JP5068281B2 - 色変換テーブル調整装置及び色変換テーブル調整プログラム - Google Patents
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Description
特に、近年は、高画質の要請が高まっており、色再現性に優れたフルカラープリンタ等の需要が増えている。
このため、フルカラープリンタ等を所有するユーザからは、色味に関するクレームや調整依頼が増えている。
典型的には、他のカラーデバイスと同等の色味を求められるケースが多く、例えば、以前使用していた他社製のプリンタで表現される「赤色」と同じ色味の再現を求められることがある。無論、ユーザは色彩学に関する高度な知識を有していないのが一般的であるため、このような大雑把な要求となることが多い。
これは、上述の例のように、「赤色」のみの調整に応じたピンポイントな色調整を行っただけでは、階調性を欠くことになるため、色空間全体を考慮した適切な調整が必要となるからである。
また、プリンタが再現できる色は、メーカ、機種、性能等のみならず、使用環境や経年によっても異なる。
このため、目標機2となる他の画像形成装置(上記の例で言う他社製のプリンタ)の特性を細密に分析し、その分析結果をもって対象装置のLUT(Look Up Table)のデータを変更する必要があった。
したがって、従来、色味の調整を適切に行うためには、相当の手間、時間、費用を要する問題が生じていた。
また、同文献には、出力デバイスの性能や環境等の違いによって異なる色域を補うための補正方法が示されており、例えば、再現画像信号の色域外に存在する目標画像信号の色彩値に対しては、色相を維持しつつ、明度が大きく異ならない最大彩度の色を類似色として用いるようにしている。
これは、対象とする画像形成装置によっては、その色域の境界面の形状が一定しておらず、相対する目標画像信号の色彩値によっても、その色空間における位置関係が不規則なものとなってしまい、再現性や階調性が大きく損なわれてしまうからである。
以下、本発明の好ましい実施形態について図1〜図12を参照して説明する。
まず、本実施形態の色変換テーブル調整装置の概要について図1を用いて説明する。
本実施形態では、画像形成機能を有する当該色変換テーブル調整装置(以下、被調整機1と呼ぶ。)の色変換の特性を、他の画像形成装置(以下、目標機2と呼ぶ。)の特性に近づけることで、被調整機1が、所望の色味とする目標機2の色味を再現することとしている。
このため、図1(a)に示すように、被調整機1においては、既存の変換テーブルによって行われる色変換の前工程において、入力色値(RGB形式)を他の入力色値(R'G'B')に変換するようにしている(RGB to R'G'B)。
具体的には、同図(b)に示すように、被調整機1の変換テーブルの逆変換テーブル(DIC to R'G'B)と目標機2の変換テーブル(RGB to DIC)とを合成させることによって色値調整テーブル(RGB to R'G'B)を新たに生成し、この色値調整テーブルを被調整機1の構成に組み込むことで所望の出力色値(CMYK形式)を得ることとしている。
また、DIC(Device Independent Color)、すなわち、「デバイスに依存しない色空間」を利用することによって、機器相互に異なる入出力特性の整合を正確にかつ合理的に行うようにしている。
同図に示すとおり、本実施形態の被調整機1は、集計部10と、マッピング処理部20と、色変換処理部30とを備えている。
また、同図に示すように、被調整機1は、本来、色変換に係る画像形成機能を有しており、RGBデータ等の入力画像を、色変換処理部30を介してCMYK等の画像に変換し、紙媒体等に出力することができる。
色域取得部11は、被調整機1に固有の色域(ガマット領域)を取得する処理を行う。
具体的には、まず、図3の図表に示すように、一定間隔の入力色値(RGB)にしたがって被調整機1が印刷した一連のカラーチャート(パッチ画像)を、付属する又は外部のスキャナ等で読み取る。
そして、RGB値にもとづいて被調整機1が出力した画像を、分光測色法等により測定することによってデバイスに依存しないXYZ値(三刺激値)を得るようにしている。
