JP5064789B2 - 警報転送装置、警報システム及び警報転送プログラム - Google Patents
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Description
また、従来、携帯電話、携帯情報端末等に地震情報を配信して、文字等による警報を発するシステムがある。
また、特開2004−184164号公報と特開2001−307265号公報とには、携帯電話、携帯無線端末に地震情報を配信するシステムが開示されている。
本発明は、例えば、ネットワークを介して音声、警告灯等により効果的に地震速報などを警告することを目的とする。また、警報装置の接続状況や稼動状況を事前に把握し、地震速報を効率的に配信することを目的とする。
上記情報受信部が受信した受信情報に含まれる警報データを加工して警告として出力装置により出力する出力部と、
接続された子機端末を特定する子機特定情報を記憶装置に記憶する子機端末記憶部と、
上記情報受信部が受信情報を受信した場合、上記子機端末記憶部が記憶した子機特定情報により特定される子機端末へ上記受信情報を第2通信装置を介して転送する警報情報転送部と
を備えることを特徴とする。
上記情報受信部が受信した上記受信情報から警報データを抽出して記憶装置に記憶する警報データ抽出部と、
音情報を記憶装置に記憶する警報音データ記憶部と、
上記警報データ抽出部が抽出した警報データと上記警報音データ記憶部が記憶した音情報とを合成し警報音信号を生成して記憶装置に記憶する警報音信号合成部とを備え、
上記出力部は、上記警報音信号合成部が合成した警報音信号を出力装置へ出力する
ことを特徴とする。
上記警報情報転送部が子機端末へ受信情報を転送するか否かの条件を記憶装置に記憶する転送条件記憶部と、
上記転送条件記憶部が記憶した条件を満たすか否かを処理装置により判定する転送条件判定部とを備え、
上記警報情報転送部は、上記転送条件判定部が条件を満たすと判定した場合、上記受信情報を転送する
ことを特徴とする。
上記転送条件記憶部は、上記複数の子機特定情報の各子機特定情報により特定される子機端末毎に、受信情報を転送するか否かの条件を記憶し、
上記転送条件判定部は、上記各子機特定情報により特定される子機端末毎に、上記条件を満たすか否かを判定し、
上記警報情報転送部は、上記転送条件判定部が条件を満たすと判定した子機端末へ上記受信情報を転送する
ことを特徴とする。
上記警報転送装置は、
警報データを含む受信情報を情報配信装置から第1通信装置を介して受信する情報受信部と、
上記情報受信部が受信した受信情報に含まれる警報データを加工して警告として出力装置により出力する出力部と、
接続された子機端末である警報情報出力装置を特定する子機特定情報を記憶装置に記憶する子機端末記憶部と、
上記情報受信部が受信情報を受信した場合、上記子機端末記憶部が記憶した子機特定情報により特定される警報情報出力装置へ上記受信情報を第2通信装置を介して転送する警報情報転送部とを備え、
上記警報情報出力装置は、
上記警報情報転送部が転送した受信情報を、通信装置を介して受信する転送情報受信部と、
上記転送情報受信部が受信した受信情報に含まれる警報データを加工して警報として出力装置により出力する警報出力部と
を備えることを特徴とする。
ことを特徴とする。
ことを特徴とする。
上記情報受信処理で受信した受信情報に含まれる警報データを加工して警告として出力装置により出力する出力処理と、
上記情報受信処理で受信情報を受信した場合、予め記憶装置に記憶した子機特定情報により特定される子機端末へ上記受信情報を第2通信装置を介して転送する警報情報転送処理と
をコンピュータに実行させることを特徴とする。
上記情報受信処理で受信した上記受信情報から警報データを抽出して記憶装置に記憶する警報データ抽出処理と、
上記警報データ抽出処理で抽出した警報データと予め記憶装置に記憶した音情報とを合成し警報音信号を生成して記憶装置に記憶する警報音信号合成処理とをコンピュータに実行させ、
上記出力処理は、上記警報音信号合成処理で合成した警報音信号を出力装置へ出力する
ことを特徴とする。
上記警報情報転送処理で子機端末へ受信情報を転送するか否かの条件を記憶装置に記憶する転送条件記憶処理と、
予め記憶装置に記憶した上記警報情報転送処理で子機端末へ受信情報を転送するか否かの条件を満たすか否かを処理装置により判定する転送条件判定処理とをコンピュータに実行させ、
