイルが復元されるようにすればよい。仮想ドライブ全体を復元するときは、図10に示すように、ユーザがアイコン66を元のファイルシステムに移動させる操作P(ドラッグアンドドロップ)を行えばよい。なお、図示はしないがアイコン66を開くと、削除、保存、復元といった操作メニューが表示される。
また、移動ユーティティ50のプロパティで、タイムスタンプが古いか否かを判定するためのタイムスタンプ(判定用タイムスタンプ)をユーザが任意に設定できるようにしてもよい。既に作成されている仮想ボリュームにアペンドする指定をできるようにしてもよい。
仮想ドライブのアイコン66に表示される「移動ファイルの更新」をクリックすると、タイムスタンプの古いファイルが寄せ集められ、既に記録済みの論理ボリュームにアペンドする形式で保存されるようにしてもよい。
以上のように、情報処理装置10は移動ユーティティ50が実行されることにより、タイムスタンプの古いファイルがHDD17からUSBメモリ21に自動的に移動されるようになっている。一般にタイムスタンプの古いファイルは作成されてから時間が経過しているため、他のファイルに比べて相対的に重要度は低く、現在使用されていないか、または将来も使用されない可能性が高いと考えられる。そのため、このようなタイムスタンプの古いファイルを作成当初記憶されていたHDD17から別のUSBメモリ21に自動的に移動させても、後で参照する必要が生じる可能性は少ないと考えられる。
また、情報処理装置10はたとえタイムスタンプの古いファイルをHDD17からUSBメモリ21に移動させても、管理レコード62を用いることでUSBメモリ21に移動したことを管理しているから、削除したファイルがあとで必要になってもユーザがそのファイルを参照できるようになっている。この場合、情報処理装置10は仮想ドライブを生成しているから、USBメモリ21がHDD17として扱われ、削除したファイルはあたかもHDD17に記憶されているようにして扱われている。
しかも、情報処理装置10はタイムスタンプの古いファイルを自動的に移動させているから、ユーザが重要かそうでないかを1つ1つのファイルについて判断する手間を要しない。そのため、情報処理装置10は、不特定多数のユーザが利用するパソコンや学校教育に用いられるパソコンのように、複数のユーザが何度も利用する環境下にあるパソコンとして好適である。また、そのようなパソコンに上記移動ユーティティ50をインストールすることにより、HDD17における空き領域の確保が簡単に行えるようになる。
移動対象ファイルへのアクセス要求があったときに報知処理を行うようにしているから、ユーザは移動対象ファイルを保存している外部記憶装置(上記の実施形態では、USBメモリ21)を確実にファイルの読み出し可能状態にすることができる。
上記の実施形態では、タイムスタンプ63の古いファイルをHDD17からUSBメモリ21に移動させているが、タイムスタンプ63の古いファイルをHDD17からマルチドライブ18によって読み書きされるDVD−RAMやCD−RWなどの光ディスクに移動させてもよいし、ネットワークを介して情報処理装置10に接続されている別の外部記憶装置やサーバに移動させてもよい。HDD17は内蔵ではなく外付けでもよい。
仮想ドライブに保存されている移動対象ファイルを物理ディスク(HDD17)を構成するファイルシステム51で管理するほか、物理ディスク(HDD17)を構成するファイルシステム51とは独立させてもよい。前者の場合は移動対象ファイルはファイルシステム51上に存在することになるが、後者の場合はファイルシステム51上に存在しないことになる。また、移動対象ファイルを保存するときに仮想ドライブのメタデータに最も新しいファイルのタイムスタンプを埋込み、それを移動対象ファイルを復元するときのインデックスに利用できるようにすることができる。
本発明は、OSとして、Windows(登録商標)のほか、Linux/FreeBSD,Mac OSといった種々のOSを用いて実施することが可能である。
以上の説明は、本発明の実施の形態についての説明であって、この発明の装置及び方法を限定するものではなく、様々な変形例を容易に実施することができる。又、各実施形態における構成要素、機能、特徴あるいは方法ステップを適宜組み合わせて構成される装置又は方法も本発明に含まれるものである。
本発明の実施の形態に係る情報処理装置の内部構成を示すブロック図である。 情報処理装置に適用されているソフトウェアの階層構造を示すブロック図である。 移動ユーティティが作動してファイルがHDDからUSBメモリに移動する場合を模式的に示した図である。 移動ユーティティの動作手順を示すフローチャートである。 移動対象ファイルの参照要求があった場合におけるカーネルモード下における動作手順を示すフローチャートである。 移動対象ファイルの参照要求があった場合におけるユーザモード下における動作手順を示すフローチャートである。 ファイル変換テーブルを用いてUSBメモリを、物理ディスクとしてのHDDの論理ディスクの1つとして扱えるようにすることを示す図である。 HDDにおける論理ディスクからファイルがUSBメモリに移動することを示す図である。 移動対象ファイルを復元させるときの手順の一例を示す図である。 仮想ドライブ全体を復元するときの手順の一例を示す図である。 MFTおよび管理レコードの構成の一例を示す図である。
