JP5071928B2 - セリウムを含有するメソポーラスシリカと貴金属の超微粒子の複合体、その複合体の製造方法、並びにその複合体を触媒に用いた微量一酸化炭素の酸化的除去方法及びアルコール類の酸化的脱水素反応によるケトン類の合成方法 - Google Patents

セリウムを含有するメソポーラスシリカと貴金属の超微粒子の複合体、その複合体の製造方法、並びにその複合体を触媒に用いた微量一酸化炭素の酸化的除去方法及びアルコール類の酸化的脱水素反応によるケトン類の合成方法 Download PDF

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Description

本発明は、金属、特に好ましくは貴金属の超微粒子と無機酸化物担体からなる複合構造体の製造技術と、その複合構造体の触媒反応への応用技術に関するものである。特に、貴金属として、金を用いた場合の、生活空間の快適化、無害化技術、或いは水素を用いる燃料電池の高性能技術である、微量一酸化炭素の酸化除去に関し、特に、そのための、金の超微粒子を用いた高性能触媒に関するものである。さらに、有機反応で重要な反応のひとつと位置づけられる2級アルコール類のケトン類への酸化反応に関するものである。
金属、特に貴金属の超微粒子は近年注目を集めており、種々の調製法が提案、開発されている。金属は微粒子化すればするほど総金属量に対して表面に露出する原子数が増加し、同じ金属量でありながら、活性サイトが増大する効果や、電子状態がバルクの状態から変化し新たな機能を示す効果が得られたりする(非特許文献1)。したがって、貴金属の超微粒子を効率的に製造する技術は重要性が高い。
また、貴金属の超微粒子は単独では不安定なため、凝集による粒子サイズの増大などにより超微粒子としての機能を失う場合がある。それを防ぐために高比表面積の担体の表面に固定化する手法により安定した性能を得ることが出来るが、均一な超微粒子の調製法は比較的困難であり、重要技術課題となっている。以下、これまでに一般的に知られている数例を述べる。
白金やパラジウムの超微粒子を酸化チタン粉末やチタン含有メソポーラスシリカと複合化させる際に紫外線を照射することでチタンを活性化させ、活性化されたチタンサイト上に選択的に白金やパラジウムの超微粒子が生成する手法が報告されている。この複合体は、透過電子顕微鏡測定において、ほぼ均一な粒子の生成を確認して、また、一酸化炭素の酸化反応や過酸化水素の製造においても顕著な活性向上を果たしている(非特許文献2など)。
また、金を酸化チタン粉末又はチタン含有メソポーラスシリカ上に担持する際に金の前駆体である塩化金酸の溶液をアルカリ溶液で中和しpHを調節し、酸化チタンの表面電位と整合性を取り、電気的親和力で表面に析出させる手法が発表されており、一酸化炭素の酸化除去やプロピレンオキサイドの合成に効果的な触媒となっている(非特許文献3など)。
さらに、ハイドロキシアパタイト上に均一に担持されたルテニウムやパラジウムの超微粒子は、前駆体を表面イオンと交換するイオン交換法に近い形で担持されていて、還元される事により得られる。この複合体は、アルコールの酸化反応に顕著な活性を示すことが報告されている(非特許文献4など)。
一方、一酸化炭素は有害なガスで、人体に対する毒性は1000ppmで頭痛、頭重、吐き気、めまいなどがあらわれ、継続した曝露により自力脱出が困難になり、死亡に至るものであって(非特許文献5)、米国産業衛生専門官会議が定めている時間加重平均曝露限界閾値(TLV-TWA)は25ppmであり、また、米国国立安全衛生研究所が定めている、30分間曝露で生命・健康危険レベル(IDLH)は1200ppmである(非特許文献5)。
生活空間では、石油やガス、木炭、練炭などの燃焼を利用した暖房器具、調理器具が広く普及し、燃料の不完全燃焼により前記の安全基準に達しない程度の微量な一酸化炭素が発生している。一酸化炭素は、微量であっても、血液中のヘモグロビンと結合し、心肺機能の低下、高血圧、動脈硬化、不整脈など健康を害する可能性が高まる。また、健康増進法の施行により公共機関や企業等で喫煙室を設置し、分煙を図ることが義務化されているが、狭い空間内で喫煙をすることにより、局所的に一酸化炭素濃度が高まり、健康に悪影響を及ぼす可能性が生じる。
