JP5064586B2 - 遮蔽構造および撮像素子支持構造 - Google Patents

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Description

ここに開示された技術は、開口部を遮蔽する遮蔽構造および撮像素子支持構造に関する。
従来より、隙間等の開口部を遮蔽する遮蔽構造として、様々な構造が知られている。その遮蔽構造の1つとして、撮像素子支持構造における遮蔽構造がある。
例えば、特許文献1に係る撮像素子支持構造においては、CCDホルダの背面側に、マスク部材、ローパスフィルタ、保護部材、撮像素子、保持部材、フレキシブルプリント基板がこの順で配列されている。保護部材は、撮像素子の方へ向かってスカート状に広がっている。そして、保護部材の内縁部(前端部)はローパスフィルタに当接する一方、保護部材の外縁部(後端部)は保持部材に当接している。撮像素子は、保護部材の内方に位置し、接着剤を介して保持部材に固着されている。保持部材は、複数のネジを介してCCDホルダに取り付けられている。こうして、保護部材は、ローパスフィルタと保持部材との間の隙間を遮蔽して、撮像素子の撮像面へ塵や埃等の異物が侵入しないようにしている。
特開2008−205723号公報
前記特許文献1に係る撮像素子支持構造においては、複数のネジの締め付け量を調整することによって、撮像素子の傾きが調整される。しかし、この構造では、ネジの締め付け量の程度によって、保護部材に捩れや撓みが生じる可能性がある。そして、この捩れや撓みに起因して、保護部材とローパスフィルタとの間、又は保護部材と保持部材との間において、相互に位置ズレが発生する可能性がある。このような位置ズレが発生した場合は、外部から塵や埃等の異物が侵入して、撮像素子の撮像面に塵や埃等の異物が付着する虞がある。
ここに開示された技術は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、隙間等の開口部を遮蔽する遮蔽部材が押し付けられた状態で設置される構成において、遮蔽部材の捻れや撓みに起因して大きな隙間が形成されることを抑制することにある。
ここに開示された遮蔽構造は、開口部を有する第1部材と、前記開口部を遮蔽する遮蔽部材と、前記遮蔽部材のうち前記開口部よりも内側の部分を第1部材へ向けて押圧する第2部材とを備え、前記開口部の開口縁は、多角形状であって、隅部が外方に張り出した形状をしているものとする。
また、ここに開示された撮像素子支持構造は、光軸が貫通する開口部を有するマスターフランジと、前記光軸方向を向いて見たときに前記開口部内に位置する状態で前記マスターフランジに直接的又は間接的に取り付けられる撮像素子と、前記開口部における前記マスターフランジと前記撮像素子との間の隙間を遮蔽する遮蔽部材とを備え、前記遮蔽部材は、前記開口部の開口縁に押し付けられた状態で配置され、前記開口部の開口縁は、多角形状であって、隅部が外方に張り出した形状をしているものとする。
さらに、ここに開示された別の撮像素子支持構造は、光軸が貫通する開口部を有するマスターフランジと、前記マスターフランジに取り付けられる取付部材と、前記取付部材に取り付けられ、前記光軸方向を向いて見たときに前記開口部内に位置する撮像素子と、前記開口部における前記マスターフランジと前記取付部材との間の隙間を遮蔽する遮蔽部材とを備え、前記遮蔽部材は、前記開口部の開口縁に押し付けられた状態で配置され、前記開口部の開口縁は、多角形状であって、隅部が外方に張り出した形状をしているものとする。
前記遮蔽構造によれば、遮蔽部材が第2部材により押圧されても、開口部の隅部に遮蔽部材が広がるスペースを確保することができるため、遮蔽部材の捻れや撓みが緩和される。その結果、遮蔽部材と第1部材との間の隙間を抑制することができる。
また、前記撮像素子支持構造によれば、遮蔽部材が開口部の開口縁に押し付けられる構成であっても、開口部の隅部に遮蔽部材が広がるスペースを確保することができるため、遮蔽部材の捻れや撓みが緩和される。その結果、遮蔽部材と開口部の開口縁との間の隙間を抑制することができる。
実施形態1に係るレンズ鏡筒の、斜め前方からの斜視図である。 レンズ鏡筒の、斜め後方からの斜視図である。 レンズ鏡筒の、縦断面図である。 レンズ鏡筒の撮像素子周辺部の分解斜視図である。 第1開口部の正面図である。 防塵シートの正面図である。 図3の囲み部VIIにおける拡大断面図である。 実施形態2に係る撮像素子支持構造の分解斜視図である。 撮像素子構造の正面図である。 撮像素子構造の、図9のX−X線における断面図である。 実施形態3に係る撮像素子の正面図である。 撮像素子支持構造の、図11のXII−XII線における断面図である。 実施形態4に係る容器の分解斜視図である。 容器の正面図である。 容器の、図14のXV−XV線における断面図である。 第1変形例に係る第1開口部の正面図である。 第2変形例に係る第1開口部の正面図である。 第3変形例に係る第1開口部の正面図である。 第4変形例に係る第1開口部の正面図である。
以下、例示的な実施形態について説明する。
《発明の実施形態1》
図1は、本実施形態1に係るレンズ鏡筒の、斜め前方からの斜視図であり、図2は、レンズ鏡筒の、斜め後方からの斜視図であり、図3は、レンズ鏡筒の、縦断面図である。
[1.レンズ鏡筒100の構成]
