JP5071079B2 - 電力制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電気機器、電子機器における電圧又は電流を制御するのに適用して好適な電力制御装置に関するものである。
近年、電子技術における利便性、効率性が評価され、IT(information technology)、AV(audio visual)に代表される電子機器の普及が全世界的に加速している。また同時に地球環境、地球資源の有限性も強く指摘されるようになり機器の省エネルギー技術が強く求められている。
例えば電子機器の電源では効率の向上が継続的に行われ一部のスイッチング電源に見られるように90%以上の効率を達成しているものもある。しかしながら実態は依然としてコスト面やノイズ面から低効率の電源が多く使用されている。
また効率が高い電源においても入力電源電圧変動や部品ばらつき、負荷電流の変化に影響を受け例えば低消費電力時などでは効率が大きく低下してしまっていた。
一般的に電源効率は機器の定格負荷(電力)で高くなるように設計されているが、実際の機器では動作電力は常に変動しており、同時に効率も変動している。テレビジョン受像機を例にとれば音声出力や画面の輝度によりその電力は大きく変動する。逆の言い方をすれば負荷電流の大きさに最適な入力電圧が存在することになる。
それ以外にも商用電源の電圧変動の影響も受けるため実動作での電源効率はスペックよりも低くなってしまう。これは電源方式がスイッチングレギュレータであろうとシリーズレギュレータであろうと同じことである。
例えば一般にトランスは無負荷時でも無負荷損が発生するために無負荷時に効率最小となりその後負荷電流の増加にともない効率が上昇するが、負荷損は負荷電流の二乗で発生するため電流がある範囲を超えると負荷損が全損失の主要因となり逆に効率は低下する。この関係を図13に示す。
実際にトランスレス電源としては、例えば図14に示すように、例えば交流(AC)100Vの商用電源141の一端をコンデンサ142を介して、ダイオードブッリジより成る整流回路143の一方の入力端子に接続し、この商用電源141の他端をこの整流回路143の他方の入力端子に接続し、この整流回路143の一方及び他方の出力端子144a及び144b間に定電圧用のツェナーダイオード145及び平滑用コンデンサ146を並列に接続したものである。
斯かる図14に示す如き、トランスレス電源では、商用電源141を直接整流し、その後レギュレータを構成するツェナーダイオード145を介することで、出力端子144a及び144b間に安定な直流電圧(DC)を得るようにしている。
このとき、コンデンサ142により、予め電圧を下げレギュレータを構成するツェナーダイオード145の負担を軽くすることが行われている。
小電力の場合はコンデンサが利用されることが多い。これはコンデンサによる電圧降下は電流の位相が電圧とずれるために電力損失が発生しないためであり、例えば待機電力用電源等に利用されている。しかしながらこの回路では負荷変動等により整流出力が変動することから通常は最大負荷に合わせて回路を構成し軽負荷の時はレギュレータで電力を損失させることで安定電圧を作り出している。
また、コンデンサ両端の電圧降下は周波数や負荷電流の変動により大きく変化してしまうため、負荷電流が大きく、負荷変動の大きい機器では使用することができない。従って現状では待機電力等数十mW程度の極小電力用途に限定されている。
また、図14のトランスレス電源において、リレー等により消費電力の大きい動作時はコンデンサ142に所定の他のコンデンサを並列接続することで供給電力を増やすことも可能であるが、広い負荷範囲に対応するためには複数のコンデンサを切り換える必要がある。リレー等で複数のコンデンサを切り替えることは原理的に可能であるが、スペースやコスト面以外に応答が遅いこと、切り換え時のノイズが発生すること、連続的に容量を変化できないこと、耐久性に難があることなど実用的ではない。従って負荷の変動に合わせて容量値を連続的に可変できるデバイスが必要となる。
高周波回路の用途には電気的に容量制御可能なコンデンサとしてダイオードの端子間容量を利用したバリキャップなどが存在するが電力制御としては、容量値、耐圧などで使用できない。
また、近年ではMEMS(micro electro mechanical system)を利用した可変コンデンサも複数提案されているが高周波信号での使用を前提としている。
一般に、コンデンサの容量は、誘電率、電極面積、電極間距離で決まる。従ってこのうちどれか1つ以上を制御すればいいことが分かる。実際にMEMSで提案されているのは、電極を変位させることによる電極間距離や対向電極面積を可変する方式である。
また、例えば特許文献1にはセラミックコンデンサに50Vを印加し誘電率を変えることで容量を70%変化させた例が開示され、応用例としてフィルタ回路のカットオフ周波数や時定数発振回路の発振周波数を可変することが提示されている。
特開昭62−259417号公報
上述したように、電子機器、電子回路における電力損失は使用電力の増大を招きユーザに余分な電気代を負担させるだけではなく、ひいては地球資源の浪費、地球温暖化の促進につながってしまうため電力損失は極小であることが望ましい。
回路が簡単でノイズが少ない電源トランスを用いたシリーズレギュレータ方式では、商用電源に接続された電源トランスにより必要となる電圧に降圧したあと、ダイオードにより整流され大容量コンデンサによって平滑される。この整流出力は不安定なためトランジスタの端子間電圧降下を制御するレギュレータにより電圧の安定化を行っている。この場合の電圧降下は直流電圧降下であり基本的に全て熱に変換され、大きな電力損失が発生してしまう。必要となる電圧降下量は電源トランス他の部品特性のばらつき、負荷電流の大小などの影響が大きく、電子機器を安定に動作させるためにマージンをとると通常状態では電力損失が非常に大きくなり、ひどい場合は30%程度の効率となってしまっている。
また、スイッチングレギュレータ方式においては電圧の安定化は半導体素子によるオン、オフ制御のため電力損失が少なく効率が高く取れるが、それでも入力や負荷条件により効率が変化し軽負荷条件などでは効率の悪化が生じてしまい、もっと広範囲な入力及び負荷変動に対応することが求められている。
また、特許文献1に開示の可変コンデンサでは、電力用途としては容量が小さく、制御電圧も高い必要があるため実用的ではない。
電子機器における電力制御では周波数制御とは違い素子ごとの容量値は厳密である必要はなく周波数範囲も300KHz程度と低くても応用範囲が広く、誤差検出が電圧、または電流により可能なためフィードバック制御が容易である。
以上電子機器における電力制御用可変コンデンサについて述べてきたが現在実使用できるデバイスは存在していない。
そこで本発明者は種々研究を重ねた結果、前述特許文献1にあるように直流電界用の電極を追加した4端子デバイスを用いることなく、既存部品を組み合わせることで必要な容量、耐圧を持つ直流電圧制御可能な可変コンデンサが得られることを見出した。
しかしながら扱える電力を大きくしようとコンデンサの容量を大きくするとコストが高くなりサイズが大きくなってしまうという問題があった。また性能的にはもっと広い可変範囲、すばやい応答、低駆動電圧が望まれている。
特に、電源装置は、一つの部品の中に内蔵されないと、他の設計部分に影響を及ぼす不要な大きさとなり、コストも上がることになる。このため、部品のマウント数が増えると、高さ方向のスペースがマウント数だけ増加することになる。
そこで、本発明は、斯かる点に鑑み、小型化で低コストを図り、部品のマウント数を減らし、省スペース化を図りながら、低電力損失、低ノイズで交流(AC)電力制御ができるようにすることを目的とする。
また、本発明は電力制御装置においてサイズの大型化を抑えながら容量の増加及び可変範囲を広く応答性が向上する積層構成可能及び高耐圧/低駆動な回路構成を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、交流信号の入力端子及び出力端子と、入力端子及び出力端子間に接続された直流分カット用コンデンサと、入力端子及び出力端子間に接続され、制御信号により容量が変化する可変コンデンサとを有し、制御信号で可変コンデンサの容量を変化させることで交流信号の電圧又は電流を制御するようにした電力制御装置において、適用されるものである。
特に、直流分カット用コンデンサと可変コンデンサとが直列接続されたコンデンサ列を形成する誘電体が一体積層されるように構成され、可変コンデンサを形成する誘電体間に制御信号が印加され、コンデンサ列を形成する誘電体間に交流信号が印加される回路構成である。
また、この発明に係る電力制御装置は、コンデンサ列を複数列一体積層することにより、直流分カット用コンデンサと可変コンデンサとの静電容量の調整を行うように構成され、コンデンサ列を複数列一体積層する際に、積層面で隣り合う一方のコンデンサ列と他方のコンデンサ列の可変コンデンサの制御信号用端子が同電位となるように積層されるものである。
また、直流分カット用コンデンサと可変コンデンサとの合成の容量、耐圧及び合成容量を変えるように、コンデンサ列を形成する誘電体間の厚さ及び誘電体間の電極間距離を変化させるものである。
ここで、直流分カット用コンデンサと可変コンデンサとの各々の容量、耐圧及び合成容量は、直流分カット用コンデンサと可変コンデンサとをそれぞれ1又は複数並列に接続することにより変化されるものである。
本発明によれば、直流分カット用コンデンサと可変コンデンサとが直列接続されたコンデンサ列を形成する誘電体が一体積層されるように構成されるので、電源装置の小型化かつ低コストを図ることができるという効果を奏する。
これにより、電源装置の部品のマウント数を減らすことができ、高さ方向の省スペース化を図ることができるという効果を奏する。
また、低電力損失、低ノイズで交流(AC)電力制御ができるという効果を奏する。
以下、本発明の一実施の形態を、図1〜12を参照して説明する。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態について説明する。
本実施の形態の電力制御装置は、4端子構成の可変容量デバイスの全ての構成を網羅するように、具体的な回路構成、積層状態を明示したものである。
