JP6724547B2 - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、透かし情報を画像データに埋め込む情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
従来から、画像データに情報を埋め込む電子透かしの技術が知られている。画像データに情報を埋め込む手法として、例えば、画像空間とは別の直交空間(周波数空間)において透かし情報を埋め込む手法が知られている。また、その他の手法として、例えば、透かし情報の原画像への電子透かし埋め込みによって、原画像に与えられる画素値の変更量を表す透かしパターンを用いる手法が知られている。
周波数空間で透かし情報を埋め込む手法では、印刷物から透かし情報を復元する場合に、印刷物を読み取るスキャナの性能によっては、透かし情報を読み取れずに復元できない可能性がある。また、印刷物から透かし情報を読み取れるように、周波数空間での信号の値を大きくした場合、印刷物に透かし情報が現れて画像の視認性に影響を及ぼす可能性がある。また、透かしパターンを用いる手法では、パターン数の組合せ等によって、画像の一部が欠ける可能性がある。
このように、従来の技術では、透かし情報を画像データに埋め込むことで、画像に影響を及ぼす可能性があった。
開示の技術は、画像に対する影響を抑制することを目的としている。
開示の技術は、透かし情報を画像データに埋め込む情報処理装置であって、前記画像データにより表される画像と、前記透かし情報と、が連続しているか否かを判定する連続性判定部と、前記連続性判定部による判定の結果に応じて、前記透かし情報の埋め込み位置を変更する位置補正部と、を有する。
画像に対する影響を抑制できる。
第一の実施形態の概要を説明する図である。 第一の実施形態の画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 第一の実施形態の情報処理装置の有する電子透かし処理部の機能を説明する図である。 第一の実施形態の領域テーブルの一例を示す図である。 第一の実施形態の設定保持部に保持される設定の例を示す図である。 第一の実施形態の電子透かし処理部の動作を説明する第一のフローチャートである。 第一の実施形態の電子透かし処理部の処理を説明する第二のフローチャートである。 画像データの一例を示す図である。 領域決定部により決定される領域を説明する図である。 第一の実施形態における連続性の判定について説明する図である。 第一の実施形態における埋め込み位置の変更について説明する第一の図である。 第一の実施形態における埋め込み位置の変更について説明する第二の図である。 第一の実施形態の効果を説明する第一の図である。 第一の実施形態の効果を説明する第二の図である。 第二の実施形態の電子透かし処理部の機能を説明する図である。 第二の実施形態の電子透かし処理部の動作を説明する第一のフローチャートである。 第二の実施形態の電子透かし処理部の動作を説明する第二のフローチャートである。 第二の実施形態における連続性の判定について説明する図である。 第二の実施形態における埋め込み位置の変更について説明する第一の図である。 第二の実施形態における埋め込み位置の変更について説明する第二の図である。
(第一の実施形態)
以下に図面を参照して第一の実施形態について説明する。図1は、第一の実施形態の概要を説明する図である。
本実施形態の画像形成装置100は、情報処理装置200と、プロッタ装置300とを有する。
本実施形態の情報処理装置200は、電子透かし処理部210を有し、情報処理装置200に入力された画像データに対して、透かし情報を埋め込み、透かし情報が埋め込まれた画像データをプロッタ装置300へ出力する。
情報処理装置200に入力される画像データは、例えば画像形成装置100と通信を行うコンピュータ等から送信されたものでも良いし、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の可搬型の記憶装置から読み取られたものであっても良い。また、情報処理装置200に入力される画像データは、画像形成装置100の有するスキャナ装置により読み取られたものであっても良い。
本実施形態の情報処理装置200は、透かし情報を埋め込む際に、透かし情報が画像データにより表される画像の連続性を阻害しないように、透かし情報の埋め込み位置を決定する。
プロッタ装置300は、情報処理装置200から出力された、透かし情報が埋め込まれた画像データに基づき、記録媒体上に画像を形成し、印刷物1として出力する。印刷物1は、情報処理装置200に入力された画像データに、透かし情報が埋め込まれた埋め込み後画像データにより表される画像である。
本実施形態の透かし情報は、例えばスキャナ装置2等により印刷物1をスキャンすることで復元される。
以上のように、本実施形態では、画像データにより表される画像を分断させずに透かし情報を埋め込むため、画像に対する影響を抑制できる。
次に、図2を参照して、本実施形態の画像形成装置100のハードウェア構成について説明する。図2は、第一の実施形態の画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
本実施形態の画像形成装置100は、情報処理装置200と、プロッタ装置300と、スキャナ装置400と、表示操作装置(オペレーションパネル)500と、を有し、各措置がバスを介して接続されている。
