JP2004235791A - 伝送装置の設定変更方法 - Google Patents

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JP2004235791A JP2003019782A JP2003019782A JP2004235791A JP 2004235791 A JP2004235791 A JP 2004235791A JP 2003019782 A JP2003019782 A JP 2003019782A JP 2003019782 A JP2003019782 A JP 2003019782A JP 2004235791 A JP2004235791 A JP 2004235791A
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Toshiyuki Yada
俊之 矢田
Shinya Ochiai
信也 落合
Masaki Akiyama
雅紀 秋山
Yasuto Aoyama
慶人 青山
Haruhiko Okamura
治彦 岡村
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Abstract

【課題】伝送装置の各種の設定を変更する伝送装置の設定変更方法に関し、設定変更が正常終了でない場合でも、自動的に元の状態に戻す。
【解決手段】監視制御装置1から複数の伝送装置2に対してインバンド方式又はアウトバンド方式による監視回線6を介して設定変更を行う伝送装置の設定変更方法であって、監視制御装置1は、監視回線6を介して単一又は複数の伝送装置に設定変更情報を送出し、この設定変更情報を受信した伝送装置は、現在の設定情報を保持して、設定変更情報に従った設定変更処理を行い、この設定変更により、監視回線6を介した通信が可能か否かを判定し、正常通信が不可能の場合のみ、保持していた設定変更前の設定情報に従った設定状態に戻して、元の通信状態に復帰させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の伝送装置を伝送路を介して接続したデータ伝送システムに於いて、監視制御装置により各伝送装置を監視回線を介して監視及び制御を行い、各伝送装置の各種の設定を行う伝送装置の設定変更方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の伝送装置を伝送路を介して接続したデータ伝送システムに於いては、監視制御装置を監視回線を介して各伝送装置に接続し、監視制御装置は、各伝送装置の状態情報等を監視回線を介して収集し、又その監視回線を介して各伝送装置の伝送帯域の設定変更やアドレス等の設定変更等を行うものである。その監視回線としては、LAN(Local Area Network)を用いるシステムや、伝送路の帯域の一部を用いたシステムが知られている。
【0003】
図12はデータ伝送システムの説明図であり、101は監視制御装置、102は伝送装置、103は伝送路、104は公衆網、105は架前端末、106は監視回線を示す。伝送路103を介して伝送装置102間が接続され、この伝送路103を介して主信号が伝送される。監視回線106は、この伝送路103の帯域設定等を利用して形成した場合を示し、又公衆網104を介して伝送路103と監視回線106とを形成することもできる。
【0004】
伝送装置102間の伝送方式として、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)方式を適用した場合は、SDHフレームのセクションオーバーヘッドの、例えば、D1〜D12バイトを利用したDCC(Data Communication Channel)による監視回線106又はSDHフレームのペイロード内を利用した監視回線106とすることができる。又ATM(Asynchronous Transfer Mode)方式を適用した場合は、例えば、OAM(Operation Administration and Maintenance)セルを用いて監視回線106を構成することができる。又監視制御装置101と各伝送装置102との間を伝送路103とは別のLANで接続し、このLANを監視回線106とすることができる。
【0005】
監視制御装置101は、監視回線106を介して各伝送装置102の状態情報の収集を行い、又各種の設定情報を送出し、伝送装置102に於ける伝送帯域の設定等を行うことができる。又各伝送装置102に架前端末105を接続し、この架前端末105から伝送装置102の各種の設定を行うことができる。
【0006】
又伝送フレームに切替情報を付加して伝送することにより、メモリを含む第1,第2のインタフェース部に対して切替指示を行い、第1のインタフェース部から第2のインタフェース部に、又はその逆に切替えて、経路変更等を行う手段が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特許第2576848号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来例の例えば図12に於いて、各伝送装置102に架前端末105を接続して、伝送装置102の設定変更を行う手段は、分散配置されているそれぞれの伝送装置102の設置個所に保守要員が出掛ける必要があり、又複数の伝送装置のそれぞれに接続した架前端末105を操作して設定変更を行うものであるから、誤設定の可能性が大きい問題がある。これに対して、監視制御装置101から監視回線106を介して伝送装置102に対して設定変更情報を送出する手段は、監視制御装置101から一括して設定変更処理を行うことが可能である。
