JP5061692B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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本発明は、空気入りタイヤに関し、更に詳細には、インナーライナーに無機充填材を配合した場合における空気圧保持性と耐久性とを両立するようにした空気入りタイヤに関する。
チューブレス空気入りタイヤの内面には、空気透過性の低いハロゲン化ブチルゴムを主成分とするゴム組成物がインナーライナーとして設けられている。しかし、ハロゲン化ブチルゴムは高価であるため、コスト的にその使用には制限がある。
特許文献1は、ハロゲン化ブチルゴムを含むゴム成分にクレイなどの層状又は板状(鱗片状)の無機充填材を配合したゴム組成物をインナーライナーに使用することを提案している。このような無機充填材の配合によりインナーライナーの空気圧保持性を損なうことなくハロゲン化ブチルゴムの配合量を低減することが可能になる。しかし、無機充填材は、鱗片状であるため、タイヤ走行時にインナーライナーが大きな屈曲変形を繰り返し受けることにより、無機充填材を起因としてクラックなどを発生しやすく、耐久性が悪化するという問題があった。
特開2002−88208号公報
本発明の目的は、インナーライナーに無機充填材を配合する場合であっても、空気圧保持性と耐久性とを両立するようにした空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の空気入りタイヤは、トレッド部にベルト層が、ビード部に硬質のビードフィラーがそれぞれ配置され、かつ前記トレッド部から左右両側の前記ビード部に至るタイヤ内面に、ハロゲン化ブチルゴムとジエン系ゴムからなるゴム成分を主成分とするインナーライナーを内貼りした空気入りタイヤにおいて、前記インナーライナーのうち、前記トレッド部に対応する領域Aと前記ビード部に対応する領域Bを、前記ハロゲン化ブチルゴムとジエン系ゴムからなるゴム成分に鱗片状粉末の無機充填材を配合したゴム組成物で形成し、前記トレッド部とビード部との中間のサイド部に対応する領域Cを、前記ゴム成分に対する前記無機充填材の混合率が前記ゴム組成物よりも少ないか又は0のゴム組成物により形成したことを特徴とする。
また、前記領域Cの前記領域Aとの境界は、前記ベルト層の最大幅端部と二番目の幅端部との中間に配置し、前記領域Bとの境界は、タイヤ最大幅よりも前記ビード部寄りに配置しすることが好ましい。
前記ビードフィラーの径方向外端がタイヤ最大幅よりタイヤ径方向内側に位置する空気入りタイヤの場合には、前記領域Cの前記領域Bとの境界を前記ビードフィラーの径方向外端よりもタイヤ径方向内側に配置するようにするとよい。
前記領域Cのインナーライナーを形成するゴム組成物のゴム成分のハロゲン化ブチルゴム/ジエン系ゴムの配合比は、重量比で60〜90/40〜10にするようにするとよい。
前記無機充填材を鱗片の面方向から見たときのアスペクト比は、3〜30であることが好ましい。
前記インナーライナーのタイヤ周方向両端部の接合部をラップスプライスとする場合には、そのラップ量を5mm以下、0超にするようにするとよい。
前記インナーライナーのタイヤ周方向両端部の接合部をバットスプライスとする場合には、そのバット面のインナーライナー面方向に対する傾斜角を60°以下、20°以上にするようにするとよい。
本発明の空気入りタイヤは、インナーライナーの構成を、タイヤ走行時に大きな変形を受け難いトレッド部及びビード部の領域に、ハロゲン化ブチルゴムとジエン系ゴムからなるゴム成分に鱗片状粉末の無機充填材を配合したゴム組成物を使用し、大きな屈曲変形を受けるサイド部の領域には、上記ゴム組成物よりも無機充填材の混合率が少ないか又は0のゴム組成物を使用するようにしたので、耐久性を低下させることなく、空気圧保持性を向上することができる。
図1に、本発明の空気入りタイヤの子午線方向の半断面図を示す。
図1において、1はトレッド部、2はサイド部、3はビード部である。ビード部3に埋設された左右一対のビードコア4間にカーカス層5が、トレッド部1から左右のサイド部2を経てビード部3に至るように装架され、タイヤ幅方向の端部がそれぞれビードコア4及び硬質のビードフィラー7を包み込むようにタイヤ内側から外側に折り返されている。トレッド部1においては、カーカス層5の外側に、上下一対のベルト層8がタイヤ1周にわたって配置されている。空気入りタイヤの最内側には、インナーライナー6が配置され、このインナーライナー6は、トレッド部1に対応する領域A、ビード部3に対応する領域B及びトレッド部1とビード部3との中間のサイド部2に対応する領域Cを、複数の配合組成の異なるゴム組成物により構成されている。
