JP2009232233A - 画像暗号化/復号化装置及びプログラム - Google Patents

画像暗号化/復号化装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2009232233A
JP2009232233A JP2008076129A JP2008076129A JP2009232233A JP 2009232233 A JP2009232233 A JP 2009232233A JP 2008076129 A JP2008076129 A JP 2008076129A JP 2008076129 A JP2008076129 A JP 2008076129A JP 2009232233 A JP2009232233 A JP 2009232233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
marker
encrypted
encryption
function
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008076129A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5071188B2 (ja
Inventor
Taizo Anami
泰三 阿南
Shohei Nakagata
昌平 中潟
Kensuke Kuraki
健介 倉木
Jun Takahashi
潤 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2008076129A priority Critical patent/JP5071188B2/ja
Priority to US12/393,381 priority patent/US8374349B2/en
Priority to EP09003030.5A priority patent/EP2133853B1/en
Publication of JP2009232233A publication Critical patent/JP2009232233A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5071188B2 publication Critical patent/JP5071188B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09CCIPHERING OR DECIPHERING APPARATUS FOR CRYPTOGRAPHIC OR OTHER PURPOSES INVOLVING THE NEED FOR SECRECY
    • G09C5/00Ciphering apparatus or methods not provided for in the preceding groups, e.g. involving the concealment or deformation of graphic data such as designs, written or printed messages

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Facsimile Transmission Control (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

【課題】印刷物や画像の一部を暗号化もしくはコード化する際に、暗号化/コード化した領域の位置を示すマーカ付与して暗号化及び復号化を行う技術に関し、マーカをデコード時に削除し、マーカによって上書きされた領域を復元可能とすることにある。
【解決手段】暗号化装置において、暗号処理部102は、101から入力した暗号化対象画像の一部または全体を暗号化し、マーカ生成部103は、その暗号化領域を示すマーカを生成する。画像保存部104は、マーカ部分で上書きされて失われるマーカ上書き前画像を退避して保存する。マーカ貼付部105は、マーカを暗号化画像に貼り付けて出力部106から出力させる。復号装置側では、マーカが検索されて復号されるときに、マーカによって上書きされていた領域をマーカ上書き前画像を入力して復元する。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷物や画像の一部を暗号化もしくはコード化する際に、暗号化/コード化した領域の位置を示すマーカ付与して暗号化及び復号化を行う技術に関する。
コード化した情報を印刷物に埋め込む技術が、複数発明されている。
例えば、特許第2938338号公報(以下、これを「特許文献1」と呼ぶ)に記載の技術がある。特許文献1の技術は、2次元コードと呼ばれ、情報をコード化して印刷物に貼り付けることができる。2次元コードには例えばURLなどが埋め込まれ、2次元コードを読み込んで処理する読み取り機によってコード化された情報を復元することができる。この際、読み取り機は2次元コードの隅に配置されたマーカを読み込むことによって、その位置を知ることができる。
2次元コードに類似した技術として、現時点でまだ公知となっていないが、本出願人による特願2007−143301号(以下、これを「特許文献2」と呼ぶ)がある。これは、印刷物を暗号化する技術で、暗号化した領域の4隅にその位置を示すマーカが配置されている。2次元コードと同じように、読み取り機は暗号化領域に配置されたマーカを検出することによって暗号化領域の座標を知り、復号化処理を行うことを可能にしている。
特許第2938338号公報
特許文献2の暗号化方法によって暗号化された画像を図31に示す。図31に示すように、暗号化された領域の4隅にマーカとよばれる座標位置を示す図形が挿入されている。特許文献2に記載の復号化方法では、暗号化領域の4隅に配置されたマーカをまず検索し、暗号化領域の位置を特定する(図32)。その後特定した領域に対して復号化処理を行う。復号化した結果が図33である。図33に示すように、復号化された結果にはマーカが残されたままとなっている。つまり、マーカの下の画像は失われていることを意味する。マーカの背景に重要な情報が含まれているような画像に対して、特許文献2のような暗号化方式を用いる場合には、マーカが貼り付けられる位置に気をつけなければならないという問題点を有していた。
対象領域の情報を特許文献1の発明を用いて2次元のコードにすることも可能だが、やはり位置を特定するためのマーカを配置する必要があるため、特許文献2の発明と同様な結果を伴うという問題点を有していた。
本発明の課題は、印刷物や画像の一部を暗号化もしくはコード化する際に、暗号化/コード化した領域の位置を示すマーカをデコード時に削除し、マーカによって上書きされた領域を復元可能とすることにある。
本発明の第一の態様は、暗号化対象画像を暗号化する画像暗号化装置を前提とする。
入力部(101)は、暗号化対象画像を入力する。
暗号処理部(102)は、入力した暗号化対象画像の一部または全体を暗号化し、第一の暗号化画像を生成する。
マーカ生成部(103)は、第一の暗号化画像上の暗号化領域を示すマーカを生成する