【0009】
この場合、例えば、前述の特許文献1に示されているような伝送フレームによる切替情報を、設定変更情報としたとしても、各伝送装置102の設定変更が正常に行われなかった場合、伝送装置102間の伝送路103を介した主信号の伝送が不可能となる問題がある。このような問題が発生した場合、前述の架前端末105を伝送装置102に接続して設定変更を行うことになり、迅速な処理ができない問題があった。
本発明は、設定変更時に正常終了とならない場合でも、自動的に設定変更前の通信可能の状態に戻すことを可能とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の伝送装置の設定変更方法は、図1を参照して説明すると、監視制御装置1から複数の伝送装置2に対して監視回線6を介して設定変更を行う伝送装置の設定変更方法であって、監視制御装置1は、監視回線6を介して単一又は複数の伝送装置に設定変更情報を送出し、この設定変更情報を受信した伝送装置は、現在の設定情報を保持して、設定変更情報に従った設定変更処理を行い、この設定変更により、監視回線6を介した通信が可能か否かを判定し、正常通信が不可能の場合のみ、保持していた設定変更前の設定情報に従った設定状態に戻す過程を含むものである。
【0011】
又伝送装置2は、監視制御装置1からの設定変更情報を受信し、現在の設定情報を保持して、受信した設定変更情報に従った設定変更を行い、この設定変更により、監視回線6による通信が可能か否かを定期的に通信確認を行って判定し、所定時間内に通信可能とならない場合のみ、保持していた設定変更前の設定情報に戻す過程を含むものである。
【0012】
又監視制御装置1は、伝送装置2に対する設定変更情報を送出する前に予告通知を送出し、この予告通知を受信した伝送装置2は、監視制御装置1に対して定期的に通信確認を行う手段を起動して監視回線6の正常性を確認し、監視制御装置1からの設定変更情報を受信し、現在の設定情報を保持して、受信した設定変更情報に従った設定変更を行い、この設定変更により、監視回線6による通信が可能か否かを、定期的に通信確認を行う手段によって判定し、所定時間内に通信可能とならない場合のみ、保持していた設定変更前の設定情報に戻す過程を含むものである。
【0013】
又監視制御装置1は、伝送装置2に対する設定変更情報送出時に、伝送装置2に対する設定変更前の自装置に関連する設定情報を保持し、伝送装置2に於ける設定変更後の監視回線6による通信が可能か否かを判定し、通信不可の場合のみ、監視制御装置1に於ける設定情報を設定変更前の設定情報に戻す過程を含むものである。
【0014】
又伝送装置2間で主信号を伝送する伝送路3内に論理的に監視回線6を形成し、この監視回線6と監視制御装置1との間を接続して、監視制御装置1から伝送装置2に対して設定変更情報を送出する過程を含むことができる。又伝送装置2間で主信号を伝送する伝送路とは別のLAN等の物理的な監視回線6を形成し、この監視回線6と監視制御装置1との間を接続して、監視制御装置1から伝送装置2に対して設定変更情報を送出する過程を含むことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態の設定変更方法を適用するデータ伝送システムの一例を示すもので、1は監視制御装置、2は伝送装置、3は伝送路、4は公衆網、6は監視回線を示し、監視回線6は、主信号を伝送する伝送路3に、論理的に形成したインバンド方式を適用した場合を示す。なお、後述のように、監視回線6は、主信号を伝送する伝送路3とは物理的に異なるLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)等の回線により形成することができる。
【0016】
各伝送装置2は、監視制御装置1から監視回線6を介した設定変更情報を受信する手段と、設定変更情報に従って設定変更を行う手段と、設定変更前の設定情報を保持する手段と、設定変更が正常に行われたか否かを判定し、正常終了でない場合に、設定変更前の設定情報に従った設定状態に戻す手段と、監視制御装置1に対して応答情報を送出する手段とを備えている。
【0017】
従って、監視制御装置1から監視回線6を介して設定変更情報を指定した単一の伝送装置2又は複数の伝送装置2に送出すると、伝送装置2は、受信した設定変更情報に従った設定状態に変更し、その設定変更により正常に通信が可能か否かを判定し、正常に通信が可能の場合は、正常終了として、監視制御装置1に正常終了応答を送出し、正常に通信ができない場合は、正常終了ではないから、保持した前の設定情報に従って、前の設定状態に戻して、監視制御装置1に異常終了応答を送出する。従って、設定変更前の状態に戻ることにより、正常通信が可能となる。
【0018】
図2は、図1に於ける監視制御装置1の機能ブロック図であり、11はデータ変更処理部、12はデータ変更準備処理部、13は監視回線処理部、14はデータ管理部、15は設定情報データベース、16は判定処理部、17は定期監視処理部を示す。
【0019】
監視回線処理部13は、伝送装置2との間の監視回線6(図1参照)を管理し、この監視回線6を介して伝送装置2との間の設定情報や応答情報等の送受信機能や設定データ変換機能等を含むものである。又データ管理部14は、設定情報データベース15を管理し、伝送装置2の各種設定データの書込み及び読出しを制御する機能を有し、データ変更準備処理部12は、データ管理部14を介して設定情報データベース15から各種設定データを読出し、又データ管理部14を介して設定情報データベース15への各種設定データの書込みの制御を行う機能と、データ変更処理部11と監視回線処理部13と判定処理部16と定期監視処理部17との間で各種データの転送処理機能とを有するものである。
