JP2009092984A - 画像補正装置、画像表示システム、及び画像補正方法 - Google Patents

画像補正装置、画像表示システム、及び画像補正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の画像を隣接したり重ね合わせて1つの画像を表示する場合でも色むらを目立たなくする画像補正装置、画像表示システム、及び画像補正方法を提供する。
【解決手段】各画像表示装置の画像を隣接又は重ね合わせて表示する複数の画像表示装置の画像を補正する画像補正装置200は、前記複数の画像表示装置の各画像表示装置の表示特性に基づいて補正基準値を生成する補正基準値生成部210と、各画像表示装置ごとに、前記補正基準値を基準に画素値を補正するときに用いる補正データを生成する補正データ生成部220とを含む。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像補正装置、画像表示システム、及び画像補正方法に関する。
近年、大画面テレビジョンやプロジェクタ等の高性能な画像表示装置が広く普及している。これらの画像表示装置においては、より一層、色の再現性や画質が重要視されるようになっている。そのため、同じ信号値を有する画素は表示画像内のどの位置でも同じ色で表示される「画面の均一性」が確保された画像表示装置に対する市場の要求が高い。
一方、複数の画像表示装置による複数の画像を隣接して配置したり重ねたりする画像表示システムがある。このような画像表示システムによれば、1つの画像表示装置だけでは表現できない迫力のある大きな画像や、多彩な画像を表現できる。そのため、複数の画像を隣接したり重ね合わせたりする画像表示システムに対しても、色の再現性や画質が重要視され、上記の「画面の均一性」が確保された画像表示システムへの市場の要求が高いものの、個々の画像を表示する画像表示装置の個体差に起因して「画面の均一性」の確保は困難な状況となっている。
このような「画面の均一性」を確保するための技術として、画面内の色むらを補正する技術が、例えば特許文献1及び特許文献2に開示されている。
特許文献1には、入力データが取り得るすべての階調において色むらの発生を抑制するために、画像表示装置の入出力特性データを測定し、該入出力特性データを基準入出力特性データに近づけるための補正データを全階調レベルについて決定する技術が開示されている。
また、特許文献2には、色むらと輝度むらを含めた照度むらを補正するために、輝度むら補正パターンと色むら補正パターンから、輝度むらの発生量及び色むらの発生量を低減する複数の照度レベルに応じた照度むら補正パターンテーブルを生成し、照度むらの発生量を低減させるようにした技術が開示されている。
特開2006−38976号公報 特開2006−153914号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に開示された技術は、1つの画像表示装置による1つの画像内の色むらを補正する技術であり、複数の画像を隣接させたり重ね合わせたりしたときの補正については開示されていない。従って、特許文献1及び特許文献2の技術では、複数の画像を隣接したり重ね合わせたりする画像表示システムに対する「画質の均一性」を確保できないという問題がある。
更に、特許文献1及び特許文献2に開示された技術では、1つの画像表示装置による1つの画面内の色むら補正については、以下のような問題がある。
即ち、特許文献1及び特許文献2に開示された技術を用いて補正データや補正パターンに従って画素の信号値を補正したとしても、補正後の信号値が画像表示装置の限界値(例えば画素値の最大値)を超えてしまう場合がある。この場合、信号値の補正が不十分となり、1つの画像表示装置による画像内だけで新たな色むらを発生させるという問題がある。
そのため、特許文献1及び特許文献2に開示された技術では、このような画像表示装置の限界値を上回らないように補正せざるを得ない。従って、特許文献1及び特許文献2に開示された技術では、1つの画像表示装置による画像内においても完全に色むらを解消できずに「画面の均一性」を十分に確保できない。
従って、特許文献1及び特許文献2に開示された技術を用いて、複数の画像を隣接させたり重ね合わせたりして1つの画像を表示させる場合に、隣接画像の境界部分や画像の重ね合わせ部分に色むらが発生してしまうという問題がある。
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的の1つは、複数の画像を隣接したり重ね合わせたりして1つの画像を表示する場合でも色むらを目立たなくする画像補正装置、画像表示システム、及び画像補正方法を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、複数の画像表示装置が表示する画像を隣接又は重ね合わせた画像を補正する画像補正装置であって、前記複数の画像表示装置を構成する各画像表示装置の表示特性に基づいて、前記複数の画像表示装置に共通の補正基準値を生成する補正基準値生成部と、前記各画像表示装置ごとに、前記補正基準値を基準に画素値を補正するときに用いる補正データを生成する補正データ生成部とを含む画像補正装置に関係する。
本発明によれば、複数の画像表示装置の表示特性に応じて補正基準値を求め、該補正基準値を基準に各画像表示装置の画素値を補正するための補正データを生成するようにしたので、複数の画像を隣接したり重ね合わせたりして1つの画像を表示する場合でも色むらを目立たなくすることができる。しかも、予め決められた固定の補正基準値に基づいて各画像表示装置で画素値を補正する場合に比べて、各画像表示装置で補正すべき補正量を少なくできるようになり、効率的な補正が可能となる。
また本発明に係る画像補正装置では、前記補正基準値生成部は、階調毎に前記補正基準値を生成することができる。
本発明によれば、階調毎に補正基準値を生成するようにしたので、各画像表示装置を、階調毎にきめ細かく補正できるようになる。
また本発明に係る画像補正装置では、前記補正基準値は、前記各画像表示装置が表示する画像の中心位置における画素値の平均値であってもよい。
本発明によれば、予め取得された画像の測定値を用いて、簡素な構成で補正基準値を求めることができるようになる。
また本発明は、複数の画像を隣接又は重ね合わせて表示する画像表示システムであって、上記のいずれかに記載の画像補正装置と、前記各画像表示装置が生成する補正データを用いて前記画素値を補正した補正画素値に基づいて、前記複数の画像を構成する各画像を表示する複数の画像表示装置とを含む画像表示システムに関係する。
本発明によれば、複数の画像を隣接したり重ね合わせたりして1つの画像を表示する場合でも色むらを目立たなくする画像表示システムを提供できるようになる。
