JP5482335B2 - マーカ配置装置、マーカ検出装置、及びプログラム - Google Patents

マーカ配置装置、マーカ検出装置、及びプログラム Download PDF

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Description

本明細書で議論される実施態様は、取得した画像における所定位置を適切に検出する技術に関するものである。
情報化社会が進む中で、秘密情報の漏洩が深刻な問題となっており、デジタルデータのみならず、印刷物に関しても情報漏洩を防止する技術が開発されている。
例えば、第三者に見られたくない情報を視覚的に暗号化して印刷することで、印刷物からの情報漏洩を防ぐという技術が知られている。この技術では、暗号化した印刷物の画像をスキャナやカメラで取り込み、この画像に対し復号鍵(例:パスワード)を用いて復元処理を施すことで元の情報の閲覧を可能にする。
また、印刷物の画像における、暗号化されている画像領域の位置の特定を容易にするために、暗号化画像領域の位置検出用のマーカを、印刷物における矩形の暗号化画像領域の四隅に配置しておくという技術が知られている。また、このマーカを配置した領域の部分画像を保存しておき、暗号化画像領域の復号時に、保存しておいた部分画像を復号画像と合成して、マーカの配置により失われた配置領域の部分画像をも復元できるようにするという技術も知られている。
特開2008−301044号公報 特開2009−232233号公報
画像領域に詰め込む暗号化情報を増加させるには、例えば、当該画像領域内に配置する暗号パターンをより精細なものとすればよい。しかしながら、このようなパターンを読み取って元の情報を復号するには、暗号化画像領域内における暗号パターンの配置位置のより高精度な位置検出が必要となる。ここで、前述した技術のような、暗号化画像領域の四隅に配置した、暗号化画像領域の位置検出用のマーカを用いても、暗号パターンの配置位置の検出の精度は十分とはいえない。
本発明は上述した問題に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、位置検出用のマーカを用いて行う、画像上の所定位置の検出の精度を向上させることである。
本明細書で後述するマーカ配置装置のひとつには、マーカ配置方法決定手段とマーカ付加手段とを有するというものがある。ここで、マーカ配置方法決定手段は、画像内の矩形の画像領域の辺の途中に、該画像領域内の位置を検出するマーカの配置位置を、該辺の一方の端である始端から該辺の他方の端である終端へ一定の間隔毎に決定する。また、マーカ付加手段は、該マーカ配置方法決定手段による該配置位置の決定に従って該マーカを該画像に付加する。但し、該辺の最も終端寄りに決定した該配置位置と該終端との間に、該間隔よりも狭い隙間が残る場合がある。この場合には、マーカ配置方法決定手段は、該隙間よりも短い長さのオフセットを該辺の始端側に設けた上で、該始端寄りの最初のマーカ配置位置を決定し、そこから一定間隔で以降のマーカの配置位置を決定する。
また、本明細書で後述するプログラムのひとつには、画像内の矩形の画像領域の位置を検出するマーカを該画像に付加する処理をコンピュータに行わせるためのものがある。このプログラムは、マーカ配置方法決定処理とマーカ付加処理とを該コンピュータに行わせる。ここで、マーカ配置方法決定処理は、該マーカの配置位置を、該辺の一方の端である始端から該辺の他方の端である終端へ一定の間隔毎に決定する処理である。また、マーカ付加処理は、該マーカ配置方法決定処理による該配置位置の決定に従って該マーカを該画像に付加する処理である。但し、該辺の最も終端寄りに決定した該配置位置と該終端との間に、該間隔よりも狭い隙間が残る場合がある。この場合には、該マーカ配置方法決定処理は、該隙間よりも短い長さのオフセットを該辺の始端側に設けた上で、該始端寄りの最初のマーカ配置位置を決定し、そこから一定間隔で以降のマーカの配置位置を決定する。
本明細書で後述するマーカ配置装置は、位置検出用のマーカを用いて行う、画像上の所定位置の検出を高い精度で行うことができる。
画像暗号化システムの第一の例の構成図である。 画像の暗号化の説明図である。 マーカの配置位置の決定手法の説明図(その1)である。 マーカの配置位置の決定手法の説明図(その2)である。 コンピュータの標準的なハードウェア構成の一例である。 マーカ配置処理の処理内容を図解したフローチャートである。 領域内位置検出用マーカの配置例(その1)である。 領域内位置検出用マーカの配置例(その2)である。 領域内位置検出用マーカの配置例(その3)である。 領域暗号化画像の領域への領域内位置検出用マーカの配置例である。 画像復号システムの第一の例の構成図である。 画像の復号の説明図である。 マーカの配置位置の検出手法の説明図(その1)である。 マーカの配置位置の検出手法の説明図(その2)である。 マーカ検出処理の処理内容を図解したフローチャートである。 領域内位置検出用マーカの配置例(その4)である。 領域内位置検出用マーカの配置例(その5)である。 領域内位置検出用マーカの配置例(その6)である。 領域内位置検出用マーカの配置例(その7)である。 領域内位置検出用マーカの配置例(その8)である。 領域内位置検出用マーカの配置例(その9)である。 領域内位置検出用マーカの配置例(その10)である。 画像暗号化システムの第二の例の構成図である。 マーカ配置情報付加部の動作の説明図である。 画像復号システムの第二の例の構成図である。 マーカ配置情報検出部の動作の説明図である。
まず図1について説明する。図1は画像暗号化システムの第一の例の構成図である。この画像暗号化システムは、マーカ配置装置1と画像暗号化装置2とを備えている。このうち、マーカ配置装置1は、マーカ配置方法決定部11とマーカ付加部12とを機能ブロックとして備えている。
本実施形態では、マーカ配置装置1は、画像暗号化装置2から出力される暗号化画像に対して、位置検出用のマーカを配置する動作を行う。そこで、まず、この画像暗号化装置2による画像の暗号化を、図2を用いて簡単に説明する。
