JP5059640B2 - オーバーキャップ付き容器 - Google Patents

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Description

本発明は、開封刃を押し込んで密封シートを切り開くことにより注出口を形成するオーバーキャップ付き容器に関するものであり、内容物のよりスムーズな注出を実現しようとするものである。
コーヒーや紅茶等の飲料は、近年、内容物の味や風味を良好に維持するために無菌充填システムが採用されてきており、それに用いる容器としては、内容物を入れる本体部分をコップ状とし、その口部にフィルム状の密封シートを貼り付けるとともに、さらに該密封シートを保護するためにその外側にオーバーキャップを装着したものが一般的な構成になっている。
この種の容器は、容器の胴体にストローが備えつけられていて、該ストローを、オーバーキャップに形成されている孔から差し入れ、その先端部で密封シートを切り開くことで容器内の内容物を吸引するようにしている。
また、最近では、ウオーマーにより内容物が加温されるようになってきていることからストローの使用が困難で、オーバーキャップの押し下げ片を利用して密封シートをワンタッチで切り開き、該オーバーキャップに形成された飲み口から直接、内容物を飲むタイプの容器も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−359314号公報
ところで、とくに、密封シートをワンタッチで切り開くタイプの容器は、押し下げ片を操作する際の力加減によっては内容物が飛び散ったり、指が内容物に触れてしまうこともあって衛生面や安全面(温度の高い内容物では危険を伴う)においても好ましいものとはいえず未だ改善の余地が残されていた。
本発明の課題は、内容物の飛び散りをなくし、衛生的で安全な開封ができるオーバーキャップ付きの容器を提案するところにある。
本発明は、内容物を収納する充填空間を有し、口部に密封シートを貼着して該充填空間を液密状態に保持する容器本体と、該密封シートを覆い隠して容器本体の口部に固定保持されるオーバーキャップとを備えた容器であって、
前記オーバーキャップが、容器本体の口部に沿う環状周壁と、この環状周壁に一体連結してその内側に凹所を区画形成する底壁からなり、
前記底壁に、環状周壁の内側面に直結して設けられ、内容物の注出口を形成する貫通開口と、この貫通開口の縁部に連結片を介して片持ち支持され、該連結片を起点とする振り下ろしにより密封シートを切り開く開封刃を設け、
前記環状周壁と開封刃との相互間に、先端部分が環状周壁に一体連結しその連結部位を起点とする回動にて該開封刃を振り下ろす操作片を設けたことを特徴とするオーバーキャップ付き容器である。
上記の連結片は、弾性的な反転により開封刃の振り下ろし姿勢を維持する弾性部材にて構成するのが好ましい。
また、開封刃は、密封シートに向かう刃先を有する刃部と、この刃部を保持するレバー部からなり、該レバー部は、その下面に、刃部による密封シートの突き破りに際して該密封シートに空気導入孔を別途形成する穿孔ピンを備えたものにて構成することができる。
さらに、開封刃は、その先端部に内容物の流通を許容する開口を設けるのが望ましい。
開封刃を操作片の引き倒し(連結部位を起点とする回動)によって押し込むため力加減の調整が可能となり、内容物の飛び散りを回避できるとともに内容物が指に触れることもない。
密封シートが切り開かれると同時に空気導入孔が形成されるため内容物の効率的な注出が可能となる。
開封刃を弾性的な反転を可能とする連結片にて片持ち支持しておくことで容器の開封後における開封刃の姿勢を安定的に維持することができ、内容物の安定した注出を行うことができる。
以下、図面を用いて本発明をより具体的に説明する。
図1(a)(b)は本発明に従うオーバーキャップ付き容器の実施の形態を示した図であり、図2は開封刃の外観斜視図である。
図における1はコップ状の容器本体である。この容器本体1は内容物を収納する充填空間mを有している。また、2は容器本体1の口部1aに設けられたフランジ1b貼着された密封シート(アルミ製のシート等)である。この密封シート2によって充填空間mを液密状態に保持する。
また、3は密封シート2を覆い隠して容器本体1の口部1aに着脱自在に固定保持されるオーバーキャップである。このオーバーキャップ3は密封シート2の直上位置する底壁3aと、この底壁3aの縁部に一体連結するとともに密封シート2を囲撓する環状周壁3bからなる。
4は底壁3aで環状周壁3bの内側面に直結して設けられた貫通開口である。この貫通開口4は密封シート2の切り開いた後において注出口を形成する。5はL型形状をなす開封刃である。この開封刃5は密封シート2に向かう刃先を有する刃部5aと、この刃部5aを一体的に保持するレバー部5bからなっており、刃部5aには内容物の流通を許容する開口5aが形成されている。
また、6は貫通開口4の縁部で開封刃5を片持ち支持する連結片である。この連結片6は開封刃5を振り下ろす際に弾性的に反転して該開封刃5の振り下ろし姿勢を安定的に維持する。
7は開封刃5とは逆向きのL型形状をなし、該開封刃5を振り下ろすための操作片である。この操作片7は貫通開口4を両側から挟み込む一対のアーム7aと、このアーム7aに一体連結する把持部7bにて構成されている。アーム7aの先端部分7aは環状周壁3bに薄肉部(連結部位)を介して連結しており(ヒンジを介在させてもよい)、その薄肉部を屈曲させて操作片7を開封刃5へ向けて回動(引き倒し)させることが可能であり、把持部7bと開封刃5のレバー部5bとの間にはそれらを揺動可能に一体連結するヒンジhが設けられている(把持部7bとレバー部5bは必ずしも一体連結していなくともよい)。なお、図示の例はアーム7の先端部分7aを薄肉部として、その薄肉部を屈曲させて操作片7を回動させるものについて示したが、該薄肉部は弾性的に変位可能なものを適用してもよい。また、アーム7の先端部分7aを環状周壁3bに直接連結して該先端部分7aと環状周壁3bの境界部分で屈曲させるか、あるいは弾性変位させることで操作片7を回動させてもよい。
さらに、8は開封刃5のレバー部5bに設けられた穿孔ピンである。この穿孔ピン8は図3に要部の断面を拡大して示す如く、開封刃5のレバー部5bをその厚さ方向において貫通する空気導入孔8a(穿孔ピン8の軸芯に沿う縦孔8aとこの縦孔8aの先端につながる横孔8aにて構成される)を有しており、内容物の注出時に空気導入孔8aを通して容器本体1へ空気を供給することができるようになっている。そして9はオーバーキャップ3に被さるカバーである。
オーバーキャップ3に設けられた開封刃5、操作片7、連結片6は合成樹脂を用いた射出成形等により一体成形されるものであって、容器の開封前においては開封刃5が上掲図1(a)(b)に示すような姿勢に保持されている。
操作片7の把持部7bをつかんで図中矢印の如くそれを引き倒すと該操作片7は図4に示すように連結部位を起点に回動し、これにより開封刃5が連結片6を支点にして振り下ろされる。
開封刃5により密封シート2が切り裂かれた後においては連結片6がクリック感とともに弾性的に反転することとなり、この状態で指を離しても開封刃5の振り下ろし姿勢はそのまま維持され、内容物の注出が可能となる。
連結片6は図示したように湾曲断面をなす板状ばね部材を適用することができるが、図5に示すような波形あるいは蛇腹状の断面をなすものを適用することも可能であり、クリック感を付与するとともに弾性的に反転するものであればとくに断面形状は問わない。
開封刃に触れたり、内容物の飛び散りを引き起こすことなしに容器の開封が可能なオーバーキャップ付きの容器が提供できる。
(a)(b)は本発明にしたがうオーバーキャップ付き容器の実施の形態を示した図である。 図1に示した容器の要部の外観斜視図である。 図1に示した容器の要部断面図である。 図1に示した容器の開封要領を示した図である。 本発明にしたがう容器の他の実施の形態を示した図である。
符号の説明
1 容器本体
1a 口部
1b フランジ
2 密封シート
3 オーバーキャップ
3a 底壁
3b 環状周壁
4 貫通開口
5 開封刃
5a 刃部
5b レバー部
6 連結片
7 操作片
7a アーム
7b 把持部
8 穿孔ピン
9 カバー
m 充填空間

