JP5063491B2 - ガスエンジンの燃料供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガスエンジンの燃料供給装置の改良に関するものである。
従来のガスエンジンの燃料供給装置として、ガスエンジンが停止したときに、ガスエンジンへの燃料の供給を遮断する遮断弁を1次レギュレータと2次レギュレータとの間に設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−312901公報
特許文献1の図1によれば、燃料供給装置Sの入口に、ブタンガスが充填されたカセット式の小型ボンベ15が接続され、燃料供給装置Sの出口がミキサ3に取付けられた燃料ノズル6に接続され、ミキサ3がガスエンジンEの吸気ポート1に接続されている。
燃料供給装置Sは、特許文献1の図2によれば、燃料の入口側から出口側に順にベーパーライザ17、1次レギュレータ18、遮断弁20、2次レギュレータ21を備え、ガスエンジンEのクランク室や吸入ポート等の負圧発生部35が遮断弁20に接続されている。
ガスエンジンEが停止した状態では、負圧発生部35で負圧が発生しないため、遮断弁20は閉じているが、ガスエンジンEのピストンが作動して負圧発生部35で負圧が発生すると、この負圧で遮断弁20が開き、小型ボンベ15内の燃料がベーパーライザ17以降の燃料供給通路に流れる。
上記の特許文献1の燃料供給装置の作用を次に説明する。なお、符号は振り直した。
図6(a)〜(d)は従来のガスエンジンの燃料供給装置の作用を示す作用図であり、図ではベーパーライザは省略してある。
(a)において、燃料供給通路101に設けられた手動コック102を開けると、燃料は、白抜き矢印で示すように、燃料ボンベ103から1次レギュレータ104、遮断弁106、2次レギュレータ107、ミキサー108を通ってガスエンジン111に至り、ガスエンジン111は運転状態になる。
(b)はガスエンジンが停止した状態を示している。1次レギュレータ104の調圧弁112は閉じ、遮断弁106も閉じている。このとき、手動コック102が開いたままの状態であるとする。
(c)において、例えば、夜間等に外気温が下がり、1次レギュレータ104の調圧弁112よりも下流側の圧力が低下すると、調圧弁112が開き、燃料ボンベ103から液化ガス燃料113が流出する。外気温が、例えば0℃以下では液化ガス燃料113が液状になり、1次レギュレータ104内、1次レギュレータ104と遮断弁106との間の燃料通路114に浸入する。
(d)において、(c)の状態から、昼間などに外気温が0℃を越えると、液化ガス燃料113はガス状になるため、1次レギュレータ104内及び燃料通路114内の圧力は高くなる。
この結果、調圧弁112や遮断弁106に高い圧力が作用して開きにくくなり、ガスエンジンの始動が困難になることがあり、調圧弁112や遮断弁106が開いても、ガスエンジンに供給される混合気が高濃度になり、やはり、ガスエンジンの始動性は改善しにくい。
また、ガス燃料を使用する汎用エンジンは、作業のために頻繁に移動して使用されることが多いため、小型・軽量であることが要求され、燃料供給装置も小型・コンパクトであることが望まれ、特に、小型の汎用エンジンではコストダウンも求められる。
本発明の目的は、小型・コンパクトで、コストダウンが図られ、更に、エンジンの始動性を向上させるガスエンジンの燃料供給装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、燃料供給源から供給された燃料をベーパーライザでガス状にし、このガス状燃料を1次レギュレータで減圧し、更に2次レギュレータで大気圧に近い圧力まで減圧し、ガス状燃料と空気とをミキサーで混合してガスエンジンに供給するまでの燃料供給通路に、ガスエンジンが停止状態にあるときに燃料の流れを遮断する遮断弁が設けられ、この遮断弁が、1次レギュレータに対して燃料の流れの上流側に配置されるとともに、1次レギュレータと一体的に設けられたガスエンジンの燃料供給装置において、遮断弁は、負圧で作動するダイヤフラムと、このダイヤフラムに連結されているロッドと、このロッドによって作動される弁体と、この弁体によって開閉される弁座とからなり、さらに、遮断弁は、隣接する2つのブロック部材に組込まれ、一方のブロック部材に、ダイヤフラムと、ロッドとが備えられ、他方のブロック部材に、弁体と、弁座とが備えられ、一方のブロック部材と他方のブロック部材との合わせ面に中央室が形成され、この中央室にベーパーライザが接続されていると共に、ロッドと弁体とが中央室に臨むよう対向して配置されていることを特徴とする。
