JP5058546B2 - 力発生装置およびこれを用いたステージ装置ならびに露光装置 - Google Patents

力発生装置およびこれを用いたステージ装置ならびに露光装置 Download PDF

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Description

本発明は永久磁石の反発力を用いて対象物に力を発生させる力発生装置に関するものである。このような装置は露光装置におけるステージ装置においてステージの支持または加減速をするために好適に用いられる。
従来、永久磁石の反発力を用いて対象物に力を発生させる装置として、特許文献1や特許文献2のようなものがあった。これらは露光装置用のステージ装置に用いられるものであり、前者はステージを支持するために用いられ、後者はステージを加減速するために用いられる。
図21を用いて特許文献1の構成について説明する。ステージ可動部211は、ステージ固定部212に対して磁石支持ユニット231,232によって支持される。磁石支持ユニット231は、永久磁石233と永久磁石をステージ可動部211に支持する支持部材234とを備える。磁石支持ユニット232は、永久磁石233を挟み込むように配置され、ステージ固定部212に支持部材236,238を介して支持された一対の永久磁石239を備える。永久磁石233と永久磁石239とは同極が対向するように配置されており、相互に働く磁気反発力によって永久磁石233はZ方向に力を受ける。この力とステージ可動部211の自重が釣りあうように設計することでステージ可動部211を支持することができる。また、図21においてXLMa,XLMbはステージ可動部211をX方向に駆動するリニアモータであり、YLMa,YLMbはY方向に駆動するリニアモータであり、ZLMa,ZLMbはZ方向に駆動するリニアモータである。
図22を用いて特許文献2の構成について説明する。ステージ可動部303は、ベース301に対して反発磁石ユニット333,335によって加減速される。反発磁石ユニット333、永久磁石332と永久磁石333をステージ可動部303に支持する支持部材331とを備える。反発磁石ユニット335は、永久磁石332を挟み込むように配置され、ベース301に支持部材336,338を介して支持された一対の永久磁石337を備える。永久磁石333と永久磁石337は同極が対向するように配置されており、相互に働く磁気反発力によって永久磁石333はY方向に力を受ける。この力を利用してステージ可動部303を加減速することができる。また、図22において、ステージ可動部303を位置決めするためのリニアモータ305,306をさらに備える。
特開2003−343559号公報 特開2004−79639号公報
上述のような永久磁石を用いて対象物に力を発生させる装置において、力を発生させたい方向以外に力が発生してしまうことがある。このような力は対象物を位置決めする際には外乱力となってしまうため、好ましくない。
本発明者らは、この外乱力が永久磁石の着磁方向の傾きに起因するものであることを見出した。すなわち、永久磁石の着磁方向が製造誤差によって板厚方向に対して傾いており、この傾きが個々の永久磁石によって異なるために予期しない力が働いてしまうのである。ここで、着磁方向とは永久磁石内部のS極からN極へ向かう磁化ベクトルの代表方向のことである。
このような外乱力が発生すると、対象物を高精度に位置決めするためにリニアモータを用いなければならない。しかしながら、リニアモータからの発熱は部材の変形や位置計測手段の計測誤差を引き起こすため、極力抑えることが望まれている。
本発明は、このような問題に鑑みなされたものであり、外乱力を低減した力発生装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、対象物に磁気反発力を付与する力発生装置であって、前記対象物に固定された第1永久磁石と、前記第1永久磁石を非接触で挟み込むように配置され、前記第1永久磁石と同極が対面するように配置された第2および第3永久磁石とを備え、前記第2および第3永久磁石の着磁方向が、前記第1永久磁石との対面方向に対して互いに逆向きに傾いていることを特徴としている。
