JP5071157B2 - 光モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、光モジュールに関し、特に、レーザー素子を備える光モジュールに関する。
レーザー素子は所定の波長のレーザー光を出力する。レーザー素子の温度に応じてレーザー光の波長は決定される。したがって、波長の安定化にあたってレーザー素子の温度は一定に維持されなければならない。こういった温度の維持にあたってペルチェ素子が用いられる。ペルチェ素子は放熱機構とレーザー素子との間で熱エネルギーの伝達を制御する。レーザー素子の環境温度が上昇すると、ペルチェ素子はレーザー素子から放熱機構に向かって熱エネルギーを移動させる。こうしてレーザー素子の温度上昇は回避される。反対にレーザー素子の環境温度が下降すると、ペルチェ素子は放熱機構からレーザー素子に向かって熱エネルギーを移動させる。レーザー素子の温度下降は回避される。
特開2003−168843号公報 特開2003−163482号公報
放熱機構は常に放熱を実施する。ペルチェ素子の働きで放熱機構からレーザー素子に向かって熱エネルギーが移動する際でも、放熱機構では放熱は維持される。放熱機構からレーザー素子に向かって熱エネルギーは伝達しにくい。その結果、ペルチェ素子の電力消費量は増加してしまう。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、ペルチェ素子の効率的な利用を実現することができる光モジュールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、レーザー素子と、熱伝導部材と、レーザー素子および熱伝導部材の間に挟まれるペルチェ素子と、放熱機構と、熱伝導部材および放熱機構の間に挟まれ、周囲温度に応じて熱抵抗を変化させる熱抵抗可変素子とを備えることを特徴とする光モジュールが提供される。
こういった光モジュールではレーザー素子は温度に応じてレーザー光の発振波長を変化させる。レーザー素子の温度制御にあたってペルチェ素子は用いられる。環境温度が上昇すると、ペルチェ素子の働きでレーザー素子は冷却される。レーザー素子の熱エネルギーは熱伝導部材に伝達される。このとき、熱抵抗可変素子は熱抵抗を低減する。その結果、熱伝導部材から放熱機構に向かって効率的に熱エネルギーは移動する。レーザー素子の冷却は促進される。少ない消費電力でペルチェ素子は十分にレーザー素子を冷却することができる。その一方で、環境温度が下降すると、ペルチェ素子の働きでレーザー素子は加熱される。熱伝導部材からレーザー素子に熱エネルギーは移動する。このとき、熱抵抗可変素子は熱抵抗を高める。その結果、熱伝導部材の温度低下は妨げられる。レーザー素子の加熱は促進される。少ない消費電力でペルチェ素子は十分にレーザー素子を加熱することができる。
熱抵抗可変素子は、一端で熱伝導部材および放熱機構の間に挟まれ他端で補助放熱機構に接触し、気密な内部空間を区画する金属製筐体と、金属製筐体の内部空間に封入され、気化に基づき金属製筐体の一端から他端に向かって熱を運搬する作動液とを備えればよい。こういった熱抵抗可変素子は一般にヒートパイプと呼ばれる。ヒートパイプは作動液の沸点に応じて熱輸送を実現する。したがって、作動液が沸点に達しなければ、ヒートパイプは高い熱抵抗を実現する。作動液が沸点を超えると、ヒートパイプは低い熱抵抗を実現する。作動液の沸点は作動液の種類や金属製筐体内の内圧に基づき調整されることができる。こうしてレーザー素子の設定温度に応じて作動液の沸点は変更されることができる。
前記放熱機構および補助放熱機構は、レーザー素子、熱伝導部材、ペルチェ素子、熱抵抗可変素子を収容する外側筐体の壁体で構成されればよい。こうして比較的に簡単な構成で放熱機構や補助放熱機構は提供されることができる。