ガスエンジンが停止しているときには、燃料供給源から流れ出た燃料は、1次レギュレータに対して燃料の流れの上流側に配置された遮断弁でその流れが遮断され、1次レギュレータ以降に流れない。従って、従来のように、1次レギュレータ以降に溜まった燃料が、例えば、0℃以下で液状になり、燃料供給通路内の圧力が低下して1次レギュレータの調圧弁や遮断弁が開きにくくなったり、これらの弁が開いてもガスエンジンに供給される混合気が高濃度になって、ガスエンジンの始動性が困難になることが本発明では防止される。
また、遮断弁が1次レギュレータと一体的に設けられるから、遮断弁と1次レギュレータとを接続する配管や、配管を接続する工数が不要になり、部品数、組付工数が削減される。
請求項2に係る発明は、燃料供給源から供給された燃料をベーパーライザでガス状にし、このガス状燃料を1次レギュレータで減圧し、更に2次レギュレータで大気圧に近い圧力まで減圧し、ガス状燃料と空気とをミキサーで混合してガスエンジンに供給するまでの燃料供給通路に、ガスエンジンが停止状態にあるときに燃料の流れを遮断する遮断弁が設けられ、この遮断弁が、1次レギュレータに対して燃料の流れの上流側に配置されるとともに、周辺温度を感知して周辺温度が設定温度よりも低くなったときに閉じる温度感知型弁であるガスエンジンの燃料供給装置において、遮断弁は、負圧で作動するダイヤフラムと、このダイヤフラムに連結されているロッドと、このロッドによって作動される弁体と、この弁体によって開閉される弁座とからなり、さらに、遮断弁は、隣接する2つのブロック部材に組込まれ、一方のブロック部材に、ダイヤフラムと、ロッドとが備えられ、他方のブロック部材に、弁体と、弁座とが備えられ、一方のブロック部材と他方のブロック部材との合わせ面に中央室が形成され、この中央室にベーパーライザが接続されていると共に、ロッドと弁体とが中央室に臨むよう対向して配置されていることを特徴とする。
ガスエンジンが停止した状態で、遮断弁の周辺温度が設定温度よりも低くなったときには、燃料供給源から流れ出た燃料は、1次レギュレータに対して燃料の流れの上流側に配置された遮断弁である温度感知型弁が閉じて燃料の流れが遮断され、1次レギュレータ以降に流れない。従って、従来のように、1次レギュレータ以降に溜まった燃料が、例えば、0℃以下で液状になり、燃料供給通路内の圧力が低下して1次レギュレータの調圧弁や遮断弁が開きにくくなったり、これらの弁が開いてもガスエンジンに供給される混合気が高濃度になって、ガスエンジンの始動性が困難になることが本発明では防止される。
請求項1に係る発明では、遮断弁が、1次レギュレータに対して燃料の流れの上流側に配置されるとともに、遮断弁が1次レギュレータと一体的に設けられるので、ガスエンジン停止時には、1次レギュレータの手前で燃料供給通路が遮断されて、1次レギュレータ以降に燃料が流入することを防止することができ、ガスエンジンの始動性を向上させることができる。
また、遮断弁を1次レギュレータと一体的に設けることで、遮断弁と1次レギュレータとを接続する配管や、配管を接続する工数が不要になり、部品数、組付工数を削減することができ、燃料供給装置の小型・コンパクト化を図ることができるとともにコストを削減することができる。
請求項2に係る発明では、遮断弁が、1次レギュレータに対して燃料の流れの上流側に配置されるとともに、周辺温度を感知して周辺温度が設定温度よりも低くなったときに閉じる温度感知型弁であるので、ガスエンジン停止時には、1次レギュレータの手前で燃料供給通路が遮断弁で遮断されて、1次レギュレータ以降に燃料が流入することを防止することができ、ガスエンジンの始動性を向上させることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るガスエンジンの燃料供給装置を示す系統図であり、燃料供給装置10は、液化ガス燃料として、例えば液化ブタンが充填されてボンベケース11に装着された小型ガスボンベ12と、ボンベケース11に一体的に設けられるとともに小型ガスボンベ12からの液化ガス燃料の流出又は燃料の遮断を切り換える手動コック13と、ガスエンジン14で発生する熱を利用して液化ガス燃料(液化ブタン)をガス状燃料(ブタンガス)に気化させるベーパライザ16と、このベーパライザ16で気化されて出来たガス状燃料を、ガスエンジン運転中には流通させ、ガスエンジン停止中は遮断する遮断弁17と、この遮断弁17と一体構造にされてガス状燃料を所定圧力まで減圧する1次レギュレータ18と、この1次レギュレータ18で減圧されたガス状燃料を大気圧に近い圧力まで更に減圧する2次レギュレータ21とからなる。
