JP5071188B2 - 画像暗号化/復号化装置及びプログラム - Google Patents
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Description
例えば、特許第2938338号公報(以下、これを「特許文献1」と呼ぶ)に記載の技術がある。特許文献1の技術は、2次元コードと呼ばれ、情報をコード化して印刷物に貼り付けることができる。2次元コードには例えばURLなどが埋め込まれ、2次元コードを読み込んで処理する読み取り機によってコード化された情報を復元することができる。この際、読み取り機は2次元コードの隅に配置されたマーカを読み込むことによって、その位置を知ることができる。
入力部(101)は、暗号化対象画像を入力する。
暗号処理部(102)は、入力した暗号化対象画像の一部または全体を暗号化し、第一の暗号化画像を生成する。
。
画像保存部(104)は、第一の暗号化画像にマーカを貼り付けた場合に上書きされて失われる画像データを抽出したマーカ上書き前画像を退避して保存する。
出力部(106)は、第二の暗号化画像を暗号化対象画像を暗号化した暗号化画像として出力する。
入力部(201)は、暗号化画像を入力する。
マーカ検索部(202)は、暗号化画像から暗号化領域を示すマーカを検索する。
画像復元部(204)は、第一の復号化画像からマーカによって上書きされていた領域をマーカ上書き前画像を入力して復元し、第二の復号化画像を生成する。
入力部(201)は、暗号化画像を入力する。
マーカ検索部(202)は、暗号化画像から暗号化領域を示すマーカを検索する。
復号処理部(203)は、マーカ検索部により検索された暗号化領域を復号化し、第一の復号化画像を生成する。
出力部(205)は、第二の復号化画像を暗号化画像を復号化した復号化画像として出力する。
入力部(201)は、暗号化画像を入力する。
復号処理部(203)は、マーカ検索部により検索された暗号化領域を復号化し、第一の復号化画像を生成する。
画像復元部(204)は、復元判断部において、マーカ上書き前画像が利用可能であると判断された場合に、第一の復号化画像からマーカによって上書きされていた領域をマーカ上書き前画像を入力して復元し、第二の復号化画像を生成する。
上述の本発明の第一乃至第四の態様において、マーカは、画像補間可能な線状もしくは点状の形態又はそれが集合した形態であるように構成することができる。
本発明の第三の態様の復号化装置の構成により、暗号化画像上のマーカ部分の画像を、周辺画素からの画層補間により復元することが可能となる。
本発明の実施形態は、従来技術の問題点を解決する特殊なマーカを生成する装置および方法に関するものである。暗号化方式としては例えば特許文献2に記載の技術を用いてもよいし、AES(Advanced Encryption Standard:新暗号規格)やDES(Data Encryption Standard:データ暗号化標準)といった既存の共通鍵暗号化方式を用いても良い。
図1は、復号化時にマーカを削除し、マーカによって上書きされた画像を復元することを可能にする第一の画像暗号化装置の実施形態を示している。
マーカによって上書きされた画像を復元する機能を持つ画像復号化装置
第一の画像暗号化装置によって暗号化され、出力された画像D107(図1)を復号化するために、第一の復号化装置が用いられる。第一の復号化装置は、図2に示すような構成となっている。
最後に出力部205によってファイルに電子的に保存されたり、印刷されたりして復号化された画像が出力される。
第一の画像暗号化装置によって暗号化され、出力された画像D107(図1)を復号化する装置として、第二の復号化装置も第一の復号化装置と同様に用いることができる。第二の復号化装置は図10に示すような構成となっている。
第一、第二の画像復号化装置に対して、第三の画像復号化装置は、画像の復元方法を切り替えることに特徴がある。第一の暗号化装置によって暗号化された暗号化画像は、マーカ上書き前画像(図1のD104)と共に保存されている。しかし、暗号化画像が印刷されたり、編集を加えられることによって、マーカ上書き前が消失する可能性もある。そこで、マーカ上書き前画像が存在する場合は、マーカ上書き前画像を利用することで暗号化前の原画像(図1のD101)を得て、マーカ上書き前画像が存在しない場合は、近似的に画像を復元する方法を切り替えるのが望ましい。
