JP2013255377A - 電源回路、アンプ回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数種類の出力が得られる小型の電源回路を実現する。
【解決手段】絶縁型トランス2の二次コイル22には、第1全波整流回路31と第2全波整流回路32とが並列に接続されている。第1全波整流回路31の出力端子は、第1出力端子Po11,Po12に接続されている。第1出力端子Po11,Po12との間には、第1平滑コンデンサ41が接続されている。第2全波整流回路32の出力端子は、第2出力端子Po21,Po22に接続されている。第2出力端子Po21,Po22との間には、第2平滑コンデンサ42が接続されている。二次コイル22の第1端221と第2全波整流回路32の一方の入力端との間には、電圧降下用のコンデンサ511が接続されている。二次コイル22の第2端222と第2全波整流回路32の他方の入力端との間には、電圧降下用のコンデンサ512が接続されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、増幅回路等の負荷回路に電源を供給する電源回路、特に供給電圧が異なる複数の増幅回路に電源を供給する電源回路に関する。
従来、オーディオアンプに電源を供給する電源回路が各種実用化されている。オーディオアンプは、一般的に、パワーアンプと、該パワーアンプの前段に接続されるプリアンプとを備える。
パワーアンプとプリアンプは、その機能上の違いから、供給すべき電圧の大きさが異なる。パワーアンプには高電圧を供給し、プリアンプには低電圧を供給する。
一つの電源回路でパワーアンプとプリアンプとに電源を供給する場合、異なる二種類の電圧を生成しなければならない。この場合、従来の電源回路では、特許文献1に示すように、一本の一次コイルに対して、第1、第2の二次コイルを結合させたトランスを用いる。第1の二次コイルと第2の二次コイルとは、一次コイルに対する巻線比が異なる。このような構成により、従来の電源回路は、一次コイルに接続された商用電源から、二種類の出力電圧(出力電流)を供給している。
特開2006−50689号公報
しかしながら、従来の電源回路では、出力電圧の種類の数に応じた二次コイルが必要となる。このため、二次コイルが一本のトランスと比較して、トランスの形状が大きくなってしまう。
トランスは、電源回路を構成する他の回路素子と比較して大きい。したがって、電源回路をモジュール化した場合、当該電源回路モジュールの全体形状に占めるトランスの割合は大きい。このため、トランスの形状が大きくなると、電源回路モジュールの形状が大きくなってしまい、電源回路モジュールの小型化が困難になる。
本発明の目的は、複数種類の出力が得られる小型の電源回路を実現することにある。
この発明の電源回路は、次の構成を備えることを特徴としている。電源回路は、入力端子に接続する一次コイル、および該一次コイルに結合する単一の二次コイルを備える絶縁型トランスと、二次コイルに並列に接続される第1整流回路および第2整流回路と、を備える。電源回路は、第1整流回路の出力端に接続される第1平滑コンデンサと、該第1平滑コンデンサの両端に接続される第1出力端子とを備える。電源回路は、第2整流回路の出力端に接続される第2平滑コンデンサと、該第2平滑コンデンサの両端に接続される第2出力端子とを備える。電源回路は、二次コイルと第2整流回路との間に接続される降圧用コンデンサを備える。
この構成では、絶縁型トランスによって交流電源を変圧するとともに、第1整流回路および第2整流回路によって交流が直流に変換される。これにより、第1出力端子と第2出力端子には直流電圧を出力する。この際、二次コイルと整流回路との間に、降圧用コンデンサが接続されていることで、第2出力端子に接続される負荷に流れる電流と、降圧用コンデンサのキャパシタンスとによって当該降圧用コンデンサの両端で電位差が生じる。特に、第2出力端子に接続される負荷への供給電圧が低く、負荷変動が小さい負荷が接続される場合、降圧用コンデンサに生じる電位差は安定する。このため、このような負荷が接続される場合には、降圧用コンデンサにより安定した電圧降下を実現できる。したがって、第2出力端子の出力電圧は、第1出力端子の出力電圧よりも低くなる。これにより、一次コイルに対して単一の二次コイルを結合させただけの小型のトランスから、複数種類に出力電圧を得ることができる。
