JP5066189B2 - 試験装置、試験方法、およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、試験装置、試験方法、およびプログラムに関する。特に本発明は、被試験デバイスを試験する試験装置、試験方法、および試験装置のプログラムに関する。
試験装置は、試験対象となるIC、LSI、メモリ、SoC(システム・オン・チップ)等の被試験デバイスに対して試験信号を供給し、被試験デバイスからの出力信号の値をストローブ信号により取得し、取得した出力信号と期待値とを比較して試験結果を得る。特許文献1には、試験装置に用いられるプログラムが正常に動作するか否かを試験するデバッグ装置が開示されている。このデバッグ装置は、ストローブ信号が出力されないような測定条件が設定されている場合であっても擬似的な試験装置による試験結果がパスになるフリーパス状態がプログラムのどの部分で発生するかを特定することができる(段落0003、0048)。
特開平11−295393号公報
近年の試験装置の高機能化に伴い、ストローブ信号が出力されない場合の他にも、論理比較がディセーブルされる場合等にもフリーパス状態が発生しうる。また、被試験デバイスの開発者は、デバイスの試験プログラムを試験装置の実機上で高速に実行してフリーパス状態を早く検出することにより、試験プログラムのデバッグを早く行いたい場合もある。
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる試験装置、試験方法、およびプログラムを提供することを目的とする。この目的は請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
本発明の第1の形態によると、被試験デバイスを試験する試験装置であって、被試験デバイスが出力するデバイス出力信号の期待値を発生し、デバイス出力信号と期待値とを比較すべき試験サイクルにおいて比較イネーブル信号を出力するパターン発生部と、デバイス出力信号を取得すべきタイミングを示すストローブ信号を発生するタイミング発生部と、比較イネーブル信号が出力されたことを条件として、デバイス出力信号と期待値とを比較する、被試験デバイスの複数の端子に対応した複数の論理比較部と、ストローブ信号が発生されず、または、比較イネーブル信号が出力されないことを条件として、当該試験サイクルが、論理比較が行われないフリーパスサイクルであることを検出し、フリーパス検出対象となる予め定められた試験サイクル期間の間論理比較が行われなかったことを条件として、フリーパス状態が発生したことを示すフリーパス信号を、パターン発生部に対して供給する、被試験デバイスの複数の端子に対応した複数のフリーパス検出部と、複数の端子に対応する複数のフリーパス検出部から出力されたフリーパス信号の論理積を示す合成フリーパス信号をパターン発生部に供給するフリーパス合成部と、を備える試験装置と、当該試験装置に関する試験方法およびプログラムとを提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本実施形態に係る試験装置20の構成を示す。 本実施形態に係る試験モジュール120の構成を示す。 本実施形態に係るフリーパス検出部280の構成を示す。 本実施形態に係るフリーパス検出部280の動作を示す真理値表である。 本実施形態に係る制御装置100が表示する期待値パターンの一例を示す。 本実施形態に係る制御装置100が表示する論理比較の結果パターンの一例を示す。 本実施形態に係るコンピュータ10の構成を示す。
符号の説明
20 試験装置
50 DUT
100 制御装置
110 テスタバス
120a〜c 試験モジュール
200 周期発生部
202 周期信号線
210 パターン発生部
211 周期制御線
212 試験パターン信号線
214 比較イネーブル信号線
216a〜b ストローブイネーブル信号線
217 フリーパスクリア信号線
218 期待値パターン信号線
220 タイミング発生部
222 パターン発生タイミング信号線
224 ストローブタイミング信号線
230a〜b パルスパターン発生部
232a〜b 試験信号線
240a〜b 比較タイミング発生部
242a〜b ストローブ信号線
244a〜b オープン信号線
250a〜b タイミング比較部
251a〜b デバイス出力信号線
252a〜b デバイス出力論理信号線
260a〜b 論理比較部
270 比較結果メモリ
280a〜b フリーパス検出部
282a〜b フリーパス信号線
284a〜b 比較制御線
290 フリーパス合成部
292 合成フリーパス信号線
310 論理演算回路
312 論理演算回路
315 フリップフロップ
325 フリップフロップ
500 フリーパス表示
600 フリーパス表示
10 コンピュータ
1000 CPU
1010 ROM
1020 RAM
1030 通信インターフェイス
1035 テスタバスインターフェイス
1040 ハードディスクドライブ
1050 FDドライブ
1060 CD−ROMドライブ
1070 I/Oチップ
1080 表示装置
1090 フレキシブルディスク
1095 CD−ROM