上記の事情により、一酸化炭素除去触媒が塗布された空気浄化フィルターなどを用いて一酸化炭素を空気中の酸素と反応させて二酸化炭素に変換し除去することが切望されているが、要求を満たす高性能な触媒は開発途上である。
また、近年において燃料電池が次世代のエネルギー発生システムとして注目されており、水素が燃料として用いられることが多いが、水素は炭化水素ガスの改質などで製造され、反応途中に副生する一酸化炭素が水素中に微量残留する。その残留一酸化炭素は、電極材と反応し電極を不活性化し、電極の寿命を大幅に短くする。そのため、水素ガス中の微量の一酸化炭素だけを酸素と反応させて二酸化炭素に転換させることにより、水素の酸化を少量に防ぎつつ一酸化炭素だけを除去しうる触媒の開発が切望されているが、該要求を満たす高性能な触媒は開発途上であって、まだ得られていない。
従来、一酸化炭素の酸化除去には貴金属触媒が使われることが多い。貴金属は、一般的には、金、銀、白金、パラジウム、ロジウム、イリジウム、ルテニウム、オスミウムの8種を称するが、その中でも、粒子サイズを精密にコントロールされ、適切な担体と複合化した金(Au)触媒が、低温、室温での一酸化炭素の酸化除去触媒に好ましく用いられている(非特許文献6〜8、特許文献1〜3)。また、白金(Pt)も単独または他の金属類と複合化されて水素ガス中の微量一酸化炭素の酸化除去に好ましく用いられることが多い(非特許文献9、10、特許文献4、5)。
しかしながら、これらの金触媒又は白金触媒は、通常、金属酸化物からなる担体に担持されるか(特許文献1、特許文献2、特許文献4)、或いは、活性炭、シリカゲル、アルミナ等の多孔質体に担持されて(特許文献3、特許文献5)用いられるが、いまだに、前記のごとき空気又は水素ガス中の微量な一酸化炭素だけを効率的に除去しうる高性能な触媒を得るには至っていないのが現状である。
さらに、アルコール類の酸化は重要な反応であり、2級アルコールは酸化することによりケトンに変換される。
この反応は空気や酸素、過酸化水素を酸化剤として行うことが理想的とされており、種々の触媒の報告例がある。
たとえば、ルテニウムをアルミナに担持した触媒(非特許文献11)、ルテニウムをハイドロキシアパタイトに担持した触媒(非特許文献12)、NaWO系錯体触媒(非特許文献13)などが報告されており、それぞれ、適切な反応条件を選択することにより、目的の酸化反応を実施することが出来る。
しかしながら、いまだに、目的とする酸化反応を効率的に行うことができる高性能な触媒を得るには至っていないのが現状である。
特許公開平8−295502号公報 特許公開2004−188243号公報 特許公開平11−235169号公報 特許公開2003−48702号公報 特許公開2005−246116号公報 キャタリシススクールテキスト (2006) P27 森、他、触媒Vol.49、No.2、(2007) P165−167 春田、他、触媒Vol.49、No.2、(2007) P120−122 金田、他、触媒Vol.46、No.1、(2004) P19−24 高圧ガス保安技術 第二次改訂版 高圧ガス保安協会編 Masatake Haruta, CatalysisToday 36 (1997) P153−166 Masakazu Date,他、CatalysisToday 72 (2002) P89−94 Masakazu Date, 他, AngewandteChemie International Edition Volume 43, Issue 16, Date: April 13, 2004, P2129−2132 Attila Wootsch,他Journal ofCatalysis 225 (2004) P259−66 I. H. Son, 他 Journal ofCatalysis 210, P460−465 (2002) Kazuya Yamaguchi, NoritakaMizuno, Angewandte Chemie International Edition, Volume 41, Issue 23, Date:December 2, 2002, P4538−4542 Yamaguchi, K.; Mori, K.;Mizugaki, T.; Ebitani, K.; Kaneda, K.J. Am. Chem. Soc.; (Communication); 2000;122(29); P7144−7145) 佐藤、他、触媒Vol.46、No.5、(2004) P328−333
