JP5071356B2 - ロボット用波動歯車減速装置 - Google Patents

ロボット用波動歯車減速装置 Download PDF

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本発明は、ロボットアームの駆動機構に使用される波動歯車減速装置に係り、特に、可撓性外歯歯車とウエーブベアリングとの間の滑りを防止するようにしたものに関する。
ロボット用波動歯車減速装置は、例えば特許文献1に開示されている。これは、環状の剛性内歯歯車と、この剛性内歯歯車の内側に配置され剛性内歯歯車の内歯と噛み合い可能な外歯を有した筒状の可撓性外歯歯車と、この可撓性外歯歯車の内側にウエーブベアリングを介して嵌め込まれた楕円形のカム板とから構成されており、剛性内歯歯車の内歯の歯数は可撓性外歯歯車の外歯の歯数よりも2n(nは正の整数)だけ多く(通常は2枚だけ多く)設定されている。
この波動歯車減速装置では、カム板が楕円形であることにより、ウエーブベアリングの可撓性外輪および可撓性外歯歯車が楕円形に撓み、そのため、可撓性外歯歯車は、外歯を180度隔てた2部分で剛性内歯歯車の内歯に噛み合わせている。そして、例えば、剛性内歯歯車を回転しないように固定した状態でカム板をモータによって回転駆動すると、ウエーブベアリングの可撓性外輪および可撓性外歯歯車が半径方向に撓んで可撓性外歯歯車の外歯の噛み合わせ位置が円周方向に移動する。その結果、内歯と外歯の歯数差に応じた相対回転が可撓性外歯歯車に発生するので、歯数差に応じた減速比で減速された回転出力が可撓性外歯歯車から得られ、この可撓性外歯歯車の回転出力によってアームを旋回させる。
ロボットは、上述のような波動歯車減速装置によって旋回駆動されるアームを複数本連結、つまり一のアームの先端に別のアームを連結する形態で、複数のアームを順に連結して構成されている。
特開平10−318338号公報
ロボット、特に産業用のロボットでは、教示された動作を何度も繰り返すので、その教示動作を繰り返す限り、アームは常に教示された位置に正確に停止することが要求される。
ところが、ロボットに目標位置を教示し、アームを教示された目標位置に移動させる試験を繰り返し行うと、アームの駆動機構の減速装置に波動歯車減速装置を用いたロボットでは、アーム先端に取り付けられたハンドの停止位置が、動作の度に、微妙に異なるという不具合を生じた。この動作の度にハンドの停止位置が微妙に異なるという現象、つまりハンド停止位置の再現性が低いという問題は、波動歯車減速装置を用いたロボットに特有の問題であり、このような問題を生じない波動歯車減速装置の出現が切に望まれる。この場合、産業用のロボットでは、大型化が組立ラインの拡張に繋がるので、ハンド停止位置の再現性を高くするために、部品を波動歯車減速装置に追加する場合、その追加部品によって波動歯車減速装置が大型化すると、ロボット全体が大型化するので、これは極力避けなければならない。
そこで、本発明の目的は、ロボットアームの駆動機構に使用される波動歯車減速装置にあって、ハンド停止位置の再現性を高くすることができると共に、そのハンド停止位置の再現性を高くするための追加部品による大型化を極力避けることができるロボット用波動歯車減速装置を提供することにある。
本発明者は、ロボットアームの駆動機構の減速装置に波動歯車減速装置を用いると、動作の度に停止位置が微妙に異なるという不具合を生ずる原因が、波動歯車減速装置の可撓性外歯歯車がウエーブベアリングの可撓性外輪に対して滑るところにあることを見出した。つまり、可撓性外輪は高精度に加工されているが、その肉厚が円周方向の各位置で数μmという微小な値ではあるが変動している。この可撓性外輪が可撓性外歯歯車に対して相対的に滑ると、アームが目標位置で停止したとき、その都度、剛性内歯歯車の内歯に対する可撓性外歯歯車の外歯の噛み合い高さ位置が変化することになる。この内歯に対する外歯の噛み合い高さ位置の変化が可撓性外歯歯車の回転角度の変化(アームの旋回角度の変化)となって現れる。
この内歯に対する外歯の噛み合い高さ位置の変化による可撓性外歯歯車の角度変化が微小であっても、アームは比較的長いので、角度変化による誤差が増幅されてアームの先端では無視できない旋回距離の誤差となって現れると共に、ロボットが複数のアームを連結して構成されているため、複数のアームの旋回距離の誤差が更に増幅されてハンドの停止位置の誤差となって現れるのである。