第二、第三の画像復号化装置では、マーカ上書き前画像を近似的に復元する。そのため、近似画像を復元する可能性がある場合には、第一の暗号化装置のマーカ生成部103は、近似的復元を前提にしたマーカを生成する必要がある。
あるいは図26の2601に示すような点状の小さな図形をマーカとして、復元画像2602において、2603のように画像補間を行うことで代替することもできる。
マーカ生成部103(図1)によって生成されたマーカは、補間を前提にしているため、細い線あるいは小さな図形でなければならない。このためプリンタによっては印刷による劣化が激しく、十分な精度でマーカが印刷されない場合がある。マーカが失われると暗号化領域の位置を特定することが難しくなるため、画像復号化は非常に困難になる。
マーカ生成部103の第三の実現形態として、上記第二の実現形態よりも更に印刷などの劣化に強いマーカを生成することができる。
図16は、図15の画像から、マーカ上書き前画像を切り出した図である。
これに対して、第三の実現形態におけるマーカ生成部103は、図18に示すような画素移動と結合を組み合わせて、より太く大きいマーカを生成する。逆に、図18から図15を得るには、図18に対してマーカと画素を移動し、図17を得る。図17に対して、図16に示すようにマーカを削除し(図16)、マーカ上書き前画像をはめ込めば、図15を復元できる(もちろん、図17に対して、マーカ上書き画像を上書きしても効果は同じである)。
以上のようにマーカ生成部103の第三の実現形態は、近似可能でかつマーカ自体を大きくすることを可能にし、飛躍的に劣化耐性を高めている。もちろん、図15〜図19のように、上書き前マーカや、図17で貼り付けるマーカを2つ以上にすれば、より大きなマーカを生成することができる。
図20は、図1に示した第一の暗号化装置の実施形態をパーソナルコンピュータで実現する場合の実施形態を表している。
ユーザは、汎用IF(インタフェース)2004を介して接続されるスキャナ・プリンタ2008を用いて、印刷物をワークメモリ2002にロードしてもよいし、HDD2006に保存されているドキュメントデータをワークメモリ2002にロードして、暗号化処理を行ってもよい。
暗号化した結果は、汎用IF2004を介して接続されるスキャナ・プリンタ2008で印刷されてもよいし、HDD2006に保存してもよい。
図21は、図2、図10、図11に示される第一、第二、第三の復号化装置をパーソナルコンピュータで実現する場合の実施形態を表している。
CPU2101は、HDD2106内の復号化ソフトをワークメモリ2102にロードし、復号化処理を行う。
復号化した画像は、汎用IF2104を介して接続されるスキャナ・プリンタ2108で印刷されても良いし、HDDに保存されてもよい。
図22は、図21のパーソナルコンピュータによってプログラムとして実行される図1の第一の暗号化装置の動作フローチャートを表している。
マーカ生成部2203ではマーカを生成し、画像保存部2204では、マーカによって上書きされる領域を予め抽出し、その画像を保存する(マーカ上書き前画像)。
出力部2206は、画像保存部2204で保存したマーカ上書き前画像を、出力する画像のヘッダやフッタなどの領域に保存してもよい。
図23は、図22のパーソナルコンピュータによってプログラムとして実行される図2の第一の復号化装置の動作フローチャートである。
復号処理部2303では、復号鍵が入力され、復号化処理が行われる。
出力部2305では復号化された画像が出力される。
図24は、図22のパーソナルコンピュータによってプログラムとして実行される図10の第二の復号化装置の動作フローチャートである。
復号処理部2403では、復号鍵が入力され、復号化処理が行われる。
うことによって、マーカを削除し、マーカ上書き前画像を近似的に生成する。
画像出力部2405では、復号化した画像を出力する。
図25は、図22のパーソナルコンピュータによってプログラムとして実行される図11の第一の復号化装置の動作フローチャートである。
復号処理部2503では、復号鍵が入力され、復号化処理が行われる。
出力部2507において、復号化した画像を出力する。