上記警報情報転送処理は、上記転送条件判定処理で条件を満たすと判定した場合、上記受信情報を転送する
ことを特徴とする。
上記転送条件判定処理は、上記各子機特定情報により特定される子機端末毎に、上記条件を満たすか否かを判定し、
上記警報情報転送処理は、上記転送条件判定処理で条件を満たすと判定した子機端末へ上記受信情報を転送する
ことを特徴とする。
出力装置が、上記情報受信ステップで受信した受信情報に含まれる警報データを加工して警告として出力する出力ステップと、
第2通信装置が、上記情報受信ステップで受信情報を受信した場合、予め記憶装置に記憶した子機特定情報により特定される子機端末へ上記受信情報を転送する警報情報転送ステップと
を備えることを特徴とする。
図1において、警報システム1000は、CRT(Cathode Ray Tube)表示装置901、キーボード(K/B)902、マウス903、コンパクトディスク装置(CDD)905、データベース908、システムユニット909、サーバ910を備え、これらはケーブルで接続されている。
さらに、警報システム1000は、ローカルエリアネットワーク(LAN)942、ゲートウェイ941を介してインターネット940に接続されている。また、さらに、警報システム1000は、LAN942を介して、警報装置A100Aに接続されている。また、警報システム1000は、LAN942、ゲートウェイ941、インターネット940を介して、警報装置B100Bに接続されている。
ここで、CRT表示装置901は、表示装置988の一例である。また、サーバ910は、情報配信装置の一例である。さらに、警報装置A100A、警報装置B100Bは、警報装置100の一例である。
図2において、警報装置100は、コンピュータであり、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)911を備えている。CPU911は、バス912を介してROM(Read Only Memory)913、RAM
(Random Access Memory)914、通信ボード915、K/B902、スピーカ916、警告灯917と接続されている。
図3において、情報配信装置は、コンピュータであり、プログラムを実行するCPU911を備えている。CPU911は、バス912を介してROM913、RAM914、通信ボード915、CRT表示装置901、K/B902、マウス903、FDD(Flexible Disk Drive)904、CDD905、磁気ディスク装置920と接続されている。
通信ボード915は、LAN942等に接続されている。通信ボード915は、通信装置986の一例である。
また、K/B902、マウス903などは、入力装置982の一例である。
また、CPU911は、処理装置980の一例である。
また、スピーカ916は、出力装置の一例である。
磁気ディスク装置920、ROM913、RAM914には、オペレーティングシステム(OS)921、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。プログラム群923は、CPU911、OS921、ウィンドウシステム922により実行される。
ファイル群924には、以下に述べる実施の形態の説明において、「〜判定」として説明するものが、「〜ファイル」として記憶されている。
また、以下に述べる実施の形態の説明において説明するフローチャートの矢印の部分は主としてデータの入出力を示し、そのデータの入出力のためにデータは、磁気ディスク装置920、FD、光ディスク、CD、MD(ミニディスク)、DVD(Digital Versatile Disc)等のその他の記録媒体に記録される。あるいは、信号線やその他の伝送媒体により伝送される。
次に、実施の形態1について説明する。実施の形態1では、音声などにより地震速報を伝える警報装置100について説明する。
LANコネクタ110は、通信装置986の一例であり、ネットワークと接続する。
警報装置回路120は、ディジタルコンピュータであって、MPU(中央情報処理装置)123、RAM914、ROM913、I/O(入出力装置)124およびネットワークI/O(ネットワーク入出力装置)121を備える。ROM913には、警報装置回路120で処理が実行されるプログラムおよびデータが記憶されている。ここで、MPU123は、上記図2で示したようにCPU911でも構わない。
