JP5074096B2 - 端部処理された複層板、並びにその製造方法 - Google Patents

端部処理された複層板、並びにその製造方法 Download PDF

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本発明は、端部処理された複層板に関する。より詳しくは熱可塑性樹脂に積層部が形成
された複層板の端部が処理された複層板、並びにその製造方法に関する。
合成樹脂により作られる板材は、成形容易性、軽量性、耐水性、保温・断熱性などに優れているため、各種装置類の部材、ケース類、トレー類、パネルや内装壁などの建築部材などをはじめとして幅広く用いられている。
そして、このような樹脂板の表面に不織布、織布、紙、フィルム、高発泡樹脂などの積層部を形成させることで、緩衝性、手触り性などの各種機能性を付与した複層板も活用されている(特許文献1参照)。また、前記樹脂板に前記積層部を形成する手段としては、接着剤による接着方法や、熱可塑性樹脂を熱融着させる方法などが用いられている。
しかし、前記複層板を所望の形状にするため、前記複層板をカットしたり、くり抜いたりする場合には、その切断面の処理が重要となる。該切断面が鋭利であれば取り扱い上の安全性が問題となる。そして、前記複層板の切断面の端部が不揃いであったり、接着不十分であったりすれば、その積層界面から層間剥離が生じるため問題となる。加えて、前記複層板の端部が不揃いであることは意匠性の点からも好ましくない。
さらに、前記複層板がハニカム構造などの中空構造である場合には、塵埃や雨水や洗浄液などの異物が前記複層板の開口端部から内部へ侵入する。従って、前記異物の前記樹脂板内部への侵入を防止する点(防塵性)からも、中空構造である複層板では、特に、その端部を処理する必要がある。
これらの問題に対して、特許文献1には前記積層部として装飾布を前記樹脂板の反対側の表面に折り返し状に張り付ける技術が開示されている。この技術は、前記装飾布の種類、引っ張り強度及び目付重量などを特定することにより、折り返し状に張っても前記装飾布の折り返し縁部が破断することを防止するものである。
特開平9―57826号公報。
しかし、前記積層部を樹脂板の反対側表面に折り返し状に張る場合でも、いくつかの問題を有する。まず、あらかじめ樹脂板と積層部を別々にカットする工程と、張り合わせる工程とが必要になることや、折り返し部分の長さだけ余分に前記積層部が必要となることから経済的でない。さらに、前記折り返し部分の剥離を防止するための処理工程が別途必要となることや、折り返される前記積層部の位置決めが容易ではなく、前記積層部の種類によって引っ張る強度や目付重量なども異なる点で作業工程が複雑となる。
一方、端部が外側へ細長く突出した形状や、逆に内部に細いスリット状や入り組んだ形状で内側に入り込んでいる形状の場合や、幅の細いくり抜き形状の場合などにおいては、積層部の折り返し部分が重なることから折り返しをすることが難しく、また、前記の剥離防止処理工程も施しにくくなり、作業が非常に難しくなってしまう。
以上より、本発明は、前記複層板の端部において、層間剥離することのない端部処理された複層板を提供することを主目的とする。
発明は、熱可塑性樹脂からなる基材と、該基材に積層一体化された積層部と、からなる複層構造を有し、縦断面視、前記基材の端部が前記積層部側に向けて起立し、該起立している基材の端部に前記積層部の端部側面が接しており、前記起立した基材の端部は、前記積層部の表層側へ傾斜すると共に、先端が前記積層部の端部よりも上方に位置し、前記起立した基材の端部における起立根元部分の積層部側の表面と、前記積層部の端部との間の距離が2.0mm以下である複層板を提供する。これにより、前記複層板の、特に端部からの層間剥離を防止できる。
また、前記端部の先端が、前記積層部の端部の上方に位置することで、前記積層部のめくれ返りなどを抑えることができるため、効果的に層間剥離を防止できる。
発明は、起立した前記端部が前記積層部の表層側へ傾斜している端部構造を備えるため、より効果的に層間剥離などを防止できる。
本発明は、前記起立した基材の端部における起立根元部分の積層部側の表面と、前記積層部の端部との間の距離が、2.0mm以下である隙間を設けることで、複層板の端部の強度を高めることができる。
そして、本発明は、前記基材は連続的に形成された中空構造を有する複層板を提供する。本発明では、内実構造の基材に限らず、このような中空構造を有する基材であっても、端部処理を施すことができる。そして、前記基材が連続的に形成された中空構造であるためより軽量な複層板とすることができる。また、中空部分を有するため断熱性に優れた複層板とすることもできる。