本実施形態では、レンズ鏡筒100における遮蔽構造について説明する。この遮蔽構造は、撮像素子支持構造1の一部となっている。
レンズ鏡筒100は、デジタルスチルカメラやビデオムービー等の撮像装置に用いられる。レンズ鏡筒100は、その内部にズームレンズやフォーカスレンズ等の各種レンズを有する光学系と、入射する光を電気信号に変換して出力する撮像素子110を備えている。被写体からの光線は、前記光学系を介して、撮像素子110に光学像として結像される。撮像素子110は、CCD(Charge Coupled Device)センサ又はCMOS(Complementary metal−oxide Semiconductor)センサで構成される。
レンズ鏡筒100は、沈胴タイプである。詳しくは、レンズ鏡筒100は、第1鏡筒121と、第1鏡筒121を収容する第2鏡筒122と、第2鏡筒122を収容する第3鏡筒123と、第3鏡筒123を収容する固定鏡筒124とを有している。固定鏡筒124は、概ね、カメラ本体(図示省略)内に収納されている。撮影をする場合には、第1鏡筒121が第2鏡筒122に対して繰り出されたり、第2鏡筒122が第3鏡筒123に対して繰り出されたり、第3鏡筒123が固定鏡筒124に対して繰り出されたりする。一方、撮影しない場合には、第1鏡筒121が第2鏡筒122に収納され、第2鏡筒122が第3鏡筒123に収納され、第3鏡筒123が固定鏡筒124に収納される。こうして、非撮影時には、レンズ鏡筒100は、カメラ本体内に収納される。
レンズ鏡筒100の光学系は、光学像を取り込むためのレンズ群と、ズーム用のレンズ群と、フォーカス用のレンズ群とを有している。これらのレンズ群は、各種レンズ枠やカム枠に保持され、光軸A方向に移動可能に構成されている。撮影時には、各々のレンズ群の間隔が調整され、光学像のズームやフォーカスが調整される。これらのレンズ群を通過した被写体からの光線が光学像として撮像素子110に結像される。
ズーム用のレンズ群は、ズームレンズ131〜136によって構成されている。このズームレンズ131〜136は、ズームモータユニットによって、光軸A方向に駆動される。また、フォーカス用のレンズ群は、フォーカスレンズ137によって構成されている。このフォーカスレンズ137は、フォーカスモータユニットによって光軸A方向に駆動される。
レンズ鏡筒100には、撮像素子支持構造1が含まれている。図4は、レンズ鏡筒の撮像素子周辺部の分解斜視図であり、図5は、第1開口部の正面図であり、図6は、防塵シートの正面図であり、図7は、図3の囲み部VIIにおける拡大断面図である。撮像素子支持構造1は、図3,4に示すように、光軸Aが貫通する第1開口部150を有するマスターフランジ155と、マスターフランジ155に取り付けられる取付板160と、取付板160に支持され、光軸A方向を向いて見たときに第1開口部150内に位置する撮像素子110と、第1開口部150における、マスターフランジ155と撮像素子110との間の隙間を遮蔽する防塵シート170とを備えている。尚、以下の説明においては、説明の便宜上、光軸A方向における被写体側を前側とし、その反対側を後側とする。また、背面とは、後側の面を意味する。
マスターフランジ155は、略板状の部材である。第1開口部150は、マスターフランジ155の略中央に貫通形成されている。第1開口部150は、略長方形状をしている。第1開口部150のさらに詳細な形状については後述する。また、マスターフランジ155の背面側には、取付板160をネジ止めするための3つのネジ孔(図示省略)が設けられている。このマスターフランジ155が第1部材を構成する。
撮像素子110は、板状の部材である。撮像素子110は、第1開口部150よりも小さい長方形状をしている。撮像素子110は、取付板160を介してマスターフランジ155に間接的に取り付けられる。この撮像素子110は、第2部材を構成する。
防塵シート170は、弾性及び遮光性のあるプラスチック製の薄板で構成されている。防塵シート170は、略長方形状の枠状に形成されている。防塵シート170は、略長方形状の外周形状を有すると共に、中央に略長方形状の第2開口部175を有している。防塵シート170の外周形状は、マスターフランジ155の第1開口部150よりも大きい。また、第2開口部175は、撮像素子110よりも小さい。防塵シート170のさらに詳細な形状については後述する。防塵シート170の第2開口部175の開口縁部は、撮像素子110の前面の周縁部に両面テープ180を介して接着される。また、防塵シート170の前面には、第2開口部175を覆うようにフィルタガラス190が両面テープ180を介して接着される。この防塵シート170が遮蔽部材を構成する。
取付板160は、板状の部材である。取付板160には、ビス162,162,…が挿通される3つの貫通孔161,161,…が設けられている。また、取付板160には、撮像素子110が接着されている。この取付板160が取付部材を構成する。
取付板160をビス162,162,…を介してマスターフランジ155に取り付けると、光軸A方向を向いて見たときに、撮像素子110はマスターフランジ155の第1開口部150内に位置する。そして、防塵シート170は、マスターフランジ155の背面側から、第1開口部150の開口縁150aに当接している。このとき、防塵シート170は、第1開口部150の開口縁150aの全周に亘って当接している。撮像素子110は第1開口部150よりも小さいため、第1開口部150においては、マスターフランジ155と撮像素子110との間に隙間が形成される。しかし、この隙間は、防塵シート170により遮蔽される。こうして、この隙間からレンズ鏡筒100の内部に塵、埃等の異物が侵入することを抑制している。
