JP5074019B2 - 導管接続装置及び導管接続方法 - Google Patents

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Description

本発明は、上下水道、ガス管又は各種流体を搬送する搬送管等の導管を接続する導管接続装置及び導管接続方法に関する。
長年月にわたり地中に埋設されている既設管の管路更新工法として、パイプインパイプ工法がある。パイプインパイプ工法では、既設管に沿って適当距離をおいて発進坑と到達坑とを設け、次いで、発進坑から既設管の内部に、既設管内より一回り径の小さな新規管を順次挿入し、到達坑内において、例えば、溶接や導管接続装置を用いて新規管と既に管路更新された他の新規管とを接続させて配管を行う。パイプインパイプ工法は、埋設されている既設管を掘り起こして撤去し、新規管に取り替える開削工法に比べて、非常に経済的であり、発進坑及び到達坑を設けるだけで長大な管路の更新ができるので、工期が短くなり、開削工法の実施が困難な都市部の管路更新工法として用いられることがある。
一般的に、導管を接続する導管接続装置としては、特許文献1及び特許文献2のようなものがある。特許文献1及び特許文献2の導管接続装置は、第1の導管の一端に挿口が形成されて第2の導管の他端に受口が形成されて第1の導管と第2の導管とを接続する導管接続装置である。また、特許文献1及び特許文献2の導管接続装置では、第1の導管に設けられた結合部材と第2の導管に設けられた結合部とを結合手段によって結合することで第1の導管と第2の導管とが接続され、第1の導管に装着されたシーリング部材が第2の導管の受口に圧着されることでシーリングされている。
しかしながら、パイプインパイプ工法で特許文献1の導管接続装置を用いる場合、特許文献1の導管接続装置は、新規管として用いられる第1の導管の一端に結合部材を一端側に離脱防止する凸状の離脱防止部が一体に設けられているので、結合部材を第1の導管の他端から挿入させなくてはならず、第1の導管を既設管内に挿通させた後に、結合部材を第1の導管の他端から既設管内を介して一端に設けなくてはならず困難であり、パイプインパイプ工法には不向きである。また、特許文献1の導管接続装置は、結合部材を割構造に設けているが、割構造に設けられた結合部材をボルト等で締結する手間が増えてしまう。
特許文献2の導管接続装置は、結合部材が第1の導管の一端から挿入することができ、第1の導管の挿口の外周面に形成された凹溝に係合されたCリング等の離脱防止部材によって一端側に離脱防止されて結合部材が設けられている。
しかしながら、特許文献2の導管接続装置は、Cリング等の離脱防止部材が凹溝に設けられているだけであるので、Cリング等の離脱防止部材が凹溝から脱落してしまい、結合部材が一端側に離脱してしまう虞がある。
また、特許文献1及び特許文献2の導管接続装置は、結合部材が新規管として用いられる第1の導管と一体に設けられたとしても、第1の導管より一回り径の大きな結合部材を既設管内に挿通させることは困難であり、パイプインパイプ工法には不向きである。
また、工期の短縮は、パイプインパイプ工法に限らずに、例えば、一般的な新規の水道管等の配管においても望まれるものである。
特開2003−014174号公報 特開2003−106485号公報
本発明では、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、容易な施工によって第1の導管と第2の導管とを接続する導管接続装置及び導管接続方法を提供することを目的とする。
本発明は、結合部材が挿口の端管及び/又は受口の受口部に対して凹溝より内側に挿入され、凹溝に係合された離脱防止部材によって結合部材を離脱防止して、容易な施工によって第1の導管と第2の導管とを接続するものである。
本発明に係る導管接続装置は、挿口及び受口に特徴を有するものであり、第1の可撓管の一端に形成された挿口を既設管の一端から挿入して既設管の他端から外部に露出させ、第2の可撓管の一端に形成された受口を他の既設管の一端から挿入して該他の既設管の他端から外部に露出させ、この挿口を、既設管の他端及び他の既設管の他端で、受口に挿入して、第1の可撓管と第2の可撓管とを接続するものであり、上記挿口は、外周面に、周回り方向に第1の凹溝が形成された直管状の端管と、上記端管の上記第1の凹溝より他端側の外周面に設けられ、該第1の凹溝側に突出する第1の脱落防止片が形成された第1の結合部材と、上記第1の凹溝に係合されて上記第1の結合部材を離脱防止する第1の離脱防止部材と、上記端管の上記第1の凹溝より一端側の外周面に装着され、弾性を有するシーリング部材とを有し、上記受口は、上記他の既設管の内周面に対して一回り小さな径の外周面に、周回り方向に第2の凹溝が形成され、上記挿口が挿入される上記挿口の直管状の端管より大径の受口部と、上記受口部の上記第2の凹溝より他端側の外周面に設けられ、該第2の凹溝側に突出する第2の脱落防止片が形成された第2の結合部材と、上記第2の凹溝に係合されて上記第2の結合部材を離脱防止する第2の離脱防止部材とを有する。そして、上記挿口は、上記既設管の一端から挿入して該既設管の他端から外部に露出させた後に、上記第1の結合部材が上記第1の脱落防止片を一端側に向けて上記端管に対して上記第1の凹溝より他端側に挿入され、上記第1の離脱防止部材が上記第1の凹溝に係合され、上記第1の脱落防止片が上記第1の離脱防止部材と重なった状態とされる。そして、上記受口は、上記他の既設管の一端から挿入して該他の既設管の他端から外部に露出させた後に、上記第2の結合部材が上記第2の脱落防止片を一端側に向けて上記受口部に対して上記第2の凹溝より他端側に挿入され、上記第2の離脱防止部材が上記第2の凹溝に係合され、上記第2の脱落防止片が上記第2の離脱防止部材と重なった状態とされる。そして、上記第1の離脱防止部材が上記第1の凹溝に係合され、上記第1の脱落防止片が上記第1の離脱防止部材と重なった状態の挿口は、上記第2の離脱防止部材が上記第2の凹溝に係合され、上記第2の脱落防止片が上記第2の離脱防止部材と重なった状態の受口に挿入され、上記第1の可撓管と上記第2の可撓管は、離間して対向した上記第1の結合部材と上記第2の結合部材とが結合されて接続される。そして、上記シーリング部材は、上記第1の脱落防止片の先端部によって上記受口に圧着される。
また、本発明は、以上のような構成を備える導管接続装置に用いられる挿口を有する導管と受口を有する導管とを用いた導管接続方法である。
