JP5061017B2 - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、空気入りラジアルタイヤに関し、特にタイヤショルダー部に設けられるベルト下パッドを改良した空気入りラジアルタイヤに関する。
一般に、大型ラジアルタイヤのショルダー部には、ベルト端部とカーカスプライとの間に、タイヤ周方向に延在するベルト下パッドと称されるゴム部材が配されており、これらの部材が複雑に組み合わされて構成されている。上記ベルト下パッドには、ベルト端部とカーカスプライとの間のせん断応力を緩和させる役割があり、走行中繰り返し負荷を受けやすいことや、ベルトやカーカスプライの隣接部材であるため、低発熱性や耐接着破壊性(即ち、ベルトやカーカスプライとの間での接着破壊に耐える特性)が求められている。
そのため、レゾルシン又はレゾルシン誘導体とそのメチレン供与体であるヘキサメチレンテトラミン又はメラミン誘導体を配合して、カーカスプライとの界面破壊を抑制したり、更にスチレン化ジフェニルアミンを配合して、熱酸化劣化を抑制することがなされている(下記特許文献1,2参照)。
一方、天然ゴム等を硫黄で加硫すると、リバージョン(加硫戻り)が起こることが知られており、タイヤ部材の中でも特にゴム成分として天然ゴムを多く含むものは、加硫時の熱安定性が良好でないと、タイヤになった後のゴム劣化が大きく、耐久性を損なうという問題がある。
そのため、ゴム成分として一般に天然ゴムを主成分とするベルト下パッドにおいては、上記の耐接着破壊性を維持しつつ、低発熱性、耐熱老化性を向上することが求められる。しかしながら、耐接着破壊性を改善するために、レゾルシン又はその誘導体を配合すると、耐熱老化性が低下してしまうことから、このような要求に十分に応えられていなかったのが実情である。
なお、リバージョンを防止するために、1,6−ビス(N,N−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ヘキサンを配合することは、従来、タイヤトレッド用ゴム組成物について知られている(下記特許文献3参照)。しかしながら、トレッドはタイヤ加硫成形時に熱まわりのよい表層部であり、上記化合物はオーバー加硫を防止するために用いられている。そのため、タイヤ内部に配されるベルト下パッドとは事情が異なる上に、トレッド用ゴム組成物は一般に硫黄の配合量が少なく、接着性樹脂も配合しないことから、ベルト下パッドのゴム組成物とは構成上も明確に異なるものである。
また、下記特許文献4には、タイヤコード被覆用ゴム組成物に上記化合物を配合することが開示されているが、コード被覆用ゴム組成物は、ベルト下パッドに比べてタイヤ使用時の変形量が小さいことから低発熱性が考慮されておらず、そのため、低発熱性よりも補強性を確保するために多量のカーボンブラックを配合するなど、ベルト下パッドとは構成上も要求性能も明確に異なるものである。
このように、従来、1,6−ビス(N,N−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ヘキサンを用いることは知られていたものの、これをベルト下パッドにおいて所定量配合することにより、耐接着破壊性を維持しつつ、低発熱性及び耐熱老化性を向上できることは知られていなかった。
特開平10−204214号公報 特開2006−213784号公報 特開2005−263892号公報 特開2003−82586号公報
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、ベルト端部とカーカスプライとの間に配され、走行中繰り返し負荷を受けやすいベルト下パッドにおいて、耐接着破壊性を維持しつつ、低発熱性及び耐熱老化性を向上することを課題とする。