画像暗号化装置2は、まず、[1]選択指示の入力に応じる等して、矩形である暗号化対象領域102を、入力された画像101から選択する。次に、[2]選択された暗号化対象領域102を、指定サイズの小ブロックに分割する。その後、[3]与えられた暗号鍵110を用いて、公知の手法(例えば前掲した特許文献1に記載されている手法)で暗号化対象領域102をブロック単位で暗号化して領域暗号化画像103を得る。そして最後に、[4]領域暗号化画像103の領域の位置検出用である、領域位置検出用マーカ104を領域暗号化画像103の四隅の外側に隣接させて配置して暗号化画像105を獲得し、マーカ配置装置1に出力する。
次に、図1のマーカ配置方法決定部11によるマーカの配置位置の決定と、マーカ付加部12によるマーカの配置とについて説明する。
マーカ配置方法決定部11は、マーカの配置対象である、画像内の矩形の画像領域の辺の途中に、当該画像領域内の位置を検出するマーカの配置位置を決定する。マーカ付加部12は、この配置位置の決定に従ってマーカを当該画像に付加する。図1の画像暗号化システムは、マーカ配置装置1のマーカ付加部12によりマーカが付加された暗号化画像105を、システムの出力とする。
マーカ配置方法決定部11によるマーカの配置位置の決定手法は、画像領域の矩形において隣り合う2辺の各々の方向である、当該画像領域の横方向と縦方向とで同一である。そこで、ここでは、横方向の配置位置の決定手法について、図3A及び図3Bを用いて説明する。
図3A及び図3Bにおいて、画像領域201は、画像暗号化装置2から送られてくる暗号化画像105に含まれている領域暗号化画像103の領域である。マーカ配置方法決定部11は、この画像領域201の横方向の辺に対し、その一端(始端)からもう一端(終端)の方向に(図3A及び図3Bでは左端から右端の方向に)、予め定めておいた一定の間隔202毎にマーカの配置位置を決定する。
但し、画像領域201の幅と間隔202との値の関係によっては、図3Aに示すように、最も終端寄りに決定したマーカの配置位置とその終端との間に、間隔202よりも狭い隙間203が残ることがある。この場合には、マーカ配置方法決定部11は、横方向の辺の始端側に、隙間203よりも短い長さのオフセット204を設けた上で始端寄りの最初のマーカ配置位置を決定し、そこから一定の間隔202毎に以降のマーカの配置位置を決定する。そして、マーカ付加部12は、この決定に従って領域内位置検出用マーカ205を横方向の辺の外側に隣接させて付加する。このようにして隙間203を狭くすることで、最も終端寄りの領域内位置検出用マーカ205と画像領域201の終端との横方向の距離が近づくので、画像領域201の隙間203内の位置の検出精度が向上する。また、画像領域の始端側でも、最も始端寄りの領域内位置検出用マーカ205と画像領域201の始端との横方向の距離がオフセット204の長さとなり、それまでの間隔202よりも近づく。従って、画像領域201のオフセット204内の位置の検出精度が向上する。
なお、本実施形態では、図3Bのように、その隙間203が狭い場合、より具体的には、隙間203が間隔202の1/2以下である場合には、マーカ配置方法決定部11は、前述したようにして決定したマーカの配置位置の決定をそのまま維持する。つまり、この場合には、マーカ配置方法決定部11は、オフセット204を設けないようにし、マーカ付加部12は、この維持された決定に従って領域内位置検出用マーカ205を横方向の辺の外側に隣接させて付加する。この場合、この隙間203の長さは、間隔202を隔てて隣り合う領域内位置検出用マーカ205の中間点から直近の領域内位置検出用マーカ205までの横方向の距離よりも短い。従って、画像領域201の隙間203内の位置検出を十分な精度で行えることを期待できるので、マーカ配置方法決定部11は、前述したようにして決定したマーカの配置位置の決定をそのまま維持するようにしている。
更に、本実施形態では、図3Bと対比したときの図3Aのように隙間203が広い場合、より具体的には、隙間203が間隔202の1/2よりも大きい場合には、マーカ配置方法決定部11は、オフセット204を間隔202の1/2の長さとする。つまり、この場合には、マーカ配置方法決定部11は、横方向の辺の始端側に、この長さのオフセット204を設けた上で始端寄りの最初のマーカ配置位置を決定し、そこから一定の間隔202毎に以降のマーカの配置位置を決定する。そして、マーカ付加部12は、この決定に従って領域内位置検出用マーカ205を横方向の辺の外側に隣接させて付加する。詳細は後述するが、このようにすると、オフセット204の値が既知の値で不変のものになるので、領域内位置検出用マーカ205を後で画像領域の始端側から探し出す処理の精度が向上し、また、そのための処理負担も軽減される。
なお、図4に例示するような、標準的なハードウェア構成のコンピュータを、図1のマーカ配置装置として機能させることも可能である。次に、この図4について説明する。
このコンピュータ20は、MPU21、ROM22、RAM23、ハードディスク装置24、入力装置25、出力装置26、インタフェース装置27、及び記録媒体駆動装置28を備えている。なお、これらの構成要素はバス29を介して接続されており、MPU21の管理の下で各種のデータを相互に授受することができる。
MPU(Micro Processing Unit)21は、このコンピュータ20全体の動作を制御する演算処理装置である。
ROM(Read Only Memory)22は、所定の基本制御プログラムが予め記録されている読み出し専用半導体メモリである。MPU21は、この基本制御プログラムをコンピュータ20の起動時に読み出して実行することにより、このコンピュータ20の各構成要素の動作制御が可能になる。
RAM(Random Access Memory)23は、MPU21が各種の制御プログラムを実行する際に、必要に応じて作業用記憶領域として使用する、随時書き込み読み出し可能な半導体メモリである。
ハードディスク装置24は、MPU21によって実行される各種の制御プログラムや各種のデータを記憶しておく記憶装置である。MPU21は、ハードディスク装置24に記憶されている所定の制御プログラムを読み出して実行することにより、後述する各種の制御処理を行えるようになる。