本発明によれば、挿口の端管及び/又は受口の受口部と結合部材とが別部材であるので、結合部材が挿口の端管及び/又は受口の受口部に対して凹溝より内側に挿入され、凹溝に係合された離脱防止部材によって結合部材を離脱防止することができるので、容易な施工によって第1の導管と第2の導管とを接続することができる。
また、本発明によれば、結合部材の脱落防止片が、離脱防止部材と重なった状態に設けられることで、脱落防止片によって離脱防止部材を凹溝から脱落防止することができるので、確実に導管接続を行うことができる。
以下、本発明が適用された導管接続装置について、図面を参照して説明する。なお、ここでは、既設管の管路更新工法であるパイプインパイプ工法により、既設水道管4の管路更新が行われる場合を例にとり説明する。
パイプインパイプ工法では、図1に示すように、既設水道管4に沿って適当距離をおいて発進坑2と到達坑3とを設け、発進坑2から既設水道管4の内部に、既設水道管4の内径より一回り径の小さな新規管を挿入し、到達坑3内において、既に管路更新された他の新規管とを接続して配管を行う。
先ず、参考例の導管接続装置について説明する。参考例の導管接続装置1は、図1に示すように、鋳鉄管からなる既設水道管4の内径より一回り径の小さな新規管である第1の導管5と、既に管路更新された他の新規管である第2の導管6とを接続する。
導管接続装置1は、図2に示すように、既設水道管4の内部に挿入される第1の導管5の一端に設けられた挿口7と、第1の導管5と接続される第2の導管6の他端に設けられて挿口7が挿入される受口8とを接続する。
ここで、既設水道管4内に管路更新される新規管である第1の導管5及び第2の導管6は、例えば、図3に示すように、可撓性や伸縮性、さらに密閉性を有するベローズ管9の外周面にブレード10が巻回されて形成されている。
ベローズ管9は、図3に示すように、機械的特性と防錆性に優れたステンレス材等の金属材料からなり、凸部が連続して管軸方向に形成されたベローズを有するベローズ本体9aと、このベローズ本体9aの両端部に挿口7及び受口8と接続するためにそれぞれ直管状の接続部9bとが一体に設けられている。ベローズ管9は、既設水道管4の内径より一回り径が小さく設けられ、発進坑2から到達坑3まで達する十分な長さを有している。ベローズ管9は、例えば、作業者が容易に手で曲げることができる程度に可撓性や伸縮性を有するように、板厚、ベローズの数、高さ等が設計されている。
ベローズ本体9aのベローズを構成する各凸部によって形成された凹溝の底部は、直管状の接続部9bの内径より小さくならないように形成されている。これにより、ベローズ管9は、流路が接続部9bより細くなることがなくなり、ベローズ本体9aで第1の導管5内に流れる水道水の流れが妨げられることを防止することができる。
ブレード10は、図3に示すように、ベローズ本体9aの伸長や局所的変形を防止するため、ベローズ本体9aの外周面に、管軸方向に沿って全長に亘って巻回されている。ブレード10は、例えば、帯状の金属薄板を網目状に織ってなるリボンブレードや金属線を網目状に織ってなるワイヤブレード等が用いられる。
以上のような構成を有する既設水道管4の内部に挿入される第1の導管5の一端に設けられた挿口7は、図4に示すように、外周面に、周回り方向に凹溝11が形成された直管状の端管12と、端管12に対して凹溝11より内側に挿入される結合部材13と、凹溝11に係合される離脱防止部材14とを備える。
端管12は、図4に示すように、機械的特性と防錆性に優れたステンレス材等の金属材料からなり、ベローズ管9の接続部9bの外径と略同径の内径を有する直管状に形成されている。
端管12の他端は、ベローズ管9の一端と接続され、図3に示すように、端管12の内周面がベローズ管9の接続部9bの外周面に嵌合され、ベローズ本体9aの強度が溶接時の熱等による歪み等で低下しないように、図3中の符号15aに示すように、接続部9bの先端と端管12の内周面とが溶接され、ベローズ管9と一体化されている。
端管12の他端には、外周面に、ステンレス材等の金属材料からなるリング形状の鍔部材16が嵌合されている。端管12の他端は、図3中の符号15bに示すように、鍔部材16の内周面と溶接により一体化されている。鍔部材16は、ベローズ管9を構成する各凸部と略同じ高さとなるように形成され、端管12に接続部9bが嵌合されたとき、ベローズ本体9aの最外凸部に外側から突き当てられることによって、ベローズ本体9aの端部を保護する。
なお、端管12の他端には、リング形状の鍔部材16が設けられることに限定されず、端管12の他端の周回り方向にベローズ本体9aの端部を保護する一又は複数個の舌片を設けるようにしてもよい。
鍔部材16の外周面には、図3中の符号15cで示すように、ベローズ本体9aに巻回されたブレード10の端部を保護するブレード押さえ部材17が溶接されている。ブレード押さえ部材17は、リング形状であり、織物であるベローズ本体9aに巻回されたブレード10の端部が解れ広がらないように、ブレード10の端部をベローズ本体9aに押さえ付けて保護する。これにより、ブレード10は、ベローズ本体9aの一端において、ベローズ本体9aに固定されている。
ベローズ管9に巻回されたブレード10の外周面には、防錆テープ18が巻回され、さらに、巻回された防錆テープ18の外層部に保護テープ19が巻回されている。防錆テープ18と保護テープ19は、ベローズ本体9aの一端において、止めリング20によって固定されている。防錆テープ18は、ベローズ管9が長期間に亘って地中に埋設されることにより、粘着力が低下した保護テープ19から水が浸透した場合でも、ベローズ管9に達しないように腐蝕を防止させる。
なお、ベローズ本体9aに巻回されるブレード10、防錆テープ18及び保護テープ19は、ベローズ管9の可撓性、伸縮性等の特性を損なわせるものではない。また、防錆テープ18、保護テープ19、止めリング20は、使用条件によっては、設けなくてもよい。
また、ベローズ管9に接続された端管12は、図4に示すように、外周面に、周回り方向に全周に亘って後述する離脱防止部材14が係合される凹溝11が形成されている。凹溝11は、図5に示すように、溝幅が離脱防止部材14の幅と略同様であり、離脱防止部材14が係合された際に、離脱防止部材14と結合部材13とが当接されて結合部材13を一端側に離脱防止することができる程度に離脱防止部材14を端管12の外周面から突出させる深さに形成されている。