また、本発明の別の観点では、対象物に固定された第1永久磁石と、前記第1永久磁石を非接触で挟み込むように配置され、前記第1永久磁石と同極が対面するように配置された第2および第3永久磁石とを備えた力発生ユニットを複数備えた力発生装置であって、前記第1永久磁石の両面の磁場分布曲線の差分をとった差分曲線をすべての力発生ユニットにおいて足し合わせた総和差分曲線のピーク値は、前記第1永久磁石の磁場分布曲線のピーク値の40%以下であることを特徴としている。
本発明によれば、外乱力を低減した支持装置、加減速装置を提供することができる。
(実施例1)
図1(a),(b)は、本発明の実施例1における例における力発生装置の概略構成を示す図である。力発生装置はステージ装置におけるステージ可動部を支持するために用いられる。図において鉛直方向をZ方向としている。ステージ装置は、ステージ可動部1と、ステージ固定部2と、ステージ可動部1の自重を支持する4つの磁石支持ユニット3a,3b,3c,3dと、ステージ固定部2に対してステージ可動部1を駆動するリニアモータ4等を備える。
ステージ可動部1上には位置決めすべき対象物が搭載される。また、ステージ固定部2はXY方向に移動するXYステージであってもよい。
磁石支持ユニット3aの構成について説明する。磁石支持ユニット3b,3c,3dは3aと同様であるとして説明を省略する。磁石支持ユニット3aは、ステージ可動部1に支持部材5aを介して固定された板状の永久磁石6aと、ステージ固定部2に支持部材7aを介して固定された板状の永久磁石8a,9a等を備える。永久磁石8a,9aは間隔を介して対面しており、この間隔は永久磁石6aの板厚よりも大きい。このような構成により、永久磁石8a,9aの間に永久磁石6aを非接触で挿入することが可能となっている。
永久磁石6a,8a,9aは、板厚方向(図中のX方向)に着磁された単極永久磁石である。永久磁石6aおよび永久磁石8a,9aはそれぞれ対向する面が同極となるように着磁されている。また永久磁石6aのY方向の寸法は永久磁石8a,9aのY方向の寸法よりも小さい。これにより、永久磁石8a,9a間に永久磁石6aが挿入されると、永久磁石6aはZ方向に磁気反発力を受ける。この磁気反発力を利用してステージ可動部1の自重を非接触で支持することができる。
しかしながら、磁石支持ユニット3aを構成する永久磁石6a,8a,9aには実際の問題として着磁方向の傾き(ずれ)が存在する。ここで、着磁方向とは永久磁石内部のS極からN極へ向かう磁化ベクトルの代表方向をいう。図2は理想的な永久磁石の着磁方向を示した図であり、着磁方向は板厚方向と平行になっている。それに対して実際には着磁方向が板厚方向に対して傾いてしまうことがある。このような傾きは、例えば永久磁石の製造時に生じるものであり、傾きを完全になくすためには高いコストがかかってしまう。
このような着磁方向の傾きを考慮しなかった場合、磁石支持ユニット3aはステージ可動部1にZ方向以外の力を加えてしまう。このような力はステージ可動部1の位置決めに対して外乱となってしまう。すなわち、ステージ可動部1を位置決めするためにこの外乱力に対抗するだけの力をリニアモータ4が発生しなければならず、リニアモータからの発熱が問題となってしまう。
図3は本実施例において磁石支持ユニットを構成する各永久磁石の着磁方向を示す図である。図において矢印の先がN極を示し、矢印の元がS極を示す。永久磁石6a,8a,9aの着磁方向は上述のように水平方向に対して傾いている。この傾きは例えば0〜±15°程度である。本実施例では、支持ユニット3a,3bとで永久磁石の着磁方向の傾きによる外乱力を相殺するように配置している。すなわち、永久磁石6aの着磁方向が水平方向に対して上向きに傾いているのに対して、永久磁石6bの着磁方向が水平方向に対して下向きに傾くように配置している。また、永久磁石8aの着磁方向が水平方向に対して上向きに傾いているのに対して、永久磁石9aの着磁方向が水平方向に対して下向きに傾くように配置している。同様に、永久磁石8bの着磁方向が水平方向に対して下向きに傾いているのに対して、永久磁石9bの着磁方向が水平方向に対して上向きに傾くように配置している。
このように永久磁石を配置することによって、磁石支持ユニット3a,3b,3c,3dがステージ可動部1に与える外乱力を低減することができ、リニアモータ4の発熱を低減してステージ可動部1の位置決め精度を向上させることができる。