2次レギュレータ21で減圧されたガス状燃料は、ミキサー22に供給されて空気と混合され、混合気が生成されて、ガスエンジン14の吸気ポート14aを介して燃焼室14bに吸入される。
ここで、符号25〜27は燃料配管、28はガスエンジン14のクランクケース14cと遮断弁17とを接続する負圧配管であり、ガスエンジン運転中にクランクケース14c内で発生する負圧により遮断弁17が開き、ガスエンジン停止中はクランクケース14c内に負圧が発生しないため、遮断弁17は閉じる。
上記の遮断弁17及び1次レギュレータ18は、遮断弁一体型レギュレータ30を構成するものである。
図2は本発明に係る遮断弁一体型レギュレータの断面図であり、遮断弁一体型レギュレータ30は、隣接する2つのブロック部材31,32と、一方のブロック部材31の側部開口を塞ぐカバー部材33と、他方のブロック部材32の側部開口を塞ぐキャップ部材34と、ブロック部材32の下部に取付けられたカップ部材36とを備える。
遮断弁17は、ブロック部材31とカバー部材33とで挟まれて固定された第1ダイヤフラム41と、この第1ダイヤフラム41の内面を支持する支持プレート42と、この支持プレート42の中央に取付けられたロッド43と、これらの第1ダイヤフラム41及支持プレート42をカバー部材33側に押し付けるコイルスプリング44と、ブロック部材31を移動自在に貫通したロッド43の先端部に取付けられた第2ダイヤフラム45と、ロッド43の先端に臨むようにブロック部材32に設けられた遮断弁本体部46とからなる。
ブロック部材31に形成された第1凹部31aと、第1ダイヤフラム41とは負圧室48を形成し、負圧室48は、負圧配管28(図1参照)を介してガスエンジンのクランクケース14c(図1参照)に連通する。なお、符号51はカバー部材33と第1ダイヤフラム41との間の大気室52を大気開放させるためにカバー部材33に取付けられた大気連通管である。
遮断弁本体部46は、ブロック部材32に設けられた下部横通路32aに挿入された弁座53及びこの弁座53を支持する弁座支持部材54と、これらの弁座53及び弁座支持部材54にそれぞれ開けられた貫通穴53a,54aを貫通するように配置された弁体56と、この弁体56を閉じる方向に付勢するために弁座支持部材54と弁体56の一端部との間に設けられたスプリング57とからなる。
弁体56は、スプリング57を取付けるために一端部に設けられたスプリング支持部56aと、他端部に設けられた弁体頭部56bと、これらのスプリング支持部56a及び弁体頭部56bのそれぞれを連結する連結ロッド56cとからなる。
弁体頭部56bは、弁座53にスプリング57の弾性力によって押付けられた部分であり、図では弁体頭部56bによって燃料通路61が閉じられた状態にある、即ち、遮断弁17が閉じた状態にある。
燃料通路61は、ブロック部材31,32の合わせ面に形成されてベーパライザ16(図1参照)に連通する中央室63と、貫通穴53a,54aと、弁体頭部56bの一部が収納される下部横通路32aと、この下部横通路32aに一端が接続された縦通路32dと、この縦通路32dの他端に連通する上部横通路32eとを備え、この上部横通路32eは、1次レギュレータ18に設けられる減圧室64に図示せぬ通路を介して連通している。
1次レギュレータ18は、ブロック部材32とキャップ部材34との間に挟まれて固定された第3ダイヤフラム65と、この第3ダイヤフラム65の外面に配置された押圧プレート66と、第3ダイヤフラム65をブロック部材32に形成されたストッパ部32gに押圧プレート66を介して押し付けるスプリング67と、カップ部材36とを備える。
カップ部材36は、減圧室64内をガス燃料が通過する際にガス燃料と共に流れてきた液状のタールを溜める部分である。
上記したように、遮断弁17と1次レギュレータ18とを一体構造にすることで、遮断弁17と1次レギュレータ18とを接続するための配管が不要になり、部品数を減らすことができ、遮断弁一体型レギュレータ30を小型・コンパクトに構成することができる。
更に、配管を接続する工数が不要になり、部品数の削減とも合わせてコストを低減することができる。
以上に述べた遮断弁17の作用を次に説明する。
図3は本発明に係る遮断弁の作用を示す作用図である。
ガスエンジンが始動して遮断弁17の負圧室48の圧力が低下すると、第1タイヤフラム41が撓んで第1タイヤフラム41及び支持プレート42が図の右方に移動するため、これに伴ってロッド43も白抜き矢印で示すように図の右方へ移動する。