以上のように本発明によれば、ペルチェ素子の効率的な利用を実現することができる光モジュールは提供される。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る光送受信モジュール11を概略的に示す。光送受信モジュール11は筐体12を備える。筐体12は内部に例えば直方体空間を区画する。筐体12には1対の光ファイバー13、13が接続される。個々の光ファイバー13の先端には光コネクタ14が接続される。筐体12の天板にはコネクタ15が埋め込まれる。コネクタ15は対応のコネクタ(図示されず)に結合される。コネクタ15および対応のコネクタは電気的に接続される。
図2に示されるように、筐体12内には光送信サブアセンブリ16が収容される。光送信サブアセンブリ16には一方の光ファイバー13が接続される。光ファイバー13は筐体12の壁板を貫通する。光送信サブアセンブリ16から出力される光信号は光ファイバー13の働きで筐体12外に供給される。光送受信モジュール11は光信号に基づき2値情報を送信する。
光送信サブアセンブリ16はレーザー素子18を備える。レーザー素子18は上下1対の電極19a、19bの間に挟まれる。電極19a、19bに電圧が印加されると、レーザー素子18には電流が流れる。電流に基づきレーザー素子18は励起される。レーザー光線は発光される。レーザー素子18の前方には電界吸収型変調器(図示されず)が配置される。電界吸収型変調器はレーザー素子に一体化される。電界吸収型変調器およびレーザー素子は1モジュールを構成する。
レーザー素子18の発光面は光ファイバー13の先端に向き合わせられる。レーザー素子18の発光面と光ファイバー13との間には集光レンズ21が配置される。レーザー素子18から発光されるレーザー光線は集光レンズ21で平行光に変換される。こうして平行光が光ファイバー13に進入する。
レーザー素子18はペルチェ素子22に搭載される。ペルチェ素子22は上下1対の電極23a、23bの間に挟まれる。例えば電極23a、23b間に順方向に電流が流れると、一方の電極23a側から他方の電極23bに向かって熱エネルギーの移動が引き起こされる。反対に、電極23a、23b間に逆方向に電流が流れると、他方の電極23b側から一方の電極23aに向かって熱エネルギーの移動が引き起こされる。レーザー素子18の電極19bは上側の電極23aに接合される。両者の間で熱伝達は効率的に実現される。
上側の電極23aには例えばサーミスター24が搭載される。サーミスター24はできる限りレーザー素子18に近接して配置される。サーミスター24はレーザー素子18の周囲温度を測定する。
ペルチェ素子22は熱伝導部材25上に搭載される。ペルチェ素子22の下側の電極23bは熱伝導部材25の平面に接合される。両者の間で熱伝達は効率的に実現される。熱伝導部材25上にはサブアセンブリ筐体26が被せられる。サブアセンブリ筐体26の内部空間は熱伝導部材25で密閉される。サブアセンブリ筐体26内にレーザー素子18およびペルチェ素子22は気密に収容される。
サブアセンブリ筐体26には複数本のピン端子27a、27bが固定される。ピン端子は例えば2列に配列される。すなわち、第1群のピン端子27aは水平方向に配列される。第2群のピン端子27bは同様に水平方向に配列される。いずれの列でも一番手前の1つのピン端子のみが図示される。ピン端子27a、27bは例えばサブアセンブリ筐体26の壁板を突き抜ける。第1群のピン端子27aのうち1つのピン端子27aはサーミスター24の出力端子に接続される。こうしてピン端子27aからサーミスター24の温度信号は取り出される。この温度信号はレーザー素子18の周囲温度を特定する。第1群の1つのピン端子27aと、第2群の1つのピン端子27bとはレーザー素子18の電極19a、19bにそれぞれ接続される。こうして1対のピン端子27a、27bからレーザー素子18に電圧は印加される。同様に、第1群の1つのピン端子27aと、第2群の1つのピン端子27bとはペルチェ素子22の電極23a、23bにそれぞれ接続される。こうして1対のピン端子27a、27bからペルチェ素子22に電流は供給される。