以下、本実施例についてさらに詳細に説明をする。
まず、磁石支持ユニットによる力の発生メカニズムについて説明する。図4(a),(b),(c),(d)は永久磁石の着磁方向にずれがない場合を示す図である。すなわち図2と同じ理想的な状態である。図4(a)および(b)では、永久磁石の着磁方向は永久磁石内の矢印で示す。図4(c)では永久磁石によって発生する力を矢印で示す。
各永久磁石の着磁方向は板厚方向に対して平行になっている。すなわち、ステージが水平に保たれているときには、着磁方向は永久磁石の対面方向および水平方向とも平行になっている。
永久磁石6aは永久磁石8a,9a間に挿入され、各永久磁石はギャップgだけ離れている。永久磁石6aと永久磁石8aとの間で発生する反発力と、永久磁石6aと永久磁石9aとの間で発生する反発力によって永久磁石6aは浮上力F1を受ける。
図4(d)は永久磁石8aの両面から距離aだけ離れ、Z方向に平行な直線A‐A’および直線B−B’上の磁束密度分布を示す図である。ここで、横軸はZ方向における位置であり、縦軸は磁束密度のX方向成分Bxである。なお、直線A−A’および直線B−B’のY方向における位置は同じである。
図からわかるように、直線A‐A’上の磁束密度分布を示す曲線(実線で示す)と直線B‐B’上の磁束密度分布を示す曲線(破線で示す)は概ね一致し、ともに永久磁石8aの中央Zでピークとなる。このことは永久磁石8aにかぎらず、そのほかの永久磁石においても同様である。すなわち、永久磁石の着磁された両面から一定の距離だけ離れた2つの直線上の磁束密度分布は概ね一致し、永久磁石の中央でピークとなる。
図4(a)において、永久磁石8aから永久磁石6aに向かう磁束密度BxのピークZ位置と、永久磁石6aから永久磁石8aに向かう磁束密度BxのピークZ位置とのZ方向における距離をΔZpp1とする。また、永久磁石9aから永久磁石6aに向かう磁束密度BxのピークZ位置と、永久磁石6aから永久磁石9aに向かう磁束密度BxのピークZ位置とのZ方向における距離をΔZpp2とする。このとき、ほぼΔZpp1とΔZpp2は等しくなる。したがって、永久磁石6aと永久磁石8aとの間の距離と、永久磁石6aと永久磁石9aとの間の距離とが概ね等しければ、永久磁石6aが永久磁石8aから受けるX方向の反発力F3と永久磁石6eが永久磁石9eから受けるX方向の反発力F4は概ね等しくなる。つまり、永久磁石6aが永久磁石8a,9aから受けるX方向の力は相殺されて、X方向の外乱力を低減することができる。
図5(a),(b),(c),(d)は永久磁石の着磁方向に傾きがある場合を示す図である。永久磁石8aの着磁方向は水平方向に対して下向きに傾いている。図5(a)および(b)では、永久磁石の着磁方向は永久磁石内の矢印で示す。図5(c)では永久磁石によって発生する力を矢印で示す。
図5(d)は永久磁石8aの両面から距離aだけ離れ、Z方向に平行な直線C‐C’および直線D−D’上の磁束密度分布を示す図である。ここで、横軸はZ方向における位置であり、縦軸は磁束密度のX方向成分Bxである。なお、直線C−C’および直線D−D’のY方向における位置は同じである。
図からわかるように、2つの曲線(直線C−C’を実線で示し、直線D−D’を破線で示す)は磁石中央Zからそれぞれ両側にずれている。すなわち、永久磁石8aから永久磁石6aに向かう磁束密度BxのピークZ位置は磁石中央より下方にずれている。
図5(a)において、永久磁石8aから永久磁石6aに向かう磁束密度BxのピークZ位置と、永久磁石6aから永久磁石8aに向かう磁束密度BxのピークZ位置とのZ方向における距離をΔZpp1とする。また、永久磁石9aから永久磁石6aに向かう磁束密度BxのピークZ位置と、永久磁石6aから永久磁石9aに向かう磁束密度BxのピークZ位置とのZ方向における距離をΔZpp2とする。このとき、ΔZpp1はΔZpp2より大きくなる。したがって、永久磁石6aと永久磁石8aとの間の距離と、永久磁石6aと永久磁石9aとの間の距離とが概ね等しければ、永久磁石6aが永久磁石8aから受けるX方向の反発力F3よりも永久磁石6aは永久磁石9aから受けるX方向の反発力F4の方が大きくなる。つまり、永久磁石6aはX方向にF2=F3−F4の外乱力を受ける。
