JP5071357B2 - ロボット用波動歯車減速装置 - Google Patents

ロボット用波動歯車減速装置 Download PDF

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本発明は、ロボットアームの駆動機構に使用される波動歯車減速装置に係り、特に、可撓性外歯歯車とウエーブベアリングとの間の滑りを防止するようにしたものに関する。
ロボット用波動歯車減速装置は、例えば特許文献1に開示されている。これは、環状の剛性内歯歯車と、この剛性内歯歯車の内側に配置され剛性内歯歯車の内歯と噛み合い可能な外歯を有した円筒状の可撓性外歯歯車と、この可撓性外歯歯車の内側にウエーブベアリングを介して嵌め込まれた楕円形の剛性カム板とから構成されており、剛性内歯歯車の内歯の歯数は、可撓性外歯歯車の外歯の歯数よりも2n(nは正の整数)だけ多く(通常は2枚だけ多く)設定されている。
この波動歯車減速装置では、剛性カム板が楕円形であることにより、ウエーブベアリングの可撓性外輪および可撓性外歯歯車が楕円形に撓み、そのため、可撓性外歯歯車は、外歯を180度隔てた2部分で剛性内歯歯車の内歯に噛み合わせている。そして、例えば、剛性内歯歯車を回転しないように固定した状態で剛性カム板をモータによって回転駆動すると、ウエーブベアリングの可撓性外輪および可撓性外歯歯車が半径方向に撓んで可撓性外歯歯車の外歯の噛み合わせ位置が円周方向に移動する。その結果、内歯と外歯の歯数差に応じた相対回転が可撓性外歯歯車に発生するので、歯数差に応じた減速比で減速された回転出力が可撓性外歯歯車から得られ、この可撓性外歯歯車の回転出力によってアームを旋回させる。
ロボットは、上述のような波動歯車減速装置によって旋回駆動されるアームを複数本連結、つまり一のアームの先端に別のアームを連結する形態で、複数のアームを順に連結して構成されている。
特開平10−318338号公報
ロボット、特に産業用のロボットでは、教示された動作を何度も繰り返すので、その教示動作を繰り返す限り、手先(ハンド)は常に教示された位置に正確に停止することが要求される。
ところが、ロボットに目標位置を教示し、手先を教示された目標位置に移動させる試験を繰り返し行うと、アームの駆動機構の減速装置に波動歯車減速装置を用いたロボットでは、アーム先端の手先の停止位置が、動作の度に、微妙に異なる(手先のぶれ)という不具合を生じた。この動作の度に手先の停止位置が微妙に異なるという現象、つまり手先停止位置の再現性が低いという問題は、波動歯車減速装置を用いたロボットに特有の問題であり、このような問題を生じない波動歯車減速装置の出現が切に望まれる。この場合、産業用のロボットでは、大型化が組立ラインの拡張に繋がるので、手先停止位置の再現性を高くするために、部品を波動歯車減速装置に追加する場合、その追加部品によって波動歯車減速装置が大型化すると、ロボット全体が大型化するので、これは極力避けなければならない。
そこで、本発明の目的は、ロボットアームの駆動機構に使用される波動歯車減速装置にあって、手先停止位置の再現性を高くすることができると共に、その手先停止位置の再現性を高くするための追加部品による大型化を極力避けることができるロボット用波動歯車減速装置を提供することにある。
本発明者は、ロボットアームの駆動機構の減速装置に波動歯車減速装置を用いると、動作の度に手先の停止位置が微妙に異なるという不具合を生ずる原因が、波動歯車減速装置の可撓性外歯歯車がウエーブベアリングの可撓性外輪に対して滑るところにあることを見出した。つまり、可撓性外輪は高精度に加工されているが、その肉厚が円周方向の各位置で数μmという微小な値ではあるが変動している。この可撓性外輪が可撓性外歯歯車に対して相対的に滑ると、アームが目標位置で停止したとき、その都度、剛性内歯歯車の内歯に対する可撓性外歯歯車の外歯の噛み合い高さ位置が変化することになる。この内歯に対する外歯の噛み合い高さ位置の変化が可撓性外歯歯車の回転角度の変化(アームの旋回角度の変化)となって現れる。
この内歯に対する外歯の噛み合い高さ位置の変化による可撓性外歯歯車の角度変化が微小であっても、アームは比較的長いので、角度変化による誤差が増幅されてアームの先端では無視できない旋回距離の誤差となって現れると共に、ロボットが複数のアームを連結して構成されているため、複数のアームの旋回距離の誤差が更に増幅されて手先の停止位置の誤差となって現れるのである。