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る試験装置20の構成をDUT50と共に示す。本実施形態に係る試験装置20は、各種の条件により発生するフリーパス状態を実機上で検出する。
試験装置20は、DUT50(Device Under Test、被試験デバイス)に接続され、DUT50を試験する。試験装置20は、制御装置100と、テスタバス110と、試験モジュール120とを備える。
制御装置100は、DUT50の試験を制御する。すなわち、制御装置100は、テスタバス110を介して複数の試験モジュール120を制御して、試験モジュール120によるDUT50の試験を制御する。より具体的には、制御装置100は、テスタバス110を介して、試験モジュール120内の各種のレジスタおよびメモリに試験に用いる各種のデータを書き込み、またこれらのレジスタおよびメモリに格納されたデータを読み出す。また、制御装置100は、テスタバス110を介して、試験モジュール120からの割り込みを受け取り、割込要因に応じた処理を行う。
テスタバス110は、制御装置100と、複数の試験モジュール120のそれぞれとを接続する。本実施例において、テスタバス110は、例えばPCI等のバスであってよい。これに代えて、テスタバス110は、制御装置100と複数の試験モジュール120のそれぞれとを接続するスイッチ等であってもよい。
試験モジュール120は、DUT50を試験するための試験パターンデータに含まれる試験シーケンス中の試験命令を順次実行して、それぞれの試験命令に対応する試験パターンに応じた試験信号をDUT50に供給する。また、試験モジュール120は、DUT50が試験信号に応じて出力するデバイス出力信号を試験命令に対応する期待値パターンに応じた期待値と比較して、出力信号の良否を判定する。
図2は、本実施形態に係る試験モジュール120の構成を示す。試験モジュール120は、周期発生部200と、パターン発生部210と、タイミング発生部220と、1または複数のパルスパターン発生部230(230a〜b)と、1または複数の比較タイミング発生部240(240a〜b)と、1または複数のタイミング比較部250(250a〜b)と、1または複数の論理比較部260(260a〜b)と、比較結果メモリ270と、1または複数のフリーパス検出部280(280a〜b)と、フリーパス合成部290とを備える。各パルスパターン発生部230は、DUT50の1または複数のデバイス入力端子のそれぞれに対応して設けられ、各比較タイミング発生部240、各タイミング比較部250、各論理比較部260、および各フリーパス検出部280は、DUT50の1または複数のデバイス出力端子のそれぞれに対応して設けられる。
周期発生部200は、DUT50を試験する試験サイクルを規定する周期信号RATEを発生して、周期信号線202を介してパターン発生部210、タイミング発生部220および試験モジュール120内の各種の構成要素に供給する。具体的には、周期発生部200は、それぞれの試験サイクルにおいて、試験装置20の基準クロックのパルスを次の試験サイクルの開始タイミングまで遅延させることにより、周期信号RATEを発生する。また、周期発生部200は、周期制御線211を介して受け取る周期制御信号RATECTLに基づいて、試験サイクル毎に試験サイクルの長さを変更してよい。
パターン発生部210は、DUT50の各デバイス入力端子に供給すべき各試験信号TESTSを規定する各試験パターンPATと、DUT50が各デバイス出力端子から出力する各デバイス出力信号の各期待値EXPを発生する。本実施形態において、パターン発生部210は、シーケンシャル・パターン発生器であり、テスタバス110によって内部のパターンメモリに書き込まれた試験パターンデータに含まれる試験シーケンス中の各試験命令を試験サイクル毎に順次実行する。そして、パターン発生部210は、実行した各試験命令に対応してパターンメモリに格納された試験パターンPATを、試験パターン信号線212を介して各パルスパターン発生部230に供給する。また、パターン発生部210は、実行した各試験命令に対応してパターンメモリに格納された期待値EXPを、各論理比較部260に供給する。これに代えて、パターン発生部210は、予めアルゴリズム・メモリに記憶されたアルゴリズムにしたがって試験パターンおよび期待値パターンを発生するアルゴリズミック・パターン発生器であってもよい。
一例として、パターン発生部210は、各試験サイクルにおいて、ローレベルを示す"L"、ハイレベルを示す"H"、ハイインピーダンスを示す"Z"、および、デバイス出力信号DUTSおよび期待値EXPを比較しないドントケアを示す"X"のいずれかの値を取る期待値EXPを発生してよい。
また、パターン発生部210は、デバイス出力信号DUTSと期待値EXPとを比較すべき試験サイクルにおいて、比較イネーブル信号CPEを発生して、比較イネーブル信号線214を介してフリーパス検出部280へと出力する。ここで、パターン発生部210は、予め指定された試験サイクル期間中において、デバイス出力信号と期待値とを比較することを示す比較イネーブル信号CPE(一例として論理値"1")を出力する。これにより、パターン発生部210は、指定された試験サイクル期間を、デバイス出力信号と期待値とを比較する論理比較サイクル期間とすることができる。一方、パターン発生部210は、指定された試験比較サイクル期間以外において、比較することを示す論理値"1"の比較イネーブル信号を出力せず、比較しないことを示す論理値"0"を出力する。