本発明において、ベルト層8やビードフィラー7で補強されている領域A及び領域Bのインナーライナーは、ハロゲン化ブチルゴムとジエン系ゴムからなるゴム成分に鱗片状粉末の無機充填材を配合したゴム組成物により形成され、中間域の領域Cのインナーライナーは、ハロゲン化ブチルゴムとジエン系ゴムからなるゴム成分に対する無機充填材の混合率が、領域A及び領域Bのゴム組成物よりも少ないか又は0にしたゴム組成物により形成されている。
このように、ハロゲン化ブチルゴムとジエン系ゴムからなるゴム成分に鱗片状粉末の無機充填材を配合したゴム組成物によりインナーライナーを形成するに当たり、タイヤ走行時にトレッド部1やビード部3に比べて大きな屈曲変形を受けるサイド部2に対応する領域Cのインナーライナーのゴム組成物を、ゴム成分に対する無機充填材の配合量が領域Aや領域Bのインナーライナーよりも少ないか又は0にしているので、ゴム組成物の耐屈曲疲労性及び耐空気透過性を高く維持し、インナーライナーの耐久性を低下させずに空気圧保持性を向上することができる。
また、タイヤ走行時に大きな変形を受け難いトレッド部及びビード部に対応する領域A及びBのインナーライナーに、ハロゲン化ブチルゴムとジエン系ゴムからなるゴム成分に無機充填材を配合したゴム組成物を使用しているので、インナーライナーの耐久性を低下させることなく、空気圧保持性を向上することができる。なお、領域A及びBのインナーライナーは、互いに同じゴム組成物で形成してもよいし、異なるゴム組成物で形成してもよいが、好ましくは、領域Aのゴム組成物の方が、領域Bよりも無機充填材の配合量を少なくするとよい。トレッド部の方が、ビード部よりもタイヤ走行時に屈曲変形をより多く受けるからである。
本発明において、インナーライナーの領域Cと領域Aとの境界は、ベルト層8の最大幅端部8aと二番目の幅端部8bとの中間に配置することが好ましい。また、領域Cと領域Bとの境界は、好ましくはタイヤ最大幅9よりもビード部3寄りに配置するとよい。この場合、ビードフィラーの径方向外端7aがタイヤ最大幅9よりタイヤ径方向内側に位置する場合には、領域Cと領域Bとの境界はビードフィラーの径方向外端7aよりもタイヤ径方向内側にすることが耐久性向上の上で好ましい。なお、タイヤ最大幅部9は、JATMAイヤーブックに基づき、タイヤ総幅から、タイヤの側面の模様、文字などを除いた断面幅の最大部とする。
本発明において、領域A〜Cのインナーライナーは、無機充填材の配合量が異なる複数のゴム組成物から形成されるが、それぞれのゴム組成物は、ゴム成分が、ハロゲン化ブチルゴム及びジエン系ゴムから形成されることで共通する。
ハロゲン化ブチルゴムとしては、例えば、臭素化ブチルゴム(Br−IIR)、塩素化ブチルゴム(Cl−IIR)、イソブチレンとパラメチルスチレンを含む共重合体の塩素化物又は臭素化物が挙げられる。
ジエン系ゴムとしては、例えば、天然ゴム(NR)、ポリイソプレンゴム(IR)、各種ブタジエンゴム(BR)、各種スチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ゴム(NBR)、クロロプレンゴム、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム、スチレン−イソプレン共重合体ゴム、スチレン−イソプレン−ブタジエン共重合体ゴム、イソプレン−ブタジエン共重合体ゴム等が挙げられ、これらは、単独で用いても、又は二種以上を共に用いてもよい。これらのうち、天然ゴム、スチレン−ブタジエン共重合体ゴムが好ましい。
本発明において、インナーライナーを形成するゴム組成物のゴム成分のハロゲン化ブチルゴム/ジエン系ゴムの配合比は、重量比で60〜90/40〜10にすることが好ましい。とりわけ、領域Cのインナーライナーのゴム組成物におけるハロゲン化ブチルゴム/ジエン系ゴムの配合比は、重量比で70〜80/30〜20にすることがより好ましい。ハロゲン化ブチルゴム/ジエン系ゴムの配合比を、このような重量比の範囲内にすることにより、インナーライナーの空気圧保持性を向上することができる。具体的に、インナーライナーを形成するゴム組成物のゴム成分は、ハロゲン化ブチルゴムを、好ましくは60〜90重量部、より好ましくは70〜80重量部にし、ジエン系ゴムを、好ましくは10〜40重量部、より好ましくは20〜30重量部にするとよい。