ここで、3つのビス162,162,…の締め付け量をそれぞれ調整することによって、撮像素子110の光軸Aに対する傾きを調整することができる。すなわち、マスターフランジ155のネジ孔、取付板160の貫通孔161,161,…及びビス162,162,…が傾き調整機構を構成する。
[2.第1開口部150の構成]
以下、第1開口部150の詳細な形状について説明する。第1開口部150の開口縁150aは、略長方形状であって、隅部が外方に張り出した形状をしている。詳しくは、第1開口部150の開口縁150aは、長方形の長辺に相当する、互いに平行な一組の直線状の長辺部151a,151cと、長方形の短辺に相当する、互いに平行な一組の直線状の短辺部151b,151dと、長方形の角に相当する、4つの隅部152,152,…とを有している。ここで、「直線状」とは、厳密に直線である必要はなく、実質的に直線となった形状を意味する。すなわち、多少、湾曲した形状であっても細く延びる形状であればよい。各隅部152は、長辺部151a,151c及び短辺部151b,151dをそれぞれ延長して形成される長方形(図5中に二点鎖線で図示)よりも外方に張り出している。隅部152は、全体として釣鐘状に形成されている。隅部152のうち、少なくとも、外方に最も張り出した部分である頂部152aと、長辺部151a(151c)及び短辺部151b(151d)と連結される部分である裾部152b,152bとは、曲線で形成されている。ここで、「外方に最も張り出した部分」とは、第1開口部150の中心(重心)から最も離れた部分を意味する。頂部152aは、第1開口部150の外方へ凸状に湾曲している。裾部152bは、第1開口部150の内方へ凹状に湾曲している。こうして、隅部152は、長辺部151a(151c)及び短辺部151b(151d)と滑らかに連結され、隅部152自体も滑らかな曲線で形成されている。
[3.防塵シート170の構成]
ここで、防塵シート170の構成について詳細に説明する。防塵シート170の外周形状は、略長方形状であって、隅部が外方に張り出した形状をしている。詳しくは、防塵シート170は、長方形の長辺に相当する、互いに平行な一組の直線状の長辺部171a,171cと、長方形の短辺に相当する、互いに平行な一組の直線状の短辺部171b,171dと、長方形の角に相当する、4つの隅部172,172,…とを有している。各隅部172は、長辺部171a,171c及び短辺部171b,171dをそれぞれ延長して形成される長方形(図6中に二点鎖線で図示)よりも外方に張り出している。隅部172は、全体として釣鐘状に形成されている。隅部172のうち、少なくとも、外方に最も張り出した部分である頂部172aと、長辺部171a(171c)及び短辺部171b(171d)と連結される部分である裾部172b,172bとは、曲線で形成されている。頂部172aは、防塵シート170の外方へ凸状に湾曲している。裾部172bは、防塵シート170の内方へ凹状に湾曲している。こうして、隅部172は、長辺部171a(171c)及び短辺部171b(171d)と滑らかに連結され、隅部172自体も滑らかな曲線で形成されている。
[4.防塵シート170の設置]
このように構成された防塵シート170は、マスターフランジ155に設置したときに、取付板160の押圧によって、撮像素子110を介してマスターフランジ155の第1開口部150の開口縁150aに押し付けられる。ここで、マスターフランジ155の背面においては、図7に示すように、第1開口部150の開口縁150aが面取りされて、光軸Aに対して傾斜した面で構成されている。すなわち、マスターフランジ155の背面において、第1開口部150の開口縁150aは、或る程度の幅を有した傾斜面150cで構成されている。したがって、防塵シート170は、第1開口部150の開口縁150aとしての傾斜面150cに当接することになる。
ここで、防塵シート170の中央部は、撮像素子110により前方に押圧され、周縁部は、第1開口部150の開口縁150aにより動きが拘束されるため、防塵シート170は、中央部が周縁部よりも前方へ突出するように変形する。その際、防塵シート170には、撓みや捩れによる皺が発生する。この皺は、第1開口部150の中心(重心)に近い部分、例えば、長辺部151a,151c及び短辺部151b,151dの中央には発生し難く、第1開口部150の中心(重心)から離れた部分である隅部152,152,…に集中し易い。本実施形態では、隅部152,152,…が外方に張り出した形状となっているため、第1開口部150の開口縁150aが単純な長方形である場合と比較して、隅部152,152,…におけるスペースが拡大されている。そのため、単純な長方形であれば、長方形の角部で皺を形成していた防塵シート170は、隅部152内に入り込むように広がり、皺の発生が抑制される。その結果、防塵シート170とマスターフランジ155との密着性が高くなり、防塵シート170とマスターフランジ155との間の隙間から塵や埃等の異物が侵入することを抑制することができる。
[5.実施形態の効果]