情報処理装置200は、画像形成装置100に入力された画像に対する各種の処理を行う。プロッタ装置300は、情報処理装置200において各種の処理が施された画像データから、記録媒体上に画像を形成して出力する。スキャナ装置400は、原稿等から画像を読み取り、画像データとする読み取り装置である。
表示操作装置500は、例えばタッチパネル等であり、画像形成装置100に対する操作や設定等の入力を受け付ける。
次に、本実施形態の情報処理装置200のハードウェア構成について説明する。本実施形態の情報処理装置200は、CPU(central processing unit)21、ASIC(application specific integrated circuit)22、メモリ23、暗号化チップ24、HDD25、インターフェース装置26を有する。
CPU21は、情報処理装置200の各種の動作を制御する。ASIC22は、情報処理装置200に入力された画像データに対し、プロッタ装置300で画像を形成するために必要となる各種の補正処理を行う。
メモリ23は、例えばROM(Read Only Memory)や、RAM(Random Access Memory)等を含み、CPU21やASIC22による演算結果のデータや、各種の設定値、プログラム等が格納される。
暗号化チップ24は、入力された画像データを暗号化する。HDD(Hard Disk Drive)25は、スキャナ装置400から入力された画像データ等が格納される。インターフェース装置26は、情報処理装置200が外部装置との通信を行うためにインターフェースである。
本実施形態では、情報処理装置200のメモリ23等に格納された電子透かしプログラムをCPU21が読み出して実行することで、後述する電子透かし処理部210の機能が実現される。
次に、図3を参照し、本実施形態の情報処理装置200の有する電子透かし処理部210の機能について説明する。
図3は、第一の実施形態の情報処理装置の有する電子透かし処理部の機能を説明する図である。
本実施形態の電子透かし処理部210は、透かし情報取得部211、画像データ受付部212、埋め込み判定部213、領域決定部214、濃淡判定部215、エッジ抽出部216、画像データ出力部217、埋め込み部220を有する。
透かし情報取得部211は、画像データに埋め込む透かし情報を取得する。本実施形態の透かし情報は、例えば予め情報処理装置200のメモリ23等に格納されていても良いし、透かし情報の埋め込みの際に生成されても良い。
本実施形態の透かし情報は、例えば画像データの入力を受け付けた日時を示す情報や、画像データを作成したユーザの名称や、画像データのファイル名等を示す情報である。本実施形態では、透かし情報の内容が予め画像形成装置100(情報処理装置200)の管理者等により決められていても良いし、画像形成装置100のユーザによって決められても良い。
画像データ受付部212は、情報処理装置200に入力される画像データを受け付ける。具体的は、情報処理装置200に入力される画像データは、情報処理装置200と接続されたコンピュータから送信されたものであっても良いし、スキャナ装置400により読み取られたものであっても良い。画像データは、その他の方法で情報処理装置200に入力されても良い。画像データの入力方法は、限定されない。
埋め込み判定部213は、入力された画像データに透かし情報を埋め込むか否かを判定する。透かし情報を埋め込むか否かは、画像形成装置100の管理者や、画像形成装置100のユーザ等による設定に基づき判定されても良いし、画像データを作成したユーザ名等に応じて判定されても良い。
領域決定部214は、入力された画像データにおいて、透かし情報が埋め込まれる領域を決定する。本実施形態では、例えば透かし情報を280bitの情報とした場合、領域決定部214は、領域テーブル218を参照し、透かし情報のビット毎に、各ビットが埋め込まれる領域を決定する。領域テーブル218の詳細は後述する。
濃淡判定部215は、領域決定部214により決定された領域内の画像に濃淡があるか否かを判定する。具体的には、濃淡判定部215は、決定された領域内の画像について、各画素の階調値の差が所定値以上であるか否かを判定する。そして、濃淡判定部215は、階調値が所定値以上である場合に、領域内の画像に濃淡があると判定する。
エッジ抽出部216は、画像データにおける画像の輪郭(エッジ)を抽出する。本実施形態のエッジ抽出部216は、画像データ受付部212が受け付けた画像データに対してエッジの抽出を行っても良いし、埋め込み部220から渡された画像データに対してもエッジ抽出を行っても良い。
画像データ出力部217は、プロッタ装置300に画像データを出力する。画像データ出力部217が出力する画像データは、透かし情報が埋め込まれた画像データであっても良いし、透かし情報が埋め込まれていない画像データであっても良い。
埋め込み部220は、画像データにおいて、領域決定部214により決定された領域に透かし情報を1ビットずつ埋め込む。以下に、埋め込み部220についてさらに説明する。
本実施形態の埋め込み部220は、連続性判定部221、設定保持部222、位置補正部223、位置決定部224を有する。
連続性判定部221は、画像データに透かし情報を埋め込んだ際に、透かし情報と、画像データにより表される画像とが連続しているか否かを判定する。
設定保持部222は、透かし情報の位置の補正に関する設定を保持する。この設定は、例えば画像形成装置100において、管理者等により予め設定されるものである。