【0020】
又データ変更処理部11は、伝送路変更管理制御を行う機能と、監視回線処理部13に対して伝送路変更依頼を行う機能とを有する。又定期監視処理部17は、伝送装置2に対して定期的にメッセージ(コマンド)を送出する機能を有し、又判定処理部16は、伝送装置からの応答メッセージの受信の有無等により、伝送装置との間の監視回線6が疎通状態か切断状態か等の判定機能と、データ変更準備処理部12に対するデータ変更等の依頼を行う機能とを有する。
【0021】
図3は、図1に於ける各伝送装置2の機能ブロック図を示すもので、21はデータ変更処理部、22はデータ変更準備処理部、23は監視回線処理部、24はデータ管理部、25は設定情報データベース、26は判定処理部26、27は定期監視処理部、28は伝送路管理部、29は対監視制御装置定期監視実施フラグを示す。
【0022】
監視回線処理部23は、監視制御装置1との間の監視回線6(図1参照)を管理し、監視回線6を介して監視制御装置1との間でメッセージの送受信処理を行う機能を有し、又データ管理部24は、設定情報データベース25を管理し、各種設定データの書込み及び読出しを制御する機能を有する。又データ変更処理部21は、伝送路管理部28に対して設定変更情報の送出依頼と、それに対する伝送装置からの正常終了又は異常終了の応答を受信処理する機能とを有する。
【0023】
又データ変更準備処理部22は、データ管理部24に対して設定情報データベース25から各種設定データの読出し又は書込みを依頼する機能と、データ変更処理部21と監視回線処理部23と判定処理部26と定期監視処理部27との間で各種データの転送処理の機能と、対監視制御装置定期監視実施フラグ29のオン/オフを制御する機能とを有し、このフラグ29がオンの時は、定期監視処理部27に対して定期的にメッセージ送信を依頼し、オフの時は、そのメッセージ送信を停止させる。
【0024】
又判定処理部26は、監視制御装置1との間で通信が可能か否かを判定する機能と、判定結果をデータ変更準備処理部22に転送する機能とを有する。又定期監視処理部27は、監視制御装置1からの定期監視メッセージ(コマンド)の受信処理及びデータ変更準備処理部22からの指示に従って監視制御装置1に対する定期メッセージの送出処理の機能を有する。又情報(監視回線情報を含む)の設定変更を行う機能を有する。又伝送路管理部28は、データ変更処理部21からの指示に従って、伝送路情報(監視回線設定情報を含む)の設定変更を行う機能を有する。なお、伝送装置2として伝送路を介した主信号の伝送処理機能は図示を省略している。
【0025】
伝送装置2の設定変更の一例として、監視制御装置1から伝送装置2に対して伝送路変更の設定変更を行う場合、データ変更準備処理部12は、データ管理部14を介して変更前の設定データを読出して保持し、監視回線処理部13に対して、伝送路変更の設定変更を行う伝送装置2に対する伝送路変更メッセージ送信依頼を行い、伝送装置2が正常受信したか否かを、この伝送装置2からのレスポンスの受信の有無により判定する。
【0026】
又定期監視処理部17により伝送装置2に対してポーリング等の定期監視を実施している場合、このポーリングによるレスポンスの有無を監視し、判定処理部16に通知する。判定処理部16は、ポーリングによる定期監視に対する応答有りの場合は、監視回線が正常であるから、データ変更準備処理部12に対して、該当データの更新依頼を行う。データ変更準備処理部12は、データ管理部14に対して変更データを設定変更データベース15への書込みを依頼する。
【0027】
又ポーリング等の定期監視に対する応答無しの場合は、データ変更準備処理部12に対して、変更前データに戻すように依頼する。データ変更準備処理部12は、先に保持していた変更前のデータを設定情報データベース15に書込むようにデータ管理部14に依頼する。即ち、ポーリング等の定期監視に対する定期レスポンスを伝送装置から受信している場合の設定変更コマンドに対して、その後のポーリング等の定期監視に対するレスポンスが受信できない時は、設定変更処理の異常終了と判定して、前の設定状態に戻すことにより、以前の通信状態とすることができる。
【0028】
又ポーリング等の定期監視を行わない伝送システムに於いては、伝送路変更の設定変更を行う場合、データ変更準備処理部12は、データ管理部14を介して変更前のデータを読出して保持し、監視回線処理部13に対して、伝送路変更の設定変更を行う伝送装置2に対する伝送路変更メッセージ送信依頼を行い、伝送装置2からのレスポンス受信監視により、レスポンス受信の場合は、定期監視処理部17に対して定期的にメッセージを送信するように依頼する。定期監視処理部17は、定期的に送出するメッセージに対するレスポンスの有無を監視し、その有無の情報を判定処理部16に転送する。判定処理部16は、レスポンス有りの場合は、監視回線6が疎通状態であると判定して、データ変更準備処理部12に対して該当データの更新を依頼する。
【0029】
データ変更準備処理部12は、データ管理部14に対して、変更データの設定情報データベース15への書込みを依頼し、定期監視処理部17に対して定期的なメッセージの送信停止を依頼する。又判定処理部16は、定期的なメッセージに対するレスポンスを受信できない場合、データ変更準備処理部12に対して、変更前のデータに戻すように依頼し、データ変更準備処理部12は、先に保持していた変更前のデータを、設定情報データベース15に書込むようにデータ管理部14に依頼し、定期監視処理部17に対して定期的なメッセージの送信停止を依頼する。