そして、本発明は、前記基材は中空リブ構造が連続形成されたダンボール構造である端部処理された複層板を提供する。本発明では、前記中空構造として、簡易な構造であるダンボール構造の複層板とすることができる。
本発明では、前記積層部は、熱可塑性樹脂からなり、前記積層部を構成する熱可塑性樹脂の溶融温度が、前記基材を構成する熱可塑性樹脂の溶融温度よりも高い複層板を提供する。
また、前記積層部は、熱可塑性樹脂からなり、前記積層部を構成する熱可塑性樹脂の溶融温度は、下限値が前記基材を構成する熱可塑性樹脂の溶融温度よりも20℃低い温度で、上限値が前記基材を構成する熱可塑性樹脂の溶融温度である複層板を提供する。
さらに、本発明は、前記積層部は熱可塑性樹脂からなる不織布である端部処理された複層板を提供する。このような複層板であれば、より効果的に前記複層板の層間剥離などを防止できる。
そして、本発明では、車両の内装用部材に用いられる端部処理された複層板を提供する。前記端部構造を有する複層板を車両の内装用部材として使用することで、車両内装の質感などを向上させることができる。
また、本発明では、熱可塑性樹脂からなる基材と、該基材に積層一体化された積層部と、からなる複層構造を有する平板から所定形状の複層板を製造する方法であって、切断用の打抜き刃と、該打抜き刃との間に間隙を形成して配置された加熱押圧部と、からなる切断加工部材を用いて、前記平板を所定形状に切断加工する際に、前記加熱押圧部により加熱溶融された前記基材を前記間隙に導入することによって、縦断面視、前記基材の端部が前記積層部側に向けて起立し、該起立している基材の端部に前記積層部の端部側面が接しており、前記起立した基材の端部は、前記積層部の表層側へ傾斜すると共に、先端が前記積層部の端部よりも上方に位置し、前記起立した基材の端部における起立根元部分の積層部側の表面と、前記積層部の端部との間の距離が2.0mm以下である端部構造が形成される複層板の製造方法を提供する。前記基材の端部を、前記積層部側に向けて起立させることにより、前記複層板の層間剥離を防止できる。
また、前記打抜き刃と前記加熱押圧部との間に間隙を設けることで、前記加熱溶融された前記基材を前記間隙に導入できる。
さらに、本発明は、加熱溶融された前記基材の端部に対して、送風手段により、前記基材の端部を前記積層部の表層側に傾斜させる工程を行う複層板の製造方法を提供する。
本発明に係る端部処理された複層板によれば、基材と積層部が層間剥離することのない複層板とすることができる。
以下、本発明を実施するための好適な形態について、添付図面を参照しながら説明する。図面に示された実施形態は本発明の好適な実施形態を例示したものであり、これにより本発明が狭く解釈されることはない。
図1は、本発明に係る端部処理された複層板の第1実施形態の平面図である。図2は、図1のX−X´線に沿う平面において切断した断面斜視図であり、図3は、図2の端部a部の拡大側面図である。図4は、図1のY−Y´線に沿う平面において切断した断面斜視図であり、図5は、図4の端部b部の拡大側面図である。
この図1、図2、図3、図4、図5に示された符号1は、端部処理された複層板を表している。前記端部処理された複層板1は、基材11と積層部12とから構成されている。前記基材11は、ベルトや紐などを通過させる貫通口115,116を有している。前記積層部12の端部は基材11の端部114によって積層体1の四周を端部処理され、前記貫通口115,116についても基材11の端部117,118によって端部処理されている(図1参照)。
図2では、図1のX−X´線に沿う平面において切断し、側面視、前記基材11は、所定間隔で併設したリブ111を部材112,112で挟持している。即ち、基材11は中空リブ構造113が連続形成されたダンボール構造であり、前記リブ111は基材11内を矢印A方向に走っている(図1、図2参照)。また、前記複層板1の端部a部は、リブ方向Aに沿って端部処理された端部である(図2参照)。
前記複層板1の端部a部は、前記基材11の端部114が前記積層部12側に向けて起立して、前記端部114が前記積層部12の表層部121側へ傾斜するとともに、前記端部114の先端が積層部12の端部122よりも上方に位置している端部構造である(図3参照)。前記端部114は、前記複層板1を切断加工する際に、該複層板1の端部が矢印S方向(図参照)から加熱押圧されたことで形成されたものである。従って、前記端部114はいわゆるバリなどとは異なるものである。即ち、本発明によれば、前記リブ方向A(図1、図2参照)に平行する端部a部(図2参照)について端部処理を施すことができる。
