JP5059324B2 - 光学顕微鏡装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光源が発した照明光を標本に照射し、前記標本が発した光を観察する光学顕微鏡装置に関するものである。
従来から、照明光を標本に照射し、標本が発する光を観察する光学顕微鏡装置が多用されている。一般にピントの合った鮮明な画像を取得するには、対物レンズと標本との距離を一定に保つ必要があるが、熱ドリフトの発生、あるいは標本をカバーするカバーガラスの厚さが変化すると、この対物レンズと標本との距離が変化して焦点位置および収差が変化し、良好な画像が取得できない。そこで、一般に機械的調整手段を用いて焦点位置の修正および収差の補正を行っている。しかし、特にカバーガラスの厚さがばらつくと、補正をおこなうための補正環は、通常対物レンズに設けられていてあまり操作性がよいとはいえず、この調整に多大な手間を要していた。機械的調整手段を用いずに焦点位置の修正および収差の補正を行う技術として、光の波面を変調するアダプティブ光学装置を配置するものが開示されている(特許文献1)。
特開平11−101942号公報
しかしながら、上述に開示された技術は、焦点位置の変位および収差の変化に対してアダプティブ光学装置をどのように制御すべきかが示されていないため、ピントがずれた不鮮明な画像が取得されるという現象に対して上述の技術を用いることができない。したがって、不良な画像が取得された場合、従来通りの機械的調整手段を用いることになり、調整に多大な時間を要するとともに調整を不確実なものにするという問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な構成で迅速かつ確実に焦点位置の修正および/または収差の補正を行うことが可能な光学顕微鏡装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明にかかる光学顕微鏡装置は、照明光を標本に照射し、前記標本が発する光を観察する光学顕微鏡装置において、前記標本が発した光を受光する受光部と、前記照明光を反射する反射面形状を可変に形成して前記照明光を反射する反射面可変部と、熱ドリフトを要因とする前記照明光の焦点位置の変位および収差の変化に対応して前記焦点位置の修正および前記収差の補正を行うための熱ドリフト要因に対応する複数の反射面形状と、前記標本を被覆するカバーガラスの厚さの変化を要因とする前記照明光の焦点位置の変位および収差の変化に対応して前記焦点位置の修正および前記収差の補正を行うためのカバーガラス要因に対応する複数の反射面形状とを記憶する記憶部と、前記記憶部が記憶する前記熱ドリフト要因に対応する複数の反射面形状と前記カバーガラス要因に対応する複数の反射面形状を前記反射面可変部に形成させる制御を行う反射面制御部と、を具備し、前記反射面制御部は、前記受光部によって取得された観察画像が、ピントのずれた不鮮明な画像であった場合、前記記憶部に記憶された前記熱ドリフト要因に対応する複数の反射面形状を順次選択して該反射面形状を前記反射面可変部に形成させ、前記受光部が受光した光の光量が最大となる前記熱ドリフト要因に対応する反射面形状を選択した後、前記記憶部に記憶された前記カバーガラス要因に対応する複数の反射面形状を順次選択して該反射面形状を前記反射面可変部に形成させ、前記受光部が受光した光の光量が最大となる前記カバーガラス要因に対応する反射面形状を選択することを特徴とする。
また、本発明にかかる光学顕微鏡装置は、上記の発明において、前記記憶部は、前記標本に前記照明光を集光する対物レンズごとに前記複数の反射面形状を記憶することを特徴とする。
また、本発明にかかる光学顕微鏡装置は、上記の発明において、前記記憶部は、前記標本を照明する光の波長ごとに前記複数の反射面形状を記憶することを特徴とする。
また、本発明にかかる光学顕微鏡装置は、上記の発明において、前記熱ドリフト要因に対応する反射面形状は、低次の関数にしたがって近似され、前記カバーガラス要因に対応する反射面形状は、高次の関数にしたがって近似されることを特徴とする。