特に、可変容量デバイスでは可変コンデンサとDC除去用コンデンサとを一体積層することを特徴とするものである。具体的には、2素子構成、3素子構成、4素子構成がある。さらに、2素子構成、3素子構成では容量の拡張が可能な構成となっている。可変容量も固定容量も並列接続により容量の拡張が可能である。
これにより、DC除去用コンデンサも可変コンデンサと共に一体積層することで一つの部品にすることができる。
また、DC除去用コンデンサの容量、耐圧を自由に設計することができる。
ここで、DC除去用コンデンサの耐圧を稼ぐために誘電体を厚くすることが考えられるが、容量が減るため、並列接続することで必要な容量を確保することができる。
また、DC除去用コンデンサの容量が大きいと可変コンデンサと合成した合成容量の可変幅が大きいものとすることができる。
一方、可変コンデンサの容量、耐圧を自由に設計することができる。
ここで、可変コンデンサの容量を大きくするとAC耐圧が上がるようにすることができる。
従って、本実施の形態では、可変コンデンサとDC除去用コンデンサの合成の容量、耐圧、及び合成容量をそれぞれ可変にするように各種構成を提案している。
図1は、本発明の一実施の形態による電力制御装置の2素子(固定コンデンサ(1C)/可変コンデンサ(1VC))の基本ユニット構成例を示す説明図であり、図1Aは積層図、図1Bは回路図である。
図1において、固定コンデンサC1(1C)と、可変コンデンサC2(1VC)の2素子構成を示している。ここで、1CはDC除去用コンデンサの固定コンデンサC1が1個で構成され、1VCは電圧制御用の可変コンデンサC2が1個で構成され、1C/1VCは合わせて2素子で構成されることを示している。
図1Bに示す回路図において、可変コンデンサC2(1VC)の可変容量素子を固定コンデンサC1(1C)の固定容量素子に直列接続して、直列接続の両端の端子T1、T2に交流の電源電圧ACを供給する。
また、可変コンデンサC2(1VC)の両端の端子T11、T12に直流の制御電圧VCを供給する。また可変コンデンサC2端子間ではAC電圧差が生じるため制御電圧VCの制御回路とは抵抗R1,R2として10KΩの抵抗により接続し、制御回路への不要電流を小さくしている。
ここで、2素子構成では、電源電圧ACの信号のマイナス側の端子T2と制御端子T12を共通化するように構成している。これにより、部品点数を低減することができる。
このとき、図1Bに示す回路図において、点線で示した基本ユニット構成を一体積層することで、DC除去用コンデンサの固定コンデンサC1と電圧制御用の可変コンデンサC2とを一つの部品の中に内蔵するように構成することができる。
さらに、図1Bに示す回路図において、点線で示した基本ユニット構成を複数層一体積層することで、DC除去用コンデンサの固定コンデンサC1と電圧制御用の可変コンデンサC2との容量を積層数に応じて調整することができる。このとき、各積層間で基本ユニット構成の固定コンデンサC1と可変コンデンサC2とは並列接続される。
図1Aに示す積層図において、第1の基本ユニットでは、電極P11と電極P12との間の誘電体によりDC除去用コンデンサの固定コンデンサC1が構成される。また、電極P12と電極P13との間の誘電体により電圧制御用の可変コンデンサC2が構成される。
また、第1の基本ユニットに積層される第2の基本ユニットでは、電極P21と電極P22との間の誘電体により電圧制御用の可変コンデンサC21が構成される。また、電極P22と電極P23との間の誘電体によりDC除去用コンデンサの固定コンデンサC11が構成される。
ここで、第1の基本ユニットの固定コンデンサC1と可変コンデンサC2の直列接続列と、第2の基本ユニットの固定コンデンサC11と可変コンデンサC21の直列接続列とが並列接続される。
また、第1の基本ユニットの可変コンデンサC2と、第2の基本ユニットの可変コンデンサC21とが並列接続される。
さらに、第1の基本ユニットの固定コンデンサC1と可変コンデンサC2の直列接続列間の電極P11と電極P13間に交流の電源電圧ACを供給する。また、第2の基本ユニットの固定コンデンサC11と可変コンデンサC21の直列接続列間の電極P23と電極P21間に交流の電源電圧ACを供給する。
また、第1の基本ユニットの可変コンデンサC2間の電極P12と電極P13の端子T11、T12間に直流制御電圧Eを供給する。
第2の基本ユニットの可変コンデンサC21間の電極P22と電極P21の端子T22、T21間に直流制御電圧Eを供給する。直流制御電圧Eは制御電圧VCから抵抗R1,R2の電圧降下分を差し引いた電圧である。
ここで、一体積層された第1の基本ユニットと第2の基本ユニットのうち、第1の基本ユニットの可変コンデンサC2と隣り合う第2の基本ユニットの可変コンデンサC21について、可変コンデンサC2の制御用端子T12と隣り合う可変コンデンサC21の制御用端子T21とは同電位に構成される。
同電位とは、交流の電源電圧AC及び直流制御電圧E共にマイナス側の電位である。
従って、基本ユニットの積層数を必要とされる容量まで任意に増加させることができ、積層数によって容量調整を行うことができる。
これにより、制御信号で可変コンデンサの容量を変化させることで交流信号の電圧又は電流を制御することができる。
図2は、2素子(固定コンデンサ(1C)/可変コンデンサ(2VC))の拡張例1の構成例を示す説明図であり、図2Aは積層図、図2Bは回路図である。
図2において、固定コンデンサC1(1C)と、可変コンデンサC2+C3(2VC)の2素子拡張例1の構成を示している。ここで、1CはDC除去用コンデンサの固定コンデンサC1が1個で構成されることを示している。
2VCは電圧制御用の可変コンデンサC2と可変コンデンサC3(1VC)の並列接続(2VC)で構成されることを示している。1C/2VCは固定コンデンサC1(1C)と、可変コンデンサC2+C3(2VC)を合わせて2素子であるが、可変コンデンサが並列接続により拡張されて構成されることを示している。
図2Bに示す回路図において、可変コンデンサC2(1VC)の可変容量素子を固定コンデンサC1(1C)の固定容量素子に直列接続して、直列接続の両端の端子T1、T2に交流の電源電圧ACを供給する。
ここでは、可変コンデンサC2(1VC)の可変容量素子に、さらに、可変コンデンサC3(1VC)の可変容量素子を並列接続している。従って、並列接続により可変コンデンサC2+C3(2VC)が固定コンデンサC1(1C)の固定容量素子に直列接続されていると等価である。
また、可変コンデンサC2+C3(2VC)の両端の端子T11、T12に直流の制御電圧VCを供給する。また可変コンデンサC2+C3端子間ではAC電圧差が生じるため制御電圧VCの制御回路とは抵抗R1,R2として10KΩの抵抗により接続し、制御回路への不要電流を小さくしている。
ここで、2素子の可変コンデンサ並列接続による拡張された構成では、電源電圧ACの信号のマイナス側の端子T2と制御端子T12を共通化するように構成している。これにより、部品点数を低減することができる。
このとき、図2Bに示す回路図において、点線で示した基本ユニット構成を一体積層することで、DC除去用コンデンサの固定コンデンサC1と電圧制御用の可変コンデンサC2+C3とを一つの部品の中に内蔵するように構成することができる。
さらに、図2Bに示す回路図において、点線で示した基本ユニット構成を複数層一体積層することで、DC除去用コンデンサの固定コンデンサC1と電圧制御用の可変コンデンサC2+C3との容量を積層数に応じて調整することができる。このとき、各積層間で基本ユニット構成の固定コンデンサC1と可変コンデンサC2+C3とは並列接続される。
これにより、可変コンデンサC2+C3の容量は2Cとなるので、n個並列接続することにより、可変コンデンサC2+C3+…Cn−1の容量はnCとなる。さらに複数層一体積層することで、可変コンデンサC2+C3+…Cn−1の積層数mのときの容量はnmCとなる。
図2Aに示す積層図において、第1の基本ユニットでは、電極P11と電極P12との間の誘電体によりDC除去用コンデンサの固定コンデンサC1が構成される。また、電極P12と電極P13との間の誘電体により電圧制御用の可変コンデンサC2が構成される。また、電極P13と電極P14との間の誘電体により電圧制御用の可変コンデンサC3が構成される。
また、第1の基本ユニットに積層される第2の基本ユニットでは、電極P21と電極P22との間の誘電体により電圧制御用の可変コンデンサC31が構成される。また、電極P22と電極P23との間の誘電体により電圧制御用の可変コンデンサC21が構成される。また、電極P23と電極P24との間の誘電体によりDC除去用コンデンサの固定コンデンサC11が構成される。
ここで、第1の基本ユニットの固定コンデンサC1と可変コンデンサC2の直列接続列と、第2の基本ユニットの固定コンデンサC11と可変コンデンサC21の直列接続列とが並列接続される。
また、第1の基本ユニットの可変コンデンサC2と、第2の基本ユニットの可変コンデンサC21とが並列接続される。また、第1の基本ユニットの可変コンデンサC2と、可変コンデンサC3とが並列接続される。また、第2の基本ユニットの可変コンデンサC21と、可変コンデンサC31とが並列接続される。
さらに、第1の基本ユニットの固定コンデンサC1と可変コンデンサC2の直列接続列間の電極P11と電極P13間に交流の電源電圧ACを供給する。また、第2の基本ユニットの固定コンデンサC11と可変コンデンサC21の直列接続列間の電極P24と電極P22間に交流の電源電圧ACを供給する。
また、第1の基本ユニットの可変コンデンサC2間の電極P12と電極P13の端子T11、T12間に直流制御電圧Eを供給する。また、第1の基本ユニットの可変コンデンサC3間の電極P14と電極P13の端子T13、T12間に直流制御電圧Eを供給する。
第2の基本ユニットの可変コンデンサC21間の電極P23と電極P22の端子T23、T22間に直流制御電圧Eを供給する。また、第2の基本ユニットの可変コンデンサC31間の電極P21と電極P22の端子T21、T22間に直流制御電圧Eを供給する。直流制御電圧Eは制御電圧VCから抵抗R1,R2の電圧降下分を差し引いた電圧である。
ここで、一体積層された第1の基本ユニットと第2の基本ユニットのうち、第1の基本ユニットの可変コンデンサC3と隣り合う第2の基本ユニットの可変コンデンサC31について、可変コンデンサC3の制御用端子T13と隣り合う可変コンデンサC31の制御用端子T21とは同電位に構成される。