なお、端管12は、ステンレス材に限定されず、例えば、銅、チタン、アルミニウム合金等のその他の金属材料又は合成樹脂材等によって設けられてもよい。
結合部材13は、機械的特性と防錆性に優れたステンレス材等の金属材料からなる。結合部材13は、図4に示すように、挿通孔13aを有するリング形状に形成され、挿通孔13aの内径が端管12の外径よりやや大径に設けられている。結合部材13には、挿通孔13aの近傍に、挿通孔13aの内径又は結合部材13の外径と略同心で端管12の管軸方向へ突出した脱落防止片21が形成されている。
結合部材13に形成されている脱落防止片21は、図4に示すように、結合部材13と略同心であり、離脱防止部材14の外周面と略同径又はやや大径のリング形状に突出して形成されている。脱落防止片21と端管12との間隙Aは、離脱防止部材14が凹溝11から係合が外れる等しても脱落しないように、離脱防止部材14の肉厚Bより狭くなるように形成されている。
なお、脱落防止片21は、リング形状に限定されず、離脱防止部材14を凹溝11から脱落防止するものであればよく、例えば、結合部材13と略同心であり、略同一円周上に等間隔に複数個設けた凸形状でもよい。更に、脱落防止片21は、離脱防止部材14が、凹溝と係合することで脱落防止されるのであれば、端管12との間隙Aが離脱防止部材14の肉厚Bより狭くなるように形成することに限定されない。
また、結合部材13は、結合部材13と結合部27とを結合する複数個の結合ボルト23と締結ナット24とによる締結力による破損により、脱管を防止するため、複数個の結合ボルト23と締結ナット24とによる締結力の総和より機械的強度を高くする必要がある。このため、ここでは、結合部材13は、結合部材13と結合部27とを結合する複数個の結合ボルト23と締結ナット24とによる締結力の総和より機械的強度が高くなるように幅Dが設けられている。
更に、結合部材13には、図2に示すように、厚み方向に貫通する複数個の第1の貫通孔22が形成されている。第1の貫通孔22は、略同一円周上に互いに等間隔に形成されている。結合部材13は、第1の貫通孔22を等間隔に形成することによって、結合ボルト23と締結ナット24とによる結合を行う際に、円周方向に対して均等な力をもって結合部27と結合される。
なお、第1の貫通孔22については、結合ボルト23がねじ込まれるねじ孔によって構成するようにしてもよい。また、結合部材13は、ステンレス材に限定されず、例えば、銅、チタン、アルミニウム合金等のその他の金属材料又は合成樹脂材等によって設けられてもよい。
離脱防止部材14は、図4に示すように、機械的特性と防錆性に優れたステンレス材等の金属材料からなるリング形状であり、例えば、Cリングが用いられる。離脱防止部材14の肉厚Bは、凹溝11に係合された状態において、結合部材13を一端側に離脱防止することができる程度に突出する厚さを有している。
また、離脱防止部材14は、結合部材13と結合部27とを結合する複数個の結合ボルト23と締結ナット24とによる締結力により、結合部材13によって締結方向に押し付けられることになる。そこで、離脱防止部材14は、結合部材13と同様に、複数個の結合ボルト23と締結ナット24とによる締結力の総和より機械的強度を高くする必要がある。このため、ここでは、離脱防止部材14は、結合部材13と結合部27とを結合する複数個の結合ボルト23と締結ナット24とによる締結力の総和より機械的強度が高くなるように幅Cが設けられている。
なお、離脱防止部材14は、ステンレス材に限定されず、例えば、銅、チタン、アルミニウム合金等のその他の金属材料又は合成樹脂材等によって設けてもよい。
また、離脱防止部材14は、リング形状に限定されるものではなく、2個又は複数個に分割された略リング状の離脱防止部材14を互いに組み合わせたものやヒンジ結合されたいわゆる半割構造に設けたものであってもよい。
また、挿口7には、挿口7が受口8に挿入された際に、挿口7と受口8との間に形成されたクリアランスを埋めて密着し、挿口7と受口8との間の水密性、気密性を保持するためにシーリング部材25が装着される。このシーリング部材25は、図4に示すように、ゴムや合成ゴム等の弾性材料によって、端管12の外周部にきつく嵌合される内径を有するとともに、先端側に向かって次第に小径となる略円錐筒状に成形されている。シーリング部材25は、図5に示すように、端管12に対して凹溝11より外側に装着され、第2の導管6の受口8の受口部26の内側に圧着された際に、脱落防止片21に押圧されることによって弾性変形し、挿口7の外周面と受口8の内周面との間に形成されたクリアランスを埋めて密着する厚みを有している。
なお、シーリング部材25は、略円錐筒状に限定されるものではなく、挿口7及び受口8との間に形成されたクリアランスを埋めて密着することができれば、略円筒状等、如何なる形状でもよい。
一方、以上のように構成された挿口が挿入され、第2の導管6の他端に設けられた受口8は、図4に示すように、挿口7が挿入されて挿口7の直管状の端管12より大径の受口部26と、受口部26の外周面に設けられた結合部27とを備える。
受口部26は、図4に示すように、機械的特性と防錆性に優れたステンレス材等の金属材料からなり、端管12より大径である内径を有する太径管部28と、第2の導管6の他端と接続され、端管12の外周面と略同径の外周面を有する直管部29と、太径管部28と直管部29との間を連結する連結管部30とを有し、全体として断面略漏斗状に形成されている。
太径管部28には、挿口7が挿入された際に、シーリング部材25が圧着され、開口部
から内側に向かって次第に小径となり、太径管部28の内周面と連続するテーパ部31が形成されている。太径管部28の外周面の先端には、結合部材13の外径と略同径の外径を有する結合部27が全周に亘って一体に形成されている。
結合部27には、図2に示すように、厚み方向に貫通する複数個の第2の貫通孔32が形成されている。第2の貫通孔32は、略同一円周上に互いに等間隔に形成されている。結合部27は、第2の貫通孔32を等間隔に形成することによって、結合ボルト23と締結ナット24とによる結合を行う際に、円周方向に対して均等な力をもって結合部材13と結合される。結合部27は、結合部材13との間に結合ボルト23を貫通させるため、第2の貫通孔32が、結合部材13の第1の貫通孔22にそれぞれ対応して形成されている。
なお、第2の貫通孔32については、結合ボルト23がねじ込まれるねじ孔によって構成するようにしてもよい。
