JP5062746B2 - 液化ガス充填装置の殺菌方法 - Google Patents
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殺菌・冷却用として無菌化されたガスを供給する管路として、無菌ガス供給第1管路と無菌ガス供給第2管路の2本の管路を設けて、無菌ガス供給第2管路を、直接に貯留タンクに接続し、一方、無菌ガス供給第1管路を、液化ガス供給管路の液化ガス除菌フィルターよりも上流側に接続し、この接続部よりも上流側で液化ガス供給管路に開閉バルブを設けると共に、殺菌・冷却に使用したガスを排出するガス排出管路を、液化ガス供給管路の液化ガス除菌フィルターよりも下流側に接続し、この接続部よりも下流側の液化ガス供給管路とガス排出管路とにそれぞれ開閉バルブを設けて、
それらの開閉バルブの開閉を適宜に切り換えることで、液化ガス除菌フィルターへの液化ガスの供給を停止した状態として、無菌ガス供給第1管路から液化ガス供給管路に無菌化された高温ガスを所定時間だけ供給する一方、それと同時に、無菌ガス供給第2管路から貯留タンクに無菌化された高温ガスを所定時間だけ供給することにより、
無菌ガス供給第1管路からの高温ガスを、液化ガス供給管路を介して液化ガス除菌フィルター内に供給してから、最初のうちはガス排出管路から排出させ、液化ガス除菌フィルター内が所定温度まで昇温してからは、貯留タンク内に送給して充填用ノズルと気化ガス排気管路から排出させる一方、
それと同時に、無菌ガス供給第2管路からの高温ガスを、直接に貯留タンク内に供給して、充填用ノズルと気化ガス排気管路から排出させることで、
無菌ガス供給第1管路と無菌ガス供給第2管路とからそれぞれ供給された高温ガスにより、装置内の高温ガスが通過した箇所を殺菌した後、
少なくとも、無菌ガス供給第2管路から無菌化された低温ガスを貯留タンク内に所定時間だけ供給することにより、装置内の低温ガスが通過した箇所を冷却するようにしたことを特徴とするものである。
殺菌・冷却用として無菌化されたガスを供給する管路として、無菌ガス供給第1管路と無菌ガス供給第2管路の2本の管路を設けて、無菌ガス供給第2管路を、直接に貯留タンクに接続し、一方、無菌ガス供給第1管路を、液化ガス供給管路の液化ガス除菌フィルターよりも上流側に接続し、この接続部よりも上流側で液化ガス供給管路に開閉バルブを設けると共に、殺菌・冷却に使用したガスを排出するガス排出管路を、液化ガス供給管路の液化ガス除菌フィルターよりも下流側に接続し、この接続部よりも下流側の液化ガス供給管路とガス排出管路とにそれぞれ開閉バルブを設けて、
それらの開閉バルブの開閉を適宜に切り換えることで、液化ガス除菌フィルターへの液化ガスの供給を停止した状態として、無菌ガス供給第1管路から液化ガス供給管路に無菌化された高温ガスを所定時間だけ供給する一方、それと同時に、無菌ガス供給第2管路から貯留タンクに無菌化された高温ガスを所定時間だけ供給することにより、
無菌ガス供給第1管路からの高温ガスを、液化ガス供給管路を介して液化ガス除菌フィルター内に供給してから、最初のうちはガス排出管路から排出させ、液化ガス除菌フィルター内が所定温度まで昇温してからは、貯留タンク内に送給して充填用ノズルと気化ガス排気管路から排出させる一方、
それと同時に、無菌ガス供給第2管路からの高温ガスを、直接に貯留タンク内に供給して、充填用ノズルと気化ガス排気管路から排出させることで、
無菌ガス供給第1管路と無菌ガス供給第2管路とからそれぞれ供給された高温ガスにより、装置内の高温ガスが通過した箇所を殺菌した後、
少なくとも、無菌ガス供給第2管路から無菌化された低温ガスを貯留タンク内に所定時間だけ供給することにより、装置内の低温ガスが通過した箇所を冷却する、ということで実現した。
(1)高温ガスの液化ガス除菌フィルター10への供給では、装置内を150℃以上(最高温度は160℃)の温度に昇温させるのに要した時間とその温度に維持した時間との合計で15分間。
(2)高温ガスの貯留タンク2への供給では、装置内を150℃以上(最高温度は160℃)の温度に昇温させるのに要した時間(約17分間)とその温度を維持した時間(約10分間)との合計で27分間。
(3)低温ガスの液化ガス除菌フィルター10への供給では、25℃の不活性ガス(窒素ガス)を流して装置内を50℃以下の温度に冷却するのに要した時間が5分間。
(4)低温ガスの貯留タンク2への供給では、25℃の不活性ガス(窒素ガス)を流して装置内を50℃以下の温度に冷却するのに要した時間が22分間であった。
2 貯留タンク
3 充填用ノズル
5 気化ガス排気管路
6 液化ガス供給管路
10 液化ガス除菌フィルター
11 無菌ガス供給第1管路