同電位とは、交流の電源電圧AC及び直流制御電圧E共にマイナス側の電位である。
従って、基本ユニットの可変コンデンサを並列接続して拡張された構成にすることにより、固定コンデンサと可変コンデンサの合成の容量、耐圧を異なるようにして、変化範囲を拡張することができる。
さらに、積層数を必要とされる容量まで任意に増加させることができ、積層数によって容量調整を行うことができる。
これにより、制御信号で可変コンデンサの容量を変化させることで交流信号の電圧又は電流を制御することができる。
図3は、2素子(固定コンデンサ(2C)/可変コンデンサ(1VC))の拡張例2の構成例を示す説明図であり、図3Aは積層図、図3Bは回路図である。
図3において、固定コンデンサC1+C2(2C)と、可変コンデンサC3(1VC)の2素子拡張例2の構成を示している。ここで、2CはDC除去用コンデンサの固定コンデンサC1(1C)と固定コンデンサC2(1C)の並列接続で構成されることを示している。
1VCは電圧制御用の可変コンデンサC3(1VC)が1個で構成されることを示している。2C/1VCは固定コンデンサC1+C2(2C)と、可変コンデンサC3(1VC)を合わせて2素子であるが、固定コンデンサが並列接続により拡張されて構成されることを示している。
図3Bに示す回路図において、可変コンデンサC3(1VC)の可変容量素子を固定コンデンサC2(1C)の固定容量素子に直列接続して、直列接続の両端の端子T1、T2に交流の電源電圧ACを供給する。
ここでは、固定コンデンサC2(1C)の固定容量素子に、さらに、固定コンデンサC1(1C)の固定容量素子を並列接続している。従って、並列接続により固定コンデンサC1+C2(2C)が可変コンデンサC3(1VC)の可変容量素子に直列接続されていると等価である。
また、可変コンデンサC3(1VC)の両端の端子T11、T12に直流の制御電圧VCを供給する。また可変コンデンサC3端子間ではAC電圧差が生じるため制御電圧VCの制御回路とは抵抗R1,R2として10KΩの抵抗により接続し、制御回路への不要電流を小さくしている。
ここで、2素子の固定コンデンサ並列接続による拡張された構成では、電源電圧ACの信号のマイナス側の端子T2と制御端子T12を共通化するように構成している。これにより、部品点数を低減することができる。
このとき、図3Bに示す回路図において、点線で示した基本ユニット構成を一体積層することで、DC除去用コンデンサの固定コンデンサC1+C2と電圧制御用の可変コンデンサC3とを一つの部品の中に内蔵するように構成することができる。
さらに、図3Bに示す回路図において、点線で示した基本ユニット構成を複数層一体積層することで、DC除去用コンデンサの固定コンデンサC1+C2と電圧制御用の可変コンデンサC3との容量を積層数に応じて調整することができる。このとき、各積層間で基本ユニット構成の固定コンデンサC1+C2と可変コンデンサC3とは並列接続される。
これにより、固定コンデンサC1+C2の容量は2Cとなるので、n個並列接続することにより、固定コンデンサC1+C2+…Cnの容量はnCとなる。さらに複数層一体積層することで、固定コンデンサC1+C2+…Cnの積層数mのときの容量はnmCとなる。
図3Aに示す積層図において、第1の基本ユニットでは、電極P11と電極P12との間の誘電体によりDC除去用コンデンサの固定コンデンサC1が構成される。また、電極P12と電極P13との間の誘電体によりDC除去用コンデンサの固定コンデンサC2が構成される。また、電極P13と電極P14との間の誘電体により電圧制御用の可変コンデンサC3が構成される。
また、第1の基本ユニットに積層される第2の基本ユニットでは、電極P21と電極P22との間の誘電体により電圧制御用の可変コンデンサC31が構成される。また、電極P22と電極P23との間の誘電体によりDC除去用コンデンサの固定コンデンサC21が構成される。また、電極P23と電極P24との間の誘電体によりDC除去用コンデンサの固定コンデンサC11が構成される。
ここで、第1の基本ユニットの固定コンデンサC2と可変コンデンサC3の直列接続列と、第2の基本ユニットの固定コンデンサC21と可変コンデンサC31の直列接続列とが並列接続される。
また、第1の基本ユニットの可変コンデンサC3と、第2の基本ユニットの可変コンデンサC31とが並列接続される。また、第1の基本ユニットの固定コンデンサC1と、固定コンデンサC2とが並列接続される。また、第2の基本ユニットの固定コンデンサC11と、固定コンデンサC21とが並列接続される。
さらに、第1の基本ユニットの固定コンデンサC2と可変コンデンサC3の直列接続列間の電極P12と電極P14間に交流の電源電圧ACを供給する。また、第2の基本ユニットの固定コンデンサC21と可変コンデンサC31の直列接続列間の電極P23と電極P21間に交流の電源電圧ACを供給する。
また、第1の基本ユニットの可変コンデンサC3間の電極P13と電極P14の端子T11、T12間に直流制御電圧Eを供給する。また、第1の基本ユニットの固定コンデンサC1とC2間の電極P11と電極P13の端子T13、T11は共に直流制御電圧Eのプラス側で同電位とする。
第2の基本ユニットの可変コンデンサC31間の電極P22と電極P21の端子T22、T21間に直流制御電圧Eを供給する。また、第2の基本ユニットの固定コンデンサC11とC21間の電極P24と電極P22の端子T23、T22は共に直流制御電圧Eのプラス側で同電位とする。直流制御電圧Eは制御電圧VCから抵抗R1,R2の電圧降下分を差し引いた電圧である。
ここで、一体積層された第1の基本ユニットと第2の基本ユニットのうち、第1の基本ユニットの可変コンデンサC3と隣り合う第2の基本ユニットの可変コンデンサC31について、可変コンデンサC3の制御用端子T12と隣り合う可変コンデンサC31の制御用端子T21とは同電位に構成される。
同電位とは、交流の電源電圧AC及び直流制御電圧E共にマイナス側の電位である。
従って、基本ユニットの固定コンデンサを並列接続して拡張された構成にすることにより、固定コンデンサと可変コンデンサの合成の容量、耐圧を異なるようにして、変化範囲を拡張することができる。
さらに、積層数を必要とされる容量まで任意に増加させることができ、積層数によって容量調整を行うことができる。
これにより、制御信号で可変コンデンサの容量を変化させることで交流信号の電圧又は電流を制御することができる。
図4は、2素子(固定コンデンサ(C)/可変コンデンサ(VC))の設計例を示す説明図であり、図4Aは変化量10倍、図4Bは変化量3倍である。
図4は、図1に示した2素子基本ユニットを、図2又は図3に示したように拡張接続及び複数層積層することにより、各素子の容量変化量を変化させたときの合成耐圧、合成容量及び容量変化量をそれぞれ異ならせることができる設計例を示している。
図4Aに示す変化量10倍の設計を説明する。
31に示す例1において、固定コンデンサ(C1)34の容量は1.0[μF]固定で、可変コンデンサ(C2)35の容量は0.1〜1.0[μF]まで変化させたとき、以下のような数値となる。
すなわち、可変コンデンサ(C2)35の容量が最大値1.0[μF]のとき、合成耐圧(V)36は2.0[V]、合成容量(C)37は0.50[μF]である。
また、可変コンデンサ(C2)35の容量が最小値0.1[μF]のとき、合成耐圧(V)36は1.1[V]、合成容量(C)37は0.09[μF]、容量変化38は5.5倍である。
32に示す例2において、固定コンデンサ(C1)34の容量は10.0[μF]固定で、可変コンデンサ(C2)35の容量は0.10〜1.0[μF]まで変化させたとき、以下のような数値となる。
すなわち、可変コンデンサ(C2)35の容量が最大値1.0[μF]のとき、合成耐圧(V)36は1.1[V]、合成容量(C)37は0.91[μF]である。
また、可変コンデンサ(C2)35の容量が最小値0.1[μF]のとき、合成耐圧(V)36は1.1[V]、合成容量(C)37は0.10[μF]、容量変化38は9.2倍である。
33に示す例3において、固定コンデンサ(C1)34の容量は1.0[μF]固定で、可変コンデンサ(C2)35の容量は1.0〜10.0[μF]まで変化させたとき、以下のような数値となる。
すなわち、可変コンデンサ(C2)35の容量が最大値10.0[μF]のとき、合成耐圧(V)36は11.0[V]、合成容量(C)37は0.91[μF]である。
また、可変コンデンサ(C2)35の容量が最小値1.0[μF]のとき、合成耐圧(V)36は2.0[V]、合成容量(C)37は0.50[μF]、容量変化38は1.8倍である。
ここで、31に示す例1では、合成耐圧(V)36は約1/2倍、合成容量(C)37は約1/5倍、容量変化38は5.5倍である。
32に示す例2では、合成耐圧(V)36は変化なし、合成容量(C)37は約1/10倍、容量変化38は9.2倍である。
33に示す例3では、合成耐圧(V)36は約1/5倍、合成容量(C)37は約1/2倍、容量変化38は1.8倍である。
このように変化量を10倍にした場合には、31に示す例1では、合成耐圧(V)36を約1/2倍、合成容量(C)37を約1/5倍に変化させると共に、容量変化38を5.5倍に大きくすることができる。
32に示す例2では、合成容量(C)37は約1/10倍に最も大きく変化させると共に、容量変化38は9.2倍に最も大きくすることができる。
33に示す例3では、合成耐圧(V)36は約1/5倍、合成容量(C)37は約1/2倍に変化させると共に、容量変化38は1.8倍にすることができる。
図4Bに示す変化量3倍の設計を説明する。
41に示す例1において、固定コンデンサ(C1)44の容量は1.0[μF]固定で、可変コンデンサ(C2)45の容量は0.3〜1.0[μF]まで変化させたとき、以下のような数値となる。
すなわち、可変コンデンサ(C2)45の容量が最大値1.0[μF]のとき、合成耐圧(V)46は2.0[V]、合成容量(C)47は0.50[μF]である。
また、可変コンデンサ(C2)45の容量が最小値0.3[μF]のとき、合成耐圧(V)46は1.3[V]、合成容量(C)47は0.25[μF]、容量変化48は2.0倍である。
42に示す例2において、固定コンデンサ(C1)44の容量は10.0[μF]固定で、可変コンデンサ(C2)45の容量は0.33〜1.0[μF]まで変化させたとき、以下のような数値となる。