入力装置25は、例えばキーボード装置やマウス装置であり、コンピュータ20の使用者により操作されると、その操作内容に対応付けられている使用者からの各種情報の入力を取得し、取得した入力情報をMPU21に送付する。
出力装置26は例えば液晶ディスプレイであり、MPU21から送付される表示データに応じて各種のテキストや画像を表示する。また、出力装置26にはプリンタも含まれており、暗号化画像105に領域内位置検出用マーカ205が配置されたものを用紙に印刷して出力する。
インタフェース装置27は、このコンピュータ20に接続される各種機器との間での各種データの授受を行うものである。従って、このコンピュータ20をマーカ配置装置1として機能させる場合には、インタフェース装置27は、画像暗号化装置2から出力される暗号化画像105を受け取る。
記録媒体駆動装置28は、可搬型記録媒体30に記録されている各種の制御プログラムやデータの読み出しを行う装置である。MPU21は、可搬型記録媒体30に記録されている所定の制御プログラムを、記録媒体駆動装置28を介して読み出して実行することによって、後述する各種の制御処理を行うようにすることもできる。なお、可搬型記録媒体30としては、例えばCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)やDVD−ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)などがある。
このようなコンピュータ20をマーカ配置装置1として動作させるには、まず、後述するマーカ配置処理の処理内容をMPU21に行わせるための制御プログラムを作成する。作成された制御プログラムはハードディスク装置24若しくは可搬型記録媒体30に予め格納しておく。そして、MPU21に所定の指示を与えてこの制御プログラムを読み出させて実行させる。こうすることで、MPU21が、マーカ配置方法決定部11及びマーカ付加部12として動作する。
なお、同様にして、このコンピュータ20を画像暗号化装置2として機能させることも可能である。
次に図5について説明する。図5は、マーカ配置処理の処理内容を図解したフローチャートである。この処理は、画像暗号化装置2から送られてくる暗号化画像105を受け取ると開始される。
なお、以下の処理では、暗号化画像105における領域暗号化画像103の領域(すなわち画像領域201)の横方向の辺の長さを「N」とし、領域内位置検出用マーカ205を配置する間隔202を「M」とする。
図5において、まず、S101では、変数iに値「1」を代入する処理が行われる。
次に、S102において、「N%M」、すなわち、NをMで除算したときの余り(剰余)を算出し、この余りの値と、Mに1/2を乗算した結果の値とを大小比較する処理が行われる。ここで、この比較によって、当該余りの値が当該乗算結果の値以下であると判定されたとき(判定結果がYesのとき)にはS103に処理を進める。一方、この比較によって、当該余りの値が当該乗算結果の値よりも大きいと判定されたとき(判定結果がNoのとき)にはS104に処理を進める。
次に、S103では、変数Qに、Mを代入する処理が行われ、その後はS105に処理を進める。一方、S104では、変数Qに、Mに1/2を乗算した結果の値を代入する処理が行われ、その後はS105に処理を進める。
S105では、変数Qの現在の値がNよりも小さいか否かを判定する処理が行われる。ここで、変数Qの値がNよりも小さいと判定されたとき(判定結果がYesのとき)にはS106に処理を進め、変数Qの値がN以上であると判定されたとき(判定結果がNoのとき)にはS109に処理を進める。
次に、S106では、配列Pの要素P[i]に、変数Qの現在の値を代入する処理が行われる。なお、この配列Pは、領域内位置検出用マーカ205の配置位置の決定結果であり、配列Pの各要素は、画像領域201の横方向の辺についての始端からの距離を表している。
次に、S107では、変数iの現在値に値「1」を加算して更新する処理が行われる。
次に、S108では、変数Qの現在の値にMを加算した結果の値を、変数Qに改めて代入する処理が行われ、その後はS105へと処理を戻して上述した処理が繰り返される。
以上のS101からS108にかけての処理が実行されることで、マーカ配置方法決定部11としての機能がコンピュータ20により提供される。
次に、S109では、配列Pの各要素P[1]からP[i]で表されている、画像領域201の横方向の辺の外側に隣接させて、計i個の領域内位置検出用マーカ205を付加する処理が行われ、その後はこの図5の処理を終了する。このS109の処理が実行されることで、マーカ付加部12としての機能がコンピュータ20により提供される。
以上までの処理がマーカ配置処理である。
図6A及び図6Bは、このマーカ配置処理に従った領域内位置検出用マーカ205の配置例を図解したものである。
図6A及び図6Bでは、領域内位置検出用マーカ205を配置する間隔202であるMの値が「16」に設定されている。
図6Aの配置例は、画像領域201の横方向の辺の長さNが「55」であった場合のものである。このとき、NをMで除算したときの余りは「7」であり、この値は、Mに1/2を乗算した値「8」以下である。従って、図5のS102の判定処理の結果は「Yes」となり、S103及びS105〜S108の処理により、配列Pの各要素には、P[1]=16、P[2]=32、P[3]=48と各値が代入される。そして、S109の処理により、領域内位置検出用マーカ205が、この各要素の値に基づき画像領域201の横方向の辺の外側に付加される。