図4では、図1のY−Y´線に沿う平面において切断し、側面視、切断面は前記基材11のリブ111である。そして、前記複層板1の端部b部は、前記リブ方向Aと略直交方向B(図1、図4参照)に沿って端部処理されたものである。
前記複層板1の端部部は、前記基材11の端部114が前記積層部12側に向けて起立して、前記端部114が前記積層部12の表層部121側へ傾斜するとともに、前記端部114の先端が積層部12の端部122よりも上方に位置している端部構造である(図5参照)。前記基材11の端部114は、前記複層板1を切断加工する際に、該複層板1の端部が矢印S方向(図参照)から加熱押圧されたことで形成されたものである。本発明によれば、前記リブ方向Aと略直交方向B(図1、図参照)に平行する端部b部(図4参照)についても端部処理を施すことができる。従って、本発明によれば、複層板の四周を端部処理された複層板1を製造することができる。
さらに、本発明の端部処理は、複層板1の外縁端部を処理することに限定されない。例えば、図1に示すように、前記複層板1の表面を打抜くことによって形成された貫通口115,116も、前記基材11の端部117,118により端部処理できる(図1参考)。リブ方向Aに沿って打抜かれた前記貫通口115は、基材11の端部117によって端部処理されている。同様に、リブ方向Aと略直交方向Bに沿って打抜かれた前記貫通口116は、基材11の端部118によって端部処理されている。
また、前記複層板1の貫通口115,116に本発明の端部処理を施すことで、布や樹脂製のベルトなどを前記貫通口115,116に通す場合の摩擦を軽減できる。これにより、布やベルトが切れにくくなる。従って、本発明に係る端部処理された複層板1は、好適には、ベルトなどを通す自動車のトランクやラゲッジボードなどの各種車両の内装用部材などとして使用できる。
さらに、本発明の端部処理について、前記基材11の端部114が、前記積層部12側に向けて起立するとともに、前記端部114の先端が前記積層部12の端部122よりも上方に位置する端部構造とすることで、効果的に前記複層板1の層間剥離などを防止できる(図3、図5参照)。起立した前記端部114を前記積層部12の表層部121側へ傾斜させることで、より効果的に前記複層板1の層間剥離などを防止できる(図3、図5参照)。即ち、本発明の端部処理によれば、基材11の端部114がしっかりと積層部12の端部を押さえることができるため、積層部12の端部が基材11から剥離しにくくなる。
そして、本発明に係る複層板1の構造については特に限定されず、例えば、内実構造であってもよいが、好適には、中空リブ構造113が連続形成されたダンボール構造であることが望ましい。このような端部処理を施した複層板1とすることで前記中空リブ構造113への異物の侵入を防止できるため、防塵性も付与できるからである。また、本発明では、中空構造の形状について限定されない。例えば、図1に示す中空リブ構造が連続形成されたダンボール構造でもよいし、リブが波板状であるライナーが走っていることで形成された中空構造でもよい。
即ち、本発明に用いる基材11は、内実構造の板材や、中空構造であるダンボール構造の板材に限定されない。従って、本発明では、基材11として、連続的に形成された中空構造を有する板材を用いることができる。本発明に係る端部処理は、少なくとも、基材11の端部114を前記積層部側121に向けて起立させるという簡易な構造でありながら、基材11と積層部12との層間剥離を防止できるため、複層板1の用途などを考慮して、適宜、好適な中空構造の基材11を用いることができるからである。
さらに、本発明では、基板11の起立した端部114における起立根元部分の積層部側121の表面と、前記積層部12の端部122との間に隙間L1を有することが望ましい。
かかる隙間L1を設けることで、熱可塑性樹脂製である端部114によって縁取り(端部処理された)状態であり、端部の強度性を向上させることができる点などで好適である。
そして、本発明では、前記距離L1が、2.0mm以下、より好適には1.0mm以上2.0mm以下であることが望ましい。上限値2.0mmより大きければ、複層板1の端部強度が低下する傾向が強くなる。さらに、下限値1.0mm以上であれば、複層板1の端部強度をより強くできるため、種々の用途に用いる場合であっても十分な端部強度が得られる点でより望ましい。また、かかる構造の端部構造であれば、複層板1の端部形状による制限を受けないため、適宜、所望する形状に複層板1を加工・成形できる点でも望ましい。