直管部29は、端管12の他端と同様の構成を有し、端管12と同様にベローズ管9と一体化されるので説明を省略する。
なお、受口8は、ステンレス材に限定されず、例えば、銅、チタン、アルミニウム合金等のその他の金属材料又は合成樹脂材等によって設けられてもよい。
次に、以上のように構成された導管接続装置1を用いた第1の導管5と第2の導管6との接続方法を説明する。なお、ここでは、既設管の管路更新工法であるパイプインパイプ工法を用いて、鋳鉄管である既設水道管4が管路更新される場合を例にとり説明する。
先ず、発進坑2及び到達坑3は、図1に示すように、バックホウ等で既設水道管4が完全に露出される程度まで深く堀削され、図示はしないが、ライナープレート等で築造される。そして、発進坑2及び到達坑3内で露出された既設水道管4は、新規水道管である第1の導管5を挿入又は露出するためにガス溶断器やカッタ等で開口部が形成される。そして、場合により、両端に開口部が形成された既設水道管4は、新規水道管である第1の導管5が挿通しやすくなるようにスクレーバ法等で管内の錆や付着物等が除去される。
次に、両端に開口部が形成された既設水道管4には、発進坑2において、既設水道管4の内径より一回り径の小さな新規水道管である第1の導管5が、既設水道管4の一端の開口部より挿口7を挿入端として挿入される。ここで、第1の導管5は、挿口7の端管12と結合部材13とが別部材であり、後述するように、結合部材13を端管12に後付けすることができるので、既設水道管4内に挿口7が挿通するときに、挿口7の端管12と結合部材13とが一体に形成された場合より挿口7の挿入端を小さく設けることができる。また、第1の導管5は、挿口7の端管12と結合部材13とが別部材であり、後述するように、結合部材13を端管12に後付けすることができるので、挿口7の端管12と結合部材13とが一体に形成された場合より太い第1の導管5を既設水道管4内に挿通することができる。更に、第1の導管5は、ベローズ管9を主たる構成要素としているので、容易に撓ませることができ、挿口7を容易に既設水道管4に挿通することができる。
そして、既設水道管4の一端の開口部より挿入した挿口7は、到達坑3において、既設水道管4の他端の開口部から外部に露出される。そして、既設水道管4の他端の開口部から露出された挿口7は、到達坑3内で、図5に示すように、結合部材13が脱落防止片21を外側に向け、端管12に対して凹溝11より内側に挿入される。そして、結合部材13が端管12に対して凹溝11より内側に挿入された挿口7には、離脱防止部材14が凹溝11に係合される。そして、結合部材13は、脱落防止片21を、凹溝11に係合された離脱防止部材14と重なった状態に設け、離脱防止部材14を凹溝11から脱落防止するとともに、離脱防止部材14によって一端側に離脱防止される。そして、離脱防止部材14によって結合部材13が一端側に離脱防止された挿口7には、端管12に対して凹溝11より外側に、シーリング部材25が端管12の外周面に嵌合されて装着される。
次に、挿口7は、既に既設水道管4を管路更新させた他の新規管である第2の導管6の受口8に挿入される。そして、結合部材13の第1の貫通孔22は、結合部27の第2の貫通孔32と位置合わせが行われる。そして、結合ボルト23は、位置合わせが行われた結合部27の第2の貫通孔32から結合部材13の第1の貫通孔22まで挿通され、結合部材13の第1の貫通孔22から突出した先端に締結ナット24をねじ込まれる。そして、結合ボルト23及び締結ナット24は、第1の導管5と第2の導管6とを結合させて接続させるとともに、この接続状態を保持させる。
次に、挿口7は、結合ボルト23に締結ナット24がねじ込まれるに伴い、次第に受口8の内部に向かって進入する。そして、シーリング部材25は、挿口7が受口8に進入するに伴い、脱落防止片21の先端によって挿口7の進入方向に押圧されることで、弾性変形され、挿口7の外周面と受口8の内周面との間に形成されたクリアランスを埋めて密着される。また、結合ボルト23及び締結ナット24は、シーリング部材25を挿口7の外周面と受口8の内周面との間に形成されたクリアランスに密着させるとともに、この密着状態を保持させる。
次に、新規管である第1の導管5と既に既設水道管4を管路更新させた他の新規管である第2の導管6が接続された到達坑3が埋め戻されて路面の復旧が行われる。
以上のように構成された参考例の導管接続装置1は、挿口7の端管12と結合部材13とが別部材であるので、結合部材13が端管12に対して凹溝11より内側に挿入され、凹溝11に係合された離脱防止部材14によって結合部材13を離脱防止することができ、挿口7を受口8に挿入し、結合部材13と結合部27とを結合ボルト23及び締結ナット24によって結合することで第1の導管5と第2の導管6とを接続することができるので、容易な施工によって第1の導管と第2の導管とを接続することができる。
また、導管接続装置1は、結合部材13の脱落防止片21が、凹溝11に係合された離脱防止部材14と重なった状態に設けられることで、脱落防止片21によって離脱防止部材14を凹溝11から脱落防止することができるので、第1の導管5と第2の導管6とを確実に接続することができる。
更に、導管接続装置1は、結合部材13と結合部27とを結合する複数個の結合ボルト23と締結ナット24とによる締結力により、離脱防止部材14が結合部材13によって締結方向に押し付けられても、結合部材13及び離脱防止部材14が、結合部材13と結合部27とを結合する複数個の結合ボルト23と締結ナット24とによる締結力の総和より機械的強度が高くなるように幅C,Dが設けられているので、結合部材13と結合部27とを結合する複数個の結合ボルト23と締結ナット24とによる締結力による結合部材13又は離脱防止部材14の破損による結合部材13の脱管を防止することができるので、第1の導管5と第2の導管6とを確実に接続することができる。
また、導管接続装置1は、脱落防止片21と端管12との間隙が、離脱防止部材14の肉厚より狭くなっていることで、脱落防止片21によって離脱防止部材14を凹溝11から脱落防止することができるので、第1の導管5と第2の導管6とを確実に接続することができる。
更に、導管接続装置1は、挿口7の端管12に、弾性を有するシーリング部材25が装着され、挿口7を受口8に挿入することで受口部26の内側に向かって圧着され、結合ボルト23に締結ナット24がねじ込まれるに伴い、シーリング部材25が脱落防止片21の先端によって押圧されることで、シーリング部材25が弾性変形され、挿口7と受口8との間のクリアランスを埋めて密着することができるので、水密性、気密性が保持され、第1の導管5と第2の導管6とを確実に接続することができる。