本発明者は、上記問題点に鑑み鋭意検討した結果、ベルト下パッドを本体ゴム部とベルト端部に隣接するベルト下ゴム層とカーカスプライに隣接するカーカス上ゴム層とに分けるとともに、ベルト下ゴム層とカーカス上ゴム層については、フェノール類化合物等の接着性樹脂とともに1,6−ビス(N,N−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ヘキサンを配合することで耐接着破壊性に優れたゴム組成物を用い、本体ゴム部については、接着性樹脂を配合せずに、1,6−ビス(N,N−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ヘキサンを配合した低発熱性に優れるゴム組成物を用いることが有効であることを見い出し、本発明に至った。
すなわち、本発明に係る空気入りラジアルタイヤは、タイヤショルダー部のベルト端部とカーカスプライとの間でタイヤ周方向に延在するベルト下パッドが配された空気入りラジアルタイヤにおいて、前記ベルト下パッドが、本体ゴム部と、前記本体ゴム部のタイヤ半径方向外側に設けられてベルト端部の下面に接するベルト下ゴム層と、前記本体ゴム部のタイヤ半径方向内側に設けられて前記カーカスプライに接するカーカス上ゴム層とからなり、前記ベルト下ゴム層及びカーカス上ゴム層には、ジエン系ゴム100重量部に対し、硫黄2〜5重量部を含有するとともに、フェノール類化合物又はフェノール類化合物をホルムアルデヒドで縮合したフェノール系樹脂と、そのメチレン供与体としてのヘキサメチレンテトラミン又はメラミン誘導体を含有し、更に、1,6−ビス(N,N−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ヘキサンを前記硫黄の0.1〜1.0倍重量部含有するゴム組成物を用い、前記本体ゴム部には、ジエン系ゴム100重量部に対し、硫黄2〜5重量部を含有するとともに、1,6−ビス(N,N−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ヘキサンを前記硫黄の0.1〜1.0倍重量部含有し、かつ、前記フェノール類化合物又はフェノール系樹脂とヘキサメチレンテトラミン又はメラミン誘導体を含有しないゴム組成物を用いたものである。
本発明によれば、ベルト下パッド用のゴム組成物に1,6−ビス(N,N−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ヘキサンを所定量配合したことにより、耐リバージョン性と耐熱老化性を向上することができるので、熱安定性を高くすることができ、かつ加硫速度を速くすることができる。しかも、このベルト下パッドを本体ゴム部とベルト端部に隣接するベルト下ゴム層とカーカスプライに隣接するカーカス上ゴム層とに分けた上で、ベルト下ゴム層とカーカス上ゴム層には上記化合物とともに接着性樹脂を配合した耐接着破壊性に優れるゴム組成物を用いるとともに、本体ゴム部には上記接着性樹脂を配合することなく上記化合物を配合することで低発熱性に優れるゴム組成物を用いることにより、ベルトやカーカスプライとの耐接着破壊性とタイヤショルダー部の低発熱性のバランスを高度に保ち、タイヤ耐久性を向上することができる。
図1は、本発明の空気入りラジアルタイヤの1実施形態を示すタイヤT1の要部拡大断面図である。符号1はスチールコードからなるベルト、符号2はスチールコードがラジアルに配列された1枚のカーカスプライ、符号3はトレッドゴム、符号4はショルダー部であり、符号5はベルト下パッドを示している。
ベルト1は、この例では、タイヤ半径方向内側から順に、第1ベルト層11、第2ベルト層12、第3ベルト層13及び第4ベルト層14の4枚を積層することで構成されている。第1ベルト層11は、カーカスプライ2のタイヤ半径方向外側に重ねて設けられた最も内側のベルト層である。また、第2ベルト層12は、第1ベルト層11の外周に重ねて設けられた内側から2番目のベルト層であり、タイヤ幅方向での幅が最も広い最大幅ベルト層である。
ベルト下パッド5は、ベルト1の端部とカーカスプライ2の間及びカーカスプライ2とショルダー部4におけるトレッドゴム3の間に配置される断面略三角形状をなす帯状のゴム部材からなり、タイヤ断面両側のタイヤ周方向の全周に沿って配されている。より詳細には、ベルト下パッド5は、上記第2ベルト層12の端12aに三角形の頂点を有し、そこからタイヤ幅方向の両側に厚みが漸減しており、幅方向内側端5aが第1ベルト層11とカーカスプライ2との重ね合わせ部の端部に位置し、幅方向外側端5bがカーカスプライ2上に位置するよう構成されている。