加えて、本発明に用いられる基材11については、熱可塑性樹脂であればよく、その素材などについては特に限定されない。例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、メタクリル樹脂などであってもよい。あるいは、アクリロニトリル‐スチレン樹脂、アクロリニトリル‐ブタジエン‐スチレン樹脂などの共重合体であってもよい。特に、基材11に硬度、耐熱性、耐久性などを付与したい場合には、ポリプロピレン樹脂やポリカーボネート樹脂などが好適である。
また、本発明の積層部12については、その素材などは限定されない。即ち、前記複層板1の用途に応じて、所望の機能性を有する積層部12を選択できる。例えば、自動車のトランクやラゲッジボードや建築物の内装部材として使用する際には、手触り性に優れた不織布を積層部12とすればよい。あるいは、野外用のパネル類として使用する際には、防水性、防音性、耐候性、断熱性などを有する積層部12とすればよい。また、前記積層部12に有色樹脂などを用いることで意匠性を向上させてもよい。さらには、機能性塗料を塗布することによって積層部12が形成されてもよい。
そして、本発明に用いられる積層部12の素材についても、特に限定されない。前記のような不織布や上質紙や合成紙などの紙類でもよいし、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニルなどの合成樹脂でもよい。好適には、前記積層部12の素材も熱可塑性樹脂であることが望ましい。前記基材11との層間剥離をより効果的に防止できるためである。
また、前記積層部12が合成樹脂である場合には、前記基材11の溶融温度や、該基材11との相溶性などを考慮して樹脂を選択することが望ましい。具体的には、前記積層部12の熱可塑性樹脂の溶融温度が、前記基材11の溶融温度よりも高いことが望ましい。前記基材11の端部を加熱溶融する際に、その加熱により前記積層部12が溶融したり、焦げたりして変質することを防止するためである。例えば、前記基材11としてポリプロピレン樹脂を使用する場合であれば、前記積層部12としてポリエチレンテレフタレート樹脂からなる不織布を使用する複層板1などが望ましい。
そして、前記積層部12の熱可塑性樹脂の溶融温度について、下限値を前記基材11の溶融温度よりも20℃低い温度とし、上限値を前記基材11の溶融温度となるように設定することで、端部周辺部分で前記積層部12と前記基材11を熱融着させることができる。この条件により端部処理を行うことによって、前記積層部12と前記基材11とを接着剤などであらかじめ接着する必要がなくなる。即ち、本発明の端部処理を施すことで、前記基材11と前記積層部12との層間剥離を防止することに加えて、前記接着剤により前記基材11と前記積層部12との接着を行う場合には接着剤の必要量の軽減化などにも寄与できる。
さらに、本発明に用いられる積層部12は、単一層であることに限定するものではない。図示はしないが、複数の積層部12を積層した多層構造としてもよい。例えば、積層部として緩衝効果を有する発泡体層の上に、耐摩耗性や防汚性に優れたフィルム層を積層した高耐久性の緩衝シートなどが挙げられる。
なお、端部処理される前記複層板1の基材11と積層部12との接着方法についても限定されない。例えば、接着剤を用いて前記基材11と前記積層部12とを接着した複層板1であってもよい。あるいは、前記積層部12が熱可塑性樹脂である場合には、熱融着により前記基材11と前記積層部12とを接着した複層板1であってもよい。
そして、本発明に係る複層板1は、別途の資材等を用いて端部処理する必要もないため、経済的である。また、前記基材11の端部114を起立させることで、剥離防止による意匠性の向上(外観の改良)だけでなく、複層板1の周縁端部で手を切ったりすることも防止できる。従って、複層板1における取り扱い上の安全性も向上させることができる。さらに、前記基材11の起立させる端部114を、積層部12の表面側121に傾斜させるかなどを調節することで、安全性をさらに向上させることもできる。
図6は、本発明に係る積層板の第2実施形態の端部の断面視した側面視拡大図である。
図6に示す符号2は、端部処理された複層板を表している。前記端部処理された複層板2は、側面視、連続して形成された中空構造の一例である。前記複層板2は、基材21の一方の表面に不織布22を積層させ、この端部を処理したものである。以下、第1の実施形態と共通する点については説明を割愛し、相違点を中心に説明する。
