JP5074141B2 - 電線保護カバー - Google Patents
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Description
尚、凹凸部を構成する凹部の形状が、凸部を挿入する部分(以下「入口」という)の幅が他の部分よりも狭い形状に形成され、凸部を凹部に嵌合すると凸部が凹部の入口に引っ掛かって、凸部が凹部から抜けないように形成することも考えられる。
この点、本願発明の電線保護カバーの凹凸部は、直線状あるいは前記カバー本体の円周面に沿って延設された凸部を凹部に嵌合する形状であって、一定の厚みで形成されているので、このような力のいる作業を強いられない。
そしてこの唾部102は、具体的には、図5(a)に示すように、唾部102を構成する各唾片102a,102bが重なる部分であって、カバー本体101の内周面側の端部と外周面側の端部との間の距離(点線βで示した部分)が、この絶縁を保つために必要な絶縁距離となる大きさに形成されていた。
また、請求項1に記載の電線保護カバーでは、前記カバー本体の外周面上には、前記カバー本体の軸方向に沿って長尺な突起部が設けられ、この突起部は、架線された電線に前記カバー本体を取り付けたとき、前記カバー本体の軸中心を挟んで対称な位置に少なくとも1組設けられている。
ここで、図1は、本実施形態の電線保護カバー1の説明図で、(a)は側面図、(b)は(a)のA−A’断面図である。図2は、本実施形態の電線保護カバー1の図1(a)のA−A’断面図で、重力方向の下方部分が割れた様子を示している。
1.全体構成
本実施形態の電線保護カバー1は、図1に示すように、円筒状に形成されたカバー本体10を備えている。
1.1.凹凸部
また、カバー本体10は、図1(b)に示すように、割目に沿ったカバー本体10の各端部には、割目11が閉じたときにカバー本体10の外周面の内側で互いに嵌合する凹凸部12が設けられている。
また、この凹凸部12は、図1(c)の点線αで示すように、この凹凸部12の凹凸に沿ってカバー本体10の内周面側の端部から外周面側の端部に到るまでの距離が、カバー本体10内に通した電線との絶縁を保つために必要な絶縁距離となるよう形成されている。
1.2.突起部13
本実施形態のカバー本体10は、図1(b)に示すように、凹凸部12が設けられた部分が他の部分よりも肉厚に構成されているので、電線保護カバー1を架空電線にとりつけたとき、カバー本体10が軸周りに回転して、凹凸部12の重量によって凹凸部12が重力方向下方側に位置する形態で取り付けられる。
2.耐風試験
次に、耐風試験について説明する。
2.1.実験に用いた電線保護カバー
実験に用いた電線保護カバー1は、実施形態として上述した2つの突起部13を有する電線保護カバー1aと、図3に示すように、4つの突起部13が設けられた電線保護カバー1bと、突起部13が設けられていない電線保護カバー1cと、従来の技術の欄で説明した唾部102が設けられた電線保護カバー100である。
2.2.実験方法
この耐風実験に用いた実験装置について説明する。
そして、耐風実験では、送風機91から、送風機91が風を送風する方向に向かって、1.65m離したところに電線保護カバー1が配置されるように、この電線保護カバー1を、送風方向に向かって移動する移動具95に固定して設置した。
ロードセル92は、測定用のロープ93を介して、この電線保護カバー1の移動を阻止することにより、その阻止に要した力に基づいて、電線保護カバー1に係る風圧を測定する。
2.3.実験結果
耐風実験による実験結果は、下記の表の通りである。
3.実施形態に係る電線保護カバーの特徴
上述したように、カバー本体10の外周面が、割目11を閉じたときに円筒形状になるように形成されていると、従来の電線保護カバー100の形状はもちろん、他の形状に比べても、風の影響を受けにくくなるため、本実施形態の電線保護カバー1は風に煽られにくい。
また、この電線保護カバー1は、凹凸部12を互いに嵌合させることにより、架空電線から外れることがないので、架空電線を確実に保護することができる。
この点、本実施形態の電線保護カバー1の凹凸部12は、直線状(カバー本体10の円周面に沿った形状でもよい)に延設された凸部12bを凹部12aに嵌合する形状に形成されているので、このような力のいる作業を強いられない。
本実施形態では、突起部13としては、カバー本体10の外周面からの高さが略1mmの大きさで形成されているものとしたが、この高さが0.5mm〜1.5mmの大きさであってもよい。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
90…実験装置、91…送風機、92…ロードセル、93…ロープ、94…滑車、
95…移動具、
Claims (5)
- 円筒状に形成され、軸方向に沿って一方の端部から他方の端部まで割れて、この割れによって生じた割目から電線を挿入可能に形成されたカバー本体と、
このカバー本体の前記割目に沿った各端部に設けられ、前記割目が閉じたときに前記カバー本体の外周面の内側で互いに嵌合する凹凸部と、
を備え、
前記凹凸部は、
直線状あるいは前記カバー本体の円周面に沿って延設された凸部を凹部に嵌合する形状であって、一定の厚みで形成され、
また、この凹凸部の凹凸に沿って前記カバー本体の内周面側の端部から前記外周面側の端部に到るまでの距離が、前記電線の絶縁を保つために必要な絶縁距離となるよう形成されており、
前記カバー本体の外周面上には、
前記カバー本体の軸方向に沿って長尺な突起部が設けられ、
この突起部は、
架線された電線に前記カバー本体を取り付けたとき、前記カバー本体の軸中心を挟んで対称な位置に少なくとも1組設けられていることを特徴とする電線保護カバー。 - 請求項1に記載の電線保護カバーにおいて、
前記突起部は、
前記凹凸部との重量のバランスで、前記凹凸部が重力方向下方位置から重力方向上方側に向かって回転しない位置に取り付けられていることを特徴とする電線保護カバー。 - 請求項1,2のいずれかに記載の電線保護カバーにおいて、
前記突起部は、
前記カバー本体の外周面からの高さが0.5mm〜1.5mmの大きさで形成されていることを特徴とする電線保護カバー。 - 請求項3に記載の電線保護カバーにおいて、
前記突起部は、
前記カバー本体の外周面からの高さが略1mmの大きさで形成されていることを特徴とする電線保護カバー。 - 請求項2〜4のいずれかに記載の電線保護カバーにおいて、
前記突起部は、
断面半円状に形成されていることを特徴とする電線保護カバー。
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JP2007257713A JP5074141B2 (ja) | 2007-10-01 | 2007-10-01 | 電線保護カバー |
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Family Applications (1)
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