【0030】
又伝送装置2に於いては、監視回線処理部23により、監視制御装置1からの伝送路変更コマンドを受信すると、データ変更準備処理部22に対して、伝送路のデータ変更を依頼する。データ変更準備処理部22は、データ管理部24を介して、現在の設定データを設定情報データベース25から読出して保持し、データ変更処理部21に対して伝送路変更を依頼する。データ変更処理部21は、伝送路管理部28に対して伝送路データ変更に従った処理を実行させ、その結果をデータ変更処理部21へ通知する。データ変更処理部21は、データ変更準備処理部22が、変更データを設定情報データベース25へ書込むように、データ管理部24に依頼し、監視回線処理部23に対して、監視制御装置1への正常終了レスポンスの送信依頼を行う。それにより、伝送路変更処理が終了する。
【0031】
その後、判定処理部26に於いて、監視制御装置1との間の監視回線6を介した通信不可検出と判定すると、判定処理部26は、データ変更準備処理部22に対して伝送路変更を実行した伝送路の情報を変更前のデータに戻すデータ変更を依頼する。データ変更準備処理部22は、先に保持していた変更前のデータによる変更依頼をデータ変更処理部21に依頼し、その結果を受信して、データ変更準備処理部22に通知する。データ変更準備処理部22は、データ管理部24に対して変更前のデータを転送して設定情報データベース25への書込みを依頼する。これにより、変更前の設定データに従った状態に戻して、監視制御装置1との間の通信を復旧させることができる。
【0032】
又対監視制御装置定期監視実施フラグ29を用いる場合、監視制御装置1は、設定変更を行う前に、設定変更を行う旨の予告通知を伝送装置2に送信するもので、伝送装置2に於いては、この予告通知に従ってデータ変更準備処理部22により対監視制御装置定期監視実施フラグ29をオンとし、予告通知に対するレスポンスを監視制御装置1に送出する。そして、監視制御装置1から例えば伝送路変更の設定変更情報を受信して、設定変更を実行した後、データ変更準備処理部22は、対監視制御装置定期監視実施フラグ29がオンの場合、定期監視処理部27に対して定期監視を依頼する。
【0033】
定期監視処理部27は、監視回線処理部23に対して定期監視メッセージの送信を依頼し、それに対するレスポンス受信を監視する。レスポンス受信ができない場合は、その旨を判定処理部26に通知する。判定処理部26は、監視回線による通信が不可能と判定し、データ変更準備処理部22へ、変更前のデータに戻すように依頼する。それにより、監視回線による通信が回復すると、データ変更準備処理部22は、対監視制御装置定期監視実施フラグ29をオフとし、定期監視処理部27に対して定期監視メッセージの送信停止を依頼する。従って、伝送装置2に於いても、監視制御装置1からの設定変更に従った設定変更処理が正常終了しない場合に、前の設定状態に戻して、監視制御装置1との間の監視回線6による通信が可能の状態に自動的に戻すことができる。
【0034】
前述の監視制御装置1及び伝送装置2に於ける各部の動作は、インバンド方式のみでなく、監視制御装置1と伝送装置2との間をLAN等を用いた監視回線6により接続して、監視制御装置1から監視、制御を行うアウトバンド方式に於いても、同様の動作を行うことができる。
【0035】
図4,図5は本発明の実施の形態のフローチャートを示し、監視制御装置1に於けるユーザインタフェースGUIを用いてデータ変更操作を行う場合を示し、監視制御装置1の内部の設定の変更の有無を判定し(A1)、監視制御装置1に於ける変更無しの場合は、変更対象装置(伝送装置)の該当データを、設定情報データベース15(DB)から読出すようにデータ管理部14に指示し、読出したデータを保持して(A2)。変更該当データの変更依頼コマンドを対象装置(伝送装置)へ送信する(A3)。そして、変更依頼コマンドに対する正常終了レスポンスを受信できたか否かを判定する(A4)。
【0036】
正常終了レスポンスを受信できない時又は異常終了レスポンスを受信した時、ユーザインタフェースGUI上に、異常終了のメッセージを表示する(A5)。又正常終了レスポンスを受信できた時は、変更した該当データを、データ管理部14を介して設定情報データベース15に書込み(A6)、そして、定常監視コマンド又は一定時間内のコマンドに対する正常レスポンス受信か否かを判定する(A7)。
【0037】
そして、正常レスポンス受信の場合は、監視回線が正常と判断する(A8)。又正常レスポンスを受信できない時は、変更処理が失敗したと判断し、該当データを、先に保持した変更前データに戻し(A9)、その変更前データを設定情報データベース15に書込んで保存する(A10)。
【0038】
又ステップ(A1)に於いて、監視装置内の変更有りと判断した場合、変更対象装置(伝送装置)の該当データを設定情報データベース15(DB)から読出して保持し(A11)、該当データの変更を実施し(A12)、データ変更正常終了か否かを判定し(A13)、正常終了できなかった場合は、該当変更データを、先に保持していた変更前データに戻す(A14)。又正常終了の場合は、変更した該当データを設定情報データベース15(DB)へ書込んで保存する(A15)。
【0039】