警報音生成回路140は、音声合成または音声再生のディジタル音声回路142、音声データを記憶したROM913、D/A変換器141および増幅回路143を備える。警報音生成回路140は、音声データをスピーカ916へ出力する。ここで、音声データとは、音データでも、声データでも構わない。
警告灯制御回路160は、警告灯917を起動させる警告灯起動回路161、D/A変換器162を備える。
まず、事前に警報音データ記憶部152は警報音データを記憶する(警報音データ記憶ステップ)。また、判定情報記憶部135は、判定情報を記憶する(判定情報記憶ステップ)。
警報データ320は、警報データ抽出部133が地震の地震速報310の中から抽出した警告情報である。警報データ320は、地震速報310の中から出力部などが出力するための情報である。警報データ320は、地震の規模である震度、地震が到達する到達時刻を含んでいる。
音情報330は、警報音データ記憶部152が記憶している音情報である。
警報音信号340は、警報データ抽出部133が抽出した警報データ320と、警報音データ記憶部152が記憶した音情報とを、警報音信号合成部151が合成し生成したデータである。ここでは、警報音信号合成部151は、音情報の“震度_”を、警報データ320の“震度M”と合成し、音情報の“_秒後に到達します”を、現在時刻と警報データ320の到達時刻とから算出した値と合成して警報音信号340を生成する。
次に、実施の形態2について説明する。実施の形態2では、警報装置100へ地震速報を配信する緊急地震速報配信サーバ(情報配信装置)200について説明する。
警報装置100については、実施の形態1に示したものと同様である。
緊急地震速報配信サーバ200は、地震発生情報受信部201、地震到達地域算出部202、地域別地震規模算出部203、地震速報送信先割当処理部204、地震速報送信先地域情報記憶部205、送信先別地震速報作成部206、地震速報送信部(情報配信部)207、更新プログラム記憶部211、警報装置状況確認データ生成部212、警報装置状況確認データ・更新プログラム送信部213、警報装置状況情報受信部221、警報装置状況判定部222、接続障害通知情報生成部223、接続障害通知情報送信部224を備える。
ここで、警報装置100のネットワークインタフェース部131は、例えば、ネットワークを介して警報装置状況確認データを受信すると、警報装置100の警報装置状況情報を緊急地震速報配信サーバ200へ送信する。
次に、実施の形態3について説明する。実施の形態3では、警報装置100の接続状況および稼動状況の監視、並びに警報装置100が正常でない場合、正常な状態に復旧する警報システム1000について説明する。
まず、ログ記憶ステップ(通知情報受信ステップ)(S301)では、通知情報受信部232は、通知情報送信部183からUDP受信を受けた場合、警報装置100のID番号、受信方法と受信時刻を通信ログに記録する。
次に、配信キー記憶ステップ(S302)では、優先情報変更部233は、配信先テーブルにある警報装置100のID番号の欄へ、警報装置100への配信を保留することを示す配信保留キーを書込み、処理を終了する。ここで、配信先テーブルに記憶された情報は、情報を配信する優先順位を示す配信優先情報の一例である。
まず、ログ記憶ステップ(S401)では、接続要求受付部231は、接続要求発信部181からソケット通信による接続要求を受けた場合、警報装置100のID番号、受信方法と受信時刻を通信ログに記録する。
次に、優先情報変更ステップ(S402)では、優先情報変更部233は、管理者が予め指定した配信順序テーブルを読み込む。次に、優先情報変更部233は、接続要求を受けた警報装置100のID番号の配信優先順位が、配信順序テーブルで指定した優先順位と矛盾しない範囲で最優先となるよう再決定する。ここで、配信順序テーブルは、情報を配信する優先順位を示す配信優先情報の一例である。つまり、ここでは、配信先テーブルと配信順序テーブルとを使用して情報配信の順序を決定する。
そして、配信キー記憶ステップ(S403)では、優先情報変更部233は、再決定によって変更を伴う配信キーすべてを配信先テーブルに書込み、処理を終了する。
また、管理者などによって配信順序テーブルが更新された場合には、(S402)から処理を実行する。
まず、ログ読込みステップ(S501)では、優先情報変更部233は、地震発生情報を受信していない平常において、例えば、あらかじめ指定された時間間隔でタイマーにより通信ログの読込みを起動する。