請求項1,2では、可撓性外歯歯車に固定した滑り止め部材の複数個の係合部のうちの少なくとも1個がウエーブベアリングの可撓性外輪に形成された係合溝と係合しているので、この滑り止め部材によって可撓性外輪に対する可撓性外歯歯車の滑りが防止される。このため、アームが目標位置で停止したときの内歯に対する外歯の噛み合い高さ位置が一定となり、停止位置の再現性が高くなる。しかも、滑り止め部材は可撓性外歯歯車の外歯歯車主部の内側に配設され(請求項1)、或いは、外歯歯車主部の内側から取付部にかけて配設される(請求項2)ので、大型化を極力避けることができる。
以下、本発明を実施形態により具体的に説明する。
図1〜図5は第1の実施形態を示す。図1は波動歯車減速装置の全体構成を示す断面図であり、この図1に示すように、波動歯車減速装置1は、内周面に内歯2が形成された円環状の剛性内歯歯車3を備えている。この剛性内歯歯車3には、相手部材への固定用のボルトを通すための通し孔4が複数個形成されている。
上記剛性内歯歯車3の内側には、同心状に可撓性外歯歯車5が配置されている。可撓性外歯歯車5は、例えばばね鋼製から円筒状に形成された可撓性ある外歯歯車主部6と、この外歯歯車主部6の一端部に内側に向かって直角に延びるように一体に形成された環状の取付部7からなる。外歯歯車主部6の他端は開口されており、可撓性外歯歯車5の全体形状としてはカップ型となっている。そして、外歯歯車主部6の開口された他端部の外周面には、剛性内歯歯車3の内歯2に噛み合い可能な外歯8が形成されている。この外歯8の枚数は、内歯2の枚数よりも例えば2枚少なく設定されている。また、取付部7の中央部は円形孔9を有した厚肉な座部7aとされており、この座部7aには、相手部材への固定用のボルトを通すための通し孔10が複数個形成されている。
上記の外歯歯車主部6において、外歯8の形成部分の内側にはウエーブベアリング11が配設されている。このウエーブベアリング11は、図2にも示すように、可撓性外輪12と、可撓性内輪13と、上記可撓性外輪12と可撓性内輪13との間に配列された複数個のボール14とから構成されている。そして、可撓性外輪12が外歯歯車主部6の内周に嵌め込まれている。
ウエーブベアリング11の内側、つまり可撓性内輪13の内周には、楕円形の剛性カム15が固着されている。この剛性カム15の中央部には、入力軸を連結するためのキー溝16付きの嵌合孔17が形成されている。
上記剛性カム15の可撓性内輪13への固着により、ウエーブベアリング11の可撓性内輪13および可撓性外輪12が楕円形に撓められる。更に、可撓性外輪12が楕円形に撓むことによって、外歯歯車主部6の外歯8形成部分が楕円形に撓められる。この結果、図2に示すように、外歯歯車主部6の楕円形撓み部分の長径方向両端部の2箇所において外歯8が部分的に剛性内歯歯車3の内歯2に噛み合うようになる。
この構成において、剛性カム15が回転されると、可撓性外歯歯車5の外歯歯車主部6の楕円形に撓んだ部分の長径部分が円周方向に移動する。このため、外歯8の内歯2に対する噛み合い部分が円周方向に移動する。このとき、外歯8が内歯2よりも2枚少なく設定されているので、噛み合い位置の移動に伴って、剛性内歯歯車3と可撓性外歯歯車5との間で相対的な回転が発生する。このため、例えば、剛性内歯歯車3を固定しておけば、可撓性外歯歯車5が出力部となって当該可撓性外歯歯車5から減速回転を取り出すことができる。
さて、波動歯車減速装置1には、可撓性外歯歯車5の外歯歯車主部6と、ウエーブベアリング11の可撓性外輪12との間の滑りを防止するための滑り止め手段が設けられる。この滑り止め手段につき、図3および図4を参照しながら説明する。即ち、ウエーブベアリング11の可撓性外輪12の外表面のうち、可撓性外歯歯車5の外歯歯車主部6の取付部7側の端部外表面には、径方向に延びる2本の係合溝18,19が90度の角度間隔を存して2個形成されている。
一方、可撓性外歯歯車5の外歯歯車主部6の内側には、滑り止め部材20が配設される。この滑り止め部材20は、外歯歯車主部6の内側底面である取付部7に重ねた状態で連結される円形の連結部21を有すると共に、この連結部21の外周部からほぼ直角に立ち上がる2個の係合脚片22,23が形成されている。この滑り止め部材20の連結部21の中央部には、円形孔24が形成されていると共に、取付部7に重ねられる面側に、円形孔24と同心であって、外歯歯車主部6の取付部7の円形孔9に嵌め込まれる短円筒状の嵌合部21aが突設されている。また、連結部21には、外歯歯車主部6の取付部7に形成された複数個の通し孔10に合致するように複数個の通し孔25が形成されている。