画像保存部(104)は、第一の暗号化画像にマーカを貼り付けた場合に上書きされて失われる画像データを抽出したマーカ上書き前画像を退避して保存する。
マーカ貼付部(105)は、マーカを第一の暗号化画像に貼り付けて、第二の暗号化画像を生成する。
出力部(106)は、第二の暗号化画像を暗号化対象画像を暗号化した暗号化画像として出力する。
本発明の第二の態様は、暗号化画像を復号化する復号化装置を前提とする。
入力部(201)は、暗号化画像を入力する。
マーカ検索部(202)は、暗号化画像から暗号化領域を示すマーカを検索する。
復号処理部(203)は、マーカ検索部により検索された暗号化領域を復号化し、第一の復号化画像を生成する。
画像復元部(204)は、第一の復号化画像からマーカによって上書きされていた領域をマーカ上書き前画像を入力して復元し、第二の復号化画像を生成する。
出力部(205)は、第二の復号化画像を暗号化画像を復号化した復号化画像として出力する。
本発明の第三の態様は、本発明の第二の態様とは別の形態で、暗号化画像を復号化する復号化装置を前提とする。
入力部(201)は、暗号化画像を入力する。
マーカ検索部(202)は、暗号化画像から暗号化領域を示すマーカを検索する。
復号処理部(203)は、マーカ検索部により検索された暗号化領域を復号化し、第一の復号化画像を生成する。
近似画像復元部(1001)は、第一の復号化画像からマーカによって上書きされていた領域を画像補間により近似的に復元し、第二の復号化画像を生成する。
出力部(205)は、第二の復号化画像を暗号化画像を復号化した復号化画像として出力する。
本発明の第四の態様は、本発明の第二、第三の態様とは別の形態で、暗号化画像を復号化する復号化装置を前提とする。
入力部(201)は、暗号化画像を入力する。
マーカ検索部(202)は、暗号化画像から暗号化領域を示すマーカを検索する。
復号処理部(203)は、マーカ検索部により検索された暗号化領域を復号化し、第一の復号化画像を生成する。
復元判断部(1101)は、マーカ上書き前画像が利用可能であるか否かを判断する。
画像復元部(204)は、復元判断部において、マーカ上書き前画像が利用可能であると判断された場合に、第一の復号化画像からマーカによって上書きされていた領域をマーカ上書き前画像を入力して復元し、第二の復号化画像を生成する。
近似画像復元部(1001)は、復元判断部において、マーカ上書き前画像が利用不可であると判断された場合に、第一の復号化画像からマーカによって上書きされていた領域を画像補間により近似的に復元し、第二の復号化画像を生成する。
出力部(205)は、第二の復号化画像を暗号化画像を復号化した復号化画像として出力する。
上述の本発明の第一乃至第四の態様において、マーカは、画像補間可能な線状もしくは点状の形態又はそれが集合した形態であるように構成することができる。
また、本発明の第一の態様において、マーカ生成部は、線状もしくは点状でかつ画像補間可能な形態を有するマーカとその周辺の画素を移動又は結合して、より大きなマーカを生成するように構成することができる。
本発明の第一の態様の暗号化装置の構成により、暗号化画像へのマーカの貼り付けにより、上書きされる部分の画像データが失われることを防いで、復号化装置側に伝えることが可能となる。
本発明の第二の態様の復号化装置の構成により、暗号化画像上のマーカ部分の画像を、マーカ上書き前画像に基づいて復元することが可能となる。
本発明の第三の態様の復号化装置の構成により、暗号化画像上のマーカ部分の画像を、周辺画素からの画層補間により復元することが可能となる。
本発明の第四の態様の復号化装置の構成により、暗号化画像上のマーカ部分の画像を、マーカ上書き前画像を取得できた場合にはそれに基づいて復元し、取得できなかった場合には周辺画素からの画層補間により復元することが可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
本発明の実施形態は、従来技術の問題点を解決する特殊なマーカを生成する装置および方法に関するものである。暗号化方式としては例えば特許文献2に記載の技術を用いてもよいし、AES(Advanced Encryption Standard:新暗号規格)やDES(Data Encryption Standard:データ暗号化標準)といった既存の共通鍵暗号化方式を用いても良い。
本発明の実施形態は、暗号化領域を特定するためのマーカの生成に工夫をこらし、復号化後の画像(例えば図33)からマーカを削除し、なおかつ暗号化時にマーカによって上書きされた領域を復元し、暗号化前の画像を完全に、もしくは近似的に復号化することを可能にする技術である。
マーカ上書きを考慮した画像暗号化装置の実施形態
図1は、復号化時にマーカを削除し、マーカによって上書きされた画像を復元することを可能にする第一の画像暗号化装置の実施形態を示している。
第一の画像暗号化装置は、図1に示すように入力部101を装備し、入力データとして画像を取り込む。画像は電子ドキュメントを画像化したものであってもよいし、電子ドキュメント内の暗号化したい領域のみを画像化したものであってもよい。または印刷物をスキャナやMFPなどの装置によってスキャンした画像や、ディジタルカメラなどで撮影した画像データそのものであってもよい。図1では、例としてD101に示す画像が入力された例を示している(D101の画像を拡大したものを図3に示す)。
入力部101によって入力された画像データは暗号処理部102によって暗号化される。このような暗号化は、例えば特許文献2に記載の暗号化方法や、AES、DESなどの既存の暗号化方式であってもよい。図1中のD102には、特許文献2の方法で暗号化された画像が例として記載されている(D102を拡大したものを図4に示している)。
暗号処理部102によって暗号化された領域に対して、マーカ生成部103は暗号化領域の位置を示すためのマーカを生成する。図1中のD103には、マーカの例を記載している(拡大した画像は図5に示されている)。
生成されたマーカを貼り付ける前に、画像保存部104は、マーカに上書きされてしまうマーカ上書き前画像(図1中のD104:拡大図は図6に示されている)を、ファイルや画像ヘッダに退避する。このとき、退避した上書き前画像の位置を示す座標(=マーカを貼り付ける位置を示す座標)を同様にファイルや画像ヘッダに退避しておいてもよい(復号化時に利用するため)(図28)。
その後、マーカ貼付部105によってD103に示したマーカが貼り付けられる。つまり、D105の暗号化画像(D102と同じもの)にD106のマーカ(D103と同じもの)が上書きされ、D107を得ることができる(拡大図は図7に示されている)。
暗号化されマーカが付された暗号化画像D107は、出力手部106によって、ファイルに電子的に保存されたり、紙などに印刷される。
マーカによって上書きされた画像を復元する機能を持つ画像復号化装置
第一の画像暗号化装置によって暗号化され、出力された画像D107(図1)を復号化するために、第一の復号化装置が用いられる。第一の復号化装置は、図2に示すような構成となっている。