次に、配信キー記憶ステップ(S502)では、優先情報変更部233は、例えば、通信ログにおいて過去24時間に渡って接続要求がなかった警報装置100に対しては、配信保留キーを配信的テーブルに書込む。そして、優先情報変更部233は、例えば、配信保留キーが記録されてから1週間を経過したものに対しては、配信停止キーを配信テーブルに書込む。ここで、上記24時間や1週間は、一例であり、他の所定の期間で構わない。
ここで、(S502)で所定の期間に接続要求がないことを確認するのは、警報装置100との間のネットワーク障害が短時間に回復した場合にまで、障害として扱うことをしないようにするためである。そこで、警報装置100との間のネットワークがグローバルネットワークであるか専用線であるかなどにより上記所定の期間を変更する。また、事前に上位ネットワークから連絡があった場合など、所定の場合には、指定された期間はマスクして監視対象外の期間として扱っても構わない。つまり、DoS(Denial of Services)攻撃などにより警報装置100との間のネットワークが輻輳して一時的に接続できない状態となった場合や、上位のルータが故障して切り替えが必要な場合などを想定し、例えば、数分から最大半日程度が上記所定の期間となる。
図11、図12、図13、図14に示す処理を警報システム1000が行った場合に、UDPメッセージを通知情報受信部232が受信し、該警報装置100が配信先テーブルに存在しない場合、状態判定部235は、警報装置100がアプリケーション層レベルでハングアップしていると判断する(状態判定ステップ)。この場合には、コマンド送信部236は、警報装置100へUDPを用いたリセットメッセージ(コマンド)の送信を行う(コマンド送信ステップ)。指定されたリセットメッセージを受信した警報装置100は、CPU911のリセットを行う。これによって緊急地震速報配信サーバ200のリモート操作によって、警報装置100を正常状態に復帰させることができる。
つまり、警報装置100のTCPソケット通信とUDP通信とは別のアプリケーションである。ここで、UDP通信のアプリケーションは、緊急地震速報配信サーバ200へのping、緊急地震速報配信サーバ200へのUDP送信、緊急地震速報配信サーバ200からのUDP受信を備える。UDP通信のアプリケーションは、デーモンとすることで、制御端末を持つ必要がないためセキュリティが向上し、また、カーネルの監視下のメモリに置かれるため、ハングアップする可能性が低くなる。
ある発行時刻とを含む。発行時刻は、例えば、NTP同期した絶対時刻である。
また、コマンド送信部236は、上述した条件を満たした場合に、例えば所定の間隔で3回リセットメッセージを発行する。そして、指定したリブート時刻から所定の時間経過しても警報装置100から接続要求がない場合には、コマンド送信部236は、改めて所定の間隔で3回リセットメッセージを発行する。所定の時間とは、例えば、警報装置100のリブートの所要時間である。
実施の形態にかかる警報装置は、警報装置回路、警報音声生成回路およびスピーカを有することを特徴とする。
また、実施の形態にかかる警報装置は、警報装置回路、警報音声生成回路、スピーカおよび警告灯を有することを特徴とする。
さらに、実施の形態にかかる警報装置は、警報装置回路、警報音声生成回路およびスピーカを有し、受信した地震速報に基づき地震警報音声を発生してスピーカから出力することを特徴とする。
また、さらに、実施の形態にかかる警報装置は、警報装置回路、警報音声生成回路およびスピーカを有し、地震速報を受信すると、受信した地震速報に基づき地震警報音声を発生してスピーカから出力することを特徴とする。
また、実施の形態にかかる緊急地震速報配信サーバは、地震発生情報に基づき地震到達地域を判断し、該地域にある警報装置に地震速報を送信することを特徴とする。
さらに、実施の形態にかかる緊急地震速報配信サーバは、地震発生情報に基づき地震到達地域を判断し、該地域にある警報装置に地震速報を送信することを特徴とする。
また、さらに、実施の形態にかかる地震速報システムは、地震発生情報に基づき地震到達地域を判断し、該地域にある警報装置に地震速報を送信する緊急地震速報配信サーバと、該緊急地震速報配信サーバから地震速報を受信すると、受信した地震速報に基づき地震警報音声を発生してスピーカから出力する警報装置回路、警報音声生成回路およびスピーカを有する警報装置からなることを特徴とする。
また、実施の形態にかかる地震速報システムは、該警報装置側から自状態を定期的に自動で報告するヘルスチェック方式を有することを特徴とする。
