JP5064137B2 - プロジェクタ - Google Patents
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アナログI/F、デジタルI/F、ビデオI/Fなどの各種入力インターフェースを備えた入力信号処理回路1に接続される。そして、入力信号処理回路1に入力された映像信号は、選択された映像信号に対応しA/D変換、デコード等の適宜の処理が施されて映像信号処理回路2へ出力される。
信号演算回路26では(式2)に示す処理により入力された映像信号SIが補正され、その後補正された映像信号SOが後段の液晶パネル駆動回路5へ出力される。
次に、図4に、水平LUT23及び垂直LUT24の補正係数のパターンの一例を示す。本実施の形態では、垂直方向における投射角度は、図2に示すように、スクリーン16の上端において最小角度Θ1となり、下端において最大角度Θ2となっている。したがって、スクリーン16の垂直方向における明るさは、スクリーン16の上端において最も暗くなり、下端において最も明るくなる。そこで、図4に示すように、垂直LUT24に格納される垂直補正係数Kvは、画面上端において最大値1となり、直線的に変化して下端において最小値0.85を採るように設定されている。また、水平方向における投射角度は、スクリーン16に対しては左右方向の中央から投射されることから、スクリーン16の左右両端において最小値となり、左右方向の中央において最大値となっている。したがって、スクリーン16の水平方向における明るさは、スクリーン16の両端において最も暗くなり、中央において最も明るくなる。そこで、図4に示すように、水平LUT23に格納される水平補正係数Khは、画面両端において最大値1となり、直線的に変化して中央において最小値0.9となるように設定されている。
K=(Kh+Kv)/2=(1+1)/2=1
となる。
また、出力される映像信号SOは、(式2)より
SO=SI*K=SI
となる。これは、輝度補正回路4に入力される映像信号SIがそのまま補正されることなく出力されることを意味している。
K=(Kh+Kv)/2=(0.9+0.85)/2=0.875
となり、出力される映像信号SOは、(式2)より、
SO=SI*K=SI*0.875=0.875*SI
となる。これは、輝度補正回路4に入力される映像信号SIが0.875倍されて出力されることを意味している。このように、全ての画素に対して所定の補正を施し、その補正された信号のままで出力されることにより、スクリーン16に投射された映像の明るさが均一に保持される。
(1)映像信号処理回路2で処理された映像信号SIを適切に補正し、補正した映像信号SOを表示素子駆動回路としての液晶パネル駆動回路5に出力するので、従来のものに比しより適切な補正が行われるので、画面の明るさを精度よく均一することができる。
上記実施の形態において以下のように変更することもできる。
(1)上記実施の形態は3板式液晶プロジェクタであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、DLP(Digital Light Processing)(テキサス・インスルメンツ社の登録商標)方式のプロジェクタにおいても本発明を適用することができる。
Claims (4)
- 入力信号のスケーリング処理を含む映像信号処理を行う映像信号処理回路と、映像信号処理された映像信号の輝度を補正する輝度補正回路と、輝度補正回路から輝度補正された映像信号が入力される表示素子駆動回路とを有し、
輝度補正回路は、映像信号処理回路からの同期信号に基づいて映像を構成する単位要素である画素の水平位置と垂直位置を指定するアドレスカウンタと、各水平アドレスの水平補正係数を格納する水平ルックアップテーブルと、各垂直アドレスの垂直補正係数を格納する垂直ルックアップテーブルとを有するとともに、前記アドレスカウンタで指定された画素位置の水平補正係数及び垂直補正係数に基づき補正係数を算出し、この補正係数に基づき映像信号処理回路で処理された映像信号を補正して前記表示素子駆動回路に出力するように構成されており、
前記輝度補正回路は、指定された画素の位置に対する水平補正係数と垂直補正係数を読み出し、これらを加算して平均化したものを補正係数として算出し、この補正係数を前記映像信号処理回路からの映像信号に乗算して補正するように構成されている
ことを特徴とするプロジェクタ。 - 前記水平ルックアップテーブルは、画面の水平位置両端で最大値1となり、光源ランプが配置される中央位置で最小値となるように略直線的に変化するパターンの水平補正係数を格納し、前記垂直ルックアップテーブルは、スクリーンへの照射角度が最小角度となる位置で最大値1となり、投射角度が最大角度となる高さ位置において最小値となるように略直線的に変化するパターンの垂直補正係数を格納していることを特徴とする請求項1記載のプロジェクタ。
- 前記水平補正係数及び垂直補正係数は、最小値を異ならせた複数のパターンが内蔵され、前記水平ルックアップテーブル及び垂直ルックアップテーブルは、ユーザの選択により、前記複数のパターンの内の任意のパターンの水平補正係数及び垂直補正係数に書き換え可能に格納されていることを特徴とする請求項2記載のプロジェクタ。
- 前記プロジェクタは、前述の映像信号処理回路、輝度補正回路、表示素子駆動回路、光源ランプを含む光学系機器を内蔵したプロジェクタ本体と映像が投射されるスクリーンとに分離され、プロジェクタ本体から非球面ミラーを介して映像がスクリーンに投射されるように構成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載のプロジェクタ。
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