永久磁石6aの磁束が傾いている場合にも同様の説明ができる。図6(a),(b)において、永久磁石6aの着磁方向は水平方向に対して上向きに傾いている。永久磁石6aから永久磁石8aに向かう磁束密度BxのピークZ位置は磁石中央より上方へずれる。このため、ΔZpp1はΔZpp2より大きくなる。したがって、永久磁石6aと永久磁石8aとの間の距離と、永久磁石6aと永久磁石9aとの間の距離とが略等しければ、永久磁石6aが永久磁石8aから受けるX方向の反発力F5よりも永久磁石6aは永久磁石9aから受けるX方向の反発力F6の方が大きくなる。つまり、永久磁石6aはX方向にF2=F3−F4の外乱力を受ける。
つぎに、ステージ可動部1に与える外乱力を相殺するための永久磁石の配置の組合せについて説明する。
図7は永久磁石の着磁方向の組合せと、永久磁石6aが受けるX方向の力の関係を示す一覧表である。
表において、1行〜5行目では永久磁石8a,9aの着磁方向が異なり、1列〜3列目では永久磁石6aの着磁方向が異なる。
たとえば、前述した図6の構成は、1行2列目に該当し、永久磁石6aはX方向に力F2を受ける。
ここで、永久磁石の製造誤差による着磁方向の傾きは、磁石が対面する方向に対して一般には±15°以内と小さい。そのため、永久磁石6aの着磁方向のずれによる水平方向の外乱力と永久磁石8a,9aの着磁方向の傾きによる水平方向の外乱力とは概ね独立に発生するとみることができる。
すなわち、表において、5行1列目の力と1行2列目の力を足し合わせた力は、5行2列目の力と等しくなっている。
また、永久磁石8aの着磁方向の傾きによる水平方向の外乱力と、永久磁石9aの着磁方向の傾きによる水平方向の外乱力とは概ね独立に発生するとみることができる。
すなわち、2行1列目において永久磁石8aの着磁方向の傾きによる外乱力と永久磁石9aの着磁方向の傾きによる外乱力とは相殺されている。
ここで、図3で説明した構成について表を用いて説明する。図3において、磁石支持ユニット3aでは4行2列目の構成とし、磁石支持ユニット3bでは2行3列目の構成とし、それぞれの磁石支持ユニットで発生する外乱力を相殺させている。つまり、この例では磁石支持ユニット3a,3bをX方向に2つ配置して、永久磁石6aと永久磁石6bの着磁方向の向きを互いに逆にして、永久磁石8a(9a)と永久磁石8b(9b)の着磁方向の向きを互いに逆にしている。
その他の例について図8〜12を用いて説明する。図8〜10は永久磁石8a,9a,8b,9bの着磁方向にずれがあり、図11〜12は永久磁石6a,6bの着磁方向にずれがある。
図8では、磁石支持ユニット3aは図7における4行1列目の構成となっており、磁石支持ユニット3bは図7における2行1列目の構成となっている。すなわち、磁石支持ユニット3aにおいて、永久磁石6aと永久磁石8aとの間で発生するX方向の力と、永久磁石6aと永久磁石9aとの間で発生するX方向の力は互いに相殺されている。磁石支持ユニット3bにおいても同様である。
図9では、磁石支持ユニット3aは図7における5行1列目の構成となっており、磁石支持ユニット3bは図7における3行1列目の構成となっている。すなわち、磁石支持ユニット3aにおけるX方向の外乱力と磁石支持ユニット3bにおけるX方向の外乱力とが相殺されている。
図10では、磁石支持ユニット3a,3bともに図7における5行1列目の構成となっている。ここで、永久磁石6aと6bの着磁方向(極配置)を逆向きとすることによって、磁石支持ユニット3aと3bにおける外乱力を互いに相殺するようにしている。
図11では、磁石支持ユニット3aは図7における1行2列目の構成となっており、磁石支持ユニット3bは図7における1行3列目の構成となっている。すなわち、磁石支持ユニット3aにおけるX方向の外乱力と磁石支持ユニット3bにおけるX方向の外乱力とが相殺されている。
図12では、磁石支持ユニット3a,3bともに図7における1行2列目の構成となっている。ここで、永久磁石8a(9a)と永久磁石8b(9b)の着磁方向(極配置)を逆向きとすることによって、磁石支持ユニット3aと3bにおける外乱力を互いに相殺するようにしている。
以上のように、永久磁石と着磁方向の組合せ例を説明したが、これに限るものではなく様々な組合せが可能である。