さらに、実施の形態にかかる地震速報システムは、該警報装置側からの定期的な報告をもとに、地震発生時において該警報装置への配信順序の変更を有することを特徴とする。
また、さらに、実施の形態にかかる緊急地震速報配信サーバは、該警報装置側をリモート操作でリセットすることを特徴とする。
また、実施の形態にかかる該警報装置は,自状態を緊急地震速報配信サーバ側に定期的に報告したことを自装置内に記録しておくことを特徴とする。
次に、実施の形態4について説明する。実施の形態4では、受信情報を受信した警報装置100が、子機として登録されている他の警報装置100へ受信情報を転送する警報システム1000について説明する。
ここでは、緊急地震速報の受信装置(警報装置100)を増やす際に、インターネット回線を増やすことなく警報装置100を増やすことにより、インターネット回線の負荷軽減と有効活用、ユーザの回線使用料負担軽減を図る。
実施の形態4に係る警報システム1000は、上述した通り警報装置100Aを親機(警報転送装置)とし、そこから他の警報装置100B(子機,警報情報出力装置)に対して同じ情報を転送する。このような構成にすることにより、ADSL1回線で複数の端末を接続することを可能とする技術である。まず、警報装置100Aは、2枚のNIC(Network Interface Card)を備える。1枚のNICは通常の警報装置100と同様に、インターネット側(ADSLモデム等)に接続する。もう1枚のNICは、別途構築した内部LAN(HUBまたはクロスケーブルにより子機(警報装置100B)直結)に接続する。
ここで、親機である警報装置100A(子機配信機能がONになっている警報装置100)は、受信情報を受信すると、予め登録された子機である警報装置100B(図16では、警報装置100B(1)〜警報装置100B(n))へ受信情報を転送する。これにより、1回線で、複数の警報装置100から警報を発信することが可能である。
また、図17に示すように、親機(警報装置100A)から受信情報を転送された子機(警報装置100B)を親機とする子機(孫機,警報装置100C)を接続しても構わない。この場合、子機(図17では、警報装置100B(1))は、受信情報を受信すると、予め登録された孫機である警報装置100C(図17では、警報装置100C(1)〜警報装置100C(n))へ受信情報を転送する。ここで、子機(図17では、警報装置100B(1))は、上述した警報装置100Aと同様に、2枚のNICを備える。
親機である警報装置100(警報転送装置)は、LANコネクタ110A、LANコネクタ110B、警報装置回路120、警報音生成回路140、警告灯制御回路160、警報転送回路600、スピーカ916、警告灯917を備える。
警報装置回路120、警報音生成回路140、警告灯制御回路160、スピーカ916、警告灯917は、実施の形態1に係る警報装置回路120、警報音生成回路140、警告灯制御回路160、スピーカ916、警告灯917と同様である。つまり、警報装置回路120が備える地震速報受信部132(情報受信部)は、緊急地震速報配信サーバ200(情報配信サーバ)から警報データを含む受信情報を後述するLANコネクタ110A(第1通信装置)を介して受信する。また、警報音生成回路140、警告灯制御回路160は、出力部の一例であり、出力装置の一例であるスピーカ916、警告灯917とにより、受信情報に含まれる警報データを加工して警告として出力装置により出力する。
LANコネクタ110A、LANコネクタ110Bは、上述した2つのNICに該当する。LANコネクタ110Aは、実施の形態1にかかるLANコネクタ110と同様である。つまり、LANコネクタ110Aは、インターネット側(ADSLモデム等)に接続する。一方、LANコネクタ110Bは、子機である警報装置100(警報情報出力装置)と接続される。
警報転送回路600は、受信情報を転送する装置である。警報転送回路600は、子機端末記憶部610、警報情報転送部620、転送条件記憶部630、転送条件判定部640を備える。子機端末記憶部610は、接続された子機端末を特定する子機特定情報を記憶装置984に記憶する。警報情報転送部620は、地震速報受信部132が受信情報を受信した場合、子機端末記憶部610が記憶した子機特定情報により特定される子機端末へ受信情報をLANコネクタ110B(第2通信装置)を介して転送する。転送条件記憶部630は、警報情報転送部620が子機端末へ受信情報を転送するか否かの条件を記憶装置984に記憶する。転送条件判定部640は、転送条件記憶部630が記憶した条件を満たすか否かを処理装置980により判定する。つまり、警報情報転送部620は、転送条件判定部640が条件を満たすと判定した場合、受信情報を転送する。