上記2個の係合脚片22,23は、連結部21の中心から所定距離隔たった位置に90度の角度間隔をもって形成されている。そして、係合脚片22,23の先端部には、可撓性外輪12の係合溝18,19にそれぞれ係合する矩形突片からなる係合部22a,23aが形成されている。なお、係合部22a,23aの連結部21の中心線からの離間距離は、楕円形に変形された可撓性外輪12の短径部分の半径寸法に定められている。
図5は上記構成の波動歯車減速装置1のロボットへ組み込んだ場合の一例を示す。この図5には、一つのアーム26と、このアーム26内に設けられた駆動機構27と、この駆動機構27によって旋回されるアーム(図示せず)を取り付けるための回転関節部材(相手部材)28が示されている。駆動機構27は、波動歯車減速装置1を主体とするもので、この駆動機構27の筒状のベース29の一端側に、前記回転関節部材28がベアリング30を介して回転可能に支持されている。
波動歯車減速装置1は、ベース29内に収納され、剛性内歯歯車3がベース29の他端部に、通し孔4に通されたボルト31によって固定されている。また、可撓性外歯歯車5の外歯歯車主部6の取付部7は、嵌合部21aを回転関節部材28の回転中心部に形成された円形孔32に嵌合するようにして当該回転関節部材28上に配置されている。この取付部7に滑り止め部材20の連結部21が重ねられた状態で、これら外歯歯車主部6の取付部7が滑り止め部材20の連結部21と共に、通し孔25および10に通されたボルト33によって回転関節部材28に固定されている。
これにより、滑り止め部材20の連結部21が可撓性外歯歯車5の外歯歯車主部6の取付部7に一体に連結された状態となる。この状態では、滑り止め部材20の係合脚片22,23の係合部22a,23aは、可撓性外輪12の係合溝18,19に係合した状態、または、一方の係合部が一方の係合溝に係合し、他方の係合部が他方の係合溝から外れた状態になっている。
波動歯車減速装置1の滑り止め部材20の連結部21の円形孔24と剛性カム15の中心部に形成された嵌合孔17とは同心の状態にある。そして、波動歯車減速装置1の入力軸としての回転軸34が剛性カム15の嵌合孔17に挿通されてキー35によって剛性カム15と一体に回転するように結合されている。回転軸34の一端部は、滑り止め部材20の連結部21の円形孔24にベアリング36を介して回転自在に支持されている。この回転軸34の他端には、歯付きプーリ37が取り付けられ、この歯付きプーリ37はベルト伝動機構38によって図示しないモータに連結されている。
したがって、モータが起動すると、そのモータの回転が回転軸34に伝達されて剛性カム15が回転する。これにより、上述したように、外歯8の内歯2に対する噛み合い部分が円周方向に移動するため、モータの回転が減速されて可撓性外歯歯車5に伝達され、回転関節部材28が回転、ひいては当該回転関節部材28に取り付けられた図示しないアームが旋回する。
このようにして波動歯車減速装置1によってモータの回転を減速して回転関節部材28に伝達する際、滑り止め部材20が有する2個の係合部22a,23aのうち、少なくとも一方が係合溝に係合して両者が一体的に回転するように、換言すれば可撓性外歯歯車5の外歯歯車主部6がウエーブベアリング11の可撓性外輪12に対して滑りを生じないようにする。
つまり、剛性カム15が回転すると、楕円形に撓んだ状態にある外歯歯車主部6と可撓性外輪12の長径部分および短径部分が円周方向に移動する。このとき、長径部分と短径部分は90度隔たった関係にある。このため、図2に示すように、2個の係合部22a,23aのうちの一方の係合部22aが長径部分に位置している場合には、当該一方の係合部22aは一方の係合溝18から外れ、他方の係合部23aは他方の係合溝19に係合した状態となっている。
そして、長径部分が移動してゆくと、他方の係合部23aに係合されていた他方の係合溝19は、次第に径方向外側に動いて当該他方の係合部23aを外すようにする。しかしながら、このときには、一方の係合溝18が径方向中心側に移動して一方の係合部22aを内に入れようとする。このため、長径部分がどこに位置していようが、2個の係合部22a,23aのうちの少なくとも一個の係合部が係合溝に係合した状態となるので、可撓性外歯歯車5の外歯歯車主部6が可撓性外輪12に対して滑りを生ずることが防止される。