12 ガス用フィルター
13 ヒーター
14 ガス排出管路
16 無菌ガス供給第2管路
17 ガス用フィルター
18 ヒーター
A1〜A5 開閉弁
Claims (4)
- 液化ガスを貯留するための貯留タンクに対し、液化ガス供給源から液化ガスを該タンク内に供給するための液化ガス供給管路が、該管路の途中に液化ガス除菌フィルターを設けた状態で、該タンクの上部側に接続され、該タンク内で液化ガスから気化したガスを排出するための気化ガス排気管路が、該タンクの上部側に接続され、該タンク内に貯留された液化ガスを流出させるための充填用ノズルが、該タンクの底部側に連設されている液化ガス充填装置について、該装置の内部を加熱殺菌してから冷却するために、
殺菌・冷却用として無菌化されたガスを供給する管路として、無菌ガス供給第1管路と無菌ガス供給第2管路の2本の管路を設けて、無菌ガス供給第2管路を、直接に貯留タンクに接続し、一方、無菌ガス供給第1管路を、液化ガス供給管路の液化ガス除菌フィルターよりも上流側に接続し、この接続部よりも上流側で液化ガス供給管路に開閉バルブを設けると共に、殺菌・冷却に使用したガスを排出するガス排出管路を、液化ガス供給管路の液化ガス除菌フィルターよりも下流側に接続し、この接続部よりも下流側の液化ガス供給管路とガス排出管路とにそれぞれ開閉バルブを設けて、
それらの開閉バルブの開閉を適宜に切り換えることで、液化ガス除菌フィルターへの液化ガスの供給を停止した状態として、無菌ガス供給第1管路から液化ガス供給管路に無菌化された高温ガスを所定時間だけ供給する一方、それと同時に、無菌ガス供給第2管路から貯留タンクに無菌化された高温ガスを所定時間だけ供給することにより、
無菌ガス供給第1管路からの高温ガスを、液化ガス供給管路を介して液化ガス除菌フィルター内に供給してから、最初のうちはガス排出管路から排出させ、液化ガス除菌フィルター内が所定温度まで昇温してからは、貯留タンク内に送給して充填用ノズルと気化ガス排気管路から排出させる一方、
それと同時に、無菌ガス供給第2管路からの高温ガスを、直接に貯留タンク内に供給して、充填用ノズルと気化ガス排気管路から排出させることで、
無菌ガス供給第1管路と無菌ガス供給第2管路とからそれぞれ供給された高温ガスにより、装置内の高温ガスが通過した箇所を殺菌した後、
少なくとも、無菌ガス供給第2管路から無菌化された低温ガスを貯留タンク内に所定時間だけ供給することにより、装置内の低温ガスが通過した箇所を冷却するようにしたことを特徴とする液化ガス充填装置の殺菌方法。 - 無菌ガス供給第2管路から貯留タンク内に無菌化された低温ガスを供給して装置内を冷却する際に、それと同時に、高温ガスの場合と同様に、無菌ガス供給第1管路から液化ガス供給管路に供給される無菌化された低温ガスを、液化ガス除菌フィルターを経由して貯留タンク内に供給することにより、装置内で低温ガスが通過した箇所を冷却するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の液化ガス充填装置の殺菌方法。
- 無菌ガス供給第1管路や無菌ガス供給第2管路から供給される殺菌用の高温ガスが、フィルターの表面積が大きいスクリーンフィルターでの除菌により無菌化されて、ヒーターによる加熱で140℃〜220℃に高温化されたものであり、冷却用の低温ガスが、殺菌用の高温ガスと同様に無菌化されて、ヒーターによる加熱がないものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の液化ガス充填装置の殺菌方法。
- 液化ガス除菌フィルターの殺菌・冷却に使用したガスを排出するガス排出管路を、液化ガス除菌フィルターのフィルター性能を検査するための検査用管路として使用することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の液化ガス充填装置の殺菌方法。
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JP2007297745A JP5062746B2 (ja) | 2007-11-16 | 2007-11-16 | 液化ガス充填装置の殺菌方法 |
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JP2009120243A JP2009120243A (ja) | 2009-06-04 |
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2007
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