入力部201では、暗号化された画像データが入力される。画像データはエンコーダと同様に、電子ドキュメントを画像化したものでもよいし、一部だけが画像化されたものでもよい。もしくは印刷された暗号化画像がスキャナによって再度取り込まれたものであってもよい。例として、D201(図7)を入力画像としている。
次に、マーカ検索部202によってマーカが検索され、D202(D202を拡大したものを図8に示している)に示すように暗号化領域の位置が特定される。マーカ検索の方法は、特許文献1や特許文献2に記載の方法を用いてもよいし、パターンマッチング、周波数解析その他の既存の方式を用いてもよい。または、暗号化時に保存されたマーカの座標を利用してもよい(図28)。
暗号化領域の位置が特定されると、復号処理部203により復号化処理が行われ暗号が解かれる。暗号が解かれた画像はD203(D203を拡大したものを図9に示している)に示すように、内部が復号化されているが、外側にマーカが残ったままとなっている。
マーカを外し、上書きされた画像を復元する処理が、画像復元部204によって行われる。D204(D203と同じもの)に対して、第一の暗号化装置の画像保存部104で保存されていたマーカ上書き前画像D205(図1のD104と同じもの)が上書きするように貼り付けられ、暗号化前の画像D206(図1のD101と同じもの)が復元される。
最後に出力部205によってファイルに電子的に保存されたり、印刷されたりして復号化された画像が出力される。
近似画像を復元する画像復号化装置
第一の画像暗号化装置によって暗号化され、出力された画像D107(図1)を復号化する装置として、第二の復号化装置も第一の復号化装置と同様に用いることができる。第二の復号化装置は図10に示すような構成となっている。
図10からわかるように、第二の復号化装置は、第一の復号化装置と比べて、画像の復元部が異なる。第一の画像復号化装置が画像復元部204をもっていたのに対して、第二の画像復号化装置は近似画像復元部1001を持つ。近似画像復元部1001は、第一の画像暗号化装置によって保存されていたマーカ上書き前画像(図1のD104、図2の205と同じもの)が復号化画像D204に貼り付けられるのではなく、例えば、図12に示すように画像補間処理によって近似的にマーカ上書き前の画像を生成する。これによって得られた画像がD1001である。D1001は、D104(図1)を画像補間で生成しているため、図1のD101とは完全に一致する画像ではないが、ほぼ同一の画像(近似画像)となる。
画像復元方法を切り替える画像復号化装置
第一、第二の画像復号化装置に対して、第三の画像復号化装置は、画像の復元方法を切り替えることに特徴がある。第一の暗号化装置によって暗号化された暗号化画像は、マーカ上書き前画像(図1のD104)と共に保存されている。しかし、暗号化画像が印刷されたり、編集を加えられることによって、マーカ上書き前が消失する可能性もある。そこで、マーカ上書き前画像が存在する場合は、マーカ上書き前画像を利用することで暗号化前の原画像(図1のD101)を得て、マーカ上書き前画像が存在しない場合は、近似的に画像を復元する方法を切り替えるのが望ましい。
第三の画像復号化装置の構成を図11に示す。第一の復号化装置、第二の復号化装置に加えて、復元判断部1101を擁する。復元判断部1101では、マーカ上書き前画像D1101(図2のD205と同じもの)が利用可能か否かを判断し、利用可能であれば画像復元部204(図2と同じもの)で画像を復元し、利用不可であれば、近似画像復元部1001(図10と同じもの)で画像を近似的に復元する。
近似復元可能なマーカ1
第二、第三の画像復号化装置では、マーカ上書き前画像を近似的に復元する。そのため、近似画像を復元する可能性がある場合には、第一の暗号化装置のマーカ生成部103は、近似的復元を前提にしたマーカを生成する必要がある。
近似的復元は画像補間を前提にして行われる。例えば、図12に示すように、マーカ1201が十分細い線であれば、復元画像1202において、マーカを挟み込む画素の値1203を利用することによって、マーカを消去し、上書き前画像を近似的に復元することができる。
あるいは図26の2601に示すような点状の小さな図形をマーカとして、復元画像2602において、2603のように画像補間を行うことで代替することもできる。
近似復元可能なマーカ2
マーカ生成部103(図1)によって生成されたマーカは、補間を前提にしているため、細い線あるいは小さな図形でなければならない。このためプリンタによっては印刷による劣化が激しく、十分な精度でマーカが印刷されない場合がある。マーカが失われると暗号化領域の位置を特定することが難しくなるため、画像復号化は非常に困難になる。
そこで、マーカ生成部103の第二の実現形態として、図13に示すように、あるいは図14に示すように、小さな点状のマーカ1301や、細い線状のマーカ1401を複数集めることによって一つマーカを構成する。これにより、復元画像1302や1402において、マーカを挟み込む画素の値1303や1403を利用してマーカを消去し上書き前画像を近似的に復元する場合に、印刷に強い耐性を持たせることが可能となる。
近似復元可能なマーカ3
マーカ生成部103の第三の実現形態として、上記第二の実現形態よりも更に印刷などの劣化に強いマーカを生成することができる。
図15は、マーカを貼り付ける前の画像の一部である。これにマーカを貼り付ける例を示す。
図16は、図15の画像から、マーカ上書き前画像を切り出した図である。
そして、図17は、図16に対して、二つのマーカを上書きしている。図17のマーカは前述の第二の実現形態で生成するマーカ(図14参照)と同一のものである。
これに対して、第三の実現形態におけるマーカ生成部103は、図18に示すような画素移動と結合を組み合わせて、より太く大きいマーカを生成する。逆に、図18から図15を得るには、図18に対してマーカと画素を移動し、図17を得る。図17に対して、図16に示すようにマーカを削除し(図16)、マーカ上書き前画像をはめ込めば、図15を復元できる(もちろん、図17に対して、マーカ上書き画像を上書きしても効果は同じである)。
図18から図15を近似復元する場合は、図18のマーカと画素を図19(図17と同じ)のように移動し、図19の矢印が示すように画像補間を行えばよい。
以上のようにマーカ生成部103の第三の実現形態は、近似可能でかつマーカ自体を大きくすることを可能にし、飛躍的に劣化耐性を高めている。もちろん、図15〜図19のように、上書き前マーカや、図17で貼り付けるマーカを2つ以上にすれば、より大きなマーカを生成することができる。
第一の暗号化装置をパーソナルコンピュータで実現する実施形態
図20は、図1に示した第一の暗号化装置の実施形態をパーソナルコンピュータで実現する場合の実施形態を表している。
CPU(中央演算処理装置)2001は、図1に示した第一の暗号化装置の処理を実行する。図1に示される第一の暗号化装置の各部は、この場合ソフトウェアで実装され、HDD(ハードディスク記憶装置)2006に暗号化ソフトとして保存されている。