本発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、空気中又は水素ガス中の微量な一酸化炭素を効率的に除去しうる高性能な触媒を提供することにある。
また、本発明のもう1つの目的は、アルコール類の酸化的脱水素反応によるケトン類の合成を効率的に行うことができる高性能な触媒を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、金の超微粒子を、特定の担体に担持させた新規な無機複合物は、ナノサイズの金の超微粒子を均一に担持しうるという知見を得た。また、金の超微粒子を担持する方法として、特定の方法を採用することにより、金担持後の比表面積が500〜1000m/gに達するような高比表面積を有する無機複合体が得られることが判明した。さらに、該無機複合体が一酸化炭素を効率的に除去する触媒機能及びアルコールの酸化反応を効率的に行うことができる触媒機能を有することを見出し、本発明の完成に至ったものである。
すなわち、本発明によれば、以下の発明が提供される。
(1)直径が、0.5〜5ナノメートルの範囲に全粒子数の殆どが含まれる金の超微粒子を、セリウムを含有するメソポーラスシリカに担持させたことを特徴とする無機複合体
)前記セリウムを含有するメソポーラスシリカに前記金の超微粒子を担持する方法として、塩化金酸の水溶液にアルカリ溶液を添加してpH値を7.0以上10.0未満の範囲に調整して塩化金酸を水酸化物イオンが配位した状態に変化させ、その溶液中にセリウムを含有するメソポーラスシリカを分散させるか又はその溶液とセリウムを含有するメソポーラスシリカとを接触させることにより、メソポーラスシリカ表面に電気的親和力で前記金の超微粒子の前駆体である水酸化物イオンが配位した金錯体を吸着させる方法を用いることを特徴とする前記()の無機複合体の製造方法。
)前記()の無機複合体からなることを特徴とする、ガス中に含まれる一酸化炭素の酸化除去用触媒。
)前記()の無機複合体を触媒に用い、ガス中に含まれる微量の一酸化炭素を、同ガス中に含まれている酸素又は必要量添加した酸素と反応させて、該一酸化炭素を酸化除去して二酸化炭素に変換することを特徴とする微量一酸化炭素の酸化除去方法。
)前記ガスの主成分が水素又は空気である前記()の微量一酸化炭素の酸化除去方法。
)前記()の無機複合体からなることを特徴とする、アルコール類の酸化的脱水素反応によるケトン類の合成用触媒。
)前記()の無機複合体を触媒に用い、アルコール類を酸素で酸化し、酸化的脱水素反応によりケトン類を製造することを特徴とするケトン類の製造方法。
本発明によれば、直径が0.5〜5ナノメートルの範囲に全粒子数の殆どが含まれる金の超微粒子を、均一に担持した無機複合体を得ることができる。また、本発明の製造方法は、セリウム含有メソポーラスシリカ担体に、金の超微粒子を担持させる方法として優れた方法を提供するものであって、本発明の製造方法によれば、金担持後の前記複合材料の比表面積が500〜1000m/gに達する高比表面積を有する無機複合材料、すなわち金の超微粒子が効率よく担持され、反応ガスとの接触効率が高い無機複合材料を得ることができる。さらに、本発明の無機複合体は、ガス中の微量の一酸化炭素を効率的に除去しうる高性能な触媒作用を提供するものであり、特に、(1)空気中の微量の一酸化炭素を酸化して二酸化炭素に転換して無害化しうる触媒作用、(2)水素ガス中の微量の一酸化炭素だけを酸素と反応させて二酸化炭素に転換させることにより、水素の酸化を少量に防ぎつつ一酸化炭素だけを除去しうる触媒作用を提供するものである。また、本発明の無機複合体は、アルコール類を酸素で酸化し、酸化的脱水素反応によりケトン類を製造するアルコールの酸化反応方法において、高性能な触媒作用を提供するものである。