また本発明に係る画像表示システムでは、前記画像表示装置が、前記画素値を補正するときに用いる補正量を調整する画像処理装置を含み、前記画像処理装置が、前記画素値に対応した前記補正量を生成する補正量生成部と、前記補正量を用いて前記画素値を補正した補正画素値が所与の画素値最大値を超えるとき、前記補正画素値に対応する画素の色相及び彩度が、前記補正基準値により求められる色相及び彩度と一致し、かつ、前記補正画素値が前記画素値最大値以下となるように前記補正量を調整する補正量調整部とを含むことができる。
本発明においては、補正量を用いて画素値を補正した補正画素値が所与の画素値最大値を超えるとき、補正画素値に対応する画素の色相及び彩度が、前記補正基準値により求められる色相及び彩度と一致し、かつ、補正画素値が前記画素値最大値以下となるように補正量を調整するようにしている。これにより、上記の効果に加えて、補正後の画素値が画素値最大値を超えるような場合に、画素信号の補正が不十分となり新たな色むらを発生させる事態を回避できるようになり、補正後の画素値が画像表示装置の限界値を超える場合であっても色むらを目立たなくすることができるようになる。
また本発明に係る画像表示システムでは、前記補正量調整部は、前記補正画素値が前記画素値最大値を超えるとき、u´v´色度図における当該画素のu´成分及びv´成分が前記補正基準値から求められるu´成分及びv´成分と一致するように前記補正量を調整することができる。
本発明によれば、上記の効果に加えて、一般に使われる色度図のu´成分及びv´成分に着目したので、既存のリソースを用いながら、補正後の画素値が画像表示装置の限界値を超える場合であっても色むらを目立たなくする画像表示システムを提供できるようになる。
また本発明は、複数の画像表示装置が表示する画像を隣接又は重ね合わせた画像を補正する画像補正方法であって、前記複数の画像表示装置を構成する各画像表示装置の表示特性に基づいて、前記複数の画像表示装置に共通の補正基準値を生成する補正基準値生成ステップと、前記各画像表示装置ごとに、前記補正基準値を基準に画素値を補正するための補正データを生成する補正データ生成ステップとを含む画像補正方法に関係する。
本発明によれば、複数の画像を隣接したり重ね合わせたりして1つの画像を表示する場合でも色むらを目立たなくする画像補正方法を提供できるようになる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成のすべてが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1. 画像表示システム
本発明の実施形態に係る画像補正装置は、複数の画像を隣接又は重ね合わせて表示する画像表示システムに適用される。この画像補正装置は、画像表示システムを構成し各画像を表示する画像表示装置による画像(画像信号)を補正する際に用いる補正データを各画像表示装置に供給する。
図1に、本実施形態に係る画像表示システムの構成例のブロック図を示す。
画像表示システム10は、第1〜第L(Lは2以上の整数)のプロジェクタPJ1〜PJLと、第1〜第LのプロジェクタPJ1〜PJLによって投射された画像から測定値を取得するための画像測定装置30と、画像補正装置200とを含む。更に、画像表示システム10は、第1〜第LのプロジェクタPJ1〜PJLに画像信号を入力する、図示しない画像入力部を含んでもよい。
第1〜第LのプロジェクタPJ1〜PJLは、それぞれスクリーンSCRに対して画像を投射し、スクリーンSCRに各投射画像を隣接又は重ね合わせて1つの画像を表示するようになっている。例えばスクリーンSCRに複数の投射画像を隣接して表示する場合に、水平方向のみに隣接させてもよいし、垂直方向のみに隣接させてもよいし、水平方向及び垂直方向に隣接させてもよい。
第1〜第LのプロジェクタPJ1〜PJLは、それぞれ同じ構成を有してもよいし、異なる仕様を有していてもよい。以下では第1〜第LのプロジェクタPJ1〜PJLがそれぞれ同様の構成を有しているものとする。
図2に、図1の第1〜第LのプロジェクタPJ1〜PJLの各プロジェクタに適用される画像表示装置の構成例のブロック図を示す。なお、図2では、画像表示装置20に画像信号を供給する画像入力部40も合わせて示している。
画像表示装置20は、画像信号処理部22、光変調部24、投射部26を含む。画像信号処理部22は、画像入力部40からの画像信号を入力する処理を行う。そして、画像信号処理部22は、画像補正装置200からの補正データに基づいて、画像表示装置20が表示可能(処理可能)な値の範囲内で画像信号の補正量を調整し、該補正量に基づいて画像信号を補正する。光変調部24には、図示しない光源からの光が照射されており、画像信号処理部22からの画像信号に基づいて、画素毎に光の通過率(透過率、変調率)を変調する。このような光変調部24としては、液晶パネルにより構成されるライトバルブが採用される。液晶パネルは、電気光学物質である液晶を一対の透明なガラス基板に密閉封入したものであり、例えばポリシリコンTFTをスイッチング素子として、画像信号処理部22からの画像信号に対応して各画素の光の通過率を変調する。投射部26は、光変調部24によって変調された光源からの光をスクリーンSCRに投影する投射光学系を有する。
画像入力部40は、プロジェクタによって投射される画像の画像信号を生成する。このような画像入力部40として、例えばスキャナ42、デジタルカメラ44、パーソナルコンピュータ(Personal Computer:PC)46のいずれかが採用される。
画像測定装置30は、撮像手段としてのカメラ32と、測定値処理部34とを含む。カメラ32は、画像表示装置20によって投射されたスクリーンSCRの画像を撮像して投射画像の画像データを取り込む。このようなカメラ32として、例えばデジタルスチルカメラを採用できる。測定値処理部34は、カメラ32によって取り込まれた画像データに基づいて、測定値を生成する。画像測定装置30によって生成された測定値は、測定データとして画像補正装置200に供給される。
2. 画像補正装置
図3に、図1の画像補正装置200の構成例のブロック図を示す。
画像補正装置200は、全測定データ入力部としての画像測定装置30からの測定データ(測定値)を受け、該測定データを用いて第1〜第LのプロジェクタPJ1〜PJLの各プロジェクタの表示特性に応じた補正基準値を生成する。そして、画像補正装置200は、この補正基準値を基準に、画像入力部40からの画像信号(画素値)を補正するときに用いる補正データを生成する。この補正データは、第1〜第LのプロジェクタPJ1〜PJLのそれぞれに供給される。
本実施形態では、各プロジェクタの投射画像の画素の画素値を測定値として取り込むことで、各プロジェクタの表示特性を取得する。本実施形態では、例えば、投射画像の全画素のそれぞれについて、階調毎に、各画素の測定値がプロジェクタの表示特性として取得される。