Claims (4)

  1. 内容物を収納する充填空間を有し、口部に密封シートを貼着して該充填空間を液密状態に保持する容器本体と、該密封シートを覆い隠して容器本体の口部に固定保持されるオーバーキャップとを備えた容器であって、
    前記オーバーキャップが、容器本体の口部に沿う環状周壁と、この環状周壁に一体連結してその内側に凹所を区画形成する底壁からなり、
    前記底壁に、環状周壁の内側面に直結して設けられ、内容物の注出口を形成する貫通開口と、この貫通開口の縁部に連結片を介して片持ち支持され、該連結片を起点とする振り下ろしにより密封シートを切り開く開封刃を設け、
    前記環状周壁と開封刃との相互間に、先端部分が環状周壁に一体連結しその連結部位を起点とする回動にて該開封刃を振り下ろす操作片を設けたことを特徴とするオーバーキャップ付き容器。
  2. 前記連結片は、弾性的な反転により開封刃の振り下ろし姿勢を維持する弾性部材からなる、請求項1記載のオーバーキャップ付き容器。
  3. 前記開封刃は、密封シートに向かう刃先を有する刃部と、この刃部を保持するレバー部からなり、該レバー部は、その下面に、刃部による密封シートの突き破りに際して該密封シートに空気導入孔を別途形成する穿孔ピンを備える、請求項1又は2記載のオーバーキャップ付き容器。
  4. 前記開封刃は、その先端部に内容物の流通を許容する開口を有する1〜3の何れかに記載のオーバーキャップ付き容器。
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