本実施形態において、パターン発生部210は、試験パターンデータ中における、デバイス出力信号DUTSと期待値EXPとの論理比較すべき期間を示す1または複数のコンペア・ウィンドウをコンペア・ウィンドウ・レジスタに記憶する。より具体的には、当該コンペア・ウィンドウ・レジスタは、複数のコンペア・ウィンドウのそれぞれについて、論理比較を開始する開始サイクル番号および論理比較を終了する終了サイクル番号の組を記憶する。そして、パターン発生部210は、実行中の試験サイクル番号がコンペア・ウィンドウ・レジスタに記憶されたいずれかのコンペア・ウィンドウに含まれる場合に、比較イネーブル信号CPEを発生する。
また、パターン発生部210は、フリーパス検出部280が検出したフリーパス状態をクリアすることを指示するクリア信号FPCLRを、フリーパスクリア信号線217を介して各フリーパス検出部280へと供給する。パターン発生部210は、フリーパスの検出対象となる試験パターンをDUT50に供給するのに先立ってクリア信号FPCLRをフリーパス検出部280へと供給し、フリーパス検出部280内部のフリーパス状態をクリアしてもよい。また、パターン発生部210は、フリーパス検出対象となる予め定められた試験サイクル期間、すなわち例えば試験装置20のユーザにより指定された試験サイクル期間、に先立ってクリア信号FPCLRをフリーパス検出部280へと供給してもよい。
また、パターン発生部210は、フリーパス合成部290から合成フリーパス信号線292を介してフリーパス信号FPASSまたは合成フリーパス信号を受け取る。ここで、フリーパス信号FPASSは、フリーパス状態を示す信号であり、合成フリーパス信号FPASSALLは、各フリーパス信号FPASSを全デバイス出力信号DUTSについて合成した信号である。そして、パターン発生部210は、フリーパス信号FPASSまたは合成フリーパス信号FPASSALLを受け取ったことに応じて、制御装置100に対する割り込みを発生する。
また、パターン発生部210は、試験パターンデータ内にそれぞれの試験サイクルの長さを示す試験周期が指定されている場合において、試験サイクル毎に周期制御線211を介して周期制御信号RATECTLを周期発生部200に供給して、試験周期の長さを制御する。
タイミング発生部220は、周期発生部200から受け取る周期信号RATEに応じた各試験サイクル毎に、試験信号TESTSを発生すべきタイミングを示すパターン発生タイミング信号CKDPと、デバイス出力信号を取得すべきタイミングを示すストローブタイミング信号CKDSとを発生する。具体的には、タイミング発生部220は、それぞれの試験サイクルにおいて、基準クロックのパルスを、試験周期の開始タイミングから試験パターンおよび期待値パターンにより指定されうる複数のパターン発生タイミングおよびストローブタイミングだけ遅延させた位置に移相させる複数のパターン発生タイミング信号CKDPおよびストローブタイミング信号CKDSを発生する。一例として、パターン発生タイミング信号CKDPおよびストローブタイミング信号CKDSは、基準クロックをクロック周期単位で遅延させた粗遅延信号と、クロック周期未満の遅延量を示す微小遅延信号との組であってよい。
各パルスパターン発生部230は、試験信号線232を介してDUT50の対応するデバイス入力端子に試験信号TESTSを供給する。具体的には、パルスパターン発生部230は、試験サイクル毎に、試験パターン信号線212から受け取った対応する試験パターンPATに応じ、かつ、当該試験パターンPATに応じたパターン発生タイミングCKDPで変化する波形を有する試験信号TESTSを発生する。そして、パルスパターン発生部230は、発生した試験信号TESTSを、ドライバDRを介してDUT50へと供給する。ここで、パルスパターン発生部230は、パターン発生タイミング信号CKDPの粗遅延信号を、微小遅延信号により指定された遅延量だけ可変遅延回路により遅延させて、試験パターンに対応する波形の変化タイミングを定める。
比較タイミング発生部240は、タイミング発生部220と共に本発明に係るタイミング発生部として機能する。各比較タイミング発生部240は、ストローブタイミング信号線224を介して受け取るストローブタイミング信号CKDSと、期待値パターン信号線218を介して受け取る期待値EXPとに基づいて、試験サイクル毎にストローブ信号STRB、ストローブイネーブル信号STRBE、およびオープン信号OPENを発生する。具体的には、比較タイミング発生部240は、対応する期待値EXPに応じたストローブタイミング信号CKDSの粗遅延信号を、微小遅延信号に応じた遅延量だけ可変遅延回路により遅延させて、デバイス出力信号DUTSを取り込むべきタイミングを示すストローブ信号STRBを発生する。そして比較タイミング発生部240は、発生したストローブ信号STRBを、ストローブ信号線242を介して対応するタイミング比較部250へと供給する。
