JP5072645B2 - 索道搬器における走行機と懸垂機の連結構造 - Google Patents

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Description

本発明は、走行機に懸垂機を介して客車を懸垂した搬器を用いて運行を行う索道において、搬器の走行機と懸垂機とを連結する構造に関するものである。
索道は、空中に張り渡した索条に搬器を懸垂し、この搬器を索条で牽引して運行を行う輸送設備であり、傾斜地等での人員や貨物の輸送に広く利用されている。索道の中でも比較的大型の閉鎖型搬器を用い、多数の乗客を輸送する設備として、いわゆる一般にロープウェイとよばれる複線式普通索道がある。
複線式普通索道は、図5に示すように、停留場11、12間に固定索である支索13を張り渡すとともに、この支索13と平行して動索であるえい索15を張架し、これら支索13及びえい索15を支柱14で支持して線路を形成している。搬器16には、支索13上を転動する走行輪を有する走行機17を備え、この走行機17から懸垂機19を介して客車18を懸垂している。走行機17には、えい索15が連結されており、このえい索15を駆動することにより搬器16が支索13に沿って停留場11、12間を移動する。
図に示されているように、線路中では支索13の傾斜角は一定ではなく、搬器16の移動にともなって搬器16位置での支索13の傾斜角は逐次変化する。この変化に対応するために搬器16は、支索13の傾斜角にかかわらず客車18が常時水平姿勢を保てるように、懸垂機19と走行機17との連結を搬器16の進行方向に前後揺動可能とする軸連結構造としている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−177583号公報(第3頁、図1)
このように複線式普通索道の搬器は、走行機と懸垂機が軸により連結される構造であり、この連結部においては、軸に対する十分な強度や、軸が走行機又は懸垂機から抜け外れない構造が要求される。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、索道の搬器における走行機と懸垂機の連結部において、軸が破断するような場合であっても走行機と懸垂機との連結を保持することができ、また、走行機及び懸垂機からの軸の抜け外れを良好に防止することのできる走行機と懸垂機の連結構造を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る索道搬器における走行機と懸垂機の連結構造は、停留場間に張架された支索上をえい索に牽引されて走行する走行機と、該走行機と主軸で揺動可能に連結された懸垂機と、該懸垂機に吊下された客車と、からなる索道の搬器において、前記主軸は中空軸であって、該主軸の中空部には補助軸が遊挿されるとともに、該補助軸の両端部はそれぞれ走行機と懸垂機とに連結して支持される構造としている。
また、前記補助軸の両端部には支持板を固着し、該支持板がそれぞれ走行機と懸垂機とに連結された構造とするのが好ましい。さらに、前記支持板は、弾性体を介して走行機と懸垂機とに支持されていることが好ましい。
本発明によれば、中空軸の主軸の中空部に補助軸を備える構成とすることにより、主軸が破断したとしても補助軸が主軸に代わって走行機と懸垂機との連結を保持するので、懸垂機ないし客車が落下するような事態を防止することができる。また、この補助軸の両端部には支持板を固着して走行機と懸垂機とに連結することにより、この支持板が主軸の抜け止めとして作用し、主軸が走行機及び懸垂機から抜けることを防止できる。さらに、補助軸の両軸端に備えた支持板は、弾性体を介して走行機及び懸垂機に支持することにより、通常の運行時は補助軸には必要以上の荷重は作用せず、また、走行時の振動によるがたつきも防止できる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。なお、索道全体の構成は、前述した図5の構成と同一であり、同一の要素には、同一の符号を付すとともに、索道全体の構成については説明を省略する。