この結果、ロッド43の先端が、第2ダイヤフラム45を介して弁体56の一端部を押圧するため、弁体56もスプリング57の弾性力に抗して図の右方へ移動し、弁体56の弁体頭部56bは弁座53から離れ、燃料通路61が開通する、即ち、遮断弁17が開く。
これにより、ベーパライザ16(図1参照)側から燃料通路61、詳しくは、中央室63に流入したガス状燃料は、貫通穴53a,54a、下部横通路32a、縦通路32d、上部横通路32e及び図示せぬ通路を通って1次レギュレータ18の減圧室64に至る。
図4(a),(b)は遮断弁の配置を比較する作用図である。
(a)は本実施形態(実施例)の遮断弁17の配置の作用を示している。ただし、ベーパライザは省いてある。
遮断弁17が1次レギュレータ18の上流側に配置されていると、ガスエンジンが停止時には遮断弁17は閉じているため、1次レギュレータ18の上流側で燃料通路61が遮断され、1次レギュレータ18以降の燃料通路71内の圧力が低下しても、1次レギュレータ18内に液化ガス燃料70が浸入することはなくなる。
(b)は比較例の遮断弁106の配置の作用を示している。
遮断弁106が1次レギュレータ104の下流側に配置されていると、夜間等に外気温が下がって、1次レギュレータ104の調圧弁112より下流側の圧力が低下したときに、調圧弁112が開いて小型ボンベから液化ガス燃料70が流出する。外気温が、例えば0℃以下になれば、液化ガス燃料70は液状になり、1次レギュレータ104内、燃料通路114内に溜まる。
この結果、図6(d)で説明したように、ガスエンジンの始動性が困難になる。
以上の図1、図2に示したように、燃料供給源としての小型ガスボンベ12から供給された液化ガス燃料をベーパーライザ16でガス状にし、このガス状燃料を1次レギュレータ18で減圧し、更に2次レギュレータ21で大気圧に近い圧力まで減圧し、ガス状燃料と空気とをミキサー22で混合してガスエンジン14に供給するまでの燃料供給通路に、ガスエンジン14が停止状態にあるときに液化ガス燃料の流れを遮断する遮断弁17が設けられたガスエンジン14の燃料供給装置10において、遮断弁17が、1次レギュレータ18に対して液化ガス燃料の流れの上流側に配置されるとともに、遮断弁17が1次レギュレータ18と一体的に設けられるので、ガスエンジン停止時には、1次レギュレータ18の手前で燃料供給通路が遮断されて、1次レギュレータ18以降に燃料が流入することを防止することができ、ガスエンジン14の始動性を向上させることができる。
また、遮断弁17を1次レギュレータ18と一体的に設けることで、遮断弁17と1次レギュレータ18とを接続する配管や、配管を接続する工数が不要になり、部品数、組付工数を削減することができ、燃料供給装置10、詳しくは、遮断弁一体型レギュレータ30の小型・コンパクト化を図ることができるとともにコストを削減することができる。
図5は本発明に係る燃料供給装置の別実施形態を示す断面図であり、図1に示された第1実施形態と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
燃料供給装置80は、手動コック13の下流側に、順に温度感知型弁81、遮断弁17、1次レギュレータ18が接続されたものである。
温度感知型弁81は、外気温が設定温度になったときに燃料通路82を開閉する弁であり、設定温度Tとしては、下限が、例えば、液化ガス燃料の成分であるブタンが液化する0℃、上限が、例えば、ガスエンジンの使用開始可能温度である10℃とする(0<T<10)。
ガスエンジンが停止し、手動コック13が開いている状態で、例えば、外気温が設定温度Tよりも低くなると、温度感知型弁81は閉じ、液化ガス燃料70が温度感知型弁81よりも下流側に流れるのを防止することができる。
また、外気温が設定温度Tよりも高い場合は、温度感知型弁81は開き、遮断弁17も開いてるときに、1次レギュレータ18側に液化ガス燃料70が供給される。
温度を検知して温度感知型弁81を開閉させるための作動媒体としては、ワックス、バイメタル、形状記憶合金が好適であり、更に、電気デバイスが使用可能なガスエンジンでは、温度センサからの信号に基づいて作動する電磁弁を用いてもよい。
以上に示したように、遮断弁が、1次レギュレータ18に対して液化ガス燃料の流れの上流側に配置されるとともに、周辺温度を感知して周辺温度が設定温度Tよりも低くなったときに閉じる温度感知型弁81であるので、ガスエンジン停止時には、1次レギュレータ18の手前で燃料供給通路が温度感知型弁81で遮断されて、1次レギュレータ18以降に燃料が流入することを防止することができ、ガスエンジン14(図1参照)の始動性を向上させることができる。