一方、アームを旋回動作させるとき、モータの回転位置はロータリエンコーダ(回転センサ)によって検出され、その回転位置検出信号を制御装置にフィードバック信号としてフィードバックする。このため、アームを原点位置から目標位置まで動作させるとき、モータの原点位置からの回転数は常に同一の回転数となる。そして、本実施形態では、可撓性外歯歯車5の外歯歯車主部6とウエーブベアリング11の可撓性外輪12との間の滑りが防止されているのであるから、アームを目標位置で停止させるべくモータが停止したときの外歯8の内歯2との噛み合う歯どうしは常に同じで、噛み合い高さ位置も常に同じなる。
このため、アームの旋回角度が動作の都度異なるといった不具合の発生を極力防止でき、その結果、アームが長く、また、ロボットが複数のアームを連結して構成されるという事情があっても、アーム先端に取り付けられた手先の停止位置が動作の度に異なるといった不具合を極力防止でき、また停止位置が動作の度に異なったとしてもその誤差を程微小な誤差に抑えることができ、停止位置の再現性が高くすることができる。
しかも、滑り止め部材20はカップ型の外歯歯車主部6内に全部が収容可能であるから、波動歯車減速装置1全体の大型化を回避できる。特に、ロボットでは、内部に余剰の空間がないため、滑り止め手段を付加することによって波動歯車減速装置1が大型化することは極力避けたいという要求があるが、本実施形態によれば、この要求に対処することができるものである。
図6ないし図8は本発明の他の実施形態を示すもので、上記一実施形態との相違は、可撓性外歯歯車および滑り止め部材の形状にある。ここで、可撓性外歯歯車および滑り止め部材以外の各部材については、上記一実施形態で使用した符号と同一符号を用いることとして詳細な説明は省略する。
本実施形態の外歯歯車主部39は、一端部に外側に延びる環状の取付部40を有しており、可撓性外歯歯車41全体としてはシルクハット型をなしている。そして、外歯歯車主部39の他端部外周に外歯42が形成されている。
取付部40の外周寄りの部分は肉厚に形成されて座部40aとされ、この座部40aに外歯歯車主部39を回転関節部材28に固定するためのボルトを通す複数の通し孔43が形成されている。
一方、滑り止め部材44は、外歯歯車主部39の取付部40に連結される環状の連結部45を有し、この連結部45の内周部に、2個の係合脚片46,47が立ち上がり形成されている。そして、各係合脚部46,47の先端に、係合溝18,19に係合可能な係合部46a,47aが形成されている。なお、連結部45には、ボルトの通し孔48が複数形成されている。
上記滑り止め部材44は、可撓性外歯歯車41の取付部40から外歯歯車主部39の内側にかけて配置され、取付部40を回転関節部材28に固定する際に、連結部45を取付部40と回転関節部材28との間に挟むようにして複数のボルト33によって固定される。
このように構成しても上記一実施形態と同様の効果を得ることができる。ただ、本実施形態の場合には、滑り止め部材44は連結部45部分が外歯歯車主部6から外部に出るが、当該連結部45の厚さはそれ程厚くはないので、波動歯車減速装置1の大型化を極力回避することができる。
なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施形態に限定されるものではなく、以下のような拡張ないし変更が可能である。
係合溝は、可撓性外輪12に90度の角度間隔をもって2本形成するものに限られず、90度の角度間隔をもって3本或いは4本形成しても良い。また、45度の角度間隔をもって3個、或いは6個、更には8個形成しても良い。或いは、等角度間隔でなくともよく、要は、係合溝の数と同数設ける係合部の少なくとも1個が係合溝に係合する状態が得られるような間隔であればよい。
滑り止め部材は、滑り止め部材20は、複数分割型のもの、つまり、係合脚片を1個ずつ有するように連結部を複数に分割した形態のものであっても良い。
内輪13は可撓性を有していなくても良い。
内輪13はなくとも良い。
本発明の一実施形態における波動歯車減速装置の断面図 図1のA−A線に沿う断面図 ウエーブベアリングの部分斜視図 滑り止め部材の斜視図 ロボットへの波動歯車減速装置の組み付け状態を示す断面図 本発明の他の実施形態を示す外歯歯車の斜視図 滑り止め部材の斜視図 ロボットへの取り付け構成を示す断面図
符号の説明
