JP5128301B2 - オーバーキャップ付き容器 - Google Patents

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Description

本発明は、開封刃を押し込んで密封シートを切り開くことにより注出口を形成するオーバーキャップ付き容器に関するものであり、開封時における内容物の飛び散りを回避するとともに飲みやすさの改善を図ろうとするものである。
コーヒーや紅茶等の飲料は、近年、内容物の味や風味を良好に維持するために無菌充填システムが採用されてきており、それに用いる容器としては、内容物を入れる本体部分をコップ状とし、その口部にフィルム状の密封シートを貼り付けるとともに、さらに該密封シートを保護するためにその外側にオーバーキャップを装着したものが一般的な構成になっている。
この種の容器は、容器の胴体にストローが備えつけられていて、該ストローを、オーバーキャップに形成されている孔から差し入れ、その先端部で密封シートを切り開くことで容器内の内容物を吸引するようにしている。
また、最近では、ウオーマーにより内容物が加温されるようになってきていることからストローの使用が困難で、オーバーキャップの押し下げ片を利用して密封シートをワンタッチで切り開き、該オーバーキャップに形成された飲み口から直接、内容物を飲むタイプの容器も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−359314号公報
ところで、とくに、密封シートをワンタッチで切り開くタイプの容器は、押し下げ片を操作する際の力加減によっては内容物が飛び散ることがあるうえ、オーバーキャップの周壁部分に口を当てて内容物を注ぐようにしていたため内容物が飲みやすいとは言い難く、未だ改善の余地が残されていた。
本発明の課題は、内容物の飛び散りをなくすとともに、内容物をスムーズに排出できるオーバーキャップ付きの容器を提案するところにある。
本発明は、内容物を収納する充填空間を有し、口部に密封シートを貼着して該充填空間を液密状態に保持する容器本体と、該密封シートを覆い隠して容器本体の口部に固定保持されるオーバーキャップとを備えた容器であって、
前記オーバーキャップが、容器本体の口部をその全面にわたって覆い隠す天面壁と、この天面壁の縁部に一体連結して容器本体の口部を全周にわたって取り囲む周壁からなり、
前記天面壁に、密封シートに向けて連通する貫通開口と、この貫通開口の縁部でヒンジを介して揺動可能に保持され、該ヒンジを起点とする引き起こしにより密封シートを押し切るとともにその内側に内容物の注出経路を備える注出筒体を設け、該注出筒体は、その引き起こしによる起立姿勢にて上端部に飲み口を形成する樋状のリップ壁を有する、ことを特徴とするオーバーキャップ付き容器である。
上記の構成になるオーバーキャップ付き容器において前記リップ壁は、その背面に、貫通開口の縁部に連係して該注出筒体の起立姿勢を維持する係合突起を有するものが望ましい。
また、前記注出筒体は、その内側に、内容物の注出経路に隣接して設けられ、外気を容器本体内へ導入する空気導入経路を形成することができる。
さらに、前記天面壁は、円板状となる容器本体の口部に対しその半分以下の領域を覆う半円状であって、容器本体の口部に沿うスライドにより該口部のフランジ側端に嵌合してオーバーキャップを容器本体の口部に固定する溝部を設けるのが好ましい。
横倒し状態にある注出筒体を、ヒンジを起点に引き起こすことで密封シートを押し切ることができるため力加減の調整が可能となり、内容物の飛び散りを回避できるとともに内容物が指に触れることもない。
また、注出筒体を引き起こすとその上端には樋状のリップ壁が位置することになるので、その部位を飲み口とすることにより内容物の排出がスムーズになり飲みやすさが著しく改善される。
注出筒体を引き起こすとリップ壁の背面に設けた係合突起が貫通開口の縁部に連係するためリップ壁の姿勢は安定的に維持され、内容物の安定した注出が可能となる。
注出筒体に内容物の注出経路とは別途に空気導入経路を設けることにより内容物の効率的な排出が可能となる。
天面壁を半円状としてその縁部に横向きになる溝部を設けることにより、容器本体の口部に沿うスライドで該口部のフランジ側端に嵌合させて固定することが可能となり、オーバーキャップを簡単な動作で確実に容器本体に取り付けることができるうえ、使用材料の削減を図ることが可能となる。
以下、図面を用いて本発明をより具体的に説明する。
図1(a)(b)は本発明に従うオーバーキャップ付き容器の実施の形態を示した図である。
図における1はコップ状の容器本体である。この容器本体1は内容物を収納する充填空間mを有している。また、2は容器本体1の口部1aに設けられたフランジ1b貼着された密封シート(アルミ製のシート等)である。この密封シート2によって充填空間mを液密状態に保持する。
また、3は密封シート2を覆い隠して容器本体1の口部1aに着脱自在に固定保持されるオーバーキャップである。このオーバーキャップ3は密封シート2の直上位置して容器本体1の口部1aを全面にわたって覆い隠す天面壁3aと、この天面壁3aの縁部上側で一体連結するとともに密封シート2をほぼ半分にわたって設けられた起立壁3bと、天面壁3aの縁部下側に一体連結して容器本体1の口部1aを全周にわたって取り囲む周壁3cからなる。
4は天面壁3aで起立壁3bの内側面に直結して設けられた貫通開口、5は内容物の注出経路rを形成する注出筒体である。この注出筒体5はその最下端(最先端)に刃部tを有する傾斜部5aが形成されており、その上端部には該注出筒体5の起立姿勢でもって飲み口を形成する樋状のリップ壁5bが設けられている。なお、注出筒体5の外観形状は種々変更できるものであり、その最下端を密封シート2に直接接触させて押し切ることが可能であるならば刃部tは省略することができる。
6は貫通開口4の縁部で注出筒体5を揺動可能に保持するヒンジ、7は注出筒体5の刃部tと起立壁3bとをつないで注出筒体5の横倒し姿勢を保持する弱化接合部である。
8は注出筒体5の注出経路rに隣接して設けられ、外気を容器本体1内へ導入する空気導入路、そして9はオーバーキャップ3に被さるカバーである。
オーバーキャップ3に設けられた注出筒体5は合成樹脂を用いた射出成形等により該オーバーキャップ3と一体的に成形されており、容器の開封前において注出筒体5は上掲図1(a)(b)に示すような横倒し状態におかれている。
リップ壁5bを摘んで注出筒体5を引き起こすと弱化接合部7が破断されヒンジ6を起点に注出筒体5が回動し刃部tにより密封シート2が押し切られる。
注出筒体5が完全に起立姿勢に達すると、リップ壁5bの背面に設けられた係合突起5bが貫通開口4の縁部(起立壁3bでもよい)に設けた凹部あるいは凸部に連係してその姿勢が図2に示す如くそのまま維持され、該リップ壁5bに口を当てて容器本体1を傾けることにより内容物の注出が可能となる。
内容物を注出する際に、注出経路rに隣接する空気導入路8を通して外気が容器本体1内へ流入するため樋状のリップ壁5bを通して内容物がスムーズに流出することとなり飲みやすさが格段に改善される。
注出筒体5として上掲図1には傾斜部5aを形成したものを例示したが、該注出筒体5は図示のものには限定されず、種々の形状のもの(筒体そのものでもよい)を適用することができる。
図3(a)(b)、図4は本発明にしたがうオーバーキャップ付き容器の他の実施の形態を示した図である。
この例はオーバーキャップ3の天面壁3aを容器本体1の口部1aを半分について覆う半円状にて構成したものである。天面壁3aの縁部下側には内向きに開口する溝部(横溝)10が設けられており、この溝部10は容器本体1の口部1aに沿うスライドにより該口部1aのフランジ1bの側端に嵌合し、この嵌合によりオーバーキャップ3を容器本体1の口部1aに固定する。
上記の半円状になるオーバーキャップ3は、容器本体1への装着を簡便に行えるだけでなく、使用樹脂量の削減を図ることができる利点がある。
図3(a)(b)に示した容器を開封するには、図4に示すように上掲図1(a)(b)に示した構造のオーバーキャップ3と同様、リップ壁5bを摘んで注出筒体5を引き起こせばよい。
注出筒体5には内容物の注出経路rに隣接して空気導入路8を設けたが、該空気導入経路8は注出筒体5とは別途に設けてもよい。
内容物の飛び散りを引き起こすことなしに容器の開封が可能で、内容物をよりスムーズに排出できるオーバーキャップ付きの容器が提供できる。
(a)(b)は本発明にしたがうオーバーキャップ付き容器の実施の形態を示した図である。 図1に示した容器の開封状態を示した図である。 (a)(b)は本発明にしたがうオーバーキャップ付き容器の他の実施の形態を示した図である。 図3に示した容器の開封状態を示した図である。
符号の説明
1 容器本体
1a 口部
1b フランジ
2 密封シート
3 オーバーキャップ
3a 天面壁
3b 起立壁
3c 周壁
4 貫通開口
5 注出筒体
5a 傾斜部
5b リップ壁
6 ヒンジ
7 弱化接合部
8 空気導入路
9 カバー
m 充填空間
t 刃部
r 注出経路