一方、図6Bの配置例は、画像領域201の横方向の辺の長さNが「63」であった場合のものである。このとき、NをMで除算したときの余りは「15」であり、この値は、Mに1/2を乗算した値「8」よりも大きい。従って、図5のS102の判定処理の結果は「No」となり、S104及びS105〜S108の処理により、配列Pの各要素には、P[1]=8、P[2]=24、P[3]=40、P[4]=56と各値が代入される。そして、S109の処理により、領域内位置検出用マーカ205が、この各要素の値に基づき画像領域201の横方向の辺の外側に付加される。従って、このとき、隙間203は、「15」から「7」と狭くなると共に、長さが「8」であるオフセット204が追加される。つまり、図6Bにおいて、最も右寄りの領域内位置検出用マーカ205と画像領域201の右端との横方向の距離が「15」から「7」に近づくので、画像領域201の隙間203内の位置の検出精度が向上する。また、画像領域201における最も始端寄りの領域内位置検出用マーカ205と画像領域201における当該始端との横方向の距離が、間隔202の幅「16」からオフセット204の長さ「8」に近づく。従って、画像領域201のオフセット204内の位置の検出精度が向上する。
なお、以上の説明は、矩形である画像領域201の横方向の辺についての領域内位置検出用マーカ205の配置について説明したが、マーカ配置装置1は、図7に図解するように、縦方向の辺についても同様に領域内位置検出用マーカ205の配置を行う。
ここで図8について説明する。図8は、図2に図示した暗号化画像105における領域暗号化画像103の領域への領域内位置検出用マーカ205の配置例である。この例では、領域暗号化画像103が、横31ブロック×縦24ブロックの小ブロックで形成されている。
ここでは、領域内位置検出用マーカ205を配置する間隔202であるMの値が、横方向と縦方向とのどちらも「16」ブロックに設定する。
図8の領域暗号化画像103における横方向の辺の長さNは、「31」ブロックである。従って、このとき、NをMで除算したときの余りは「15」であり、この値は、Mに1/2を乗算した値「8」よりも大きい。従って、図5のS102の判定処理の結果は「No」となり、S104及びS105〜S108の処理により、配列Pの各要素には、P[1]=8、P[2]=24と各値が代入される。そして、S109の処理により、領域内位置検出用マーカ205が、この各要素の値に基づき領域暗号化画像103の横方向の辺の外側に付加される。従って、このとき、隙間203は、「15」から「7」と狭くなると共に、長さが「8」であるオフセット204が追加される。そして、S109の処理により、領域内位置検出用マーカ205が、この各要素の値に基づき領域暗号化画像103の横方向の辺の外側に付加される。
一方、領域暗号化画像103における縦方向の辺の長さNは、「24」ブロックである。このとき、NをMで除算したときの余りは「8」であり、この値は、Mに1/2を乗算した値「8」以下である。従って、図5のS102の判定処理の結果は「Yes」となり、S103及びS105〜S108の処理により、配列Pの要素には、P[1]=16と各値が代入される。そして、S109の処理により、領域内位置検出用マーカ205が、この各要素の値に基づき領域暗号化画像103の横方向の辺の外側に付加される。そして、S109の処理により、領域内位置検出用マーカ205が、この各要素の値に基づき領域暗号化画像103の縦方向の辺の外側に付加される。このようにして、領域内位置検出用マーカ付加画像106が生成されて、マーカ配置装置1から出力される。
次に図9について説明する。図9は画像復号システムの第一の例の構成図である。この画像復号システムは、図1の画像暗号化システムから出力された領域内位置検出用マーカ付加画像106に対して復号処理を施して元の画像101を復元するものである。
図9の画像復号システムは、画像復号装置3とマーカ検出装置4とを備えている。このうち、画像復号装置3は、暗号化領域検出部13と、暗号化詳細位置検出部15と、画像復号部16とを機能ブロックとして備えている。また、マーカ検出装置4は、マーカ検出部14を機能ブロックとして備えている。
この画像復号システムによる暗号化画像の復号を、図10を用いて説明する。
まず、図1の画像暗号化システムから出力された、領域内位置検出用マーカ付加画像106がこの画像復号システムに入力される。すると、まず、[1]画像復号装置3の暗号化領域検出部13が、領域暗号化画像103の領域についての、領域内位置検出用マーカ付加画像106上での位置の検出を行う。この位置の検出は、領域暗号化画像103の四隅の外側に隣接させて配置されている領域位置検出用マーカ104に基づいて行われる。
次に、[2]マーカ検出装置4のマーカ検出部14が、領域暗号化画像103の辺の外側に付加されている領域内位置検出用マーカ205の位置の検出を行う。この領域内位置検出用マーカ205の位置の検出については後述する。
次に、[3]画像復号装置3の暗号化領域検出部13が、マーカ検出部14による位置検出の結果を用いて、暗号化の際に用いた小ブロックの各々についての領域暗号化画像103における位置を求める。そして、[4]画像復号装置3の画像復号部16が、前述した暗号鍵110に対応している復号鍵120を用いて、画像暗号化装置2での暗号化に対応する復号化をブロック単位で行うことで、復号画像107を得る。
図9の画像復号システムは、以上のように動作する。
次に、マーカ検出部14による領域内位置検出用マーカ205の位置の検出の手法について説明する。
前述したように、本実施形態では、オフセット204の値を、間隔202の1/2として不変のものとしている。従って、画像領域201における各辺の始端から最初の領域内位置検出用マーカ205の検出を行う場合には、その検出のための探索範囲を、限定することができる。
例えば、前述した図6A及び図6Bのように、領域内位置検出用マーカ205を配置する間隔202が「16」である場合を考える。この場合、辺の始端から最初の領域内位置検出用マーカ205が存在し得る範囲は、図11Aに図解した候補範囲Aのように、始端(左端)から「16」付近、若しくは、図11Bに図解した候補範囲Bのように、始端から「8」付近のどちらかである。
そこで、マーカ検出部14は、辺の始端から最初の領域内位置検出用マーカ205の探索範囲を、この2つの存在範囲に限定する。このようにすることで、領域内位置検出用マーカ205を探し出す処理の精度が向上し、また、そのための処理負担も軽減される。