また、この発明の電源回路では、第2整流回路、第2平滑コンデンサ、第2出力端子の組が複数備えられており、複数の第2整流回路に対して、それぞれ個別に降圧用コンデンサが接続されている。
この構成では、第2整流回路、第2平滑コンデンサ、第2出力端子の組の数に応じた出力電圧を得ることができる。
また、この発明のアンプ回路は、上述の電源回路と、第1出力端子から電源供給を受けるパワーアンプと、パワーアンプの前段に接続され第2出力端子から電源供給を受けるプリアンプと、を備えている。
この構成では、上述の電源回路を備えたアンプ回路の一例を示している。このように、負荷変動の少ないプリアンプの電源供給に、降圧用コンデンサによって降圧した第2出力端子を用いることで、アンプの特性に影響を与えることなく、安定した電源供給が可能になる。さらに、電源回路を小型化できることで、アンプ回路も小型化できる。
この発明によれば、複数種類の出力が得られる電源回路を小型に形成することができる。
本発明の第1の実施形態に係る電源回路の回路図である。 本実施形態の電源回路の各点での電圧波形を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る電源回路の回路図である。 本発明の第3の実施形態に係る電源回路の回路図である。 本発明の第4の実施形態に係るアンプ回路の概略回路図である。
本発明の第1の実施形態に係る電源回路について、図を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る電源回路の回路図である。
電源回路10は、絶縁型のトランス20を備える。トランス20は、一次コイル21と二次コイル22とを備える。一次コイル21と二次コイル22は、磁界結合するように配置されている。一次コイル21と二次コイル22は、所定の巻き線比に設定されている。
一次コイル21の第1端211は、入力端子Pi1に接続されており、一次コイル21の第2端212は、入力端子Pi2に接続されている。これら入力端子Pi1,Pi2が電源回路10の入力端子となる。
入力端子Pi1と入力端子Pi2との間には、交流電源100が接続されている。交流電源100は、例えば、商用電源である。
二次コイル22の第1端221と、二次コイル22の第2端222とには、第1全波整流回路31が接続されている。第1全波整流回路31は、ダイオードD11,D12,D13,D14のブリッジ回路からなる。ダイオードD11のアノードは、ダイオードD14のカソードに接続されている。ダイオードD11のアノードとダイオードD14のカソードとの接続点は、第1全波整流回路31の第1入力端であり、二次コイル22の第1端221に接続されている。
ダイオードD12のアノードは、ダイオードD13のカソードに接続されている。ダイオードD12のアノードとダイオードD13のカソードとの接続点は、第1全波整流回路31の第2入力端であり、二次コイル22の第2端222に接続されている。
ダイオードD11のカソードは、ダイオードD12のカソードに接続されている。ダイオードD11のカソードとダイオードD12のカソードとの接続点は、第1全波整流回路31の第1出力端となる。
ダイオードD13のアノードは、ダイオードD14のアノードに接続されている。ダイオードD13のアノードとダイオードD14のアノードとの接続点は、第1全波整流回路31の第2出力端となる。
第1平滑コンデンサ41は、第1全波整流回路31の第1出力端と第2出力端との間に接続されている。第1平滑コンデンサ41の第1出力端側は、電源回路10の第1出力端子Po11となる。第1平滑コンデンサ41の第2出力端側は、電源回路10の第1出力端子Po12となる。
第1出力端子Po11,Po12の間には、負荷RL1が接続される。
二次コイル22の第1端221と、二次コイル22の第2端222とには、第2全波整流回路32が接続されている。すなわち、第1全波整流回路31と第2全波整流回路32は、二次コイル22に対して並列に接続されている。
第2全波整流回路32は、ダイオードD21,D22,D23,D24のブリッジ回路からなる。ダイオードD21のアノードは、ダイオードD24のカソードに接続されている。ダイオードD21のアノードとダイオードD24のカソードとの接続点は、第2全波整流回路32の第1入力端であり、二次コイル22の第1端221に接続されている。二次コイル22の第1端221と第2全波整流回路32の第1入力端との間には、降圧用コンデンサ511が接続されている。