また、比較タイミング発生部240は、各試験サイクルにおいて、デバイス出力信号を取得すべきタイミングを示すストローブ信号STRBの発生を、試験プログラムにより指定された条件に基づいて許可または禁止する。例えば、比較タイミング発生部240は、ストローブ信号STRBの発生を許可または禁止することを指定するためのストローブイネーブル・レジスタを有し、当該ストローブイネーブル・レジスタの値に応じてストローブ信号STRBを発生するか否かを制御する。このストローブイネーブル・レジスタは、試験条件等に応じて試験装置20のユーザにより設定されてよく、これに代えて試験プログラムによる指定に基づいて制御装置100により設定されてもよい。
そして、比較タイミング発生部240は、各試験サイクルにおいて、ストローブイネーブル・レジスタの値によりストローブ信号STRBの発生が許可されている場合に、ストローブイネーブル信号線216を介して各フリーパス検出部280にストローブイネーブル信号STRBEを供給する。また、比較タイミング発生部240は、ストローブ信号STRBを発生しない試験サイクルにおいて、オープンサイクルであることを示すオープン信号OPENをオープン信号線244を介して対応するフリーパス検出部280へ供給する。
各タイミング比較部250は、DUT50の対応するデバイス出力端子からデバイス出力信号線251およびレベルコンパレータCPを介して受け取ったデバイス出力信号DUTSの論理値を、ストローブ信号STRBのタイミングで取得する。そして、タイミング比較部250は、取得したデバイス出力信号DUTSの論理値を示すデバイス出力論理信号DUTS'を、デバイス出力論理信号線252を介して対応する論理比較部260へと供給する。
各論理比較部260は、各試験サイクルにおいて、パターン発生部210から比較イネーブル信号CPEが出力されたことを条件として、デバイス出力信号DUTSと期待値EXPとを比較する。より具体的には、各論理比較部260は、対応するフリーパス検出部280が比較イネーブル信号CPEならびに対応するストローブイネーブル信号STRBEおよびオープン信号OPENに基づき出力した比較制御信号CPCTLを比較制御線284を介して受け取り、論理比較することを指定された試験サイクルにおいてデバイス出力信号DUTSの論理値DUTS'と期待値EXPとを比較する。そして、論理比較部260は、各試験サイクルにおける論理比較の結果(PASSまたはFAIL)を比較結果メモリ270に書き込む。
比較結果メモリ270は、それぞれの試験サイクルについて、各デバイス出力端子からのデバイス出力信号DUTSと対応する期待値EXPとの論理比較の結果を各論理比較部260から受け取り格納する。
各フリーパス検出部280は、対応する比較タイミング発生部240からストローブイネーブル信号STRBEおよびオープン信号OPENを受け取り、またパターン発生部210から比較イネーブル信号CPEを受け取って、各試験サイクルが、DUT50の対応するデバイス出力端子からのデバイス出力信号DUTSの論理比較が行われないフリーパスサイクルであるか否かを検出する。本実施形態において、フリーパス検出部280は、対応する比較タイミング発生部240からストローブ信号STRBが発生されず、または、パターン発生部210から比較イネーブル信号CPEが出力されないことを条件として、当該試験サイクルが、論理比較が行われないフリーパスサイクルであることを検出する。更に、フリーパス検出部280は、フリーパス検出対象となる試験サイクル期間の間論理比較が行われなかったことを条件として、フリーパス状態の発生を検出する。より具体的には、フリーパス検出部280は、フリーパス検出対象となる試験サイクル期間の間に、フリーパスサイクルでない試験サイクルが存在した場合にフリーパス状態の発生を検出せず、フリーパスサイクルでない試験サイクルが存在しなかった場合にフリーパス状態の発生を検出してよい。そして、各フリーパス検出部280は、対応するデバイス出力信号DUTSについてフリーパス状態が発生したことを示すフリーパス信号を、フリーパス信号線282およびフリーパス合成部290を介してパターン発生部210に対して供給する。
フリーパス合成部290は、DUT50の複数の端子に対応する複数のフリーパス検出部280からフリーパス信号FPASSを受けて、これら複数のフリーパス信号FPASSを合成して、合成フリーパス信号線292を介してパターン発生部210へと供給する。フリーパス合成部290は、一例として、複数のデバイス出力端子に対応する複数のフリーパス検出部280から出力されたフリーパス信号FPASSの論理積を示す合成フリーパス信号FPASSALLをパターン発生部210に供給してよい。これにより、フリーパス合成部290は、論理比較の対象となる全てのデバイス出力端子がフリーパス状態であったことを条件として、試験装置20全体としてのフリーパス状態を検出することができる。
また、フリーパス合成部290は、他の例として、複数のフリーパス検出部280のうち予め制御装置100により指定されたフリーパス検出部280から出力されたフリーパス信号FPASSを選択して、パターン発生部210に供給してもよい。
更にフリーパス合成部290は、上記の論理積による合成フリーパス信号FPASSALL、および選択されたフリーパス信号FPASSのうち少なくとも2つの中から、予め選択された合成フリーパス信号FPASSALLまたはフリーパス信号FPASSをパターン発生部210へと供給してもよい。