次に、ディジタル画像にマーカ上書き前画像を格納する実施形態について説明する。
例として図27を説明する。図27では、暗号化領域の周りに4つのマーカが配置されている。ここで各々の4つのマーカは、簡単のため、幅が1画素、長さが7画素を想定している。よって、図27に付された2701から2728の番号は各画素を表している。
図29は、bitmapのヘッダ構造を表している。情報を埋め込むために、bfSizeに着目する。bfSizeとは、bitmapのヘッダサイズと画像データの合計サイズを表している。
元画像サイズ:0x01743F06 (byte)
埋め込み情報サイズ:0x0AA6 (byte)=2,726 (byte)
このとき、元画像サイズ+埋め込み情報サイズ=0x017449ACを用いてbfSizeを書き換え、画像の一番最後に埋め込み情報を格納している。埋め込み情報の画像データへの埋め込みは画像フォーマットによって異なるが、ヘッダの情報をうまく操作することによって、JPEGやTIFなどのデータフォーマットをもつ画像データに対しても埋め込むことが可能である。
以上の各実施形態に関して、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
暗号化対象画像を暗号化する画像暗号化装置であって、
前記暗号化対象画像を入力する入力手段と、
前記入力した暗号化対象画像の一部または全体を暗号化し、第一の暗号化画像を生成する暗号処理手段と、
前記第一の暗号化画像上の暗号化領域を示すマーカを生成するマーカ生成手段と、
前記第一の暗号化画像に前記マーカを貼り付けた場合に上書きされて失われる画像データを抽出したマーカ上書き前画像を退避して保存する画像保存手段と、
前記マーカを前記第一の暗号化画像に貼り付けて、第二の暗号化画像を生成するマーカ貼付手段と、
前記第二の暗号化画像を前記暗号化対象画像を暗号化した暗号化画像として出力する出力手段と、
を含むことを特徴とする画像暗号化装置。
(付記2)
暗号化画像を復号化する復号化装置であって、
前記暗号化画像を入力する入力手段と、
前記暗号化画像から暗号化領域を示すマーカを検索するマーカ検索手段と、
前記マーカ検索手段により検索された前記暗号化領域を復号化し、第一の復号化画像を生成する復号処理手段と、
前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域をマーカ上書き前画像を入力して復元し、第二の復号化画像を生成する画像復元手段と、
前記第二の復号化画像を前記暗号化画像を復号化した復号化画像として出力する出力手段と、
を含むことを特徴とする画像復号化装置。
(付記3)
暗号化画像を復号化する復号化装置であって、
前記暗号化画像を入力する入力手段と、
前記暗号化画像から暗号化領域を示すマーカを検索するマーカ検索手段と、
前記マーカ検索手段により検索された前記暗号化領域を復号化し、第一の復号化画像を生成する復号処理手段と、
前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域を画像補間により近似的に復元し、第二の復号化画像を生成する近似画像復元手段と、
前記第二の復号化画像を前記暗号化画像を復号化した復号化画像として出力する出力手段と、
を含むことを特徴とする画像復号化装置。
(付記4)
暗号化画像を復号化する復号化装置であって、
前記暗号化画像を入力する入力手段と、
前記暗号化画像から暗号化領域を示すマーカを検索するマーカ検索手段と、
前記マーカ検索手段により検索された前記暗号化領域を復号化し、第一の復号化画像を生成する復号処理手段と、
マーカ上書き前画像が利用可能であるか否かを判断する復元判断手段と、
前記復元判断手段において、前記マーカ上書き前画像が利用可能であると判断された場合に、前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域を前記マーカ上書き前画像を入力して復元し、第二の復号化画像を生成する画像復元手段と、
前記復元判断手段において、前記マーカ上書き前画像が利用不可であると判断された場合に、前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域を画像補間により近似的に復元し、第二の復号化画像を生成する近似画像復元手段と、