ユーザが暗号化ソフトを起動すると、プログラムがワークメモリ2002にロードされ、CPU2001が図1の各処理部に対応するプログラムを実行していく。
ユーザは、汎用IF(インタフェース)2004を介して接続されるスキャナ・プリンタ2008を用いて、印刷物をワークメモリ2002にロードしてもよいし、HDD2006に保存されているドキュメントデータをワークメモリ2002にロードして、暗号化処理を行ってもよい。
ユーザは、表示デバイスIF(インタフェース)2003を介して接続されるディスプレイ2007を見ながら、入力デバイスIF(インタフェース)2005を介して接続されるマウス・キーボード2009を駆使して暗号化したい領域を選択し、パスワードを入力してもよい。
暗号化した結果は、汎用IF2004を介して接続されるスキャナ・プリンタ2008で印刷されてもよいし、HDD2006に保存してもよい。
第一、第二、第三の復号化装置をパーソナルコンピュータで実現する実施形態
図21は、図2、図10、図11に示される第一、第二、第三の復号化装置をパーソナルコンピュータで実現する場合の実施形態を表している。
HDD2106には、暗号化ソフトの代わりに復号化ソフトが保存されている。
CPU2101は、HDD2106内の復号化ソフトをワークメモリ2102にロードし、復号化処理を行う。
ユーザは、汎用IF2104を介して接続されるスキャナ・プリンタ2108を用いて、印刷物をスキャンしてワークメモリ2102にロードしてもよいし、HDD2106に保存されているドキュメントデータをワークメモリ2102にロードして、復号化ソフトにより復号化処理を行ってもよい。
ワークメモリ2102に復号化したい画像がロードされると、ユーザは、表示デバイスIF2103を介して接続されるディスプレイ2107を見ながら、入力デバイスIF2105を介して接続されるマウス・キーボード2109を用いて、復号化したい領域を選択し、パスワードを入力することによって暗号化領域を復号化してもよい。
復号化した画像は、汎用IF2104を介して接続されるスキャナ・プリンタ2108で印刷されても良いし、HDDに保存されてもよい。
第一の暗号化装置をパーソナルコンピュータで実現する実施形態の動作フローチャート
図22は、図21のパーソナルコンピュータによってプログラムとして実行される図1の第一の暗号化装置の動作フローチャートを表している。
入力部2201から入力された画像は、暗号処理部2202において、ユーザにより指定された暗号化対象領域の座標と、その暗号鍵を取り込み、暗号化を行う。
マーカ生成部2203ではマーカを生成し、画像保存部2204では、マーカによって上書きされる領域を予め抽出し、その画像を保存する(マーカ上書き前画像)。
マーカ貼付部2205では、マーカを暗号化した画像に貼付け、出力部2206は、最終的な暗号化画像を出力する。
出力部2206は、画像保存部2204で保存したマーカ上書き前画像を、出力する画像のヘッダやフッタなどの領域に保存してもよい。
第一の復号化装置をパーソナルコンピュータで実現する実施形態の動作フローチャート
図23は、図22のパーソナルコンピュータによってプログラムとして実行される図2の第一の復号化装置の動作フローチャートである。
入力部2301から入力された画像に対して、マーカ検索部2302はマーカを検索する。
復号処理部2303では、復号鍵が入力され、復号化処理が行われる。
画像復元部2304では、画像ヘッダ/フッタ、もしくは別ファイルで保存されているマーカ上書き前画像をマーカ部に貼り付けることにより、画像を復元する。
出力部2305では復号化された画像が出力される。
第二の復号化装置をパーソナルコンピュータで実現する実施形態の動作フローチャート
図24は、図22のパーソナルコンピュータによってプログラムとして実行される図10の第二の復号化装置の動作フローチャートである。
入力部2401から入力された画像に対して、マーカ検索部2402はマーカを検索する。
復号処理部2403では、復号鍵が入力され、復号化処理が行われる。
近似画像復元部2404では、画像補間もしくは、画素移動、画素結合、画像補間を行
うことによって、マーカを削除し、マーカ上書き前画像を近似的に生成する。
画像出力部2405では、復号化した画像を出力する。
第三の復号化装置をパーソナルコンピュータで実現する実施形態の動作フローチャート
図25は、図22のパーソナルコンピュータによってプログラムとして実行される図11の第一の復号化装置の動作フローチャートである。
入力部2501から入力された画像に対して、マーカ検索部2502はマーカを検索する。
復号処理部2503では、復号鍵が入力され、復号化処理が行われる。
復元判断部2504では、マーカ上書き前画像が存在するか否かを判断し、マーカ上書き前画像が存在する場合は、画像復元部2505で、マーカ上書き前画像をマーカ部に貼り付けて画像を復元する。
マーカ上書き前画像が存在しない場合は、近似画像復元部2506において、近似画像を生成する。
出力部2507において、復号化した画像を出力する。
ディジタル画像にマーカ上書き前画像を格納する実施形態
次に、ディジタル画像にマーカ上書き前画像を格納する実施形態について説明する。
例として図27を説明する。図27では、暗号化領域の周りに4つのマーカが配置されている。ここで各々の4つのマーカは、簡単のため、幅が1画素、長さが7画素を想定している。よって、図27に付された2701から2728の番号は各画素を表している。
図28は、ディジタル画像に格納される情報を示しており、4つのマーカの各座標値2701〜2728が並べて格納されている。もちろん、図28の埋め込み情報は可逆圧縮(ランレングス圧縮やエントロピー圧縮など)を用いて、情報量を削減してもよい。
次に、図29、30を用いて実際に図28の情報がbitmap(ビットマップデータ)に格納される例について説明する。
図29は、bitmapのヘッダ構造を表している。情報を埋め込むために、bfSizeに着目する。bfSizeとは、bitmapのヘッダサイズと画像データの合計サイズを表している。
図30は、実際に図28の情報を埋め込んだ例を示している。
元画像サイズ:0x01743F06 (byte)
埋め込み情報サイズ:0x0AA6 (byte)=2,726 (byte)
このとき、元画像サイズ+埋め込み情報サイズ=0x017449ACを用いてbfSizeを書き換え、画像の一番最後に埋め込み情報を格納している。埋め込み情報の画像データへの埋め込みは画像フォーマットによって異なるが、ヘッダの情報をうまく操作することによって、JPEGやTIFなどのデータフォーマットをもつ画像データに対しても埋め込むことが可能である。
各実施形態に関する補足
以上の各実施形態に関して、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
暗号化対象画像を暗号化する画像暗号化装置であって、
