JP5072681B2 - 一方向入出力回転伝達機構及び一方向入出力回転伝達機構を利用した超音波回転駆動装置 - Google Patents
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Description
この特許文献1の一方向入出力回転伝達機構は、互いに同心をなす環状部材である外輪(入力回転部材)及び内輪(出力回転部材)と、内輪と外輪の間に両者に対して相対回転可能(外輪が回転すると外輪に遅れながら同方向に回転する)に位置する保持器(リテーナ)と、保持器に形成した周方向に並ぶ複数のポケット(貫通孔)にそれぞれ回転可能に保持された複数のローラ(回転力伝達部材)と、を備えている。この内輪の外周面は円筒面となっており、外輪の内周面には周方向位置によって径方向の深さが異なる複数のカム面(周方向不等幅溝)が周方向に並べて形成してある。
この一方向入出力回転伝達機構では、外輪が回転すると保持器が外輪に遅れながら同方向に回転するので、各ローラが各カム面の端部と内輪の外周面(円筒面)の間に強い力で食い込む。すると、外輪の回転力がローラを介して内輪に伝わるので、内輪が外輪に遅れて同方向に回転する。一方、内輪を回転させても内輪の外周面(円筒面)からローラに回転力は伝達されない(ローラがカム面の端部に移動しない)ので、内輪の回転力は外輪に伝達されない。
しかし、特許文献1の一方向入出力回転伝達機構から保持器(リテーナ)を省略(あるいは保持器の外周筒状部(ポケットが形成された部分)を省略)してしまうと、複数のローラが内輪と外輪の間でそれぞれ自由に動いてしまうので、各ローラの動きが同期しなくなってしまう。このように各ローラの動きが同期しない場合に、各ローラが各カム面の端部と内輪の外周面(円筒面)の間に食い込んだ状態で外輪を食い込む直前の回転方向と反対方向に回転させると、各ローラはカム面の端部と円筒面の間から同時に脱出せず時間差を生じながら脱出する。各ローラが時間差を生じながら脱出すると、食い込み力が完全に消滅するまでに時間が掛かるので、外輪を円滑に逆回転させるのが難しくなってしまう。
しかも、入力回転部材に対して相対回転するリテーナ(各ローラを保持する部材)を必要としないので、構造は簡単である。
また、入力回転部材を筒状入力回転部材として形成し、出力回転部材をこの筒状入力回転部材と同軸の出力回転軸として形成した本発明の別の態様によっても、各回転力伝達球の動きは各周方向案内溝によって規制(案内)される。従って、出力回転軸の外側円筒面に各回転力伝達球が強い力で圧接された状態で、筒状入力回転部材を各回転力伝達球が出力回転軸の外側円筒面に圧接する直前の回転方向と逆方向(解放方向)に回転させると、各回転力伝達球は各周方向案内溝に従って圧接状態から解放される。従って、各回転力伝達球を同時かつ円滑に圧接状態から解放できる。
しかも、筒状入力回転部材に対して相対回転するリテーナ(各ローラを保持する部材)を必要としないので、構造は簡単である。
従って、超音波モータの超音波発生部が非作動状態にあるときに一方向入出力回転伝達機構の筒状出力回転軸または出力回転軸)が回転しても、超音波モータの回転出力部と超音波発生部の間に回転による摩耗が生じることはない。
本実施形態は超音波回転駆動装置MUを撮影状態をオートフォーカス(AF)とマニュアルフォーカス(MF)とに切り替え可能なカメラの交換式レンズ鏡筒(図示略)に適用したものである。