上述したゴム成分に鱗片状粉末の無機充填材を配合することにより、ゴム組成物の耐空気透過性を高くし、インナーライナーの空気圧保持性を向上すると共に、ハロゲン化ブチルゴムの配合量を少なくすることが可能になるので、生産コストを削減することができる。鱗片状粉末の無機充填材は、特に制限されるものではないが、例えばクレイ、マイカ、カオリン、長石、シリカ、タルク、セリサイト、ガラスフレーク、合成ハイドロタルサイト、各種金属箔、黒鉛、二硫化モリブデン、二硫化タングステン、窒化ホウ素、板状酸化鉄、板状炭酸カルシウム、板状水酸化アルミニウム及びアルミナの含水複合体、などが挙げられる。これらの無機充填材は、単独で用いても、又は二種以上を共に用いてもよい。これらの中ではクレイ、タルクが好ましい。
無機充填材の形状としては、鱗片の面方向から見たときのアスペクト比が3〜30であるものが好ましく、より好ましくは5〜20にするとよい。この比が、3未満であると耐空気透過性の改良効果が十分でなく、30を超えるとゴム成分への分散性が低下し、むしろ耐空気透過性が悪化することがある。
本発明において、領域A及びBのインナーライナーを形成するゴム組成物は、ハロゲン化ブチルゴムとジエン系ゴムとからなるゴム成分100重量部に対し、鱗片状粉末の無機充填材が10〜30重量部を配合したものが好ましく、より好ましくは10〜20重量部配合するとよい。領域A及びBのゴム組成物中の無機充填材の配合量をこのような範囲にすることにより、空気圧保持性を向上すると共に、ハロゲン化ブチルゴムの配合量を少なくし、コスト削減することができる。
また、領域Cのインナーライナーを形成するゴム組成物は、鱗片状粉末の無機充填材を、領域A及びBのゴム組成物よりも少なく、かつハロゲン化ブチルゴムとジエン系ゴムとからなるゴム成分100重量部に対し、0〜20重量部配合することが好ましく、より好ましくは0〜10重量部にするとよく、0であってもよい。領域Cのインナーライナーを形成するゴム組成物の配合をこのような範囲にすることにより、無機充填材による耐屈曲疲労性の低下を抑制し、インナーライナーの空気圧保持性を向上することができる。
インナーライナーを形成するゴム組成物には、鱗片状粉末の無機充填材のほか、必要に応じてカーボンブラック、各種樹脂、加硫又は架橋剤、加硫又は架橋促進剤、各種オイル、老化防止剤、可塑剤、その他タイヤゴム用に一般的に配合可能な各種添加剤を配合することができる。これら添加剤の配合量は、本発明の目的に反しない限り、周知の配合量とすることができる。
本発明において、未加硫タイヤを成形する際は、インナーライナーのタイヤ周方向両端部の接合部は、ラップスプライス又はバットスプライスのいずれでもよい。ラップスプライスにする場合は、図2に示すように、ラップ量wを、5mm以下、0超にすることが好ましく、より好ましくは0〜2mmにするとよい。ラップ量wを5mm以下、0超にすることにより、鱗片状粉末の無機充填材を配合したゴム組成物をインナーライナーに使用する場合に、その使用量を極力少なくしながら、接合部におけるクラックの発生を抑制することができる。
また、バットスプライスにする場合は、図3に示すように、そのバット面を傾斜面とし、インナーライナー面方向に対する傾斜角θを、60°以下、20°以上にすることが好ましく、より好ましくは30°〜45°にするとよい。傾斜角θを60°以下、20°以上にすることにより、良好な加工性及び作業性を維持しながら接合部におけるクラックの発生を抑制することができる。
以下、実施例によって本発明をさらに説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
図1のタイヤ構造において、領域A,B及びCのインナーライナーを形成するゴム組成物として、表1に示す配合からなる4種類のゴム組成物(組成物1〜4)を調製し、これら4種類のゴム組成物を使用して、インナーラーナーの構成を表2に示すように異ならせて、タイヤサイズ205/45R16の6種類の空気入りタイヤ(従来例、実施例1〜3、比較例1、2)を製作した。
得られた6種類の空気入りタイヤを、下記の試験方法により空気圧保持性及び耐久性を評価し、その結果を表2に示す。
空気圧保持性
供試タイヤを、リムサイズ16×7Jのリムに装着し、空気圧230kPaに充填し、常温にて24時間放置してタイヤを成長・安定させた後、空気圧230kPaに再調整し、2ヶ月間放置後の内圧を測定した。測定結果は、従来例を100とする指数値で示した。この値が大きいほど空気圧保持性が良好であることを示す。
耐久性
JIS D4230の耐久性試験に基づいて、リムサイズ16×7Jのリムに装着し、空気圧230kPaに充填した供試タイヤをドラム試験機に装着し、12000km走行後にタイヤ内面を目視観察し、内面サイド部(領域C)及びインナーライナー接合部におけるクラック発生の有無を下記の基準により評価した。
◎ クラック発生が0
○ クラック発生が1〜2箇所
△ クラック発生が3〜5箇所
× クラック発生が6箇所以上
Figure 0005061692