即ち、画像補正装置200は、各プロジェクタの投射画像の測定データから各プロジェクタの表示特性に基づいて補正基準値を定め、該補正基準値に基づいて各プロジェクタ特有の補正データを生成して各プロジェクタに供給する。これにより、予め決められた固定の補正基準値に基づいて各プロジェクタで画像信号を補正する場合に比べて、各プロジェクタで補正すべき補正量を少なくできるようになり、効率的な補正が可能となる。
このような画像補正装置200は、補正基準値生成部210と、補正データ生成部220とを含むことができる。補正基準値生成部210は、複数のプロジェクタ(画像表示装置)の各画像表示装置の表示特性に基づいて補正基準値を生成する。より具体的には、補正基準値生成部210は、階調毎に補正基準値を生成する。補正データ生成部220は、各画像表示装置ごとに、それぞれの補正基準値を基準に画素値を補正するときに用いる補正データを生成する。
なお、画像補正装置200は、補正基準値保存部230を更に含むことができる。この場合、補正基準値保存部230には、補正基準値生成部210により生成された補正基準値が保存される。そして、補正データ生成部220は、補正基準値保存部230に保存された補正基準値を読み出し、該補正基準値に基づいて補正データを生成する。
以上のように、本実施形態における画像表示システム10は、画像補正装置200と、それぞれが画像補正装置200からの補正データを用いて補正した画素値に基づいて複数の画像の各画像を表示する複数のプロジェクタ(画像表示装置)とを含むことができる。
図4に、本実施形態における画像補正装置200の処理例のフロー図を示す。画像補正装置200は、例えば図示しない中央演算処理装置(Central Processing Unit:CPU)及びメモリを有し、該メモリに記憶されたプログラムを読み込んだCPUが以下の処理を実行できるようになっている。
まず、画像補正装置200では、画像測定装置30からの測定データ(測定値)を取り込み、補正基準値生成部210がプロジェクタ毎の表示特性に応じた補正基準値を求める(ステップS400)。より具体的には、補正基準値生成部210は、各プロジェクタによる各画像内の測定値群を用いて、階調毎に、各プロジェクタ間で共通の補正基準値を生成する。例えば、補正基準値生成部210は、第1〜第LのプロジェクタPJ1〜PJLのL個の投射画像の全画素の測定値の平均値を補正基準値として求めることができる。
次に、画像補正装置200は、ステップS400で求められた階調毎の補正基準値を補正基準値保存部230に保存する(ステップS402)。
そして、画像補正装置200の補正データ生成部220が、補正基準値保存部230から補正基準値を読み込み(ステップS404)、補正基準値を基準として各プロジェクタの測定値からの補正量に対応した補正データを生成する(ステップS406)。この補正データの生成が全測定データについて終了しないとき(ステップS408:N)、ステップS404に戻る。一方、補正データの生成が全測定データについて終了したとき(ステップS408:Y)、一連の処理を終了する(エンド)。
以上のように、各画像表示装置の画像を隣接又は重ね合わせて表示する複数の画像表示装置の画像を補正する画像補正方法として、複数の画像表示装置の各画像表示装置の表示特性に基づいて補正基準値を生成する補正基準値生成ステップと、各画像表示装置ごとに、前記補正基準値を基準に画素値を補正するための補正データを生成する補正データ生成ステップとを含むことができる。
上述のように生成された補正データは、第1〜第LのプロジェクタPJ1〜PJLのプロジェクタ毎に生成されて各プロジェクタに供給される。各プロジェクタでは、この補正データを保存しておき、該補正データに基づいて補正した画像信号により画像表示を行う。
3. 補正データを用いた画像処理
次に、本実施形態における画像補正装置200からの補正データに基づいて画像信号を補正する処理を行う画像表示装置20の画像信号処理部22について詳細に説明する。
図5に、図1の画像信号処理部22のハードウェア構成例のブロック図を示す。図5において、図1と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
画像信号処理部22は、CPU80、読み出し専用メモリ(Read Only Memory:ROM)82、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)84、インターフェース(Interface:I/F)回路86、画像処理回路88を含む。CPU80、ROM82、RAM84、I/F回路86及び画像処理回路88は、バス90を介して接続されている。
ROM82には、プログラムが格納されており、バス90を介してプログラムを読み込んだCPU80が、該プログラムに対応した処理を実行することができる。RAM84は、CPU80が処理を実行するための作業用メモリとなったり、CPU80が読み込むプログラムが一時的に格納されたりする。I/F回路86は、画像入力部40のそれぞれとのインターフェース処理を行い、画像入力部40からの画像信号の入力処理等を行う。画像処理回路88は、本実施形態における画像処理を実現する。画像処理回路88は、例えばROM82に格納されているプログラムやデータを参照し、RAM84を作業用メモリとして用いながら本実施形態における画像処理を実現できる。
例えばプロジェクタの出荷検査時に、画像補正装置200からの補正データが生成される。この補正データは、プロジェクタの出荷時や動作開始時に、測定値としてROM82又はRAM84に書き込まれるようになっている。画像処理回路88は、I/F回路86を介して画像入力部40からの画像信号を補正して、画面内の色むらの発生を抑える処理を行う。なお、画像信号処理部22において、画像処理回路88がCPU80と別個に設けられる専用ハードウェアとして説明したが、画像処理回路88の機能を、ROM82又はRAM84に記憶されたプログラムを読み込んだCPU80の処理により実現されてもよい。
画像処理回路(広義には画像処理装置)88は、画像表示装置が表示可能な値の範囲内で画像信号の補正量を調整し、該補正量を用いた補正後の画像信号により画像表示を行うことで、表示画面内の色むらの発生を抑える処理を行う。より具体的には、補正後の画像信号が、画像表示装置が表示可能な値の範囲内にないとき、画素の明度(輝度)の低下を許容する一方で、当該画素の色相及び彩度が上記の基準補正値から求められる色相及び彩度と一致するように、画像表示装置が表示可能な値の範囲内で補正量を調整する。
従って、図1の画像表示システム10では、まず、各プロジェクタがそれぞれ評価用画像をスクリーンSCRに投射する。画像測定装置30は、スクリーンSCRの投射画像を画像データとして取り込み、測定値を生成する。各プロジェクタの投射と画像測定装置の撮像とを繰り返し、画像測定装置30は、プロジェクタによって投射された投射画像の全画素について、画素毎にすべての画素値に対応した測定値を生成する。そして、画像測定装置30によって生成された測定値は、測定データとして画像補正装置200に供給される。