また、本発明にかかる光学顕微鏡装置は、上記の発明において、前記反射面可変部は、電圧値によって前記反射面形状が可変するアダプティブミラーであることを特徴とする。
また、本発明にかかる光学顕微鏡装置は、上記の発明において、前記記憶部は、前記アダプティブミラーに印加する電圧値を記憶することを特徴とする。
また、本発明にかかる光学顕微鏡装置は、照明光を標本に照射し、前記標本が発する光を観察する光学顕微鏡装置において、前記標本が発した光を受光する受光部と、電極を有し、該電極に電圧を印加することで、前記照明光を反射する反射面形状を可変に形成して前記照明光を反射する反射面可変部と、前記反射面可変部の電極に印加し、熱ドリフトを要因とする前記照明光の焦点位置の変位および収差の変化に対応して前記焦点位置の修正および前記収差の補正を行うための熱ドリフト要因に対応する複数の電圧値と、前記標本を被覆するカバーガラスの厚さの変化を要因とする前記照明光の焦点位置の変位および収差の変化に対応して前記焦点位置の修正および前記収差の補正を行うためのカバーガラス要因に対応する複数の電圧値とを記憶する記憶部と、前記記憶部が記憶する前記熱ドリフト要因に対応する複数の電圧値と前記カバーガラス要因に対応する複数の電圧値を前記反射面可変部に印加し、複数の反射面形状を形成させる制御を行う反射面制御部と、を具備し、前記反射面制御部は、前記受光部によって取得された観察画像が、ピントのずれた不鮮明な画像であった場合、前記記憶部に記憶された前記熱ドリフト要因に対応する複数の電圧値を前記反射面可変部に順次選択して印加し、該反射面形状を前記反射面可変部に形成させ、前記受光部が受光した光の光量が最大となる前記熱ドリフト要因に対応する電圧値を選択した後、前記記憶部に記憶された前記カバーガラス要因に対応する複数の電圧値を前記反射面可変部に順次選択して印加し、該反射面形状を前記反射面可変部に形成させ、前記受光部が受光した光の光量が最大となる前記カバーガラス要因に対応する電圧値を選択することを特徴とする。
また、本発明にかかる光学顕微鏡装置は、上記の発明において、前記記憶部は、前記標本に前記照明光を集光する対物レンズごとに前記複数の電圧値を記憶することを特徴とする。
また、本発明にかかる光学顕微鏡装置は、上記の発明において、前記記憶部は、前記標本を照明する光の波長ごとに前記複数の電圧値を記憶することを特徴とする。
本発明にかかる光学顕微鏡装置は、アダプティブミラーとアダプティブミラーの可変形状を記憶する記憶部を備えることによって焦点位置の修正および/または収差の補正を迅速かつ確実に行うことができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる光学顕微鏡装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかる光学顕微鏡装置1の概要構成を示すブロック図である。図1に示すように、この光学顕微鏡装置1は、照明光を出射する光源10と、照明光を平行光に変換するコレクタレンズ11と、平行光に変換された照明光を標本13に集光するコンデンサレンズ12と、照明光の集光によって標本13が発した光をカバーガラス14を介して受光する対物レンズ15aと、複数の対物レンズ15a,15bを収納するレボルバ16と、対物レンズ15aによって平行光に変換された光を分割するハーフミラー17と、ハーフミラー17を透過した光を反射面形状を可変して反射するアダプティブミラー18と、アダプティブミラー18で反射された光を結像させる結像光学系19と、結像光学系19によって結像された光を光電変換して観察画像を取得するCCDカメラ20と、CCDカメラ20によって取得された観察画像の光量をもとにアダプティブミラー18の反射面形状を可変に制御する制御部21と、アダプティブミラー18に印加する複数の電圧値である電圧パターンを記憶する補正テーブル22とを有する。制御部21は、レボルバ16を回転させて対物レンズ15a,15bの配置制御を行うとともに補正テーブル22に記憶されている電圧パターンを読込み、読込んだ電圧パターンをアダプティブミラー18に印加する。