尚、本実施形態では、図5に示したように、温度感知型弁81を、遮断弁17の上流側に配置したが、これに限らず、温度感知型弁18を、遮断弁17の下流側で且つ1次レギュレータ18の上流側に配置してもよい。
本発明の燃料供給装置は、ガスエンジンに好適である。
本発明に係るガスエンジンの燃料供給装置を示す系統図である。 本発明に係る遮断弁一体型レギュレータの断面図である。 本発明に係る遮断弁の作用を示す作用図である。 遮断弁の配置を比較する作用図である。 本発明に係る燃料供給装置の別実施形態を示す断面図である。 従来のガスエンジンの燃料供給装置の作用を示す作用図である。
符号の説明
10,80…燃料供給装置、12…燃料供給源(小型ガスボンベ)、14…ガスエンジン、16…ベーパライザ、17…遮断弁、18…1次レギュレータ、21…2次レギュレータ、22…ミキサー、31…一方のブロック部材、32…他方のブロック部材、41…第1ダイヤフラム(ダイヤフラム)、43…ロッド、53…弁座、56…弁体、63…中央室、81…温度感知型弁、T…設定温度。

Claims (2)

  1. 燃料供給源(12)から供給された燃料をベーパーライザ(16)でガス状にし、このガス状燃料を1次レギュレータ(18)で減圧し、更に2次レギュレータ(21)で大気圧に近い圧力まで減圧し、ガス状燃料と空気とをミキサー(22)で混合してガスエンジン(14)に供給するまでの燃料供給通路に、前記ガスエンジン(14)が停止状態にあるときに燃料の流れを遮断する遮断弁(17,81)が設けられ、この遮断弁(17,81)が、前記1次レギュレータ(18)に対して燃料の流れの上流側に配置されるとともに、1次レギュレータ(18)と一体的に設けられたガスエンジンの燃料供給装置(10,80)において、
    前記遮断弁(17,81)は、負圧で作動するダイヤフラム(41)と、このダイヤフラム(41)に連結されているロッド(43)と、このロッド(43)によって作動される弁体(56)と、この弁体(56)によって開閉される弁座(53)とからなり、
    さらに、前記遮断弁(17,81)は、隣接する2つのブロック部材(31,32)に組込まれ、
    一方のブロック部材(31)に、前記ダイヤフラム(41)と、前記ロッド(43)とが備えられ、
    他方のブロック部材(32)に、前記弁体(56)と、前記弁座(53)とが備えられ、
    前記一方のブロック部材(31)と前記他方のブロック部材(32)との合わせ面に中央室(63)が形成され、この中央室(63)に前記ベーパーライザ(16)が接続されていると共に、前記ロッド(43)と前記弁体(56)とが前記中央室(63)に臨むよう対向して配置されていることを特徴とするガスエンジンの燃料供給装置。
  2. 燃料供給源(12)から供給された燃料をベーパーライザ(16)でガス状にし、このガス状燃料を1次レギュレータ(18)で減圧し、更に2次レギュレータ(21)で大気圧に近い圧力まで減圧し、ガス状燃料と空気とをミキサー(22)で混合してガスエンジン(14)に供給するまでの燃料供給通路に、前記ガスエンジン(14)が停止状態にあるときに燃料の流れを遮断する遮断弁(81)が設けられ、この遮断弁(81)が、前記1次レギュレータ(18)に対して燃料の流れの上流側に配置されるとともに、周辺温度を感知して周辺温度が設定温度よりも低くなったときに閉じる温度感知型弁であるガスエンジンの燃料供給装置(80)において、
    前記遮断弁(81)は、負圧で作動するダイヤフラム(41)と、このダイヤフラム(41)に連結されているロッド(43)と、このロッド(43)によって作動される弁体(56)と、この弁体(56)によって開閉される弁座(53)とからなり、
    さらに、前記遮断弁(81)は、隣接する2つのブロック部材(31,32)に組込まれ、
    一方のブロック部材(31)に、前記ダイヤフラム(41)と、前記ロッド(43)とが備えられ、
    他方のブロック部材(32)に、前記弁体(56)と、前記弁座(53)とが備えられ、
    前記一方のブロック部材(31)と前記他方のブロック部材(32)との合わせ面に中央室(63)が形成され、この中央室(63)に前記ベーパーライザ(16)が接続されていると共に、前記ロッド(43)と前記弁体(56)とが前記中央室(63)に臨むよう対向して配置されていることを特徴とするガスエンジンの燃料供給装置。
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