請求項1,2では、可撓性外歯歯車に固定した滑り止め部材の係合部がウエーブベアリングの可撓性外輪に形成された被係合部に係合しているので、この滑り止め部材によって可撓性外輪に対する可撓性外歯歯車の滑りが防止される。このため、アームが目標位置で停止したときの内歯に対する外歯の噛み合い高さ位置が一定となり、停止位置の再現性が高くなる。しかも、滑り止め部材は可撓性外歯歯車の外歯歯車主部の内側に配設され(請求項1)、或いは、外歯歯車主部の内側から取付部にかけて配設されるので、大型化を極力避けることができる。
以下、本発明を実施形態により具体的に説明する。
図1〜図5は第1の実施形態を示す。図1は波動歯車減速装置の全体構成を示す断面図であり、この図1に示すように、波動歯車減速装置1は、内周面に内歯2が形成された円環状の剛性内歯歯車3を備えている。この剛性内歯歯車3には、相手部材への固定用のボルトを通すための通し孔4が複数個形成されている。
上記剛性内歯歯車3の内側には、同心状に可撓性外歯歯車5が配置されている。可撓性外歯歯車5は、例えばばね鋼製から円筒状に形成された可撓性ある外歯歯車主部6と、この外歯歯車主部6の一端部に内側に向かって直角に延びるように一体に形成された環状の取付部7からなる。外歯歯車主部6の他端は開口されており、可撓性外歯歯車5の全体形状としてはカップ型となっている。そして、外歯歯車主部6の開口された他端部の外周面には、剛性内歯歯車3の内歯2に噛み合い可能な外歯8が形成されている。この外歯8の枚数は、内歯2の枚数よりも例えば2枚少なく設定されている。
一方、取付部7の中央部は円形孔9を有した厚肉な座部7aとされており、この座部7aには、相手部材への固定用のボルトを通すための通し孔10が複数個形成されている。取付部7には、外歯歯車主部6の内側に配設された円形の座板11が重ねられている。この座板11は、中央部に取付部7の円形孔9と同心の円形孔12を有していると共に、取付部7に重ねられる面側に、円形孔12と同心で取付部7の円形孔9に嵌め込まれる短円筒状の嵌合部11aが突設されている。また、座板11には、取付部7の複数個の通し孔10に合致する複数個の通し孔13が形成されている。
上記の外歯歯車主部6において、外歯8の形成部分の内側にはウエーブベアリング14が配設されている。このウエーブベアリング14は、図2にも示すように、可撓性外輪15と、可撓性内輪16と、上記可撓性外輪15と可撓性内輪16との間に配列された複数個のボール17とから構成されている。そして、可撓性外輪15が外歯歯車主部6の内周に嵌め込まれている。
ウエーブベアリング14の内側、つまり可撓性内輪16の内周には、楕円形の剛性カム18が固着されている。この剛性カム18には、入力軸を連結するためのキー溝19付きの嵌合孔20が形成されている。なお、この嵌合孔20は、可撓性外歯歯車5の取付部7上に配設された座板11の円形孔12と同心になっている。
上記剛性カム18の可撓性内輪16への固着により、ウエーブベアリング14の可撓性内輪16および可撓性外輪15が楕円形に撓められる。更に、可撓性外輪15が楕円形に撓むことによって、外歯歯車主部6の外歯8形成部分が楕円形に撓められる。この結果、図2に示すように、外歯歯車主部6の楕円形撓み部分の長径方向両端部の2箇所において外歯8が部分的に剛性内歯歯車3の内歯2に噛み合うようになる。
この構成において、剛性カム18が回転されると、可撓性外歯歯車5の外歯歯車主部6の楕円形に撓んだ部分の長径部分が円周方向に移動する。このため、外歯8の内歯2に対する噛み合い部分が円周方向に移動する。このとき、外歯8が内歯2よりも2枚少なく設定されているので、噛み合い位置の移動に伴って、剛性内歯歯車3と可撓性外歯歯車5との間で相対的な回転が発生する。このため、例えば、剛性内歯歯車3を固定しておけば、可撓性外歯歯車5が出力部となって当該可撓性外歯歯車5から減速回転を取り出すことができる。
さて、波動歯車減速装置1には、ウエーブベアリング14の可撓性外輪15に対する可撓性外歯歯車5の滑りを防止するための滑り止め手段が設けられる。この滑り止め手段につき、図3および図4を参照しながら説明する。即ち、ウエーブベアリング14の可撓性外輪15の外周表面に、可撓性外歯歯車5の取付部7側に向かって開放する被係合部としての溝21が形成されている。この溝21は、可撓性外輪15を外歯歯車主部6の内側に嵌め込むことにより、可撓性外輪15の取付部7側に向かって開放する差し込み孔となる。