基材21は、側面視、円錐台状の突起部が連なる形状の2枚の合成樹脂製のライナー211,211をその突起部の先端同士で接着させ、これに2枚の面材212,212で挟持した4層の中空ハニカム構造の基板である。基板21の内部には複数の中空部分213が形成されている。
そして、基板21の一方の表面に不織布22を積層させて、端部処理を施すことで複層板2としている。基材21の端部214を積層部表面側221に起立させることで、不織布22の端部222を処理した状態である。詳しくは、基板21の起立した端部214における起立根元部分の積層部側221の表面と、前記積層部22の端部222との間に隙間L2が形成されている状態である。
なお、前述した第1の実施形態と同様の理由で、複層板2でも、基板21の起立した端部214における起立根元部分の積層部側221の表面と、前記積層部22の端部222との間に隙間L2を有することが望ましい。そして、前記距離L2が、2.0mm以下、より好適には1.0mm以上2.0mm以下であることが望ましい。
そして、複層板2は、側面視、連続して形成された中空構造であるため軽量である。また、前記複層板2は、中空部分213を有するため、断熱性に優れた複層板でもある。また、前記複層板2は、4層の中空ハニカム構造の基板21であるため、中空構造でありながら、強度も優れた板材である点でも好適である。そして、中空構造であるため、基材21に使用する熱可塑性樹脂の樹脂量も軽減できるため、より経済的な複層板である。
また、基材21を孔加工(例えば、中空部分213を設けることなど)とすることで、特定の周波数域で良好な吸音性能を得ることもできる。その結果、防音性に優れた複層板2とすることもできる。例えば、基材21に設ける孔径や孔数などを、適宜、調整することで、吸音する周波数域を調整することもできる。
本発明では、複層板2のように基材の中空構造を、適宜、工夫することで、より意匠性を向上させることができる。例えば、複層板2を加工・切断する場合などであっても、断面視した切り口は美観に優れているため、別途美観上の端部処理を必要とせずに、幅広い使用用途に用いることができる。
このように、本発明では、内実構造の基材に限らず、複雑な中空構造を有する基材などであっても、端部処理を施すことができる。従って、本発明は第1の実施形態に示すダンボール構造の基材に限らず、様々な中空構造の形態をとる基材にも容易に端部処理を施すことができる。
図7は、本発明に係る複層板の製造方法を説明するための概念図である。即ち、熱可塑性樹脂からなる基材11と、該基材に積層一体化された積層部12と、からなる複層構造を有する平板から所定形状の複層板1を製造する方法である。図7は、切断用の打抜き刃31と加熱押圧部32とを有する切断加工部材3によって前記積層板1を切断するとともに端部処理する工程を、経時的に説明するものである。即ち、前記打抜き刃31と、該打抜き刃31と間隙L3(図7参照)をおいて設けられた加熱押圧部32とで、前記複層板1を所望の形状に切断してその端部処理を行う製造方法である。以下、図7に示された状態I、状態II、状態IIIに沿って説明する。
図7の状態Iは、前記基材11と積層部12とからなる平板を、前記積層部12上から前記打抜き刃31が打抜こうとする状態である。前記切断加工部材3を矢印S方向(図7参照)に振り下ろすことで、前記積層部12上から前記複層板1を打抜こうとするものである。即ち、矢印S方向から前記複層板1を圧しながら切断しようとしている状態である。そして、状態Iから前記切断加工部材3を矢印S方向(図7:状態I参照)に打ち下ろすことで状態IIとなる。
図7の状態IIは、前記平板が前記打抜き刃31により完全に切断された状態である。そして、前記基材11の端部114は、前記加熱押圧部32により加熱溶融されて、前記打抜き刃31と前記加熱押圧部32との間隙L3に導入されている。これにより、前記端部114が起立している状態である。そして、状態IIから前記切断加工部材3を矢印T方向(図7:状態II参照)に引き上げることで状態IIIとなる。
図7の状態IIIは、前記切断加工部材3が完全に引き上げられ、端部処理された所定形状の複層板1が製造された状態である。そして、複層板1の端部は、起立した前記端部114(図7:状態II参照)の先端が前記積層部12の表層部121側へ傾斜しているとともに、前記端部114の先端が前記積層部12の端部122よりも上方(矢印T方向:図7参照)に位置する端部構造となる。即ち、前記状態Iでは、前記切断加工部材3が矢印S方向(図7:状態I参照)に振り下ろされることで、溶融した前記基材11の端部114が前記打抜き刃31と加熱溶融部22との間隙L3に入り込み、起立する。そして、前記状態IIでは、前記切断加工部材3が矢印T方向(図7:状態II参照)に引き上げられて、起立した前記端部114が前記積層部12の表層部121側に傾斜する。