また、導管接続装置1は、既設水道管4の管路更新工法であるパイプインパイプ工法において、挿口7の端管12と結合部材13とが別部材であり、結合部材13が第1の導管5の一端から挿入される、すなわち、後付することができるので、既設水道管4内に挿口7が挿通するときに、挿口7の端管12と結合部材13とが一体に形成された場合より挿口7の挿入端を小さく設けることができ、挿口7が既設水道管4内を挿通しやすくすることができるので、容易な施工によって第1の導管と第2の導管とを接続することができる。
更に、導管接続装置1は、挿口7の端管12と結合部材13とが別部材であり、結合部材13を端管12に後付けすることができるので、挿口7の端管12と結合部材13とが一体に形成された場合より太い第1の導管5を既設水道管4内に挿通することができる。
また、導管接続装置1は、第1の導管5がベローズ管9を主たる構成要素としているので、容易に撓ませることができ、挿口7を容易に既設水道管4に挿通することができるので、容易な施工によって第1の導管5と第2の導管6とを接続することができる。
以上、参考例の導管接続装置1は、挿口7の端管12と結合部材13とを別部材として設け、結合部材13が端管12に対して凹溝11より内側に挿入され、凹溝11に係合された離脱防止部材14によって結合部材13を離脱防止させることに限定されるものではなく、上述した挿口7に代えて、受口8に設けてもよい。
具体的に、参考例の導管接続装置40は、図6に示すように、受口8が、外周面に、周回り方向に凹溝41が形成され、挿口7が挿入される挿口7の直管状の端管12より大径の受口部26と、受口部26に対して凹溝41より内側に挿入され、凹溝41側に突出する脱落防止片42が形成された結合部材43と、凹溝41に係合されて結合部材43を離脱防止する離脱防止部材44とを有する。一方、挿口7は、受口部26に挿入された直管状の端管50と、この端管50の外周面に設けられた結合部材51とを有する。
導管接続装置40は、受口8が、結合部材43が脱落防止片42を外側に向けて受口部26に対して凹溝41より内側に挿入され、離脱防止部材44が凹溝41に係合され、脱落防止片42が離脱防止部材44と重なった状態に設けられる。そして、受口8は、挿口7が挿入され、第1の導管5と第2の導管6が、離間して対向した結合部材43と結合部材51とを、結合ボルト23及び締結ナット24によって結合されて接続される。
以下、導管接続装置40は、上述した導管接続装置1と同様の構成を有する部分については同じ符号を付して説明を省略する。
受口部26は、図6に示すように、機械的特性と防錆性に優れたステンレス材等の金属材料からなり、端管50より大径である内径を有する太径管部45と、第2の導管6の他端と接続され、端管50の外周面と略同径の外周面を有する直管部29と、太径管部45と直管部29との間を連結する連結管部30とを有し、全体として断面略漏斗状に形成されている。
太径管部45には、開口部から内側に向かって次第に小径となり、太径管部45の内周面と連続するテーパ部31が形成されている。太径管部45は、図6に示すように、外周面に、周回り方向に全周に亘って後述する離脱防止部材44が係合される凹溝41が形成されている。凹溝41は、図6に示すように、溝幅が離脱防止部材44の幅と略同様であり、離脱防止部材44が係合された際に、離脱防止部材44と結合部材43とが当接されて結合部材43を一端側に離脱防止することができる程度に離脱防止部材44を受口部26の外周面から突出させる深さに形成されている。
結合部材43は、機械的特性と防錆性に優れたステンレス材等の金属材料からなる。結合部材43は、図6に示すように、挿通孔43aを有するリング形状に形成され、挿通孔43aの内径が受口部26の太径管部45の外径よりやや大径に設けられている。結合部材43には、挿通孔43aの近傍に、挿通孔43aの内径又は結合部材43の外径と略同心で受口部26の管軸方向へ突出した脱落防止片42が形成されている。
結合部材43に形成された脱落防止片42には、図6に示すように、結合部材43と略同心であり、離脱防止部材44の外周面と略同径又はやや大径のリング形状に突出して形成されている。脱落防止片42と受口部26の太径管部45との間隙は、離脱防止部材44が凹溝41から係合が外れる等しても脱落しないように、離脱防止部材44の肉厚より狭くなるように形成されている。
また、結合部材43は、結合部材43と結合部材51とを結合する複数個の結合ボルト23と締結ナット24とによる締結力による破損により、脱管を防止するため、複数個の結合ボルト23と締結ナット24とによる締結力の総和より機械的強度を高くする必要がある。このため、ここでは、結合部材43は、結合部材43と結合部材51とを結合する複数個の結合ボルト23と締結ナット24とによる締結力の総和より機械的強度が高くなるように幅が設けられている。
更に、結合部材43には、図6に示すように、厚み方向に貫通する複数個の第2の貫通孔46が形成されている。第2の貫通孔46は、略同一円周上に互いに等間隔に形成されている。結合部材43は、第2の貫通孔46を等間隔に形成することによって、結合ボルト23と締結ナット24とによる結合を行う際に、円周方向に対して均等な力をもって結合部材51と結合される。
離脱防止部材44は、図6に示すように、機械的特性と防錆性に優れたステンレス材等の金属材料からなるリング形状であり、例えば、Cリングが用いられる。離脱防止部材44の肉厚は、凹溝41に係合された状態において、結合部材43を一端側に離脱防止することができる程度に突出する厚さを有している。
また、離脱防止部材44は、結合部材43と結合部材51とを結合する複数個の結合ボルト23と締結ナット24とによる締結力により、結合部材43によって締結方向に押し付けられることになる。そこで、離脱防止部材44は、結合部材43と同様に、複数個の結合ボルト23と締結ナット24とによる締結力の総和より機械的強度を高くする必要がある。このため、ここでは、離脱防止部材44は、結合部材43と結合部材51とを結合する複数個の結合ボルト23と締結ナット24とによる締結力の総和より機械的強度が高くなるように幅が設けられている。