ベルト下パッド5は、本体ゴム部51と、そのタイヤ半径方向外側に設けられてベルト1端部の下面(より詳細には、ベルトのスチールコードを被覆するトッピングゴム)に隣接するベルト下ゴム層52と、本体ゴム部51のタイヤ半径方向内側に設けられてカーカスプライ2の上面(より詳細には、カーカスのスチールコードを被覆するプライトッピングゴム)に隣接するカーカス上ゴム層53とで構成されている。
本体ゴム部51は、ベルト下パッド5の主要部をなすものであり、断面略三角形に形成され、その上面でベルト下ゴム層52に隣接し、下面でカーカス上ゴム層53に隣接し、側面でショルダー部4におけるトレッドゴム3に隣接している。
ベルト下ゴム層52は、本体ゴム部51とベルト1端部との間に介設された薄肉部であり、この例では、第2ベルト層12の端部の下面のみに接するように設けられている。すなわち、ベルト下ゴム層52は、第1ベルト層11の端部から幅方向外方に突き出た第2ベルト層12の端部の下面に対して全体にわたって接するように設けられ、第1ベルト層11の下面までは延設されていない。そのため、第1ベルト層11の下面に対しては本体ゴム部51が接するように設けられている。
ベルト下ゴム層52は、図2に示す他の実施形態の空気入りラジアルタイヤT2のように、第1ベルト層11の端部の下面と第2ベルト層12の端部の下面にともに接するよう設けられてもよく、この場合、本体ゴム部51はベルト1に接することなく、ベルト下パッド5のベルト1との界面全体にわたってベルト下ゴム層52が設けられる。
一方、カーカス上ゴム層53は、本体ゴム部51とカーカスプライ2との間に介設された薄肉部であり、ベルト下パッド5のカーカスプライ2との界面全体にわたって設けられている。これらのベルト下ゴム層52とカーカス上ゴム層53の最大厚みは、特に限定されないが、好ましくは0.2〜3.0mm程度である。
そして、上記ベルト下ゴム層52とカーカス上ゴム層53には、(A)ジエン系ゴムに、(B)カーボンブラックと、(C)硫黄と、(D)フェノール類化合物又はフェノール類化合物をホルムアルデヒドで縮合したフェノール系樹脂と、(E)そのメチレン供与体としてのヘキサメチレンテトラミン又はメラミン誘導体と、(F)1,6−ビス(N,N−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ヘキサンとが配合された耐接着破壊性に優れたゴム組成物を用いられている。
また、上記本体ゴム部51には、(A)ジエン系ゴムに、(B)カーボンブラックと、(C)硫黄と、(F)1,6−ビス(N,N−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ヘキサンとが配合されるとともに、上記(D)成分及び(E)成分を含まない低発熱性に優れたゴム組成物が用いられている。
このように、ベルト下ゴム層52とカーカス上ゴム層53には上記(F)成分とともに上記(D)及び(E)の接着性樹脂を配合しつつ、本体ゴム部51には該接着性樹脂は配合せずに上記(F)成分を配合している。これにより、ベルト1やカーカスプライ2との接着性を維持ないし向上しつつ、ベルト下パッド5全体としての発熱を効果的に下げることができ、また耐熱老化性を向上することができる。
これらゴム組成物において、ゴム成分として配合される上記(A)のジエン系ゴムとしては、天然ゴム、イソプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、ポリブタジエンゴム等が挙げられる。この中でも、破壊特性に優れる天然ゴムが好ましく用いられ、従って、ゴム成分は、天然ゴムを主成分とするジエン系ゴムであること、すなわち、天然ゴム単独、又は天然ゴム50重量%以上と他のジエン系ゴムとのブレンドであることが好ましい。