前後両端(図1に矢線で示すように、図1の左側を「前方」、図1の右側を「後方」として説明する)が開放する筒形状をなす固定筒部材(挟持部材)10には、固定ねじ(図示略)によってカメラボディ内面に固定される環状の外方フランジ11と、同じく環状の内方フランジ12が突設してある。固定筒部材10の前面中央部は、入力回転軸20の中心軸A1(及びカメラ光軸)に対して直交する平面である軸方向直交面13となっている。固定筒部材10の内周面には外環14がスライド可能に嵌合しており(相対回転は不能)、外環14の内周側には複数のベアリングボール15を介して外環14と同心をなす内環16が、外環14に対して相対回転可能かつ軸線方向に相対移動不能として位置している。即ち、外環14、ベアリングボール15及び内環16によってボールベアリング装置17が構成されている。
図3から図6に示すように、溝形成部材29の後半部の外周部には周方向に90°間隔で計4つの周方向案内溝33が形成してある(図3中に仮想線で示した円弧状の矢印A1、A2、A3、A4は各周方向案内溝33の領域を示している)。各周方向案内溝33の形状は互いに同一であり、隣合う周方向案内溝33同士は互いに連続しているので、4つの周方向案内溝33は全体として環状の溝を構成している。さらに、図6に示すように、周方向案内溝33の長手方向に直交する断面形状は所定曲率(所定径)の円弧である。さらに各周方向案内溝33は、その長手方向の中央部が最も大径円筒面27から離れ両端部に向かうに連れて大径円筒面27に徐々に近づく形状なので、各周方向案内溝33の内周面34から筒状出力回転軸25の大径円筒面27までの径方向距離R(回転力伝達球Bの中心と同じ前後方向位置における大径円筒面27と内周面34の入力回転軸20の径方向の直線距離。図1及び図3参照。)は、各周方向案内溝33の長手方向の中央部が最も長く、両端部に向かうに連れて徐々に短くなる。
固定筒部材10の外周面には、中心軸A1を中心とする環状部材である超音波発生部材(超音波発生部)40の中心孔が嵌合固定してある。超音波発生部材40の後端部外周側は正面視環状をなす振動伝達部41となっており、振動伝達部41の後端面は中心軸A1に対して直交する平面となっている。
さらに、入力回転軸20の後端部には外側筒状部42と内側筒状部43を備える有底の筒状原動回転軸(回転出力部)44の中心孔45が嵌合固定してある。外側筒状部42の前端面は中心軸A1に対して直交する平面であり、振動伝達部41の後端面に相対回転可能に接触している。超音波発生部材40と筒状原動回転軸44の間に形成された内部空間には、固定筒部材10の後端部外周面に嵌合固定された筒状リテーナ47が位置している。この筒状リテーナ47と外環14の間には圧縮コイルばねS2が縮設されており、この圧縮コイルばねS2の付勢力によって外環14、ベアリングボール15及び内環16が前方に付勢され、内環16が突起21の後面に弾性接触している。
以上構成の超音波モータUMは、カメラボディ内に設けられたCPU等によって構成される制御手段(図示略)と電気的に接続している。
まず、AFによりフォーカシングを行う場合の超音波回転駆動装置MUの動作について説明する。
カメラボディに設けたAFスイッチ(図示略)を操作すると、カメラボディに内蔵された上記制御手段から超音波モータUMに回転信号が送られる。
例えばこの回転信号が正転信号の場合、振動伝達部41が周方向の一方向(正面視で反時計方向)に進む超音波振動を発生する。すると、振動伝達部41の後端面と接触している筒状原動回転軸44(外側筒状部42)が該超音波振動と同じ方向に回転するので、筒状原動回転軸44と一体をなす入力回転軸20が正面視で反時計方向に回転する。すると入力回転軸20に対して相対回転不能な溝形成部材29が入力回転軸20と一緒に正面視で反時計方向に回転し、軸方向直交面13と周方向案内溝33とによって挟持されている各回転力伝達球Bが、自身の中心点を中心に自転しつつ、各周方向案内溝33に沿って対応する周方向案内溝33(内周面34)に接触しながら中心軸A1を中心に入力回転軸20の周囲を正面視反時計方向に回転(公転)する(各回転力伝達球Bの公転軌跡を図3に矢印Dで示している)。