これを実現するために、各フリーパス検出部280は、対応するDUT50の端子がフリーパスの検出対象か否かを示すレジスタと、フリーパス検出対象でない場合に強制的にフリーパス信号FPASSをフリーパス未検出を示す値("1")とする回路とを有してよい。これにより、フリーパス合成部290は、全てのフリーパス信号の論理積をとることにより、合成フリーパス信号FPASSALLまたはフリーパス検出対象のフリーパス信号FPASSを出力することができる。
これに代えて、フリーパス合成部290は、各フリーパス検出部280からのフリーパス信号FPASSのうち、フリーパス検出対象でないDUT50の端子に対応するフリーパス検出部280からのフリーパス信号FPASSをマスクして、合成フリーパス信号FPASSALLまたはフリーパス検出対象のフリーパス信号FPASSを出力してもよい。
以上に示した試験装置20によれば、各種の条件により発生するフリーパス状態を実機上で適切に検出することができる。また、試験装置20によれば、複数のデバイス出力端子の少なくとも1つがフリーパス状態であること、または、全てがフリーパス状態であること、予め選択されたデバイス出力端子がフリーパス状態であること等の条件を組み合わせることができ、試験装置20の使用者が発見したいフリーパス状態を適切に検出することができる。
なお、フリーパス合成部290は、複数のデバイス出力端子に対応する複数のフリーパス検出部280のうち、指定された2以上のフリーパス検出部280を選択して、選択されたフリーパス検出部280からのフリーパス信号FPASSに基づいて上記の合成フリーパス信号FPASSALLを生成してもよい。一例として制御装置100は、これら2以上のフリーパス検出部280を指定する設定データを、フリーパス合成部290内の設定レジスタに書き込むことにより2以上のフリーパス検出部280を選択してもよい。
図3は、本実施形態に係るフリーパス検出部280の構成を示す。フリーパス検出部280は、比較タイミング発生部240から受け取るストローブイネーブル信号STRBEおよびオープン信号OPENと、パターン発生部210から受け取る比較イネーブル信号CPEとに基づいて、対応するデバイス出力端子の論理比較を制御する比較制御信号CPCTLと、対応するデバイス出力端子のフリーパス状態を示すフリーパス信号FPASSとを出力する。
フリーパス検出部280は、論理演算回路310と、論理演算回路312と、フリップフロップ315と、フリップフロップ325とを有する。論理演算回路310は、216からの入力と、オープン信号線244からの入力の否定と、比較イネーブル信号線214からの入力との論理積を出力することにより、ストローブイネーブル信号STRBEと、オープン信号OPENの否定と、比較イネーブル信号とが全て論理値"1"である場合に論理値"1"を出力する。これにより論理演算回路310は、各試験サイクルがフリーパスサイクルである場合に論理値"0"を出力し、フリーパスサイクルで無い場合に論理値"1"を出力する。
論理演算回路312は、周期信号RATEと論理演算回路310の出力との論理積をとる。フリップフロップ315は、フリーパス検出対象となる試験サイクル期間に先立ってパターン発生部210からのクリア信号CLRによりリセットされる。そして、フリップフロップ315は、論理演算回路312の出力が論理値"1"であることを条件として基準クロックSYSCLKのタイミングで論理値"1"を取得する。したがって、フリップフロップ315は、周期信号RATEにより指定される、試験サイクルにおける先頭の基準クロックSYSCLKのタイミングにおいて、論理演算回路310の出力が論理値"1"であった場合に論理値"1"を取得することにより、フリーパス検出対象の試験サイクル期間中にフリーパスサイクルでない試験サイクルが存在したことを記憶する。そして、フリップフロップ315は、記憶した論理値の否定値をフリーパス信号FPASSとして出力する。
フリップフロップ325は、周期信号RATEにより指定される、試験サイクルにおける先頭の基準クロックSYSCLKのタイミングにおいて、論理演算回路310の出力を取得し、比較制御信号CPCTLとして出力する。
論理比較部260は、この比較制御信号CPCTLが論理値"1"の場合に論理比較をし、論理値"0"の場合に論理比較をしないことで、適切に論理比較をすることができる。
以上に示した通り、フリーパス検出部280によれば、ストローブ信号STRBが発生されず、または、論理比較が行われない試験サイクル(すなわちフリーパスサイクル)において論理値"1"となり、ストローブ信号STRBが発生され、かつ、論理比較が行われる試験サイクルであることを条件として論理値"0"となる信号を出力することができる。そして、フリーパス状態を検出する検出部として機能するフリップフロップ315は、フリーパス検出対象の試験サイクル期間中にフリーパスサイクルで無い試験サイクルが存在した場合に"1"を取得し、フリーパス信号FPASSを"0"に切り替えることができる。
なお、本実施形態において、フリーパス検出部280は、ストローブ信号STRBが発生されず、または、比較イネーブル信号が出力されないことを必要条件として、フリーパス状態を検出するが、これに代えて、更に他の条件が成立した場合にもフリーパス状態を検出するように構成されてもよい。