(B)成分のカーボンブラックとしては、特に限定されず、ベルト下パッド5に一般に用いられているグレード、例えば、HAF、FEF、GPFのものを用いることができる。カーボンブラックの配合量は特に限定されないが、ジエン系ゴム100重量部に対して25〜45重量部にて配合されることが好ましい。このようにカーボンブラックの配合量を少なくすることにより、タイヤ使用時に変形を受けやすいベルト下パッド5の発熱を抑えることができ、低発熱性を付与することができる。このような観点より、本体ゴム部51のカーボンブラック量は、ベルト下ゴム層52やカーカス上ゴム層53のカーボンブラック量に対して同等以下に設定されることが好ましく、これにより変形の大きい本体ゴム部51での発熱を抑え、かつ、変形の少ないベルト下ゴム層52やカーカス上ゴム層53での補強性を向上することができる。なお、カーボンブラックの配合量が25重量部より少ないと、補強性に劣る。
(C)成分の硫黄は、ジエン系ゴム100重量部に対して2〜5重量部にて配合され、このようにトレッドゴムよりも多量に配合することにより、ベルト下パッド5としてのベルト1やカーカスプライ2に対する接着性を高めることができる。すなわち、硫黄の配合量が2重量部未満では、接着性に劣る。逆に、硫黄の配合量が5重量部を超えると、加硫速度が遅くなり、また、柔軟性が損なわれ、耐熱性が悪化する。
(D)成分は、(E)成分のメチレン供与体に対応するメチレン受容体であり、メチレン供与体のメチレン基と硬化反応することで、ベルトやカーカスプライに対する接着性を向上することができる。
上記フェノール類化合物には、フェノール、レゾルシンまたはこれらのアルキル誘導体が含まれる。アルキル誘導体には、クレゾール、キシレノールといったメチル基誘導体の他、ノニルフェノール、オクチルフェノールといった比較的長鎖のアルキル基による誘導体が含まれる。フェノール類化合物は、アセチル基等のアシル基を置換基に含むものであってもよい。
また、フェノール類化合物をホルムアルデヒドで縮合したフェノール系樹脂には、レゾルシン−ホルムアルデヒド樹脂、フェノール樹脂(即ち、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂)、クレゾール樹脂(即ち、クレゾール−ホルムアルデヒド樹脂)等の他、複数のフェノール類化合物からなるホルムアルデヒド樹脂が含まれる。これらは、未硬化の樹脂であって、液状又は熱流動性を有するものが用いられる。
これらの中でも、ゴム成分や他の成分との相溶性、硬化後の樹脂の緻密さ及び信頼性の見地から、(D)成分としては、レゾルシン又はレゾルシン誘導体が好ましく、特には、レゾルシン−アルキルフェノール共縮合ホルマリン樹脂が好ましい。
(D)成分のフェノール類化合物又はフェノール系樹脂の配合量は、ジエン系ゴム100重量部に対して0.5〜5重量部であることが好ましく、より好ましくは0.5〜3重量部である。(D)成分の配合量が少なすぎると、接着性に劣り、逆に多すぎると、低発熱性、耐熱老化性が損なわれ、耐久性に劣る。
(E)成分は、(D)成分を反応、硬化させるメチレン供与体であり、ヘキサメチレンテトラミン又はメラミン誘導体が用いられる。メラミン誘導体としては、例えば、メチロールメラミン、メチロールメラミンの部分エーテル化物、メラミンとホルムアルデヒドとメタノールの縮合物等が用いられ、その中でもヘキサメトキシメチルメラミンが特に好ましい。
(E)成分のヘキサメチレンテトラミン又はメラミン誘導体の配合量は、上記(D)成分に対して充分な反応、硬化を行わせるだけの量であり、具体的には、(D)成分の配合量の0.5〜2倍重量部であることが好ましい。該配合量が0.5倍重量部よりも少ないと、充分な反応、硬化を行わせることができず、逆に、2倍重量部を超えると、ゴム組成物の物性低下を招くおそれがある。