この溝21に対し、外歯歯車主部6の内側には、滑り止め部材22が配設される。この滑り止め部材22は、通し孔23が形成された連結片(連結部)22aと、この連結片22aに対して直角に折り曲げられた可撓片(可撓部)22bを有し、全体としてL字状をなしている。この滑り止め部材22は、例えば板ばねから形成されていて、可撓性を有している。そして、可撓片22bの先端部に係合片(係合部)22cが形成されている。
このような滑り止め部材22は、外歯歯車主部6内の座板11上に、通し孔23を座板11の1個の通し孔13に合わせるようにして配設される。このとき、可撓片22bの先端の係合片22cは、可撓性外輪15の溝(差し込み孔)21内に挿入されて当該溝21に係合した状態になされる。
図5は上記構成の波動歯車減速装置1をロボット内に組み込んだ場合の一例を示す。この図5には、一つのアーム24と、このアーム24内に設けられた駆動機構25と、この駆動機構25によって旋回されるアーム(図示せず)を取り付けるための回転関節部材(相手部材)26が示されている。駆動機構25は、波動歯車減速装置1を主体とするもので、この駆動機構25の筒状の取り付けベース27の一端側に、上記の回転関節部材26がベアリング28を介して回転可能に支持されている。
波動歯車減速装置1は、取り付けベース27内に収納され、剛性内歯歯車3が相手部材としての取り付けベース27の他端部に、通し孔4に通された複数本のボルト29によって固定されている。また、外歯歯車主部6においては、取付部7の座部7aおよび座板11が通し孔13および10に通された複数本のボルト31によって回転関節部材26に固定されている。このとき、座板11の嵌合部11aが取付部7の円形孔9に嵌合され、円形孔9から突出した嵌合部11aの先端部分が回転関節部材26に形成された円形孔30に嵌合されることにより、回転関節部材26の回転中心に対する可撓性外歯歯車5の同心性が高精度に確保される。
一方、滑り止め部材22は、係合片22cが可撓性外輪15の溝21内に差し込まれ、且つ連結片22aが通し孔23を座板11の1個の通し孔13に合わせるように配設され、取付部7および座板11を回転関節部材26に固定する際、その固定用のボルト31によって座板11上に固定される。これにより、滑り止め部材22が外歯歯車主部6の取付部7に連結された状態となる。
上述のように波動歯車減速装置1を取り付けベース27に取り付けた状態において、座板11の円形孔12と剛性カム18の嵌合孔20とは同心の状態にある。そして、入力軸としての回転軸32が剛性カム18の嵌合孔20に挿通されてキー33によって剛性カム18と一体に回転するように結合されている。回転軸32の一端部は、座板11の円形孔12にベアリング34を介して回転自在に支持されている。この回転軸32の他端には、歯付きプーリ35が取り付けられ、この歯付きプーリ35はベルト伝動機構36によって図示しないモータに連結されている。
したがって、モータが起動すると、そのモータの回転が回転軸32に伝達されて剛性カム18が回転する。これにより、上述したように、外歯8の内歯2に対する噛み合い部分が円周方向に移動するため、モータの回転が減速されて可撓性外歯歯車5に伝達され、回転関節部材26が回転、ひいては当該回転関節部材26に取り付けられたアームが旋回する。
このようにして波動歯車減速装置1によってモータの回転を減速して回転関節部材26に伝達する際、滑り止め部材22の係合片22cの先端部が外歯歯車主部6の溝21に係合しているので、外歯歯車主部6がウエーブベアリング14の可撓性外輪15に対して滑りを生ずることが防止される。
ところで、剛性カム18が回転するとき、楕円形に撓んだ状態にある外歯歯車主部6と可撓性外輪15の長径部分および短径部分は円周方向に移動する。このため、可撓性外輪15の溝21形成部分は、楕円の長径と短径との差分だけ径方向に移動する。しかしながら、滑り止め部材22の可撓片22bは、その可撓性により、溝21の形成部分が径方向に移動しても、この移動に追従して撓み、係合部22cの溝21に対する係合を維持する。したがって、剛性カム18の回転位置に関係なく、滑り止め部材22の滑り止め効果が発揮される。