この結果、図4(白線)に示すように、被調整機1の現在の色域(ガマット領域)と各格子点を取得する。
同図は、測定値(XYZ値)にもとづき、色域をL*a*b*空間上に表したものである。
代表値の選出方法としては、例えば、標準偏差がある一定の閾値を超えるものに対して、段階的に平均との距離を検査して、その距離が最も長いデータを無効として、有効データのみで代表値を算出する方法がある。その他、相加平均、相乗平均、中央値、最頻度値等を用いて代表値を求めてもよい。
また、紙等の被印刷媒体におけるパッチ画像のムラやノイズによる影響を低減させるため、チャートの配列は、乱数をかけて同じ紙面上で不規則に分散させて配列することが好ましい(分散値の計算)。
これにより、被調整機1の色域の格子点に対応した目標機2の色域の位置(格子点)を目標点Tとして取得する。
具体的には、図3の図表に示すように、被調整機1でのチャート出力に用いた入力色値(RGB)と同じ入力色値(RGB)にもとづき、同様に目標機2からパッチ画像を出力させ、その画像の測定値から座標を求め、XYZ空間上の目標点Tを取得する。なお、同図では、(R,G,B)=(0,0,32)に対応する(X,Y,Z)=(5.62,6,4.86)が一目標点Tに対応する座標である。
この結果、図4(黒線)に示すように、目標機2の現在の色域及びその目標点Tを取得することができる。
すなわち、同図に示すように、デバイスに依存しない共通の色空間(XYZ空間)上に、被調整機1の色域と目標機2の色域とを共に表すことができ、このため正確な色差算出にもとづく正確な色調整を可能としている。
また、図5は、本実施形態のマッピング処理部の詳細な構成を示すブロック図である。
同図に示すように、補間処理部21は、近傍点検出手段211と、内外判定手段212と、補間演算手段213とを有している。
例えば、本実施形態では、最近傍に位置するもの(以下、最近傍点C1という)から順に4つの近傍点(C1〜C4)検出するようにしている。なお、近傍点の数は予め設定することが可能であり、変更することも可能である。
具体的には、近傍点Ckに接する複数の立方体ごとにその内外判定を行うことで、目標点Tが、被調整機1の色域の内部に有るか否かを判定する。
図6(a)は、目標点Tと最近傍点C1との関係を示したものであり、同図(b)は、近傍点Ckの周辺に8個の立方体(Cu1〜Cu8)が存在する様子を示すものである。
例えば、このような場合、内外判定手段212は、まず、Cu1の内部に目標点Tがあるか否かを分析し、次いで、Cu2〜Cu8までの同様の判定処理を順次行う。ただし、その途中のいずれかの立方体の内部に目標点Tが検出された時点で目標点Tは、被調整機1の色域の内部にあると判定され、その目標点Tに関する内外判定処理は終了する。
なお、内外判定における判定空間の重複を避けるため、以前に検出した近傍点やその内外判定に用いた周辺の格子点については、検出すべき近傍点の対象から除外するように近傍点検出手段211の実行を制御しても良い。
図7は、一の立方体を形成する複数の四面体について行われる内外判定処理を説明するための説明図である。
同図(a)及び(b)は、立方体Cu1を分割することによって、6つの四面体(Py1〜Py6)取得する処理を模式的に示したものである。
具体的には、取得した四面体のそれぞれに対し、四面体を形成する4つの三角平面の方程式F(t)を求め、その方程式に目標点Tの値(XYZ値)を代入した結果を算出する。
一般に、平面の方程式は、平面の法線ベクトルを(F1,F2,F3)とすると、F=F1x+F2y+F3z+F4で示すことができる。
なお、△abc、△acd、△abd及び△bcdの各方程式をそれぞれF(1)、F(2)、F(3)及びF(4)とする。
また、△abcの平面上であればF(1)=0となるので、点aの値を代入すると、nxx+nyy+nzz+F4=0となり、F4=−(nxx+nyy+nzz)となる。
したがって、F(1)=nxx+nyy+nzz−(nxax+nyay+nzaz)=nx(x−ax)+ny(y−ay)+nz(z−az)となる。
そして、この様な判定処理を、四面体abcdを構成する4つの三角平面についてそれぞれ行う。