本実施形態では、撮像素子支持構造1は、光軸Aが貫通する第1開口部150を有するマスターフランジ155と、光軸A方向を向いて見たときに第1開口部150内に位置する状態でマスターフランジ155に間接的に取り付けられる撮像素子110と、第1開口部150におけるマスターフランジ155と撮像素子110との間の隙間を遮蔽する防塵シート170とを備えている。そして、防塵シート170は、第1開口部150の開口縁150aに押し付けられた状態で配置され、第1開口部150の開口縁150aは、実質的に長方形状であって、隅部152,152,…が外方に張り出した形状をしている。こうして、第1開口部150の隅部152,152,…を外方に張り出した形状とすることによって、防塵シート170が広がるスペースを確保することができ、防塵シート170の皺を低減することができる。
つまり、防塵シート170をマスターフランジ155に押し付け、中央部が周縁部よりも前方へ突出するように防塵シート170が変形する構成においては、防塵シート170には捻れや撓みが生じてしまう。その結果、防塵シート170に皺が発生する。特に、本実施形態では、防塵シート170の外周縁は自由端であるため、防塵シート170と第1開口部150の開口縁150aとの当接部において皺が生じ易く、防塵シート170と第1開口部150の開口縁150aとの当接部に隙間が発生してしまう虞がある。
それに対し、防塵シート170の皺が集中し易い、第1開口部150の隅部152,152,…を外方に張り出した形状とすることによって、防塵シート170を隅部152内に入り込むように広がらせることができ、防塵シート170に発生する皺を低減することができる。その結果、防塵シート170とマスターフランジ155との間の隙間から塵や埃等の異物が侵入することを抑制することができる。
また、隅部152のうち長辺部151a(151c)及び短辺部151b(151d)と連結される裾部152b,152bは、曲線で形成されている。これにより、防塵シート170と開口縁150aとの密着性を向上させることができる。
つまり、隅部152と長辺部151a(151c)及び短辺部151b(151d)との連結部が角張っていると、防塵シート170と開口縁150aとの密着性を確保するためには、防塵シート170を該連結部において折り曲げる必要がある。しかしながら、平坦な防塵シート170を開口縁150aに押し付けるだけの構成において、防塵シート170を自然に屈曲させることは難しく、さらに、防塵シート170のどの部分が該連結部に位置するかは押し付け量によって変化するため、防塵シート170を予め折り曲げておくことも難しい。
それに対して、隅部152の裾部152b,152bは、曲線で形成され、第1開口部150の長辺部151a(151c)及び短辺部151b(151d)と滑らかに連結されている。つまり、防塵シート170を開口縁150aに押し付けることによって、防塵シート170を開口縁150aに沿って自然に湾曲させることができる。その結果、防塵シート170と開口縁150aとの密着性を向上させることができる。
さらに、隅部152の頂部152aも曲線で形成されているため、防塵シート170と開口縁150aとの密着性をさらに向上させることができる。つまり、隅部152の頂部152aにおいては、防塵シート170が最も大きく湾曲する。隅部152の頂部152aが角張っていると、防塵シート170は折れ曲がらなければ、防塵シート170と開口縁150aとの密着性を確保することができない。それに対し、隅部152の頂部152aを曲線で形成することによって、防塵シート170を緩やかに湾曲させることで防塵シート170と開口縁150aとの密着性を確保することができる。
さらに、防塵シート170を、第1開口部150の開口縁150aと同様の形状にすることによって、防塵シート170と開口縁150aとの密着性を向上させることができる。防塵シート170が中央ほど前方に突出するように変形する際には、周縁部ほど大きな皺が発生する。皺となっている部分は、防塵シート170の変形に際して余分な部分であり、防塵シート170の変形を多少なりとも阻害している。それに対して、本実施形態では、防塵シート170を、第1開口部150の開口縁150aと同じように、4つの隅部を有する長方形状とし、4つの隅部が外方に張り出した形状としている。つまり、防塵シート170の周縁部において、第1開口部150の開口縁150aの隅部152,152,…に対応する部分は、隅部152,152,…との当接を維持するために外方に張り出しているが、それ以外の部分は開口縁150aのうち長辺部151a,151c及び短辺部151b,151dとの当接を維持できる程度まで内側に切り込まれている。このように、防塵シート170の周縁部のうち不要な部分が切り欠かれているため、防塵シート170が変形する際の周縁部における皺の発生が抑制され、防塵シート170を容易に変形させることができる。それに加えて、防塵シート170を、開口縁150aの隅部152,152,…に対応する部分を含む大きな長方形状とする場合に比べて、防塵シート170の面積を小さくして材料コストを低減することができる。さらに、防塵シート170の周縁部のうち切り欠かれた部分には、他の部品を配置する等して、スペースを有効に活用することができる。