すなわち、可変コンデンサ(C2)45の容量が最大値1.0[μF]のとき、合成耐圧(V)46は1.1[V]、合成容量(C)47は0.91[μF]である。
また、可変コンデンサ(C2)45の容量が最小値0.33[μF]のとき、合成耐圧(V)46は1.0[V]、合成容量(C)47は0.32[μF]、容量変化48は2.8倍である。
43に示す例3において、固定コンデンサ(C1)44の容量は1.0[μF]固定で、可変コンデンサ(C2)45の容量は3.3〜10.0[μF]まで変化させたとき、以下のような数値となる。
すなわち、可変コンデンサ(C2)45の容量が最大値10.0[μF]のとき、合成耐圧(V)46は11.0[V]、合成容量(C)47は0.91[μF]である。
また、可変コンデンサ(C2)45の容量が最小値3.3[μF]のとき、合成耐圧(V)46は4.3[V]、合成容量(C)47は0.77[μF]、容量変化48は1.2倍である。
ここで、41に示す例1では、合成耐圧(V)46は約1/2倍、合成容量(C)47は約1/2倍、容量変化48は2.0倍である。
42に示す例2では、合成耐圧(V)46は変化なし、合成容量(C)47は約1/3倍、容量変化48は2.8倍である。
43に示す例3では、合成耐圧(V)46は約1/2倍、合成容量(C)47は変化なし、容量変化48は1.2倍である。
このように変化量を3倍にした場合には、41に示す例1では、合成耐圧(V)46を約1/2倍、合成容量(C)47を約1/2倍に変化させると共に、容量変化48を2倍に大きくすることができる。
42に示す例2では、合成容量(C)37は約1/3倍に最も大きく変化させると共に、容量変化48は2.8倍に変化を少なくすることができる。
43に示す例3では、合成耐圧(V)46は約1/2倍、合成容量(C)47は約1/2倍に変化させると共に、容量変化48は1.2倍に大きくすることができる。
なお、全ての可変コンデンサCの個々の耐圧はVとする。
図5は、本発明の他の実施の形態による電源制御装置の3素子(固定コンデンサ(1C)/可変コンデンサ(1VC)/固定コンデンサ(1C))の基本ユニット構成例を示す説明図であり、図5Aは積層図、図5Bは回路図である。
図5において、固定コンデンサC1(1C)と、可変コンデンサC2(1VC)と、固定コンデンサC3(1C)との3素子構成を示している。ここで、1CはDC除去用コンデンサの固定コンデンサC1が1個で構成され、1VCは電圧制御用の可変コンデンサC2が1個で構成され、DC除去用コンデンサの固定コンデンサC3が1個で構成され、1C/1VC/1Cは合わせて3素子で構成されることを示している。
図5Bに示す回路図において、可変コンデンサC2(1VC)の可変容量素子の両端を固定コンデンサC1(1C)と、固定コンデンサC3(1C)との固定容量素子に直列接続して、直列接続の両端の端子T1、T2に交流の電源電圧ACを供給する。
また、可変コンデンサC2(1VC)の両端の端子T11、T12に直流の制御電圧VCを供給する。また可変コンデンサC2端子間ではAC電圧差が生じるため制御電圧VCの制御回路とは抵抗R1,R2として10KΩの抵抗により接続し、制御回路への不要電流を小さくしている。
ここで、3素子構成では、電源電圧ACの信号のプラス側の端子T1とマイナス側の端子T2、プラス側の制御端子T11とマイナス側の制御端子T12が対称となるように構成している。これにより、部品の位置を対称な位置に反転させても同様の構成にすることができる。
このとき、図5Bに示す回路図において、点線で示した基本ユニット構成を一体積層することで、DC除去用コンデンサの固定コンデンサC1と電圧制御用の可変コンデンサC2とDC除去用コンデンサの固定コンデンサC3とを一つの部品の中に内蔵するように構成することができる。
さらに、図5Bに示す回路図において、点線で示した基本ユニット構成を複数層一体積層することで、DC除去用コンデンサの固定コンデンサC1と電圧制御用の可変コンデンサC2とDC除去用コンデンサの固定コンデンサC3の容量を積層数に応じて調整することができる。このとき、各積層間で基本ユニット構成の固定コンデンサC1と可変コンデンサC2とDC除去用コンデンサの固定コンデンサC3とは並列接続される。
図5Aに示す積層図において、第1の基本ユニットでは、電極P11と電極P12との間の誘電体によりDC除去用コンデンサの固定コンデンサC1が構成される。また、電極P12と電極P13との間の誘電体により電圧制御用の可変コンデンサC2が構成される。また、電極P13と電極P14との間の誘電体によりDC除去用コンデンサの固定コンデンサC3が構成される。
また、第1の基本ユニットに積層される第2の基本ユニットでは、電極P21と電極P22との間の誘電体によりDC除去用コンデンサの固定コンデンサC31が構成される。また、電極P22と電極P23との間の誘電体により電圧制御用の可変コンデンサC21が構成される。また、電極P23と電極P24との間の誘電体によりDC除去用コンデンサの固定コンデンサC11が構成される。
ここで、第1の基本ユニットの固定コンデンサC1と可変コンデンサC2と固定コンデンサC3の直列接続列と、第2の基本ユニットの固定コンデンサC11と可変コンデンサC21と固定コンデンサC31の直列接続列とが並列接続される。
また、第1の基本ユニットの可変コンデンサC2と、第2の基本ユニットの可変コンデンサC21とが並列接続される。
さらに、第1の基本ユニットの固定コンデンサC1と可変コンデンサC2と固定コンデンサC3の直列接続列の直列接続列間の電極P11と電極P14間に交流の電源電圧ACを供給する。また、第2の基本ユニットの固定コンデンサC11と可変コンデンサC21と固定コンデンサC31の直列接続列間の電極P24と電極P21間に交流の電源電圧ACを供給する。
また、第1の基本ユニットの可変コンデンサC2間の電極P12と電極P13の端子T11、T12間に直流制御電圧Eを供給する。
第2の基本ユニットの可変コンデンサC21間の電極P23と電極P22の端子T22、T21間に直流制御電圧Eを供給する。直流制御電圧Eは制御電圧VCから抵抗R1,R2の電圧降下分を差し引いた電圧である。
ここで、一体積層された第1の基本ユニットと第2の基本ユニットのうち、第1の基本ユニットの固定コンデンサC3と隣り合う第2の基本ユニットの固定コンデンサC31について、固定コンデンサC3のAC用端子につながる電極P12と隣り合う固定コンデンサC31のAC用端子につながる電極P21とは同電位に構成される。
同電位とは、交流の電源電圧ACのマイナス側の電位である。
従って、基本ユニットの積層数を必要とされる容量まで任意に増加させることができ、積層数によって容量調整を行うことができる。
これにより、制御信号で可変コンデンサの容量を変化させることで交流信号の電圧又は電流を制御することができる。
図6は、3素子(固定コンデンサ(1C)/可変コンデンサ(3VC)/固定コンデンサ(1C))の拡張例1の構成例を示す説明図であり、図6Aは積層図、図6Bは回路図である。
図6において、固定コンデンサC1(1C)と、可変コンデンサC2+C3+C4(3VC)と固定コンデンサC5(1C)の3素子拡張例1の構成を示している。ここで、1CはDC除去用コンデンサの固定コンデンサC1が1個で構成されることを示している。
3VCは電圧制御用の可変コンデンサC2と可変コンデンサC3と可変コンデンサC4の3個の並列接続(3VC)で構成されることを示している。また、1CはDC除去用コンデンサの固定コンデンサC5が1個で構成されることを示している。
1C/3VC/1Cは固定コンデンサC1(1C)と、可変コンデンサC2+C3+C4(3VC)と、固定コンデンサC5(1C)を合わせて3素子であるが、可変コンデンサが並列接続により拡張されて構成されることを示している。
図6Bに示す回路図において、可変コンデンサC2(1VC)の可変容量素子の両端を固定コンデンサC1(1C)と、固定コンデンサC5(1C)の固定容量素子に直列接続して、直列接続の両端の端子T1、T2に交流の電源電圧ACを供給する。
ここでは、可変コンデンサC2(1VC)の可変容量素子に、さらに、可変コンデンサC3(1VC)と、可変コンデンサC4(1VC)の可変容量素子を並列接続している。従って、並列接続により可変コンデンサC2+C3+C4(3VC)が固定コンデンサC1(1C)と、固定コンデンサC5(1C)の固定容量素子に直列接続されていると等価である。
また、可変コンデンサC2+C3+C4(3VC)の並列接続列の両端の端子T11、T12に直流の制御電圧VCを供給する。また可変コンデンサC2+C3+C4端子間ではAC電圧差が生じるため制御電圧VCの制御回路とは抵抗R1,R2として10KΩの抵抗により接続し、制御回路への不要電流を小さくしている。
ここで、3素子の可変コンデンサ並列接続による拡張された構成では、電源電圧ACの信号のプラス側の端子T1とマイナス側の端子T2、プラス側の制御端子T11とマイナス側の制御端子T12が対称となるように構成している。これにより、部品の位置を対称な位置に反転させても同様の構成にすることができる。
このとき、図6Bに示す回路図において、点線で示した基本ユニット構成を一体積層することで、DC除去用コンデンサの固定コンデンサC1と電圧制御用の可変コンデンサC2+C3+C4と、DC除去用コンデンサの固定コンデンサC5とを一つの部品の中に内蔵するように構成することができる。
さらに、図6Bに示す回路図において、点線で示した基本ユニット構成を複数層一体積層することで、DC除去用コンデンサの固定コンデンサC1と電圧制御用の可変コンデンサC2+C3+C4との容量を積層数に応じて調整することができる。このとき、各積層間で基本ユニット構成の固定コンデンサC1と可変コンデンサC2+C3+C4と、DC除去用コンデンサの固定コンデンサC5とは並列接続される。
これにより、可変コンデンサC2+C3+C4の容量は3Cとなるので、n個並列接続することにより、可変コンデンサ(C2+C3+C4)+…+(Cn−1+Cn+Cn+1)の容量は(n+1)Cとなる。さらに複数層一体積層することで、可変コンデンサ(C2+C3+C4)+…+(Cn−1+Cn+Cn+1)の積層数mのときの容量は(n+1)mCとなる。
図6Aに示す積層図において、第1の基本ユニットでは、電極P11と電極P12との間の誘電体によりDC除去用コンデンサの固定コンデンサC1が構成される。また、電極P12と電極P13との間の誘電体により電圧制御用の可変コンデンサC2が構成される。また、電極P13と電極P14との間の誘電体により電圧制御用の可変コンデンサC3が構成される。