この結果、すべての三角平面についてF(t)<0となった場合、目標点Tは四面体abcdの内部にあると判定する。また、いずれかの三角平面についてF(t)=0となった場合にはその三角平面上に目標点Tがあると判定する。また、いずれかの三角平面についてF(t)>0となった場合、目標点Tは四面体abcdの外部にあると判定する。
この結果、内外判定手段212は、いずれかの四面体の内部に目標点Tが検知されれば、目標点Tは被調整機1の色域の内部にあると判定する。
なお、内外判定手段212は、目標点Tが被調整機1の内部にあることが判定された時点でその目標点Tに関する内外判定を終了し、次の目標点Tの内外判定を行うようにする。
つまり、目標点Tが被調整機1の色域の内部にある場合には、その色値に関しては被調整機1によって再現することができる。
したがって、この様な場合、特段の補正処理は必要なく、理論上、目標の色値と同一の色値を被調整機1でも再現することが可能となる。
そして、求めた調整点の座標(X,Y,Z)からRGB形式に逆変換を行い、調整すべき入力色値R’G’B’を得る。
最近傍点位置判定手段221は、ある目標点Tが被調整機1の色域の内部にないと判定された場合にその目標点Tの最近傍に位置する格子点(最近傍点C1)がその色域の境界面上にあるか、色域の内部にあるか否かを判定する。
ここで、最近傍点C1は、被調整機1の色域を構成する格子点の一部であるため、色域の境界面上にあるか、色域の内部にあるか、を容易に判別することができる。
例えば、被調整機1の色域を取得した時点でその境界面にある格子点の座標やIDを記憶させておき、最近傍点位置判定の際に照合するようにしてもよい。
例えば、図9(a)に示すように、最近傍点C1と最近傍点C1に隣接する色域上の2格子点によって形成される三角平面を検索し、近傍点C1の周辺に存在する複数の三角平面を隣接面として取得するとよい。
中心点Mとしては、図9(a)に示すように、WhiteとBlackからなる明度軸の中間点に設定することができる。
そして、この中心点Mと目標点Tとを結ぶ線分TMと、色域の境界面上の交点Rの座標をベクトル演算にもとづいて求める。
図9(b)は、同図(a)から一隣接面と線分TMを取り出して表した図である。
ここでは、説明の都合上、近傍点C1をPとするとともに、この近傍点C1に隣接する境界面上の2つの格子点をそれぞれA、Bとし、隣接面を△PABとする。
まず、線分TMと、色域の境界面との交点Rが、△PABの面上に存在する条件を求めると、次の(式2)が成り立つ。
なお、目標点Tが被調整機の色域の外部にあることが条件となるため、交点Rが△PABの面上に存在するためには、以下の(式7)を満たす必要がある。
この結果、|TC1|が短いと判定された場合には、細分化処理を行って目標点Tに対応する調整点を求める。
具体的には、図10に示すように、最近傍点C1や最近傍点C1に隣接する格子点間で色空間を所定数に分割して格子点を増やし、全ての格子点の中から最小距離の格子点の座標を求める。
さらに、細分化補正部225は、距離判定手段224により|TC1|が短いと判定された場合にも、同様の細分化処理を経て目標点Tに対応する調整点を求める。
そして、これら調整点の座標、即ち、XYZ値をRGB形式に逆変換することによって調整すべき入力色値R’G’B’を得る。
色値調整テーブル生成部31は、所定の入力色値を、補間処理部21、細分化部22又は補正処理部23のいずれかによって算出した調整点の座標にもとづいて求められる入力色値に変換するための色値調整テーブルを生成する。
具体的には、色域取得の際に用いたカラーチャートのRGBと、対応するR’G’B’とを関連づけた変換テーブル(RGB to R'G'B')を生成する。
これにより、被調整機1に対する任意の入力画像に対し、目標機2の特性に応じた出力を実現できるようになり、所望の色味を再現できることとなる。
図11は、本実施形態に係る色変換テーブル調整装置の色変換調整の手順を示したフローチャートであり、図12は、その概略を示した概略図である。
まず、マッピング処理部20に属する補間処理部21では、近傍点検出手段211が、目標点Tの近傍点Ckを検出する(S2)。
ここで、内外判定手段212は、近傍点Ckにもとづき、目標点Tに対する内外判定を行う(S3)。具体的には、近傍点Ckを含む四面体を用いて四面体内部に目標点Tがあるか否かを判定する。