また、撮像素子支持構造1は、撮像素子110のマスターフランジ155に対する傾きを調整可能な傾き調整機構をさらに備えている。調整機構は、撮像素子110のマスターフランジ155への押し付け量を調整することによって、撮像素子110のマスターフランジ155に対する傾きを調整することができる。かかる構成では、撮像素子110のマスターフランジ155への押し付け量を調整することによって、防塵シート170のマスターフランジ155への押し付け量も変化する。それに対して、第1開口部150の開口縁150aは隅部152,152,…が外方に張り出した形状をしているため、防塵シート170の押し付け量が変化しても、防塵シート170の皺の発生を抑制することができる。
《発明の実施形態2》
続いて、実施形態2について説明する。図8は、実施形態2に係る撮像素子支持構造の分解斜視図を、図9は、撮像素子支持構造の正面図を、図10は、図9のX−X線における断面図を示す。
実施形態2に係る撮像素子支持構造2は、撮像素子110及び防塵シート170等の配置が異なる。そこで、実施形態1と同様の構成については、同様の符号を付して説明を省略し、異なる構成を中心に説明する。
撮像素子支持構造2は、マスターフランジ155(図9においてのみ図示)と、マスターフランジ155に固定される取付板260と、取付板260に支持され、光軸A方向を向いて見たときに第1開口部150内に位置する撮像素子110と、第1開口部150における、マスターフランジ155と取付板260との間の隙間を遮蔽する防塵シート170とを備えている。
取付板260は、板状の部材である。取付板260には、ビス(図示省略)が挿通される3つの貫通孔261,261,…が設けられている。取付板260の中央には、前方に膨出する膨出部263が設けられている。膨出部263は、撮像素子110よりも大きく且つマスターフランジ155の第1開口部150よりは小さな略長方形状をしている。膨出部263の中央には、開口部264が貫通形成されている。この膨出部263は、背面側から撮像素子110が嵌め込まれ、撮像素子110の撮像面が開口部264を介して前方へ露出している。撮像素子110の前面における周縁部が、取付板260の膨出部263に対して背面側から接着されている。この取付板260が取付部材を構成する。
防塵シート170は、取付板260の膨出部263の前面に接着されている。防塵シート170の第2開口部175は、膨出部263よりも小さく、開口部264よりも大きい。防塵シート170の前面には、第2開口部175を覆うようにフィルタガラス190が両面テープを介して接着されている。
撮像素子110の背面には、フレキシブル基板280が取り付けられている。フレキシブル基板280と撮像素子110とは、電気的に導通している。
このように構成された取付板260をビスを介してマスターフランジ155に取り付ける。こうして、撮像素子110は、取付板260を介してマスターフランジ155に間接的に取り付けられている。この状態において、撮像素子110及び膨出部263は、光軸A方向を向いて見たときに、マスターフランジ155の第1開口部150内に位置する。そして、防塵シート170は、マスターフランジ155の背面側から、第1開口部150の開口縁150aに当接している。このとき、防塵シート170は、第1開口部150の開口縁150aの全周に亘って当接している。膨出部263は第1開口部150よりも小さいため、第1開口部150においては、マスターフランジ155と膨出部263との間に隙間が形成される。しかし、この隙間は、防塵シート170により遮蔽される。こうして、この隙間からレンズ鏡筒の内部に塵、埃等の異物が侵入することを抑制している。
つまり、実施形態1では、防塵シート170がマスターフランジ155と撮像素子110との間の隙間を遮蔽していたのに対し、実施形態2では、防塵シート170は、マスターフランジ155と取付板260との間の隙間を遮蔽している。このような構成であっても、取付板260をマスターフランジ155に取り付けることによって、防塵シート170は、膨出部263が接着された中央部が周縁部よりも前方に突出するように変形する。このとき、防塵シート170に捻れや撓みが発生するが、第1開口部150の開口縁150aの隅部152,152,…を設けることによって防塵シート170が皺を形成せずに広がるスペースを確保することができ、防塵シート170の皺を低減することができる。これにより、防塵シート170とマスターフランジ155との間の隙間を抑制することができると共に、防塵シート170と膨出部263及びフィルタガラス190との剥離を抑制することができる。
したがって、本実施形態によれば、撮像素子支持構造2は、光軸Aが貫通する第1開口部150を有するマスターフランジ155と、マスターフランジ155に取り付けられる取付板260と、取付板260に取り付けられ、光軸A方向を向いて見たときに第1開口部150内に位置する撮像素子110と、第1開口部150におけるマスターフランジ155と取付板260との間の隙間を遮蔽する防塵シート170とを備えている。そして、防塵シート170は、第1開口部150の開口縁150aに押し付けられた状態で配置され、第1開口部150の開口縁150aは、実質的に長方形状であって、隅部152,152,…が外方に張り出した形状をしている。こうして、第1開口部150の隅部152,152,…を外方に張り出した形状とすることによって、防塵シート170が広がるスペースを確保することができ、防塵シート170の皺を低減することができる。
《発明の実施形態3》
