JP5060890B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5060890B2
JP5060890B2 JP2007247536A JP2007247536A JP5060890B2 JP 5060890 B2 JP5060890 B2 JP 5060890B2 JP 2007247536 A JP2007247536 A JP 2007247536A JP 2007247536 A JP2007247536 A JP 2007247536A JP 5060890 B2 JP5060890 B2 JP 5060890B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
differential amplifier
resistor
input terminal
inverting input
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007247536A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009081537A (ja
Inventor
直幸 本木
敦 北島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
New Japan Radio Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by New Japan Radio Co Ltd filed Critical New Japan Radio Co Ltd
Priority to JP2007247536A priority Critical patent/JP5060890B2/ja
Publication of JP2009081537A publication Critical patent/JP2009081537A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5060890B2 publication Critical patent/JP5060890B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Amplifiers (AREA)

Description

本発明は、入力される信号を増幅するローノイズ、高利得の差動増幅器に関し、特に出力端子に発生するオフセット電圧をキャンセルする電流補償回路を備えた半導体回路に関する。
差動増幅回路は、非反転入力端子に印加される入力電圧と非反転入力端子に印加される入力電圧の差を、出力端子と反転入力端子との間に接続される帰還抵抗の抵抗値によって決定する増幅率で増幅して出力するものである。差動増幅回路では、理論上、非反転入力端子に入力する電圧と反転入力端子に入力する電圧とが等しいとき、出力端子の電圧VOUTは0Vとなる。しかしながら、出力端子の電圧VOUTが0Vとならない場合がある。
そのため、差動増幅回路の出力端子に発生するオフセット電圧をキャンセルするため、種々の技術が開示されている。例えば、ローノイズかつ高利得の差動増幅器を構成するときは、反転入力端子はDCカットコンデンサを介して接地することで入力DC電圧を高く設定し、非反転端子に電流補償回路(ベース電流補償回路)を接続して、ベース電流によるオフセット電圧を低減している(例えば、特許文献1)。
図3は従来のこの種の半導体装置の回路図である。信号源11から入力した入力信号は、交流成分を取り出す入力カップリングコンデンサC2を介して、入力端子Vinに入力する。入力端子VinとGNDとの間には、入力信号のバイアスを決めるバイアス回路(抵抗R8および電圧源V2)と、電流補償回路15が並列に接続されている。また入力端子Vinは、差動増幅器A3の非反転入力端子に接続され、その出力端子Voutは帰還用の抵抗R1を介して反転入力端子に接続するとともに、抵抗R2およびDCカットコンデンサC3を介してGNDに接続している。
電流補償回路15の具体例を図4に示す。図4に示す電流補償回路15は、差動増幅器A3の入力段トランジスタがpnpトランジスタで構成されている場合の例である。この電流補償回路15は、電流補償の対象となる差動増幅器A3の入力段トランジスタのベース電流と同じ電流を流す電流源I3と、カレントミラー回路を構成するnpnトランジスタTr3、Tr4で構成されており、電流源I3の一端をnpnトランジスタTr3のコレクタおよびベース、およびnpnトランジスタTr4のベースに接続し、npnトランジスタTr4のコレクタを差動増幅器A3の非反転入力端子(pnpトランジスタのベース)に接続する構成となっている。
このような構造の半導体装置では、無信号時には、DCカットコンデンサC3により抵抗R1、R2には直流電流が流れず、出力端子Voutの電圧と入力端子Vinの電圧は同じとなる。出力端子Voutの電圧をVcc/2とすると、入力端子Vinの電圧がVcc/2となるので、電圧源V2の電圧をVcc/2に設定する。電流補償回路15のnpnトランジスタTr4のコレクタは、差動増幅器A3の非反転入力端子に接続されているので、電流補償回路15のnpnトランジスタTr4には、電流源I3と同じ電流である差動増幅器A3の非反転入力端子から流出してくるベース電流がカレントミラー効果により流れ込み、抵抗R8には電流が流れず、オフセットは生じない構成となっている。
特開平11−136043号公報