図面中、3は剛性内歯歯車、5は可撓性外歯歯車、6は外歯歯車主部、7は取付部、11はウエーブベアリング、12は可撓性外輪、15は剛性カム、18,19は係合溝、20は滑り止め部材、21は連結部,22a,23aは係合部、26はアーム、28は回転関節部材、39は外歯歯車主部、40は取付部、41は可撓性外歯歯車、44は滑り止め部材、45は連結部、46a,47aは係合部を示す。

Claims (2)

  1. ロボットアームの駆動機構に使用されるロボット用波動歯車減速装置であって、
    内周面に内歯が形成された環状の剛性内歯歯車と、
    前記剛性内歯歯車の内側に配置され、可撓性を有する円筒状の外歯歯車主部の外周面に前記内歯に噛み合い可能な外歯が形成されると共に、前記外歯歯車主部の一端部に内側に延びる取付部が形成された可撓性外歯歯車と、
    前記可撓性外歯歯車の内側に設けられ、少なくとも、前記可撓性外歯歯車の内周に嵌め込まれた可撓性外輪および前記可撓性外輪の内側に配設された複数個のボールを有したウエーブベアリングと、
    前記ウエーブベアリングの内側に嵌め込まれ、前記可撓性外歯歯車を前記ウエーブベアリングを介して半径方向に撓ませることにより前記外歯を180度隔てた2部分で前記内歯に噛み合わせると共に、これらの噛み合わせ位置を円周方向に移動させる楕円形の剛性カムと、
    を備えたロボット用波動歯車減速装置において、
    前記ウエーブベアリングの前記可撓性外輪の外表面のうち、前記外歯歯車主部の前記取付部側の端部外表面に、径方向に延びる係合溝を少なくとも90度の角度間隔をもって2本形成し、
    前記可撓性外歯歯車の前記外歯歯車主部の内側に、前記外歯歯車主部の前記取付部の中央部に設けられている座部に固定され、当該座部から前記外歯歯車主部側に延びる連結部と、当該連結部の外周部から前記ウエーブベアリングの前記可撓性外輪側に向かって立ち上がり、前記可撓性外輪側の端部に前記係合溝に係合可能な係合部がそれぞれ設けられた複数の係合脚片とを有した滑り止め部材を配設し、
    前記剛性カムの回転に伴って前記ウエーブベアリングの前記可撓性外輪が径方向に撓むとき、前記滑り止め部材に設けられている複数の前記係合部の少なくとも1個が前記係合溝への係合を維持することによって前記可撓性外歯歯車と前記可撓性外輪との滑り止めがなされることを特徴とするロボット用波動歯車減速装置。
  2. ロボットアームの駆動機構に使用されるロボット用波動歯車減速装置であって、
    内周面に内歯が形成された環状の剛性内歯歯車と、
    前記剛性内歯歯車の内側に配置され、可撓性を有する外歯歯車主部の外周面に前記内歯に噛み合い可能な外歯が形成されると共に、前記外歯歯車主部の一端部に外側に延びる取付部が形成された可撓性外歯歯車と、
    前記可撓性外歯歯車の内側に設けられ、少なくとも、前記可撓性外歯歯車の内周に嵌め込まれた可撓性外輪および前記可撓性外輪の内側に配設された複数個のボールを有したウエーブベアリングと、
    前記ウエーブベアリングの内側に嵌め込まれ、前記可撓性外歯歯車を前記ウエーブベアリングを介して半径方向に撓ませることにより前記外歯を180度隔てた2部分で前記内歯に噛み合わせると共に、これらの噛み合わせ位置を円周方向に移動させる楕円形の剛性カムと、
    を備えたロボット用波動歯車減速装置において、
    前記ウエーブベアリングの前記可撓性外輪の外表面のうち、前記外歯歯車主部の前記取付部側の端部外表面に、径方向に延びる係合溝を少なくとも90度の角度間隔をもって2本形成し、
    前記可撓性外歯歯車の前記取付部から前記外歯歯車主部の内側にかけて、前記可撓性外歯歯車の前記外歯歯車主部の前記取付部の座部に固定され、前記外歯歯車主部の内側まで延びる連結部と、当該連結部の内周部から前記ウエーブベアリングの前記可撓性外輪側に向かって立ち上がり、前記可撓性外輪側の端部に前記係合溝に係合可能な係合部がそれぞれ設けられた複数の係合脚片とを有した滑り止め部材を配設し、
    前記剛性カムの回転に伴って前記ウエーブベアリングの前記可撓性外輪が径方向に撓むとき、前記滑り止め部材に設けられている複数の前記係合部の少なくとも一個が前記係合溝への係合を維持することによって前記可撓性外歯歯車と前記可撓性外輪との滑り止めがなされることを特徴とするロボット用波動歯車減速装置。
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