内外判定の結果、その目標点Tがその近傍点Ckを含むいずれの四面体の内部にないと判定された場合(S3:外部)、次の近傍点Ck+1の検出を試みる(S5)。
次の近傍点Ck+1があれば(S5:YES)、S3に戻り、再度その目標点Tについて内外判定を行う。
一方、次の近傍点Ck+1がなければ(S5:NO)、その目標点Tは、被調整機の色域内にはないと判定され、次のステップ(S6)に進む。
この結果、最近傍点C1が、その境界面上にあると判定された場合(S6:YES)、S7に進む。
S7では、細分化部22の隣接面算出手段222が、被調整機1の色域の境界面上における最近傍点C1の隣接面を求め、交点位置判定手段223が、目標点Tと色域の中心点Mを結ぶ線分TMと、境界面との交点Rを求め、交点Rがその隣接面上にあるか否かを判定する(S7)。
具体的には、目標点Tから交点Rに至る距離|TR|と、目標点Tから最近傍点C1に至る距離|TC1|とを比較する。
|TR|が|TC1|よりも短いと判定された場合(S8:|TC1|>|TR|)、補正処理部23は、交点Rを調整点とし、その調整点の座標(XYZ)から入力色値(R'G'B')を算出する(S9)。
一方、|TC1|が|TR|よりも短いと判定された場合(S8:|TC1|<|TR|)、細分化補正手段225は、最近傍点C1周辺を細分化して新たな格子点を求め、これらの格子点の中から目標点Tにより近く位置する一の格子点を調整点として求める(S10)。
そして、細分化補正手段225は、求めた調整点の座標(XYZ)からその入力色値(R'G'B')を算出する(S11)。
なお、S6において、最近傍点C1が、その境界面上にないと判定された場合(S6:NO)や、S7において、交点Rが隣接面上にないと判定された場合(S7:NO)においても、同様の細分化補正処理(S10〜S11)を行う。
まず、図11に示すように、色変換処理部30の色値調整テーブル生成部31は、S11で取得した調整点の入力色値(R'G'B')と、これに対応する入力色値(RGB)とにもとづき、色値調整テーブル(RGB to R'G'B')を生成する(S12)。
そして、テーブル編成部32は、生成した色値調整テーブルと既存の色変換テーブルとを結合する(S13)。
これにより、任意に入力されたRGBデータが色値調整テーブルによって一旦R’G’B’に変換(調整)され、続いて、このR’G’B’が既存の色変換テーブルによってCMYKに変換されて出力されることとなる。なお、この出力値は、目標機2が有する色変換の特性に既に調整されている。
このため、例えば、図12に示すリンゴの絵のように、対象となる画像データの色味が所望の色味に自動的に調整されたこととなる。
なお、プログラムの全部又は一部は、例えば、磁気ディスク,光ディスク,半導体メモリ,その他任意のコンピュータで読取り可能な記録媒体により提供され、記録媒体から読み出されたプログラムがコンピュータにインストールされて実行される。また、プログラムは、記録媒体を介さず、通信回線を通じて直接にコンピュータにロードし実行することもできる。
具体的には、被調整機1の色域と目標機2の色域とをデバイスに依存しないXYZ空間上に表し、目標の色値(目標点)と被調整機1の色域との位置関係にもとづいて色調整処理を一度に行うようにしている。このため、従来のように、色値を個々に調整する手間や時間を省くことができる。
具体的な色調整処理としては、まず、目標点Tの位置が被調整機1の色域の内部にあれば、四面体補間処理によって目標機2の色味に一致させるようにしている。
また、目標点Tの位置が被調整機1の色域の外部にある場合、細分化処理や距離判定を介して目標点Tに最も近くに位置する座標を求め、その座標の入力色値に収束させるようにしている。
具体的には、入力色値を他の入力色値に変換する色値調整テーブルを新たに組み込み、その変換処理を経て得た入力色値を既存の色変換テーブルを通して出力するようにしている。
この色値調整テーブルは、例えば、入力画像データの色値(RGB)に対して、目標の色又はこれに最も近い色を表現しうる同じ入力形式の他の色値(R'G'B')を求め、この入力画像データの色値(RGB)と、他の色値(R'G'B')との対応付けることによって生成するようにしている。