一方、以上のように構成された受口8に挿入される挿口7には、受口部26に挿入される直管状の端管50と、この端管50の外周面に設けられた結合部材51とを有する。
直管状の端管50は、上述した導管接続装置1の端管12に凹溝11を設けない以外は同様の構成を有するので、説明を省略する。
端管50の外周面に設けられた結合部材51は、結合部材43の外径と略同径の外径と、端管50の外径よりやや大径の挿通孔51aとを有するリング形状に形成されている。また、結合部材51は、挿通孔51aの近傍に、挿通孔51aの内径又は結合部材51の外径と略同心で端管50の管軸方向へリング形状に突出し、シーリング部材25を押圧する押圧部52が形成されている。
更に、結合部材51には、厚み方向に貫通する複数個の第1の貫通孔53が形成されている。第1の貫通孔53は、略同一円周上に互いに等間隔に形成されている。結合部材51は、第1の貫通孔53を等間隔に形成することによって、結合ボルト23と締結ナット24とによる結合を行う際に、円周方向に対して均等な力をもって結合部材43と結合される。結合部材51は、結合部材43との間に結合ボルト23を貫通させるため、第1の貫通孔53が、結合部材43の第2の貫通孔46にそれぞれ対応して形成されている。
また、挿口7には、挿口7が受口8に挿入された際に、挿口7と受口8との間に形成されたクリアランスを埋めて密着し、挿口7と受口8との間の水密性、気密性を保持するためにシーリング部材25が装着される。このシーリング部材25は、ゴムや合成ゴム等の弾性材料によって、端管50の外周部にきつく嵌合される内径を有するように成形されている。シーリング部材25は、端管50に装着され、第2の導管6の受口8の受口部26の内側に圧着された際に、押圧部52に押圧されることによって弾性変形し、挿口7の外周面と受口8の内周面との間に形成されたクリアランスを埋めて密着する厚みを有している。
次に、以上のように構成された導管接続装置40を用いた第1の導管5と第2の導管6との接続方法を説明する。なお、ここでは、既設管の管路更新工法であるパイプインパイプ工法を用いて、上述した導管接続装置1と同様に、既設水道管4が管路更新される場合を例にとり説明する。
先ず、発進坑2及び到達坑3は、図1に示すように、既設水道管4が完全に露出される程度まで深く堀削され、露出された既設水道管4には、新規水道管である第2の導管6を挿入又は露出するために開口部が形成される。
次に、両端に開口部が形成された既設水道管4には、発進坑2において、既設水道管4の内径より一回り径の小さな新規水道管である第2の導管6が、既設水道管4の一端の開口部より受口8を挿入端として挿入される。ここで、第2の導管6は、受口8の受口部26と結合部材43とが別部材であり、後述するように、結合部材43を受口部26に後付けすることができるので、既設水道管4内に受口8が挿通するときに、受口8の受口部26と結合部材43とが一体に形成された場合より受口8の挿入端を小さく設けることができる。また、第2の導管6は、受口8の受口部26と結合部材43とが別部材であり、後述するように、結合部材43を受口部26に後付けすることができるので、受口8の受口部26と結合部材43とが一体に形成された場合より太い第2の導管6を既設水道管4内に挿通することができる。更に、第2の導管6は、ベローズ管9を主たる構成要素としているので、容易に撓ませることができ、受口8を容易に既設水道管4に挿通することができる。
そして、既設水道管4の一端の開口部より挿入した受口8は、到達坑3において、既設水道管4の他端の開口部から外部に露出される。そして、既設水道管4の他端の開口部から露出された受口8は、到達坑3内で、図6に示すように、結合部材43が脱落防止片42を外側に向け、受口部26に対して凹溝41より内側に挿入される。そして、結合部材43が受口部26に対して凹溝41より内側に挿入された受口8には、離脱防止部材44が凹溝41に係合される。そして、結合部材43は、脱落防止片42を、凹溝41に係合された離脱防止部材44と重なった状態に設け、離脱防止部材44を凹溝41から脱落防止するとともに、離脱防止部材44によって一端側に離脱防止される。
次に、受口8は、既に既設水道管4を管路更新させた他の新規管であり、既に結合部材51が押圧部52を外側に向けて端管50に挿入され、シーリング部材25が端管50の結合部材51より外側の外周面に嵌合されて装着された第1の導管5の挿口7が挿入される。そして、結合部材43の第2の貫通孔46は、結合部材51の第1の貫通孔53と位置合わせが行われる。そして、結合ボルト23は、第2の貫通孔46から結合部材51の第1の貫通孔53まで挿通され、結合部材51の第1の貫通孔53から突出した先端に締結ナット24をねじ込まれる。そして、結合ボルト23及び締結ナット24は、第1の導管5と第2の導管6とを結合させて接続させるとともに、この接続状態を保持させる。
次に、受口8は、挿口7が結合ボルト23に締結ナット24がねじ込まれるに伴い、次第に受口8の内部に向かって進入する。そして、シーリング部材25は、挿口7が受口8に進入するに伴い、押圧部52によって挿口7の進入方向に押圧されることで、弾性変形され、挿口7の外周面と受口8の内周面との間に形成されたクリアランスを埋めて密着させる。また、結合ボルト23及び締結ナット24は、シーリング部材25を挿口7の外周面と受口8の内周面との間に形成されたクリアランスに密着させるとともに、この密着状態を保持させる。
次に、新規管である第2の導管6と既に既設水道管4を管路更新させた他の新規管である第1の導管5が接続された到達坑3が埋め戻されて路面の復旧が行われる。
以上のように構成された参考例の導管接続装置40は、受口8の受口部26と結合部材43とが別部材であるので、結合部材43が受口部26に対して凹溝41より内側に挿入され、凹溝41に係合された離脱防止部材44によって結合部材43を離脱防止することができ、挿口7が受口8に挿入され、結合部材43と結合部材51とを結合ボルト23及び締結ナット24によって結合することで第1の導管5と第2の導管6とを接続することができるので、容易な施工によって第1の導管5と第2の導管6とを接続することができる。
また、導管接続装置40は、結合部材43の脱落防止片42が、凹溝41に係合された離脱防止部材44と重なった状態に設けられることで、脱落防止片42によって離脱防止部材44を凹溝41から脱落防止することができるので、第1の導管5と第2の導管6とを確実に接続することができる。