前記第二の復号化画像を前記暗号化画像を復号化した復号化画像として出力する出力手段と、
を含むことを特徴とする画像復号化装置。
(付記5)
前記マーカは、画像補間可能な線状もしくは点状の形態又はそれが集合した形態であることを特徴とする付記1に記載の画像暗号化装置又は付記2乃至4の何れか1項に記載の画像復号化装置。
(付記6)
前記マーカは、画像補間可能な線状もしくは点状の形態であることを特徴とする付記1に記載の画像暗号化装置又は付記2乃至4の何れか1項に記載の画像復号化装置。
(付記7)
前記マーカは、画像補間可能な線状もしくは点状の形態をもつサブマーカが一つ以上集合することによって、一つのマーカを形成することを特徴とする付記1に記載の画像暗号化装置又は付記2乃至4の何れか1項に記載の画像復号化装置。
(付記8)
前記マーカ生成手段は、線状もしくは点状でかつ画像補間可能な形態を有する前記マーカとその周辺の画素を移動又は結合して、より大きな前記マーカを生成する、
ことを特徴とする付記1に記載の画像暗号化装置。
(付記9)
暗号化対象画像を暗号化するコンピュータに、
前記暗号化対象画像を入力する入力機能と、
前記入力した暗号化対象画像の一部または全体を暗号化し、第一の暗号化画像を生成する暗号処理機能と、
前記第一の暗号化画像上の暗号化領域を示すマーカを生成するマーカ生成機能と、
前記第一の暗号化画像に前記マーカを貼り付けた場合に上書きされて失われる画像データを抽出したマーカ上書き前画像を退避して保存する画像保存機能と、
前記マーカを前記第一の暗号化画像に貼り付けて、第二の暗号化画像を生成するマーカ貼付機能と、
前記第二の暗号化画像を前記暗号化対象画像を暗号化した暗号化画像として出力する出力機能と、
を実行させるためのプログラム。
(付記10)
暗号化画像を復号化するコンピュータに、
前記暗号化画像を入力する入力機能と、
前記暗号化画像から暗号化領域を示すマーカを検索するマーカ検索機能と、
前記マーカ検索機能により検索された前記暗号化領域を復号化し、第一の復号化画像を生成する復号処理機能と、
前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域をマーカ上書き前画像を入力して復元し、第二の復号化画像を生成する画像復元機能と、
前記第二の復号化画像を前記暗号化画像を復号化した復号化画像として出力する出力機能と、
を実行させるためのプログラム。
(付記11)
暗号化画像を復号化するコンピュータに、
前記暗号化画像を入力する入力機能と、
前記暗号化画像から暗号化領域を示すマーカを検索するマーカ検索機能と、
前記マーカ検索機能により検索された前記暗号化領域を復号化し、第一の復号化画像を生成する復号処理機能と、
前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域を画像補間により近似的に復元し、第二の復号化画像を生成する近似画像復元機能と、
前記第二の復号化画像を前記暗号化画像を復号化した復号化画像として出力する出力機能と、
を実行させるためのプログラム。
(付記12)
暗号化画像を復号化するコンピュータに、
前記暗号化画像を入力する入力機能と、
前記暗号化画像から暗号化領域を示すマーカを検索するマーカ検索機能と、
前記マーカ検索機能により検索された前記暗号化領域を復号化し、第一の復号化画像を生成する復号処理機能と、
マーカ上書き前画像が利用可能であるか否かを判断する復元判断機能と、
前記復元判断機能において、前記マーカ上書き前画像が利用可能であると判断された場合に、前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域を前記マーカ上書き前画像を入力して復元し、第二の復号化画像を生成する画像復元機能と、
前記復元判断機能において、前記マーカ上書き前画像が利用不可であると判断された場合に、前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域を画像補間により近似的に復元し、第二の復号化画像を生成する近似画像復元機能と、
前記第二の復号化画像を前記暗号化画像を復号化した復号化画像として出力する出力機能と、
