JP5073262B2 - 複合チタン酸化合物およびその粉末を含有する摩擦材 - Google Patents
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一般式:A2TinO2n+1で表されるチタン酸アルカリ金属(TiO6八面体が連結した層状構造を有する四チタン酸カリウムK2Ti4O9、TiO6八面体の連鎖により形成されるトンネル構造を有する六チタン酸カリウムK2Ti6O13等)、一般式:RTiO3で表されるペロブスカイト型結晶構造を有するチタン酸アルカリ土類金属(CaTiO3、MgTiO3等)、一般式:AXMYTi8−YO16で表され、TiO6八面体の連鎖が形成するトンネル構造を有するオクトチタン酸塩(K1.6Al1.6Ti6.4O16、K2.2Fe2.2Ti5.8O16等)、一般式:AXMYTi2-YO4で表され、TiO6八面体の連鎖による層状構造を有するチタン酸塩(例えば、K0.8Mg0.4Ti1.6O4、Rb0.8Mg0.4Ti1.6O4)等が挙げられる。また、組成と結晶構造の異なるチタン酸塩の結晶粒同士が結合した複合多結晶体の合成も行なわれている。
(2)一般式:AXMYTi2−YO4で表される層状・板状チタン酸塩(1)(例えばK0.8Zn0.4Ti1.6O4、K0.8Mg0.4Ti1.6O4)と、一般式:HX(M’Y)ZTi2-YO4・nH2Oで表される層状・板状チタン酸(2)(例えばH0.8Zn0.4Ti1.6O4・nH2O、H0.8Mg0.4Ti1.6O4・nH2O)の1種又は2種以上を含有する摩擦材(特許文献2)。
本発明者等は、チタン酸化合物の複合配合について更に詳細な検討を重ねた結果、摩擦材等の樹脂組成物に使用される基材ないし充填材として、その複合効果をより高めるためのチタン酸塩の組合わせとその量比について新たな知見を得た。本発明はこの知見に基づいてなされたものである。
一般式[I]で示される層状結晶構造のチタン酸塩[I]の結晶粒と、一般式[II]で示されるペロブスカイト結晶構造のチタン酸塩[II]の結晶粒とが結合した複合多結晶粒子からなる複合チタン酸化合物である。
一般式[I]: Ay/x−αMzTi8/x−zO16/x−β
[式中、
Aは、K,Rb,Csから選ばれる1種ないし2種以上の金属元素、
Mは、Mg,Zn,Cu,Fe,Al,Ga,Mn,Ni,Liから選ばれる1種ないし2種以上の金属元素(但し、2種以上の場合は、異なる価数のイオンとなり得る金属元素との組合せを除く)、
xは、4
y、α、βは、2≦y≦4、0≦α<y/4、0≦β<4
zは、Mが1価金属のとき、z=y/3x
Mが2価金属のとき、z=y/2x
Mが3価金属のとき、z=y/x ]、
一般式[II]: RTiO3
[式中、Rは、Mg,Ca,Sr及びBaから選ばれる1種ないし2種以上の金属元素]。
熱硬化性樹脂に基材を配合した混合物を結着成形してなる摩擦材において、基材として請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の複合チタン酸化合物からなる粉末が3〜50重量%配合されている。
Ay/4−αMzTi2−zO4−β … [1.1]
AyMzTi8−zO16 … [1.2]
チタン酸塩[1.1](一般式[I]におけるx=4)は、TiO6八面体の連鎖により形成される層状構造を有し、チタン酸塩[1.2](一般式[I]におけるx=1)は、TiO6八面体の連鎖により形成される一次元のトンネル構造を有する化合物である。M金属はTiO6八面体のTi席を置換する一方、A金属は、チタン酸塩[1.1]では層間を占有し、チタン酸塩[1.2]ではトンネル枠内に配位する。なお、チタン酸塩[1.2]におけるM金属は、結晶構造的に2価または3価の金属がTi席を置換する。
上記式[1.1]におけるα及びβは、アルカリ溶脱処理が施された場合における組成の変化を示している(後述)。チタン酸塩[1.2]の組成式に、アルカリ溶脱処理による組成変化を示す記号(α,β)がないのは、その結晶構造(トンネル構造)により、アルカリ溶脱が実質的に生じないからである。