更に、導管接続装置40は、結合部材43と結合部材51とを結合する複数個の結合ボルト23と締結ナット24とによる締結力により、離脱防止部材44が結合部材43によって締結方向に押し付けられても、結合部材43及び離脱防止部材44が、結合部材43と結合部材51とを結合する複数個の結合ボルト23と締結ナット24とによる締結力の総和より機械的強度が高くなるように幅が設けられているので、結合部材43と結合部材51とを結合する複数個の結合ボルト23と締結ナット24とによる締結力による結合部材43又は離脱防止部材44の破損による結合部材43の脱管を防止することができるので、第1の導管5と第2の導管6とを確実に接続することができる。
また、導管接続装置40は、脱落防止片42と受口部26との間隙が、離脱防止部材14の肉厚より狭くなっていることで、脱落防止片21によって離脱防止部材14を凹溝11から脱落防止することができるので、第1の導管5と第2の導管6とを確実に接続することができる。
更に、導管接続装置40は、既設水道管4の管路更新工法であるパイプインパイプ工法において、受口8の受口部26と結合部材43とが別部材であり、結合部材43が第2の導管6の一端から挿入される、すなわち、結合部材43を受口部26に後付することができるので、既設水道管4内に受口8が挿通するときに、受口8の受口部26と結合部材43とが一体に形成された場合より受口8の挿入端を小さく設けることができ、受口8が既設水道管4内を挿通しやすくすることができるので、容易な施工によって第1の導管と第2の導管とを接続することができる。
また、導管接続装置40は、受口8の受口部26と結合部材43とが別部材であり、結合部材43を受口部26に後付することができるので、受口8の受口部26と結合部材43とが一体に形成された場合より太い第2の導管6を既設水道管4内に挿通することができる。
更に、導管接続装置40は、第2の導管6がベローズ管9を主たる構成要素としているので、容易に撓ませることができ、受口8を容易に既設水道管4に挿通することができるので、容易な施工によって第1の導管と第2の導管とを接続することができる。
以上、参考例の導管接続装置1,40は、挿口7の端管12と結合部材13、又は、受口8の受口部26と結合部材43とのどちらか一方を別部材に設け、結合部材13,43が端管12又は受口部26に対して凹溝11,41より内側に挿入され、凹溝11,41に係合された離脱防止部材14,44によって結合部材13,43を離脱防止させることに限定されるものではなく、挿口7及び受口8に設けてもよい。
具体的に、本発明が適用された導管接続装置60は、図7に示すように、上述した導管接続装置1の挿口7と、上述した導管接続装置40の受口8とを用いる。以下、導管接続装置60は、上述した導管接続装置1の挿口7と、上述した導管接続装置40の受口8とを用いるので、同じ符号を付して説明を省略する。
この導管接続装置60は、挿口7が、結合部材13が脱落防止片21を外側に向けて端管12に対して凹溝11より内側に挿入され、離脱防止部材14が凹溝11に係合され、脱落防止片21が離脱防止部材14と重なった状態とされ、受口8が、結合部材43が脱落防止片42を外側に向けて受口部26に対して凹溝41より内側に挿入され、離脱防止部材44が凹溝41に係合され、脱落防止片42が離脱防止部材44と重なった状態とされ、離脱防止部材14が凹溝11に係合されて脱落防止片21が離脱防止部材14と重なった状態の挿口7が、離脱防止部材44が凹溝41に係合されて脱落防止片42が離脱防止部材44と重なった状態の受口8に挿入され、第1の導管5と第2の導管6とが、離間して対向した上記結合部材13と結合部材43とが結合されて接続される。
この導管接続装置60は、上述した導管接続装置1の挿口7と上述した導管接続装置40の受口8とを接続させ、既設管の管路更新工法であるパイプインパイプ工法を用いて、上述した導管接続装置1,40と同様に、既設水道管4が管路更新される。また、この導管接続装置60は、上述した導管接続装置1の挿口7と、上述した導管接続装置40の受口8とを用いるので、上述した導管接続装置1及び導管接続装置40と同様の効果を両方得ることができる。
なお、導管接続装置1,40,60は、既設水道管4を管路更新させることに限定されず、水道水以外の他の液体を流す既設管、都市ガスや冷却ガス等の気体を流す既設管、又は、粉体、粒体、ゲル状体等の固体からなる流体を流す既設管等を管路更新させる新規管を接続させることに用いてもよい。
また、導管接続装置1,40,60は、鋳鉄管からなる既設水道管4を管路更新されることに限定されず、塩化ビニール系樹脂管やポリエチレン系樹脂管等の樹脂管、又は、鋼鉄管やアルミ合金管等の金属管等からなる既設管を管路更新させる新規管を接続させることに用いてもよい。
更に、導管接続装置1,40,60は、同一材質からなる既設水道管4を管路更新させることに限定されず、異種材質からなる既設管を管路更新させる新規管を接続させることに用いてもよい。
また、導管接続装置1,40,60は、既設水道管4を、既設水道管4の管路更新工法であるパイプインパイプ工法において管路更新させることに用いられることに限定されず、マンホールや地下埋設物等の迂回配管や新規水道管等の配管等の導管接続に用いてもよい。
なお、導管接続装置1,40,60は、第1の導管5と第2の導管6とに、ベローズ管等の可撓管を用いることに限定されず、直管や、ベンド管等を用いてもよい。
また、導管接続装置1,40,60は、第1の導管5と第2の導管6とに、ステンレス材からなる金属管を用いることに限定されるものではなく、鋳鉄管、塩化ビニール系樹脂管やポリエチレン系樹脂管等の樹脂管、又は、鋼鉄管やアルミ合金管等の金属管等を用いてもよい。
更に、導管接続装置1,40,60は、第1の導管5と第2の導管6とが同一材質からなるものに限定されるものではなく、異種材質からなるものでもよい。
本発明を適用した導管接続装置の実施例の断面図である。 参考例の導管接続装置の斜視図である。 第1の導管及び第2の導管の要部縦断面図である。 参考例の導管接続装置を接続させる前の状態を示した縦断面図である。 参考例の導管接続装置を接続させた状態を示した縦断面図である。 受口の受口部と結合部材とを別部材として設けた参考例の導管接続装置の変形例を示した縦断面図である。 挿口の導管と結合部材とを別部材として設け、受口の受口部と結合部材とを別部材として設けた本発明を適用した導管接続装置示した縦断面図である。
符号の説明