以上より、本発明に係る複層板の製造方法によれば、前記複層板1の切断工程とその端部処理工程とを一工程で行うことができる。前記打抜き刃31で複層板1を矢印S方向(図7:状態I参照)に打抜くとともに、前記打抜き刃31と前記加熱押圧部32との間隙L3の間に溶融した前記端部114が入り込む(図7:状態II参照)。そして、前記打抜き刃31と前記加熱押圧部32とが矢印T方向(図7:状態II参照)に引き抜かれると同時に、前記基材11の端部114によって端部処理された状態となるからである(図7:状態III参照)。
従って、本発明に係る複層板の製造方法によれば、前記複層板1の切断工程とその端部処理工程とを一工程で行うことができ、切断する形状についても限定されず、前記複層板1の種類に応じて煩雑な条件設定を行う必要もないため作業容易性に優れている。さらに、端部処理用として別途材料が不要であることなどから経済的である。
さらに、本発明に係る複層板の製造方法は、前記基材11と前記積層部12とからなる平板を所定形状に切断加工する際に、側面視、前記基材の端部114が前記積層部側に向けて起立されるとともに、前記基材11の端部114の先端が前記積層部12の端部122よりも上方に位置する端部構造を形成させるようにもできる(図7参照)。これにより、効果的に基材11と前記積層部12との層間剥離を防止する複層板1を製造できる。さらに、本発明に係る複層板の製造方法は、起立した前記端部114を前記積層部12の表層部121側に傾斜させた端部構造を形成させるようにもできる(図7参照)。これにより、効果的に複層板1の層間剥離などを防止できる。
また、図示はしないが、本発明に係る複層板の製造方法は、必要に応じ、前記基材の端部114を前記積層部12の表層部121側に傾斜させる工程を、別途、追加してもよい。この工程を行なうことで、積層部12の端部のめくれ返りなどを、前記端部114によってより確実に抑えることができる。その結果、より確実に層間剥離しない複層板1とすることができる点で好適である。
この工程は、例えば、前記状態II直後の端部114に対して、送風手段等によって傾斜をつける手段等を用いることができる。前記状態II直後の端部114は、熱溶融した状態であるので、送風等によって、前記端部114を前記積層部12の表層部121側に容易に傾斜させることができる。加えて、送風によって、前記複層板1の端部を冷却するとともに、端部114の形状などを整える効果も得ることもできる。なお、前記端部114を表層部121側に傾斜させる手段は、前記送風手段に限定されないことは勿論である。
なお、本発明に係る複層板の製造方法は、前記打抜き刃31と前記加熱押圧部32とが一体となった切断加工部材3を用いることに限定されない。そして、間隙L3の長さについても限定されない。所望する複層板1の端部構造や、切断と端部処理を施す複層板1の厚さや硬さ、あるいは前記基材11の樹脂量や溶融温度などに応じて適宜間隙L3を調節すればよい。また、前記加熱押圧部32の種類や形状などについても限定されないが、好適には、高熱伝導性部材からなるヒーターなどを備えることが望ましい。
例えば、前記端部114(図3、図5、図7参照)をしっかりと起立させて確実に端部処理したい場合などには、間隙L3を大きくすればよい。一方で、前記端部114を極細にして複層板1の側面を縁取らせて意匠性を高めたい場合などには、間隙L3を小さくすればよい。即ち、剥離防止効果の程度や意匠性などに応じて適宜間隙L3を調節することができる。
なお、本発明に係る複層板の製造方法は、複層板1の外縁を切断するものに限定されない。例えば、前記端部a、bに限らず、前記複層板1の表面を打抜いて前記貫通口115,116を有する複層板1を製造することもできる(図1、図2、図4、図7参照)。また、本発明に係る複層板の製造方法は、複層板1の形状について限定されない。例えば、前記複層板1の端部が外側へ細長く突出した形状であったり、内部に細いスリット状や入り組んだ形状で内側に入り込んでいる形状の場合であったり、幅の細いくり抜き形状であってもよい。
従って、前記複層板1を所望の形状に切断するためのうち抜き刃を設計しさえすれば、切断工程と同時にその端部も処理することができる。そして、本発明による端部処理は、積層部12の折り返し部分の剥離防止の処理工程や、折り返される前記積層部12の位置決め工程などの煩雑な工程も不要であるため、経済的でありながら作業も容易な製造方法である。特に、前記切断加工部材3によれば、その設計も容易であり操作も容易である。