そして、定常監視コマンド又は一定時間内のコマンドに対する正常レスポンスを伝送装置から受信できたか否かを判定し(A16)、受信できた場合は、監視回線6は正常と判断する(A17)。又受信できなかった場合は、変更処理が失敗したと判断し、該当データを、先に保持していた変更前データに戻し(A18)、その変更前データを設定情報データベース15(DB)に書込んで保存する(A19)。
【0040】
図6,図7は本発明の実施の形態のフローチャートを示し、伝送装置2に於ける処理を示す。伝送装置2は、コマンドを受信すると、伝送路/監視回線の変更か否かを判定し(B1)、変更コマンドでない場合は、該当処理部へ転送して処理する(B2)。又変更コマンドの場合は、現在設定中の該当データを読出して保持し(B3)、その保持の処理が正常終了か否かを判定し(B4)、正常終了でなかった場合は、処理異常として(B10)、異常レスポンスを送信する(B11)。
【0041】
又ステップ(B4)に於いて正常終了と判定した場合、該当データの変更を実施し(B5)、その変更処理が正常終了か否かを判定する(B6)。正常終了でなかった場合は、該当データを、先に保持していた変更前データに戻し(B7)、この変更処理が正常終了か否かを判定し(B8)、この変更処理が正常終了した場合、変更処理失敗のレスポンスを作成し(B9)、そのレスポンスを送信する(B11)。又変更処理が正常終了しなかった場合は、処理異常のレスポンスを作成し(B10)、そのレスポンスを送信する(B11)。
【0042】
又ステップ(B6)に於いて、変更処理が正常終了と判定した場合、変更した該当データを設定情報データベース25(DB)へ書込んで保持し(B12)、変更処理正常終了のレスポンスを作成し(B13)、そのレスポンスを送信する(B14)。そして、定常監視コマンド又は一定時間内にコマンド受信有りか否かを判定し(B15)、受信有りの場合は、監視回線が正常と判断する(B16)。又受信無しの場合は、伝送路/監視回線の変更処理が失敗したと判断し、該当データを、先に保持していた変更前データに戻し(B17)、変更前データを設定情報データベース25(DB)に書込んで保持する(B18)。
【0043】
前述のように、監視制御装置1と伝送装置2との何れも設定変更情報に従った設定変更処理が正常終了しなかった場合に、設定変更前の設定状態に自動的に戻すことができるから、監視制御装置1から監視回線6を介して各伝送装置2に対する設定変更処理を行った場合の異常終了に対して、変更前の正常状態に自動的に戻して、データ伝送を継続することができる。
【0044】
図8は、本発明を適用したSDH伝送システムの要部を示すもので、31は監視制御装置、32a,32bは伝送装置、33a,33bはクロック供給装置、34はルータ、35は伝送路、36は10BASE−T等のLANを示す。
【0045】
伝送装置32a,32bは伝送路35を介して接続され、クロックに同期してSDHフレームを伝送するものであり、その為のクロックを、クロック供給装置33a,33bから供給するものであるが、何れか一方のクロック供給装置を運用系とし、他方を待機系とする。又SDHフレームのセクションオーバーヘッド又はペイロードを利用して形成した監視回線のデータをルータ34により抽出して監視制御装置31に転送し、又監視制御装置31からの各種情報を、SDHフレームのセクションオーバーヘッド又はペイロードに付加して伝送装置32a,32bに転送し、監視制御装置31との間のLAN36と伝送路35とを含めて監視回線を構成している。
【0046】
例えば、クロック供給装置33aを運用系として伝送装置32a,32bに対してクロックを供給し、伝送装置32a,32bは、供給されたクロックに同期してSDHフレームの伝送を行う状態に於いて、監視制御装置31から伝送装置32bに対して待機系のクロック供給装置33bからクロックの供給を受ける設定変更コマンド(クロック供給装置33a→33b)を受信したとすると、伝送装置32bのデータ変更準備処理部22(図3参照)に対してデータ変更依頼を行う。
【0047】
データ変更準備処理部22は、データ管理部24を介して設定情報データベース25から現在の設定データ(クロック供給装置33a)を読出して保持し、データ変更処理部21に対して、クロック供給装置33a→33bのデータ変更依頼を行う。データ変更処理部21は、伝送路管理部28に対してクロック供給装置33aからクロック供給装置33bの切替えを実施させ、その結果を受信し、又データ変更準備処理部22へ通知する。データ変更準備処理部22は、変更データ(クロック供給装置33b)を設定情報データベース25へ書込むようにデータ管理部24へ依頼し、監視回線処理部23に、監視制御装置31への応答送信依頼を行い、設定変更処理が完了する。
【0048】
前述の設定変更を、伝送装置32a,32bに対して同時に実施させた場合は、クロック供給装置33bから伝送装置32a,32bにクロックが供給されるので、伝送装置32a,32bに於ける同期伝送が可能となるが、伝送装置32bに対してのみ、クロック供給装置33aからクロック供給装置33bに切替える設定変更を行った場合、伝送装置32a,32bの同期がとれない状態となり、監視回線として通信不可となる。
【0049】