つまり、子機端末記憶部610が複数の子機特定情報を記憶している場合、転送条件記憶部630は、複数の子機特定情報の各子機特定情報により特定される子機端末毎に、受信情報を転送するか否かの条件を記憶する。また、転送条件判定部640は、各子機特定情報により特定される子機端末毎に、転送する条件を満たすか否かを判定する。そして、警報情報転送部620は、転送条件判定部640が条件を満たすと判定した子機端末へ受信情報を転送する。
子機である警報装置100(警報情報出力装置)に孫機が接続されている場合には、親機である警報装置100(警報転送装置)と同様に警報転送回路600ともう1つのLANコネクタ110とを備える必要がある。また、子機である警報装置100(警報情報出力装置)に孫機が接続されていない場合であっても、警報転送回路600ともう1つのLANコネクタ110とを備えていても構わない。つまり、同一の警報装置100の1つを親機とし、その他を子機あるいは孫機として使用することができる。
次に、実施の形態5について説明する。実施の形態5では、地震発生情報供給業者500(リアルタイム地震情報配信装置)と緊急地震速報配信サーバ200(情報配信サーバ)との通信の状態により、警報装置100が情報の受信先の緊急地震速報配信サーバ200を切替する警報システム1000について説明する。
図20に示すように、緊急地震速報配信サーバ200は、複数存在する。また、緊急地震速報配信サーバ200は、例えば、提供する業者毎等に異なる拠点(ネットワーク)に接続されている。さらに、地震発生情報供給業者500は、2回線以上の回線で情報配信を行っている。つまり、複数存在する緊急地震速報配信サーバ200それぞれは、2回線以上存在する回線のいずれかの回線で地震発生情報供給業者500(リアルタイム地震情報配信装置)と接続されている。そして、警報装置100は、複数存在する緊急地震速報配信サーバ200のいずれかに接続され、情報を受信している。
例えば、警報装置100は、状態判定情報に基づき、図20に示すA回線での情報受信ができないと判定した場合、B回線に接続されている緊急地震速報配信サーバ200へ受信先を切り替える(3)。また、警報装置100は、状態判定情報に基づき、図20に示すA拠点(Aネットワーク)から情報受信できないと判定した場合、B拠点の緊急地震速報配信サーバ200へ受信先を切り替える(3’)。
実施の形態5に係る警報システム1000は、複数の緊急地震速報配信サーバ200を備える。実施の形態5に係る警報システム1000の複数の緊急地震速報配信サーバ200それぞれは、情報配信部230、状態判定情報取得部240、状態判定情報配信部250を備える。
情報配信部230は、実施の形態2に係る地震発生情報受信部201、地震到達地域算出部202、地域別地震規模算出部203、地震速報送信先割当処理部204、地震速報送信先地域情報記憶部205、送信先別地震速報作成部206、地震速報送信部(情報配信部)207の機能を有している。つまり、情報配信部230は、地震発生情報供給業者500(警報発信サーバ)から受信した警報データを含む情報を受信情報として、通信装置988を介して配信する。
状態判定情報取得部240は、地震発生情報供給業者500から警報データを受信可能であることを示す状態判定情報を取得して記憶装置984に記憶する。状態判定情報取得部240は、例えば、地震発生情報供給業者500へヘルスチェックパケットを送信して、その返信を受ける。つまり、ヘルスチェックパケットに対する返信が、その時点で警報データを受信可能であることを示す状態判定情報である。また、状態判定情報取得部240は、例えば、地震発生情報供給業者500へ向けてpingコマンド等を発信することで、地震発生情報供給業者500との間の回線の状態を知ることができる。つまり、pingコマンドに対する応答が、その時点で回線が(物理層レベルで)接続していることを示すものであり、状態判定情報となる。さらに、状態判定情報取得部240は、地震発生情報供給業者500から別途保守作業情報等を入手して、その情報を入力装置982により入力した情報を状態判定情報としてもよい。
状態判定情報配信部250は、状態判定情報取得部240が取得した状態判定情報を、通信装置988を介して配信する。