このときの各回転力伝達球Bの公転速度は入力回転軸20の回転速度の1/2であり、さらに各回転力伝達球Bの公転運動は互いに同期する。すると、初期状態において図3のP1に位置していた各回転力伝達球Bは、各周方向案内33の正面視時計方向側の端部側に移動し、内周面34の時計方向側の端部と筒状出力回転軸25の大径円筒面27との間に強い力で他の回転力伝達球Bと同時に食い込む(大径円筒面27に圧接する)(図3のP2参照)。この結果、入力回転軸20と筒状出力回転軸25が、溝形成部材29及び回転力伝達球Bを介して周方向に一体となるので、溝形成部材29(入力回転軸20)の回転力が筒状出力回転軸25に伝わり筒状出力回転軸25が正面視で反時計方向に回転する。すると、筒状出力回転軸25の回転力が出力ギヤ28から交換式レンズ鏡筒内のフォーカシング機構の入力ギヤに伝達されるので、フォーカシング機構によってフォーカスレンズ(図示略)が光軸に沿って前方に移動する。
このように、制御手段が超音波モータUMを正逆両方向へ回転させることによりAFが行われる。
そして、このように各回転力伝達球Bの食い付き力を減少させることにより、この後に交換式レンズ鏡筒に設けられたマニュアルフォーカス環(図示略)をスムーズに回転させられるようになる。
超音波モータUMを駆動させずに交換式レンズ鏡筒のマニュアルフォーカス環を回転させると、この回転力は、交換式レンズ鏡筒内のフォーカシング機構に伝達されMFが行われる。
マニュアルフォーカス環の回転力がフォーカシング機構に伝わると、この回転力はフォーカシング機構から筒状出力回転軸25の出力ギヤ28に伝達されるので、筒状出力回転軸25が入力回転軸20回りに正面視で時計方向または反時計方向に回転する。しかし、筒状出力回転軸25の大径円筒面27は中心軸A1を中心とする円筒面なので、筒状出力回転軸25から各回転力伝達球Bには回転力は伝達されない。このため、筒状出力回転軸25が回転しても各回転力伝達球B及び溝形成部材29は回転しない。従って、超音波モータUMの筒状原動回転軸44が回転することはなく、外側筒状部42と振動伝達部41の接触面同士が摩耗することはない。
しかも、溝形成部材29は入力回転軸20と一緒に回転する部材なので、特許文献1のように入力回転軸と相対回転する保持器(リテーナ)を必要とするものに比べて構造は簡単である。
また、一方向入出力回転伝達機構DMは、カメラの使用条件(例えば撮影時のカメラの温度等)の影響を受けにくく、使用条件が変わっても円滑に作動する。
また、本実施形態のような構成にすれば、撮影状態をAFとMFとに切り替えるための切替スイッチを設けることなく、撮影状態をAFとMFとに切り替えることが可能になる。
例えば、入力回転軸20と溝形成部材29を一体化した入力回転部材を一体成形し、軸方向直交面13と各周方向案内溝33の間で各回転力伝達球Bを常に挟持する構造にしてもよい。このような構造にしても上記実施形態と同じ作用効果が得られ、しかも圧縮コイルばねS1が不要になるので一方向入出力回転伝達機構DMの構造をさらに簡単にすることが可能になる。
さらに、図8及び図9に示すように、溝形成部材29の小径部30の断面形状を略正三角形や略六角形にしてもよい。このようにすれば、周方向案内溝33の数がそれぞれ3つと6つとなるので、入力回転軸20から筒状出力回転軸25への回転トルクの伝達効率を変えることができる。なお、溝形成部材29の断面形状は略三角形や略六角形以外の略多角形であってもよい。また、総ての各周方向案内溝33に回転力伝達球Bを挿入する必要はなく、必要な入力回転軸20から筒状出力回転軸25への回転トルクの伝達効率に応じて、挿入する回転力伝達球Bの数を変えても良い。