一般に、アダプティブミラー18は、電極を有し、この電極に電圧を印加すると反射面形状が変化する。反射面形状が変化すると、対物レンズ15aの焦点位置を可変する。その結果、熱ドリフトが発生し、焦点位置が変位した場合、あるいはカバーガラス14の厚さが変化し、収差が変化した場合、アダプティブミラー18の反射面形状を可変することによって、この変位した焦点位置の修正および変化した収差の補正を行うことができる。
そこで、図2と図3とを参照して、制御部21が焦点位置の修正および収差の補正を行う処理手順を説明する。図2は、制御部21が行う処理手順を示すフローチャートである。まず、制御部21は、この光学顕微鏡装置1の標準的な光学系の設定である初期設定を行う(ステップS101)。初期設定を行った後、標本13を用いた観察を開始する。観察を行う中、ピントがずれた不鮮明な画像が取得された場合(ステップS102)、制御部21は、補正テーブル22から、この光学顕微鏡装置1が使用している対物レンズ15に対応した対物レンズテーブルを選択する(ステップS103)。
図3は、補正テーブル22が記憶するテーブル構造を示す模式図である。図3に示すように、この補正テーブル22は、対物レンズテーブルA1〜Alを有し、さらに、対物レンズテーブルA1〜Alは、熱ドリフト要因に対応する電圧パターンB10〜Bm0を有し、さらに各熱ドリフト要因に対応する電圧パターンB10〜Bm0は、カバーガラス要因に対応する電圧パターンをB11〜B1n,B21〜B2n,・・・Bm1〜Bmnを有する。
熱ドリフト要因に対応する電圧パターンB10〜Bm0は、熱ドリフトを要因として焦点位置変位および収差が変化した場合、この焦点位置の変位を修正するとともに収差の変化を補正する電圧パターンであり、カバーガラス要因に対応する電圧パターンB11〜B1n,B21〜B2n,・・・Bm1〜Bmnは、カバーガラス14の厚さのばらつきを要因として焦点位置変位および収差が変化した場合、この焦点位置の変位を修正するとともに収差の変化を補正する電圧パターンである。
一般に、熱ドリフトを要因とする焦点位置の変位量および収差の変化量は、カバーガラス14の厚さのばらつきを要因とする焦点位置の変位量および収差の変化量に比して大であり、これに対応して、熱ドリフト要因に対応する電圧値の変化量は、カバーガラス要因に対応する電圧値の変化量に比して大となる。
制御部21は、この顕微鏡装置1が使用している対物レンズに対応した対物レンズテーブルを選択した後、対物レンズテーブルに記憶された熱ドリフト要因に対応する電圧パターンB10〜Bm0を選択してアダプティブミラー18に順次印加する(ステップS104)。その後、この電圧パターンB10〜Bm0の中から最大光量が取得された電圧パターンを選択する(ステップS105)。たとえば、電圧パターンB10が選択された場合、制御部21は、カバーガラス要因に対応する電圧パターンB11〜B1nを選択してアダプティブミラー18に順次印加する(ステップS106)。その後、この電圧パターンB11〜B1nの中から最大光量が取得された電圧パターンを選択する(ステップS107)。たとえば、電圧パターンB11が選択された場合、制御部21は、アダプティブミラー18に電圧パターンB11を印加する(ステップS108)。以上によって、焦点位置の修正処理および収差の補正処理を終了する。
ここで、図4に対物レンズテーブルA1の具体的内容を例示する。アダプティブミラー18が4分割され、4つの電極(第1電極〜第4電極)を有する場合、対物レンズテーブルA1は、4つの電極に対応する電極テーブルA11〜A14を個別に有する。シートA11には、第1電極に印加する複数の電圧値が記憶され、熱ドリフト要因に対応する電圧値とカバーガラス要因に対応する電圧値とがマトリックス状に記憶されている。