なお、前掲した図4に例示するようなコンピュータ20を、図9のマーカ検出装置4として機能させることも可能である。このようなコンピュータ20をマーカ検出装置4として動作させるには、まず、後述するマーカ検出処理の処理内容をMPU21に行わせるための制御プログラムを作成する。作成された制御プログラムはハードディスク装置24若しくは可搬型記録媒体30に予め格納しておく。そして、MPU21に所定の指示を与えてこの制御プログラムを読み出させて実行させる。こうすることで、MPU21が、マーカ検出部14として動作する。
なお、同様にして、このコンピュータ20を画像復号装置3として機能させることも可能である。
次に図12について説明する。図12は、マーカ検出部14が行うマーカ検出処理の処理内容を図解したフローチャートである。この処理は、画像復号装置3の暗号化領域検出部13から送られてくる、領域内位置検出用マーカ付加画像106と、領域暗号化画像103の領域についての位置検出結果とをマーカ検出装置4が受け取ると開始される。
図12において、まず、S201では、配置候補Aについての処理が行われる。この処理では、まず、配置候補Aの範囲内において、予め形状情報が保持されている領域内位置検出用マーカ205との相関度を算出する。なお、配置候補Aの範囲は、画像領域201の辺の始端から間隔202だけ離れた位置を中心とする所定の範囲内とする。そして、その相関度が最大の位置を第一推定位置として取得すると共に、その最大の相関度S1を取得する。
次に、S202では、配置候補Bについての処理が行われる。この処理では、まず、配置候補Bの範囲内において、予め形状情報が保持されている領域内位置検出用マーカ205との相関度を算出する。なお、配置候補Bの範囲は、画像領域201の辺の始端からオフセット204だけ離れた位置を中心とする所定の範囲内とする。なお、本実施形態において、配置候補Aの範囲と配置候補Bの範囲とは重ならないように設定するものとし、また、両範囲は同一の広さとする。そして、その相関度が最大の位置を第二推定位置として取得すると共に、その最大の相関度S2を取得する。
続くS203からS205にかけての処理は、上述した処理によりそれぞれ取得した第一推定位置と第二推定位置とのうち、領域内位置検出用マーカ205の配置位置としての確からしさの高い方を、その配置位置の検出結果と決定する処理である。
まず、S203では、上述したS1とS2との大小比較を行って、第一推定位置での領域内位置検出用マーカ205との相関度が、第二推定位置での相関度以上の高さであるか否かを判定する処理が行われる。ここでS1がS2以上の相関の高さを示しているとき(判定結果がYesのとき)にはS204に処理を進め、S1がS2よりも低い相関を示しているとき(判定結果がNoのとき)にはS205に処理を進める。
S204では、S201の処理で取得した最適位置を、領域内位置検出用マーカ205の配置位置の検出結果として出力する処理が行われる、その後はS206に処理を進める。一方、S205では、S202の処理で取得した最適位置を、領域内位置検出用マーカ205の配置位置の検出結果として出力する処理が行われ、その後はS206に処理を進める。
次に、S206では、S204若しくはS205の処理での配置位置の検出結果を基準として、以降の領域内位置検出用マーカ205の配置位置を検出する処理が行われる。この処理では、画像領域201の辺の範囲内であって、上記の処理で検出された配置位置から間隔202ずつ離れた位置をそれぞれ中心とする所定の範囲内において、予め形状情報が保持されている領域内位置検出用マーカ205との相関度を順次算出する。そして、各範囲内において、その相関度が最大の位置を領域内位置検出用マーカ205の配置位置の検出結果として出力する。その後は、このマーカ検出処理を終了する。
以上までの処理がマーカ検出処理である。
なお、領域内位置検出用マーカ付加画像106が、拡大若しくは縮小されている場合がある。このような場合には、辺の始端から最初の領域内位置検出用マーカ205が存在し得る範囲を、拡大縮小を考慮して広く設定して(例えば10%ずつの拡大率で、各々に対応する存在可能範囲を設定して)、領域内位置検出用マーカ205の検出を行うようにする。ここで、その拡大縮小の倍率が既知である場合には、この辺の始端から最初の領域内位置検出用マーカ205が存在し得る範囲を、その倍率に応じて拡大縮小しておけばよい。
なお、図9の画像復号システムから出力される復号画像107には、領域位置検出用マーカ104及び領域内位置検出用マーカ205が残存している。ここで、前述した背景技術を採用する等して、これらのマーカを配置したことで失われた配置領域の部分画像を復元するようにしてもよい。
また、前述したマーカ配置方法決定部11によるマーカの配置位置の決定では、オフセット204の長さを、間隔202の1/2のみとしていた。この代わりに、オフセット204の長さを複数種類設けるようにし、隙間203の幅に応じてオフセット204の長さを選択するように構成することもできる。
すなわち、例えば、間隔202が「16」の場合に、画像領域201の横方向の辺の長さを「16」で割った余り(すなわち隙間203の幅)に応じたオフセット204として、長さが「4」、「8」、及び「12」のものを用意する。そして、この場合に、隙間203の幅が「4」〜「7」の場合には、長さ「4」のオフセット204を辺の始端側に設けるようにする。また、隙間203の幅が「8」〜「11」の場合には、長さ「8」のオフセット204を辺の始端側に設け、そして、隙間203の幅が「12」〜「15」の場合には、長さ「12」のオフセット204を辺の始端側に設けるようにする。そして、このようにオフセット204を設けることで、隙間203の幅を「3」以下に制限する。
このようすると、画像領域201の辺についての最も始端寄りの領域内位置検出用マーカ205の検出が適切に行えれば、画像領域201の辺についての最も終端寄りの領域内位置検出用マーカ205と当該辺の終端との横方向の距離が更に近づく。従って、画像領域201の隙間203内の位置の検出精度が更に向上する。