この監視回線の通信不可の状態を判定処理部26に於いて判定すると、データ変更準備処理部22に対して、設定変更を実施した設定情報(クロック供給装置33b)を変更前の設定情報(クロック供給装置33a)に戻すデータ変更依頼を行う。データ変更準備処理部22は、先に保持していた変更前データ(クロック供給装置33a)に変更するようにデータ変更処理部21に依頼する。データ変更処理部21は、伝送路管理部28に対して、クロック供給装置33bからクロック供給装置33aに戻すように指示し、その設定情報を、設定情報データベース25に書込むようにデータ管理部24に指示する。それによって、クロック供給装置33aからのクロックが伝送装置32bにも供給される状態となって、監視回線は疎通状態に戻ることになる。なお、伝送装置32a,32bに対して、クロック供給装置33aからクロック供給装置33bに同時に切替える設定変更を行う場合は、伝送装置32a,32b間の同期伝送が可能となるから、正常終了の場合は、監視回線の通信不可となる状態は発生しない。
【0050】
又図8に於いて、監視制御装置31から伝送装置32a,32bに対して定期的なポーリングによるレスポンスの有無を確認し、伝送装置32a,32bと監視回線とを含めて正常性の確認を行うことができる。このようなポーリングを行うシステムに於いて、前述のように、クロック供給装置33aからクロック供給装置33bに切替える設定変更を行う場合、設定変更処理が完了するまでは前述の処理動作を繰り返すことなるが、伝送装置32a,32bに対するクロック供給装置が異なることから、同期伝送が不可能となり、伝送装置32bまでの監視回線は通信不可となる。従って、伝送装置32bは、監視制御装置31からの定期的なポーリングの受信が不可能となり、判定処理部26は、前述と同様に、設定情報を元に戻すようにデータ変更準備処理部22に通知することにより、変更前の設定状態に戻ることになる。それによって、設定変更により不通状態の監視回線は疎通状態に戻ることができる。
【0051】
又設定変更前に、監視制御装置31から設定変更を行う伝送装置32bに予告通知を行うシステムに於いては、その予告通知によって伝送装置32bの定期監視処理部27は、監視制御装置31に対するポーリングを開始する。このポーリングによる監視制御装置31からのレスポンス受信により監視回線の正常性を確認し、監視制御装置31からの設定変更情報のクロック供給装置33aからクロック供給装置33bの切替えの設定変更コマンドを受信すると、データ変更準備処理部22に対してデータ変更依頼を行う。そして、データ変更処理は前述と同様の動作により行うもので、重複した説明は省略する。
【0052】
又データ変更が完了した後、定期監視処理部27は定期的なポーリングを継続するものであるが、伝送装置32a,32bがそれぞれ異なるクロック供給装置33a,33bからのクロックで動作を開始することにより、伝送装置32bの定期監視処理部27は、監視制御装置31からのレスポンスを受信できなくなり、判定処理部26は、変更前の設定状態に戻るようにデータ変更準備処理部22に依頼し、前の設定状態に戻ることにより、監視回線が元に戻って、監視制御装置31からのレスポンスを受信できる状態となる。
【0053】
このような定期的なポーリングを、監視制御装置31の定期監視処理部17に於いても行うシステムに於いては、前述の伝送装置32a,32bのクロック同期がとれない状態に設定変更した場合、ポーリングに対するレスポンスを監視制御装置31と伝送装置32bとに於いてそれぞれ受信できない状態となり、この状態を判定処理部16,26で判定し、伝送装置32bは設定変更前の状態に戻すことにより、相互のレスポンス受信が可能となるから、前の状態に戻ったことを確認することができる。
【0054】
図9は、本発明を適用したATM伝送システムの要部を示し、41は監視制御装置、42a,42bは伝送装置、43はATMセルを伝送する伝送路を示す。このATMセルを用いて監視情報や設定変更情報等を転送する監視回線を、伝送路43上に形成することになる。
【0055】
又監視制御装置41と伝送装置42aとがVPアドレス=0〜255の使用が可能であり、伝送装置42bはVPアドレス=0〜255の中のVPアドレス=3(内部通信用)のみを使用不可能とし、現在VPアドレス=2を用いて通信を行っているとし、監視制御装置41のVPアドレスを2→3に変更する処理と、伝送装置42bのVPアドレスを2→3に変更する処理とを同時に行う場合、監視制御部41からの設定変更情報(VPアドレス2→3)を伝送装置42bの監視回線処理部23により受信すると、伝送装置42bのデータ変更準備処理部22に対してデータ変更(VPアドレス2→3)を依頼する。
【0056】
データ変更準備処理部22は、データ管理部24を介して設定情報データベース25から現在の設定データ(VPアドレス=2)を読出して保存し、データ変更処理部21へデータ変更依頼を行う。データ変更処理部21は、伝送路管理部28へ該当伝送路のデータ変更(VPアドレス=2→3)を依頼し、伝送路管理部28はVPアドレスのデータ変更を実行し、その結果をデータ変更処理部21へ通知し、それにより、データ変更処理部21は、データ変更準備処理部22に通知する。データ変更準備処理部22は、変更データ(VPアドレス=3)を設定情報データベース25へ書込むようにデータ管理部24に依頼し、監視回線処理部23に対して、監視制御装置への応答送信依頼を行い、VPアドレス変更処理が完了する。
【0057】
又監視制御装置41に於いては、伝送装置42bに対するVPアドレス変更を行う時、データ変更準備処理部12は、データ管理部14を介して設定情報データベース15から変更前のデータ(VPアドレス=2)を読出して保持し、監視回線処理部13に対して、伝送装置42bへの設定変更コマンドの送信依頼を行う。これに対する伝送装置42bからのレスポンスを受信する。又データ変更準備処理部12は、監視制御装置41内の変更を行う為、データ変更処理部11に対して監視回線のデータ変更(VPアドレス=2→3)を依頼する。
【0058】