次に永久磁石の着磁方向の測定方法と、磁石支持ユニットに用いる永久磁石の選定方法について説明する。
図5(b)および図5(d)を用いて説明したように、着磁方向が傾いている永久磁石では、直線C‐C’上および直線D−D’上とで磁束密度分布の曲線が異なる。説明のため、前者を曲線Bx1(実線)とし、後者を曲線Bx2(破線)とする。
永久磁石の着磁方向を測定するためには、曲線Bx1とBx2の差分をとった差分曲線Bx2−Bx1を描けばよい。いいかえると、この差分曲線は永久磁石の両面の磁束密度分布曲線の差分をとったものである。
図13は、この差分曲線Bx2−Bx1を示す図である。まず、差分曲線の極大値の位置と磁石中央の位置Zとの関係によって傾き方向がわかる。具体的には、極大値の位置が磁石中央よりも−Z方向側にあるときには−Z方向側(下向き)に傾いている。
ここで、極配置が逆の場合、つまり図5(b)における着磁方向の矢印が右向きではなくて左向きの場合には関係が逆になることに注意すべきである。すなわち、極大値の位置が磁石中央よりも+Z方向側にあるときには−Z方向側(下向き)に傾いている。
つぎに、差分曲線のピーク高さと着磁方向の傾き角度が概ね比例関係にあることを利用して、ピーク高さから傾き角度を算出することができる。本実施例では、着磁方向の傾き角度が−15°のときに、差分曲線のピーク高さは磁束密度分布曲線Bx1,Bx2のピーク高さの概ね40%となる。つまり、ピーク高さが40%以下になるように永久磁石を選定すれば、着磁方向の傾き角度が15°を小さくし、外乱力を小さくすることができる。
複数の永久磁石を選定する場合について図14を用いて説明する。たとえば図14(a)の永久磁石8a,9aを選定する際に、まず各永久磁石で得られる差分曲線を求める。そして、2つの差分曲線を足し合わせた総和曲線を描く。
図14(b),14(c)は各永久磁石の差分曲線と総和曲線を示す図である。永久磁石8aの差分曲線を実線、永久磁石9aの差分曲線を破線で示し、総和曲線を点線で示す。この総和曲線のピーク高さがゼロになるように2つの永久磁石を選定すれば、外乱力はほぼ相殺される。図14(b)は外乱力が完全に相殺された状態を示す図であり、図14(c)は外乱力が少し残った状態を示す図である。図14(b)の状態が理想的であるが、実用上は図14(c)の状態でもよく、総和曲線のピーク高さが差分曲線の10%以下になるようにすれば十分外乱力を低減することができる。なお、要求される精度によってはこの総和曲線のピーク高さが各永久磁石の磁場分布曲線の40%以下にすればよい。
上述の永久磁石の選定方法は、図14(a)の構成に限るものではなく、図7のいずれの構成においても適用できる。すなわち、1つの磁石支持ユニットの永久磁石8a,9aにおいて適用できるだけでなく、2つの磁石支持ユニットの永久磁石6a,6bにおいても適用できる。また、永久磁石は2つ選定する場合にかぎらず、4つ選定する場合にも適用できる。
以下、永久磁石を4つ選定する場合について説明する。たとえば図9(a)の構成の場合である。永久磁石8a,9a,8b,9bによる外乱力を装置全体として打ち消しあう必要がある場合である。各永久磁石から発生する外乱力は概ね独立とみることができるため、外乱力の総和を小さくするためには、各永久磁石の差分曲線を足し合わせた総和曲線のピークを小さくすればよい。図15は各永久磁石の差分曲線と、総和曲線を示す図である。永久磁石8aの差分曲線を実線、永久磁石9aの差分曲線を破線、永久磁石8bの差分曲線を一点鎖線、永久磁石9bの差分曲線を二点鎖線、総和曲線を点線で示す。この総和曲線のピークがゼロに近づくように各永久磁石を選定すればよい。また、総和曲線のピークが各永久磁石の差分曲線のピークの10%以下になるようにすれば十分外乱力を低減することができる。
上記の永久磁石の選定方法は図9(a)の構成にかぎるものではない。すなわち、図8(a)や図10(a)にも適用できるし、それ以外の構成にも適用できる。各永久磁石から発生する外乱力は概ね独立であるため、各永久磁石の順番を変えても装置全体としての外乱力は概ね同じためである。ただし、図9(a)の構成の場合には、ステージ可動部1に引っ張りまたは圧縮の力が働くことに注意すべきである。