上記複合量比(Ti重量比=1/2〜1/0.02)を、モル数の比に換算表示すれば、チタン酸塩[I]がチタン酸塩[1.1]である場合は、チタン酸塩[1.1]/チタン酸塩[II](モル比)=1/3.67〜1/0.02であり、チタン酸塩[I]がチタン酸塩[1.2]である場合は、チタン酸塩[1.2]/チタン酸塩[II](モル比)=1/15.50〜1/0.10、である。
出発原料は、酸化チタン(TiO2)又は加熱によりTiO2を生成するチタン化合物、A金属酸化物(A2O)又は加熱によりA2Oを生成するA金属化合物、M金属酸化物(M2O,MO,又はM2O3、以下「MO*」と表示)又は加熱によりMO*を生成するM金属化合物、R金属酸化物(RO)又は加熱によりROを生成するR金属化合物からなる粉末混合物として調製される。
上記チタン化合物は、精製アナターゼ,精製ルチル,合成ルチル,アップグレードイルメナイト,チタンのハロゲン化合物,水酸化物等、A金属化合物は、A(K,Rb,Cs)の酸化物,炭酸塩,ハロゲン化合物,水酸化物等、M金属化合物は、M(Mg,Zn,Cu,Fe,Al,Ga,Mn,Ni,Li)の酸化物,炭酸塩,ハロゲン化合物,水酸化物等、R金属化合物は、R(Mg,Ca,Sr,Ba)の酸化物,炭酸塩,ハロゲン化合物,水酸化物等である。
出発原料の粉末混合物には、反応の均一化や結晶成長の促進のために、フラックス成分が必要に応じ添加される。フラックス成分として、例えば塩化カリウム、硫酸カリウム等が適用される。出発原料に対する配合量は、フラックス/出発原料=0.1〜2(重量比)の範囲に調整される。
焼成処理は電気炉等を用いて行なわれる。チタン酸塩[I]がチタン酸塩[1.1](層状構造)である結晶粒とチタン酸[II]の結晶粒とが結合した複合多結晶粒子を合成する場合の焼成温度は、約700〜1200℃の範囲、他方チタン酸塩[I]がチタン酸塩[1.2](トンネル構造)である結晶粒とチタン酸[II]の結晶粒とが結合した複合多結晶粒子を合成する場合は、約1300〜1500℃の範囲に調節するのが好ましい。上記温度域に適当時間(例えば1〜8Hr)保持することにより焼成反応を完結する。
なお、原料粉末混合物にフラックス成分が配合されている場合は、低めの温度域で効率よく焼成反応を行なわせることができ、前者(チタン酸塩[1.1]とチタン酸[II]との複合粒子の合成)では、約500〜1150℃の温度範囲、後者(チタン酸塩[1.2]とチタン酸[II]との複合粒子の合成)では、約1100〜1400℃の温度範囲を採用することができる。
摩擦材の基材として使用される複合チタン酸化合物の粉末は、上記各種の粒子形態を有するものを適宜使用することができる。粒子サイズは特に制限されないが、過度に微細な粉末では、粒子同士の凝集を生じ易く、樹脂中への均一分散が困難となり、他方あまり粗大な粒子では、摩擦面の相手攻撃性が強くなる。好ましくは、平均粒径(板状,鱗片状の場合は最長部分の平均径)約1〜500μmの範囲のものが使用される。
本発明の摩擦材は、前記複合チタン酸化合物の粉末を基材として含有する樹脂組成物の結着成形物として製作される。
樹脂組成物に占める基材の含有量は、3〜50重量%に調整される。含有量がこれに満たないと、摩擦摩耗特性の改善効果が乏しく、また上記範囲を超えて多量に配合しても、摩擦摩耗特性の改善効果はほぼ飽和するからである。
基材は、必要に応じ、分散性や樹脂結合剤との結着性を高めるための表面処理として、シラン系カップリング剤(アミノシラン,エポキシシラン,ビニルシラン等)や、チタネート系カップリング剤(イソプロピルトリイソステアロイルチタネート等)による処理を施したものが使用される。
[実施例I] ―複合チタン酸化合物の製造―
<発明例1.1>
(1)原料配合