また、電極P14と電極P15との間の誘電体により電圧制御用の可変コンデンサC4が構成される。また、電極P15と電極P16との間の誘電体によりDC除去用コンデンサの固定コンデンサC5が構成される。
また、第1の基本ユニットに積層される第2の基本ユニットでは、電極P21と電極P22との間の誘電体により電圧制御用の可変コンデンサC51が構成される。また、電極P22と電極P23との間の誘電体により電圧制御用の可変コンデンサC41が構成される。
また、電極P23と電極P24との間の誘電体により電圧制御用の可変コンデンサC31が構成される。また、電極P24と電極P25との間の誘電体により電圧制御用の可変コンデンサC21が構成される。また、電極P25と電極P26との間の誘電体によりDC除去用コンデンサの固定コンデンサC11が構成される。
ここで、第1の基本ユニットの固定コンデンサC1と可変コンデンサC2と固定コンデンサC5の直列接続列と、第2の基本ユニットの固定コンデンサC11と可変コンデンサC21と固定コンデンサC51の直列接続列とが並列接続される。
また、第1の基本ユニットの可変コンデンサC2と、第2の基本ユニットの可変コンデンサC21とが並列接続される。また、第1の基本ユニットの可変コンデンサC2と、可変コンデンサC3と、可変コンデンサC4が並列接続される。また、第2の基本ユニットの可変コンデンサC21と、可変コンデンサC31と、可変コンデンサC41が並列接続される。
さらに、第1の基本ユニットの固定コンデンサC1と可変コンデンサC2と固定コンデンサC5の直列接続列間の電極P11と電極P16間に交流の電源電圧ACを供給する。また、第2の基本ユニットの固定コンデンサC11と可変コンデンサC21と固定コンデンサC51の直列接続列間の電極P26と電極P21間に交流の電源電圧ACを供給する。
また、第1の基本ユニットの可変コンデンサC2間の電極P12と電極P13の端子T11、T12間に直流制御電圧Eを供給する。また、第1の基本ユニットの可変コンデンサC3間の電極P14と電極P13の端子T13、T12間に直流制御電圧Eを供給する。また、第1の基本ユニットの可変コンデンサC4間の電極P14と電極P15の端子T13、T14間に直流制御電圧Eを供給する。
第2の基本ユニットの可変コンデンサC21間の電極P25と電極P24の端子T24、T23間に直流制御電圧Eを供給する。また、第2の基本ユニットの可変コンデンサC31間の電極P23と電極P24の端子T22、T23間に直流制御電圧Eを供給する。
また、第2の基本ユニットの可変コンデンサC41間の電極P23と電極P22の端子T22、T21間に直流制御電圧Eを供給する。直流制御電圧Eは制御電圧VCから抵抗R1,R2の電圧降下分を差し引いた電圧である。
ここで、一体積層された第1の基本ユニットと第2の基本ユニットのうち、第1の基本ユニットの固定コンデンサC5と隣り合う第2の基本ユニットの固定コンデンサC51について、固定コンデンサC5のAC用端子につながる電極P16と隣り合う固定コンデンサC51のAC用端子につながる電極P21とは同電位に構成される。
同電位とは、交流の電源電圧ACのマイナス側の電位である。
従って、基本ユニットの可変コンデンサを並列接続して拡張された構成にすることにより、固定コンデンサと可変コンデンサと固定コンデンサの合成の容量、耐圧を異なるようにして、変化範囲を拡張することができる。
さらに、積層数を必要とされる容量まで任意に増加させることができ、積層数によって容量調整を行うことができる。
これにより、制御信号で可変コンデンサの容量を変化させることで交流信号の電圧又は電流を制御することができる。
図7は、3素子(固定コンデンサ(2C)/可変コンデンサ(1VC)/固定コンデンサ(2C))の拡張例2の構成例を示す説明図であり、図7Aは積層図、図7Bは回路図である。
図7において、固定コンデンサC1+C2(2C)と、可変コンデンサC3(1VC)、固定コンデンサC4+C5(2C)の3素子拡張例2の構成を示している。ここで、2CはDC除去用コンデンサの固定コンデンサC1(1C)と固定コンデンサC2(1C)の並列接続で構成されることを示している。
1VCは電圧制御用の可変コンデンサC3(1VC)が1個で構成されることを示している。また、2CはDC除去用コンデンサの固定コンデンサC4(1C)と固定コンデンサC5(1C)の並列接続で構成されることを示している。
2C/1VC/2Cは固定コンデンサC1+C2(2C)と、可変コンデンサC3(1VC)と、固定コンデンサC4+C5(2C)を合わせて3素子であるが、固定コンデンサが並列接続により拡張されて構成されることを示している。
図7Bに示す回路図において、可変コンデンサC3(1VC)の可変容量素子の両端を、固定コンデンサC2(1C)の固定容量素子と固定コンデンサC4(1C)の固定容量素子に直列接続して、直列接続の両端の端子T1、T2に交流の電源電圧ACを供給する。
ここでは、固定コンデンサC2(1C)の固定容量素子に、さらに、固定コンデンサC1(1C)の固定容量素子を並列接続している。また、固定コンデンサC4(1C)の固定容量素子に、さらに、固定コンデンサC5(1C)の固定容量素子を並列接続している。
従って、並列接続により固定コンデンサC1+C2(2C)と、固定コンデンサC4+C5(2C)とが可変コンデンサC3(1VC)の可変容量素子に直列接続されていると等価である。
また、可変コンデンサC3(1VC)の両端の端子T11、T12に直流の制御電圧VCを供給する。また可変コンデンサC3端子間ではAC電圧差が生じるため制御電圧VCの制御回路とは抵抗R1,R2として10KΩの抵抗により接続し、制御回路への不要電流を小さくしている。
ここで、3素子の固定コンデンサ並列接続による拡張された構成では、電源電圧ACの信号のプラス側の端子T1とマイナス側の端子T2、プラス側の制御端子T11とマイナス側の制御端子T12が対称となるように構成している。これにより、部品の位置を対称な位置に反転させても同様の構成にすることができる。
このとき、図7Bに示す回路図において、点線で示した基本ユニット構成を一体積層することで、DC除去用コンデンサの固定コンデンサC1+C2と、電圧制御用の可変コンデンサC3と、DC除去用コンデンサの固定コンデンサC4+C5とを一つの部品の中に内蔵するように構成することができる。
さらに、図7Bに示す回路図において、点線で示した基本ユニット構成を複数層一体積層することで、DC除去用コンデンサの固定コンデンサC1+C2と、電圧制御用の可変コンデンサC3と、DC除去用コンデンサの固定コンデンサC4+C5との容量を積層数に応じて調整することができる。このとき、各積層間で基本ユニット構成の固定コンデンサC1+C2と、可変コンデンサC3と、DC除去用コンデンサの固定コンデンサC4+C5とは並列接続される。
これにより、固定コンデンサC1+C2の容量は2C、固定コンデンサC4+C5の容量は2Cとなるので、n個並列接続することにより、固定コンデンサ(C1+C2)+(C4+C5)…(Cn−3+Cn―2)+(Cn−1+Cn)の容量は2nCとなる。さらに複数層一体積層することで、固定コンデンサ(C1+C2)+(C4+C5)…(Cn−3+Cn―2)+(Cn−1+Cn)の積層数mのときの容量は2nmCとなる。
図7Aに示す積層図において、第1の基本ユニットでは、電極P11と電極P12との間の誘電体によりDC除去用コンデンサの固定コンデンサC1が構成される。また、電極P12と電極P13との間の誘電体によりDC除去用コンデンサの固定コンデンサC2が構成される。また、電極P13と電極P14との間の誘電体により電圧制御用の可変コンデンサC3が構成される。
また、電極P14と電極P15との間の誘電体によりDC除去用コンデンサの固定コンデンサC4が構成される。また、電極P15と電極P16との間の誘電体によりDC除去用コンデンサの固定コンデンサC5が構成される。
また、第1の基本ユニットに積層される第2の基本ユニットでは、電極P21と電極P22との間の誘電体によりDC除去用コンデンサの固定コンデンサC51が構成される。また、電極P22と電極P23との間の誘電体によりDC除去用コンデンサの固定コンデンサC41が構成される。また、電極P23と電極P24との間の誘電体により電圧制御用の可変コンデンサC31が構成される。
また、電極P24と電極P25との間の誘電体によりDC除去用コンデンサの固定コンデンサC21が構成される。また、電極P25と電極P26との間の誘電体によりDC除去用コンデンサの固定コンデンサC11が構成される。
ここで、第1の基本ユニットの固定コンデンサC2と可変コンデンサC3と固定コンデンサC4の直列接続列と、第2の基本ユニットの固定コンデンサC21と可変コンデンサC31と固定コンデンサC41の直列接続列とが並列接続される。
また、第1の基本ユニットの可変コンデンサC3と、第2の基本ユニットの可変コンデンサC31とが並列接続される。また、第1の基本ユニットの固定コンデンサC1と、固定コンデンサC2とが並列接続される。また、第1の基本ユニットの固定コンデンサC4と、固定コンデンサC5とが並列接続される。
また、第2の基本ユニットの固定コンデンサC11と、固定コンデンサC21とが並列接続される。また、第2の基本ユニットの固定コンデンサC41と、固定コンデンサC51とが並列接続される。
さらに、第1の基本ユニットの固定コンデンサC2と可変コンデンサC3と固定コンデンサC4の直列接続列間の電極P12と電極P15間に交流の電源電圧ACを供給する。また、第2の基本ユニットの固定コンデンサC21と可変コンデンサC31と固定コンデンサC41の直列接続列間の電極P25と電極P22間に交流の電源電圧ACを供給する。
また、第1の基本ユニットの可変コンデンサC3間の電極P13と電極P14の端子T11、T12間に直流制御電圧Eを供給する。また、第1の基本ユニットの固定コンデンサC1とC2間の電極P11と電極P13の端子T13、T11は共に直流制御電圧Eのプラス側で同電位とする。
また、第1の基本ユニットの固定コンデンサC4とC5間の電極P14と電極P16の端子T12、T14は共に直流制御電圧Eのマイナス側で同電位とする。
第2の基本ユニットの可変コンデンサC31間の電極P24と電極P23の端子T22、T21間に直流制御電圧Eを供給する。また、第2の基本ユニットの固定コンデンサC11とC21間の電極P26と電極P24の端子T24、T22は共に直流制御電圧Eのプラス側で同電位とする。