1 導管接続装置、2 発進坑、3 到達坑、4 既設水道管、5 第1の導管、6 第2の導管、7 挿口、8 受口、9 ベローズ管、9a ベローズ本体、9b 接続部、10 ブレード、11 凹溝、12 端管、13 結合部材、13a 挿通孔、14 離脱防止部材、16 鍔部材、17 ブレード押さえ部材、18 防錆テープ、19 保護テープ、20 止めリング、21 脱落防止片、22 第1の貫通孔、23 結合ボルト、24 締結ナット、25 シーリング部材、26 受口部、27 結合部、28 太径管部、29 直管部、30 連結管部、31 テーパ部、32 第2の貫通孔、40 導管接続装置、41 凹溝、42 脱落防止片、43 結合部材、43a 挿通孔、44 離脱防止部材、45 太径管部、46 貫通孔、50 端管、51 結合部材、52 押圧部、53 貫通孔、60 導管接続装置

Claims (4)

  1. 第1の可撓管の一端に形成された挿口を既設管の一端から挿入して既設管の他端から外部に露出させ、第2の可撓管の一端に形成された受口を他の既設管の一端から挿入して該他の既設管の他端から外部に露出させ、この挿口を、既設管の他端及び該他の既設管の他端で、受口に挿入して、第1の可撓管と第2の可撓管とを接続する導管接続装置において、
    上記挿口は、外周面に、周回り方向に第1の凹溝が形成された直管状の端管と、
    上記端管の上記第1の凹溝より他端側の外周面に設けられ、該第1の凹溝側に突出する第1の脱落防止片が形成された第1の結合部材と、
    上記第1の凹溝に係合されて上記第1の結合部材を離脱防止する第1の離脱防止部材と、
    上記端管の上記第1の凹溝より一端側の外周面に装着され、弾性を有するシーリング部材とを有し、
    上記受口は、上記他の既設管の内周面に対して一回り小さな径の外周面に、周回り方向に第2の凹溝が形成され、上記挿口が挿入される上記挿口の直管状の端管より大径の受口部と、
    上記受口部の上記第2の凹溝より他端側の外周面に設けられ、該第2の凹溝側に突出する第2の脱落防止片が形成された第2の結合部材と、
    上記第2の凹溝に係合されて上記第2の結合部材を離脱防止する第2の離脱防止部材とを有し、
    上記挿口は、上記既設管の一端から挿入して該既設管の他端から外部に露出させた後に、上記第1の結合部材が上記第1の脱落防止片を一端側に向けて上記端管に対して上記第1の凹溝より他端側に挿入され、上記第1の離脱防止部材が上記第1の凹溝に係合され、上記第1の脱落防止片が上記第1の離脱防止部材と重なった状態とされ、
    上記受口は、上記他の既設管の一端から挿入して該他の既設管の他端から外部に露出させた後に、上記第2の結合部材が上記第2の脱落防止片を一端側に向けて上記受口部に対して上記第2の凹溝より他端側に挿入され、上記第2の離脱防止部材が上記第2の凹溝に係合され、上記第2の脱落防止片が上記第2の離脱防止部材と重なった状態とされ、
    上記第1の離脱防止部材が上記第1の凹溝に係合され、上記第1の脱落防止片が上記第1の離脱防止部材と重なった状態の上記挿口は、上記第2の離脱防止部材が上記第2の凹溝に係合され、上記第2の脱落防止片が上記第2の離脱防止部材と重なった状態の上記受口に挿入され、
    上記第1の可撓管と上記第2の可撓管は、離間して対向した上記第1の結合部材と上記第2の結合部材とが結合されて接続され、
    上記シーリング部材は、上記第1の脱落防止片の先端部によって上記受口に圧着されることを特徴とする導管接続装置。
  2. 上記第1及び第2の結合部材は、一体物であることを特徴とする請求項1記載の導管接続装置。
  3. 第1の可撓管の一端に形成された挿口を既設管の一端から挿入して既設管の他端から外部に露出させ、第2の可撓管の一端に形成された受口を他の既設管の一端から挿入して該他の既設管の他端から外部に露出させ、この挿口を、既設管の他端及び該他の既設管の他端で、該受口に挿入して、該第1の可撓管と該第2の可撓管とを接続する導管接続方法において、
    上記挿口は、外周面に、周回り方向に第1の凹溝が形成された直管状の端管と、
    上記端管の上記第1の凹溝より他端側の外周面に設けられ、該第1の凹溝側に突出する第1の脱落防止片が形成された第1の結合部材と、
    上記第1の凹溝に係合されて上記第1の結合部材を離脱防止する第1の離脱防止部材と、
    上記端管の上記第1の凹溝より一端側の外周面に装着され、弾性を有するシーリング部材とを有しており、
    上記受口は、上記他の既設管の内周面に対して一回り小さな径の外周面に、周回り方向に第2の凹溝が形成され、上記挿口が挿入される上記挿口の直管状の端管より大径の受口部と、
    上記受口部の上記第2の凹溝より他端側の外周面に設けられ、該第2の凹溝側に突出する第2の脱落防止片が形成された第2の結合部材と、
    上記第2の凹溝に係合されて上記第2の結合部材を離脱防止する第2の離脱防止部材とを有しており、
    上記挿口は、上記既設管の一端から挿入して該既設管の他端から外部に露出させた後に、上記第1の結合部材が上記第1の脱落防止片を一端側に向けて上記端管に対して上記第1の凹溝より他端側に挿入され、上記第1の離脱防止部材が上記第1の凹溝に係合され、上記第1の脱落防止片が上記第1の離脱防止部材と重なった状態とされ、
    上記受口は、上記他の既設管の一端から挿入して該他の既設管の他端から外部に露出させた後に、上記第2の結合部材が上記第2の脱落防止片を一端側に向けて上記受口部に対して上記第2の凹溝より他端側に挿入され、上記第2の離脱防止部材が上記第2の凹溝に係合され、上記第2の脱落防止片が上記第2の離脱防止部材と重なった状態とされ、
    上記第1の離脱防止部材が上記第1の凹溝に係合され、上記第1の脱落防止片が上記第1の離脱防止部材と重なった状態の上記挿口は、上記第2の離脱防止部材が上記第2の凹溝に係合され、上記第2の脱落防止片が上記第2の離脱防止部材と重なった状態の上記受口に挿入され、
    上記第1の可撓管と上記第2の可撓管は、離間して対向した上記第1の結合部材と上記第2の結合部材とが結合されて接続され、
    上記シーリング部材は、上記第1の脱落防止片の先端部によって上記受口に圧着されることを特徴とする導管接続方法。
  4. 上記第1及び第2の結合部材は、一体物であることを特徴とする請求項3記載の導管接続方法。
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