を実行させるためのプログラム。
(付記13)
暗号化対象画像を暗号化する画像暗号化方法であって、
前記暗号化対象画像を入力する入力ステップと、
前記入力した暗号化対象画像の一部または全体を暗号化し、第一の暗号化画像を生成する暗号処理ステップと、
前記第一の暗号化画像上の暗号化領域を示すマーカを生成するマーカ生成ステップと、
前記第一の暗号化画像に前記マーカを貼り付けた場合に上書きされて失われる画像データを抽出したマーカ上書き前画像を退避して保存する画像保存ステップと、
前記マーカを前記第一の暗号化画像に貼り付けて、第二の暗号化画像を生成するマーカ貼付ステップと、
前記第二の暗号化画像を前記暗号化対象画像を暗号化した暗号化画像として出力する出力ステップと、
を含むことを特徴とする画像暗号化方法。
(付記14)
暗号化画像を復号化する復号化方法であって、
前記暗号化画像を入力する入力ステップと、
前記暗号化画像から暗号化領域を示すマーカを検索するマーカ検索ステップと、
前記マーカ検索ステップにより検索された前記暗号化領域を復号化し、第一の復号化画像を生成する復号処理ステップと、
前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域をマーカ上書き前画像を入力して復元し、第二の復号化画像を生成する画像復元ステップと、
前記第二の復号化画像を前記暗号化画像を復号化した復号化画像として出力する出力ステップと、
を含むことを特徴とする画像復号化方法。
(付記15)
暗号化画像を復号化する復号化方法であって、
前記暗号化画像を入力する入力ステップと、
前記暗号化画像から暗号化領域を示すマーカを検索するマーカ検索ステップと、
前記マーカ検索ステップにより検索された前記暗号化領域を復号化し、第一の復号化画像を生成する復号処理ステップと、
前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域を画像補間により近似的に復元し、第二の復号化画像を生成する近似画像復元ステップと、
前記第二の復号化画像を前記暗号化画像を復号化した復号化画像として出力する出力ステップと、
を含むことを特徴とする画像復号化方法。
(付記16)
暗号化画像を復号化する復号化方法であって、
前記暗号化画像を入力する入力ステップと、
前記暗号化画像から暗号化領域を示すマーカを検索するマーカ検索ステップと、
前記マーカ検索ステップにより検索された前記暗号化領域を復号化し、第一の復号化画像を生成する復号処理ステップと、
マーカ上書き前画像が利用可能であるか否かを判断する復元判断ステップと、
前記復元判断ステップにおいて、前記マーカ上書き前画像が利用可能であると判断された場合に、前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域を前記マーカ上書き前画像を入力して復元し、第二の復号化画像を生成する画像復元ステップと、
前記復元判断ステップにおいて、前記マーカ上書き前画像が利用不可であると判断された場合に、前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域を画像補間により近似的に復元し、第二の復号化画像を生成する近似画像復元ステップと、
前記第二の復号化画像を前記暗号化画像を復号化した復号化画像として出力する出力ステップと、
を含むことを特徴とする画像復号化方法。
102 暗号処理部
103 マーカ生成部
104 画像保存部
105 マーカ貼付部
106 出力部
202 マーカ検索部
203 復号処理部
204 画像復元部
205 出力部
1001 近似画像復元部
1101 復元判断部
2001、2101 CPU(中央演算処理装置)
2002、2102 ワークメモリ
2003、2103 表示デバイスIF(インタフェース)
2004、2104 汎用IF(インタフェース)
2005、2105 入力デバイスIF(インタフェース)
2006、2106 HDD(ハードディスク記憶装置)
2007、2107 ディスプレイ
2008、2108 スキャナ・プリンタ
2009、2109 マウス・キーボード
Claims (8)
- 暗号化対象画像を暗号化する画像暗号化装置であって、
前記暗号化対象画像を入力する入力手段と、