一方、アームを旋回動作させるとき、モータの回転位置はロータリエンコーダ(回転センサ)によって検出され、その回転位置検出信号を制御装置にフィードバック信号してフィードバックする。このため、アームを原点位置から目標位置まで動作させるとき、モータの原点位置からの回転数は常に同一の回転数となる。そして、本実施形態では、可撓性外歯歯車5の外歯歯車主部6とウエーブベアリング14の可撓性外輪15との間の滑りが防止されているのであるから、アームを目標位置で停止させるべくモータが停止したときの外歯8の内歯2との噛み合う歯どうしは常に同じで、噛み合い高さ位置も常に同じとなる。
このため、アームの旋回角度が動作の都度異なるといった不具合の発生を極力防止でき、その結果、アームが長く、また、ロボットが複数のアームを連結して構成されるという事情があっても、アーム先端に取り付けられたハンドの停止位置が動作の度に異なるといった不具合を極力防止でき、また停止位置が動作の度に異なったとしてもその誤差を程微小な誤差に抑えることができ、停止位置の再現性が高くすることができる。
しかも、滑り止め部材22はカップ型の外歯歯車主部6内に全部が収容可能であるから、波動歯車減速装置1全体の大型化を回避できる。特に、ロボットでは、内部に余剰の空間がないため、滑り止め手段を付加することによって波動歯車減速装置1が大型化することは極力避けたいという要求があるが、本実施形態によれば、この要求に対処することができるものである。
図6は本発明の他の実施形態を示すもので、上記一実施形態との相違は、可撓性外歯歯車の外歯歯車主部および滑り止め部材の形状にある。ここで、可撓性外歯歯車および滑り止め部材以外の各部材については、上記一実施形態で使用した符号と同一符号を用いることとして詳細な説明は省略する。
本実施形態の外歯歯車主部37は、一端部に外側に延びる環状の取付部38を有しており、可撓性外歯歯車39全体としてシルクハット型をなしている。そして、外歯歯車主部37の他端部外周に外歯40が形成されている。
取付部38の外周寄りの部分は肉厚な座部38aに形成され、この座部38aに回転関節部材26に固定するボルト31を通すための複数の通し孔41が形成されている。この取付部38上には、リング状の座板42が載置されるようになっており、この座板42にはボルト31を通すための複数の通し孔43が形成されている。
一方、滑り止め部材44は、例えば板ばね製で、外歯歯車主部37の取付部38に連結される連結片44aと、この連結片44aに対して直角に折り曲げられた可撓片44bと、この可撓片44bの先端部に形成された係合片44cを有したほぼL字状をなす。そして、連結片44aには、ボルトを通すための通し孔45が形成されている。
上記滑り止め部材44は、取付部38から外歯歯車主部37の内側にかけて配置され、取付部38を回転関節部材26に固定する際に、連結片44aを取付部38と回転関節部材26との間に挟み込んで通し孔45を取付部38の通し孔41に合わせ、且つ係合片44cの先端を溝21内に差し込んだ状態に配置され、この状態で、ボルト31によって締め付け固定される。なお、取付部38の座部38aには、回り止め部材44の連結片44aを嵌め込むための溝46が形成されている。
このように構成しても上記一実施形態と同様の効果を得ることができる。ただ、本実施形態の場合には、滑り止め部材44は連結片44a部分が外歯歯車主部6から外部に出て取付部38に重ねられるが、連結片44aの厚さはそれ程厚くはないので、波動歯車減速装置1の大型化を極力回避することができる。
なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施形態に限定されるものではなく、以下のような拡張ないし変更が可能である。
可撓性外輪15に形成される被係合部は溝21に限られない。突起でも良く、この場合には、滑り止め部材の可撓部に形成する係合部は、突起に係合する孔或いは凹部とすれば良い。その他、被係合部と係合部の形状は種々考えられる。
内輪16は可撓性を有しなくとも良い。
内輪16はなくとも良い。
本発明の一実施形態における波動歯車減速装置の断面図 図1のA−A線に沿う断面図 ウエーブベアリングの部分斜視図 滑り止め部材の斜視図 ロボットへの波動歯車減速装置の組み付け状態を示す断面図 本発明の他の実施形態を示す図5相当図
符号の説明