Claims (4)

  1. 内容物を収納する充填空間を有し、口部に密封シートを貼着して該充填空間を液密状態に保持する容器本体と、該密封シートを覆い隠して容器本体の口部に固定保持されるオーバーキャップとを備えた容器であって、
    前記オーバーキャップが、容器本体の口部をその全面にわたって覆い隠す天面壁と、この天面壁の縁部に一体連結して容器本体の口部を全周にわたって取り囲む周壁からなり、
    前記天面壁に、密封シートに向けて連通する貫通開口と、この貫通開口の縁部でヒンジを介して揺動可能に保持され、該ヒンジを起点とする引き起こしにより密封シートを押し切るとともにその内側に内容物の注出経路を備える注出筒体を設け、該注出筒体は、その引き起こしによる起立姿勢にて上端部に飲み口を形成する樋状のリップ壁を有する、ことを特徴とするオーバーキャップ付き容器。
  2. 前記リップ壁は、その背面に、貫通開口の縁部に連係して該注出筒体の起立姿勢を維持する係合突起を有する請求項1のオーバーキャップ付き容器。
  3. 前記注出筒体は、その内側に、内容物の注出経路に隣接して設けられ、外気を容器本体内へ導入する空気導入経路を有する請求項1又は2記載のオーバーキャップ付き容器。
  4. 前記天面壁は、円板状となる容器本体の口部に対しその半分以下の領域を覆う半円状であって、容器本体の口部に沿うスライドにより該口部のフランジ側端に嵌合してオーバーキャップを容器本体の口部に固定する溝部を有する請求項1〜3の何れかに記載のオーバーキャップ付き容器。
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