以下、本発明のセリウム含有メソポーラスシリカである担体と、金の超微粒子とを複合化した無機複合材料について、詳細に説明する。
メソポーラスシリカは、大きな比表面積と特有の細孔構造をもつ材料として既に公知であって、界面活性剤等が溶液中で自己集合する性質を利用して、シリカ源との反応により、直径1〜10nm(ナノメートル)の均一な円筒状メソ孔を有するメソポーラスシリカを合成することができるものであり、具体的には、一般的な呼称としてMCM−41、FSM−16等と称されている物質がある。
本発明において担体として用いるセリウム含有メソポーラスシリカは、前述のメソポーラスシリカのテンプレート剤(界面活性剤)を含有したままの状態である前駆物質を適切な粒子径に粉砕し、イオン交換水に分散しスラリー状にしたところに、セリウム原料であるセリウム塩を溶解し、充分に撹拌後、加熱処理及び濾過洗浄を行い、乾燥させることで得ることができる。セリウムの含有率は0.1重量%以上20重量%以下の範囲が好ましく、1重量%以上10重量%以下の範囲がさらに好ましい。また、前記の洗浄、乾燥などの処理をした後に、テンプレート剤として含有されている有機物を空気または酸素中の焼成処理により除去することが好ましい。この際の加熱温度は200℃以上1000℃以下が好ましく、より好ましくは300℃以上700℃以下である。加熱時間は1分以上24時間未満が好ましく、さらに好ましくは1時間以上6時間以下である。
次に、一酸化炭素除去に効果的な金の複合化方法について詳述する。
金の超微粒子の担持方法としては、前述の担体の表面に均一に超微粒子を担持することができる析出沈殿法が最も好ましい。
以下、析出沈殿法の概要を述べる。なお、この析沈殿法は、酸化チタン担体やチタン含有メソポーラスシリカ担体に金を担持する手法としてすでに公知であるが、セリウム含有メソポーラスシリカ担体に適用して成功した例はまだ知られていない。
水溶性の塩化金酸(テトラクロロ金酸)をイオン交換水などに溶解し酸性の水溶液を調製する。その溶液にアルカリを添加して中和しpHの値が中性〜アルカリ性である7.0以上10.0未満に調整する。この場合、pHの値が7.0未満である酸性側では、後述する金の塩素配位子が水酸化物配位子に置換される反応が十分に起きずに、あまり好ましくはない。また、10.0以上では得られた無機複合体を触媒に用いた際に、高温でないとCOの除去率を100%にすることができなくなり、一酸化炭素除去触媒としては好ましくない。
ここで用いることができるアルカリは特に限定されるものではないが、水酸化ナトリウムがもっとも好ましく、それ以外にはアンモニア水、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化ルビジウム、水酸化セシウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムなども好ましく用いられる。この際、金原子に配位している塩素配位子(Cl)が水酸化物配位子(OH)に交換される。金に水酸化物イオンが配位している状態になると、セリウム含有メソポーラスシリカの表面との電気的親和力が働き、金錯体はセリウム含有メソポーラスシリカ表面に高分散状態で吸着する。pHの調整後のスラリー液を30〜80℃に保ち、好ましくは1分〜24時間、さらに好ましくは1時間〜5時間撹拌し、吸着状態を安定化させるのが好ましい。金錯体が十分吸着した後に、蒸留水、イオン交換水などで十分に洗浄し、残留している塩素や、吸着しきれなかった金錯体を洗浄除去して、真空乾燥などの方法で乾燥処理を行う。その後、金属の担持後は金属を活性状態にするために適切な温度での加熱が好ましい。活性化のための加熱温度は200℃〜700℃が好ましく、中でも250℃〜450℃が特に好ましい。加熱時間は、1分〜24時間の範囲が好ましく、さらに好ましくは1時間〜5時間である。加熱処理後の金の含有率は0.1重量%以上20重量%以下が好ましく、さらに好ましくは1重量%以上10重量%以下である。