なお、図1のマーカ配置装置1は、図7に図解したように、矩形の画像領域201において隣り合っている、横方向及び縦方向の各辺について領域内位置検出用マーカ205の配置を行うようにしていた。これに加えて、マーカ配置装置1が、図13に図解するように、矩形の画像領域201の内部にも、領域内位置検出用マーカ205aを配置するようにしてもよい。この場合、マーカ配置方法決定部11が、領域内位置検出用マーカ205の、画像領域201の横方向の辺における配置位置を通り縦方向の辺に平行な直線と、縦方向の辺における配置位置を通り横方向の辺に平行な直線との交点を、更に配置位置として決定する。
このようにして画像領域201内にも領域内位置検出用マーカ205aを更に配置することで、画像領域201内の位置を検出する際の検出精度の向上が期待できる。
なお、図13の例では、領域内位置検出用マーカ205と領域内位置検出用マーカ205aとを同一の形態としている。この代わりに、図14Aに図解するように、矩形である領域暗号化画像103の領域の各辺についてマーカ配置装置1が配置する領域内位置検出用マーカ205と、その領域の内部に配置する領域内位置検出用マーカ205aとの形態を異ならせてもよい。この場合、マーカ付加部12が、マーカ配置方法決定部11による決定に従い、領域内位置検出用マーカ205と領域内位置検出用マーカ205aとして、異なる形態のマーカを、暗号化画像105に付加する。なお、異なる形態のマーカとは、例えば、形状、模様、及び色彩のうち少なくとも1つ以上を異ならせたマーカである。
このように、異なる形態のマーカを付加するようにすることで、領域内位置検出用マーカ205を検出する際、及び領域内位置検出用マーカ205aを検出する際における、異なるマーカの誤検出の可能性の低減が期待できる。
また、マーカ付加部12が付加する領域内位置検出用マーカ205及び205aの形態を、図14Bに図解するように、領域暗号化画像103の領域の形態に応じて図14Aのものとは異なる形態のものとしてもよい。なお、図14Bの例は、領域暗号化画像103の領域が縦長の矩形であることにより、図14Aのものとは異なる形態の領域内位置検出用マーカ205及び205aをマーカ付加部12が付加したものである。
また、図1のマーカ配置装置1は、図7に図解したように、矩形の画像領域201の横方向及び縦方向の各々1辺ずつについて領域内位置検出用マーカ205の配置を行うようにしていた。これに加えて、図15Aに図解するように、他の2辺も含め、矩形の画像領域201の4辺全てについて領域内位置検出用マーカ205の配置を行うようにしてもよい。つまり、マーカ配置方法決定部11が、領域内位置検出用マーカ205の配置位置を、画像領域201の矩形においての全ての辺について各々決定するようにしてもよい。このようにして領域内位置検出用マーカ205を多く配置することで、画像領域201内の位置を検出する際の検出精度の向上が期待できる。
なお、図15Aの領域内位置検出用マーカ205の配置では、画像領域201における横方向の2辺については、どちらも左端を始端とし、画像領域201における縦方向の2辺については、どちらも上端を始端としていた。この代わりに、画像領域201の矩形における二対の対角点のうちの一対を始端とするようにしてもよい。図15Bに図解した例では、画像領域201における上辺と左辺については画像領域201の左上の頂点を始端とし、画像領域201における下辺と右辺については画像領域201の右下の頂点を始端としている。
また、マーカ検出部14が行うマーカ検出処理においては、画像領域の各辺の一方の端から、順次、領域内位置検出用マーカ205の検出を行うようにしていた。ここで、マーカ検出部14が、画像領域201の各辺の両端から、順次、領域内位置検出用マーカ205の検出を行うようにして、検出処理の高速化を図ることも可能である。なお、この場合には、図16A及び図16Bに図解するように、隙間203を、隣り合ういずれかの領域内位置検出用マーカ205間の距離にするとよい。マーカ配置方法決定部11が領域内位置検出用マーカ205の配置位置をこのように決定すると、画像領域201の各辺の両端から行う領域内位置検出用マーカ205の検出において、オフセット204の有無の判定は、辺の始端側のみで済ませることができる。図16A及び図16Bの例では、マーカ検出部14は、オフセット204の有無の判定は、左端側についてのみ行えばよい。
次に図17について説明する。図17は画像暗号化システムの第二の例の構成図である。この第二の例と図1の第一の例とは、マーカ配置装置1の出力側にマーカ情報付加部17が追加されている点のみが異なっており、その他は同一の構成である。そこで、ここでは、このマーカ情報付加部17について、図18を参照しながら説明する。
マーカ情報付加部17は、マーカ付加部12が画像に付加したマーカについての情報を当該画像に付加する。
図18の左側に描かれている暗号化画像105は、図2における[4]の画像に相当するもの、つまり、画像暗号化装置2から出力される画像である。
マーカ配置方法決定部11は、矩形の領域暗号化画像103の辺の途中に領域内位置検出用マーカ205の配置位置を決定すると共に、本実施形態では、更に、領域暗号化画像103の内部に領域内位置検出用マーカ205aの配置位置を決定する。そして、マーカ付加部12は、この配置位置の決定に従って、領域内位置検出用マーカ205及び205aを暗号化画像105に付加する。マーカ情報付加部17は、この領域内位置検出用マーカ205及び205aについての情報を暗号化画像105に付加する。
図18の右側に描かれている暗号化画像105には、領域位置検出用マーカ104並びに領域内位置検出用マーカ205及び205aに加えて、マーカ情報108が付加されている。このマーカ情報108が、マーカ情報付加部17により付加された情報である。
マーカ情報108は、例えば、領域内位置検出用マーカ205及び205aの各々の形態を示す情報や、マーカ付加部12が画像に付加したマーカの位置の情報を含む。このマーカ情報108は、後述する領域内位置検出用マーカ205及び205aの検出において使用される。
なお、図18では、マーカ情報108が二次元コード化されて暗号化画像105に付加されている。このようにする代わりに、マーカ情報108を、例えば「透かし」にする等して、目視では認識できないが、後述の領域内位置検出用マーカ205及び205aの検出時には検出可能であるようにして、暗号化画像105に付加することも可能である。