このため、従来のように次元が異なる色変換(RGB→CMUK:三次元→四次元)を必要とせず、同次元変換にもとづく簡易演算を可能としている。
また、画像形成機能に特段の改良を加えることなく、所定の演算処理のみによってすべての処理を自動的に実行させることができる。
このため、高度な知識を持たない技術者のみならず、色彩学に知識がない一般的な利用者等によっても、画像形成装置における最適な色味調整が可能となる。
また、従来の画像形成装置をそのまま利用することも可能である。
例えば、カラープリンタなどの印刷装置のみならず、カラーディスプレイやファクシミリ装置などカラー画像処理を行う様々な画像処理装置に応用することができる。
10 集計部
11 色域取得部
20 マッピング処理部
21 補間処理部
211 近傍点検出手段
212 内外判定手段
213 補間演算手段
22 細分化部
221 最近傍点位置判定手段
222 隣接面算出手段
223 交点位置判定手段
224 距離判定手段
225 細分化補正手段
23 補正処理部
30 色変換処理部
31 色値調整テーブル生成部
32 テーブル編成部
Claims (10)
- 入力色値と出力色値とが対応づけられた色変換テーブルを有する画像形成装置の色に関する入出力特性を、他の画像形成装置に関する前記入出力特性に一致又は近似させるための色変換テーブル調整装置であって、
所定の入力色値にもとづいて前記画像形成装置が実際に出力した画像からその入力色値の所定色空間上の位置を示す格子点と、この格子点からなる領域を前記画像形成装置が現に有する色域として求めるとともに、前記所定の入力色値と同値の入力色値にもとづき前記他の画像形成装置が実際に出力した画像からその入力色値の前記色空間上の位置を目標点として求める色域取得部と、
前記画像形成装置の有する色域内で前記目標点に対応する点を調整点として算出する補間処理部と、
前記所定の入力色値を、前記補間処理部が算出した前記調整点の位置に対応する入力色値に変換するための色値調整テーブルを生成する色値調整テーブル生成部と、
任意の入力色値を前記色値調整テーブルによって変換し、その変換後の入力色値を、前記色変換テーブルの入力色値として入力させるテーブル編成部と、を備え、
前記補間処理部は、
前記色空間上における前記目標点と前記格子点との距離にもとづき当該目標点の近傍に配置する所定数の前記格子点を近傍点として検出する近傍点検出手段と、
前記近傍点及び/又はその近傍点に隣接する格子点にもとづく内外判定によって、前記目標点が前記色域の内部にあるか否かを判定する内外判定手段と、
前記目標点が前記色域の内部にあると判定された場合に、その目標点に隣接する格子点にもとづく補間処理によって前記調整点の座標を算出する補間演算手段と、を有する
ことを特徴とする色変換テーブル調整装置。 - 前記内外判定手段は、
前記近傍点及びその近傍点に隣接する格子点により形成される6個の四角形からなる六面体の内部に前記目標点があるか否かによって、当該目標点が前記色域の内部にあるか否かを判定する請求項1記載の色変換テーブル調整装置。 - 前記内外判定手段は、
前記六面体を分割して得られる四面体の内部に前記目標点があるか否かによって、当該目標点が前記六面体の内部にあるか否かを判定する請求項2記載の色変換テーブル調整装置。 - 前記内外判定手段は、
前記目標点が前記四面体の内部にあるか否かの判別を、当該四面体を形成する4個の三角平面を用いた所定の四面体判定処理によって四面体ごとに行い、いずれかの四面体の内部に前記目標点があると判別した場合にその目標点は前記立方体又は前記色域の内部にあると判定し、すべての四面体の内部に前記目標点がないと判別した場合にその目標点は前記六面体又は前記色域の内部にないと判定する請求項3に記載の色変換テーブル調整装置。 - 前記近傍点の中から前記目標点に最も近傍にある近傍点を最近傍点として検出する前記近傍点検出手段と、
前記目標点が前記色域の内部にないと判定された場合に、前記最近傍点が前記色域の境界面上にあるか否かを判定する最近傍点位置判定手段と、
前記最近傍点が前記色域の境界面上にあると判定された場合に、当該最近傍点に隣接する前記色域の境界面上の格子点を求め、求めた複数の格子点と前記最近傍点とによって形成される隣接面を求める隣接面算出手段と、