ピン端子27a、27bは例えばプリント基板28に接続される。個々のピン端子27a、27bはプリント基板28上で導電配線パターンに個別にはんだ付けされる。こうして光送信サブアセンブリ16はプリント基板28上に実装される。プリント基板28には例えば制御回路29が実装される。個々のピン端子27a、27bは制御回路29に接続される。光送信サブアセンブリ16はコネクタ15に電気的に接続される。コネクタ15から供給される電気信号に基づき光送信サブアセンブリ16は光信号を出力する。
熱伝導部材25は筐体12の底板12aに受け止められる。筐体12の底板12aは本発明の放熱機構として機能する。図3に示されるように、熱伝導部材25と底板12aとの間にはヒートパイプ31の一端が挟み込まれる。熱伝導部材25とヒートパイプ31との間、および、ヒートパイプ31と底板12aとの間には例えば放熱シート32が挟み込まれる。ヒートパイプ31の他端は筐体12の天板12bに受け止められる。筐体12の天板12bは本発明の補助放熱機構として機能する。ヒートパイプ31と天板12bとの間には放熱シート33が挟み込まれる。こうしてヒートパイプ31は広い接触面積で筐体12の底板12aおよび天板12b並びに熱伝導部材25に接触する。ヒートパイプ31は一端から他端まで熱輸送を実現する。
図3に示されるように、筐体12内には前述の光送信サブアセンブリ16に加えて光受信サブアセンブリ34が収容される。光受信サブアセンブリ34には他方の光ファイバー13が接続される。光ファイバー13は筐体12の壁板を貫通する。筐体12外から供給される光信号は光ファイバー13の働きで光受信サブアセンブリ34に取り込まれる。光送受信モジュール11は光信号に基づき2値情報を受信する。光受信サブアセンブリ34はプリント基板28上に実装される。実装にあたって前述のピン端子27a、27bと同様に光受信サブアセンブリ34にはピン端子(図示されず)が固定される。ピン端子はプリント基板28に接続される。個々のピン端子はプリント基板28上で導電配線パターンに個別にはんだ付けされる。こうして光受信サブアセンブリ34はコネクタ15に電気的に接続される。光受信サブアセンブリ34で受信される光信号に基づき光受信サブアセンブリ34からコネクタ15に電気信号は供給される。
ここで、ヒートパイプ31は、一端で熱伝導部材25および筐体12の底板12aの間に挟み込まれ、他端で筐体12の天板12bに接触する金属製筐体35を備える。金属材料には例えばステンレス鋼や銅が用いられる。金属製筐体35は気密な内部空間を区画する。内部空間は一端から他端まで連続する。この内部空間には、図4に示されるように、作動液36が封入される。作動液36の沸点はレーザー素子18の設定温度に基づき決定される。こういった設定温度に基づきレーザー光線の発振波長は設定される。作動液36の沸点は作動液36の種類や内部空間の内圧に基づき調整されることができる。例えばヒートパイプ31の使用温度範囲の下限が摂氏−10度程度に想定される場合には、作動液36には摂氏−10度よりも低い凝固点を有する液体が利用されればよい。こういった液体には例えばアセトンやメタノールが挙げられる。ヒートパイプ31は作動液36の沸点以上の温度で熱輸送を実現する。こうして作動液36の沸点に応じてペルチェ素子22と筐体12との間で熱抵抗は変化する。
光送信サブアセンブリ16の動作を説明する。コネクタ15からプリント基板28上の制御回路29に電気信号が供給される。電気信号では2値に基づき情報が記述される。制御回路29は電気信号の情報に基づきレーザー素子18に電圧を印加する。レーザー素子18は発光する。レーザー光は集光レンズ21で平行光に変換される。平行光は光ファイバー13に入力される。