この方法を用いると、含浸法など他の公知の手法を用いたときと異なり、セリウム含有メソポーラスシリカ表面に担持された金の粒子は、大きな粒子に凝集することがなく、その直径が0.5〜5ナノメートルの範囲に全粒子数の殆ど、好ましくは0.5〜3nmの範囲に全粒子数の98%が含まれる、ほぼ均一な超微粒子状で担持することができる。
一酸化炭素が微量含まれているガス中から一酸化炭素を酸素と反応させて除去する反応は、大きく2種類の用途がある。一つは、空気中からの除去、もう一つは水素中からの除去である。ここでは、空気中の除去を中心に述べるが、水素からの除去にも本触媒は適用可能である。
空気は十分に乾燥剤などを用いて十分に乾燥した状態から、日常生活空間での相対湿度の最も高い状態に相当する相対湿度100%までの範囲で好ましく用いることが出来る。触媒の使用法は、燃料の不完全燃焼や喫煙の副流煙など、何らかの理由で微量の一酸化炭素を含有する空気をポンプやファンなどを用いて触媒を充填した層を通過させるか、触媒や触媒を塗布した支持体に吹き付けるなどの方法で、効率的に接触させ、一酸化炭素を二酸化炭素に変換しほぼ無害化する。二酸化炭素も、2%以上で呼吸困難のような毒性を有するが、1%以下の低濃度では、一酸化炭素と比較すれば人体に対する影響は極めて少ない。
また、本発明の無機複合体を触媒として用いるアルコール類の酸化は、例えば、2級アルコールの場合、下記の反応式に示すとおり、ケトンに変換される。
反応の基質として用いることの出来るアルコールは2級アルコールが好ましい。ベンジルアルコールを除く末端アルコールは反応性が低く、また、3級アルコールは酸化反応生成物が生成できない場合が多い。原料として適したアルコールの例を挙げれば、上記(化1)において、R及びRとして、メチル基、エチル基、n-プロピル基、iso-プロピル基、フェニル基、その他の直鎖状、分岐を持つ炭化水素基が用いられる。また、炭素-炭素間に二重結合などを有していても良い。
また、反応の基質として、下記の式で代表例が例示される環を形成する炭素数が3以上の環状アルコールも用いることができる。
次に、本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
(1)メソポーラスシリカの合成
メソポーラスシリカは一次元の筒状構造が特徴的である、通常MCM−41と称される構造のものを合成した。合成法は公知の文献を基にした(非特許文献:第17回キャタリシススクールテキスト223頁参照)。テンプレート(界面活性剤)であるセチルトリメチルアンモニウムブロマイド(以後CTABrと省略する)40.4gをテフロン製容器中で50℃の174.5gの温水に溶解し、30分ほど撹拌し均一な溶液を得た。これを溶液Aとする。イオン交換水40.0gで希釈したケイ酸ナトリウム(水ガラス3号)35.5gを溶液Aにゆっくりと滴下し、CTABrとケイ酸ナトリウムが均一に分散した混合溶液を得た。この溶液に50%硫酸を52gの水で希釈した溶液をゆっくり滴下して混合し、ケイ酸ナトリウムのアルカリ分を中和した。その後、容器を密封し110℃の条件で72時間静置しメソポーラスシリカ前駆体を得た。前駆体をろ過洗浄し、110℃で乾燥を行い、テンプレート(界面活性剤)含有MCM−41を得た。
(2)セリウムとメソポーラスシリカの複合化
テンプレートイオン交換法を用いた。(1)で合成したテンプレート含有MCM−41を粉砕して微粉末状にしてイオン交換水に分散した。ここに、セリウム原料である硝酸セリウムを溶解し十分に撹拌を行った。撹拌終了後、混合液をテフロン容器内に密封し110℃18時間の加熱処理を行った。加熱処理後、ろ過洗浄を行い110℃で乾燥させた。その後540℃において4時間加熱焼成しセリウム含有MCM−41を得た。
(3)金の複合化
析出沈殿法を用いて行った。塩化金酸(HAuCl・HO)をイオン交換水に溶解し、水酸化ナトリウムを加え溶液のpHを7.0に調節した。その後、(2)で合成されたセリウム含有メソポーラスシリカを添加し、70℃で2時間撹拌した。ろ過洗浄を行い、得られた粉末を400℃、3時間の加熱焼成を行い目的の複合体(A)を得た。
(4)無機複合体の評価
上記(3)で得られた複合体の比表面積をBET法による窒素吸着測定により算出した。その結果は548m/gであった。