LANコネクタ110、警報装置回路120、警報音生成回路140、警告灯制御回路160、スピーカ916、警告灯917は、実施の形態1に係るLANコネクタ110、警報装置回路120、警報音生成回路140、警告灯制御回路160、スピーカ916、警告灯917と同様である。つまり、警報装置回路120が備える地震速報受信部132(情報受信部)は、緊急地震速報配信サーバ200から警報データを含む受信情報を後述するLANコネクタ110(通信装置)を介して受信する。また、警報音生成回路140、警告灯制御回路160は、出力部の一例であり、受信情報に含まれる警報データを加工して警告として、出力装置の一例であるスピーカ916、警告灯917により出力する。
受信先切替回路650は、状態判定情報受信部660、受信状態判定部670、切替先優先順位記憶部680、受信先切替部690を備える。状態判定情報受信部660は、受信情報の受信先として設定された緊急地震速報配信サーバ200(第1情報配信サーバ)が地震発生情報供給業者500から警報データを受信可能であることを示す第1状態判定情報を、通信装置を介して受信する。受信情報の受信先として設定された第1情報配信サーバとは、後述する切替先優先順位記憶部680が最も高い優先順位で記憶している緊急地震速報配信サーバ200である。受信状態判定部670は、状態判定情報受信部660が受信する第1状態判定情報に基づき、第1情報配信サーバが地震発生情報供給業者500から警報データを受信可能か否かを処理装置980により判定する。切替先優先順位記憶部680は、第1情報配信サーバが地震発生情報供給業者500から警報データを受信可能でないと受信状態判定部670が判定した場合に、地震速報受信部132が受信情報を受信する先を後述する受信先切替部690が切り替える切替先の緊急地震速報配信サーバ200の優先順位を記憶装置984に記憶する。受信先切替部690は、第1情報配信サーバが地震発生情報供給業者500から警報データを受信可能でないと受信状態判定部670が判定した場合、地震速報受信部132が受信情報を受信する先を第1情報配信サーバから他の緊急地震速報配信サーバ200(第2情報配信サーバ)へ処理装置980により切り替える。第2情報配信サーバとは、切替先優先順位記憶部680が2番目に高い優先順位で記憶している緊急地震速報配信サーバ200である。つまり、受信先切替部690は、切替先優先順位記憶部680が記憶した優先順位に従い、切替先の情報配信サーバを第2情報配信サーバとして決定する。
緊急地震速報配信サーバ200は、(S701)、(S702)を例えば定期的に繰り返す。
ここで、第1情報配信サーバが地震発生情報供給業者500から警報データを受信可能であるか否か受信状態判定部670が判定する方法として、以下のような方法が上げられる。
まず、1つ目として、地震速報受信部132が受信情報を受信する先を他の情報配信サーバへ切替した場合であっても、状態判定情報受信部660は第1情報配信サーバから第1状態判定情報の受信を続ける方法がある。つまり、第1情報配信サーバが地震発生情報供給業者500から警報データを受信可能でない場合にも、第1情報配信サーバから第1状態判定情報を受信し続けることで、第1情報配信サーバが地震発生情報供給業者500から警報データを受信可能になったことが判定することができる。
次に、2つ目として、各情報配信サーバが配信する状態判定情報に、全ての情報配信サーバが地震発生情報供給業者500から警報データを受信可能であるか否かの情報を含めておく方法がある。例えば、各情報配信サーバ間をネットワークで接続しておくことにより、状態判定情報取得部240が取得した状態判定情報を共有することが可能である。そして、各情報配信サーバの状態判定情報配信部250は、共有した状態判定情報を配信する。
図23にヘルスチェックパケットの一例を示す。図23において、ヘルスチェックパケットは、ヘッダ部701、ヘルスチェック情報702、状態判定情報703を有する。ヘッダ部701は、ヘルスチェックパケットであることを示す。ヘルスチェック情報702は、ヘルスチェックに関する情報である。状態判定情報703は、地震発生情報供給業者500から警報データを受信可能であることを示す。状態判定情報703は、ヘルスチェックパケットを配信した情報配信サーバが地震発生情報供給業者500から警報データを受信可能か否かのみを示すとしても構わない。また、状態判定情報703は、複数の情報配信サーバの各情報配信サーバが地震発生情報供給業者500から警報データを受信可能か否かを示すとしても構わない。さらに、状態判定情報703は、情報配信サーバ200と地震発生情報供給業者500とを接続する回線毎に警報データを受信可能か否かを示すとしても構わない。また、さらに、状態判定情報703は、情報配信サーバが存在する拠点(ネットワーク,セグメント)毎に警報データを受信可能か否かを示すとしても構わない。