また、フリーパス検出部280は、フリーパス検出対象でないフリーパス信号FPASSを強制的に"1"とするために、一例としてフリップフロップ315の出力とフリーパス検出対象で無い場合に"1"となる論理信号との論理和をフリーパス合成部290へと出力してもよい。
図4は、本実施形態に係るフリーパス検出部280の動作を示す真理値表である。
フリップフロップ315は、クリア信号FPCLR(フリーパスクリア信号線217の論理値"1")を入力すると、"0"にリセットされ、記憶した値の反転値"1"をフリーパス信号FPASSとして出力する。また、フリップフロップ315は、クリア信号FPCLRが入力されていない(フリーパスクリア信号線217の論理値"0")場合において、周期信号RATEが"0"、ストローブイネーブル信号STRBEが"0"、オープン信号OPENが"1"、または、比較イネーブル信号CPEが"0"であれば記憶した値を保持する。一方、フリップフロップ315は、クリア信号FPCLRが入力されていない場合において、周期信号RATEが"1"、ストローブイネーブル信号STRBEが"1"、オープン信号OPENが"0"、または、比較イネーブル信号CPEが"1"であれば、論理値"1"を記憶し、反転値"0"をフリーパス信号線282へと出力する。この結果、フリーパス信号FPASS="0"となるのでフリーパス状態でないことを検出することができる。
このようにして、本実施形態に係るフリーパス検出部280は、オープン信号OPEN、ストローブイネーブル信号STRBE、および比較イネーブル信号CPEに基づいて、フリーパス状態を適切に検出することができる。
図5は、本実施形態に係る制御装置100が表示する期待値パターンの一例を示す。本実施形態に係る制御装置100は、試験パターンデータ中の期待値パターンを表示する機能を有する。すなわち、制御装置100は、各デバイス出力端子に対応する試験装置20側のチャネルのそれぞれ(CH1、CH2、CH3、CH4、…)について、試験サイクル毎の期待値("L"、"H"、"Z"、"X")を表示する。
また、制御装置100は、期待値パターンの表示において、フリーパス状態であったか否かを識別可能に表示する。すなわち制御装置100は、フリーパス状態であったか否かを、制御装置100のユーザが区別できるように表示する。本実施形態において、制御装置100は、フリーパス状態であったことを示す文字列を含むマークであるフリーパス表示500を、期待値パターンと共に表示することにより、フリーパス状態を識別可能に表示する。このような表示方法としては、他に、文字色、背景色、文字の太さ、文字の大きさ、字体等を変える方法、期待値パターンの色または背景色を変える方法、"#L"等の様に期待値を表す文字に他の文字を付加してフリーパス状態を示す方法等、各種の方法を取りうる。
以上において、制御装置100は、パターン発生部210からの割り込みによりフリーパス状態が発生したことの通知を受ける。これを受けて、制御装置100は、割り込みにより通知されたフリーパス状態が発生した旨を記録して、表示に反映してよい。また、制御装置100は、DUT50の試験を終えた後にフリップフロップ315の値を読み出して、いずれのチャネルがフリーパス状態であったかを検査してもよい。
図6は、本実施形態に係る制御装置100が表示する論理比較の結果パターンの一例を示す。本実施形態に係る制御装置100は、複数の論理比較部260による論理比較の結果パターンを表示する機能を有する。すなわち、制御装置100は、各デバイス出力端子に対応する試験装置20側のチャネルのそれぞれ(CH1、CH2、CH3、CH4、…)について、試験サイクル毎の論理比較結果(FAIL="1"、PASS="0")を表示する。
また、制御装置100は、論理比較の結果パターンの表示において、フリーパス状態であったか否かを識別可能に表示する。すなわち制御装置100は、フリーパス状態であったか否かを、制御装置100のユーザが区別できるように表示する。本実施形態において、制御装置100は、フリーパス状態であったことを示す文字列を含むマークであるフリーパス表示600を、論理比較の結果パターンと共に表示することにより、フリーパス状態を識別可能に表示する。このような表示方法の例は、図5に関して示したものと同様である。
なお、制御装置100は、制御装置100上の表示装置に図5または図6に示した表示をするのに代えて、通信ネットワーク等を介して表示画面を外部の端末へ送信して、当該端末により当該表示画面を表示させてもよい。
図7は、本実施形態に係る制御装置100として機能するコンピュータ10のハードウェア構成の一例を示す。本実施形態に係るコンピュータ10は、コンピュータ1082により相互に接続されるCPU1000、RAM1020、コンピュータ1075、及び表示装置1080を有するCPU周辺部と、コンピュータ1084によりコンピュータ1082に接続される通信インターフェイス1030、テスタバスインターフェイス1035、ハードディスクドライブ1040、及びCD−ROMドライブ1060を有する入出力部と、コンピュータ1084に接続されるROM1010、FDドライブ1050、及びI/Oチップ1070を有するレガシー入出力部とを備える。