熱ドリフト要因に対応する電圧値は、1V間隔で150.0Vから155.0まで記憶され、カバーガラス要因に対応する電圧値は、0.1V間隔で150.1Vから155.9まで記憶されている。なお、シートA12〜A14についてもシートA11と同様の形式で電圧値が記憶されているが、各電圧値は、同じであるとは限らない。
また、制御部21が各電極(第1電極〜第4電極)に対して印加する電圧値は、予めシミュレーション計算等によって求めておくことができる。一般に、熱ドリフト要因に対応する反射面形状は、低次の関数によって近似される曲面であり、カバーガラス要因に対応する反射面形状は、高次の関数によって近似される曲面であることが知られている。熱ドリフト要因とカバーガラス要因とが複合した場合、低次の関数に高次の関数が重ね合わされた反射面形状となる。したがって、これらの組合わせを補正テーブル22が予め記憶することによって、多様な焦点位置の変位および収差の変化に対応できる。
なお、アダプティブミラー18の電極は4つとは限らない。電極テーブルは、使用されるアダプティブミラー18の電極の数に合わせて用意する。
この実施の形態1では、ピントのずれた不鮮明な画像が取得された場合、補正テーブル22に記載された電圧パターンを選択してアダプティブミラー18に順次印加し、焦点位置の修正および収差の補正を迅速、かつ確実に行うようにしていた。
なお、この実施の形態1では、CCDカメラ20が受光した光量が最大である時、焦点位置の修正および収差の補正が完了したとしていたが、CCDカメラ20が受光した光量が所定値になった時に焦点位置の修正および収差の補正が完了したとするようにしてもよい。また、CCDカメラ20に代えて光ラインセンサ、フォトディテクタ等を用いてもよい。落射照明や蛍光観察をおこなう場合には、照明光もアダプティブミラー18を経由するように、アダプティブミラー18の前段(図1でアダプティブミラー18よりもCCDカメラ20側)に照明光源を配置する。
また、この実施の形態1では、熱ドリフト要因に対応する電圧パターンを選択した後にカバーガラス要因に対応する電圧パターンを選択するようにしていたが、熱ドリフト要因とカバーガラス要因とを区別することなく全ての電圧パターンを順次選択するようにしてもよい。
(実施の形態2)
つぎに、この発明の実施の形態2である光学顕微鏡装置について説明する。実施の形態1では、透過照明型の光学顕微鏡装置1にアダプティブミラー18を用いて焦点位置の修正および収差の補正を行うようにしていたが、この実施の形態2では、走査型共焦点型の光学顕微鏡装置にアダプティブミラーを用いて焦点位置の修正および収差の補正を行うようにしている。
図5は、この実施の形態2にかかる光学顕微鏡装置2の概要構成を示すブロック図である。図5に示すように、この光学顕微鏡装置2は、レーザ光を出射するレーザ光源31と、レーザ光を平行光に変換するコリメート光学系32と、平行光に変換されたレーザ光を反射するダイクロイックミラー33と、ダイクロイックミラー33で反射されたレーザ光を反射する反射ミラー34と、反射ミラー34で反射されたレーザ光を反射面形状を可変させて反射するアダプティブミラー35と、アダプティブミラー35で反射されたレーザ光を反射しつつ蛍光標本40上を走査させるスキャナ36と、スキャナ36で走査されたレーザ光を集光する投影レンズ37と、投影レンズ37によって集光されたレーザ光を平行光に変換する中間結像レンズ38と、中間結像レンズ38によって平行光に変換されたレーザ光を蛍光標本40上に集光する対物レンズ39と、蛍光標本40が発した蛍光を集光する結像レンズ41と、対物レンズ39の焦点位置と共役な位置に配置された共焦点ピンホール42と、共焦点ピンホール42を通過した蛍光を光電変換するPMT43と、PMT43が変換した電流によって蛍光標本40の蛍光画像を取得するとともにアダプティブミラー35の反射面形状を制御する制御部44と、アダプティブミラー35に印加する電圧パターンを記憶する記憶部45とを有する。
この共焦点走査型の光学顕微鏡装置2において、レーザ光源31、あるいは電源(図示せず)等の発熱によって熱ドリフトが発生した場合、あるいは蛍光標本40を被覆するカバーガラス(図示せず)の厚さが標準の厚さと異なった場合、制御部44は、ピントのずれた不鮮明な蛍光画像を取得する。