前記目標点と前記色域の中心とを結ぶ線分と前記境界面との交点が前記隣接面の面上にあるか否かを判定する交点位置判定手段と、
前記交点が前記隣接面の面上にあると判定された場合に、前記交点から前記目標点までの第一距離及び前記最近傍点から前記目標点までの第二距離を測定し、そのいずれが短いかを判定する距離判定手段と、
前記最近傍点位置判定手段により前記最近傍点が前記色域の境界面上にないと判定された場合、前記交点位置判定手段により前記交点が前記隣接面の内側にないと判定された場合、又は、前記距離判定手段により前記第二距離が短いと判定された場合、前記最近傍点に隣接する各格子点間の座標空間を分割して得られる格子点を含めたすべての格子点の中から前記目標点との距離が最小となる格子点の座標を前記調整点の座標として算出する細分化補正手段と、を備える請求項1乃至4のいずれか一項記載の色変換テーブル調整装置。 - 前記距離判定手段により前記第一距離が短いと判定された場合、所定のベクトル演算にもとづいて前記交点の座標を前記調整点の座標として算出する補正処理部を備える請求項5記載の色変換テーブル調整装置。
- 前記所定色空間は、XYZ空間又はL*a*b*空間である請求項1乃至6のいずれか一項記載の色変換テーブル調整装置。
- 前記補間演算手段における前記補間処理は、
前記色域の内部にあると判定された目標点の座標を、その目標点を包含する一の四面体とその四面体を形成する4つの四面体との体積率にもとづく次式によって求め、その目標点の座標を前記調整点の座標として算出する請求項1乃至7のいずれか一項記載の色変換テーブル調整装置。
- 前記内外判定手段における前記四面体判定処理は、
前記四面体を形成する各三角平面を示す次式F(t)(ただし、t=1〜4)を求め、この式に目標点の座標(nx,ny,nz)を代入して得た結果、すべての三角平面についてF(t)<0となった場合、前記目標点はその四面体の内部にあると判定し、いずれかの三角平面においてF(t)=0となった場合、前記目標点はその三角平面上にあると判定し、いずれかの三角平面においてF(t)>0となった場合、前記目標点は四面体の外部にあると判定する請求項4記載の色変換テーブル調整装置。
F(t)=nx(x−ax)+ny(y−ay)+nz(z−az)
ただし、三角平面の各頂点をa,b,cとした場合の、ベクトルaを(ax,ay,az)とし、ベクトルbとベクトルcとからなる三角平面の法線ベクトルnをn=b×c=(nx,ny,nz)とする。 - 入力色値と出力色値とが対応づけられた色変換テーブルを有する画像形成装置の色に関する入出力特性を、他の画像形成装置に関する前記入出力特性に一致又は近似させるためのコンピュータを、
所定の入力色値にもとづき前記画像形成装置が実際に出力した画像からその入力色値の所定色空間上の位置を示す格子点と、この格子点からなる領域を前記画像形成装置が現に有する色域として求めるとともに、前記所定の入力色値と同値の入力色値にもとづき前記他の画像形成装置が実際に出力した画像からその入力色値の前記色空間上の位置を目標点として求める色域取得手段、
前記画像形成装置の有する色域内で前記目標点に対応する点を調整点として算出する補間処理手段、
前記所定の入力色値を、前記補間処理手段が算出した前記調整点の位置に対応する入力色値に変換するための色値調整テーブルを生成する色値調整テーブル生成手段、
任意の入力色値を前記色値調整テーブルによって変換し、その変換後の入力色値を、前記色変換テーブルの入力色値として入力させるテーブル編成手段、
として機能させるとともに、
前記補間処理手段を、
前記色空間上における前記目標点と前記格子点との距離にもとづき当該目標点の近傍に配置する所定数の前記格子点を近傍点として検出する近傍点検出手段、
前記近傍点及び/又はその近傍点に隣接する格子点にもとづく内外判定によって、前記目標点が前記色域の内部にあるか否かを判定する内外判定手段、
前記目標点が前記色域の内部にあると判定された場合に、その目標点に隣接する格子点にもとづく補間処理によって前記調整点の座標を算出する補間演算手段、
として機能させることを特徴とする色変換テーブル調整プログラム。
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