図1及び図2は、索道の搬器16を示した正面図及び側面図である。搬器16は、支索13上を走行する走行機17と、走行機17に連結された懸垂機19と、懸垂機19に吊下され乗客が搭乗する客車18とからなっている。
走行機17は、支索13に沿って延びる箱形状のメインフレーム20の両端部に、それぞれ互いに回動可能に連結したバランスビーム22、23、24を介して複数の走行輪21を備え、これらの走行輪21が線路中に平行して張架された支索13上を転動して走行する。メインフレーム20の中央部下端では、接続装置25によりえい索15が咬着されており、このえい索15が駆動されることにより走行機17が牽引される。メインフレーム20の中央部には、懸垂機19とメインフレーム20とを嵌通して主軸26を備えており、懸垂機19とメインフレーム20とは、走行する方向に対して前後方向に揺動可能に連結されている。
図3に、走行機17と懸垂機19との連結部の断面を示す。走行機17のメインフレーム20には、略円筒状のボス部34を形成しており、このボス部34にベアリング27、28を備え、中空軸の主軸26を回転可能に支持している。ボス部34の一端部に備えたベアリング27の内輪は、主軸26の外径段付部にベアリングカラー29を介して外嵌され、主軸26の端部側からベアリング27の内輪に当接する内輪押さえ30を介して、ナット33により主軸26に締め付け固定されている。一方、ベアリング27の外輪は、ボス部34の内径段付部に嵌挿されて、ボス部34の外端側から外輪押さえ31を介してボス部34の段差との間でボルト35によりボス部34に締め付け固定されている。以上のようにして、主軸26は、ベアリング27により走行機17に対して水平方向に移動しないように固定されるとともに回転可能に支持されている。また、ボス部34の他端部に備えたベアリング28は、ボス部34の内径段付部に嵌挿され、このベアリング28の外輪をベアリング押さえ32を介してボルト35により締め付けてボス部34に固定するとともに、ベアリング28の内輪で主軸26を回転可能に支持している。
主軸26の外径は、走行機17取り付け部から懸垂機10の方向に向けて緩やかに増大して、懸垂機19の走行機17側端部位置で最大径となった後、走行機17と反対側端部に向けて緩やかに減少する形状に形成されており、懸垂機19の端部側では一段外径を小さくして段付の形状としている。一方、懸垂機19には、略円筒状のボス部36が形成されており、このボス部36に主軸26が挿通されて支持されている。ボス部36の内径は、走行機17側端部において、主軸26の最大外径部と同一径に穿孔されており、この位置で主軸26の最大外径部と嵌合して主軸26を支持している。一方、走行機17と反対側のボス部36端部では、ボス部36の内径が主軸26の段付形状と掛合する形状に穿孔されており、主軸26は端部から嵌挿されたカラー37を介してナット38を締め付けて、主軸26の段差部との間にボス部36を固定し、主軸26と懸垂機19は水平方向に移動不能に固定されている。
次に、主軸26の中空部には、補助軸39が遊嵌されている。この補助軸39は、主軸26の内径よりもやや小径の中央部を主軸26の全長よりもわずかに長く形成し、両端部をこれよりやや小径として段付形状にするとともに、この小径部に端部方向からねじ山が螺刻されている。そして、この補助軸39の両端部には、支持板40a、40bがそれぞれ外嵌されるとともに、ナット41が軸端から締め込まれることにより、各支持板40a、40bは、補助軸39の段付部とナット41に挟まれて補助軸39に固定されている。この支持板40a、40bは、円盤形状の外周縁部を凸状に形成し、全体として凹状の皿形状に形成されている。
走行機17に備えたベアリング27の内輪を固定している内輪押さえ30の外側面には、主軸26の軸芯と同心円で溝42aが環状に形成されており、この溝42aには、凹形環状に形成されたゴムやウレタン等の弾性体43aを嵌挿し、この弾性体43aを介して前記支持板40aの凸状外周縁部が内輪押さえ30の溝42aに嵌合して係止されている。一方、懸垂機19においては、ボス部36の走行機17側と反対側の外端面に、主軸26の軸芯と同心円の溝42bが環状に形成されており、走行機17側と同様に弾性体43bを介して支持板40bの凸状外周縁部が嵌合して係止されている。このようにして、補助軸39は両端部をそれぞれ走行機17と懸垂機19とに支持板40a、40b及び弾性体43a、43bを介して弾性的に固定され、走行時の振動によりがたつくこともなく主軸26の中空部の同心軸上に保持される。