前記暗号化対象画像を入力する入力手段と、
前記入力した暗号化対象画像の一部または全体を暗号化し、第一の暗号化画像を生成する暗号処理手段と、
前記第一の暗号化画像上の暗号化領域を示すマーカを生成するマーカ生成手段と、
前記第一の暗号化画像に前記マーカを貼り付けた場合に上書きされて失われる画像データを抽出したマーカ上書き前画像を退避して保存する画像保存手段と、
前記マーカを前記第一の暗号化画像に貼り付けて、第二の暗号化画像を生成するマーカ貼付手段と、
前記第二の暗号化画像を前記暗号化対象画像を暗号化した暗号化画像として出力する出力手段と、
を含むことを特徴とする画像暗号化装置。
(付記2)
暗号化画像を復号化する復号化装置であって、
前記暗号化画像を入力する入力手段と、
前記暗号化画像から暗号化領域を示すマーカを検索するマーカ検索手段と、
前記マーカ検索手段により検索された前記暗号化領域を復号化し、第一の復号化画像を生成する復号処理手段と、
前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域をマーカ上書き前画像を入力して復元し、第二の復号化画像を生成する画像復元手段と、
前記第二の復号化画像を前記暗号化画像を復号化した復号化画像として出力する出力手段と、
を含むことを特徴とする画像復号化装置。
(付記3)
暗号化画像を復号化する復号化装置であって、
前記暗号化画像を入力する入力手段と、
前記暗号化画像から暗号化領域を示すマーカを検索するマーカ検索手段と、
前記マーカ検索手段により検索された前記暗号化領域を復号化し、第一の復号化画像を生成する復号処理手段と、
前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域を画像補間により近似的に復元し、第二の復号化画像を生成する近似画像復元手段と、
前記第二の復号化画像を前記暗号化画像を復号化した復号化画像として出力する出力手段と、
を含むことを特徴とする画像復号化装置。
(付記4)
暗号化画像を復号化する復号化装置であって、
前記暗号化画像を入力する入力手段と、
前記暗号化画像から暗号化領域を示すマーカを検索するマーカ検索手段と、
前記マーカ検索手段により検索された前記暗号化領域を復号化し、第一の復号化画像を生成する復号処理手段と、
マーカ上書き前画像が利用可能であるか否かを判断する復元判断手段と、
前記復元判断手段において、前記マーカ上書き前画像が利用可能であると判断された場合に、前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域を前記マーカ上書き前画像を入力して復元し、第二の復号化画像を生成する画像復元手段と、
前記復元判断手段において、前記マーカ上書き前画像が利用不可であると判断された場合に、前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域を画像補間により近似的に復元し、第二の復号化画像を生成する近似画像復元手段と、
前記第二の復号化画像を前記暗号化画像を復号化した復号化画像として出力する出力手段と、
を含むことを特徴とする画像復号化装置。
(付記5)
前記マーカは、画像補間可能な線状もしくは点状の形態又はそれが集合した形態であることを特徴とする付記1に記載の画像暗号化装置又は付記2乃至4の何れか1項に記載の画像復号化装置。
(付記6)
前記マーカは、画像補間可能な線状もしくは点状の形態であることを特徴とする付記1に記載の画像暗号化装置又は付記2乃至4の何れか1項に記載の画像復号化装置。
(付記7)
前記マーカは、画像補間可能な線状もしくは点状の形態をもつサブマーカが一つ以上集合することによって、一つのマーカを形成することを特徴とする付記1に記載の画像暗号化装置又は付記2乃至4の何れか1項に記載の画像復号化装置。
(付記8)
前記マーカ生成手段は、線状もしくは点状でかつ画像補間可能な形態を有する前記マーカとその周辺の画素を移動又は結合して、より大きな前記マーカを生成する、
ことを特徴とする付記1に記載の画像暗号化装置。
(付記9)
暗号化対象画像を暗号化するコンピュータに、
前記暗号化対象画像を入力する入力機能と、
前記入力した暗号化対象画像の一部または全体を暗号化し、第一の暗号化画像を生成する暗号処理機能と、
前記第一の暗号化画像上の暗号化領域を示すマーカを生成するマーカ生成機能と、
前記第一の暗号化画像に前記マーカを貼り付けた場合に上書きされて失われる画像データを抽出したマーカ上書き前画像を退避して保存する画像保存機能と、
前記マーカを前記第一の暗号化画像に貼り付けて、第二の暗号化画像を生成するマーカ貼付機能と、
前記第二の暗号化画像を前記暗号化対象画像を暗号化した暗号化画像として出力する出力機能と、
を実行させるためのプログラム。
(付記10)
暗号化画像を復号化するコンピュータに、
前記暗号化画像を入力する入力機能と、
前記暗号化画像から暗号化領域を示すマーカを検索するマーカ検索機能と、
前記マーカ検索機能により検索された前記暗号化領域を復号化し、第一の復号化画像を生成する復号処理機能と、
前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域をマーカ上書き前画像を入力して復元し、第二の復号化画像を生成する画像復元機能と、
前記第二の復号化画像を前記暗号化画像を復号化した復号化画像として出力する出力機能と、
を実行させるためのプログラム。
(付記11)
暗号化画像を復号化するコンピュータに、
前記暗号化画像を入力する入力機能と、
前記暗号化画像から暗号化領域を示すマーカを検索するマーカ検索機能と、
前記マーカ検索機能により検索された前記暗号化領域を復号化し、第一の復号化画像を生成する復号処理機能と、
前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域を画像補間により近似的に復元し、第二の復号化画像を生成する近似画像復元機能と、
前記第二の復号化画像を前記暗号化画像を復号化した復号化画像として出力する出力機能と、
を実行させるためのプログラム。
(付記12)
暗号化画像を復号化するコンピュータに、
前記暗号化画像を入力する入力機能と、
前記暗号化画像から暗号化領域を示すマーカを検索するマーカ検索機能と、
前記マーカ検索機能により検索された前記暗号化領域を復号化し、第一の復号化画像を生成する復号処理機能と、
マーカ上書き前画像が利用可能であるか否かを判断する復元判断機能と、
前記復元判断機能において、前記マーカ上書き前画像が利用可能であると判断された場合に、前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域を前記マーカ上書き前画像を入力して復元し、第二の復号化画像を生成する画像復元機能と、
前記復元判断機能において、前記マーカ上書き前画像が利用不可であると判断された場合に、前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域を画像補間により近似的に復元し、第二の復号化画像を生成する近似画像復元機能と、