図面中、1は波動歯車減速装置、2は内歯、3は剛性内歯歯車、5は可撓性外歯歯車、6は外歯歯車主部、7は取付部、8は外歯、14はウエーブベアリング、15は可撓性外輪、16は可撓性内輪、18は剛性カム、21は溝(被係合部)、22は滑り止め部材、22aは連結片(連結部)、22bは可撓片(可撓部)、22cは係合片(係合部)、37は外歯歯車主部、38は取付部、44は滑り止め部材、44aは連結片(連結部)、44bは可撓片(可撓部)、44cは係合片(係合部)を示す。

Claims (2)

  1. ロボットアームの駆動機構に使用されるロボット用波動歯車減速装置であって、
    内周面に内歯が形成された環状の剛性内歯歯車と、
    前記剛性内歯歯車の内側に配置され、可撓性を有する外歯歯車主部の外周面に前記内歯に噛み合い可能な外歯が形成されると共に、前記外歯歯車主部の一端部に内側に延びる取付部が形成された可撓性外歯歯車と、
    前記可撓性外歯歯車の内側に設けられ、少なくとも、前記可撓性外歯歯車の内周に嵌め込まれた可撓性外輪および前記可撓性外輪の内側に配設された複数個のボールを有したウエーブベアリングと、
    前記ウエーブベアリングの内側に嵌め込まれ、前記可撓性外歯歯車を前記ウエーブベアリングを介して半径方向に撓ませることにより前記外歯を部分的に前記内歯に噛み合わせると共に、これらの噛み合わせ位置を円周方向に移動させる剛性カムと、
    を備えたロボット用波動歯車減速装置において、
    前記ウエーブベアリングの前記可撓性外輪に被係合部を形成し、
    前記可撓性外歯歯車の前記外歯歯車主部の内側に、前記可撓性外歯歯車の前記外歯歯車主部の前記取付部の中央部に設けられている座部に対して固定され、当該座部から前記外歯歯車主部側に延びる連結部と、当該連結部から前記ウエーブベアリングの前記可撓性外輪側に向かって折り曲げられ、前記可撓性外輪側の端部に前記被係合部に係合する係合部形成された可撓部とにより全体としてL字状に形成され、前記可撓部が前記可撓性外輪の撓みに追従して撓む滑り止め部材を配設し、
    前記剛性カムの回転に伴う前記可撓性外輪の径方向への撓みに追従して前記可撓部が撓むことにより、前記剛性カムの回転中、前記滑り止め部材が前記被係合部に対する前記係合部の係合を維持して前記可撓性外輪に対する前記可撓性外歯歯車の滑り止めを行うことを特徴とするロボット用波動歯車減速装置。
  2. ロボットアームの駆動機構に使用されるロボット用波動歯車減速装置であって、
    内周面に内歯が形成された環状の剛性内歯歯車と、
    前記剛性内歯歯車の内側に配置され、可撓性を有する外歯歯車主部の外周面に前記内歯に噛み合い可能な外歯が形成されると共に、前記外歯歯車主部の一端部に外側に延びる取付部が形成された可撓性外歯歯車と、
    前記可撓性外歯歯車の内側に設けられ、少なくとも、前記可撓性外歯歯車の内周に嵌め込まれた可撓性外輪および前記可撓性外輪の内側に配設された複数個のボールを有したウエーブベアリングと、
    前記ウエーブベアリングの内側に嵌め込まれ、前記可撓性外歯歯車を前記ウエーブベアリングを介して半径方向に撓ませることにより前記外歯を部分的に前記内歯に噛み合わせると共に、これらの噛み合わせ位置を円周方向に移動させる剛性カムと、
    を備えたロボット用波動歯車減速装置において、
    前記ウエーブベアリングの前記可撓性外輪に被係合部を形成し、
    前記可撓性外歯歯車の前記取付部から前記外歯歯車主部の内側にかけて、前記可撓性外歯歯車の前記外歯歯車主部の前記取付部に設けられている座部に対して固定され、前記座部から前記外歯歯車主部の内側まで延びる連結部と、当該連結部から前記ウエーブベアリングの前記可撓性外輪側に向かって折り曲げられ、前記可撓性外輪側の端部に前記被係合部に係合する係合部形成された可撓部とにより全体としてL字状に形成され、前記可撓部が前記可撓性外輪の撓みに追従して撓む滑り止め部材を配設し、
    前記剛性カムの回転に伴う前記可撓性外輪の径方向への撓みに追従して前記可撓部が撓むことにより、前記剛性カムの回転中、前記滑り止め部材が前記被係合部に対する前記係合部の係合を維持して前記可撓性外輪に対する前記可撓性外歯歯車の滑り止めを行うことを特徴とするロボット用波動歯車減速装置。
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