また、第2の基本ユニットの固定コンデンサC41とC51間の電極P23と電極P21の端子T21、T23は共に直流制御電圧Eのマイナス側で同電位とする。直流制御電圧Eは制御電圧VCから抵抗R1,R2の電圧降下分を差し引いた電圧である。
ここで、一体積層された第1の基本ユニットと第2の基本ユニットのうち、第1の基本ユニットの固定コンデンサC5と隣り合う第2の基本ユニットの固定コンデンサC51について、固定コンデンサC5のAC用端子T14と隣り合う固定コンデンサC51のAC用端子T23とは同電位に構成される。
同電位とは、交流の電源電圧ACのマイナス側の電位である。
従って、基本ユニットの固定コンデンサを並列接続して拡張された構成にすることにより、固定コンデンサと可変コンデンサの合成の容量、耐圧を異なるようにして、変化範囲を拡張することができる。
さらに、積層数を必要とされる容量まで任意に増加させることができ、積層数によって容量調整を行うことができる。
これにより、制御信号で可変コンデンサの容量を変化させることで交流信号の電圧又は電流を制御することができる。
図8は、3素子(固定コンデンサ(C)/可変コンデンサ(VC)/固定コンデンサ(C))の設計例を示す説明図であり、図8Aは変化量10倍、図8Bは変化量3倍である。
図8は、図5に示した3素子基本ユニットを、図6又は図7に示したように拡張接続及び複数層積層することにより、各素子の容量変化量を変化させたときの合成耐圧、合成容量及び容量変化量をそれぞれ異ならせることができる設計例を示している。
図8Aに示す変化量10倍の設計を説明する。
71に示す例1において、固定コンデンサ(C1)74、固定コンデンサ(C3)76の容量は1.0[μF]固定で、可変コンデンサ(C2)75の容量は0.1〜1.0[μF]まで変化させたとき、以下のような数値となる。
すなわち、可変コンデンサ(C2)75の容量が最大値1.0[μF]のとき、合成耐圧(V)77は3.0[V]、合成容量(C)78は0.33[μF]である。
また、可変コンデンサ(C2)75の容量が最小値0.1[μF]のとき、合成耐圧(V)77は1.2[V]、合成容量(C)78は0.08[μF]、容量変化79は4.0倍である。
72に示す例2において、固定コンデンサ(C1)74、固定コンデンサ(C3)76の容量は10.0[μF]固定で、可変コンデンサ(C2)75の容量は0.10〜1.0[μF]まで変化させたとき、以下のような数値となる。
すなわち、可変コンデンサ(C2)75の容量が最大値1.0[μF]のとき、合成耐圧(V)77は1.2[V]、合成容量(C)78は0.83[μF]である。
また、可変コンデンサ(C2)75の容量が最小値0.1[μF]のとき、合成耐圧(V)77は1.0[V]、合成容量(C)78は0.10[μF]、容量変化79は8.5倍である。
73に示す例3において、固定コンデンサ(C1)74、固定コンデンサ(C3)76の容量は1.0[μF]固定で、可変コンデンサ(C2)75の容量は1.0〜10.0[μF]まで変化させたとき、以下のような数値となる。
すなわち、可変コンデンサ(C2)75の容量が最大値10.0[μF]のとき、合成耐圧(V)77は21.0[V]、合成容量(C)78は0.48[μF]である。
また、可変コンデンサ(C2)75の容量が最小値1.0[μF]のとき、合成耐圧(V)77は3.0[V]、合成容量(C)78は0.33[μF]、容量変化79は1.4倍である。
ここで、71に示す例1では、合成耐圧(V)77は約1/3倍、合成容量(C)78は約1/4倍、容量変化79は4.0倍である。
72に示す例2では、合成耐圧(V)77は変化なし、合成容量(C)78は約1/8倍、容量変化79は8.5倍である。
73に示す例3では、合成耐圧(V)77は約1/7倍、合成容量(C)78は変化なし、容量変化79は1.4倍である。
このように変化量を10倍にした場合には、71に示す例1では、合成耐圧(V)77を約1/3倍、合成容量(C)78を約1/4倍に変化させると共に、容量変化79を4.0倍に大きくすることができる。
72に示す例2では、合成容量(C)78は約1/8倍に最も大きく変化させると共に、容量変化79は8.5倍に最も大きくすることができる。
73に示す例3では、合成耐圧(V)77は約1/7倍、合成容量(C)78は変化なし、容量変化79は1.4倍にすることができる。
図8Bに示す変化量3倍の設計を説明する。
81に示す例1において、固定コンデンサ(C1)84、固定コンデンサ(C3)86の容量は1.0[μF]固定で、可変コンデンサ(C2)85の容量は0.3〜1.0[μF]まで変化させたとき、以下のような数値となる。
すなわち、可変コンデンサ(C2)85の容量が最大値1.0[μF]のとき、合成耐圧(V)87は3.0[V]、合成容量(C)88は0.33[μF]である。
また、可変コンデンサ(C2)85の容量が最小値0.3[μF]のとき、合成耐圧(V)87は1.7[V]、合成容量(C)88は0.20[μF]、容量変化89は1.7倍である。
82に示す例2において、固定コンデンサ(C1)84、固定コンデンサ(C3)86の容量は10.0[μF]固定で、可変コンデンサ(C2)85の容量は0.3〜1.0[μF]まで変化させたとき、以下のような数値となる。
すなわち、可変コンデンサ(C2)85の容量が最大値1.0[μF]のとき、合成耐圧(V)87は1.2[V]、合成容量(C)88は0.83[μF]である。
また、可変コンデンサ(C2)85の容量が最小値0.3[μF]のとき、合成耐圧(V)87は1.1[V]、合成容量(C)88は0.31[μF]、容量変化89は2.7倍である。
83に示す例3において、固定コンデンサ(C1)84、固定コンデンサ(C3)86の容量は1.0[μF]固定で、可変コンデンサ(C2)85の容量は3.3〜10.0[μF]まで変化させたとき、以下のような数値となる。
すなわち、可変コンデンサ(C2)85の容量が最大値10.0[μF]のとき、合成耐圧(V)87は21.0[V]、合成容量(C)88は0.48[μF]である。
また、可変コンデンサ(C2)85の容量が最小値3.3[μF]のとき、合成耐圧(V)87は7.7[V]、合成容量(C)88は0.43[μF]、容量変化89は1.1倍である。
ここで、81に示す例1では、合成耐圧(V)87は約1/2倍、合成容量(C)88は変化なし、容量変化89は1.7倍である。
82に示す例2では、合成耐圧(V)87は変化なし、合成容量(C)88は約1/2倍、容量変化89は2.7倍である。
83に示す例3では、合成耐圧(V)87は約1/3倍、合成容量(C)88は変化なし、容量変化89は1.1倍である。
このように変化量を3倍にした場合には、81に示す例1では、合成耐圧(V)87を約1/2倍、合成容量(C)88を変化させずに、容量変化89を1.7倍に大きくすることができる。
82に示す例2では、合成耐圧(V)87は変化させずに、合成容量(C)88は約1/2倍、容量変化89は2.7倍に変化を大きくすることができる。
83に示す例3では、合成耐圧(V)87は約1/3倍、合成容量(C)88は変化させずに、容量変化89はさせないようにすることができる。
なお、全ての可変コンデンサCの個々の耐圧はVとする。
図9は、本発明の他の実施の形態による電源制御装置の4素子(可変コンデンサ(1VC)/可変コンデンサ(1VC)/可変コンデンサ(1VC)/可変コンデンサ(1VC))の基本ユニット構成例を示す説明図であり、図9Aは積層図、図9Bは回路図である。
図9において、可変コンデンサC1(1VC)と、可変コンデンサC2(1VC)と、可変コンデンサC3(1VC)と、可変コンデンサC4(1VC)の4素子構成を示している。
ここで、1VCは電圧制御用の可変コンデンサC1が1個で構成され、次の1VCは電圧制御用の可変コンデンサC2が1個で構成され、次の1VCは電圧制御用の可変コンデンサC3が1個で構成され、次の1VCは電圧制御用の可変コンデンサC4が1個で構成され、1VC/1VC/1VC/1VCは合わせて4素子で構成されることを示している。
図9Bに示す回路図において、可変コンデンサC2(1VC)の可変容量素子を可変コンデンサC3(1VC)の可変容量素子と直列接続して、直列接続の可変コンデンサC2(1VC)と可変コンデンサC3(1VC)の両端の端子T1、T2に交流の電源電圧ACを供給する。
また、可変コンデンサC1(1VC)の可変容量素子を可変コンデンサC4(1VC)の可変容量素子と直列接続して、可変コンデンサC1(1VC)と可変コンデンサC4(1VC)の直列接続列と、可変コンデンサC2(1VC)と可変コンデンサC3(1VC)の直列接続列とを並列接続する。
そして、可変コンデンサC1(1VC)と可変コンデンサC2(1VC)の両端の端子T11、T12に直流の制御電圧VCを供給する。また可変コンデンサC1(1VC)と可変コンデンサC2端子間ではAC電圧差が生じるため制御電圧VCの制御回路とは抵抗R1,R2として10KΩの抵抗により接続し、制御回路への不要電流を小さくしている。
ここで、4素子構成では、電源電圧ACの信号のプラス側の端子T1とマイナス側の端子T2、プラス側の制御端子T11とマイナス側の制御端子T12が対称となるように構成している。これにより、部品の位置を対称な位置に反転させても同様の構成にすることができる。
また、4素子の電圧制御用の可変コンデンサC1、C2、C3、C4が平衡しているとき、電源電圧ACの信号と制御電圧VCの信号とが互いに干渉することはない。
このとき、図9Bに示す回路図において、点線で示した基本ユニット構成を一体積層することで、4素子の電圧制御用の可変コンデンサC1、C2、C3、C4を一つの部品の中に内蔵するように構成することができる。
さらに、図9Bに示す回路図において、点線で示した基本ユニット構成を複数層一体積層することで、4素子の電圧制御用の可変コンデンサC1、C2、C3、C4の容量を積層数に応じて調整することができる。このとき、各積層間で基本ユニット構成の可変コンデンサC1と可変コンデンサC2と、可変コンデンサC3と可変コンデンサC1とは並列接続される。
図9Aに示す積層図において、第1の基本ユニットでは、電極P11と電極P12との間の誘電体により電圧制御用の可変コンデンサC1が構成される。また、電極P12と電極P13との間の誘電体により電圧制御用の可変コンデンサC2が構成される。