前記入力した暗号化対象画像の一部または全体を暗号化し、第一の暗号化画像を生成する暗号処理手段と、
前記第一の暗号化画像上の暗号化領域を示すマーカを、線状もしくは点状でかつ画像補間可能な形態を有する複数のマーカとその周辺の画素を移動又は結合して、該複数のマーカが互いに連結することにより、該連結結果のより大きなマーカの太さがより太くなるように、生成するマーカ生成手段と、
前記第一の暗号化画像に前記マーカを貼り付けた場合に上書きされて失われる画像データを抽出したマーカ上書き前画像を退避して保存する画像保存手段と、
前記マーカを前記第一の暗号化画像に貼り付けて、第二の暗号化画像を生成するマーカ貼付手段と、
前記第二の暗号化画像を前記暗号化対象画像を暗号化した暗号化画像として出力する出力手段と、
を含むことを特徴とする画像暗号化装置。 - 暗号化画像を復号化する復号化装置であって、
前記暗号化画像を入力する入力手段と、
前記暗号化画像から暗号化領域を示すマーカを検索するマーカ検索手段と、
前記マーカ検索手段により検索された前記暗号化領域を復号化し、第一の復号化画像を生成する復号処理手段と、
前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域をマーカ上書き前画像を入力して復元し、第二の復号化画像を生成する画像復元手段と、
前記第二の復号化画像を前記暗号化画像を復号化した復号化画像として出力する出力手段と、
を含み、
前記マーカは、線状もしくは点状でかつ画像補間可能な形態を有する複数のマーカとその周辺の画素を移動又は結合して、該複数のマーカが互いに連結することにより、該連結結果のより大きなマーカの太さがより太くなるように、生成されたものであることを特徴とする画像復号化装置。 - 暗号化画像を復号化する復号化装置であって、
前記暗号化画像を入力する入力手段と、
前記暗号化画像から暗号化領域を示すマーカを検索するマーカ検索手段と、
前記マーカ検索手段により検索された前記暗号化領域を復号化し、第一の復号化画像を生成する復号処理手段と、
前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域を画像補間により近似的に復元し、第二の復号化画像を生成する近似画像復元手段と、
前記第二の復号化画像を前記暗号化画像を復号化した復号化画像として出力する出力手段と、
を含み、
前記マーカは、線状もしくは点状でかつ画像補間可能な形態を有する複数のマーカとその周辺の画素を移動又は結合して、該複数のマーカが互いに連結することにより、該連結結果のより大きなマーカの太さがより太くなるように、生成されたものであることを特徴とする画像復号化装置。 - 暗号化画像を復号化する復号化装置であって、
前記暗号化画像を入力する入力手段と、
前記暗号化画像から暗号化領域を示すマーカを検索するマーカ検索手段と、
前記マーカ検索手段により検索された前記暗号化領域を復号化し、第一の復号化画像を生成する復号処理手段と、
マーカ上書き前画像が利用可能であるか否かを判断する復元判断手段と、
前記復元判断手段において、前記マーカ上書き前画像が利用可能であると判断された場合に、前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域を前記マーカ上書き前画像を入力して復元し、第二の復号化画像を生成する画像復元手段と、
前記復元判断手段において、前記マーカ上書き前画像が利用不可であると判断された場合に、前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域を画像補間により近似的に復元し、第二の復号化画像を生成する近似画像復元手段と、
前記第二の復号化画像を前記暗号化画像を復号化した復号化画像として出力する出力手段と、
を含み、
前記マーカは、線状もしくは点状でかつ画像補間可能な形態を有する複数のマーカとその周辺の画素を移動又は結合して、該複数のマーカが互いに連結することにより、該連結結果のより大きなマーカの太さがより太くなるように、生成されたものであることを特徴とする画像復号化装置。 - 暗号化対象画像を暗号化するコンピュータに、
前記暗号化対象画像を入力する入力機能と、
前記入力した暗号化対象画像の一部または全体を暗号化し、第一の暗号化画像を生成する暗号処理機能と、