次に図19について説明する。図19は、画像復号システムの第二の例の構成図である。この第二の例と図9の第一の例とは、マーカ検出装置4におけるマーカ検出部14の前段に、マーカ情報検出部18が追加されている点のみが異なっており、その他は同一の構成である。そこで、ここでは、このマーカ情報検出部18について、図20を参照しながら説明する。
図20の左側に描かれている劣化暗号化画像109は、図18の右側に描かれている、マーカ情報108を付加した暗号化画像105に伸縮や歪み等が生じたことで画像の品質が劣化したものである。
マーカ情報検出部18は、劣化暗号化画像109に付加されている、前述したマーカ情報108を検出して、その情報の内容をマーカ検出部14に送る。
マーカ検出部14は、マーカ情報検出部18が検出したマーカ情報108を用いて、劣化暗号化画像109に配置されている領域内位置検出用マーカ205を検出すると共に、本実施形態では、更に、領域内位置検出用マーカ205aの配置位置の検出も行う。このように、領域内位置検出用マーカ205及び205aの検出時にマーカ情報108を利用できるようにすると、マーカの付加後の暗号化画像105に伸縮や歪みが生じていても、その検出の対象とする形態やその検出の対象とする配置位置の範囲を制限できる。従って、領域内位置検出用マーカ205及び205aの検出に要する時間を削減できると共に、検出の精度向上も期待できる。
なお、以上までに説明した実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
画像内の矩形の画像領域の辺の途中に、該画像領域内の位置を検出するマーカの配置位置を、該辺の一方の端である始端から該辺の他方の端である終端へ一定の間隔毎に決定するマーカ配置方法決定手段と、
該マーカ配置方法決定手段による該配置位置の決定に従って該マーカを該画像に付加するマーカ付加手段と、
を有しており、
該マーカ配置方法決定手段は、該辺の最も終端寄りに決定した該配置位置と該終端との間に、該間隔よりも狭い隙間が残る場合には、該隙間よりも短い長さのオフセットを該辺の始端側に設けた上で、該始端寄りの最初のマーカ配置位置を決定し、そこから一定間隔で以降のマーカの配置位置を決定する、
ことを特徴とするマーカ配置装置。
(付記2)
該マーカ配置方法決定手段は、該隙間が該間隔の1/2以下である場合には、該オフセットを設けることなく、該マーカの配置位置を、該辺の一方の端である始端から該辺の他方の端である終端へ一定間隔毎に決定することを特徴とする付記1に記載のマーカ配置装置。
(付記3)
該マーカ配置方法決定手段は、該隙間が該間隔の1/2よりも広い場合には、該間隔の1/2の長さにした該オフセットを該辺の始端側に設けた上で、始端寄りの最初のマーカ配置位置を決定し、そこから一定間隔毎に以降のマーカの配置位置を決定することを特徴とする付記2に記載のマーカ配置装置。
(付記4)
該マーカ配置方法決定手段は、該マーカの配置位置を、該画像領域の矩形においての隣り合う2辺である第一辺と第二辺との各々について決定することを特徴とする付記1から3のうちのいずれか1項に記載のマーカ配置装置。
(付記5)
該マーカ配置方法決定手段は、更に、該画像領域内である、該第一辺について決定した該マーカの配置位置を通り該第二辺に平行な直線と該第二辺について決定した該マーカの配置位置を通り該第一辺に平行な直線との交点についても、該マーカの配置位置として決定することを特徴とする付記4に記載のマーカ配置装置。
(付記6)
該マーカ付加手段は、該マーカ配置方法決定手段が該第一辺と該第二辺との各々について決定したマーカの配置位置と、該交点について決定したマーカの配置位置とで、形態の異なるマーカを配置することを特徴とする付記5に記載のマーカ配置装置。
(付記7)
該マーカ配置方法決定手段は、該マーカの配置位置を、該画像領域の矩形においての全ての辺について各々決定することを特徴とする付記1から3のうちのいずれか1項に記載のマーカ配置装置。
(付記8)
該マーカ付加手段が該画像に付加したマーカについての情報であるマーカ情報を更に該画像に付加するマーカ情報付加部を更に有することを特徴とする付記1から7のうちのいずれか一項に記載のマーカ配置装置。
(付記9)
該マーカ情報は、該マーカ付加手段が該画像に付加した該マーカを付加した位置の情報を含むことを特徴とする付記8に記載のマーカ配置装置。
(付記10)
該マーカ情報は、該マーカ付加手段が該画像に付加したマーカの各々の形態を示す情報を含むことを特徴とする付記8又は9に記載のマーカ配置装置。
(付記11)
付記3に記載のマーカ配置装置が有しているマーカ付加手段によって該画像に付加された該マーカの配置位置を検出するマーカ検出装置であって、
該画像領域における該辺の始端から該間隔だけ離れた位置を中心とする第一候補範囲内での該マーカの配置位置を第一推定位置として推定する第一位置推定手段と、
該画像領域における該辺の始端から該オフセットだけ離れた位置を中心とする第二候補範囲内での該マーカの配置位置を第二推定位置として推定する第二位置推定手段と、
該第一推定位置と該第二推定位置とのうち、該マーカの配置位置としての確からしさの高い方を、該マーカの配置位置の検出結果と決定する決定手段と、
を有することを特徴とするマーカ検出装置。
(付記12)
画像内の矩形の画像領域の位置を検出するマーカを該画像に付加する処理をコンピュータに行わせるためのプログラムであって、
該プログラムは、
該マーカの配置位置を、該辺の一方の端である始端から該辺の他方の端である終端へ一定の間隔毎に決定するマーカ配置方法決定処理と、
該マーカ配置方法決定処理による該配置位置の決定に従って該マーカを該画像に付加するマーカ付加処理と、
を該コンピュータに行わせ、
該マーカ配置方法決定処理は、該辺の最も終端寄りに決定した該配置位置と該終端との間に、該間隔よりも狭い隙間が残る場合には、該隙間よりも短い長さのオフセットを該辺の始端側に設けた上で、該始端寄りの最初のマーカ配置位置を決定し、そこから一定間隔で以降のマーカの配置位置を決定する、
ことを特徴とするプログラム。
(付記13)
画像内の矩形の画像領域の位置を検出するマーカを該画像に付加するマーカ配置装置が行うマーカ配置方法であって、