また、電極P13と電極P14との間の誘電体により電圧制御用の可変コンデンサの固定コンデンサC3が構成される。また、電極P14と電極P15との間の誘電体により電圧制御用の可変コンデンサの固定コンデンサC4が構成される。
また、第1の基本ユニットに積層される第2の基本ユニットでは、電極P21と電極P22との間の誘電体により電圧制御用の可変コンデンサC11が構成される。また、電極P22と電極P23との間の誘電体により電圧制御用の可変コンデンサC21が構成される。
また、電極P23と電極P24との間の誘電体により電圧制御用の可変コンデンサC31が構成される。また、電極P24と電極P25との間の誘電体により電圧制御用の可変コンデンサC41が構成される。
ここで、第1の基本ユニットの可変コンデンサC2と可変コンデンサC3の直列接続列と、第2の基本ユニットの可変コンデンサC21と可変コンデンサC31の直列接続列とが並列接続される。
また、第1の基本ユニットの可変コンデンサC1と可変コンデンサC4の直列接続列と、第2の基本ユニットの可変コンデンサC11と可変コンデンサC41の直列接続列とが並列接続される。
さらに、第1の基本ユニットの可変コンデンサC2と可変コンデンサC3の直列接続列の直列接続列間の電極P12と電極P14間に交流の電源電圧ACを供給する。また、第2の基本ユニットの可変コンデンサC21と可変ンデンサC31の直列接続列間の電極P22と電極P24間に交流の電源電圧ACを供給する。
また、第1の基本ユニットの可変コンデンサC1と可変コンデンサC2の直列接続列間の電極P11と電極P13の端子T11、T12間に直流制御電圧Eを供給する。また、第1の基本ユニットの可変コンデンサC4と可変コンデンサC3の直列接続列間の電極P15と電極P13の端子T13、T12間に直流制御電圧Eを供給する。
第2の基本ユニットの可変コンデンサC11と可変コンデンサC21間の電極P21と電極P23の端子T21、T22間に直流制御電圧Eを供給する。
また、第2の基本ユニットの可変コンデンサC41と可変コンデンサC31間の電極P25と電極P23の端子T23、T22間に直流制御電圧Eを供給する。
直流制御電圧Eは制御電圧VCから抵抗R1,R2の電圧降下分を差し引いた電圧である。
ここで、一体積層された第1の基本ユニットと第2の基本ユニットのうち、第1の基本ユニットの可変コンデンサC4と隣り合う第2の基本ユニットの可変コンデンサC11について、可変コンデンサC4の制御用端子T13と隣り合う可変コンデンサC11の制御用端子T21とは同電位に構成される。
同電位とは、制御用の直流制御電圧Eのプラス側の電位である。
従って、基本ユニットの積層数を必要とされる容量まで任意に増加させることができ、積層数によって容量調整を行うことができる。
これにより、制御信号で可変コンデンサの容量を変化させることで交流信号の電圧又は電流を制御することができる。
図10は、4素子(可変コンデンサ(1VC)/可変コンデンサ(1VC)/可変コンデンサ(1VC)/可変コンデンサ(1VC))のブリッジ構成を説明する図である。
図9Bに示す回路図は、図10に示すように書き直すと、4素子の電圧制御用の可変コンデンサC1、C2、C3、C4のブリッジ構成であることが分かる。
ここで、便宜上、可変コンデンサC1、C2、C3、C4の容量をC1、C2、C3、C4とすると、たすきがけの容量が同じC1×C3=C2×C4のとき、4素子の電圧制御用の可変コンデンサC1、C2、C3、C4が平衡している。従って、電源電圧ACの信号と制御電圧VCの信号とが互いに干渉することはない状態である。
図11は、4素子(可変コンデンサ(1VC)/可変コンデンサ(1VC)/可変コンデンサ(1VC)/可変コンデンサ(1VC))の変形例1、2の構成例を示す説明図であり、図11Aは4素子(固定コンデンサ(1C)/可変コンデンサ(1VC)/可変コンデンサ(1VC)/固定コンデンサ(1C))、図11Bは4素子(可変コンデンサ(1VC)/固定コンデンサ(1C)/固定コンデンサ(1C)/可変コンデンサ(1VC))である。
ここで、4素子の場合に、4素子の全部を可変コンデンサC1、C2、C3、C4で構成するようにしなくてもよい。
電源電圧ACの信号に対してプラス側のコンデンサC1、C4のみDC除去用コンデンサと制御用コンデンサを兼用させるようにしても良い。
図11Aに示す4素子(固定コンデンサ(1C)/可変コンデンサ(1VC)/可変コンデンサ(1VC)/固定コンデンサ(1C))では、電源電圧ACの信号に対してプラス側のコンデンサC1、C4のみを固定コンデンサとし、マイナス側のコンデンサC2、C3のみを可変コンデンサとして構成している。
これにより、固定コンデンサC1、C4をDC除去用コンデンサとして用いると共に、可変コンデンサC2、C3を直列接続した部分を制御用コンデンサとして用いることができる。
また、電源電圧ACの信号に対してマイナス側のコンデンサC2、C3のみDC除去用コンデンサと制御用コンデンサを兼用させるようにしても良い。
図11Bに示す4素子(可変コンデンサ(1VC)/固定コンデンサ(1C)/固定コンデンサ(1C)/可変コンデンサ(1VC))では、電源電圧ACの信号に対してマイナス側のコンデンサC2、C3のみを固定コンデンサとし、プラス側のコンデンサC1、C4のみを可変コンデンサとして構成している。
これにより、固定コンデンサC2、C3をDC除去用コンデンサとして用いると共に、可変コンデンサC1、C4を直列接続した部分を制御用コンデンサとして用いることができる。
ここで、4素子は書き直すとブリッジ構成になっているので、たすき掛けの容量C1×C3=C2×C4が同じであれば平衡するのでC1,C4が固定コンデンサでもよいし、逆にC2,C3が固定コンデンサでも構わない。ただし4素子のコンデンサC1、C2、C3、C4を全て可変とすることで可変範囲が大きく取ることができるというメリットが出てくる。
図12は、4素子の設計例を示す説明図であり、図12Aは(可変コンデンサ(1VC)/可変コンデンサ(1VC)/可変コンデンサ(1VC)/可変コンデンサ(1VC))で変化量10倍、図12Bは4素子(固定コンデンサ(1C)/可変コンデンサ(1VC)/可変コンデンサ(1VC)/固定コンデンサ(1C))で変化量10倍である。
図12Aに示す変化量10倍の設計を説明する。図9に示した4素子のコンデンサC1、C2、C3、C4を全て可変にした例である。
111に示す例1において、可変コンデンサ(C1)114、可変コンデンサ(C2)115、可変コンデンサ(C3)116、可変コンデンサ(C4)117の容量は全て0.1〜1.0[μF]まで変化させたとき、以下のような数値となる。
すなわち、可変コンデンサ(C1)114〜可変コンデンサ(C4)117の容量が最大値1.0[μF]のとき、合成耐圧(V)118は2.0[V]、合成容量(C)119は1.00[μF]である。
また、可変コンデンサ(C1)114〜可変コンデンサ(C4)117の容量が最小値0.1[μF]のとき、合成耐圧(V)118は2.0[V]、合成容量(C)119は0.10[μF]、容量変化120は10.0倍である。
112に示す例2において、可変コンデンサ(C1)114、可変コンデンサ(C4)117の容量は1.0〜10.0[μF]まで変化させ、可変コンデンサ(C2)115、可変コンデンサ(C3)116の容量は0.1〜1.0[μF]まで変化させたとき、以下のような数値となる。
すなわち、可変コンデンサ(C1)114、可変コンデンサ(C4)117の容量が最大値10.0[μF]で、可変コンデンサ(C2)115、可変コンデンサ(C3)116の容量が最大値1.0[μF]のとき、合成耐圧(V)118は2.0[V]、合成容量(C)119は1.82[μF]である。
また、可変コンデンサ(C1)114、可変コンデンサ(C4)117の容量が最小値1.0[μF]で、可変コンデンサ(C2)115、可変コンデンサ(C3)116の容量が最小値0.1[μF]のとき、合成耐圧(V)118は2.0[V]、合成容量(C)119は0.18[μF]、容量変化120は10.0倍である。
113に示す例3において、可変コンデンサ(C1)114、可変コンデンサ(C4)117の容量は0.1〜1.0[μF]まで変化させ、可変コンデンサ(C2)115、可変コンデンサ(C3)116の容量は1.0〜10.0[μF]まで変化させたとき、以下のような数値となる。
すなわち、可変コンデンサ(C1)114、可変コンデンサ(C4)117の容量が最大値1.0[μF]で、可変コンデンサ(C2)115、可変コンデンサ(C3)116の容量が最大値10.0[μF]のとき、合成耐圧(V)118は2.0[V]、合成容量(C)119は1.82[μF]である。
また、可変コンデンサ(C1)114、可変コンデンサ(C4)117の容量が最小値0.1[μF]で、可変コンデンサ(C2)115、可変コンデンサ(C3)116の容量が最小値1.0[μF]のとき、合成耐圧(V)118は2.0[V]、合成容量(C)119は0.18[μF]、容量変化120は10.0倍である。
ここで、111に示す例1では、合成耐圧(V)118は変化なし、合成容量(C)119は約1/10倍、容量変化120は10.0倍である。
112に示す例2では、合成耐圧(V)118は変化なし、合成容量(C)119は約1/10倍、容量変化120は10.0倍である。
113に示す例3では、合成耐圧(V)118は変化なし、合成容量(C)119は約1/10倍、容量変化120は10.0倍である。
このように変化量を10倍にした場合には、111に示す例1では、合成耐圧(V)118を変化させずに、合成容量(C)119を約1/10倍に変化させると共に、容量変化120を10.0倍に大きくすることができる。
112に示す例2では、合成耐圧(V)118を変化させずに、合成容量(C)119は約1/10倍に変化させると共に、容量変化120は10.0倍に最も大きくすることができる。
113に示す例3では、合成耐圧(V)118を変化させずに、合成容量(C)119は約1/10倍に変化させると共に、容量変化120は10.0倍に最も大きくすることができる。
このように4可変素子ブリッジ構成では耐圧、容量、可変幅が常に保持される。
なお、全ての可変コンデンサCの個々の耐圧はVとする。但し常にブリッジ条件C1×C3=C2×C4が満たされる必要がある。
図12Bに示す変化量10倍の設計を説明する。図11Aに示すコンデンサC1、C4を固定にした例である。