第1の実施形態の超音波回転駆動装置MUでは出力回転軸が入力回転軸の周囲に位置するのに対し、第2の実施形態の超音波回転駆動装置MUでは入力回転軸が出力回転軸の周囲に位置する。すなわち、一方向入出力回転伝達機構DM’は、中心軸A1’を中心として筒状原動回転軸44と一体に回転するように筒状原動回転軸44(内側筒状部43)の中心孔45に圧入固定された筒状入力回転軸(入力回転部材)200を備え、さらに筒状入力回転軸200に形成された小径中心円形孔201に嵌入して筒状入力回転軸200と同心をなす出力回転軸250を備えている。出力回転軸250は、その中心軸(筒状入力回転軸200の中心軸A1’と同軸をなす中心軸)を中心として筒状入力回転軸200に対して回転自在に小径中心円形孔201に嵌入している。出力回転軸250の後端部は超音波モータUMの筒状原動回転軸44の後端から後方へ突出し、この突出した出力回転軸250の後端部には周方向溝251が形成されている。周方向溝251には環状のロックワッシャ252が嵌合され、超音波モータUMの筒状原動回転軸44に対する出力回転軸250の前方移動が防止されている。
しかも、溝形成部材290は筒状入力回転軸200と一緒に回転する部材なので、特許文献1のように入力回転軸と相対回転する保持器(リテーナ)を必要とするものに比べて構造は簡単である。
さらに、第2の実施形態の超音波回転駆動装置MUに対しても図7から図9に示した第一、第二及び第三の変形例と同様の変更を加えることが可能である。
11 外方フランジ
12 112 内方フランジ
13 113 軸方向直交面
14 外環
15 ベアリングボール
16 内環
17 ボールベアリング装置
20 入力回転軸(入力回転部材)
21 突起
22 ばね用リテーナ
23 固定ねじ
25 筒状出力回転軸(出力回転部材)
26 260 小径円筒面
27 270 大径円筒面(内側円筒面)(外側円筒面)
28 280 出力ギヤ
29 290 溝形成部材(入力回転部材)
30 小径部
32 中心円形孔
33 330 周方向案内溝
34 340 内周面
34a 340a 凹部
35 周方向案内溝
40 超音波発生部材(超音波発生部)
41 振動伝達部
42 外側筒状部
43 内側筒状部
44 筒状原動回転軸(回転出力部)
45 中心孔
47 筒状リテーナ
200 筒状入力回転軸(入力回転部材)
250 出力回転軸(出力回転部材)
A1 A1’ 入力回転軸の中心軸(軸線)
B 回転力伝達球
D 回転力伝達球の公転軌跡
DM DM’ 一方向入出力回転伝達機構
MU 超音波回転駆動装置
S1 S3 圧縮コイルばね(付勢手段)
S2 圧縮コイルばね
UM 超音波モータ
Claims (10)
- 軸線回りに回転可能な入力回転部材と、
上記軸線に直交する軸方向直交面を有する挟持部材と、
上記入力回転部材と同軸に相対回転可能に位置し、その内周面に上記軸線を中心とする内側円筒面を有する筒状出力回転軸と、
上記入力回転部材の上記軸方向直交面に対して上記軸線と平行方向に対向する部分に、該軸方向直交面から離れる方向に向かって凹みかつ内周部と外周部の間に位置する部分の凹み量が内周部及び外周部に比べて大きい凹溝として、上記軸線方向に見たときに該軸線を囲むように形成された、互いに同一形状の複数の周方向案内溝と、
自身の一部が上記周方向案内溝に転動自在に嵌合し、かつ上記軸方向直交面及び上記内側円筒面に対して転動自在に接触する、上記周方向案内溝及び軸方向直交面によって常に挟持された回転力伝達球と、を備え、