データ変更処理部11は、監視回線処理部13に対してデータ変更(VPアドレス=2→3)依頼を行う。それにより、監視回線処理部13は、データ変更(VPアドレス=2→3)を実行し、その結果をデータ変更処理部11へ通知し、データ変更処理部11は、その通知内容をデータ準備処理部12へ通知する。それにより、監視制御装置41内のVPアドレス変更が完了する。
【0059】
伝送装置42bに於いては、VPアドレス=3を内部通信用に使用する為、監視制御装置41と伝送装置42bとの間の通信は不可能となる。この為、伝送装置42bの判定処理部26及び監視制御装置41の判定処理部16に於いては、監視回線の通信不可の検出により、データ変更準備処理部12,22に於いて保持していた変更前のデータ(VPアドレス=2)に戻す処理を実行して、監視回線の通信を復旧することができる。
【0060】
又監視制御装置41から伝送装置42a,42bに対する定期的なポーリングを行い、レスポンス受信により正常性の確認を行うシステムに於いては、前述のポーリングを適用した場合と同様に、設定変更後のポーリングに対するレスポンス受信の有無により、監視回線が通信不可か否かの判定を行うことができる。
【0061】
図10は、本発明の実施の形態を適用するデータ伝送システムの概要説明図であり、図1と同一符号は同一部分を示し、7は10BASE−T等によるLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)を示し、主信号を伝送する伝送路3とは物理的に異なるLAN7により監視回線6を形成した場合を示す。即ち、監視回線6をアウトバンド方式により形成した場合を示す。又監視制御装置1及び伝送装置2は、それぞれ図2及び図3に示す機能を有するものである。
【0062】
図11は、IPプロトコルを用いた設定変更方法の説明図であり、51は監視制御装置、52a,52bは伝送装置、53は伝送路、57は10BASE−T等のLAN、56は監視回線を示す。この監視回線56は、LAN57によって形成され、又主信号は、伝送装置52a,52b間を接続する伝送路53を介して伝送される。又IPアドレスとして、監視制御装置51は、10.150.62.100、伝送装置52aは、10.150.85.1、伝送装置52bは、10.150.85.2が設定されている場合を示す。
【0063】
従って、監視制御装置51の設定情報データベース15(図2参照)には、設定情報の一つとして、自装置と伝送装置52a,52bとのIPアドレスが格納されており、又伝送装置52a,52bの設定情報データベース25(図3参照)には、それぞれ自装置と監視制御装置とのIPアドレスが格納されている。
【0064】
例えば、監視制御装置51から、伝送装置52aに対して、現在のIPアドレスから、10.150.85.101のIPアドレスに変更するコマンドを送出したとすると、伝送装置52aは、監視回線処理部23(図3参照)により受信して、データ変更準備処理部22に対してIPアドレスのデータ変更を依頼する。データ変更準備処理部22は、データ管理部24を介して設定情報データベース25から現在の設定情報のIPアドレス=10.150.85.1を読出して保持し、データ変更処理部21に対してIPアドレスのデータ変更を依頼する。データ変更処理部21は、伝送路管理部28に対してIPアドレスのデータ変更を依頼する。
【0065】
伝送路管理部28は、IPアドレスを10.150.85.1から10.150.85.101に変更し、正常終了としてデータ変更処理部21に通知する。データ変更処理部21は、変更IPアドレス=10.150.85.101を、設定情報データベース25へ書込むことをデータ管理部24に依頼すると共に、監視回線処理部23に対して、監視制御装置51への正常終了応答送信依頼を行う。これにより、設定変更が完了する。
【0066】
そして、監視制御装置51に於ける設定情報として、伝送装置52aのIPアドレスを10.150.85.101に変更した場合は、監視回線56は通信可能となるが、監視制御装置51に於いて設定変更していない場合、伝送装置52aと監視制御装置51との間の監視回線56は通信不可の状態となる。この通信不可の状態を伝送装置52aの判定処理部26に於いて検出判定すると、データ変更準備処理部22に対して変更前のIPアドレスに戻すようにデータ変更依頼を行う。
【0067】
データ変更準備処理部22は、先に保持していた変更前のIPアドレスに戻すように依頼する。データ変更準備処理部22は、保持していた変更前のIPアドレス=10.150.85.1にデータ変更するようにデータ変更処理部21に依頼する。データ変更処理部21は、伝送路管理部28に対してIPアドレスのデータ変更を依頼し、伝送路管理部28からの正常終了通知を受けると、データ変更準備処理部22へ正常終了を通知する。データ変更準備処理部22は、データ管理部24に対して、変更前のIPアドレス=10.150.85.1を転送して、設定情報データベース25への書込みを依頼する。それによって、変更前の設定データに戻すことができるから、監視回線56は通信可能の状態に復旧する。
【0068】