本実施例では、水平方向に対する着磁方向の傾きを考慮したが、水平面内における対面方向に対する着磁方向の傾きも存在し、それによって外乱力が発生する。この場合にも、水平方向に対する着磁方向の傾きと同様にして外乱力を低減することができる。具体的には、水平面内で各永久磁石の両面における磁束密度分布を求めて、その差分曲線を算出すればよい。
なお、本実施例では、磁石支持ユニットは4つ設けられているが、3つで構成してもよい。
(実施例2)
実施例2の構成について図16(a),(b)を用いて説明する。特に言及しない箇所については実施例1と同様であるものとする。実施例2では、実施例1における永久磁石8aを永久磁石18a,28aの2つを重ねて構成している点が実施例1と異なる。このように永久磁石を2つ重ねることで、この永久磁石2つで外乱力を相殺することができる。同様に永久磁石9aを永久磁石19a,29aにして、永久磁石8bを永久磁石18b,28bとして、永久磁石9bを永久磁石19b,29bとしている。
また図16(b)では永久磁石6aを16a,26aの2つを重ねて構成しており、永久磁石6bを永久磁石16b,26bを重ねて構成している。
2つの永久磁石の選定方法は、実施例1で説明した方法をそのまま適用することができる。つまり、それぞれの永久磁石の差分曲線を足し合わせた総和曲線のピーク高さを小さくするように選ぶことによって、外乱力を低減することができる。
(実施例3)
実施例3の構成について図17(a)〜(c)を用いて説明する。特に言及しない箇所については実施例1と同様であるものとする。実施例1および実施例2では、ステージを支持する磁石支持ユニットにおいて力発生装置を適用しているが、実施例3ではステージを加減速するための磁石加速ユニットにおいて力発生装置を適用している。
ステージ装置は、ステージ可動部11と、ステージ固定部12と、ステージ可動部11の加減速を行う2つの磁石加速ユニット13と、ステージ固定部12に対してステージ可動部11を駆動するリニアモータ(不図示)等を備える。
磁石加速ユニット13は、ステージ可動部11に設けられた永久磁石14と、ステージ固定部12に設けられた永久磁石15,17とを備える。永久磁石15,17は、永久磁石14を非接触で挟み込むように配置され、永久磁石14と同極が対面するように配置される。このような構成により、ステージ可動部11はこれらの磁石の反発力を利用して矢印Fの方向に加速される。
ここで、実施例1と同様の考え方を用いて、永久磁石15および17を選定することによって、Y方向以外に発生する外乱力を低減した磁石加速ユニットを提供することができる。図17(b)および(c)は実施例2と同様の考え方を適用したものである。図17(b)では、永久磁石14を永久磁石24,34の2つを重ねて構成している。図17(b)では、永久磁石15を永久磁石25,35の2つを重ねて構成しており、永久磁石17を永久磁石27,37の2つを重ねて構成している。このようにすることで、重ねた永久磁石で外乱力を相殺することができる。
(本発明を適用した露光装置の例)
図18は、上述の実施例の構成を適用した露光装置の概略を示す図である。
以下、本発明の力発生装置が適用される例示的な露光装置を説明する。露光装置は図18に示すように、照明装置501、レチクル(原版)を搭載したレチクルステージ502、投影光学系503、ウエハ(基板)を搭載したウエハステージ504とを有する。露光装置は、レチクルに形成された回路パターンをウエハに投影露光するものであり、ステップアンドリピート投影露光方式またはステップアンドスキャン投影露光方式であってもよい。
照明装置501は回路パターンが形成されたレチクルを照明し、光源部と照明光学系とを有する。光源部は、例えば、光源としてレーザを使用する。レーザは、波長約193nmのArFエキシマレーザ、波長約248nmのKrFエキシマレーザ、波長約153nmのF2エキシマレーザなどを使用することができるが、レーザの種類はエキシマレーザに限定されず、例えば、YAGレーザを使用してもよいし、そのレーザの個数も限定されない。光源にレーザが使用される場合、レーザ光源からの平行光束を所望のビーム形状に整形する光束整形光学系、コヒーレントなレーザ光束をインコヒーレント化するインコヒーレント化光学系を使用することが好ましい。また、光源部に使用可能な光源はレーザに限定されるものではなく、一又は複数の水銀ランプやキセノンランプなどのランプも使用可能である。
照明光学系はマスクを照明する光学系であり、レンズ、ミラー、ライトインテグレーター、絞り等を含む。
投影光学系503は、複数のレンズ素子のみからなる光学系、複数のレンズ素子を少なくとも一枚の凹面鏡とを有する光学系(カタディオプトリック光学系)、複数のレンズ素子と少なくとも一枚のキノフォームなどの回折光学素子とを有する光学系、全ミラー型の光学系等を使用することができる。
レチクルステージ502およびウエハステージ504は、たとえばリニアモータによって移動可能である。ステップアンドスキャン投影露光方式の場合には、それぞれのステージは同期して移動する。また、レチクルのパターンをウエハ上に位置合わせするためにウエハステージおよびレチクルステージの少なくともいずれかに別途アクチュエータを備える。
上述の実施例1乃至3のステージ装置は、このウエハステージまたはレチクルステージにおいて好適に用いられる。具体的な形態については図21や図22において説明したとおりであるが、この形態に限定されない。
このような露光装置は、半導体集積回路等の半導体デバイスや、マイクロマシン、薄膜磁気ヘッド等の微細なパターンが形成されたデバイスの製造に利用されうる。
(上述の露光装置を用いたデバイス製造方法の例)
次に、図19及び図20を参照して、上述の露光装置を利用したデバイス製造方法の実施例を説明する。図19は、デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。ここでは、半導体チップの製造方法を例に説明する。
ステップS1(回路設計)では半導体デバイスの回路設計を行う。ステップS2(マスク製作)では設計した回路パターンに基づいてマスクを製作する。ステップS3(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップS4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、マスクとウエハを用いて、上記の露光装置によりリソグラフィ技術を利用してウエハ上に実際の回路を形成する。ステップS5(組み立て)は、後工程と呼ばれ、ステップS4によって作製されたウエハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の組み立て工程を含む。ステップS6(検査)では、ステップS5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、それが出荷(ステップS7)される。
図20は、ステップ4のウエハプロセスの詳細なフローチャートである。ステップS11(酸化)では、ウエハの表面を酸化させる。ステップS12(CVD)では、ウエハの表面に絶縁膜を形成する。ステップS13(電極形成)では、ウエハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップS14(イオン打ち込み)では、ウエハにイオンを打ち込む。ステップS15(レジスト処理)では、ウエハに感光剤を塗布する。ステップS16(露光)では、露光装置によってマスクの回路パターンをウエハに露光する。ステップS17(現像)では、露光したウエハを現像する。ステップS18(エッチング)では、現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップS19(レジスト剥離)では、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行うことによってウエハ上に多重に回路パターンが形成される。
実施例1におけるステージ装置の概略構成を示す図である。 永久磁石の着磁方向の理想状態を示す図である。 実際の永久磁石の着磁方向を示す図である。 理想状態における力発生のメカニズムを説明する図である。 実際の力発生のメカニズムを説明する図である。 永久磁石6aの着磁方向に傾きをもつ例を示す図である。 永久磁石の着磁方向の組合せと、永久磁石6aが受けるX方向の力の関係を示す図である。 図7における4行1列目と2行1列目を組み合わせた例を示す図である。 図7における5行1列目と3行1列目を組み合わせた例を示す図である。 図7における5行1列目を極配置を逆にして組み合わせた例を示す図である。 図7における1行2列目と1行3列目を組み合わせた例を示す図である。 図7における1行2列目を極配置を逆にして組み合わせた例を示す図である。 Bx2−Bx1の差分曲線を示す図である。 永久磁石の配置と、その差分曲線と総和曲線を示す図である。 永久磁石を4つ配置したときの差分曲線と総和曲線を示す図である。 永久磁石を2つ重ねた構成を示す図である。 力発生装置をステージ可動部の加速に用いた構成を示す図である。 露光装置の概略図である。 デバイス製造方法を示す図である。 ウエハプロセスを示す図である。 特許文献1に記載の従来例を示す図である。 特許文献2に記載の従来例を示す図である。
符号の説明
1 ステージ可動部
2 ステージ固定部
3a,3b,3c,3d 磁石支持ユニット
4 リニアモータ
5a 支持部材
6a,6b 永久磁石
7a 支持部材
8a,9a,8b,9b 永久磁石
11 ステージ可動部
12 ステージ固定部
14,24,34 永久磁石
15,25,35,17,27,37 永久磁石
16a,26a,16b,26b 永久磁石
18a,19a,28a,29a,18b,19b,28b,29b 永久磁石
501 照明光学系
502 レチクルステージ
503 投影光学系
504 ウエハステージ

Claims (8)

  1. 対象物に磁気反発力を付与する力発生装置であって、
    前記対象物に固定された第1永久磁石と、
    前記第1永久磁石を非接触で挟み込むように配置され、前記第1永久磁石と同極が対面するように配置された第2および第3永久磁石とを備え、
    前記第2および第3永久磁石の着磁方向が、前記第1永久磁石との対面方向に対して互いに逆向きに傾いていることを特徴とする力発生装置。
  2. 前記第2永久磁石の両面の磁束密度分布曲線の差分をとった差分曲線と、前記第3永久磁石の両面の磁束密度分布曲線の差分をとった差分曲線とを足し合わせた総和差分曲線のピーク値は、前記第2および第3永久磁石の磁束密度分布曲線のピーク値の40%以下であることを特徴とする請求項1に記載の力発生装置。
  3. 対象物に固定された第1永久磁石と、
    前記第1永久磁石を非接触で挟み込むように配置され、前記第1永久磁石と同極が対面するように配置された第2および第3永久磁石とを備えた力発生ユニットを複数備えた力発生装置であって、
    前記第1永久磁石の両面の磁束密度分布曲線の差分をとった差分曲線をすべての力発生ユニットにおいて足し合わせた総和差分曲線のピーク値は、前記第1永久磁石の磁束密度分布曲線のピーク値の40%以下であることを特徴とする力発生装置。
  4. 前記第2永久磁石の両面の磁束密度分布曲線の差分をとった差分曲線と、前記第3永久磁石の両面の磁束密度分布曲線の差分をとった差分曲線と、をすべての力発生ユニットにおいて足し合わせた総和差分曲線のピーク値は、前記第2永久磁石および第3永久磁石の磁束密度分布曲線のピーク値の40%以下であることを特徴とする請求項3に記載の力発生装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の力発生装置を用いてステージ可動部をステージ固定部に対して支持し、前記第1永久磁石は前記ステージ可動部側に固定され、前記第2および第3永久磁石は前記ステージ固定部側に固定されることを特徴とするステージ装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の力発生装置を用いてステージ可動部をステージ固定部に対して加減速し、前記第1永久磁石は前記ステージ可動部側に固定され、前記第2および第3永久磁石は前記ステージ固定部側に固定されることを特徴とするステージ装置。
  7. 請求項5または6に記載のステージ装置を備え、
    前記ステージ可動部を搭載した基板に露光処理を行うことを特徴とする露光装置。
  8. 請求項7に記載の露光装置を用いて基板に露光を行う工程と、
    露光された基板を現像する工程とを備えることを特徴とするデバイス製造方法。
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