ダイオードD22のアノードは、ダイオードD23のカソードに接続されている。ダイオードD22のアノードとダイオードD23のカソードとの接続点は、第2全波整流回路32の第2入力端であり、二次コイル22の第2端222に接続されている。二次コイル22の第2端222と第2全波整流回路32の第2入力端との間には、降圧用コンデンサ512が接続されている。降圧用コンデンサ511,512には、同じキャパシタンスで、同じ電気特性を有するものを用いる。
ダイオードD21のカソードは、ダイオードD22のカソードに接続されている。ダイオードD21のカソードとダイオードD22のカソードとの接続点は、第2全波整流回路32の第1出力端となる。
ダイオードD23のアノードは、ダイオードD24のアノードに接続されている。ダイオードD23のアノードとダイオードD24のアノードとの接続点は、第2全波整流回路32の第2出力端となる。
第2平滑コンデンサ42は、第2全波整流回路32の第1出力端と第2出力端との間に接続されている。第2平滑コンデンサ42の第1出力端側は、電源回路10の第2出力端子Po21となる。第2平滑コンデンサ42の第2出力端側は、電源回路10の第2出力端子Po22となる。
第2出力端子Po21,Po22の間には、負荷RL2が接続される。
このような回路構成とすることで、第1出力端子Po11,Po12、および第2出力端子Po21,Po22から、次に示すような出力電圧を得ることができる。
図2は、本実施形態の電源回路の各点での電圧波形を示す図である。図2(A)はトランス20の一次コイル21側の電圧波形である。図2(B)は第1全波整流回路31の入力端側の電圧波形である。図2(C)は第2全波整流回路32の入力端側の電圧波形である。図2(D)は第1全波整流回路31の出力端側の電圧波形および電源回路10の第1出力端子Po11,Po12の電圧波形(第1出力電圧波形)である。図2(E)は第2全波整流回路32の出力端側の電圧波形および電源回路10の第2出力端子Po21,Po22の電圧波形(第2出力電圧波形)である。
交流電源100から入力された交流電圧(入力電圧)は、図2(A)に示すように、振幅が+Vo,−Voであり、所定の周波数(例えば、50Hzや60Hz)である。トランス20は、交流電源100からの一次コイル21に印加された交流電圧を電圧変換(例えば降圧)し、二次コイル22側に、交流の二次側電流を発生する。この際、二次側励起電圧の振幅+V1,−V1は、一次コイル21と二次コイル22の巻線比および入力電圧の振幅によって決定される。
二次側励起電圧による二次側電流は、第1全波整流回路31の入力端子に供給される。二次コイル22と第1全波整流回路31とは直接接続されているので、第1全波整流回路31の入力電圧は、二次側励起電圧と同じである。具体的には、図2(B)に示すように、振幅Voの入力電圧を降圧した振幅V1(|V1|<|Vo|)の交流電圧となる。
第1全波整流回路31は、図2(B)に示すような波形の電圧を全波整流し、図2(D)の波線に示すような第1の全波整流電圧に変換する。第1の全波整流電圧は、第1平滑コンデンサ41によって、電圧値Vout1の直流電圧に平滑化され、第1出力電圧として第1出力端子Po11,Po12から出力される。
また、二次側励起電圧による二次側電流は、降圧用コンデンサ511,512を介して第2全波整流回路32の入力端子に供給される。二次コイル22と第2全波整流回路32との間には、コンデンサ511,512が接続されている。したがって、第2全波整流回路32の入力電圧は、二次側励起電圧に対して、降圧用コンデンサ511,512のインピーダンス(1/ωC)分だけ電圧降下する。ここで、ωは交流電圧の角速度であり、Cは降圧用コンデンサ511,512のキャパシタンスである。
具体的には、図2(C)に示すように、振幅Voの入力電圧を降圧した振幅V1(|V1|<|Vo|)よりもさらに降圧された振幅V2(|V2|<|V1|)の交流電圧となる。
第2全波整流回路32は、図2(C)に示すような波形の電圧を全波整流し、図2(E)の波線に示すような第2の全波整流電圧に変換する。第2の全波整流電圧は、第2平滑コンデンサ42によって、電圧値Vout2の直流電圧に平滑化され、第2出力電圧として第2出力端子Po21,Po22から出力される。この際、第2全波整流回路32に入力される交流電圧の振幅が第1全波整流回路31に入力される交流電圧の振幅よりも低いので、第2出力電圧の電圧値Vout2は、第1出力電圧の電圧値Vout1よりも低くなる。
例えば、交流電源の周波数を50[Hz]、降圧用コンデンサ511,512のキャパシタンスを4.7[μF]とすると、降圧用コンデンサ511,512のインピーダンスは、約677[Ω]となる。
ここで、トランス2で、一次コイル21側で50[V]の電圧を、二次コイル22側で35[V]に変換した場合を考える。第1出力電圧の電圧値Voutは、35[V]の交流をそのまま全波整流した電圧値となる。
一方、二次コイル22の電圧35[V]の場合、降圧用コンデンサ511,512に流れる電流は、約74[mA]となる。
そして、この場合、第2出力端子Po21,Po22間に接続される負荷RL2に電流を50mAに設定すると、第2出力端子Po21,Po22の電圧、すなわち、第2出力電圧の電圧値Vout2は約15.5[V]となる。
このように、本実施形態の構成を用いることで、50[V]の交流入力電圧から、35[V]と15.5[V]の直流出力電圧を得ることができる。
そして、このように、本実施形態の電源回路10を用いることで、単一の一次コイル21と単一の二次コイル22とを組み合わせたトランス20に交流電源100から一種類の交流電圧を印加して、電圧値の異なる二種類の直流電圧を出力することができる。
特に、第2出力端子に接続される負荷RL2における、負荷電流の変化等の負荷変動が小さい場合、本実施形態の構成は有用である。具体的には、降圧用コンデンサ511,512で生じる電圧降下は、降圧用コンデンサ511,512の容量、交流の周波数、負荷RL2に流れる負荷電流によって決まる。したがって、負荷変動が小さな負荷を用いれば、負荷電流は安定する。降圧用コンデンサ511,512の容量、交流の周波数は、一定であるので、負荷電流が安定することによって、降圧用コンデンサ511,512で降圧される電圧は安定する。
これにより、出力電圧毎に二次コイルを個別に備える従来の電源回路よりもトランスの形状を小さくすることができる。したがって、電源回路を従来構成よりも小型化できる。さらに、負荷変動が小さな場合、これに追随させるためにキャパシタンスを大きくする必要が無い。したがって、キャパシタンスの小さなコンデンサ、すなわち小型のコンデンサを降圧用コンデンサに用いることができる。これにより、さらに、電源回路を小型化することができる。
さらに、第2出力電圧を低下させるためにコンデンサを用いているので、抵抗を用いた場合のように熱損失を生じることがなく、抵抗のように発熱しないので、放熱用の部材を別途必要とせず、小型化が容易である。また、抵抗の場合は、電圧降下時に損失が発生するが、本実施形態に示すようにコンデンサを用いることで、損失を殆ど無くすことができる。これにより、低損失な電源回路を実現することができる。
また、本実施形態の構成では、降圧用コンデンサが、絶縁型のトランス20の二次側に配置されるので、一次側(商用電源側)に配置する場合のように、安全規格/電波規格の影響を受けず、部品選択や回路設計が容易になる。
また、降圧用コンデンサをトランス2の二次側に配置することで、電圧定格の低いコンデンサを利用でき、電源回路を低価格化できる。
また、トランス20の一次側(商用電源側)に、回路素子を配置しないため、一次側のスペースを小型化することができる。
また、絶縁型トランスを用いているため、全波整流回路から発生するノイズが、一次側に漏洩しない。
次に、第2の実施形態に係る電源回路について、図を参照して説明する。図3は、本発明の第2の実施形態に係る電源回路の回路図である。本実施形態の電源回路10Aは、第1の実施形態に示した電源回路10に対して、中間タップを追加した構成からなる。したがって、第1の実施形態と異なる箇所のみを具体的に説明する。
電源回路10Aの二次コイル22には、中間タップ223が接続されている。
第1出力端子Po11,Po12の間には、コンデンサ411とコンデンサ412との直列回路が接続されている。このコンデンサ411,412の直列回路が、本発明の第1平滑コンデンサに相当する。
第2出力端子Po21,Po22の間には、コンデンサ421とコンデンサ422との直列回路が接続されている。このコンデンサ421,422の直列回路が、本発明の第2の平滑コンデンサに相当する。
中間タップ223は、コンデンサ411,412の接続点、および、コンデンサ421,422の接続点に接続されている。
このような構成とすることで、正負ブリッジ整流回路を実現することができる。そして、このような構成であっても、コンデンサ511,512で電圧降下を実現でき、上述の第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
次に、第3の実施形態に係る電源回路について、図を参照して説明する。図4は、本発明の第2の実施形態に係る電源回路の回路図である。本実施形態の電源回路10Bは、第2の実施形態に示した電源回路10Aに対して、電圧降下を実現する回路を更に一つ追加したものである。したがって、異なる箇所のみを具体的に説明する。
二次コイル22の第1端221と、二次コイル22の第2端222とには、第2全波整流回路33が接続されている。すなわち、第1全波整流回路31と第2全波整流回路32,33は、二次コイル22に対して並列に接続されている。
第2全波整流回路33は、ダイオードD31,D32,D33,D34のブリッジ回路からなる。ダイオードD31のアノードは、ダイオードD34のカソードに接続されている。ダイオードD31のアノードとダイオードD34のカソードとの接続点は、第2全波整流回路33の第1入力端であり、二次コイル32の第1端221に接続されている。二次コイル22の第1端221と第3全波整流回路33の第1入力端との間には、降圧用コンデンサ531が接続されている。
ダイオードD32のアノードは、ダイオードD33のカソードに接続されている。ダイオードD32のアノードとダイオードD33のカソードとの接続点は、第2全波整流回路323第2入力端であり、二次コイル22の第2端222に接続されている。二次コイル22の第2端222と第2全波整流回路33の第2入力端との間には、降圧用コンデンサ532が接続されている。降圧用コンデンサ531,532には、同じキャパシタンスで、同じ電気特性を有するものを用いる。
ダイオードD31のカソードは、ダイオードD32のカソードに接続されている。ダイオードD31のカソードとダイオードD32のカソードとの接続点は、第2全波整流回路33の第1出力端となる。
ダイオードD33のアノードは、ダイオードD34のアノードに接続されている。ダイオードD33のアノードとダイオードD34のアノードとの接続点は、第2全波整流回路33の第2出力端となる。
第2全波整流回路33の第1出力端と第2出力端との間に接続されている。コンデンサ431,432の直列回路が接続されている。このコンデンサ431,432の直列回路が本発明の第2平滑コンデンサに相当する。コンデンサ431の第1出力端側(コンデンサ432に接続する側と反対側)は、電源回路10Bの第2出力端子Po31となる。コンデンサ432の第2出力端側(コンデンサ431に接続する側と反対側)は、電源回路10Bの第2出力端子Po32となる。
第2出力端子Po31,Po32の間には、負荷RL3が接続される。
二次コイル22の中間タップ223は、コンデンサ431,432の接続点にも接続されている。
このような構成として、降圧用コンデンサ511,512のキャパシタンスと、降圧用コンデンサ531,532のキャパシタンスとを異ならせれば、異なる三種類の直流電圧を出力することができる。また、降圧用コンデンサ511,512のキャパシタンスと、降圧用コンデンサ531,532のキャパシタンスとを同じにすれば、第1出力電圧とは異なり、互いに同じ電圧電流で、第2出力端子Po21,Po22および第2出力端子Po31,Po32から電力を供給することができる。
なお、本実施形態では、電圧降下を行う二次側の回路を二つ備える例を示したが、三つ以上であってもよい。また、本実施形態の構成を、第1の実施形態に示した中間タップを備えない構成に適用してもよい。
次に、本発明の応用例に係るアンプ回路について、図を参照して説明する。図5は本発明の応用例に係るアンプ回路の概略回路図である。
アンプ回路1は、電源回路10、プリアンプ2、およびパワーアンプ3を備える。
プリアンプ2の入力端子は、音響信号入力端子Sinに接続されている。プリアンプ2の出力端子は、パワーアンプ3の入力端子に接続されている。パワーアンプ3の出力端子は、音響信号出力端子Soutに接続されている。
電源回路10は、上述の第1の実施形態に示した回路構成からなる。電源回路10の入力端子Pi1,Pi2には、交流電源100が接続されている。電源回路10の第1出力端子Po11,Po12は、パワーアンプ3の電源端子に接続されている。電源回路10の第2出力端子Po21,Po22は、プリアンプ2の電源端子に接続されている。
電源回路10は、交流電源100からの交流電圧を、降圧変換および交流直流変換(AC−DC変換)して、直流の第1出力電圧Vout1および第2出力電圧Vout2を出力する。この際、上述のように、電源回路10内の降圧用コンデンサ511,512によって、第2出力電圧Vout2は、第1出力電圧Vout1よりも低電圧となる。
第2出力電圧Vout2は、プリアンプ2に供給される。プリアンプ2は、第2出力電圧Vout2で駆動し、音響信号入力端子Sinから入力された音響信号を増幅して、パワーアンプ3へ出力する。
第1出力電圧Vout1は、パワーアンプ3に供給される。パワーアンプ3は、第1出力電圧Vout1で駆動し、プリアンプ2から出力された音響信号を、さらに増幅して、音響信号出力端子Soutへ出力する。
このような構成とすることで、電源回路を小型化できることから、アンプ回路も小型化することができる。
ここで、プリアンプは、パワーアンプの入力側に配置されており、音響信号のレベルの微少な調整や音質調整のために利用させる。したがって、プリアンプは、供給電圧が低くてもよく、且つ、負荷変動が少ない。このような場合、電源回路10の降圧用コンデンサに流れる電流は安定し、降圧用コンデンサで降圧させる電圧も安定する。
したがって、降圧用コンデンサによって降圧した第2出力電圧Vout2を用いてプリアンプを駆動しても、アンプ全体の特性に悪影響を与えない。すなわち、上述のように小型化を実現しながら、所望の増幅特性からなるアンプ回路を実現することができる。
なお、本実施形態では、音響信号を増幅するアンプ回路を例に示したが、プリアンプとパワーアンプを備える他の機器にも適用することができる。
また、上述の説明では、全波整流回路を例に示したが、半波整流回路を用いることもできる。
1:アンプ回路、
2:プリアンプ、
3:パワーアンプ、
10,10A,10B:電源回路、
20:トランス、
21:一次コイル、
22:二次コイル、
31:第1全波整流回路、
32:第2全波整流回路、
41:第1平滑コンデンサ、
42:第2平滑コンデンサ、
411,412,421,422,431,432:コンデンサ、
511,512,531,532:降圧用コンデンサ、
100:交流電源

Claims (3)

  1. 入力端子に接続する一次コイル、および該一次コイルに結合する単一の二次コイルを備える絶縁型トランスと、
    前記二次コイルに並列に接続される第1整流回路および第2整流回路と、
    前記第1整流回路の出力端に接続される第1平滑コンデンサと、
    該第1平滑コンデンサの両端に接続される第1出力端子と、
    前記第2整流回路の出力端に接続される第2平滑コンデンサと、
    該第2平滑コンデンサの両端に接続され、前記第1出力端子に接続される第1の負荷よりも負荷変動が少ない第2の負荷に接続される第2出力端子と、
    前記二次コイルと前記第2整流回路との間に接続される降圧用コンデンサと、
    を備えた、電源回路。
  2. 前記第2整流回路、前記第2平滑コンデンサ、および前記第2出力端子の組は、前記二次コイルに対して複数備えられており、
    前記複数の第2整流回路に対して、それぞれ個別に前記降圧用コンデンサが接続されている、請求項1に記載の電源回路。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電源回路と、
    前記第1出力端子から電源供給を受けるパワーアンプと、
    前記パワーアンプの前段に接続され、前記第2出力端子から電源供給を受けるプリアンプと、を備えたアンプ回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106452115A (zh) * 2016-12-12 2017-02-22 梁正 一种能减少功耗和谐波污染的双桥式整流电路
JP2021009763A (ja) * 2019-06-28 2021-01-28 コイズミ照明株式会社 調光装置

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