続いて、実施形態3について説明する。図11は、実施形態3に係る撮像素子の正面図を、図12は、撮像素子支持構造の、図11のXII−XII線における断面図を示す。
実施形態3に係る撮像素子支持構造3は、撮像素子がマスターフランジに直接取り付けられている点で、実施形態1と異なる。そこで、実施形態1と同様の構成については同様の符号を付して説明を省略し、異なる構成を中心に説明する。
実施形態3に係る撮像素子310は、セラミック基板311と、セラミック基板311の一方の主面に設けられた半導体素子312と、中央に開口部313aを有する板状の樹脂パッケージ313と、樹脂パッケージ313の開口部313aを覆うカバーガラス314とを有している。
セラミック基板311は、略長方形状の板状の部材である。半導体素子312は、略長方形状をしており、光電変換機能を有する。
樹脂パッケージ313の開口部313aは、セラミック基板311よりも小さく且つ半導体素子312よりも大きな略長方形状をしている。樹脂パッケージ313には、背面側からセラミック基板311が取り付けられている。このとき、半導体素子312は、開口部313a内に位置している。カバーガラス314は、開口部313aを覆うように、樹脂パッケージ313の前面に取り付けられている。樹脂パッケージ313には、ビスが挿通される貫通孔313b,313bが貫通形成されている。これら貫通孔313b,313bに挿通されたビスを介して、撮像素子310がマスターフランジ155(図12においてのみ図示)に取り付けられる。この樹脂パッケージ313が取付部を構成する。
ここで、カバーガラス314の前面には防塵シート170(図12においてのみ図示)が接着されている。防塵シート170の構成は、実施形態1と同様である。防塵シート170の第2開口部175は、カバーガラス314よりも小さい。防塵シート170は、カバーガラス314の大部分が第2開口部175から露出するように、カバーガラス314の前面に接着される。
撮像素子310がマスターフランジ155に取り付けられた状態において、光軸A方向を向いて見たときに、カバーガラス314がマスターフランジ155の第1開口部150内に位置する。防塵シート170はマスターフランジ155の第1開口部150の開口縁150aに押し付けられ、撮像素子310が接着されている中央部が周縁部よりも前方へ突出するように変形する。このとき、防塵シート170に捻れや撓みが発生するが、第1開口部150の開口縁150aの隅部152,152,…を設けることによって防塵シート170が広がるスペースを確保することができ、防塵シート170の皺を低減することができる。これにより、防塵シート170とマスターフランジ155との間の隙間を抑制することができると共に、防塵シート170と膨出部263及びフィルタガラス190との剥離を抑制することができる。
《発明の実施形態4》
続いて、実施形態4について説明する。図13は、実施形態4に係る容器の分解斜視図を、図14は、実施形態4に係る容器の正面図を、図15は、容器の、図13のXV−XV線における断面図を示す。
実施形態4に係る容器400は、例えば、食品等を収容するものである。容器400は、箱410と蓋420とを備えている。また、容器400は、遮蔽構造4を備えている。
箱410は、内部に空洞を有する直方体状の部材である。直方体の相対向する一組の壁部410a,410bは、略正方形状に形成されている。そのうちの一方の壁部410aの中央には、略正方形状の開口部411が貫通形成されている。この箱410が第1部材を構成する。
蓋420は、箱410の壁部410aよりも大きな略正方形状の主壁部421と、主壁部421の周縁から垂直に延びる4つの周壁部422,422,…とを有している。主壁部421の中央には、蓋420の内方に陥没する陥没部423が形成されている。すなわち、陥没部423は、主壁部421から周壁部422が延びる方向と同じ方向に陥没している。陥没部423の断面は、開口部411よりも小さい略正方形状に形成されている。蓋420を箱410に設置した状態においては、陥没部423は開口部411の内方に位置する。この蓋420が第2部材を構成する。
ここで、箱410と蓋420との間には、防塵シート470が設けられている。防塵シート470は、弾性及び遮光性のあるプラスチック製の薄板で構成されている。防塵シート470は、箱410の壁部410aよりも小さく、開口部411よりも大きな略正方形状をしている。防塵シート470は、開口部411を覆うようにして箱410に設置される。この防塵シート470が遮蔽部材を構成する。
さらに詳しくは、開口部411の開口縁411aは、略正方形状であって、隅部が外方に張り出した形状をしている。詳しくは、開口部411の開口縁411aは、正方形の辺に相当する4つの辺部412,412,…と、正方形の角に相当する、4つの隅部413,413,…とを有している。各隅部413は、辺部412,412,…をそれぞれ延長して形成される正方形(図中に二点鎖線で図示)よりも外方に張り出している。隅部413は、全体として釣鐘状に形成されている。隅部413のうち、少なくとも、外方に最も張り出した部分である頂部413aと、辺部412,412と連結される部分である裾部413b,413bとは、曲線で形成されている。頂部413aは、開口部411の外方へ凸状に湾曲している。裾部413bは、開口部411の内方へ凹状に湾曲している。こうして、隅部413は、辺部412,412と滑らかに連結され、隅部413自体も滑らかな曲線で形成されている。