前記第二の復号化画像を前記暗号化画像を復号化した復号化画像として出力する出力機能と、
を実行させるためのプログラム。
(付記13)
暗号化対象画像を暗号化する画像暗号化方法であって、
前記暗号化対象画像を入力する入力ステップと、
前記入力した暗号化対象画像の一部または全体を暗号化し、第一の暗号化画像を生成する暗号処理ステップと、
前記第一の暗号化画像上の暗号化領域を示すマーカを生成するマーカ生成ステップと、
前記第一の暗号化画像に前記マーカを貼り付けた場合に上書きされて失われる画像データを抽出したマーカ上書き前画像を退避して保存する画像保存ステップと、
前記マーカを前記第一の暗号化画像に貼り付けて、第二の暗号化画像を生成するマーカ貼付ステップと、
前記第二の暗号化画像を前記暗号化対象画像を暗号化した暗号化画像として出力する出力ステップと、
を含むことを特徴とする画像暗号化方法。
(付記14)
暗号化画像を復号化する復号化方法であって、
前記暗号化画像を入力する入力ステップと、
前記暗号化画像から暗号化領域を示すマーカを検索するマーカ検索ステップと、
前記マーカ検索ステップにより検索された前記暗号化領域を復号化し、第一の復号化画像を生成する復号処理ステップと、
前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域をマーカ上書き前画像を入力して復元し、第二の復号化画像を生成する画像復元ステップと、
前記第二の復号化画像を前記暗号化画像を復号化した復号化画像として出力する出力ステップと、
を含むことを特徴とする画像復号化方法。
(付記15)
暗号化画像を復号化する復号化方法であって、
前記暗号化画像を入力する入力ステップと、
前記暗号化画像から暗号化領域を示すマーカを検索するマーカ検索ステップと、
前記マーカ検索ステップにより検索された前記暗号化領域を復号化し、第一の復号化画像を生成する復号処理ステップと、
前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域を画像補間により近似的に復元し、第二の復号化画像を生成する近似画像復元ステップと、
前記第二の復号化画像を前記暗号化画像を復号化した復号化画像として出力する出力ステップと、
を含むことを特徴とする画像復号化方法。
(付記16)
暗号化画像を復号化する復号化方法であって、
前記暗号化画像を入力する入力ステップと、
前記暗号化画像から暗号化領域を示すマーカを検索するマーカ検索ステップと、
前記マーカ検索ステップにより検索された前記暗号化領域を復号化し、第一の復号化画像を生成する復号処理ステップと、
マーカ上書き前画像が利用可能であるか否かを判断する復元判断ステップと、
前記復元判断ステップにおいて、前記マーカ上書き前画像が利用可能であると判断された場合に、前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域を前記マーカ上書き前画像を入力して復元し、第二の復号化画像を生成する画像復元ステップと、
前記復元判断ステップにおいて、前記マーカ上書き前画像が利用不可であると判断された場合に、前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域を画像補間により近似的に復元し、第二の復号化画像を生成する近似画像復元ステップと、
前記第二の復号化画像を前記暗号化画像を復号化した復号化画像として出力する出力ステップと、
を含むことを特徴とする画像復号化方法。
本発明における第一の暗号化装置の説明図である。 本発明における第一の復号化装置の実施形態の説明図である。 入力画像(暗号化対象画像)の一例を表す図である。 暗号化画像の一例を表す図(その1)である。 暗号化画像に貼り付けられるマーカの一例を表す図である。 第一の暗号化装置によって切り出される、マーカ上書き前画像の一例を表す図である。 暗号化画像の一例を表す図(その2)である。 第一、第二、第三の復号化装置で検索されたマーカを示す図である。 復号化装置で復号化された画像の一例(マーカ上書き前)を表す図である。 本発明における第二の復号化装置の実施形態の説明図である。 本発明における第三の復号化装置の実施形態の説明図である。 マーカ生成部の第一の実現形態によって生成されるマーカの一例を表す図(その1)である。 マーカ生成部の第二の実現形態によって生成されるマーカの一例を表す図(その1)である。 マーカ生成部の第二の実現形態によって生成されるマーカの一例を表す図(その2)である。 マーカ生成部の第三の実現形態によって生成されるマーカの生成方法の一例を説明する図(その1)である。 マーカ生成部の第三の実現形態によって生成されるマーカの生成方法の一例を説明する図(その2)である。 マーカ生成部の第三の実現形態によって生成されるマーカの生成方法の一例を説明する図(その3)である。 マーカ生成部の第三の実現形態によって生成されるマーカの生成方法の一例を説明する図(その4)である。 マーカ生成部の第三の実現形態によって生成されるマーカを削除し、マーカ上書き前画像を近似的に生成する方法の一例を説明する図である。 本発明における第一の暗号化装置の実施形態をパーソナルコンピュータで実現する場合の実施形態を表す図である。 本発明における第一、第二、第三の復号化装置をパーソナルコンピュータで実現する場合の実施形態を表す図である。 本発明における第一の暗号化装置の実施形態の動作フローチャートである。 本発明における第一の復号化装置の実施形態の動作フローチャートである。 本発明における第二の復号化装置の実施形態の動作フローチャートである。 本発明における第三の復号化装置の実施形態の動作フローチャートである。 マーカ生成部の第一の実現形態によって生成されるマーカの一例を表す図(その2)である。 マーカの配置例を示す図である。 ディジタル画像に格納されるマーカのデータ配置例を示す図である。 bitmapのヘッダ構造を表す図である。 bitmapに埋め込まれたマーカのデータ配置例を示す図である。 従来技術の問題点の説明図(その1)である。 従来技術の問題点の説明図(その2)である。 従来技術の問題点の説明図(その3)である。
符号の説明
101、201 入力部
102 暗号処理部
103 マーカ生成部
104 画像保存部
105 マーカ貼付部
106 出力部
202 マーカ検索部
203 復号処理部
204 画像復元部
205 出力部
1001 近似画像復元部
1101 復元判断部
2001、2101 CPU(中央演算処理装置)
2002、2102 ワークメモリ
2003、2103 表示デバイスIF(インタフェース)
2004、2104 汎用IF(インタフェース)
2005、2105 入力デバイスIF(インタフェース)
2006、2106 HDD(ハードディスク記憶装置)
2007、2107 ディスプレイ
2008、2108 スキャナ・プリンタ
2009、2109 マウス・キーボード