位置補正部223は、連続性判定部221により、透かし情報と画像とが連続していないと判定されたとき、透かし情報を埋め込む位置を、設定保持部222により保持された設定に応じて補正(変更)する。
位置決定部224は、連続性判定部221により、透かし情報と画像とが連続していると判定された位置を、透かし情報を埋め込む位置に決定する。
本実施形態の埋め込み部220の各部の詳細は後述する。
次に、図4を参照して、本実施形態の領域テーブル218について説明する。図4は、第一の実施形態の領域テーブルの一例を示す図である。
本実施形態の領域テーブル218は、用紙のサイズ毎に設けられる。図4の例では、例えは画像形成装置100に入力された画像データがA4サイズの用紙に出力される際に参照されるものとしている。
本実施形態の領域テーブル218−A4は、情報の項目として、ビットの位置と、座標情報とを有し、これらは対応付けられている。つまり、領域テーブル218では、透かし情報において、何番目のビットであるか、という情報と、領域を示す座標情報とが対応付けられている。
図4の例では、例えば透かし情報の1ビット目の情報は、「(x1,y1)、(x2,y2)、(x3,y3)、(x4,y4)」の4点で示される領域内に埋め込まれることがかわる。
本実施形態では、例えば画像データが出力される用紙のサイズがA3であった場合には、領域テーブル218−A3が参照され、画像データが出力される用紙のサイズがB5であった場合には、領域テーブル218−B5が参照される。
次に、図5を参照して、本実施形態の設定保持部222に保持される設定について説明する。図5は、第一の実施形態の設定保持部に保持される設定の例を示す図である。
図5に示す画面51は、例えば表示操作装置500等に表示される設定画面の例を示している。
画面51では、透かし情報を埋め込む際に、画質の低下を防ぐための透かし情報の埋め込み位置の補正を行うか否かを選択させるための選択肢51−1と、選択肢51−2〜51−4が、それぞれのチェックボックスと共に表示されている。
画面51において、選択肢51−1のチェックボックスにチェックが入力されていた場合、透かし情報と画像との連続性の有無にかかわらず、埋め込み位置の補正は行われない。
画面51において、選択肢51−2〜51−4の何れかのチェックボックスにチェックが入力されていた場合、透かし情報と画像とが連続していなかったとき、透かし情報の埋め込み位置の補正が行われる。このとき、埋め込み位置の補正は、選択肢51−2〜51−4において選択された方法で行われる。
選択肢51−2が設定された場合、位置補正部223は、透かし情報を埋め込む位置をシフトさせて(ずらす)、透かし情報が画像を分断しない位置に埋め込み位置を変更する。
選択肢51−3が設定された場合、位置補正部223は、透かし情報を埋め込む位置を画像の端部に変更する。
選択肢51−4が設定された場合、位置補正部223は、始めに、透かし情報を埋め込む位置をシフトさせて、それでも連続性判定部221により連続性がないと判断されたときに、透かし情報の埋め込み位置を画像の端部に変更する。つまり、選択肢51−4は、埋め込み位置を変更する方法として、シフトを優先させる「シフト優先」の設定を行うものである。透かし情報の埋め込み位置の補正の詳細は後述する。
次に、図6及び図7を参照し、本実施形態の情報処理装置200の電子透かし処理部210の動作について説明する。
図6は、第一の実施形態の電子透かし処理部の動作を説明する第一のフローチャートである。
本実施形態の電子透かし処理部210は、画像データ受付部212により画像データの入力を受け付けると、埋め込み判定部213は、この画像データが、透かし情報を埋め込む対象の画像データであるか否かを判定する(ステップS601)。具体的には、埋め込み部213は、入力された画像データに透かし情報を埋め込むか否かを、設定等に応じて判定する。
ステップS601において、透かし情報を埋め込む画像データではないと判定された場合、電子透かし処理部210は処理を終了する。
ステップS601において、透かし情報を埋め込む画像データであると判定された場合、電子透かし処理部210は、透かし情報取得部211により透かし情報を取得し、透かし情報の先頭のビットの値を取得する(ステップS602)。具体的には、例えば透かし情報取得部211は、日時が透かし情報の内容であった場合には、現在の日時を二値化した信号に変換し、ビット目の値が「1」であった場合は「1」を、「0」であった場合は「0」を取得する。
続いて、電子透かし処理部210は、領域決定部214により、領域テーブル218を参照し、透かし情報において値を取得したビットの位置と対応する領域を決定する(ステップS603)。
続いて、電子透かし処理部210は、濃淡判定部215により、画像データにおいて、ステップS603で決定された領域内の画像の濃淡があるか否かを判定する(ステップS604)。具体的には、濃淡判定部215は、領域内の画素同士の階調値の差が所定の閾値以上となるものがあるか否かを判定する。
ステップS604において、濃淡がない場合、電子透かし処理部210は、埋め込み部220により、透かし情報において、取得されたビットの値を、ステップS603で決定された領域の任意の位置に埋め込み(ステップS605)、後述するステップS610へ進む。