(F)成分の1,6−ビス(N,N−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ヘキサンは、耐リバージョン架橋剤であり、(C)成分の硫黄の配合量に対して0.1〜1.0倍重量部配合される。この(F)成分の化合物を配合することにより、耐リバージョン性を向上することができるとともに、低発熱性及び耐接着破壊性を損なうことなく、上記(D)成分を配合した場合の耐熱老化性の低下を打ち消して、耐熱老化性を向上することができる。(F)成分の配合量が0.1倍量よりも少ないと、このような効果を十分に発揮することできず、逆に、1.0倍量よりも多いと、スコーチ性に劣るとともに、耐疲労性が低下する。(F)成分の配合量は、より好ましくは硫黄の配合量の0.1〜0.5倍重量部、更に好ましくは0.2〜0.5倍重量部である。
ベルト下ゴム層52のゴム組成物には、更に、(G)有機酸金属塩を配合することが好ましい。ベルト1、特に最大幅ベルト12では、図1において矢印Xで示すように、その端部がタイヤ半径方向外方に浮くような変形が作用する。このような変形を抑えるためには、ベルト下パッド5のベルト1に対する耐接着破壊性を特に高めることが有効であり、そのため、ベルト下ゴム層52に有機酸金属塩を含有させる。有機酸金属塩の配合量は、ジエン系ゴム100重量部に対し、金属分換算で0.03重量部以上であることが好ましく、より好ましくは0.03〜0.3重量部である。
かかる有機酸金属塩としては、例えば、有機酸コバルト塩、有機酸ニッケル塩、有機酸モリブデン塩などが挙げられる。また、有機酸金属塩を形成する有機酸としては、例えば、ステアリン酸、ナフテン酸、オクチル酸、オレイン酸、マレイン酸、ホウ素含有有機酸などが挙げられる。
有機酸金属塩は、同じく接着性が要求されるカーカス上ゴム層53に配合してもよいが、カーカス上ゴム層53は、ベルト下ゴム層52ほどには接着性が厳しくなく、上記接着性樹脂により耐接着破壊性を確保することができることから、カーカス上ゴム層53には有機酸金属塩を配合しないことが好ましく、これにより、耐接着破壊性とコストを両立することができる。一方で、本体ゴム部51については、そもそも接着性が要求されないことから有機酸金属塩の添加は不要であり、すなわち、本体ゴム部51は有機酸金属塩を含有しないことが好ましい。
ベルト下パッド5に用いられるこれらのゴム組成物には、上記した各成分の他、この種のゴム組成物に一般的に配合される各種添加剤を任意に配合することができ、その配合量も一般的な量とすることができる。任意に配合する添加剤としては、例えば、シリカ等の他の充填剤、軟化剤、亜鉛華、ステアリン酸、老化防止剤、加硫促進剤等が挙げられ、本発明の目的に反しない範囲で適宜配合することができる。
これらのゴム組成物は、通常に用いられるバンバリーミキサーやニーダなどの混合機を用いて混練し作製することができ、トラックやバス、ライトトラックなどの大型空気入りラジアルタイヤにおけるベルト下パッド5の本体ゴム部51、ベルト下ゴム層52及びカーカス上ゴム層53を形成するものとしてそれぞれ好適に使用され、常法に従い成形加硫することにより空気入りラジアルタイヤT1,T2を製造することができる。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
下記表1に記載の配合に従って、配合1〜13のゴム組成物を密閉式バンバリーミキサーを用いて混練し作製した。表1の各成分の詳細は以下の通りである。
・天然ゴム:RSS#3、
・カーボンブラック:HAF、東海カーボン社製「シースト300」、
・レゾルシン−アルキルフェノール−ホルマリン樹脂:住友化学工業社製「スミカノール620」、
・ヘキサメトキシメチルメラミン:三井サイテック社製「サイレッツ963L(HMMM)」、
・ステアリン酸コバルト:ジャパンエナジー社製「ステアリン酸コバルト(Co含有率9.5重量%)」、
・不溶性硫黄:フレキシス社製「クリステックスHS OT−20」(80重量%が硫黄分)、
・加硫促進剤NS:大内新興化学工業社製「ノクセラーNS−P」、
・チオカルバモイル化合物:1,6−ビス(N,N−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ヘキサン、ランクセス社製「Vulcuren VP KA9188」。