炭酸カリウム(K2CO3)、水酸化マグネシウム(Mg(OH)2)、精製アナターゼ(TiO2)、炭酸カルシウム(CaCO3)の各粉末を、K2O/MgO/TiO2/CaO=0.4/0.4/1.75/0.15(モル比)となるように計量し混合する。
(2)混練および造粒
上記粉末混合物に適量の水(粉末分の約2倍,重量比)を加えてスラリーとし、攪拌機で均一に混合した後、湿式噴霧乾燥機(スプレードライヤー)で処理することにより、乾燥物として造粒粉(平均粒径:約40μm)を得る。
造粒粉をアルミナ坩堝に入れ、電気炉で焼成する。
焼成処理温度:1100℃
焼成処理時間:2時間
焼成処理後、焼成物をハンマーミルで粗粉砕して粉末を得る。得られた粉末は、前記造粒粉とほぼ同一の形状・サイズを有する球状粒子からなる粉末(平均粒径:約40μm)である。粉末の結晶構成を表1に示す(発明例No.11)。
図1及び図2は、粒子の電子顕微鏡像を示している。K0.8Mg0.4Ti1.6O4(チタン酸塩[1.1])とCaTiO3(チタン酸塩[II])の結晶粒が結合した複合粒子形態を有することが観察される。
(1)アルカリ溶脱処理
発明例1.1で得られた複合チタン酸化合物粉末(K0.8Mg0.4Ti1.6O4とCaTiO3とが結合した複合結晶粒子からなる)を、湿式ボールミル(媒体:水)で粉砕しながら、K0.8Mg0.4Ti1.6O4の結晶からカリウムの一部を溶脱させる。
(2)脱水乾燥及び粉砕
上記アルカリ溶脱処理の後、脱水したケーキを乾燥炉で乾燥処理(処理温度:400℃,1時間)する。乾燥物をハンマーミルで解砕して粉末(平均粒径:約3μm)を得る。
得られた粉末の結晶構成を表1に示す(発明例No.12)。アルカリ溶脱処理により、チタン酸塩[I]の結晶におけるKが減少した組成となっている。
(1)原料配合
炭酸カリウム(K2CO3)、アルミナ(Al2O3)、精製アナターゼ(TiO2)、炭酸ストロンチウム(SrCO3)の各粉末を、K2O/Al2O3/TiO2/SrO=0.8/0.8/9.38/2.98(モル比)となるように計量し混合する。
(2)混練および造粒
発明例1.1と同様に処理して造粒粉(平均粒径:約40μm)を得る。
(3)焼成処理
造粒粉をアルミナ坩堝に入れ、電気炉で焼成する。
焼成処理温度:1300℃
焼成処理時間:2時間
(1)原料配合
炭酸カリウム(K2CO3)、炭酸リチウム(Li2CO3)、精製アナターゼ(TiO2)、炭酸カルシウム(CaCO3)の各粉末を、K2O/Li2O/TiO2/CaO=0.45/0.15/2.28/0.58(モル比)となるように計量し混合する。
(2)フラックス成分の添加、混練および造粒
上記粉末混合物に、フラックス成分として塩化カリウム(KCl)の適量(前記粉末混合物と同重量)を添加すると共に、適量の水(フラックスを含む粉末混合物重量の1/3重量)を加え、混練機で均一に混練した後、乾燥炉で乾燥(150℃×12Hr)し、乾燥物を得る。
(3)焼成処理
上記乾燥物を解砕処理したうえ、アルミナ坩堝に入れ、電気炉で焼成する。
焼成処理温度:1000℃
焼成処理時間:6時間
焼成処理で得られた焼成物からフラックス成分を溶出分離すると共に、反応生成物であるチタン酸塩の結晶からカリウム(K)の一部を溶脱させる処理として、焼成物を約50倍量(重量比)の水に24時間浸漬したうえ、攪拌機で約3時間を要して水洗処理を行なった。
ついで、スラリーを脱水し、得られたケーキを乾燥炉で乾燥処理(400℃×1Hr)した後、乾燥物を振動フルイ機で解砕・分級し粉末(平均粒径:約13μm)を得た。
得られた粉末は、表1に示したように、K0.7Li0.3Ti1.7O3.9(チタン酸塩[1.1])の結晶とCaTiO3(チタン酸塩[II])の結晶とが結合した複合多結晶粒子である(発明例No.14)。
(1)原料組成物の配合(表2参照)
表2中、基材欄の「(材種)」の記号は次のとおりである。( )内数値は複合量比(Ti重量比)である。
T11…発明例11の複合チタン酸化合物粉末[K0.8Mg0.4Ti1.6O4 /CaTiO3](=1/0.09)