ピントのずれた不鮮明な蛍光画像が取得されると、制御部44は、アダプティブミラー35に対して補正テーブル45が記憶する電圧パターンを順次印加し、アダプティブミラー35の反射面形状を可変させ、取得された蛍光画像の光量をもとに焦点位置の修正および収差の補正を行う。最大光量が取得された電圧パターンをアダプティブミラー35に印加して焦点位置の修正および収差の補正を行う。
この実施の形態2では、アダプティブミラー35と補正テーブル45とを共焦点走査型の光学顕微鏡装置2に用いて焦点位置の修正および収差の補正を行うようにした。なお、補正テーブル45は、図6に示すように、実施の形態1で説明した補正テーブル22にレーザ光源31のレーザ波長に対応する電圧パターンを追加した構造としてもよい。このことによって、レーザ波長を要因とした収差も補正できるからである。
図7は、制御部44が行う処理手順を示すフローチャートである。制御部44の処理手順(ステップS201〜S203)は、実施の形態1で示した処理手順(ステップS101〜S103)に対応する。その後、制御部44は、使用しているレーザ光に対応した波長テーブルを選択する(ステップS204)。その後の処理手順(ステップS205〜S209)は、実施の形態1で示した処理手順(ステップS104〜108)に対応する。
なお、この実施の形態1,2では、制御部21,44が取得した画像の光量をもとに補正テーブル22,45が記憶する電圧パターンをアダプティブミラー18,35に印加するようにしていたが、制御部44を介さずにCCDカメラ20,PMT43が出力する電気信号、あるいは電流をもとにアダプティブミラー18,35に電圧パターンを印加するようにしてもよい。
これにより、簡易な構成で迅速かつ確実に焦点位置の修正および/または収差の補正を行うことができる。
この発明の実施の形態1にかかる光学顕微鏡装置の概要構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1にかかる制御部が行う焦点位置の修正および収差の補正の処理手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1にかかる補正テーブルが記憶するテーブル構造を示す模式図である。 この発明の実施の形態1にかかる対物レンズテーブルの具体的内容を示す図である。 この発明の実施の形態2にかかる光学顕微鏡装置の概要構成を示すブロック図である。 実施の形態2にかかる補正テーブルが記憶するテーブル構造を示す模式図である。 実施の形態2にかかる制御部が行う焦点位置の修正および収差の補正の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1,2 光学顕微鏡装置
10 光源
11 コレクトレンズ
12 コンデンサレンズ
13 標本
14 カバーガラス
15a,15b,39 対物レンズ
16 レボルバ
17 ハーフミラー
18,35 アダプティブミラー
19 結像光学系
20 CCDカメラ
21,44 制御部
22,45 補正テーブル
31 レーザ光源
32 コリメート光学系
33 ダイクロイックミラー
34 反射ミラー
36 スキャナ
37 投影レンズ
38 中間結像レンズ
40 蛍光標本
41 結像レンズ
42 共焦点ピンホール
43 PMT

Claims (9)

  1. 照明光を標本に照射し、前記標本が発する光を観察する光学顕微鏡装置において、
    前記標本が発した光を受光する受光部と、
    前記照明光を反射する反射面形状を可変に形成して前記照明光を反射する反射面可変部と、
    熱ドリフトを要因とする前記照明光の焦点位置の変位および収差の変化に対応して前記焦点位置の修正および前記収差の補正を行うための熱ドリフト要因に対応する複数の反射面形状と、前記標本を被覆するカバーガラスの厚さの変化を要因とする前記照明光の焦点位置の変位および収差の変化に対応して前記焦点位置の修正および前記収差の補正を行うためのカバーガラス要因に対応する複数の反射面形状とを記憶する記憶部と、