画像補正装置200は、上述のように全測定値(測定データ)から基準補正値を求め、該基準補正値を基準とした各プロジェクタ固有の補正データを生成する。この補正データは、プロジェクタの出荷時又は動作開始時に、ROM82又はRAM84に書き込まれる。その後、画像入力部40からの画像に対応した画像信号が入力されたとき、プロジェクタは、ROM82又はRAM84に書き込まれた補正データに基づき、画素毎に補正量を求め、該補正量を用いて補正した画像信号により、スクリーンSCRに投射画像を投射する。
ここで、補正後の画像信号が、プロジェクタで表示可能な範囲にない場合がある。例えば、画像信号がRGB空間の信号であり、画像入力部40からの画像信号により表される画素値のビット数が「8」のとき、補正後の画像信号により表される画素値が、8ビットで表現可能な画素値最大値である「255」を超えてしまうことがある。このような場合には、もはや画像信号を補正することができない。そこで、本実施形態では、補正後の画像信号が、プロジェクタで表示可能な範囲にない場合には、当該画素の色相及び彩度が画面内の基準位置の色相及び彩度と一致するように、明度の低下を許容して補正量を調整する。
以上のようにすることで、画像信号の補正前後において、明度差に比べて色差をほとんどなくすことができるため、画面内での色むらの発生を抑えることができるようになる。
3.1 画像処理装置
上記のような画像信号処理部22に適用可能が画像処理装置は、以下のように構成することができる。
図6に、本発明の実施形態に係る画像処理装置の構成例のブロック図を示す。
本実施形態における画像処理装置100には、図2の画像入力部40からの画像信号が入力される。そして、その画像信号により表される各画素の画素値を補正するときに用いる補正量を調整する。この補正量は、図示しない画像信号処理により、元の画素値の補正処理に供され、補正後の画素値を有する画像信号が図1のプロジェクタ等の画像出力部96に対して出力される。
画像処理装置100は、補正量生成部110、補正量調整部120を含む。補正量生成部110は、画像信号により表される画素値に対応した補正量を生成する。補正量調整部120は、補正量生成部110により生成された補正量を用いて、上記の画素値を補正した補正画素値が所与の画素値最大値を超えるとき、上記の補正画素値に対応する画素の色相及び彩度が、上記の基準補正値から求められる色相及び彩度と一致し、かつ、上記の補正画素値が画素値最大値以下となるように補正量を調整する。
即ち、画素値を補正するときに用いる補正量を調整する画像処理方法として、上記画素値に対応した上記補正量を生成する補正量生成ステップと、上記補正量を用いて上記画素値を補正した補正画素値が所与の画素値最大値を超えるとき、上記の基準補正値から求められる色相及び彩度と一致するように上記補正量を調整する補正量調整ステップとを含むことができる。
これにより、補正後の画素値が画素値最大値を超えるような場合に、画素信号の補正が不十分となり新たな色むらを発生させる事態を回避できるようになり、補正後の信号値が画像表示装置の限界値を超える場合であっても色むらを目立たなくすることができるようになる。
ここで、例えば画素値のビット数が「8」のとき、8ビットで表現可能な数値である画素値最大値は「255」となるが、本発明は画素値を表現するビット数に限定されるものではない。或いは、画素値を表現するビット数とは無関係に画素値最大値を設定してもよい。
更に、画像処理装置100は、上記の基準補正値から求められる出力目標値を生成する出力目標値生成部112を含み、補正量生成部110は、出力目標値を用いて補正量を生成してもよい。なお、出力目標値生成部112は、補正量生成部110及び補正量調整部120に対して新たに追加してもよいし、出力目標値生成部112が補正量生成部110又は補正量調整部120に含まれていてもよい。図6では、補正量生成部110が、出力目標値生成部112を含む構成を有している。
このような出力目標値生成部112を設けることで、画像処理装置100によって調整された補正量が、測定値を考慮した出力目標値に基づいて生成されるため、測定値に応じた補正量を生成できるようになる。しかも、プロジェクタ間で共通の補正基準値を出力目標として補正されるため、複数の画像を隣接又は重ね合わせて表示する場合であっても、色むらを目立たなくすることができる。従って、製造ばらつきを加味した補正量を生成して、個体差を吸収するように補正量を調整する画像処理装置を提供できるようになる。
3.2 構成例
次に、本実施形態における画像処理装置100の構成例について説明する。
図7に、本実施形態における画像処理装置100の構成要部の一例のブロック図を示す。図7において、図6と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。図7では、図6の画像処理装置100が、補正量生成部110及び補正量調整部120に加えて、更に補正データテーブル130を含む。なお、補正データテーブル130の機能を、画像処理装置100の外部に設けられたメモリにより実現してもよい(例えば図5のROM82)。
補正データテーブル(広義にはテーブル)130には、画像内の全画素について、各画素値に基づいて表示させた画素の補正データ(測定値)が格納される。このとき、補正基準値を基準に生成された補正データが格納されることになる。従って、補正データテーブル130には、上記の基準補正値から求められる階調毎の補正データ(測定値)と、各画素値に基づいて表示させた当該画素の補正データ(測定値)とが格納される。なお、補正データテーブル130には、補正データの代わりに、測定値が格納されていてもよい。この場合、以下の記載において「補正データ」の語句を「測定値」の語句に置換すればよい。
図8に、図7の補正データテーブル130の補正データが生成される画像の画素位置の説明図を示す。図8では、例えばプロジェクタにより投影された画像IMGにおいて、水平方向をx軸、垂直方向をy軸として、画像IMGの全画素の各画素の位置を定義することができる。ここでは、水平方向にN(Nは2以上の整数)画素が並び、垂直方向にM(Mは2以上の整数)画素が並ぶものとする。従って、画像IMGの画素(x,y)、(x,y)、・・・、(xN−1,y)、(x,y)、・・・、(x,y)、・・・、(x,yM−1)、・・・、(xN−1,YM−1)の各画素について、画像測定装置30が測定した測定値に基づく補正データが補正データテーブル130に格納される。
図9に、図7の補正データテーブル130に格納される補正データの説明図を示す。