ステップS604において、濃淡があった場合、電子透かし処理部210は、エッジ抽出部216により、決定された領域内の画像のエッジを抽出する(ステップS606)。尚、ある領域内の画像のエッジ(輪郭)を抽出する処理は、公知の手法で実現されれば良い。
続いて、電子透かし処理部210は、埋め込み部220により、透かし情報の埋め込み位置の決定と埋め込みを行う(ステップS607)。より具体的には、埋め込み部220は、ステップS603で決定された埋め込みの対象の領域において、取得した透かし情報の一部(1ビットの情報を示す画素)を埋め込む位置を決定し、埋め込みを行う。ステップS607の処理の詳細は後述する。
続いて電子透かし処理部210は、透かし情報に次のビットが存在するか否かを判定する(ステップS608)。ステップS608において、次のビットが存在する場合、電子透かし処理部210は、透かし情報取得部211は、次のビットの値を取得し(ステップS607)、ステップS603へ戻る。
ステップS608において、次のビットが存在しない場合、つまり、画像データに対する透かし情報の埋め込みが完了した場合、電子透かし処理部210は、画像データ出力部217により、透かし情報が埋め込まれた画像データをプロッタ装置300へ出力し(ステップS610)、処理を終了する。
次に、図7を参照し、本実施形態の埋め込み部220による処理について説明する。図7は、第一の実施形態の電子透かし処理部の処理を説明する第二のフローチャートである。図7では、図6のステップS607における埋め込み部220の処理を示している。
本実施形態の埋め込み部220は、領域内の画像のエッジが抽出されると、連続性判定部221により、最もエッジが強くでている画素を仮の埋め込み位置とする(ステップS701)。最もエッジが強く出ている画素とは、隣接する画素との階調値の差が最も大きくなる画素である。
続いて、連続性判定部221は、メモリ上に領域内の画像データを展開し、1ビット分の透かし情報を仮の埋め込み位置に埋め込む(ステップS702)。このとき、画像データが展開されるメモリは、例えばメモリ23等である。
続いて、連続性判定部221は、ステップS702で透かし情報を埋め込んだ画像データをエッジ抽出部216に渡し、エッジの抽出を行わせる(ステップS703)。
続いて、連続性判定部221は、エッジの抽出結果から、領域内の各画素の階調値を二値化する(ステップS704)。
続いて、連続性判定部221は、仮の埋め込み位置に埋め込まれた1ビットの透かし情報と、透かし情報以外の画像とが連続しているか否かを判定する(ステップS705)。具体的には、連続性判定部221は、透かし情報が埋め込まれた画素と隣接する画素のうち、透かし情報が埋め込まれた画素を挟んで対向し、透かし情報が埋め込まれて画素の値と二値化した値が一致する画素が存在するか否かを判定している。連続性判定部221の処理の詳細は後述する。
ステップS705において、連続していると判定された場合、埋め込み部220は、位置決定部224により、仮の埋め込み位置を透かし情報の埋め込み位置に決定し(ステップS706)、ステップS608へ進む。
ステップS705において、連続していないと判定された場合、埋め込み部220は、位置補正部223により、設定保持部222を参照し、埋め込み位置の補正方法が「シフト」(図5の選択肢51−2)であるか否かを判定する(ステップS707)。
ステップS707において、「シフト」であった場合、位置補正部223は、透かし情報の埋め込み位置を、現在の埋め込み位置から1ビットずらし(ステップS708)、ステップS703へ戻る。尚、本実施形態の透かし情報の埋め込み位置の変更の詳細は後述する。
ステップS707において、「シフト」でなかった場合、位置補正部223は、設定保持部222に保持された設定が、「シフト優先」(図5の選択肢51−4)であるか否かを判定する(ステップS709)。
ステップS709において、「シフト優先」でない場合、設定保持部222に保持された設定は、「端部」(図5の選択肢51−3)である。よって、埋め込み部220は、後述するステップS711へ進む。
ステップS709において、「シフト優先」であった場合、連続性判定部221は、領域内において、1ビットの透かし情報を埋め込み可能な全ての位置で、連続性判定部221による判定を行ったか否かを判定する(ステップS710)。より具体的には、位置補正部223は、領域内の全ての画素について、連続性判定部221による判定を行ったか否かを判定する。
ステップS710において、全ての画素で連続性判定部221による判定を行っていない場合、埋め込み部220は、ステップS708へ進む。
ステップS710において、全ての画素で連続性判定部221による判定を行った場合、位置補正部223は、1ビットの透かし情報の埋め込み位置を仮の埋め込み位置から画像の端部に変更し(ステップS711)、ステップS706へ進む。
次に、図8乃至図12を参照し、本実施形態の埋め込み部220の処理を具体的に説明する。
図8は、画像データの一例を示す図である。図8(A)は、透かし情報が埋め込まれる画像の一例を示しており、図8(B)Bは、図8(A)の画像から抽出されたエッジを示している。
本実施形態では、例えば入力された画像データが示す画像81に対し、8ビットの透かし情報を埋め込む場合、領域決定部214は、画像81において8つの画像を各ビットの位置と対応付けて決定する。
画像81を表す画像データから画像82のエッジを抽出すると、図8(B)のようになる。図8(B)では、実線は階調値が正の値であった画素を結んだ線であり、点線は階調値が負の値である画素を結んだ線である。