Claims (4)
- グローバルIPアドレスが割り当てられた警報転送装置であって、情報配信装置から送信された警報データを子機端末へ転送する警報転送装置であり、
割り当てられたグローバルIPアドレスが指定された受信情報であって、警報データを含む受信情報を情報配信装置から第1通信装置を介して受信する情報受信部と、
接続された複数の子機端末を特定する複数の子機特定情報を記憶装置に記憶する子機端末記憶部と、
上記子機端末記憶部が記憶した各子機特定情報により特定される子機端末毎に、上記警報情報転送部がその子機端末へ受信情報を転送するか否かの条件を記憶装置に記憶する転送条件記憶部と、
上記各子機特定情報により特定される子機端末毎に、上記転送条件記憶部が記憶した条件を満たすか否かを処理装置により判定する転送条件判定部と、
上記情報受信部が受信情報を受信した場合、上記転送条件判定部が条件を満たすと判定した子機端末へ上記受信情報を第2通信装置を介して転送する警報情報転送部と
を備えることを特徴とする警報転送装置。 - グローバルIPアドレスが割り当てられた警報転送装置であって、情報配信装置から受信情報を受信する警報転送装置と、警報情報を出力する警報情報出力装置とを備える警報システムにおいて、
上記警報転送装置は、
割り当てられたグローバルIPアドレスが指定された受信情報であって、警報データを含む受信情報を情報配信装置から第1通信装置を介して受信する情報受信部と、
接続された子機端末である警報情報出力装置を特定する子機特定情報を記憶装置に記憶する子機端末記憶部と、
上記情報受信部が受信情報を受信した場合、上記子機端末記憶部が記憶した子機特定情報により特定される警報情報出力装置へ上記受信情報を第2通信装置を介して転送する警報情報転送部と
を備え、
上記警報情報出力装置は、
上記警報情報転送部が転送した受信情報を、第1通信装置を介して受信する転送情報受信部と、
上記転送情報受信部が受信した受信情報に含まれる警報データを加工して警報として出力装置により出力する警報出力部と、
接続された子機端末である警報情報出力装置を特定する子機特定情報を記憶装置に記憶する子機端末記憶部と、
上記情報受信部が受信情報を受信した場合、上記子機端末記憶部が記憶した子機特定情報により特定される警報情報出力装置へ上記受信情報を第2通信装置を介して転送する警報情報転送部と
を備えることを特徴とする警報システム。 - 上記警報転送装置は、さらに、
上記情報受信部が受信した上記受信情報から警報データを抽出して記憶装置に記憶する警報データ抽出部と、
音情報を記憶装置に記憶する警報音データ記憶部と、
上記警報データ抽出部が抽出した警報データと上記警報音データ記憶部が記憶した音情報とを合成し警報音信号を生成して記憶装置に記憶する警報音信号合成部と、
上記警報音信号合成部が合成した警報音信号を警告として出力装置により出力する出力部と
を備えることを特徴とする請求項2記載の警報システム。 - グローバルIPアドレスが割り当てられた警報転送装置であって、情報配信装置から送信された警報データを子機端末へ転送する警報転送装置で動作する警報転送プログラムであり、
割り当てられたグローバルIPアドレスが指定された受信情報であって、警報データを含む受信情報を情報配信装置から第1通信装置を介して受信する情報受信処理と、
接続された複数の子機端末を特定する複数の子機特定情報を記憶装置に記憶する子機端末記憶処理と、
上記子機端末記憶処理で記憶した各子機特定情報により特定される子機端末毎に、上記警報情報転送処理でその子機端末へ受信情報を転送するか否かの条件を記憶装置に記憶する転送条件記憶処理と、
上記各子機特定情報により特定される子機端末毎に、上記転送条件記憶処理で記憶した条件を満たすか否かを処理装置により判定する転送条件判定処理と、
上記情報受信処理で受信情報を受信した場合、上記転送条件判定処理で条件を満たすと判定した子機端末へ上記受信情報を第2通信装置を介して転送する警報情報転送処理と
を備えることを特徴とする警報転送プログラム。
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