前記第一の暗号化画像上の暗号化領域を示すマーカを、線状もしくは点状でかつ画像補間可能な形態を有する複数のマーカとその周辺の画素を移動又は結合して、該複数のマーカが互いに連結することにより、該連結結果のより大きなマーカの太さがより太くなるように、生成するマーカ生成機能と、
前記第一の暗号化画像に前記マーカを貼り付けた場合に上書きされて失われる画像データを抽出したマーカ上書き前画像を退避して保存する画像保存機能と、
前記マーカを前記第一の暗号化画像に貼り付けて、第二の暗号化画像を生成するマーカ貼付機能と、
前記第二の暗号化画像を前記暗号化対象画像を暗号化した暗号化画像として出力する出力機能と、
を実現させるためのプログラム。 - 暗号化画像を復号化するコンピュータに、
前記暗号化画像を入力する入力機能と、
前記暗号化画像から暗号化領域を示すマーカであって、線状もしくは点状でかつ画像補間可能な形態を有する複数のマーカとその周辺の画素を移動又は結合して、該複数のマーカが互いに連結することにより、該連結結果のより大きなマーカの太さがより太くなるように、生成されたマーカを検索するマーカ検索機能と、
前記マーカ検索機能により検索された前記暗号化領域を復号化し、第一の復号化画像を生成する復号処理機能と、
前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域をマーカ上書き前画像を入力して復元し、第二の復号化画像を生成する画像復元機能と、
前記第二の復号化画像を前記暗号化画像を復号化した復号化画像として出力する出力機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。 - 暗号化画像を復号化するコンピュータに、
前記暗号化画像を入力する入力機能と、
前記暗号化画像から暗号化領域を示すマーカであって、線状もしくは点状でかつ画像補間可能な形態を有する複数のマーカとその周辺の画素を移動又は結合して、該複数のマーカが互いに連結することにより、該連結結果のより大きなマーカの太さがより太くなるように、生成されたマーカを検索するマーカ検索機能と、
前記マーカ検索機能により検索された前記暗号化領域を復号化し、第一の復号化画像を生成する復号処理機能と、
前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域を画像補間により近似的に復元し、第二の復号化画像を生成する近似画像復元機能と、
前記第二の復号化画像を前記暗号化画像を復号化した復号化画像として出力する出力機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。 - 暗号化画像を復号化するコンピュータに、
前記暗号化画像を入力する入力機能と、
前記暗号化画像から暗号化領域を示すマーカであって、線状もしくは点状でかつ画像補間可能な形態を有する複数のマーカとその周辺の画素を移動又は結合して、該複数のマーカが互いに連結することにより、該連結結果のより大きなマーカの太さがより太くなるように、生成されたマーカを検索するマーカ検索機能と、
前記マーカ検索機能により検索された前記暗号化領域を復号化し、第一の復号化画像を生成する復号処理機能と、
マーカ上書き前画像が利用可能であるか否かを判断する復元判断機能と、
前記復元判断機能において、前記マーカ上書き前画像が利用可能であると判断された場合に、前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域を前記マーカ上書き前画像を入力して復元し、第二の復号化画像を生成する画像復元機能と、
前記復元判断機能において、前記マーカ上書き前画像が利用不可であると判断された場合に、前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域を画像補間により近似的に復元し、第二の復号化画像を生成する近似画像復元機能と、
前記第二の復号化画像を前記暗号化画像を復号化した復号化画像として出力する出力機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。
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