各ゴム組成物には、共通配合として、ジエン系ゴム100重量部に対し、老化防止剤(p−フェニレンジアミン、フレキシス社製「サントフレックス6PPD」)2重量部、オイル(ジャパンエナジー社製「JOMOプロセスNC−140」)5重量部、亜鉛華(三井金属鉱業社製「亜鉛華3号」)5重量部、ステアリン酸(花王社製)2重量部を添加した。
得られた各ゴム組成物について、スコーチ性、加硫速度、耐リバージョン性、耐熱老化性、発熱性を評価した。各評価方法は以下の通りであり、結果を表1に示す。
・スコーチ性:JIS K6300に準拠して、L形ロータを用いて、125℃で測定したときのスコーチタイムt35(分)を測定した。
・加硫速度:JIS K6300に準拠して、L形ロータを用いて、150℃で測定したときのスコーチタイムt50(分)を測定した。
・耐リバージョン性:JIS K6300に準拠して、L形ロータを用いて、180℃で測定し、トルクが最大値(MH)から、最大値の10%低下するまでの時間Δt10(分)を測定した。数値が大きいほど、耐リバージョン性に優れることを意味する。
・耐熱老化性:各ゴム組成物を150℃×30分で加硫させて試験サンプルを作製し、該試験片につき、未老化のものと、90℃のギヤーオーブン中で96時間老化させたものを用いて、JIS K6251に準拠した引張試験を行って(3号形ダンベル使用)、100%モジュラスを測定した。老化後の測定値を未老化の測定値に対する百分率で求め、100%モジュラス変化率とした。数値が小さいほど耐熱老化性に優れることを意味する。
・低発熱性:各ゴム組成物を150℃×30分で加硫させて試験サンプルを作製し、各サンプルを、東洋精機社製スペクトロメーターで、温度60℃、周波数50Hz、初期歪み10%、動的歪み2%で、tanδを測定した。配合2の値を100とした指数で表示し、数値が小さいほど低発熱性に優れることを示す。
Figure 0005061017
表1に示されたように、接着性樹脂であるレゾルシン誘導体及びメラミン誘導体を配合していない配合1に対し、接着性樹脂を配合した配合2では、耐熱老化性が低下していた。配合12では、硫黄の配合量を減らすことで、配合2に対し、上記耐熱老化性の低下は改善され、また加硫速度も向上したが、スコーチ性と低発熱性が悪化した。
これに対し、(F)成分の1,6−ビス(N,N−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ヘキサンを所定量配合した配合3〜6、8、10及び11では、配合2に対して、耐リバージョン性と耐熱老化性が飛躍的に向上しており、とりわけ、レゾルシン誘導体を配合したことよる配合2の耐熱老化性の悪化を完全に打ち消して、更に配合1よりも耐熱老化性を向上させることができた。また、スコーチ性の悪化もなく、加硫速度も速くなっていた。そして、特に、配合3及び5では、レゾルシン誘導体を配合していないことにより、低発熱性が一層優れていた。
なお、上記(F)成分の配合量が少なすぎる配合7は、耐リバージョン性と耐熱老化性の改善効果は認められなかった。また、(F)成分の配合量が多すぎる配合13では、耐リバージョン性と耐熱老化性には優れていたものの、スコーチ性に劣っていた。更に、接着性樹脂の配合量が多すぎる配合9では、耐熱老化性の改善効果が認められず、低発熱性が劣っていた。
次に、上記各配合のゴム組成物を、下記表2に示す組合せでベルト下パッド5の本体ゴム部51とベルト下ゴム層52とカーカス上ゴム層53にそれぞれ適用して、図1に示す空気入りラジアルタイヤの試作タイヤ(タイヤサイズ:11R22.5)を作製した。ベルト下パッド5全体の最大厚みは約10mmであり、ベルト下ゴム層52及びカーカス上ゴム層53の最大厚みはそれぞれ1mmとした。なお、本体ゴム部51とベルト下ゴム層52とカーカス上ゴム層53が同じ配合のものは、ベルト下パッド5を一体品として作製した。
得られたタイヤについて、ベルトとカーカスの耐接着破壊性、ドラム耐久性、タイヤ発熱性を評価した。各評価方法は以下の通りであり、結果を表2に示す。