121に示す例1において、固定コンデンサ(C1)124、固定コンデンサ(C4)127の容量は1.0[μF]固定で、可変コンデンサ(C2)125、可変コンデンサ(C3)126の容量は0.1〜1.0[μF]まで変化させたとき、以下のような数値となる。
すなわち、可変コンデンサ(C2)125、可変コンデンサ(C3)126の容量が最大値1.0[μF]のとき、合成耐圧(V)128は2.0[V]、合成容量(C)129は1.0[μF]である。
また、可変コンデンサ(C2)125、可変コンデンサ(C3)126の容量が最小値0.1[μF]のとき、合成耐圧(V)128は2.0[V]、合成容量(C)129は0.18[μF]、容量変化130は5.5倍である。
122に示す例2において、固定コンデンサ(C1)124、固定コンデンサ(C4)127の容量は10.0[μF]固定で、可変コンデンサ(C2)125、可変コンデンサ(C3)126の容量は0.1〜1.0[μF]まで変化させたとき、以下のような数値となる。
すなわち、可変コンデンサ(C2)125、可変コンデンサ(C3)126の容量が最大値1.0[μF]のとき、合成耐圧(V)128は2.0[V]、合成容量(C)129は1.82[μF]である。
また、可変コンデンサ(C2)125、可変コンデンサ(C3)126の容量が最小値0.1[μF]のとき、合成耐圧(V)128は2.0[V]、合成容量(C)129は0.20[μF]、容量変化130は9.2倍である。
123に示す例3において、固定コンデンサ(C1)124、固定コンデンサ(C4)127の容量は1.0[μF]固定で、可変コンデンサ(C2)125、可変コンデンサ(C3)126の容量は1.0〜10.0[μF]まで変化させたとき、以下のような数値となる。
すなわち、可変コンデンサ(C2)125、可変コンデンサ(C3)126の容量が最大値10.0[μF]のとき、合成耐圧(V)128は2.0[V]、合成容量(C)129は1.82[μF]である。
また、可変コンデンサ(C2)125、可変コンデンサ(C3)126の容量が最小値1.0[μF]のとき、合成耐圧(V)128は2.0[V]、合成容量(C)129は1.00[μF]、容量変化130は1.8倍である。
ここで、121に示す例1では、合成耐圧(V)128は変化なし、合成容量(C)129は約1/6倍、容量変化1130は5.5倍である。
122に示す例2では、合成耐圧(V)128は変化なし、合成容量(C)129は約1/10倍、容量変化130は9.2倍である。
123に示す例3では、合成耐圧(V)128は変化なし、合成容量(C)129は約1/2倍、容量変化130は1.8倍である。
このように2素子を固定して他の2素子の変化量を10倍にした場合には、121に示す例1では、合成耐圧(V)128を変化させずに、合成容量(C)129を約1/6倍、容量変化130を5.5倍に大きくすることができる。
122に示す例2では、合成耐圧(V)128は変化させずに、合成容量(C)129は約1/10倍、容量変化130は9.2倍に変化を大きくすることができる。
123に示す例3では、合成耐圧(V)128は変化させずに、合成容量(C)129は約1/2倍、容量変化130は1.8倍にすることができる。
なお、上述した本実施の形態例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない限り、適宜変更しうることは言うまでもない。
本発明の一実施の形態による電源制御装置の2素子(固定コンデンサ(1C)/可変コンデンサ(1VC))の基本ユニット構成例を示す説明図であり、図1Aは積層図、図1Bは回路図である。 2素子(固定コンデンサ(1C)/可変コンデンサ(2VC))の拡張例1の構成例を示す説明図であり、図2Aは積層図、図2Bは回路図である。 2素子(固定コンデンサ(2C)/可変コンデンサ(1VC))の拡張例2の構成例を示す説明図であり、図3Aは積層図、図3Bは回路図である。 2素子(固定コンデンサ(C)/可変コンデンサ(VC))の設計例を示す説明図であり、図4Aは変化量10倍、図4Bは変化量3倍である。 本発明の他の実施の形態による電源制御装置の3素子(固定コンデンサ(1C)/可変コンデンサ(1VC)/固定コンデンサ(1C))の基本ユニット構成例を示す説明図であり、図5Aは積層図、図5Bは回路図である。 3素子(固定コンデンサ(1C)/可変コンデンサ(3VC)/固定コンデンサ(1C))の拡張例1の構成例を示す説明図であり、図6Aは積層図、図6Bは回路図である。 3素子(固定コンデンサ(2C)/可変コンデンサ(1VC)/固定コンデンサ(2C))の拡張例2の構成例を示す説明図であり、図7Aは積層図、図7Bは回路図である。 3素子(固定コンデンサ(C)/可変コンデンサ(VC)/固定コンデンサ(C))の設計例を示す説明図であり、図8Aは変化量10倍、図8Bは変化量3倍である。 本発明の他の実施の形態による電源制御装置の4素子(可変コンデンサ(1VC)/可変コンデンサ(1VC)/可変コンデンサ(1VC)/可変コンデンサ(1VC))の基本ユニット構成例を示す説明図であり、図9Aは積層図、図9Bは回路図である。 4素子(可変コンデンサ(1VC)/可変コンデンサ(1VC)/可変コンデンサ(1VC)/可変コンデンサ(1VC))のブリッジ構成を説明する図である。 4素子(可変コンデンサ(1VC)/可変コンデンサ(1VC)/可変コンデンサ(1VC)/可変コンデンサ(1VC))の変形例1、2の構成例を示す説明図であり、図11Aは4素子(固定コンデンサ(1C)/可変コンデンサ(1VC)/可変コンデンサ(1VC)/固定コンデンサ(1C))、図11Bは4素子(可変コンデンサ(1VC)/固定コンデンサ(1C)/固定コンデンサ(1C)/可変コンデンサ(1VC))である。 4素子の設計例を示す説明図であり、図12Aは(可変コンデンサ(1VC)/可変コンデンサ(1VC)/可変コンデンサ(1VC)/可変コンデンサ(1VC))で変化量10倍、図12Bは4素子(固定コンデンサ(1C)/可変コンデンサ(1VC)/可変コンデンサ(1VC)/固定コンデンサ(1C))で変化量10倍である。 一般的なトランスの出力対効率特性及び出力対損失特性を示す図である。 一般的なトランスレス電源回路を示す図である。
符号の説明
C1…2素子固定コンデンサ(1C)、C2…2素子可変コンデンサ(1VC)、AC…交流電源、VC…制御電圧、T1、T2…電源用端子、T11、T12、T21、T22…制御用端子、P11、P12、P13、P21、P22、P23…電極、C3…2素子拡張可変コンデンサ(1VC)、T13、T23…制御用端子、P14、P24…電極、C2…2素子拡張固定コンデンサ(1C)、36,46…合成耐圧、37,47…合成容量、38,48…容量変化、C3、C5…3素子固定コンデンサ(1C)、C3、C4…3素子拡張可変コンデンサ(1VC)、C2、C4…2素子拡張固定コンデンサ(1C)、77,87…合成耐圧、78,88…合成容量、79,89…容量変化、C1〜C4…4素子可変コンデンサ(1VC)、P15、P25…電極、C1、C4…4素子変形固定コンデンサ(1C)、C2、C3…4素子変形固定コンデンサ(1C)、118,128…合成耐圧、119,129…合成容量、120,130…容量変化

Claims (5)

  1. 交流信号の入力端子及び出力端子と、
    前記入力端子及び出力端子間に接続された直流分カット用コンデンサと、
    前記入力端子及び出力端子間に接続され、制御信号により容量が変化する可変コンデンサとを有し、
    前記制御信号で前記可変コンデンサの容量を変化させることで前記交流信号の電圧又は電流を制御するようにした電力制御装置において、
    前記直流分カット用コンデンサと前記可変コンデンサとが直列接続されたコンデンサ列を形成する誘電体が一体積層されるように構成され、前記可変コンデンサを形成する誘電体間に前記制御信号が印加され、前記コンデンサ列を形成する誘電体間に前記交流信号が印加される回路構成であり、
    前記コンデンサ列を複数列一体積層することにより、前記直流分カット用コンデンサと前記可変コンデンサとの静電容量の調整を行うように構成され、
    前記コンデンサ列を複数列一体積層する際に、積層面で隣り合う一方のコンデンサ列と他方のコンデンサ列の前記可変コンデンサの制御信号用端子又は前記直流分カット用コンデンサの交流信号用端子が同電位となるように積層され、
    前記直流分カット用コンデンサと前記可変コンデンサとの合成の容量、耐圧及び合成容量を変えるように、前記コンデンサ列を形成する誘電体間の厚さ及び誘電体間の電極間距離を変化させるものであり、
    前記直流分カット用コンデンサと前記可変コンデンサとの合成の容量、耐圧及び合成容量は、前記直流分カット用コンデンサと前記可変コンデンサとをそれぞれ1又は複数並列に接続することにより変化される
    電力制御装置。
  2. 前記コンデンサ列は、前記直流分カット用コンデンサと前記可変コンデンサとが直列接続された2素子構成であって、前記直流分カット用コンデンサ又は前記可変コンデンサをN個複数並列に接続することにより各々の容量をN倍にする
    請求項に記載の電力制御装置。
  3. 前記コンデンサ列は、プラス側前記直流分カット用コンデンサと前記可変コンデンサとマイナス側前記直流分カット用コンデンサとが直列接続された3素子構成であって、前記可変コンデンサをN+1個複数並列に接続することにより前記可変コンデンサの容量をN+1倍にする
    請求項に記載の電力制御装置。
  4. 前記コンデンサ列は、プラス側前記直流分カット用コンデンサと前記可変コンデンサとマイナス側前記直流分カット用コンデンサとが直列接続された3素子構成であって、前記プラス側前記直流分カット用コンデンサ及びマイナス側前記直流分カット用コンデンサをそれぞれN個複数並列に接続することにより各々の容量をN倍にする
    請求項に記載の電力制御装置。
  5. 前記コンデンサ列は、前記可変コンデンサが直列接続された4素子ブリッジ構成であって、4素子のうちの平衡する2素子間同士の容量が同じになるように各々の容量を調整し、4素子のうちの2素子を前記直流分カット用コンデンサとして用いてその容量を固定して、他の2素子の容量を可変にする
    請求項に記載の電力制御装置。
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