また、(3)で得られた複合体のX線回折測定を行った。その結果を図1に示す。縦軸は回折線の強度を示し、横軸は角度を示す。良好な規則性の高いハニカム状構造を示す標準的なMCM−41(図中の(a))と比較すると、得られた複合体(図中の(b))も、3.7〜4.3度付近の2つのピークが、ピーク強度は小さいが、はっきりと確認でき、かつその二つが明確に分離されている。これはハニカム状の規則的な細孔構造が整っている証拠の一つである。
さらに(3)で得られた複合体のICP発光分析を行い各成分の含有率を求めた。その結果、金の含有率が2.2重量%、セリウムの含有率が6.4重量%であった。
また、(3)で得られた複合体の走査透過電子顕微鏡法(STEM)撮影を行った。図2と図3に示した写真はSTEMの暗視野像である。図2において薄い灰色の蜂の巣状(ハニカム状)の構造はセリウム含有MCM−41の担体の構造に帰属され、規則的細孔構造が非常に整っていることを示す像である。また、白く見える微粒子は担持されている金の粒子に帰属され、粒子径がほぼ均一にそろった超微粒子が、担体上に均一に分散していることを示す像である。図3は角度を変えて撮影した像であるが、担体のセリウム含有メソポーラスシリカの直線的な細孔の良好な規則的が示される像であり、白い点状の像は超微粒子状になっている金に帰属される。
(実施例2:粒径の測定)
走査透過電子顕微鏡の暗視野像をもとに、実施例1で用いた触媒中の金粒子の粒径の測定を行った。その結果、0〜0.5nmの範囲には全粒子数の1%、0.5〜1nmの範囲には全粒子数の16%、1〜1.5nmの範囲には全粒子数の51%、1.5〜2.0nmの範囲には全粒子数の21%、2.0〜2.5nmの範囲には全粒子数の9%、2.5〜3.0nmの範囲には全粒子数の2%であった。特に0.5〜2.0の範囲内に全粒子数の88%が含まれ、さらに1.0〜1.5nmの範囲内に全粒子数の51%が含まれており、単に微粒子であるだけではなく、粒子の直径も均一に制御されていることが確認された。
(実施例3:COの酸化的除去反応(1))
上記で得られた複合体(A)を100mg量り取り、内径8mm外径10mmの石英製触媒反応管に充填した。乾燥空気で250℃30分の乾燥処理を行った後に、1.0%の一酸化炭素ガスを含有する空気を流通させ、CO除去反応を行った。COの除去率は事前に測定しておいたバイパスラインの測定値を元に次の計算式により行った。測定値はガスクロマトグラフ(島津製作所GC−8A)によって行い、ガスクロマトグラフからの出力をインテグレーター(島津製作所CR−8A)を用いて面積値に変換した。
CO除去率(5)={1−(残存COの面積値)/(バイパスラインの面積値)}×100
複合体(A)を用いたところ−8.0℃という低温状態にあってもCOの除去率が100%であった。また、−27.0℃においてCOの除去率が50%であった。触媒調製の再現性を確認するために、複合体(A)と同じ手法で複合体(A−2)を調製し同様の測定を行ったところ、−8.0℃においてCOの除去率が100%、−35.7℃においてCOの除去率が50%となり、安定した再現性を示した。
(実施例4:COの酸化的除去反応(2))
金を担持する際にpHを8.5に調節するところ以外はすべて同じ手法で複合体を調製した。得られた複合体の比表面積は519m/g、ICP分析の結果は金含有率が1.6重量%、セリウム含有率が7.5重量%であった。
得られた複合体を、COの除去反応に供した。その結果、−11.5℃においてもCO除去率100%を示し、−29.2℃においてCO除去率50%であった。
(実施例5:COの酸化的除去反応(3))
金の担持量を増やすために、金の前駆体である塩化金酸を金原子換算で担体に対して5重量%になるように溶解して前記実施例とまったく同様に、調製、反応試験を行った。その結果、−16.6℃までCO除去率100%を維持し、−36.1℃において、除去率が50%であった。
(実施例6:アルコールの酸化(1))