コンピュータ1082は、RAM1020と、高い転送レートでRAM1020をアクセスするCPU1000及びコンピュータ1075とを接続する。CPU1000は、ROM1010及びRAM1020に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。コンピュータ1075は、CPU1000等がRAM1020内に設けたフレーム・バッファ上に生成する画像データを取得し、表示装置1080上に表示させる。これに代えて、コンピュータ1075は、CPU1000等が生成する画像データを格納するフレーム・バッファを、内部に含んでもよい。
コンピュータ1084は、コンピュータ1082と、比較的高速な入出力装置である通信インターフェイス1030、テスタバスインターフェイス1035、ハードディスクドライブ1040、CD−ROMドライブ1060を接続する。通信インターフェイス1030は、ネットワークを介して他の装置と通信する。テスタバスインターフェイス1035は、テスタバス110に接続され、テスタバス110を介して試験モジュール120a〜cへの書き込みアクセス、読み出しアクセスを発行し、試験モジュール120a〜cからコンピュータ10への割り込みを受け取る。ハードディスクドライブ1040は、コンピュータ10内のCPU1000が使用するプログラム及びデータを格納する。CD−ROMドライブ1060は、CD−ROM1095からプログラム又はデータを読み取り、RAM1020を介してハードディスクドライブ1040に提供する。
また、コンピュータ1084には、ROM1010と、FDドライブ1050、及びI/Oチップ1070の比較的低速な入出力装置とが接続される。ROM1010は、コンピュータ10が起動時に実行するブート・プログラムや、コンピュータ10のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。FDドライブ1050は、フレキシブルディスク1090からプログラム又はデータを読み取り、RAM1020を介してハードディスクドライブ1040に提供する。I/Oチップ1070は、FDドライブ1050をコンピュータ10に接続する。また、I/Oチップ1070は、例えばパラレル・ポート、シリアル・ポート、キーボード・ポート、マウス・ポート等を介して各種の入出力装置をコンピュータ10に接続する。
RAM1020を介してハードディスクドライブ1040に提供されるプログラムは、フレキシブルディスク1090、CD−ROM1095、又はICカード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。プログラムは、記録媒体から読み出され、RAM1020を介してコンピュータ10内のハードディスクドライブ1040にインストールされ、CPU1000において実行される。
コンピュータ10にインストールされ、コンピュータ10を制御装置100として機能させるプログラムは、期待値パターンを表示し、フリーパス状態の試験サイクルに対応する期待値を識別可能に表示する期待値パターン表示モジュールと、論理比較の結果パターンを表示し、フリーパス状態の試験サイクルに対応する論理比較の結果を識別可能に表示する結果パターン表示モジュールとを備える。これらのプログラム又はモジュールは、CPU1000等に働きかけて、コンピュータ10を、本実施形態に係る制御装置100として機能させる。
また、フリーパスの制御装置100上で検出する試験装置20においては、当該プログラムは、フリーパス検出モジュールと、フリーパス合成モジュールとを備える。このモジュールは、CPU1000等に働きかけて、コンピュータ10を、本実施形態に係るフリーパス検出部280と、フリーパス合成部290としてそれぞれ機能させる。
以上に示したプログラム又はモジュールは、外部の記録媒体に格納されてもよい。記録媒体としては、フレキシブルディスク1090、CD−ROM1095の他に、DVDやCD等の光学記録媒体、MO等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、専用通信ネットワークやインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスク又はRAM等の記憶装置を記録媒体として使用し、ネットワークを介してプログラムをコンピュータ10に提供してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲の記載から明らかである。
例えば、以上においては説明の便宜上、各試験サイクルにおいて試験パターンおよび期待値パターンが1つの場合について示したが、各試験サイクルにおいて2以上の試験パターンおよび2以上の期待値パターンが用いられる場合には、制御装置100は、それぞれの試験パターンおよび期待値パターンについて別個に上記の制御をしてもよく、これに代えてそれぞれの試験パターンおよび期待値パターンについて一括して上記の制御をしてもよい。