なお、表1において、屈曲疲労性、耐空気透過性及び接着性は、それぞれ下記の試験方法により測定した。また、各ゴム組成物に使用した原材料の種類を下記に示す。
Br−IIR:臭素化ブチルゴム、JAPAN BUTYL CO., LTD. 社製EXXON BROMOBUTYL 2255
NR:天然ゴム、天然ゴムTSR20
CB:カーボンブラック、東海カーボン社製GPFカーボンHTC#G
クレイ:ケンタッキーテネシークレイカンパニー社製カオリンクレイ、アスペクト比は15
樹脂:AIR WATER INC.社製FR−120
プロセスオイル:昭和シェル石油社製エキストラクト4号S
ステアリン酸:日本油脂社製ビーズステアリン酸YR
硫黄:細井化学工業社製油処理イオウ(油含量:5重量%)
加硫促進剤:三新化学工業社製ジベンゾチアジルジスルフィド(サンセラーDM−PO)
屈曲疲労性
デマッチャー試験法により、室温、40mmストロークの条件下でサンプルが破断するまでの回数を測定し、ゴム組成物2を100とする指数値で示した。この値が大きいほど耐屈曲疲労性は良好であることを示す。
耐空気透過性
JIS K7126のA法(差圧式)に準拠し、4種類のゴム組成物により成形したシートの空気透過係数を測定し、その逆数を取って、ゴム組成物2を100とする指数値で示した。この値が大きいほど耐空気透過性は良好であることを示す。
接着性
JIS K6256の接着試験法に準拠し、4種のゴム組成物の剥離力を測定し、ゴム組成物2を100とする指数値で示した。この値が大きいほど接着性は良好であることを示す。
Figure 0005061692
本発明の空気入りタイヤの実施形態の一例を示す子午線方向断面図である。 本発明の空気入りタイヤにおけるインナーライナーのタイヤ周方向の接合部の実施形態の一例を示す赤道方向の部分断面図である。 本発明の空気入りタイヤにおけるインナーライナーのタイヤ周方向の接合部の実施形態の他の例を示す赤道方向の部分断面図である。
符号の説明
1 トレッド部
2 サイド部
3 ビード部
6 インナーライナー
7 ビードフィラー
8 ベルト層
9 タイヤ最大幅

Claims (7)

  1. トレッド部にベルト層が、ビード部に硬質のビードフィラーがそれぞれ配置され、かつ前記トレッド部から左右両側の前記ビード部に至るタイヤ内面に、ハロゲン化ブチルゴムとジエン系ゴムからなるゴム成分を主成分とするインナーライナーを内貼りした空気入りタイヤにおいて、
    前記インナーライナーのうち、前記トレッド部に対応する領域Aと前記ビード部に対応する領域Bを、前記ハロゲン化ブチルゴムとジエン系ゴムからなるゴム成分に鱗片状粉末の無機充填材を配合したゴム組成物で形成し、前記トレッド部とビード部との中間のサイド部に対応する領域Cを、前記ゴム成分に対する前記無機充填材の混合率が前記ゴム組成物よりも少ないか又は0のゴム組成物により形成した空気入りタイヤ。
  2. 前記領域Cの前記領域Aとの境界を前記ベルト層の最大幅端部と二番目の幅端部との中間に配置し、前記領域Bとの境界をタイヤ最大幅よりも前記ビード部寄りに配置した請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記ビードフィラーの径方向外端がタイヤ最大幅よりタイヤ径方向内側に位置した空気入りタイヤであって、前記領域Cの前記領域Bとの境界を前記ビードフィラーの径方向外端よりもタイヤ径方向内側に配置した請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記領域Cのインナーライナーを形成するゴム組成物のゴム成分のハロゲン化ブチルゴム/ジエン系ゴムの配合比を、重量比で60〜90/40〜10にした請求項1〜のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記無機充填材を鱗片の面方向から見たときのアスペクト比が3〜30である請求項1〜のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記インナーライナーのタイヤ周方向両端部の接合部をラップスプライスとし、そのラップ量を5mm以下、0超にした請求項1〜のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記インナーライナーのタイヤ周方向両端部の接合部をバットスプライスとし、そのバット面のインナーライナー面方向に対する傾斜角を60°以下、20°以上にした請求項1〜のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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