レーザー光の発振波長は所定の発振波長で固定される。こういった固定にあたってレーザー素子18の温度は管理される。いま、レーザー素子18の設定温度が摂氏39度に設定される場面を想定する。このとき、ヒートパイプ31では作動液36の沸点は摂氏39度に設定される。サーミスター24で摂氏39度が検出されると、制御回路29はペルチェ素子22の動作を保留する。ペルチェ素子22に対して電流の供給は停止する。そのままレーザー素子18の温度は維持される。レーザー光の発振波長は維持される。
レーザー素子18の環境温度が上昇すると、サーミスター24で検出される温度は上昇する。制御回路29はサーミスター24から温度信号を受信する。制御回路29は検出された温度に応じてペルチェ素子22に向けて電流を出力する。制御回路29は予め決められた目標温度に応じて伝流量を制御する。制御回路29では例えば摂氏39度の維持にあたって要求される電流量は特定される。電極23a、23bからペルチェ素子22に電流は供給される。電流の供給に応じて電極23a側から電極23bに向かって熱エネルギーは移動する。その結果、環境温度の上昇に拘わらずレーザー素子18の温度は維持される。レーザー光の発振波長は維持される。
このとき、ヒートパイプ31では作動液36の温度は沸点を超える。したがって、ヒートパイプ31は熱輸送を実現する。作動液36の気化に応じてヒートパイプ31の一端では吸熱が実現される。熱伝導部材25の熱エネルギーは作動液36に伝達される。気化した作動液36は金属製筐体35内で一端から他端に移動する。ヒートパイプ31の他端では作動液36の熱エネルギーは筐体12の天板12bに伝達される。こうして熱エネルギーが伝達されると、作動液36は再び液化する。液化した作動液36は金属製筐体35内で他端から一端に戻る。こうしてヒートパイプ31の熱輸送と同時に、熱伝導部材25の熱エネルギーは単純にヒートパイプ31の金属製筐体35から筐体12の底板12aに伝達される。こうして熱伝導部材25の熱エネルギーは筐体12に効率的に伝達される。熱伝導部材25から筐体12に向かって比較的に低い熱抵抗は実現される。筐体12の底板12aおよび天板12bから広い放射面積で効率的に熱エネルギーは大気中に放射される。熱伝導部材25は効率的に冷却される。その結果、ペルチェ素子22は比較的に低い消費電力で十分にレーザー素子18を冷却することができる。
レーザー素子18の環境温度が下降すると、サーミスター24で検出される温度は低下する。制御回路29はサーミスター24から温度信号を受信する。制御回路29は検出された温度に応じてペルチェ素子22に向けて前述とは逆向きに電流を出力する。電極23a、23bからペルチェ素子22に電流は供給される。電流の供給に応じて電極23b側から電極23aに向かって熱エネルギーは移動する。その結果、環境温度の下降に拘わらずレーザー素子18の温度は維持される。レーザー光の発振波長は維持される。
このとき、ヒートパイプ31では作動液36の温度は沸点には達しない。したがって、ヒートパイプ31の熱輸送は保留される。その結果、熱伝導部材25の熱エネルギーは単純にヒートパイプ31の金属製筐体35から筐体12の底板12aに伝達される。熱伝導部材25の熱エネルギーは筐体12の天板12bには伝達されない。熱伝導部材25から筐体12に向かって比較的に高い熱抵抗は実現される。筐体12の底板12aのみから比較的に狭い放射面積で熱エネルギーは大気中に放射される。熱伝導部材25の温度低下は阻害される。その結果、ペルチェ素子22は熱伝導部材25から効率的にレーザー素子18に熱移動を実現することができる。ペルチェ素子22は比較的に低い消費電力で十分にレーザー素子18を加熱することができる。