2−オクタノール0.7g、実施例(1)で調製した複合体(A)20mgを容量10mLのステンレス製オートクレーブへ入れ、酸素ガスで内部を置換し、酸素圧8気圧を加えて封入した。その後、120℃に保ったオイルバスを用いてオートクレーブを加熱し、4時間反応させた。その後、オートクレーブを冷却し反応後の液体を取り出し、エタノールで希釈してFID検出器を有するガスクロマトグラフにて分析を行った。その結果、希釈液のエタノール、生成物の2−オクタノン、原料の2−オクタノールに帰属されるピークが確認された。ピークの面積値から原料の転化率は33%、他に明確な副生成物が観測されないことから、ほぼ100%の非常に高選択性であることが明らかになった。
(実施例7:アルコールの酸化(2))
2−オクタノール0.25g、トルエン0.75g、実施例(1)で調製した複合体30mgを容量10mLのステンレス製オートクレーブへ入れ、酸素ガスで内部を置換し、酸素圧7.5気圧を加えて封入した。その後、120℃に保ったオイルバスを用いてオートクレーブを加熱し、15時間反応させた。その後、オートクレーブを冷却し反応後の液体を取り出し、エタノールで希釈してFID検出器を有するガスクロマトグラフにて分析を行った。その結果、希釈液のエタノール、溶媒のトルエン、生成物の2−オクタノン、原料の2−オクタノールに帰属されるピークが確認された。ピークの面積値から原料の転化率は65%、他に明確な副生成物が観測されないことから、ほぼ100%の非常に高選択性であることが明らかになった。
(比較例1)
金を担持する際にpHを10.0に調節するところ以外はすべて同じ手法で複合体を調製しCOの酸化的除去反応に供した。その結果、CO除去率100%を示す温度が148℃に上昇し、CO除去率50%を示す温度が92.0℃まで上昇した。これは、金を複合化させる際にはpHの調節が非常に重要な条件で、10.0未満に調節することが特に重要であることを示すものである。
(比較例2)
金を担持する過程を行わず、セリウム含有メソポーラスシリカのみでCOの酸化除去反応を行った。その結果100〜150℃という高温においてもCOの除去率が0%となり、金を複合化させる有効性が示されている。
(比較例3)
金を担持しないセリウム含有メソポーラスシリカを用いて実施例と同条件でアルコールの酸化反応を行ったが、反応はほとんど進行しなかった。
X線回折測定の結果 実施例1で得られた無機複合体のSTEMの暗視野像 撮影する角度を変えて観察した図2と同一試料のSTEMの暗視野像

Claims (7)

  1. 直径が、0.5〜5ナノメートルの範囲に全粒子数の殆どが含まれる金の超微粒子を、セリウムを含有するメソポーラスシリカに担持させたことを特徴とする無機複合体。
  2. 前記セリウムを含有するメソポーラスシリカに前記金の超微粒子を担持する方法として、塩化金酸の水溶液にアルカリ溶液を添加してpH値を7.0以上10.0未満の範囲に調整して塩化金酸を水酸化物イオンが配位した状態に変化させ、その溶液中にセリウムを含有するメソポーラスシリカを分散させるか又はその溶液とセリウムを含有するメソポーラスシリカとを接触させることにより、メソポーラスシリカ表面に電気的親和力で前記金の超微粒子の前駆体である水酸化物イオンが配位した金錯体を吸着させる方法を用いることを特徴とする請求項1に記載の無機複合体の製造方法。
  3. 請求項1に記載された無機複合体からなることを特徴とする、ガス中に含まれる一酸化炭素の酸化除去用触媒。
  4. 請求項1に記載の無機複合体を触媒に用い、ガス中に含まれる微量の一酸化炭素を、同ガス中に含まれている酸素又は必要量添加した酸素と反応させて、該一酸化炭素を酸化除去して二酸化炭素に変換することを特徴とする微量一酸化炭素の酸化除去方法。
  5. 前記ガスの主成分が水素又は空気である請求項4に記載の微量一酸化炭素の酸化除去方法。
  6. 請求項1に記載された無機複合体からなることを特徴とする、アルコール類の酸化的脱水素反応によるケトン類の合成用触媒。
  7. 請求項1に記載の無機複合体を触媒に用い、アルコール類を酸素で酸化し、酸化的脱水素反応によりケトン類を製造することを特徴とするケトン類の製造方法。
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