図9は、領域決定部により決定される領域を説明する図である。図9は、画像81の画素毎の階調値で示している。
また、本実施形態では、入力された画像データで示される画像81の解像度と、プロッタ装置300の解像度のそれぞれを600dpiとした。
本実施形態では、例えば透かし情報の1ビット目の値「0」が埋め込まれる領域が、領域91であることを示している。
以下では、図10乃至図12を参照し、領域91において画素92を仮の透かし情報の埋め込み位置とした際の、埋め込み部220の処理について説明する。
図10は、第一の実施形態における連続性の判定について説明する図である。図10では、領域91内の各画素の階調値が二値化されている。
図10では、領域91内の画素92を透かし情報の1ビット目の仮の埋め込み位置としている。したがって、図10は、画像81の領域91の画像データがメモリ上に展開され、画素92の階調値「−4」を透かし情報の1ビット目の値「0」に置き換えて再度エッジ抽出を行った後に、二値化された状態を示している。つまり、図10は、図7のステップS704の処理を行った後の状態を示している。
ここで、本実施形態の連続性判定部221は、画素92と隣接する周囲の画素のうち、画素92を挟んで対向した位置にあり、且つ二値化した値が画素92の値と一致する画素が存在するか否かを判定する。
図10の例では、画素92と隣接する画素は、画素92−1〜92−8である。このうち、二値化された階調値の値が画素92と同じ値である「0」となった画素は、画素92−1、92−2、92−6、92−7の4つの画素である。
さらに、これらの画素のうち、画素92を挟んで対向する位置にある画素は、画素92−2と画素92−6である。
したがって、本実施形態の連続性判定部221は、領域91に画素92に透かし情報を埋め込んだ場合でも、画素92が、画素92以外の画像と連続していると判定し、画素92を透かし情報の1ビット目の埋め込み位置に決定する。
次に、図11を参照し、画素92を透かし情報の1ビット目の仮の埋め込み位置としたとき、連続性がないと判定された場合について説明する。図11は、第一の実施形態における埋め込み位置の変更について説明する第一の図である。図11の例では、埋め込み位置を「シフト」させることで、変更する例を示している。
埋め込み部220は、仮の埋め込み位置に透かし情報を埋め込み、連続性がないと判定されると、位置補正部223により、埋め込み位置を変更する。
位置補正部223は、透かし情報の1ビット目を埋め込む位置を画素92から1画素ずらした画素92−3とし、画素92−3の位置を仮の埋め込み位置とする。
図11は、埋め込み部220により、メモリ上に展開された領域91の画像データの画素92−3の階調値「3」を、透かし情報の1ビット目の値「0」に置き換えて再度エッジ抽出を行った後に、二値化した状態を示している。
画素92−3と隣接する画素は、画素92、93、94、95画素92−2〜92−5である。このうち、二値化された階調値の値が画素92−3と同じ値である「0」となった画素は、画素92、92−1、92−2、95の3つの画素である。
さらに、これらの画素のうち、画素92−3を挟んで対向する位置にある画素は、画素92−1と画素95である。
したがって、本実施形態の連続性判定部221は、領域91に画素92−3に透かし情報を埋め込んだ場合、画素92−3が、画素93−2以外の画像と連続していると判定し、画素92−3を透かし情報の1ビット目の埋め込み位置に決定する。
次に、図12を参照し、埋め込み位置の変更が「端部」に設定されていた場合について説明する。図12は、第一の実施形態における埋め込み位置の変更について説明する第二の図である。図12の例では、埋め込み位置を「端部」に移動させることで、変更する例を示している。
位置補正部223は、仮の埋め込み位置に透かし情報を埋め込み、連続性がないと判定されると、透かし情報の1ビット目を埋め込む位置を画像の端部へ移動させる。
図12の例では、画素93〜94が画像82の端部と検知されていたとする。この場合、位置補正部223は、画素93〜94の何れかの画素を、透かし情報の埋め込み位置とすればよい。図12の例では、画素96を透かし情報の埋め込み位置とし、画素96の階調値を二値化した値を「0」としている。
以上のように、本実施形態では、透かし情報を埋め込むことで、画像の連続性が阻害される場合には、透かし情報の埋め込み位置を、画像の連続性を阻害しない位置へ変更する。また、本実施形態では、画像の連続性を阻害しない位置を検出できない場合等には、透かし情報を埋め込む位置を画像の端部へ変更する。
本実施形態では、以上のようして、透かし情報の埋め込み位置を決定することで、透かし情報を画像データに埋め込むことにより、画像データが出力されたときに画像の一部か欠損することを抑制でき、画質の低下を抑制できる。すなわち、本実施形態によれば、透かし情報を埋め込むことによる画像への影響を抑制できる。
以下に、図13、14を参照し、本実施形態の効果について説明する。図13は、第一の実施形態の効果を説明する第一の図である。図13(A)は、領域131に透かし情報が埋め込まれた例を示しており、図13(B)は、領域132に透かし情報が埋め込まれた例を示している。
図13(A)の例では、透かし情報が画像の中の領域131に埋め込まれていても、画像の連続性を阻害していないことがわかる。