Claims (10)

  1. 暗号化対象画像を暗号化する画像暗号化装置であって、
    前記暗号化対象画像を入力する入力手段と、
    前記入力した暗号化対象画像の一部または全体を暗号化し、第一の暗号化画像を生成する暗号処理手段と、
    前記第一の暗号化画像上の暗号化領域を示すマーカを生成するマーカ生成手段と、
    前記第一の暗号化画像に前記マーカを貼り付けた場合に上書きされて失われる画像データを抽出したマーカ上書き前画像を退避して保存する画像保存手段と、
    前記マーカを前記第一の暗号化画像に貼り付けて、第二の暗号化画像を生成するマーカ貼付手段と、
    前記第二の暗号化画像を前記暗号化対象画像を暗号化した暗号化画像として出力する出力手段と、
    を含むことを特徴とする画像暗号化装置。
  2. 暗号化画像を復号化する復号化装置であって、
    前記暗号化画像を入力する入力手段と、
    前記暗号化画像から暗号化領域を示すマーカを検索するマーカ検索手段と、
    前記マーカ検索手段により検索された前記暗号化領域を復号化し、第一の復号化画像を生成する復号処理手段と、
    前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域をマーカ上書き前画像を入力して復元し、第二の復号化画像を生成する画像復元手段と、
    前記第二の復号化画像を前記暗号化画像を復号化した復号化画像として出力する出力手段と、
    を含むことを特徴とする画像復号化装置。
  3. 暗号化画像を復号化する復号化装置であって、
    前記暗号化画像を入力する入力手段と、
    前記暗号化画像から暗号化領域を示すマーカを検索するマーカ検索手段と、
    前記マーカ検索手段により検索された前記暗号化領域を復号化し、第一の復号化画像を生成する復号処理手段と、
    前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域を画像補間により近似的に復元し、第二の復号化画像を生成する近似画像復元手段と、
    前記第二の復号化画像を前記暗号化画像を復号化した復号化画像として出力する出力手段と、
    を含むことを特徴とする画像復号化装置。
  4. 暗号化画像を復号化する復号化装置であって、
    前記暗号化画像を入力する入力手段と、
    前記暗号化画像から暗号化領域を示すマーカを検索するマーカ検索手段と、
    前記マーカ検索手段により検索された前記暗号化領域を復号化し、第一の復号化画像を生成する復号処理手段と、
    マーカ上書き前画像が利用可能であるか否かを判断する復元判断手段と、
    前記復元判断手段において、前記マーカ上書き前画像が利用可能であると判断された場合に、前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域を前記マーカ上書き前画像を入力して復元し、第二の復号化画像を生成する画像復元手段と、
    前記復元判断手段において、前記マーカ上書き前画像が利用不可であると判断された場合に、前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域を画像補間により近似的に復元し、第二の復号化画像を生成する近似画像復元手段と、
    前記第二の復号化画像を前記暗号化画像を復号化した復号化画像として出力する出力手
    段と、
    を含むことを特徴とする画像復号化装置。
  5. 前記マーカは、画像補間可能な線状もしくは点状の形態又はそれが集合した形態であることを特徴とする請求項1に記載の画像暗号化装置又は請求項2乃至4の何れか1項に記載の画像復号化装置。
  6. 前記マーカ生成手段は、線状もしくは点状でかつ画像補間可能な形態を有する前記マーカとその周辺の画素を移動又は結合して、より大きな前記マーカを生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像暗号化装置。
  7. 暗号化対象画像を暗号化するコンピュータに、
    前記暗号化対象画像を入力する入力機能と、
    前記入力した暗号化対象画像の一部または全体を暗号化し、第一の暗号化画像を生成する暗号処理機能と、
    前記第一の暗号化画像上の暗号化領域を示すマーカを生成するマーカ生成機能と、
    前記第一の暗号化画像に前記マーカを貼り付けた場合に上書きされて失われる画像データを抽出したマーカ上書き前画像を退避して保存する画像保存機能と、
    前記マーカを前記第一の暗号化画像に貼り付けて、第二の暗号化画像を生成するマーカ貼付機能と、
    前記第二の暗号化画像を前記暗号化対象画像を暗号化した暗号化画像として出力する出力機能と、
    を実行させるためのプログラム。
  8. 暗号化画像を復号化するコンピュータに、
    前記暗号化画像を入力する入力機能と、
    前記暗号化画像から暗号化領域を示すマーカを検索するマーカ検索機能と、
    前記マーカ検索機能により検索された前記暗号化領域を復号化し、第一の復号化画像を生成する復号処理機能と、
    前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域をマーカ上書き前画像を入力して復元し、第二の復号化画像を生成する画像復元機能と、
    前記第二の復号化画像を前記暗号化画像を復号化した復号化画像として出力する出力機能と、
    を実行させるためのプログラム。
  9. 暗号化画像を復号化するコンピュータに、
    前記暗号化画像を入力する入力機能と、
    前記暗号化画像から暗号化領域を示すマーカを検索するマーカ検索機能と、
    前記マーカ検索機能により検索された前記暗号化領域を復号化し、第一の復号化画像を生成する復号処理機能と、
    前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域を画像補間により近似的に復元し、第二の復号化画像を生成する近似画像復元機能と、
    前記第二の復号化画像を前記暗号化画像を復号化した復号化画像として出力する出力機能と、
    を実行させるためのプログラム。
  10. 暗号化画像を復号化するコンピュータに、
    前記暗号化画像を入力する入力機能と、
    前記暗号化画像から暗号化領域を示すマーカを検索するマーカ検索機能と、
    前記マーカ検索機能により検索された前記暗号化領域を復号化し、第一の復号化画像を
    生成する復号処理機能と、
    マーカ上書き前画像が利用可能であるか否かを判断する復元判断機能と、
    前記復元判断機能において、前記マーカ上書き前画像が利用可能であると判断された場合に、前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域を前記マーカ上書き前画像を入力して復元し、第二の復号化画像を生成する画像復元機能と、
    前記復元判断機能において、前記マーカ上書き前画像が利用不可であると判断された場合に、前記第一の復号化画像から前記マーカによって上書きされていた領域を画像補間により近似的に復元し、第二の復号化画像を生成する近似画像復元機能と、
    前記第二の復号化画像を前記暗号化画像を復号化した復号化画像として出力する出力機能と、
    を実行させるためのプログラム。
JP2008076129A 2008-03-24 2008-03-24 画像暗号化/復号化装置及びプログラム Active JP5071188B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008076129A JP5071188B2 (ja) 2008-03-24 2008-03-24 画像暗号化/復号化装置及びプログラム
US12/393,381 US8374349B2 (en) 2008-03-24 2009-02-26 Image encryption apparatus and image decryption apparatus
EP09003030.5A EP2133853B1 (en) 2008-03-24 2009-03-03 Image encryption apparatus and image decryption apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008076129A JP5071188B2 (ja) 2008-03-24 2008-03-24 画像暗号化/復号化装置及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009232233A true JP2009232233A (ja) 2009-10-08
JP5071188B2 JP5071188B2 (ja) 2012-11-14