T12…発明例12の複合チタン酸化合物粉末[K0.4Mg0.4Ti1.6O3.8 /CaTiO3](=1/0.09)
T13…参考例13の複合チタン酸化合物粉末[K1.6Al1.6Ti6.4O16 /SrTiO3](=1/0.57)
T14…発明例14の複合チタン酸化合物粉末[K0.7Li0.3Ti1.7O3.9 /CaTiO3](=1/0.34)
T31…チタン酸化合物[1.1][K0.7Li0.3Ti1.7O3.9]の単相粉末
T32…複合チタン酸化合物粉末[K0.8Mg0.4Ti1.6O4/CaTiO3](=1/3)
T33…チタン酸化合物[1.1][K0.4Mg0.4Ti1.6O3.8]の単相粉末(a)とチタン酸化合物[II]の単相粉末[CaTiO3](b)の混合物(混合重量比a/b=9/1)。
原料組成物(アイリッヒミキサーで3分間混合)を予備成形(加圧力:16MPa、温度:常温、時間:2分)した後、熱間成形に付し、ついで熱処理炉で熱処理を施す。その後、所定の寸法に裁断し、研磨加工を加えて供試摩擦材を得る。
予備成形…加圧力:16MPa、温度:常温、時間:2min
熱間成形…加圧力:40MPa、温度:170℃、時間:10min
熱処理… 温度:200℃、時間:5Hr
各供試摩擦材について、JASO C427「ブレーキライニング、パッド摩耗ダイナモメータ試験方法」の規定に準拠した摩耗試験を行い、摩擦係数(μ)、パッド及びディスクの摩耗量を測定した。試験結果を表2の下段に示す。
なお、比較例31(チタン酸化合物[1.1]の単相粉末使用)では、耐摩耗性は良好であるが、高μ化の効果に乏しい。比較例32(複合チタン酸化合物粉末を使用)は、摩擦係数(μ)の改善効果は顕著であるものの、耐摩耗性に問題があり、特にディスクの摩耗量が大きい。これは複合チタン酸化合物の複合量比(チタン酸塩[1.1]/チタン酸塩[II])のバランスを欠いていることによる。比較例33(チタン酸塩[1.1]の単相粉末とチタン酸塩[II]の単相粉末とを混合した粉末混合物使用)は、摩擦係数改善効果に乏しく、かつ耐摩耗性の改善効果も不十分である。この比較例33と発明例21、22、24との差異は、本発明の複合チタン酸化合物粉末を用いた摩擦摩耗特性の改善効果が、チタン酸塩[I]とチタン酸塩[II]の単なる混合物では得られない、本発明特有の効果であることを示している。
Claims (4)
- 一般式[I]で示される層状結晶構造のチタン酸塩[I]の結晶粒と、一般式[II]で示されるペロブスカイト結晶構造のチタン酸塩[II]の結晶粒とが結合した複合多結晶粒子からなる複合チタン酸化合物。
一般式[I]: Ay/x−αMzTi8/x−zO16/x−β
[式中、
Aは、K,Rb,Csから選ばれる1種ないし2種以上の金属元素、
Mは、Mg,Zn,Cu,Fe,Al,Ga,Mn,Ni,Liから選ばれる1種ないし2種以上の金属元素(但し、2種以上の場合は、異なる価数のイオンとなり得る金属元素との組合せを除く)、
xは、4
y、α、βは、2≦y≦4、0≦α<y/4、0≦β<4
zは、Mが1価金属のとき、z=y/3x
Mが2価金属のとき、z=y/2x
Mが3価金属のとき、z=y/x ]、
一般式[II]: RTiO3
[式中、Rは、Mg,Ca,Sr及びBaから選ばれる1種ないし2種以上の金属元素]。 - 複合多結晶粒子を形成しているチタン酸塩[I]の結晶粒とチタン酸塩[II]の結晶粒とのTi重量比が、チタン酸塩[I]/チタン酸塩[II]=1/2〜1/0.02である請求項1に記載の複合チタン酸化合物。
- 一般式[I]において、α≠0およびβ≠0である請求項1又は2に記載の複合チタン酸化合物。
- 熱硬化性樹脂に基材を配合した混合物を結着成形してなる摩擦材において、基材として請求項1ないし3のいずれか1項に記載の複合チタン酸化合物からなる粉末が3〜50重量%配合されている摩擦摩耗特性に優れた摩擦材。
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