また、図13(B)では、透かし情報が画像の端部である領域132に埋め込まれている。したがって、画像の全体の形状に及ぼす影響が小さく、画像に対する影響が抑制されていることがわかる。
図14は、第一の実施形態の効果を説明する第二の図である。図14(A)は、画像の連続性が阻害された例を示しており、図14(B)は、周波数空間で透かし情報を埋め込んだ場合の例を示している。
図14(A)では、「山」という文字が、透かし情報を埋め込んだ領域141によって分断されていることがわかる。図14(B)に示す画像142−1では、印刷物に透かし情報が現れてしまい、画像の視認性に影響を及ぼしていることがわかる。また、図14(B)の画像142−2では、印刷物に印刷された透かし情報が薄く、スキャナ装置2で画像142−2を読み取ったとき、読み取れない可能性があることがわかる。
本実施形態では、図14に示すように、透かし情報を埋め込むことで画像が分断されたり、視認性が悪くなる、と言った事態を回避することができる。
(第二の実施形態)
以下に図面を参照して第二の実施形態について説明する。第二の実施形態では、入力された画像データの解像度と、この画像データを出力するプロッタ装置の解像度とが異なる点が第一の実施形態と相違する。よって、以下の第二の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点についてのみ説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには、第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図15は、第二の実施形態の電子透かし処理部の機能を説明する図である。
本実施形態の電子透かし処理部210Aは、第一の実施形態の電子透かし処理部210の有する各部に加え、解像度判定部231、解像度変換部232を有する。また、本実施形態の電子透かし処理部210Aは、埋め込み部220の代わりに埋め込み部220Aを有する。
解像度判定部231は、画像データ受付部212が受け付けた画像データの解像度と、プロッタ装置300の解像度とが一致するか否かを判定する。
解像度変換部232は、画像データの解像度とプロッタ装置300の解像度とが異なる場合に、画像データの解像度をプロッタ装置300の解像度に変換する。
本実施形態の埋め込み部220Aは、第一の実施形態の埋め込め部220の各部に加え、変換判定部225を有する。変換判定部225は、透かし情報を埋め込み領域の画像が、解像度を変換された画像か否かを判定する。
次に、図16及び図17を参照し、本実施形態の電子透かし処理部210Aの動作について説明する。
図16は、第二の実施形態の電子透かし処理部の動作を説明する第一のフローチャートである。
図16のステップS1601とステップS1602の処理は、図6のステップS601とステップS602の処理と同様であるから、説明を省略する。
ステップS1602に続いて、電子透かし処理部210Aは、解像度判定部231により、入力された画像データの解像度が、情報処理装置200と接続されたプロッタ装置300の解像度と一致しているか否かを判定する(ステップS1603)。尚、本実施形態の解像度判定部231は、情報処理装置200と接続されたプロッタ装置300の解像度を保持しているものとする。
ステップS1603において、解像度が異なる場合、電子透かし処理部210Aは、解像度変換部232により、入力された画像データの解像度をプロッタ装置300の解像度に変換し(ステップS1604)、ステップS1605へ進む。
ステップS1603において、解像度が一致している場合、電子透かし処理部210Aは、後述するステップS1605へ進む。
ステップS1605からステップS1608までの処理は、図6のステップS603からステップS606までの処理と同様であるから、説明を省略する。ステップS1609における埋め込み部220Aの処理の詳細は後述する。
ステップS1610からステップS1612までの処理は、図6のステップS608からステップS610までの処理と同様であるから、説明を省略する。
次に、図17を参照して本実施形態の埋め込み部220の処理について説明する。
次に、図17は、第二の実施形態の電子透かし処理部の動作を説明する第二のフローチャートである。
図17では、図16のステップS1609における埋め込み部220Aの処理を示している。
本実施形態の埋め込み部220Aは、領域内の画像のエッジが抽出されると、連続性判定部221により、最もエッジが強くでている画素を仮の埋め込み位置とする(ステップS1701)。
続いて、埋め込み部220は、変換判定部225により、領域内の画像が解像度変換された画像であるか否かを判定する(ステップS1702)。ステップS1702において、解像度変換された画像でない場合、後述するステップS1705へ進む。
ステップS1702において、解像度変換された画像である場合、埋め込み部220は、解像度変換部232に領域内の画像の解像度を入力された画像データの解像度に変換させる。そして、埋め込み部220は、入力時の解像度に戻された画像において、仮の埋め込み位置に透かし情報の1ビットを埋め込む(ステップS1703)。
続いて、埋め込み部220は、解像度変換部232により、透かし情報を埋め込んだ画像の解像度を、プロッタ装置300の解像度に変換し(ステップS1704)、ステップS1705へ進む。
ステップS1705からステップS1713までの処理は、図7のステップS703からステップS710までの処理と同様であるから、説明を省略する。