Family

ID=40887179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008076129A Active JP5071188B2 (ja) 2008-03-24 2008-03-24 画像暗号化/復号化装置及びプログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8374349B2 (ja)
EP (1) EP2133853B1 (ja)
JP (1) JP5071188B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2388761A2 (en) 2010-03-16 2011-11-23 Fujitsu Limited Marker placement device, marker placement detecting device, and computer readable storage medium for storing marker placement program
WO2011161803A1 (ja) 2010-06-25 2011-12-29 富士通株式会社 画像処理装置および画像処理方法
US8532433B2 (en) 2008-12-18 2013-09-10 Fujitsu Limited Image marker attaching apparatus and method

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102415087B (zh) 2009-05-11 2014-09-03 富士通株式会社 图像加密解密装置、方法以及程序
WO2011027391A1 (ja) * 2009-09-02 2011-03-10 富士通株式会社 暗号化装置、復号装置、暗号化方法及び復号方法
US8442295B2 (en) * 2010-06-29 2013-05-14 Analogic Corporation Anti-counterfeiting / authentication
GB201106943D0 (en) * 2011-04-27 2011-06-01 Burkill Vance Improvements in or relating to password generation, recall and protection
WO2019124708A1 (en) * 2017-12-19 2019-06-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for reconstruction of original images from modified images
GB2569547B (en) * 2017-12-19 2021-05-12 Samsung Electronics Co Ltd Reconstruction of original images from modified images
SG11202102097YA (en) * 2018-10-14 2021-04-29 Khee Seng Chua Method and apparatus for encrypting selected portion of file
CN111683190B (zh) * 2020-06-08 2022-04-19 杭州云梯科技有限公司 在JavaScript中实现图像防盗和局部加密图像还原的方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004007100A (ja) * 2002-05-31 2004-01-08 Fujitsu Ltd 画像処理装置
JP2004222253A (ja) * 2002-12-25 2004-08-05 Nikon Corp 電子透かし機能を有する電子カメラ、および画像処理プログラム
JP2007194962A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Sharp Corp 画像形成装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5491563A (en) 1992-02-04 1996-02-13 Aliroo Ltd. Apparatus for scrambling and unscrambling documents
US5321749A (en) 1992-09-21 1994-06-14 Richard Virga Encryption device
JP2938338B2 (ja) 1994-03-14 1999-08-23 株式会社デンソー 二次元コード
JP3781874B2 (ja) 1997-09-05 2006-05-31 富士通株式会社 画像指示による電子情報管理装置、秘密鍵管理装置及び方法、並びに、秘密鍵管理プログラムを記録した記録媒体
US6839844B1 (en) 2000-01-03 2005-01-04 Hirokazu Okano Image encryption method and device
US6873744B2 (en) * 2002-04-17 2005-03-29 Regents Of The University Of Minnesota Image restoration from transformed component data
US7728844B2 (en) * 2004-07-09 2010-06-01 Nokia Corporation Restoration of color components in an image model
JP2006080623A (ja) * 2004-09-07 2006-03-23 Canon Inc 情報処理方法及び装置、並びにコンピュータプログラム及びコンピュータ可読記憶媒体
JP4348381B2 (ja) 2007-05-30 2009-10-21 富士通株式会社 画像暗号化/復号化装置、方法およびプログラム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004007100A (ja) * 2002-05-31 2004-01-08 Fujitsu Ltd 画像処理装置
JP2004222253A (ja) * 2002-12-25 2004-08-05 Nikon Corp 電子透かし機能を有する電子カメラ、および画像処理プログラム
JP2007194962A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Sharp Corp 画像形成装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8532433B2 (en) 2008-12-18 2013-09-10 Fujitsu Limited Image marker attaching apparatus and method
EP2388761A2 (en) 2010-03-16 2011-11-23 Fujitsu Limited Marker placement device, marker placement detecting device, and computer readable storage medium for storing marker placement program
US8818015B2 (en) 2010-03-16 2014-08-26 Fujitsu Limited Marker placement device, marker placement detecting device, and computer readable storage medium for storing marker placement program
WO2011161803A1 (ja) 2010-06-25 2011-12-29 富士通株式会社 画像処理装置および画像処理方法
US8760722B2 (en) 2010-06-25 2014-06-24 Fujitsu Limited Apparatus and method for processing images

Also Published As

Publication number Publication date
US20090238361A1 (en) 2009-09-24
US8374349B2 (en) 2013-02-12
EP2133853A1 (en) 2009-12-16
JP5071188B2 (ja) 2012-11-14
EP2133853B1 (en) 2013-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5071188B2 (ja) 画像暗号化/復号化装置及びプログラム
JP5192039B2 (ja) 電子ドキュメント処理システム、方法およびプログラム
JP5110202B2 (ja) マーカ生成プログラム、復元プログラム、マーカ生成装置、復元装置およびマーカ生成方法
JP4991604B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法
WO2006030878A1 (en) Image processing apparatus, image processing system, and control method therefor
JP2006121185A5 (ja)
JP4364809B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、及び記録媒体
US8416464B2 (en) Document processing apparatus and document processing method
JP3938534B2 (ja) 画像処理装置及び方法、画像形成装置、並びにプログラム
Mainberger et al. Diffusion-based image compression in steganography
JP4541998B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2010130510A (ja) 印刷装置及びプログラム
JP5408012B2 (ja) 画像処理装置、出力装置、及びプログラム
JP2005217598A (ja) 電子透かし埋め込み装置,電子透かし検出装置,電子透かし埋め込み方法,および電子透かし検出方法
JP5598120B2 (ja) 画像処理装置
JP2010125779A (ja) 印刷装置及びプログラム
JP5164867B2 (ja) 送信装置、送信装置の制御方法、及びプログラム
Choche et al. A methodology to conceal QR codes for security applications
Das et al. A secured key-based digital text passing system through color image pixels
JP5612851B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
WO2010061456A1 (ja) 情報処理装置、画像処理方法および画像処理用プログラム
JP2007018360A (ja) 画像処理装置および画像処理プログラム
WO2020116176A1 (ja) 埋め込み装置、抽出装置及びプログラム
JP5165134B2 (ja) 送信装置、送信装置の制御方法、及びプログラム
Garcha et al. Exploring digital image and video steganography

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120424

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120625

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120724

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120806

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5071188

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150831

Year of fee payment: 3