また、以上においては説明の便宜上、各試験モジュール120内に周期発生部200、パターン発生部210、タイミング発生部220、比較結果メモリ270、およびフリーパス合成部290が1つ設けられた形態を示したが、試験モジュール120内に複数の周期発生部200、パターン発生部210、タイミング発生部220、比較結果メモリ270、およびフリーパス合成部290が設けられた形態であってもよい。この場合、各フリーパス合成部290は、個別にフリーパス信号FPASSまたは合成フリーパス信号FPASSALLを出力してもよく、これに代えて試験モジュール120内の複数のフリーパス合成部290からのフリーパス信号FPASSまたは合成フリーパス信号FPASSALLを更にまとめたフリーパス信号FPASSまたは合成フリーパス信号FPASSALLを生成してもよい。
また、以上においては複数の試験モジュール120のそれぞれがフリーパス合成部290を備える形態を示したが、これに代えてフリーパス合成部290は、試験装置20全体に対して設けられ、試験装置20内全体でまとめたフリーパス信号FPASSまたは合成フリーパス信号FPASSALLを生成して、各パターン発生部210へと配布してもよい。
また、本実施形態に係る試験装置20は、デバイスを製造するために用いることができる。試験装置20を用いたデバイスの製造方法は、各種のデバイスプロセスを用いてデバイスを製造するデバイス製造段階と、製造されたデバイスを、本実施形態に係る試験装置20により試験して選別する選別段階とを備える。この製造方法によれば、製造者は、試験を実行した結果フリーパス状態となった論理比較結果を適切に発見することができ、不良品を適切に選別することができる。

Claims (7)

  1. 被試験デバイスを試験する試験装置であって、
    前記被試験デバイスが出力するデバイス出力信号の期待値を発生し、前記デバイス出力信号と前記期待値とを比較すべき試験サイクルにおいて比較イネーブル信号を出力するパターン発生部と、
    前記デバイス出力信号を取得すべきタイミングを示すストローブ信号を発生するタイミング発生部と、
    前記比較イネーブル信号が出力されたことを条件として、前記デバイス出力信号と前記期待値とを比較する、前記被試験デバイスの複数の端子に対応した複数の論理比較部と、
    前記ストローブ信号が発生されず、または、前記比較イネーブル信号が出力されないことを条件として、当該試験サイクルが、論理比較が行われないフリーパスサイクルであることを検出し、フリーパス検出対象となる予め定められた試験サイクル期間の間論理比較が行われなかったことを条件として、フリーパス状態が発生したことを示すフリーパス信号を、前記パターン発生部に対して供給する、前記被試験デバイスの複数の端子に対応した複数のフリーパス検出部と、
    前記複数の端子に対応する前記複数のフリーパス検出部から出力された前記フリーパス信号の論理積を示す合成フリーパス信号を前記パターン発生部に供給するフリーパス合成部と、
    を備える試験装置。
  2. 前記パターン発生部は、予め指定された論理比較サイクル期間中において、前記デバイス出力信号と前記期待値とを比較することを示す前記比較イネーブル信号を出力し、前記論理比較サイクル期間以外において、前記比較イネーブル信号を出力しない
    請求項1に記載の試験装置。
  3. 前記被試験デバイスの試験を制御する制御装置を更に備え、
    前記パターン発生部は、前記フリーパス信号を受け取ったことに応じて、前記制御装置に対する割り込みを発生する請求項1または2に記載の試験装置。
  4. 前記制御装置は、
    前記デバイス出力信号の期待値パターンを表示し、
    前記期待値パターンの表示において、前記フリーパス状態であったか否かを識別可能に表示する
    請求項3に記載の試験装置。
  5. 前記制御装置は、
    前記論理比較部による論理比較の結果パターンを表示し、
    前記論理比較の結果パターンの表示において、前記フリーパス状態であったか否かを識別可能に表示する
    請求項3に記載の試験装置。
  6. 試験装置により被試験デバイスを試験する試験方法であって、
    前記被試験デバイスが出力するデバイス出力信号の期待値を発生し、前記デバイス出力信号と前記期待値とを比較すべき試験サイクルにおいて比較イネーブル信号を出力するパターン発生段階と、
    前記デバイス出力信号を取得すべきタイミングを示すストローブ信号を発生するタイミング発生段階と、
    前記比較イネーブル信号が出力されたことを条件として、前記デバイス出力信号と前記期待値とを比較する、前記被試験デバイスの複数の端子に対応した複数の論理比較段階と、
    前記ストローブ信号が発生されず、または、前記比較イネーブル信号が出力されないことを条件として、当該試験サイクルが、論理比較が行われないフリーパスサイクルであることを検出し、フリーパス検出対象となる予め定められた試験サイクル期間の間論理比較が行われなかったことを条件として、フリーパス状態が発生したことを示すフリーパス信号を、前記パターン発生段階に対して供給する、前記被試験デバイスの複数の端子に対応した複数のフリーパス検出段階と、
    前記複数の端子に対応する前記複数のフリーパス検出段階から出力された前記フリーパス信号の論理積を示す合成フリーパス信号を前記パターン発生段階に供給するフリーパス合成段階と、
    を備える試験方法。
  7. 被試験デバイスを試験する請求項1から5のいずれか1項に記載の試験装置として機能させるプログラム。
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