以下に、図18乃至図20を参照し、埋め込み部220Aの処理について説明する。以下の説明では、入力された画像データの解像度が300dpiであり、プロッタ装置300の解像度が600dpiであるものとする。
図18は、第二の実施形態における連続性の判定について説明する図である。図18では、領域181内の各画素の階調値が二値化されている。領域181は、解像度が300dpiの画像データにおいて、透かし情報の1ビット目の値「0」が埋め込まれる領域である。
本実施形態では、領域181が決定すると、メモリ上で、領域181の画像の解像度を1度600dpiから300dpiへ戻し、300dpiの画像に対して、仮の埋め込み位置の画素の階調値を透かし情報の1ビット目の値「0」に埋め込む。そして、再度領域181の画像の解像度を300dpiから600dpiへ変換し、エッジの抽出と各画素の階調値の二値化を行う。
図18に示す領域181は、ここまでの処理が行われた状態を示している。つまり、図18に示す領域181は、図17のステップS1706までの処理を行った後の状態を示している。
このとき、解像度が300dpiの画像に対して1つの画素として埋め込まれた透かし情報は、解像度が600dpiに変換されると、4つの画素となる。
したがって、図18に示す領域181における透かし情報の埋め込み位置は、4つの画素182〜185を含む領域186となる。
本実施形態の埋め込み部220Aでは、この領域186と、周囲の画像との連続性の有無を判定し、判定結果に応じて領域186の位置を変更させる。
具体的には、埋め込み部220Aは、領域186に含まれる画素182〜185について、各画素と隣接する画像のうち、各画素を挟んで対向し、且つ各画素の値と二値化した値が一致する画素が存在するか否かを判定していく。
そして、本実施形態の埋め込み部220Aは、領域186と、領域186を挟んで対向する画素とが連続していると判定されたとき、領域186を透かし情報の埋め込み位置に決定する。
以下に、領域186の連続性の判定について具体的に説明する。本実施形態では、連続性判定部221により、領域186の外側の画素と、領域186の内側の画素において、画素182を挟んで対向し、且つ各画素の値と二値化した値が一致する画素が存在するか否かを判定する。
図18の例では、領域186の外側において画素182と隣接する画素は、画素187〜190、198である。また、領域186において画素182と隣接する画素は、画素83〜185である。
また、画素182と隣接する画素のうち、画素182の階調値を二値化した値「0」と階調値を二値化した値が一致する画素は、画素187、188、184、185である。このうち、画素188は領域186の外側の画素であり、画素184は領域186内の画素である。したがって、画素182は、領域186の外側の画像と、領域186の内側の画像と連続していることがわかる。
次に、埋め込み部220Aは、連続性判定部221により、画素183について同様の処理を行う。
領域186の外側において画素183と隣接する画素は、画素189〜193である。また、領域186において画素183と隣接する画素は、画素182、184、185である。
また、画素183と隣接する画素のうち、画素183の階調値を二値化した値「1」と階調値を二値化した値が一致する画素は、画素189、190、192、193である。これら4つの画素は、全て領域186の外側の画素であり、領域186内には、画素183と隣接し、且つ階調値を二値化した値が一致する画素は存在しない。したがって、画素183は、領域186内の画像と連続していないことがわかる。
次に、埋め込み部220Aは、連続性判定部221により、画素183について同様の処理を行う。
領域186の外側において画素184と隣接する画素は、画素192〜196である。また、領域186において画素184と隣接する画素は、画素182、183、185である。
また、画素184と隣接する画素のうち、画素184の階調値を二値化した値「0」と階調値を二値化した値が一致する画素は、画素194、195、182、185である。このうち、画素194、195は領域186の外側の画素であり、画素182、185は領域186内の画素である。したがって、画素184は、領域186の外側の画像と、領域186の内側の画像と連続していることがわかる。
この時点で、連続性判定部221は、領域186内の画素182、184と、領域186を挟んで対向する画素188、194とが連続していると判定する。したがって、埋め込み部220Aは、領域186を透かし情報の埋め込み位置に決定する。
尚、図18の例では、領域186内の画素について、画素182から時計回り方向に連続性の判定を行っているが、連続性の判定を行う順番は特に限定されない。
本実施形態の埋め込み部220Aは、例えば領域186の全ての画素について、上述した連続性の判定を行い、領域186が領域186の外側(周囲)の画像と連続していないと判定されたとき、透かし情報の埋め込み位置を変更する。
図19は、第二の実施形態における埋め込み位置の変更について説明する第一の図である。図19の例では、埋め込み位置を「シフト」させることで、変更する例を示している。図19の例では、領域186を1ビット左方向にシフトさせた領域186Aを透かし情報の埋め込み位置としている。