また、本発明に係る複層板の製造方法は、図7に示されたような、積層部12が単一層である複層板1を製造するものに限定されない。即ち、複数層からなる積層部12を備える複層板1であってもよい。その際、前記積層部12の厚さなどを考慮して、適宜、打抜き刃31の好適な刃の長さなどを設定すればよい。
本発明に係る複層板の製造方法は、前記複層板1の構造に限定されないことは勿論であり、例えば、内実構造の複層板や、連続した種々の中空構造を有する複層板であっても製造することができる。従って、例えば、前記複層板2を、本発明に係る複層板の製造方法によって同様に製造できることもできる。
本発明に係る複層板は、車両用内装部材、看板・各種ディスプレー用部材、各種部材、種々のケースやトレー類、間仕切りや各種パーテンション類などのパネル類、防風板や採光用部材などの建築部材を構成する面材などとして広く利用できる。
本発明に係る積層板の第1実施形態の平面図である。 図1のX−X´線に沿う平面において切断した断面斜視図である。 図2の端部a部の拡大側面図である。 図1のY−Y´線に沿う平面において切断した断面斜視図である。 図4の端部b部の拡大側面図である。 本発明に係る複層板の第2実施形態の端部の断面視した拡大側面図である。 本発明に係る複層板の製造方法を説明するための概念図である。
符号の説明
1,2 複層板
11,21 基材
12,22 積層部

Claims (9)

  1. 熱可塑性樹脂からなる基材と、該基材に積層一体化された積層部と、からなる複層構造を有し、
    縦断面視、前記基材の端部が前記積層部側に向けて起立し、該起立している基材の端部に前記積層部の端部側面が接しており、
    前記起立した基材の端部は、前記積層部の表層側へ傾斜すると共に、先端が前記積層部の端部よりも上方に位置し、
    前記起立した基材の端部における起立根元部分の積層部側の表面と、前記積層部の端部との間の距離が2.0mm以下である複層板。
  2. 前記基材は、連続的に形成された中空構造を有することを特徴とする請求項1に記載の複層板。
  3. 前記基材は、中空リブ構造が連続形成されたダンボール構造を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の複層板。
  4. 前記積層部は、熱可塑性樹脂からなり、
    前記積層部を構成する熱可塑性樹脂の溶融温度が、前記基材を構成する熱可塑性樹脂の溶融温度よりも高いことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の複層板。
  5. 前記積層部は、熱可塑性樹脂からなり、
    前記積層部を構成する熱可塑性樹脂の溶融温度は、下限値が前記基材を構成する熱可塑性樹脂の溶融温度よりも20℃低い温度で、上限値が前記基材を構成する熱可塑性樹脂の溶融温度であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の複層板。
  6. 前記積層部は、熱可塑性樹脂からなる不織布であることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の複層板。
  7. 車両の内装用部材に用いられることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の複層板。
  8. 熱可塑性樹脂からなる基材と、該基材に積層一体化された積層部と、からなる複層構造を有する平板から所定形状の複層板を製造する方法であって、
    切断用の打抜き刃と、該打抜き刃との間に間隙を形成して配置された加熱押圧部と、からなる切断加工部材を用いて、前記平板を所定形状に切断加工する際に、
    前記加熱押圧部により加熱溶融された前記基材を前記間隙に導入することによって、
    縦断面視、前記基材の端部が前記積層部側に向けて起立し、該起立している基材の端部に前記積層部の端部側面が接しており、前記起立した基材の端部は、前記積層部の表層側へ傾斜すると共に、先端が前記積層部の端部よりも上方に位置し、前記起立した基材の端部における起立根元部分の積層部側の表面と、前記積層部の端部との間の距離が2.0mm以下である端部構造が形成されることを特徴とする複層板の製造方法。
  9. さらに、加熱溶融された前記基材の端部に対して、送風手段により、前記基材の端部を前記積層部の表層側に傾斜させる工程を行うことを特徴とする請求項8に記載の複層板の製造方法。
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