    前記記憶部が記憶する前記熱ドリフト要因に対応する複数の反射面形状と前記カバーガラス要因に対応する複数の反射面形状を前記反射面可変部に形成させる制御を行う反射面制御部と、を具備し、
    前記反射面制御部は、前記受光部によって取得された観察画像が、ピントのずれた不鮮明な画像であった場合、前記記憶部に記憶された前記熱ドリフト要因に対応する複数の反射面形状を順次選択して該反射面形状を前記反射面可変部に形成させ、前記受光部が受光した光の光量が最大となる前記熱ドリフト要因に対応する反射面形状を選択した後、前記記憶部に記憶された前記カバーガラス要因に対応する複数の反射面形状を順次選択して該反射面形状を前記反射面可変部に形成させ、前記受光部が受光した光の光量が最大となる前記カバーガラス要因に対応する反射面形状を選択する
    ことを特徴とする光学顕微鏡装置。
  2. 前記記憶部は、前記標本に前記照明光を集光する対物レンズごとに前記複数の反射面形状を記憶することを特徴とする請求項1に記載の光学顕微鏡装置。
  3. 前記記憶部は、前記標本を照明する光の波長ごとに前記複数の反射面形状を記憶することを特徴とする請求項1に記載の光学顕微鏡装置。
  4. 前記熱ドリフト要因に対応する反射面形状は、低次の関数にしたがって近似され、前記カバーガラス要因に対応する反射面形状は、高次の関数にしたがって近似されることを特徴とする請求項1に記載の光学顕微鏡装置。
  5. 前記反射面可変部は、電圧値によって前記反射面形状が可変するアダプティブミラーであることを特徴とする請求項1に記載の光学顕微鏡装置。
  6. 前記記憶部は、前記アダプティブミラーに印加する電圧値を記憶することを特徴とする請求項5に記載の光学顕微鏡装置。
  7. 照明光を標本に照射し、前記標本が発する光を観察する光学顕微鏡装置において、
    前記標本が発した光を受光する受光部と、
    電極を有し、該電極に電圧を印加することで、前記照明光を反射する反射面形状を可変に形成して前記照明光を反射する反射面可変部と、
    前記反射面可変部の電極に印加し、熱ドリフトを要因とする前記照明光の焦点位置の変位および収差の変化に対応して前記焦点位置の修正および前記収差の補正を行うための熱ドリフト要因に対応する複数の電圧値と、前記標本を被覆するカバーガラスの厚さの変化を要因とする前記照明光の焦点位置の変位および収差の変化に対応して前記焦点位置の修正および前記収差の補正を行うためのカバーガラス要因に対応する複数の電圧値とを記憶する記憶部と、
    前記記憶部が記憶する前記熱ドリフト要因に対応する複数の電圧値と前記カバーガラス要因に対応する複数の電圧値を前記反射面可変部に印加し、複数の反射面形状を形成させる制御を行う反射面制御部と、を具備し、
    前記反射面制御部は、前記受光部によって取得された観察画像が、ピントのずれた不鮮明な画像であった場合、前記記憶部に記憶された前記熱ドリフト要因に対応する複数の電圧値を前記反射面可変部に順次選択して印加し、該反射面形状を前記反射面可変部に形成させ、前記受光部が受光した光の光量が最大となる前記熱ドリフト要因に対応する電圧値を選択した後、前記記憶部に記憶された前記カバーガラス要因に対応する複数の電圧値を前記反射面可変部に順次選択して印加し、該反射面形状を前記反射面可変部に形成させ、前記受光部が受光した光の光量が最大となる前記カバーガラス要因に対応する電圧値を選択する
    ことを特徴とする光学顕微鏡装置。
  8. 前記記憶部は、前記標本に前記照明光を集光する対物レンズごとに前記複数の電圧値を記憶することを特徴とする請求項7に記載の光学顕微鏡装置。
  9. 前記記憶部は、前記標本を照明する光の波長ごとに前記複数の電圧値を記憶することを特徴とする請求項7に記載の光学顕微鏡装置。
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