上記周方向案内溝は、上記入力回転部材が回転したときに、上記回転力伝達球を上記入力回転部材に遅れながら同方向に公転させると共に上記内側円筒面に圧接させ、上記入力回転部材の回転力を上記筒状出力回転軸に伝達する形状をなしていることを特徴とする一方向入出力回転伝達機構。 - 請求項1記載の一方向入出力回転伝達機構において、
上記周方向案内溝の横断面形状が所定径の円弧であり、
上記回転力伝達球が該円弧と同じ曲率である一方向入出力回転伝達機構。 - 請求項1または2記載の一方向入出力回転伝達機構において、
上記入力回転部材が、上記軸線回りに回転する入力回転軸と、該入力回転軸に対して相対回転不能かつ相対スライド可能で上記上記周方向案内溝を形成した溝形成部材と、を有し、さらに、
該溝形成部材を常に上記軸方向直交面側に付勢する付勢手段を備える一方向入出力回転伝達機構。 - 請求項1から3のいずれか1項記載の一方向入出力回転伝達機構において、
複数の上記周方向案内溝に上記回転力伝達球をそれぞれ挿入した一方向入出力回転伝達機構。 - 請求項1から4のいずれか1項記載の一方向入出力回転伝達機構を利用した超音波回転駆動装置において、
超音波発生部と、
該超音波発生部に相対回転可能に接触すると共に上記入力回転部材に対して相対回転不能であり、該超音波発生部で発生した超音波振動により回転する回転出力部と、を備える超音波モータを備える超音波回転駆動装置。 - 軸線回りに回転可能な筒状入力回転部材と、
上記軸線に直交する軸方向直交面を有する挟持部材と、
上記筒状入力回転部材と同軸に相対回転可能に位置し、その外周面に上記軸線を中心とする外側円筒面を有する出力回転軸と、
上記筒状入力回転部材の上記軸方向直交面に対して上記軸線と平行方向に対向する部分に、該軸方向直交面から離れる方向に向かって凹みかつ内周部と外周部の間に位置する部分の凹み量が内周部及び外周部に比べて大きい凹溝として、上記軸線方向に見たときに該軸線を囲むように形成された、互いに同一形状の複数の周方向案内溝と、
自身の一部が上記周方向案内溝に転動自在に嵌合し、かつ上記軸方向直交面及び上記外側円筒面に対して転動自在に接触する、上記周方向案内溝及び軸方向直交面によって常に挟持された回転力伝達球と、を備え、
上記周方向案内溝は、上記筒状入力回転部材が回転したときに、上記回転力伝達球を上記筒状入力回転部材に遅れながら同方向に公転させると共に上記外側円筒面に圧接させ、上記筒状入力回転部材の回転力を上記出力回転軸に伝達する形状をなしていることを特徴とする一方向入出力回転伝達機構。 - 請求項6記載の一方向入出力回転伝達機構において、
上記周方向案内溝の横断面形状が所定径の円弧であり、
上記回転力伝達球が該円弧と同じ曲率である一方向入出力回転伝達機構。 - 請求項6または7記載の一方向入出力回転伝達機構において、
上記筒状入力回転部材が、上記軸線回りに回転する筒状入力回転軸と、該筒状入力回転軸に対して相対回転不能かつ相対スライド可能で上記上記周方向案内溝を形成した溝形成部材と、を有し、さらに、
該溝形成部材を常に上記軸方向直交面側に付勢する付勢手段を備える一方向入出力回転伝達機構。 - 請求項6から8のいずれか1項記載の一方向入出力回転伝達機構において、
複数の上記周方向案内溝に上記回転力伝達球をそれぞれ挿入した一方向入出力回転伝達機構。 - 請求項6から9のいずれか1項記載の一方向入出力回転伝達機構を利用した超音波回転駆動装置において、
超音波発生部と、
該超音波発生部に相対回転可能に接触すると共に上記筒状入力回転部材に対して相対回転不能であり、該超音波発生部で発生した超音波振動により回転する回転出力部と、を備える超音波モータを備える超音波回転駆動装置。
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