上記のような従来の電流補償回路は、npnトランジスタTr4のコレクタ電圧がトランジスタのサチュレーション電圧より低い電圧では使用できない。ここで、DCカットコンデンサC3は省スペース、ローコスト化のため、削除するのが好ましい。しかし、差動増幅器A3の反転入力端子のDCカットコンデンサC3をなくすと抵抗R1と抵抗R2に直流電流が流れ、入力端子Vinの電圧は所望の出力電圧を利得(=(R1+R2)/R2)で割った電圧となる。ここで、高利得の差動増幅回路では、入力端子Vinの電圧がサチュレーション電圧より低くなり、従来の電流補償回路が使用できないという問題があった。
本発明は、上記問題点を解消し、入力端子Vinの電圧によらず、オフセットをキャンセルすることのできる電流補償回路を備えた半導体装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、入力端子に入力した信号を非反転入力端子に入力し、出力端子とGNDとの間に第1の抵抗および第2の抵抗を接続すると共に該第1の抵抗と第2の抵抗の接続点を反転入力端子に接続し、増幅信号を出力端子に出力する第1の差動増幅器と、該第1の差動増幅器の出力端子に発生するオフセット電圧をキャンセルするため、前記非反転入力端子に前記オフセット電圧に応じた電流を供給する電流補償回路とを備えた半導体装置において、電圧源を非反転入力端子に接続し、出力端子をnpnトランジスタあるいはpnpトランジスタのベースに接続する第2の差動増幅器と、前記npnトランジスタのエミッタあるいは前記pnpトランジスタのコレクタとGNDとの間に接続された第3の抵抗と、前記第2の差動増幅器の反転入力端子と前記npnトランジスタのエミッタあるいは前記pnpトランジスタのコレクタと前記第3の抵抗の接続点との間に接続された第4の抵抗と、前記npnトランジスタのエミッタあるいは前記pnpトランジスタのコレクタと前記第1の差動増幅器の前記非反転入力端子との間に接続された第5の抵抗とを備え、前記第1の差動増幅器と前記第2の差動増幅器を同一構造とすると共に、前記第4の抵抗の抵抗値と前記第5の抵抗の抵抗値を等しくしたことを特徴とするものである。
本発明の半導体装置は、第1の差動増幅器と第2の差動増幅器を同一構成とすると共に、第4の抵抗の抵抗値と第5の抵抗の抵抗値を等しくすることで、第1の差動増幅器にオフセットを補償する電流を発生させることができ、第1の差動増幅器のオフセットをキャンセルすることができる。
本発明の半導体装置について図1、図2を用いて、詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施例の半導体装置の回路図である。図1に示すように、入力信号は、信号源11からカップリングコンデンサ2を介し、入力端子Vinを経由して差動増幅器A1の非反転入力端子に入力する。入力信号は、差動増幅器A1で増幅され、出力端子Voutへ出力される。差動増幅器A1の増幅率は、出力端子Voutと反転入力端子との間に接続された抵抗R1の抵抗値と抵抗R2の抵抗値を調整することによって決定される。
本発明では、差動増幅器A1の出力端子に発生するオフセットをキャンセルするため、差動増幅器A1の非反転入力端子に、オフセット電圧に応じた電流を供給する電流補償回路を備えている。本発明の電流補償回路は、差動増幅器A2と、差動増幅器A2の出力端子に接続されるnpnトランジスタTr1と、npnトランジスタTr1のエミッタとGNDとの間に接続された抵抗R3と、差動増幅器A2の非反転入力端子に接続される電圧源V1と、差動増幅器A2の反転入力端子とnpnトランジスタTr1のエミッタ間に接続される抵抗R4を備えている。なお、入力端子Vinの電圧は、電圧源V1から差動増幅器A2とnpnトランジスタTr1および抵抗R5を介して供給される。
本発明の電流補償回路は、以下のように動作する。出力段がnpnトランジスタTr1と抵抗R3とからなる差動増幅器A2の反転入力端子の電流ibは、抵抗R4により電圧に変換される。差動増幅器A1と差動増幅器A2の入力段をそれぞれpnpトランジスタで構成した場合、差動増幅器A2の電流(補償電流)ibが抵抗R4に流れるため差動増幅器A2の出力電圧(補償電圧)は(V1−ib×R4)となる。差動増幅器A1と差動増幅器A2は入力段が同じ構成であるから差動増幅器A1の非反転入力端子の電流も差動増幅器A2の電流ibと同じになり、この電流ibは抵抗R5へ流れるため、差動増幅器A1の非反転入力端子の電圧は(V1−ib×R4+ib×R5)となる。
本実施例では、補償の対象となる差動増幅器A1の非反転入力端子の電圧は(V1−ib×R4+ib×R5)となるから、抵抗R4とR5を等しくすることでベース電流によって発生するオフセットを精度よくキャンセルすることができる。さらに、差動増幅器A2の出力段がnpnトランジスタTr1と抵抗R3で構成されているため、差動増幅器A2の出力最低電圧はGNDまで可能である。
図2は、本発明の第2の実施例の半導体装置の回路図である。上述の第1の実施例において差動増幅器A1、差動増幅器A2の出力段に接続されているnpnトランジスタをpnpトランジスタに変更し、エミッタを電源に、ベースを差動増幅器A2の出力端子に、コレクタを抵抗R3とR4の接続点に接続したものである。また、差動増幅器A2の反転入力端子を電圧源V1に、非反転入力端子を抵抗R4のもう一方の端子に接続している。このように構成することによって、第1の実施例同様、差動増幅器A2の出力電圧範囲を大きくすることができる。
本発明の第1の実施例の回路図である。 本発明の第2の実施例の回路図である。 従来のベース電流補償回路の実施例を示す図である。 従来のベース電流補償回路の部分図を示す図である。
符号の説明
11;信号源、15;電流補償回路、A1;第1の差動増幅器、A2;第2の差動増幅器、A3;差動増幅器、C2;入力カップリングコンデンサ、C3;DCカットコンデンサ、I3;電流源、R1、R2、R3、R4、R5;抵抗、Tr1、Tr2;pnpトランジスタ、Tr3、Tr4;npnトランジスタ、V1、V2;電圧源、Vin;入力端子、Vout;出力端子