また、防塵シート470の外周形状は、略正方形状であって、隅部が外方に張り出した形状をしている。詳しくは、防塵シート470は、正方形の辺に相当する、直線状の辺部471,471,…と、正方形の角に相当する、4つの隅部472,472,…とを有している。ここで、「直線状」とは、厳密に直線である必要はなく、実質的に直線となった形状を意味する。すなわち、多少、湾曲した形状であっても細く延びる形状であればよい。各隅部472は、辺部471,471,…をそれぞれ延長して形成される正方形(図中に二点鎖線で図示)よりも外方に張り出している。隅部472は、全体として釣鐘状に形成されている。隅部472のうち、少なくとも、外方に最も張り出した部分である頂部472aと、辺部471,471と連結される部分である裾部472b,472bとは、曲線で形成されている。頂部472aは、防塵シート470の外方へ凸状に湾曲している。裾部472bは、防塵シート470の内方へ凹状に湾曲している。こうして、隅部472は、辺部471,471と滑らかに連結され、隅部472自体も滑らかな曲線で形成されている。
遮蔽構造4は、このように構成された、箱410と、蓋420と、防塵シート470とを備えている。以下、遮蔽構造4について詳しく説明する。
前記防塵シート470は、箱410の開口部411を塞ぐ位置に配置され、その状態で、蓋420が箱410に取り付けられる。このとき、防塵シート470は、蓋420の陥没部423によって箱410の開口部411の開口縁411aに押し付けられ、陥没部423が当接する中央部が周縁部よりも箱410の内方へ突出するように変形する。このとき、隅部413,413,…は、外方に張り出した形状となっており、防塵シート470が皺を形成せずに広がることができるスペースが確保されている。これにより、防塵シート470の皺を低減することができる。その結果、防塵シート470と箱410の開口部411との間の隙間を抑制することができる。
《その他の実施形態》
前記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
第1開口部150の開口縁150aは、四角形に限られない。開口縁150aは、多角形状であればよく、三角形状、五角形状、六角形状等であってもよい。その場合、防塵シート170は、開口縁150aと同様の多角形状(すなわち、同じ個数の隅部を有する多角形状)に形成される。すなわち、開口縁150aが六角形状であれば、防塵シート170も六角形状となる。ここで、「多角形状」とは、多角形を構成する辺が厳密に直線である必要がなく、また、多角形の隅部が厳密に角をなしている必要がない(即ち、丸まっていてもよい)ことを意味する。
また、第1開口部150の開口縁150a及び防塵シート170の各辺部は、直線に限られるものではない。各辺部は、実質的に直線に形成されていれば、多少、湾曲又は屈曲していてもよい。
さらに、第1開口部150の開口縁150aは、辺部と隅部の裾部との区別が明確でなくてもよい。例えば、図16に示すように、隣接する2つの隅部152,152の一方の裾部152bと、長辺部151a(151c)又は短辺部151b(151d)と、他方の隅部の裾部152bとが、連続的な曲線で形成されていてもよい。この場合、辺部が省略されていると捉えることもできるし、辺部が曲線で構成され、裾部152b,152bと一体的になっていると捉えることもできる。
また、第1開口部150の開口縁150aは、全ての隅部152,152,…が外方に張り出した形状となっているが、これに限られるものではない。すなわち、第1開口部150の開口縁150aは、少なくとも1つの隅部152が外方に張り出した形状となっていれば、その部分においては防塵シート170の皺を低減することができる。その場合、防塵シート170は、少なくとも、外方に張り出した隅部152に対応する隅部が外方に張り出すように形成される。
さらに、第1開口部150の隅部152,152,…は、全て同じ形状をしているが、これに限られるものではない。また、防塵シート170の隅部は、全て同じ形状をしているが、これに限られるものではない。
さらにまた、隅部152は、頂部152a及び裾部152b,152bが曲線で形成されているが、これに限られるものではない。頂部152a及び裾部152b,152bの少なくとも1つが、折れ線の屈曲点又は直線(線分)で構成されていてもよい。例えば、図17に示すように、頂部152aが曲線ではなく、2つの曲線が繋がった端点(即ち、折れ線の屈曲点)で構成されていてもよい。また、図18に示すように、頂部152aが直線で構成されていてもよい。さらには、図19に示すように、裾部152b,152bが直線で構成されていてもよい。ただし、前述の如く、防塵シート170と第1開口部150の開口縁150aとの密着性を向上させる観点からは、頂部152a及び裾部152b,152bが曲線で形成されていることが好ましい。
また、前記実施形態では、第1開口部150の開口縁150aと防塵シート170の外周形状は、実質的に相似な形状であるが、これに限られるものではない。開口縁150aの辺部と防塵シート170の辺部とが同様の形状でなくてもよく、開口縁150aの隅部と防塵シート170の隅部が同様の形状でなくてもよい。また、防塵シート170は、隅部が外方に張り出していなくてもよく、さらには、多角形状でなくてもよい。ただし、防塵シート170の外周形状は、第1開口部150の開口縁150aと同じ個数の隅部を有する多角形状であって、開口縁150aの隅部のうち外方に張り出した隅部に対応する防塵シート170の隅部が外方に張り出していることが好ましい。
また、以上の説明では、第1開口部150の開口縁150a及び防塵シート170について説明してきたが、開口部411及び防塵シート470についても同様である。
また、防塵シート170,470は、弾性及び遮光性のあるプラスチック製の薄板で構成されているが、防塵シート170,470の材料は、前記実施形態に限られるものではない。
さらに、撮像素子110,310をマスターフランジ155に直接又は間接的に取り付ける構成は、前記実施形態に限られるものではない。撮像素子110,310をマスターフランジ155に直接又は間接的に取り付けられる限りにおいては、任意の構成を採用することができる。
また、前記実施形態では、遮蔽構造を撮像素子支持構造としてレンズ鏡筒100に用いた場合を説明したが、その他の機器の遮蔽構造にも適用できる。例えば、電子機器の筐体に設けられる表示部や操作部等の遮蔽構造に前記構成を適用することができる。つまり、電子機器においては、筐体に所定の開口部が設けられ、該開口部から表示部や操作部が外部に露出するように設けられる。この場合、筐体の開口部の開口縁と表示部又は操作部との間には隙間が形成される。この隙間を前記防塵シート170,470により遮蔽してもよい。例えば、表示部又は操作部に前記防塵シートを取り付け、該防塵シートを筐体の開口部の開口縁に内側から押し付けるように構成してもよい。
ここに開示された技術によれば、外部からの塵や埃等の異物の侵入を抑制できるので、各種の遮蔽構造を備えた機器に有用である。
A 光軸
1,2,3 撮像素子支持構造
100 レンズ鏡筒
110 撮像素子(第2部材)
150 第1開口部(開口部)
150a 開口縁
151a,151b,151c,151d 辺部
152 隅部
152a 頂部(最も張り出した部分)
152b 連結部(連結される部分)
155 マスターフランジ(第1部材)
160 取付板(第2部材、取付部材)
161 貫通孔(調整機構)
162 ビス(調整機構)
170 防塵シート(遮蔽部材)
172 隅部
260 取付板(第2部材、取付部材)
261 貫通孔(調整機構)
310 撮像素子(第2部材)
400 容器
410 箱(第1部材)
420 蓋(第2部材)
411 開口部
411a 開口縁
412 辺部
413 隅部
413a 頂部(最も張り出した部分)
413b 連結部(連結される部分)
470 防塵シート(遮蔽部材)

Claims (10)

  1. 開口部を有する第1部材と、
    前記開口部を遮蔽する遮蔽部材と、
    前記遮蔽部材のうち前記開口部よりも内側の部分を第1部材へ向けて押圧する第2部材とを備え、
    前記開口部の開口縁は、多角形状であって、隅部が外方に張り出した形状をしている遮蔽構造。
  2. 前記開口部の開口縁は、多角形の辺に相当する直線状の辺部を有し、
    前記隅部のうち前記辺部と連結される部分は、曲線で形成されている、請求項1に記載の遮蔽構造。
  3. 前記隅部のうち外方に最も張り出した部分は、曲線で形成されている、請求項1又は2に記載の遮蔽部材。
  4. 前記遮蔽部材は、多角形状であって、隅部が外方に張り出した形状をしている、請求項1乃至3の何れか1つに記載の遮蔽構造。
  5. 光軸が貫通する開口部を有するマスターフランジと、
    前記光軸方向を向いて見たときに前記開口部内に位置する状態で前記マスターフランジに直接的又は間接的に取り付けられる撮像素子と、
    前記開口部における前記マスターフランジと前記撮像素子との間の隙間を遮蔽する遮蔽部材とを備え、
    前記遮蔽部材は、前記開口部の開口縁に押し付けられた状態で配置され、
    前記開口部の開口縁は、多角形状であって、隅部が外方に張り出した形状をしている撮像素子支持構造。
  6. 光軸が貫通する開口部を有するマスターフランジと、
    前記マスターフランジに取り付けられる取付部材と、
    前記取付部材に取り付けられ、前記光軸方向を向いて見たときに前記開口部内に位置する撮像素子と、
    前記開口部における前記マスターフランジと前記取付部材との間の隙間を遮蔽する遮蔽部材とを備え、
    前記遮蔽部材は、前記開口部の開口縁に押し付けられた状態で配置され、
    前記開口部の開口縁は、多角形状であって、隅部が外方に張り出した形状をしている撮像素子支持構造。
  7. 前記開口部の開口縁は、多角形の辺に相当する直線状の辺部を有し、
    前記隅部のうち前記辺部と連結される部分は、曲線で形成されている、請求項5又は6に記載の撮像素子支持構造。
  8. 前記隅部のうち外方に最も張り出した部分は、曲線で形成されている、請求項5乃至7の何れか1つに記載の撮像素子支持構造。
  9. 前記遮蔽部材は、多角形状であって、隅部が外方に張り出した形状をしている、請求項5乃至8の何れか1つに記載の撮像素子支持構造。
  10. 前記撮像素子の前記マスターフランジに対する傾きを調整可能な傾き調整機構をさらに備えた、請求項5乃至9の何れか1つに記載の撮像素子支持構造。
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