一般に、ペルチェ素子22では消費電力が制限される。消費電力はレーザー素子18の動作保証温度内で確実に上限値を下回らなければならない。例えば図5に示されるように、要求される発振波長に応じてレーザー素子18の設定温度が摂氏39度に設定されると、レーザー素子18の冷却時にレーザー素子18の最高動作保証温度(摂氏70度)で消費電力が上限値に達する。反対にレーザー素子18の加熱時にはレーザー素子18の最低動作保証温度(摂氏−10度)では消費電力は上限値に達することはない。その一方で、レーザー素子18の設定温度が摂氏58度に設定されると、レーザー素子18の加熱時にレーザー素子18の最低動作保証温度(摂氏−10度)で消費電力が上限値に達する。反対にレーザー素子18の加熱時にはレーザー素子18の最高動作保証温度(摂氏70度)で消費電力は上限値に達することはない。このとき、レーザー素子18の設定温度に拘わらず消費電力の温度依存プロファイルは維持される。ここでは、レーザー素子18の設定温度に摂氏19度の温度幅が許容されることができる。前述のヒートパイプ31の働きでレーザー素子18の加熱時および冷却時で熱伝導部材25および筐体12の間で熱抵抗が変更されることから、ペルチェ素子22の消費電力は低減される。その結果、設定温度の温度幅は拡大することができる。
いま、従来のようにヒートパイプ31が省略される場面を想定する。ここでは、図6に示されるように、レーザー素子18の設定温度が摂氏39度に設定されると、レーザー素子18の冷却時にレーザー素子18の最高動作保証温度(摂氏70度)で消費電力が上限値に達する。ここでは、前述のようにレーザー素子18の設定温度に拘わらず消費電力の温度依存プロファイルは維持されることから、レーザー素子18の設定温度が摂氏50度に設定されると、レーザー素子18の加熱時にレーザー素子18の最低動作保証温度(摂氏−10度)で消費電力が上限値に達してしまう。レーザー素子18の設定温度には摂氏11度の温度幅しか許容されることができない。例えばレーザー素子18で摂氏1度ごとに発振波長に100[pm]の変化が生じる場合、レーザー素子18の設定温度に摂氏8度の広がりが確保されると、レーザー光の波長は800[pm]の範囲内で調整されることができる。
なお、前述の光送信サブアセンブリ16ではヒートパイプに代えていわゆるヒートレーン[登録商標]が用いられてもよい。その他、光送信サブアセンブリ16は単独で光送信モジュールに組み込まれてもよい。
本発明の一実施形態に係る光送受信モジュールの外観を概略的に示す斜視図である。 光送受信モジュール内で光送信サブアセンブリの構造を概略的に示す拡大垂直断面図である。 光送受信モジュールに組み込まれる光送信サブアセンブリおよび光受信サブアセンブリを概略的に示す正面垂直断面図である。 ヒートパイプの構造を概略的に示す拡大垂直断面図である。 本実施形態に係る光送信サブアセンブリで環境温度と消費電力との関係を示すグラフである。 従来技術に係る光送信サブアセンブリで環境温度と消費電力との関係を示すグラフである。
符号の説明
11 光モジュール(光送受信モジュール)、12 外側筐体、12a 放熱機構(底板)、12b 補助放熱機構(天板)、18 レーザー素子、22 ペルチェ素子、25 熱伝導部材、31 熱抵抗可変素子(ヒートパイプ)、35 金属製筐体、36 作動液。

Claims (3)

  1. レーザー素子と、熱伝導部材と、前記レーザー素子および前記熱伝導部材の間に挟まれるペルチェ素子と、放熱機構と、前記熱伝導部材および前記放熱機構の間に挟まれ、周囲温度が設定温度よりも上昇すると熱抵抗を低減し、周囲温度が設定温度よりも下降すると熱抵抗を高める熱抵抗可変素子とを備えることを特徴とする光モジュール。
  2. 請求項1に記載の光モジュールにおいて、前記熱抵抗可変素子は、一端で前記熱伝導部材および前記放熱機構の間に挟まれ他端で補助放熱機構に接触し、気密な内部空間を区画する金属製筐体と、前記金属製筐体の内部空間に封入され、前記設定温度に応じた沸点を有し、気化に基づき前記金属製筐体の一端から他端に向かって熱を運搬する作動液とを備えることを特徴とする光モジュール。
  3. 請求項2に記載の光モジュールにおいて、前記放熱機構および前記補助放熱機構は、前記レーザー素子、前記熱伝導部材、前記ペルチェ素子および前記熱抵抗可変素子を収容する外側筐体の壁体で構成されることを特徴とする光モジュール。
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