又前述の各実施の形態に於ける監視制御装置51の定期監視処理部17によるポーリングによって監視回線56の正常性の確認を行う手段、設定変更情報を送出する前の予告通知の手段、伝送装置52a,52bに於ける対監視制御装置定期監視実施フラグ29の設定による定期監視処理部27から監視制御装置51に対する定期的なポーリングの実施の手段等についても、IPアドレス設定変更過程に適用することができる。即ち、主信号を伝送する伝送路と物理的に異なるLAN7等を用いた監視回線による設定変更は、前述の主信号を伝送する伝送路内に論理的に形成した監視回線による設定変更のそれぞれの実施の形態を適用することができる。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、主信号を伝送する伝送路3を介して接続した複数の伝送装置2と、監視制御装置1との間を、伝送路内に論理的に形成した監視回線6又は伝送路と物理的に異なる回線により形成した監視回線により接続し、監視制御装置1から単一又は複数の伝送装置に対する各種の設定変更を行う場合、監視制御装置1又は伝送装置2は、設定変更前の設定情報を一時保持し、設定変更情報に従った設定変更を実行した後、監視制御装置1との間の監視回線6による通信が可能か否かを判定し、通信可能の場合は正常終了とするが、通信不可の場合は、一時的に保持していた設定変更前の設定情報に戻す処理を行うものであり、監視制御装置1及び各伝送装置2は、設定変更時に於ける正常終了とならない場合に、自動的にそれぞれ元の設定状態に戻すことができる。従って、監視制御装置1からオペレータの指示に従った伝送装置2の設定変更に於いて、異常終了の場合も、自動的に元の状態に復帰させることができるから、データ伝送システムの監視、制御の信頼性を向上することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するデータ伝送システムの概要説明図である。
【図2】監視制御装置の機能ブロック図である。
【図3】伝送装置の機能ブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態のフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態のフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態のフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態のフローチャートである。
【図8】SDH伝送システムの説明図である。
【図9】ATM伝送システムの説明図である。
【図10】本発明の適用するデータ伝送システムの概要説明図である。
【図11】IPプロトコルを用いた設定変更方法の説明図である。
【図12】データ伝送システムの説明図である。
【符号の説明】
1 監視制御装置
2 伝送装置
3 伝送路
4 公衆網
6 監視回線

Claims (6)

  1. 監視制御装置から複数の伝送装置に対して監視回線を介して設定変更を行う伝送装置の設定変更方法に於いて、
    前記監視制御装置は、前記監視回線を介して単一又は複数の前記伝送装置に設定変更情報を送出し、該設定変更情報を受信した伝送装置は、現在の設定情報を保持して前記設定変更情報に従った設定変更処理を行い、該設定変更により前記監視回線を介した通信が可能か否かを判定し、正常通信が不可能の場合のみ、保持していた前記設定変更前の設定情報に従った設定状態に戻す過程を含む
    ことを特徴とする伝送装置の設定変更方法。
  2. 前記伝送装置は、前記監視制御装置からの前記設定変更情報を受信し、現在の設定情報を保持して前記設定変更情報に従った設定変更を行い、該設定変更により前記監視回線による通信が可能か否かを定期的に通信確認を行って判定し、所定時間内に通信可能とならない場合のみ、前記保持していた設定変更前の設定情報に戻す過程を含むことを特徴とする請求項1記載の伝送装置の設定変更方法。
  3. 前記監視制御装置は、前記伝送装置に対する設定変更情報を送出する前に予告通知を送出し、該予告通知を受信した前記伝送装置は、前記監視制御装置に対して定期的に通信確認を行う手段を起動して前記監視回線の正常性を確認し、前記監視制御装置からの前記設定変更情報を受信し、現在の設定情報を保持して前記設定変更情報に従った設定変更を行い、該設定変更により前記監視回線による通信が可能か否かを前記定期的に通信確認を行う手段によって判定し、所定時間内に通信可能とならない場合のみ、前記保持していた設定変更前の設定情報に戻す過程を含むことを特徴とする請求項1記載の伝送装置の設定変更方法。
  4. 前記監視制御装置は、前記伝送装置に対する設定変更情報送出時に、前記伝送装置に対する設定変更前の自装置に関連する設定情報を保持し、前記伝送装置に於ける設定変更後の前記監視回線による通信が可能か否かを判定し、通信不可の場合のみ、前記監視制御装置に於ける設定情報を設定変更前の設定情報に戻す過程を含むことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の伝送装置の設定変更方法。
  5. 前記伝送装置間で主信号を伝送する伝送路内に論理的に前記監視回線を形成し、該監視回線と前記監視制御装置との間を接続して、該監視制御装置から前記伝送装置に対して設定変更情報を送出する過程を含むことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項記載の伝送装置の設定変更方法。
  6. 前記伝送装置間で主信号を伝送する伝送路とは別の物理的な監視回線を形成し、該監視回線と前記監視制御装置との間を接続して、該監視制御装置から前記伝送装置に対して設定変更情報を送出する過程を含むことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項記載の伝送装置の設定変更方法。
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