・ベルト耐接着破壊性:試作タイヤを高速長距離バスの後輪に取り付け、20万km走行後(高速道路使用率=90%)、タイヤを分解して第2ベルト層を取り出し、ベルト下パッドに隣接した部位にてベルトコードにゴムが付着している割合を目視にて判定し、第2ベルト端ゴム付着率として表示した。数値が大きいほど、ベルトに対する耐接着破壊性(耐プライセパレーション性)に優れることを示す。
・カーカス耐接着破壊性:上記の20万km走行後のタイヤを分解してカーカスプライを取り出し、ベルト下パッドに隣接した部位にてプライコードにゴムが付着している割合を目視にて判定し、プライコード−ゴム付着率として表示した。数値が大きいほど、カーカスプライに対する耐接着破壊性(耐プライセパレーション性)に優れることを示す。
・ドラム耐久性:直径1.7mの鋼製ドラムを備えた室内ドラム試験機を使用し、各試作タイヤについて、空気圧をJIS D4230に規定の100%、試験速度を40km/hとし、タイヤ負荷荷重をJIS規定の140%から始め、150時間毎に荷重を10%ずつ上げてタイヤに故障が発生するまで走行試験を行った。比較例2のタイヤの故障発生までの走行距離を基準とし、比較例2よりも故障発生までの走行距離が10%以上短く劣るものを「×」、10%以上走行距離が長く優れるものを「○」、10%以内で同等のものを「△」として評価した。
・タイヤ発熱性:上記ドラム耐久性試験の速度を40km/hとし、タイヤ負荷荷重をJIS D4230規定の140%で150時間走行後のタイヤショルダーの温度(ドラム後Sh部発熱温度)を非接触式温度計により測定した。比較例2のタイヤの温度を100とした指数で表示した。数値が小さいほどタイヤ発熱が低減し、優れていることを示す。
Figure 0005061017
表2に示すように、比較例1では、ベルト下パッド全体として接着性樹脂であるレゾルシン誘導体及びメラミン誘導体を含まない配合1を用いているため、耐接着破壊性に劣っており、ドラム耐久性にも劣っていた。比較例2では、比較例1に対し、耐接着破壊性は改善されたものの、配合2を用いているため、耐熱老化性に劣るものであった。また、比較例3では、(F)成分の1,6−ビス(N,N−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ヘキサンを用いているものの、ベルト下パッド全体として接着性樹脂を含まない配合3を用いたため、耐接着破壊性に劣り、ドラム耐久性にも劣っていた。逆に、比較例4は、ベルト下パッド全体として、接着性樹脂と(F)成分を併用した配合4を用いたため、耐接着破壊性及びドラム耐久性には優れるものの、低発熱性を向上することはできなかった。
また、比較例5は、ベルト下ゴム層とカーカス上ゴム層に(F)成分の配合量の少ない配合7を用いたため、耐熱老化性が低く、ドラム耐久性に劣っていた。比較例6では、ベルト下ゴム層とカーカス上ゴム層に(F)成分を含まない配合2を用いたので、ドラム耐久性に劣り、低発熱性の改善効果もなかった。
これに対し、ベルト下ゴム層に(F)成分及び接着性樹脂とともに有機酸コバルトを配合した配合10,11を用い、カーカス上ゴム層に(F)成分及び接着性樹脂を配合した配合4,6,8を用い、本体ゴム部に(F)成分を配合し接着性樹脂等を含まない配合3,5を用いた実施例1〜5であると、ベルトに対する耐接着破壊性とカーカスプライに対する耐接着破壊性の両者を極めて高くしながら、低発熱性を向上することができ、また耐熱老化性にも優れていることから、ドラム耐久性が飛躍的に向上していた。
以上のように、天然ゴムを主成分とするジエン系ゴムに、所定量の硫黄を配合するとともに、(F)成分の1,6−ビス(N,N−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ヘキサンを所定量配合したことにより、耐リバージョン性と耐熱老化性を向上して、熱安定性を高くすることができ、かつ加硫速度を速くすることができた。しかも、ベルト下パッドを本体ゴム部とベルト下ゴム層とカーカス上ゴム層とに分けた上で、ベルト下ゴム層とカーカス上ゴム層には(F)成分の化合物とともに接着性樹脂を配合し、更にベルト下ゴム層には有機酸金属塩を配合することで耐接着破壊性に優れたゴム組成物を用いるとともに、本体ゴム部には接着性樹脂や有機酸金属塩を配合することなく(F)成分の化合物を配合した低発熱性に優れるゴム組成物を用いたことにより、ベルト及びカーカスプライとの耐接着破壊性とタイヤショルダー部の低発熱性のバランスを高度に保つことができる。よって、空気入りラジアルタイヤの加硫生産性を向上しながら、ショルダー部における耐久性を飛躍的に向上させてタイヤの長寿命化を図ることができる。