以上の構成において通常の状態では、懸垂機19に作用する荷重、すなわち、懸垂機19の自重、客車18の重量、及び乗客の重量は主軸26に負荷されていて、補助軸39にはこれらの荷重が作用することがなく、以下説明するように、主軸26に異常が生じた場合に補助軸が荷重を負担するようにしている。例えば、主軸26が破断するような場合には、図4に示すように、補助軸39が破断した主軸26の内孔に当接することで主軸26に代わって荷重を支持するので、走行機17と懸垂機19が切り離されて懸垂機19ないし客車18が落下することはない。そしてこの場合には、補助軸39両端部の支持板40a、40bが主軸26の軸端に当接し、走行機17及び懸垂機19から補助軸39が抜けるのを阻止する。
また、金属疲労やその他何らかの要因により、主軸26に曲げ歪みが生じることがあった場合には、補助軸39に固定した両端部の支持板40a、40bが、走行機17と懸垂機19とを互いに離隔することのないように互いの変位を規制する。すなわち、主軸26が曲げられると走行機17と懸垂機19の相対的な位置、及び、主軸26の両軸端の相対的な位置が変位することになるが、上記したように補助軸39の両端部には支持板40a、40bが固定されており、走行機17、懸垂機19及び主軸26の変位量が増加すると、この支持板40a、40bが主軸39の両軸端、又は、走行機17及び懸垂機19の端面に当接して、それ以上の変位を阻止する。つまり、主軸26に作用する曲げ力を補助軸39の引っ張り力として一部を負担することにより、主軸26の曲げ変形が一定以上に進行することが防止される。
また、このような主軸26の異常が生じていない状態においても、主軸26の両端部においては、補助軸39の両端部に固定された支持板40a、40bにより主軸26の両端が塞がれているので、この主軸26を走行機17及び懸垂機19に固定しているナット33、38が緩むことがあっても、ナット33、38は支持板40a、40bに阻まれて抜け落ちることはなく、また、主軸26の水平方向の移動は、支持板40a、40bによって規制されるので、このような場合であっても走行機17及び懸垂機19から主軸26が抜けることはない。
搬器の正面図 搬器の側面図 連結部の断面図 主軸破断時の断面図 索道の全体を示す説明図
符号の説明
11 停留場
12 停留場
13 支索
14 支柱
15 えい索
16 搬器
17 走行機
18 客車
19 懸垂機
20 メインフレーム
21 走行輪
22 バランスビーム
23 バランスビーム
24 バランスビーム
25 接続装置
26 主軸
27 ベアリング
28 ベアリング
29 ベアリングカラー
30 内輪押さえ
31 外輪押さえ
32 ベアリング押さえ
33 ナット
34 ボス部
35 ボルト
36 ボス部
37 カラー
38 ナット
39 補助軸
41 ナット
40a 支持板
40b 支持板
42a 溝
42b 溝
43a 弾性体
43b 弾性体

Claims (3)

  1. 停留場間に張架された支索上をえい索に牽引されて走行する走行機と、該走行機と主軸で揺動可能に連結された懸垂機と、該懸垂機に吊下された客車と、からなる索道の搬器において、前記主軸は中空軸であって、該主軸の中空部には補助軸が遊挿されるとともに、該補助軸の両端部はそれぞれ走行機と懸垂機とに連結して支持されていることを特徴とする索道搬器における走行機と懸垂機の連結構造。
  2. 前記補助軸の両端部に支持板を固着し、該支持板がそれぞれ走行機と懸垂機とに連結されたことを特徴とする請求項1記載の索道搬器における走行機と懸垂機の連結構造。
  3. 前記支持板は、弾性体を介して走行機と懸垂機とに支持されていることを特徴とする請求項2記載の索道搬器における走行機と懸垂機の連結構造。
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