補正データテーブル130には、まず、画素値「0」に基づいて表示させた画素の測定値に対応した補正データが、例えば図8の画像IMGの水平方向に(x,y)、(x,y)、(x,y)、・・・、(xN−1,y)、(x,y)、・・・、(xN−1,yM−1)の順番に格納される。そして、補正データテーブル130には、続いて、画素値「1」に基づいて表示させた画素の測定値に対応した補正データが、図8の画像IMGの水平方向に(x,y)、(x,y)、(x,y)、・・・、(xN−1,y)、(x,y)、・・・、(xN−1,yM−1)の順番に格納される。こうして、最終的に補正データテーブル130には、画素値「255」に基づいて表示させた画素の測定値に対応した補正データが、図8の画像IMGの水平方向に(x,y)、(x,y)、(x,y)、・・・、(xN−1,y)、(x,y)、・・・、(xN−1,yM−1)の順番に格納される。この結果、補正データテーブル130には、画像内の全画素について、各画素値に基づいて表示させた画素の測定値に対応した補正データが格納される。
なお、図9では、各画素値について補正データテーブル130に格納される補正データのデータサイズや、個々の補正データのデータサイズが予め認識されている。そのため、補正データテーブル130に記憶される補正データ群の中から、所望の画素位置における所望の画素値の補正データの記憶領域を特定できるので、補正データテーブル130には補正データのみを記憶させておけばよい。
図7に示すように、より具体的には、出力目標値生成部112は、上記の基準補正値から求められる補正データ(測定値)が記憶されたテーブルを用いて、当該画素の画素値に対応した補正データを出力目標値として生成し、補正量調整部120は、当該画素について各画素値に基づいて表示させた画素の補正データが記憶されたテーブルに、出力目標値に対応した測定値が記憶されていないとき、当該画素の色相及び彩度が、上記の基準補正値から求められる色相及び彩度と一致するように当該画素の補正量を調整することができる。
即ち、上記のような補正データテーブル130を参照して、出力目標値生成部112(補正量生成部110)は、当該画素の画素値と同じ画素値に基づいて上記の基準補正値から求められる補正データを出力目標値として生成する。そして、補正量調整部120は、補正データテーブル130を検索して、補正データテーブル130に、出力目標値に対応した補正データが記憶されていることが検出されたときには、該出力目標値に対応した補正データに基づいて補正量を生成して出力する。一方、補正量調整部120は、補正データテーブル130を検索して、補正データテーブル130に、出力目標値に対応した補正データが記憶されていないことが検出されたときには、当該画素の色相及び彩度が、上記の基準補正値から求められる色相及び彩度と一致するように当該画素の補正量を調整する。従って、画像処理装置100は、画素の明度(輝度)の低下を許容する一方で、当該画素の色相及び彩度が上記の基準補正値から求められる色相及び彩度と一致するように、画像表示装置が表示可能な値の範囲内で補正量を調整することができる。
こうすることで、本実施形態の基準補正値から求められる補正データが記憶されたテーブルを参照して出力目標値を生成する一方、当該画素についての補正データが記憶されたテーブルに記憶されているか否かを判断することで、当該補正量を用いて当該画素の画素値を補正した補正画素値が画素値最大値を超えたか否かを判別できるようになる。従って、新たな付加装置を設けることなく、簡素な構成で、当該画素の補正画素値が画素値最大値を超えたか否かを判別できるようになる。
3.3 処理例
次に、本実施形態における画像処理装置100の処理例について説明する。以下では、本実施形態における画像処理装置100が、RGB色空間の各色成分の画素値の補正量を調整するものとして説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
本実施形態では、後述するように、補正画素値が画素値最大値を超えるとき、u´v´色度図における当該画素のu´成分及びv´成分が本実施形態の基準補正値から求められるu´成分及びv´成分と一致するように補正量を調整する。これにより、一般に使われる色度図のu´成分及びv´成分に着目したので、簡素な構成で、当該画素の色相及び彩度が、本実施形態の基準補正値から求められる色相及び彩度と一致するように当該画素の補正量を調整することができるようになる。従って、既存のリソースを用いながら、補正後の画素値が画像表示装置の限界値を超える場合であっても色むらを目立たなくする画像処理装置を提供できるようになる。
本実施形態では、以下のようにRGB空間の各色成分の画素値について補正画素値が画素値最大値を超えないように出力目標値を縮小させながら、補正量を調整するようにしている。
図10に、本実施形態における画像処理装置100の処理例のフロー図を示す。
例えば、ROM82には、予め図10に示す処理を実現するためのプログラムが格納されており、CPU80又は図示しないCPUを含む画像処理回路88がROM82に格納されたプログラムを読み出して該プログラムに対応した処理を実行することで、図10に示す処理をソフトウェア処理により実現できる。
図11に、図10の各色成分の補正処理の処理例のフロー図を示す。図10では、図11の各色成分共通の処理を行う。
例えば、ROM82には、予め図11に示す処理を実現するためのプログラムが格納されており、CPU80又は図示しないCPUを含む画像処理回路88がROM82に格納されたプログラムを読み出して該プログラムに対応した処理を実行することで、図11に示す処理をソフトウェア処理により実現できる。
図10において、画像処理装置100は、まず、スキャナ42等の画像入力部40からの画像信号を入力値として取得する(ステップS10)。この画像信号は、例えばRGB空間の各色成分の画素値を有する。
次に、画像処理装置100は、補正量生成部110及び補正量調整部120において、当該画素のRGB空間のB成分の画素値について補正処理を行う(ステップS12)。
B成分の画素値の補正処理においては、図11に示すように、出力目標値生成部112が、当該画素のB成分の出力目標値を生成する(ステップS40)。より具体的には、出力目標値生成部112は、補正データテーブル130に記憶された補正データ群の中から本実施形態の基準補正値から求められる補正データを出力目標値関数として生成しておき、この出力目標値関数の中から、当該画素の画素値と同じ画素値を入力画素値としたときの補正データを出力目標値として求める。
図12に、本実施形態におけるB成分の出力目標値関数の説明図を示す。
図12では、横軸にB成分の入力画素値、縦軸にB成分の出力画素値に対応した出力値(補正データ、測定値、物理量)をとり、入力画素値が与えられたときに補正基準値により求められる補正データにより補正された出力画素値の変化を表している。より具体的には、図12では、本実施形態の基準補正値から求められる補正データを出力目標値関数T1で表し、当該画素の補正データを関数MBで表している。
図11のステップS40に続いて、補正量生成部110は、その測定値と当該画素の画素値とに基づいて補正量を求め、該補正量に基づいて当該画素の画素値を補正した補正画素値を求める(ステップS42)。例えば図12の入力画素値B1が与えられると、当該画素において入力画素値B1に対応する出力目標値(PB1、PB2)を得るための入力画素値B2が求められる。従って、画素値B1、B2の差分により補正量が求められる。
これに対して、例えば図12の入力画素値B3が与えられたとき、当該画素において入力画素値B3に対応する出力目標値(PB3)は、関数MBでは存在しない。即ち、補正データテーブル130に対して当該画素について入力画素値B3の補正データを検索しても、出力値が得られずテーブル検索エラーとなってしまう。これは、入力画素値を補正した補正画素値が画素値最大値を超えてしまい、もはや画像出力部96で表示不可能な範囲となるからである。そこで、補正画素値が画素値最大値を超えるときには、補正画素値が画素値最大値を超えないように補正量を調整するようになっている。
そのため、図11のステップS42に続いて、補正量調整部120が、ステップS42で求めた補正画素値と画素値最大値とを比較する(ステップS44)。補正画素値が画素値最大値を超えるとき(ステップS44:Y)、補正量調整部120は、出力目標値生成部112に対して、ステップS40で生成した出力目標値を縮小させる制御を行うように指示し(ステップS46)、ステップS42に戻る。ステップS46により、出力目標値は、図12の関数T2のようになる。そして、ステップS42では、縮小させた出力目標値と当該画素の画素値とに基づいて補正量を求め、該補正量に基づいて当該画素の画素値を補正した補正画素値を求めることになる。
こうして、ステップS44において補正画素値が画素値最大値以下となるまで繰り返され、補正画素値が画素値最大値以下のとき(ステップS44:N)、画像処理装置100は、補正量調整部120で求められた補正量を用いて当該画素の画素値を補正した補正画素値を出力して(ステップS48)、一連の処理を終了する(エンド)。
図10に戻って説明を続ける。ステップS12に続いて、画像処理装置100は、B成分の出力目標値の縮小制御が行われたとき(ステップS14:Y)、図11のステップS44で補正画素値が画素値最大値以下となった時点におけるB成分の出力目標値の縮小率rbを取得する(ステップS16)。そして、画像処理装置100は、この縮小率rbを用いて、当該画素の他の色成分であるR成分及びG成分の出力目標値を計算する(ステップS18)。
そして、画像処理装置100は、ステップS14においてB成分の出力目標値の縮小制御が行われていないとき(ステップS14:N)、当該画素のR成分の出力目標値をそのまま用いて、R成分の補正処理を行う(ステップS20)。一方、画像処理装置100は、ステップS14においてB成分の出力目標値の縮小制御が行われたとき(ステップS14:Y)、B成分の出力目標値の縮小率rbを用いた縮小出力目標値を用いて、R成分の補正処理を行う(ステップS20)。ここで、縮小出力目標値は、当該画素のR成分の出力目標値Trにrbを乗算したTr×rbとなる。
ステップS20のR成分の補正処理は、ステップS12のB成分の補正処理と同様であるため詳細な説明を省略する。即ち、ステップS20では、図11に示すように処理が行われる。
図13に、本実施形態におけるR成分の出力目標値関数の説明図を示す。
図13では、図12と同様に、横軸にR成分の入力画素値、縦軸にR成分の出力画素値に対応した出力値(補正データ、測定値、物理量)をとり、入力画素値が与えられたときに補正基準値により求められる補正データにより補正された出力画素値の変化を表している。より具体的には、図13では、本実施形態の補正基準値から求められる補正データを出力目標値関数T10で表し、当該画素の補正データを関数MRで表している。なお、図13では、ステップS12において、B成分の出力目標値の縮小制御が行われたときのR成分の出力目標値の例を示している。R成分においても、出力目標値の縮小率rrで行われた結果、図10の関数T11のようになる。
図10に戻って説明を続ける。ステップS20に続いて、画像処理装置100は、R成分の出力目標値の縮小制御が行われたとき(ステップS22:Y)、ステップS16と同様に補正画素値が画素値最大値以下となった時点におけるR成分の出力目標値の縮小率rrを取得する(ステップS24)。そして、画像処理装置100は、この縮小率rrを用いて、当該画素の他の色成分であるB成分及びG成分の出力目標値を計算する(ステップS26)。
ここで、ステップS26で計算されたB成分の出力目標値がステップS12で用いられた出力目標値と異なるとき(ステップS28:Y)、ステップS12に戻って、ステップS26で求められたB成分の出力目標値を用いて、再びB成分から順番に各成分の補正処理を行っていく。
ステップS26で計算されたB成分の出力目標値がステップS12で用いられた出力目標値と同じとき(ステップS28:N)、或いはステップS22においてR成分の出力目標値の縮小制御が行われていないとき(ステップS22:N)、画像処理装置100は、当該画素のG成分の出力目標値、或いはステップS18又はステップS26で求めた縮小出力目標値を用いて、G成分の補正処理を行う(ステップS30)。ここで、縮小出力目標値は、B成分の出力目標値の縮小制御が行われたとき、ステップS18で計算した当該画素のG成分の出力目標値Tgにrbを乗算した縮小出力目標値Tg×rbにさらにrrを乗算したTg×rb×rrとなり、B成分の出力目標値の縮小制御が行われないとき、当該画素のG成分の出力目標値Tgにrrを乗算したTg×rrとなる。
ステップS30のG成分の補正処理は、ステップS12のB成分の補正処理と同様であるため、詳細な説明を省略する。即ち、ステップS30では、図11に示すように処理が行われる。
図14に、本実施形態におけるG成分の出力目標値関数の説明図を示す。
図14では、図12と同様に、横軸にG成分の入力画素値、縦軸にG成分の出力画素値に対応した出力値(補正データ、測定値、物理量)をとり、入力画素値が与えられたときに補正基準値により求められる補正データにより補正された出力画素値の変化を表している。より具体的には、図14では、上記の基準補正値から求められる補正データを出力目標値関数T20で表し、当該画素の補正データを関数MGで表している。なお、図14では、ステップS12において、B成分及びR成分の出力目標値の縮小制御が行われたときのG成分の出力目標値の例を示している。G成分においても、出力目標値の縮小率rgで行われた結果、図14の関数T21のようになる。
図10に戻って説明を続ける。ステップS30に続いて、画像処理装置100は、G成分の出力目標値の縮小制御が行われたとき(ステップS32:Y)、ステップS16と同様に補正画素値が画素値最大値以下となった時点におけるG成分の出力目標値の縮小率rgを取得する(ステップS34)。そして、画像処理装置100は、この縮小率rgを用いて、当該画素の他の色成分であるB成分及びR成分の出力目標値を計算する(ステップS36)。
ここで、ステップS36で計算されたB成分の出力目標値がステップS12で用いられた出力目標値と異なるとき、或いはステップS36で計算されたR成分の出力目標値がステップS20で用いられた出力目標値と異なるとき(ステップS38:Y)、ステップS12に戻って、ステップS36で求められたB成分の出力目標値を用いて、再びB成分から順番に各成分の補正処理を行っていく。
ステップS36で計算されたB成分の出力目標値がステップS12で用いられた出力目標値と同じで、且つステップS36で計算されたR成分の出力目標値がステップS20で用いられた出力目標値と同じとき(ステップS38:N)、或いはステップS32においてG成分の出力目標値の縮小制御が行われていないとき(ステップS32:N)、画像処理装置100は、全画素についての補正処理が終了したか否かを判別する(ステップS39)。
そして、画像の全画素について補正処理が終了したとき(ステップS39:Y)、画像処理装置100は、一連の処理を終了し(エンド)、画像の全画素について補正処理が終了していないとき(ステップS39:N)、ステップS10に戻る。
このように、本実施形態では、色成分毎に出力目標値を縮小させながら補正画素値を求めると共に、出力目標値の縮小率に応じて出力目標値を更新している。そして、出力目標値が変更される度に、変更後の出力目標値を用いて最初の色成分から順番に補正処理を行うことで、最終的に各色成分の出力目標値が同じ比率で縮小させように処理している。
以上のように、画像処理装置100(補正量調整部120)は、RGB色空間の各色成分の画素値について補正画素値が画素値最大値を超えないように補正量を調整することができる。そして、以上のように処理することで、u´v´色度図における当該画素のu´成分及びv´成分が本実施形態の基準補正値から求められるu´成分及びv´成分と一致させながら、補正量を調整することができるようになる。
図15に、RGB空間の画素値からu´v´色度図のu´成分及びv´成分へ変換する処理の説明図を示す。
図15において、RGB空間のR成分の画素値がR、G成分の画素値がG、B成分の画素値がBであり、RGBmaxは画素値最大値であるものとする。
このとき、図15に示す一連の変換式により、RGB空間の画素の画素値をXYZ空間(CIE 1964 表色系)の画素値に変換できる。そして、XYZ空間の画素値を、更に図15に示す一連の変換式により、u´v´色度図(CIE 1976 UCS色度図)におけるu´成分及びv´成分に変換できる。u´v´色度図では、u´成分及びv´成分により色相及び彩度を表している。
本実施形態では、上述のように補正画素値が画素値最大値を超えるとき、RGB色空間の各色成分の出力目標値が同じ比率で縮小された縮小後の出力目標値を用いている。そのため、当該画素の補正画素値を出力目標値である本実施形態の補正基準値から求められる補正データと揃えることで、図15に示す変数r、g、b、X成分及びY成分は、それぞれ同じ比率で縮小されることになる。従って、u´成分及びv´成分を一定にできるため、補正画素値が画素値最大値を超えない範囲で当該画素の色相及び彩度を本実施形態の補正基準値から求められる色相及び彩度と一致させることができる。
また、各成分を同じ比率で縮小させているので、最大でRGBの各色成分数の3回の補正処理を行えば、必ずRGBの各色成分の画素値について補正画素値が画素値最大値を超えないように処理を完了させることができる。
4. その他
なお、上述の実施形態では、画像補正装置200が、補正基準値として、第1〜第LのプロジェクタPJ1〜PJLのL個の投射画像の全画素の測定値の平均値を採用していたが、本発明はこれに限定されるものではない。
図16に、本実施形態の第1の変形例における補正基準値の説明図を示す。
図16では、1つのプロジェクタの投射画像IMG1の代表点における画素Cを表している。第1の変形例では、画像補正装置200が、第1〜第LのプロジェクタPJ1〜PJLのL個の投射画像の代表点の画素Cの測定値の平均値を、補正基準値として求めている。これにより、画像補正装置200の処理を大幅に簡素化できる。このような画像の代表点の画素Cとしては、画像IMG1の中心画素を採用できる。一般に中心画素は輝度が最高になるため、各プロジェクタの中心画素の測定値の平均値を補正基準値とすることにより、補正によるコントラストの低下を避けることができる。
図17に、本実施形態の第2の変形例における補正基準値の説明図を示す。
図17では、1つのプロジェクタの投射画像IMG2において、水平方向に最も輝度の高い画素を有するライン上の輝度分布と、垂直方向に最も輝度の高い画素を有するライン上の輝度分布とを模式的に表している。第2の変形例では、画像補正装置200が、第1〜第LのプロジェクタPJ1〜PJLのL個の投射画像の各画像の最も高輝度の画素C1を代表点として採用し、各画像の最も高輝度の画素C1の測定値の平均値を、補正基準値として求めている。これにより、画像補正装置200の処理を大幅に簡素化できる。また、各プロジェクタの最も高輝度の画素の測定値を補正基準値とすることにより、中心画素の測定値の平均値を補正基準値とする場合と比較して、補正によるコントラスト低下をより確実に避けることができる。
図18に、本実施形態の第3の変形例における補正基準値の説明図を示す。図18において、図16と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
図18は、1つのプロジェクタの投射画像IMG1の代表点の画素C(例えば画像IMG1の中心画素)を含む所定の領域ARを表している。第3の変形例では、この領域AR内の画素の測定値の平均値を、補正基準値として求めている。領域ARは、画素Cを中心とする領域とすることで、領域ARの特定を簡素化できる。また、中心画素を中心とする領域内の画素の測定値の平均値を補正基準値とすることにより、中心画素の測定値の平均値を補正基準値とする場合と比較して、測定時のゴミや画素不良、中心画素が画素間のブラックマトリクスとなっている場合等の測定ノイズの影響を低減することができる。
図19に、本実施形態の第4の変形例における補正基準値の説明図を示す。図19において、図17と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
図19は、1つのプロジェクタの投射画像IMG2で最も高輝度な画素C1を含む所定の領域AR1を表している。第4の変形例では、この領域AR1内の画素の測定値の平均値を、基準補正として求めている。領域AR1は、画素C1を中心とする領域とすることで、領域AR1の特定を簡素化できる。また、最も高輝度な画素C1を中心とする領域内の画素の測定値の平均値を補正基準値とすることにより、画素C1の測定値の平均値を補正基準値とする場合と比較して、測定時のゴミや画素不良等の測定ノイズの影響を低減することができる。