本発明の空気入りラジアルタイヤは、トラックやバスなどの大型車両を始めとしてライトトラックなどに使用され、特に長距離、連続走行を伴う重荷重条件で使用される車両に好適である。
本発明の一実施形態を示すタイヤの要部拡大断面図である。 本発明の他の実施形態を示すタイヤの要部拡大断面図である。
符号の説明
T1,T2……空気入りラジアルタイヤ
1……ベルト
11……第1ベルト層
12……第2ベルト層
2……カーカスプライ
3……トレッド
4……ショルダー部
5……ベルト下パッド
51……本体ゴム部
52……ベルト下ゴム層
53……カーカス上ゴム層

Claims (5)

  1. タイヤショルダー部のベルト端部とカーカスプライとの間でタイヤ周方向に延在するベルト下パッドが配された空気入りラジアルタイヤにおいて、
    前記ベルト下パッドが、本体ゴム部と、前記本体ゴム部のタイヤ半径方向外側に設けられてベルト端部の下面に接するベルト下ゴム層と、前記本体ゴム部のタイヤ半径方向内側に設けられて前記カーカスプライに接するカーカス上ゴム層とからなり、
    前記ベルト下ゴム層及びカーカス上ゴム層には、ジエン系ゴム100重量部に対し、硫黄2〜5重量部を含有するとともに、フェノール類化合物又はフェノール類化合物をホルムアルデヒドで縮合したフェノール系樹脂と、そのメチレン供与体としてのヘキサメチレンテトラミン又はメラミン誘導体を含有し、更に、1,6−ビス(N,N−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ヘキサンを前記硫黄の0.1〜1.0倍重量部含有するゴム組成物を用い、
    前記本体ゴム部には、ジエン系ゴム100重量部に対し、硫黄2〜5重量部を含有するとともに、1,6−ビス(N,N−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ヘキサンを前記硫黄の0.1〜1.0倍重量部含有し、かつ、前記フェノール類化合物又はフェノール系樹脂とヘキサメチレンテトラミン又はメラミン誘導体を含有しないゴム組成物を用いた、
    空気入りラジアルタイヤ。
  2. 前記ベルト下ゴム層のゴム組成物が更に有機酸金属塩を含有し、前記カーカス上ゴム層のゴム組成物と前記本体ゴム部のゴム組成物は有機酸金属塩を含有しない、請求項1記載の空気入りラジアルタイヤ。
  3. 前記ベルト下ゴム層のゴム組成物は、ジエン系ゴム100重量部に対し、有機酸金属塩を金属分換算で0.03重量部以上含有する、請求項2記載の空気入りラジアルタイヤ。
  4. 前記ベルト下ゴム層のゴム組成物と前記カーカス上ゴム層のゴム組成物は、前記フェノール類化合物又はフェノール系樹脂を、ジエン系ゴム100重量部に対して0.5〜5重量部含有するとともに、前記ヘキサメチレンテトラミン又はメラミン誘導体を、前記フェノール類化合物又はフェノール系樹脂の0.5〜2倍重量部含有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気入りラジアルタイヤ。
  5. 前記ベルトが、前記カーカスプライのタイヤ半径方向外側に重ねて設けられた第1ベルト層と、前記第1ベルト層の外周に重ねて設けられた最大幅ベルト層である第2ベルト層とを備え、
    前記ベルト下ゴム層が、前記第2ベルト層端部の下面に接するか、又は前記第1ベルト層端部の下面と前記第2ベルト層端部の下面にともに接するよう設けられた、請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気入りラジアルタイヤ。
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