この場合も埋め込み部220Aは、領域186A内の4つの画素182、189、190、183について、図18で説明した処理と同様の処理を行い、領域186Aの画像と、領域186Aの外側(周囲)の画像との連続性の有無を判定する。
図20は、第二の実施形態における埋め込み位置の変更について説明する第二の図である。図20の例では、埋め込み位置を画像の「端部」に移動させる例を示している。図20の例では、領域186を1ビット左方向にシフトさせた領域186Aを透かし情報の埋め込み位置としている。
以上のように、本実施形態によれば、入力された画像データの解像度と、プロッタ装置300の解像度とが異なる場合でも、透かし情報が埋め込まれる微少点の大きさをプロッタ装置300の解像度に合わせて変更することができる。また、本実施形態では、画像の連続性が阻害されない位置を、透かし情報が埋め込まれる微少点の位置とすることで、透かし情報を埋め込むことによる画像に対する影響を抑制できる。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
1 印刷物
2、400 スキャン装置
100 画像形成装置
200 情報処理装置
210、210A 電子透かし処理部
213 埋め込み判定部
214 領域決定部
215 濃淡判定部
216 エッジ抽出部
217 画像データ出力部
218 領域テーブル
220、220A 埋め込み部
221 連続性判定部
222 設定保持部
223 位置補正部
224 位置決定部
225 変換判定部
231 解像度判定部
232 解像度変換部
300 プロッタ装置
特開2009−201069号公報 特開2009−253854号公報

Claims (8)

  1. 透かし情報を画像データに埋め込む情報処理装置であって、
    前記画像データにより表される画像と、前記透かし情報と、が連続しているか否かを判定する連続性判定部と、
    前記連続性判定部による判定の結果に応じて、前記透かし情報の埋め込み位置を変更する位置補正部と、を有する情報処理装置。
  2. 前記位置補正部は、
    前記連続性判定部により、前記画像データにより表される画像と、前記透かし情報と、が連続していないと判定されたとき、前記画像データにより表される画像と、前記透かし情報と、が連続する位置へ前記透かし情報の埋め込み位置をずらす請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記位置補正部は、
    前記連続性判定部により、前記画像データにより表される画像と、前記透かし情報と、が連続していないと判定されたとき、前記透かし情報の埋め込み位置を、前記画像における周辺のエッジを構成する画素の領域へ移動させる請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記透かし情報の埋め込み位置の変更の仕方の設定を保持する設定保持部を有し、
    前記位置補正部は、
    前記設定保持部において、前記透かし情報の埋め込み位置をずらす方法が設定されていた場合、前記埋め込み位置をずらし、
    前記設定保持部において、前記透かし情報の埋め込み位置を前記エッジを構成する画素の領域に移動させる方法が設定されていた場合、前記埋め込み位置を前記エッジを構成する画素の領域に移動させる、請求項3記載の情報処理装置。
  5. 前記連続性判定部は、
    前記透かし情報が埋め込まれた領域と隣接する画素のうち、前記領域に含まれる画素と階調値を二値化した値が一致し且つ前記領域を挟んで対向する画素が存在するとき、前記透かし情報と、前記画像データにより表される画像とが連続していると判定し、
    前記透かし情報が埋め込まれた領域と隣接する画素のうち、前記領域に含まれる画素と階調値を二値化した値が一致し且つ前記領域を挟んで対向する画素が存在しないとき、前記透かし情報と、前記画像データにより表される画像とが連続していないと判定する、請求項1乃至4の何れか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記画像データの解像度と、前記透かし情報が埋め込まれた埋め込み後画像データを出力するプロッタ装置の解像度とが一致しているか否かを判定する解像度判定部と、
    前記画像データの解像度と前記プロッタ装置の解像度とが一致していない場合、前記画像データの解像度を前記プロッタ装置の解像度に変換する解像度変換部と、を有し、
    前記連続性判定部は、
    前記プロッタ装置の解像度に変換された前記画像データに前記透かし情報を埋め込んだとき、前記透かし情報と、前記画像データにより表される画像とが連続しているか否かを判定する、請求項1乃至5の何れか一項に記載の情報処理装置。
  7. コンピュータによる情報処理方法であって、該コンピュータが、
    画像データにより表される画像と、前記画像データに埋め込まれた透かし情報と、が連続しているか否かを判定し、
    前記判定の結果に応じて、前記透かし情報の埋め込み位置を変更する、情報処理方法。
  8. 画像データにより表される画像と、前記画像データに埋め込まれた透かし情報と、が連続しているか否かを判定する処理と、
    前記判定の結果に応じて、前記透かし情報の埋め込み位置を変更する処理と、をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
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