以上、本発明に係る画像補正装置、画像表示システム、及び画像補正方法を上記の各実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)上記の実施形態では、RGB空間の各色成分の補正画素値が画素値最大値を超えるときに、B成分、R成分及びG成分の順序で処理したが、本発明は、色成分の処理の順序に限定されるものではない。
(2)上記の実施形態では、補正データテーブルに、画像の全画素について各画素値の測定値に対応した補正データが記憶されるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、補正データテーブルに、所定の画素について所定の画素値の測定値に対応した補正データのみを離散的に記憶しておき、補正データテーブルに記憶されない画素の補正データを、補正データテーブルに記憶された補正データを用いた公知のデータ補間法で求めるようにしてもよい。この場合、補正データテーブルの記憶容量を削減できる効果が得られる。
(3)上記の実施形態では、プロジェクタの投射画像の画素の画素値を取り込むことで該プロジェクタの表示特性を取得していたが、本発明はこれに限定されるものではない。
(4)上記の実施形態では、プロジェクタを例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本発明に係る画像表示装置として、液晶表示装置やプラズマディスプレイ装置、有機ELディスプレイ装置等の画像表示を行う装置全般に適用できる。
(5)上記の実施形態において、本発明を、画像補正装置、画像表示システム、及び画像補正方法として説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本発明を実現するための画像補正方法の処理手順が記述されたプログラムや、該プログラムが記録された記録媒体であってもよい。
本実施形態に係る画像表示システムの構成例のブロック図。 図1の第1〜第Lのプロジェクタの各プロジェクタに適用される画像表示装置の構成例のブロック図。 図1の画像補正装置の構成例のブロック図。 本実施形態における画像補正装置の処理例のフロー図。 図1の画像信号処理部22のハードウェア構成例のブロック図。 本発明の実施形態に係る画像処理装置の構成例のブロック図。 本実施形態における画像処理装置の構成要部の一例のブロック図。 図7の補正データテーブルの補正データが生成される画像の画素位置の説明図。 図7の補正データテーブルに格納される補正データの説明図。 本実施形態における画像処理装置の処理例のフロー図。 図10の各色成分の補正処理の処理例のフロー図。 本実施形態におけるB成分の出力目標値関数の説明図。 本実施形態におけるR成分の出力目標値関数の説明図。 本実施形態におけるG成分の出力目標値関数の説明図。 RGB空間の画素値からu´v´色度図のu´成分及びv´成分へ変換する処理の説明図。 本実施形態の第1の変形例における補正基準値の説明図。 本実施形態の第2の変形例における補正基準値の説明図。 本実施形態の第3の変形例における補正基準値の説明図。 本実施形態の第4の変形例における補正基準値の説明図。
符号の説明
10・・・画像表示システム,20・・・画像表示装置,22・・・画像信号処理部,
24・・・光変調部,26・・・投射部,30・・・画像測定装置,32・・・カメラ,
34・・・測定値処理部,40・・・画像入力部,42・・・スキャナ,
44・・・デジタルカメラ,46・・・PC,80・・・CPU,82・・・ROM,
84・・・RAM,86・・・I/F回路,88・・・画像処理回路,90・・・バス,
96・・・画像出力部,100・・・画像処理装置,110・・・補正量生成部,
112・・・出力目標値生成部,120・・・補正量調整部,
130・・・補正データテーブル,200・・・画像補正装置,
210・・・補正基準値生成部,220・・・補正データ生成部,
230・・・補正基準値保存部,PJ1〜PJL・・・第1〜第Lのプロジェクタ,
SCR・・・スクリーン

Claims (7)

  1. 複数の画像表示装置が表示する画像を隣接又は重ね合わせた画像を補正する画像補正装置であって、
    前記複数の画像表示装置を構成する各画像表示装置の表示特性に基づいて、前記複数の画像表示装置に共通の補正基準値を生成する補正基準値生成部と、
    前記各画像表示装置ごとに、前記補正基準値を基準に画素値を補正するときに用いる補正データを生成する補正データ生成部とを含むことを特徴とする画像補正装置。
  2. 請求項1において、
    前記補正基準値生成部は、
    階調毎に前記補正基準値を生成することを特徴とする画像補正装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記補正基準値は、
    前記各画像表示装置が表示する画像の中心位置における画素値の平均値であることを特徴とする画像補正装置。
  4. 複数の画像を隣接又は重ね合わせて表示する画像表示システムであって、
    請求項1乃至3のいずれかに記載の画像補正装置と、
    前記画像補正装置が生成する補正データを用いて前記画素値を補正した補正画素値に基づいて、前記複数の画像を構成する各画像を表示する複数の画像表示装置とを含むことを特徴とする画像表示システム。
  5. 請求項4において、
    前記画像表示装置が、
    前記画素値を補正するときに用いる補正量を調整する画像処理装置を含み、
    前記画像処理装置が、
    前記画素値に対応した前記補正量を生成する補正量生成部と、
    前記補正量を用いて前記画素値を補正した補正画素値が所与の画素値最大値を超えるとき、前記補正画素値に対応する画素の色相及び彩度が、前記補正基準値により求められる色相及び彩度と一致し、かつ、前記補正画素値が前記画素値最大値以下となるように前記補正量を調整する補正量調整部とを含むことを特徴とする画像表示システム。
  6. 請求項5において、
    前記補正量調整部は、
    前記補正画素値が前記画素値最大値を超えるとき、u´v´色度図における当該画素のu´成分及びv´成分が前記補正基準値から求められるu´成分及びv´成分と一致するように前記補正量を調整することを特徴とする画像表示システム。
  7. 複数の画像表示装置が表示する画像を隣接又は重ね合わせた画像を補正する画像補正方法であって、
    前記複数の画像表示装置を構成する各画像表示装置の表示特性に基づいて、前記複数の画像表示装置に共通の補正基準値を生成する補正基準値生成ステップと、
    前記各画像表示装置ごとに、前記補正基準値を基準に画素値を補正するための補正データを生成する補正データ生成ステップとを含むことを特徴とする画像補正方法。
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