該マーカの配置位置を、該辺の一方の端である始端から該辺の他方の端である終端へ一定の間隔毎に決定することと、
該マーカの配置位置の決定に従って該マーカを該画像に付加することと、
を含み、
該マーカの配置位置の決定において、該辺の最も終端寄りに決定した該配置位置と該終端との間に、該間隔よりも狭い隙間が残る場合には、該隙間よりも短い長さのオフセットを該辺の始端側に設けた上で、該始端寄りの最初のマーカ配置位置を決定し、そこから一定間隔で以降のマーカの配置位置を決定する、
ことを特徴とするマーカ配置方法。
1 マーカ配置装置
2 画像暗号化装置
3 画像復号装置
4 マーカ検出装置
11 マーカ配置方法決定部
12 マーカ付加部
13 暗号化領域検出部
14 マーカ検出部
15 暗号化詳細位置検出部
16 画像復号部
17 マーカ情報付加部
18 マーカ情報検出部
20 コンピュータ
21 MPU
22 ROM
23 RAM
24 ハードディスク装置
25 入力装置
26 出力装置
27 インタフェース装置
28 記録媒体駆動装置
29 バス
30 可搬型記録媒体
101 画像
102 暗号化対象領域
103 領域暗号化画像
104 領域位置検出用マーカ
105 暗号化画像
106 領域内位置検出用マーカ付加画像
107 復号画像
108 マーカ情報
109 劣化暗号化画像
110 暗号鍵
120 復号鍵
201 画像領域
202 間隔
203 隙間
204 オフセット
205、205a 領域内位置検出用マーカ

Claims (10)

  1. 画像内の矩形の画像領域の辺の途中に、該画像領域内の位置を検出するマーカの配置位置を、該辺の一方の端である始端から該辺の他方の端である終端へ一定の間隔毎に決定するマーカ配置方法決定手段と、
    該マーカ配置方法決定手段による該配置位置の決定に従って該マーカを該画像に付加するマーカ付加手段と、
    を有しており、
    該マーカ配置方法決定手段は、該辺の最も終端寄りに決定した該配置位置と該終端との間に、該間隔よりも狭い隙間が残る場合には、該隙間よりも短い長さのオフセットを該辺の始端側に設けた上で、該始端寄りの最初のマーカ配置位置を決定し、そこから一定間隔で以降のマーカの配置位置を決定する、
    ことを特徴とするマーカ配置装置。
  2. 該マーカ配置方法決定手段は、該隙間が該間隔の1/2以下である場合には、該オフセットを設けることなく、該マーカの配置位置を、該辺の一方の端である始端から該辺の他方の端である終端へ一定間隔毎に決定することを特徴とする請求項1に記載のマーカ配置装置。
  3. 該マーカ配置方法決定手段は、該隙間が該間隔の1/2よりも広い場合には、該間隔の1/2の長さにした該オフセットを該辺の始端側に設けた上で、始端寄りの最初のマーカ配置位置を決定し、そこから一定間隔毎に以降のマーカの配置位置を決定することを特徴とする請求項2に記載のマーカ配置装置。
  4. 該マーカ配置方法決定手段は、該マーカの配置位置を、該画像領域の矩形においての隣り合う2辺である第一辺と第二辺との各々について決定することを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項に記載のマーカ配置装置。
  5. 該マーカ配置方法決定手段は、更に、該画像領域内である、該第一辺について決定した該マーカの配置位置を通り該第二辺に平行な直線と該第二辺について決定した該マーカの配置位置を通り該第一辺に平行な直線との交点についても、該マーカの配置位置として決定することを特徴とする請求項4に記載のマーカ配置装置。
  6. 該マーカ付加手段は、該マーカ配置方法決定手段が該第一辺と該第二辺との各々について決定したマーカの配置位置と、該交点について決定したマーカの配置位置とで、形態の異なるマーカを配置することを特徴とする請求項5に記載のマーカ配置装置。
  7. 該マーカ配置方法決定手段は、該マーカの配置位置を、該画像領域の矩形においての全ての辺について各々決定することを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項に記載のマーカ配置装置。
  8. 該マーカ付加手段が該画像に付加したマーカについての情報であるマーカ情報を更に該画像に付加するマーカ情報付加部を更に有することを特徴とする請求項1から7のうちのいずれか一項に記載のマーカ配置装置。
  9. 請求項3に記載のマーカ配置装置が有しているマーカ付加手段によって該画像に付加された該マーカの配置位置を検出するマーカ検出装置であって、
    該画像領域における該辺の始端から該間隔だけ離れた位置を中心とする第一候補範囲内での該マーカの配置位置を第一推定位置として推定する第一位置推定手段と、
    該画像領域における該辺の始端から該オフセットだけ離れた位置を中心とする第二候補範囲内での該マーカの配置位置を第二推定位置として推定する第二位置推定手段と、
    該第一推定位置と該第二推定位置とのうち、該マーカの配置位置としての確からしさの高い方を、該マーカの配置位置の検出結果と決定する決定手段と、
    を有することを特徴とするマーカ検出装置。
  10. 画像内の矩形の画像領域の位置を検出するマーカを該画像に付加する処理をコンピュータに行わせるためのプログラムであって、
    該プログラムは、
    該マーカの配置位置を、該辺の一方の端である始端から該辺の他方の端である終端へ一定の間隔毎に決定するマーカ配置方法決定処理と、
    該マーカ配置方法決定処理による該配置位置の決定に従って該マーカを該画像に付加するマーカ付加処理と、
    を該コンピュータに行わせ、
    該マーカ配置方法決定処理は、該辺の最も終端寄りに決定した該配置位置と該終端との間に、該間隔よりも狭い隙間が残る場合には、該隙間よりも短い長さのオフセットを該辺の始端側に設けた上で、該始端寄りの最初のマーカ配置位置を決定し、そこから一定間隔で以降のマーカの配置位置を決定する、
    ことを特徴とするプログラム。
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