符号の説明
10…情報処理装置、11…CPU、12…ノースブリッジ
16…サウスブリッジ、17…HDD、18…マルチドライブ
21…USBメモリ、50…移動ユーティティ、51…ファイルシステム
60…移動対象ファイル、61…MFT、62…管理レコード
63…タイムスタンプ

Claims (11)

  1. 第1の外部記憶装置に記憶されているファイルのうち、ファイル作成または更新日時が基準日時よりも古いファイルを移動対象ファイルとして前記第1の外部記憶装置とは別の第2の外部記憶装置に移動させるファイル移動手段と、
    該ファイル移動手段が前記移動対象ファイルを前記第2の外部記憶装置に移動させたことを管理するファイル移動管理手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1の外部記憶装置に記憶されている各ファイルについて、ファイルの作成または更新日時を示すタイムスタンプが前記基準日時よりも前に作成されている旧タイムスタンプファイルか否かを判定する判定手段を更に有し、
    前記ファイル移動手段は、前記判定手段によって前記旧タイムスタンプファイルと判定されたファイルを前記移動対象ファイルとして前記第2の外部記憶装置に移動させることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記ファイル移動管理手段は、前記移動対象ファイルの管理レコードに前記第2の外部記憶装置を特定するための特定情報を記憶させることによって、前記ファイル移動手段が前記移動対象ファイルを前記第2の外部記憶装置に移動させたことを管理することを特徴とする請求項1または2記載の情報処理装置。
  4. 前記第2の外部記憶装置に記憶されている前記移動対象ファイルへのアクセス要求があったときに、前記第2の外部記憶装置を前記移動対象ファイルの読出可能状態にするための報知処理を行う報知処理手段を更に有することを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  5. 前記移動対象ファイルの管理レコードに前記特定情報が記憶されているときに、前記報知処理手段を作動させるための報知指示情報を出力する報知指示情報出力手段を更に有することを特徴とする請求項4記載の情報処理装置。
  6. 前記ファイル移動手段が前記移動対象ファイルを前記第2の外部記憶装置に移動させたときに、前記第2の外部記憶装置を前記第1の外部記憶装置として扱えるようにするための仮想ドライブ手段を更に有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の情報処理装置
  7. 第1の外部記憶装置に記憶されているファイルのうち、ファイル作成または更新日時が基準日時よりも古いファイルを移動対象ファイルとして前記第1の外部記憶装置とは別の第2の外部記憶装置に移動させるファイル移動機能と、
    該ファイル移動機能によって、前記移動対象ファイルが前記第2の外部記憶装置に移動したことを管理するファイル移動管理機能とをコンピュータに実現させるためのファイル管理プログラム。
  8. 前記第1の外部記憶装置に記憶されている各ファイルについて、ファイルの作成または更新日時を示すタイムスタンプが前記基準日時よりも前に作成されている旧タイムスタンプファイルか否かを判定する判定機能を更に有し、
    前記ファイル移動機能により、前記判定機能によって前記旧タイムスタンプファイルと判定されたファイルを前記移動対象ファイルとして前記第2の外部記憶装置に移動させることを特徴とする請求項7記載のファイル管理プログラム。
  9. 前記ファイル移動管理機能は、前記移動対象ファイルの管理レコードに前記第2の外部記憶装置を特定するための特定情報を記憶させることによって、前記ファイル移動機能によって前記移動対象ファイルを前記第2の外部記憶装置に移動させたことを管理することを特徴とする請求項7または8記載のファイル管理プログラム。
  10. 第1の外部記憶装置に記憶されているファイルのうち、ファイル作成または更新日時が基準日時よりも古いファイルを移動対象ファイルとして前記第1の外部記憶装置とは別の第2の外部記憶装置に移動させ、
    前記移動対象ファイルを前記第2の外部記憶装置に移動させたことを管理するファイル移動管理を行うことを特徴とするファイル管理方法。
  11. 前記第1の外部記憶装置に記憶されている各ファイルについて、ファイルの作成または更新日時を示すタイムスタンプが前記基準日時よりも前に作成されている旧タイムスタンプファイルか否かを判定し、
    前記旧タイムスタンプファイルと判定されたファイルを前記移動対象ファイルとして前記第2の外部記憶装置に移動させることを特徴とする請求項10記載のファイル管理方法。
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