Claims (1)

  1. 入力端子に入力した信号を非反転入力端子に入力し、出力端子とGNDとの間に第1の抵抗および第2の抵抗を接続すると共に該第1の抵抗と第2の抵抗の接続点を反転入力端子に接続し、増幅信号を出力端子に出力する第1の差動増幅器と、該第1の差動増幅器の出力端子に発生するオフセット電圧をキャンセルするため、前記非反転入力端子に前記オフセット電圧に応じた電流を供給する電流補償回路とを備えた半導体装置において、
    電圧源を非反転入力端子に接続し、出力端子をnpnトランジスタあるいはpnpトランジスタのベースに接続する第2の差動増幅器と、前記npnトランジスタのエミッタあるいは前記pnpトランジスタのコレクタとGNDとの間に接続された第3の抵抗と、前記第2の差動増幅器の反転入力端子と前記npnトランジスタのエミッタあるいは前記pnpトランジスタのコレクタと前記第3の抵抗の接続点との間に接続された第4の抵抗と、前記npnトランジスタのエミッタあるいは前記pnpトランジスタのコレクタと前記第1の差動増幅器の前記非反転入力端子との間に接続された第5の抵抗とを備え、
    前記第1の差動増幅器と前記第2の差動増幅器を同一構造とすると共に、前記第4の抵抗の抵抗値と前記第5の抵抗の抵抗値を等しくしたことを特徴とする半導体装置。
JP2007247536A 2007-09-25 2007-09-25 半導体装置 Expired - Fee Related JP5060890B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007247536A JP5060890B2 (ja) 2007-09-25 2007-09-25 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007247536A JP5060890B2 (ja) 2007-09-25 2007-09-25 半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009081537A JP2009081537A (ja) 2009-04-16
JP5060890B2 true JP5060890B2 (ja) 2012-10-31

Family

ID=40655991

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007247536A Expired - Fee Related JP5060890B2 (ja) 2007-09-25 2007-09-25 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5060890B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6218808A (ja) * 1985-07-17 1987-01-27 Sanyo Electric Co Ltd 反転増幅回路における入力バイアス電流補償回路
JPH054049Y2 (ja) * 1986-06-12 1993-02-01
JP2003281464A (ja) * 2002-03-25 2003-10-03 Shimada Phys & Chem Ind Co Ltd 対数変換回路
JP4749368B2 (ja) * 2007-03-29 2011-08-17 新日本無線株式会社 差動増幅回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009081537A (ja) 2009-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5522818B2 (ja) 増幅回路
JP2010521029A5 (ja)
US11539337B2 (en) Amplifier with input bias current cancellation
JP4838685B2 (ja) 差動増幅回路
JP2007233657A (ja) 増幅器とそれを用いた降圧レギュレータ及び演算増幅器
JP5060890B2 (ja) 半導体装置
US6275109B1 (en) Low noise microphone preamplifier
JP4723394B2 (ja) 演算増幅器
JP2003344181A (ja) 温度センサ回路
JP3907640B2 (ja) 過電流防止回路
JP4559908B2 (ja) 演算増幅器
JP4193766B2 (ja) 増幅回路及びこの増幅回路を有する半導体装置
JP5785437B2 (ja) 安定化電圧電源回路
JP5172504B2 (ja) 演算増幅器
JP4850755B2 (ja) バイアス回路
JP3922906B2 (ja) 広帯域差動増幅回路
JP5108559B2 (ja) バッファ回路とそれを用いた受光回路
JP2006203435A (ja) 出力回路
JP6036961B2 (ja) 差動増幅器
JP5857931B2 (ja) 差動増幅器
JP2006270142A (ja) 信号増幅回路
JP5018645B2 (ja) 半導体集積回路
JP2003316454A (ja) 安定化電源回路
JP5762231B2 (ja) 演算増幅器
JP2008236568A (ja) パワー検出回路および振幅制限回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111028

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120724

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120806

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150810

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5060890

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees