JP5057517B2 - 半導体装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置に関し、特に1セル当たり2ビットの情報を記憶することのできる不揮発性メモリセルを備えた半導体装置に関する。
近年、半導体装置に搭載される不揮発性半導体メモリの大容量化が進められている。大容量化のための方法の一つとして、1セル当たり2ビットの情報を記憶することのできる不揮発性メモリセルが開発されている。また、メモリセルに関連付けられた2つのリファレンスセルからリファレンス用の閾値電圧を生成し、メモリセルの閾値電圧と比較することによりデータの読み出しを行う方式(以下、ダイナミックリファレンス方式)を採用した半導体装置が開発されている。
特許文献1には、従来のダイナミックリファレンス方式のデータ読み出しを改良した不揮発性メモリが開示されている。特許文献2には、データ読み出し時に参照される基準メモリセルの閾値電圧を検査する検査セルを備えた不揮発性メモリが開示されている。特許文献3には、ダイナミックリファレンス方式の不揮発性メモリにおいて、第1のリファレンスセルの閾値に応じて第2のリファレンスセルの閾値を設定する構成が開示されている。
WO2004/097839 A1 特開2002−334589号公報 特開2003−257188号公報
1セル当たり2ビットの情報を記憶することのできる不揮発性メモリにおいて、従来のダイナミックリファレンス方式のデータ読み出しを行う場合、リファレンスセルとメモリセルとの間で閾値電圧のミスマッチが生じ、データの読み出しが不安定になる場合があった。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、メモリセルとリファレンスセルとの閾値電圧のミスマッチを解消し、データの読み出しを安定して行うことができる半導体装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、セル内の隔離された記憶領域にデータを独立して記憶することにより、1セルあたり2ビットのデータを記憶する複数のメモリセルと、前記複数のメモリセルにより共有され、前記記憶領域の消去状態に対応する第1リファレンスセルと、前記複数のメモリセルにより共有され、前記記憶領域のプログラム状態に対応する第2リファレンスセルと、データ読み出し時には、前記第1リファレンスセル及び前記第2リファレンスセルの閾値からリファレンス閾値を生成し、前記複数のメモリセルのうちデータ読み出し対象となる前記記憶領域の閾値と、前記リファレンス閾値とを比較することによりデータの読み出しを行い、前記第2リファレンスセルのプログラム時には、第1閾値をベリファイに用いてプログラムを行い、前記第2リファレンスセルのリフレッシュ時には、前記第1閾値より低い第2閾値をベリファイに用いてリフレッシュを行い、前記複数のメモリセルのプログラム時には、前記複数のメモリセルのうちプログラム対象となる少なくとも1以上のプログラム対象セルに対し、前記第2リファレンスセルの閾値をベリファイに用いてプログラムを行うと共に、前記複数のメモリセルのうちリフレッシュ対象となるリフレッシュ対象セルに対し、前記第2リファレンスセルの閾値をベリファイに用いてリフレッシュを行う制御部と、を具備することを特徴とする半導体装置である。本発明によれば、第2リファレンスセルの閾値電圧を適切に設定すると共に、メモリセルと第2リファレンスセルとの閾値電圧のミスマッチを低減することができるため、データの読み出しの安定性を向上させることができる。
上記構成において、前記制御部は、データ消去時には、前記複数のメモリセル、前記第1リファレンスセル、及び前記第2リファレンスセルを一括して消去した後に、前記第2リファレンスセルに対し前記第1閾値をベリファイに用いてプログラムを行う構成とすることができる。この構成によれば、プログラム動作にかかる時間を短縮することができる。
上記構成において、前記制御部は、データ消去時には、前記複数のメモリセル、前記第1リファレンスセル、及び前記第2リファレンスセルを一括して消去し、前記消去後に、前記複数のメモリセルに初めてプログラムを行う際に、前記第2リファレンスセルに対し前記第1閾値をベリファイに用いてプログラムを行う構成とすることができる。この構成によれば、消去動作にかかる時間を短縮することができる。
上記構成において、前記制御部は、データプログラム時には、前記第2閾値より低い第3閾値を用いて前記第2リファレンスセルのベリファイを行い、前記第2リファレンスセルの閾値が前記第3閾値より低い場合には、前記第2リファレンスセルに対し前記第1閾値をベリファイに用いてプログラムを行い、前記第2リファレンスセルの閾値が前記第3閾値より高い場合には、前記第2リファレンスセルに対し前記第2閾値をベリファイに用いてリフレッシュを行う構成とすることができる。この構成によれば、消去動作にかかる時間を短縮することができる。
上記構成において、前記第1閾値を設定する第3リファレンスセルと、前記第2閾値を設定する第4リファレンスセルと、前記第3閾値を設定する第5リファレンスセルと、を具備する構成とすることができる。この構成によれば、第3閾値によるベリファイに続いて、第1閾値または第2閾値によるベリファイを連続的に行うことができる。
上記構成において、前記複数のメモリセル、前記第1リファレンスセル、及び前記第2リファレンスセルは、同一ワードライン上に設けられている構成とすることができる。
上記構成において、前記第1リファレンスセル及び前記第2リファレンスセルは、セル内の隔離された2つの記憶領域にデータを独立して記憶することにより、1セルあたり2ビットのデータを記憶し、前記2つの記憶領域のうち一方はプログラム状態に、他方は消去状態に設定されている構成とすることができる。この構成によれば、メモリセルとリファレンスセルとの閾値電圧のミスマッチをさらに低減することができるため、データの読み出し動作の安定性をさらに向上させることができる。
本発明は、メモリセル内の隔離された領域にデータを独立して記憶することにより、1メモリセルあたり2ビットのデータを記憶する複数のメモリセルと、前記複数のメモリセルの消去状態に対応する第1リファレンスセルと、前記複数のメモリセルのプログラム状態に対応する第2リファレンスセルと、を具備する半導体装置の制御方法であって、前記第1リファレンスセル及び前記第2リファレンスセルの閾値からリファレンス閾値を生成するステップと、前記複数のメモリセルのうちデータ読み出し対象となる前記記憶領域の閾値と、前記リファレンス閾値とを比較することによりデータの読み出しを行うステップと、前記第2リファレンスセルを、第1閾値をベリファイに用いてプログラムするステップと、前記第2リファレンスセルを、前記第1閾値より低い第2閾値をベリファイに用いてリフレッシュするステップと、前記複数のメモリセルのうちプログラム対象となる少なくとも1以上のプログラム対象セルに対し、前記第2リファレンスセルの閾値をベリファイに用いてプログラムを行うステップと、前記複数のメモリセルのうちリフレッシュ対象となるリフレッシュ対象セルに対し、前記第2リファレンスセルの閾値をベリファイに用いてリフレッシュを行うステップと、を具備することを特徴とする半導体装置の制御方法である。本発明によれば、第2リファレンスセルの閾値電圧を適切に設定すると共に、メモリセルと第2リファレンスセルとの閾値電圧のミスマッチを低減することができるため、データの読み出しの安定性を向上させることができる。
上記構成において、前記複数のメモリセル、前記第1リファレンスセル、及び前記第2リファレンスセルを一括して消去する消去ステップを具備し、前記第2リファレンスセルを、前記第1閾値をベリファイに用いてプログラムするステップは、前記消去ステップの際に行う構成とすることができる。この構成によれば、プログラム動作にかかる時間を短縮することができる。
上記構成において、前記複数のメモリセル、前記第1リファレンスセル、及び前記第2リファレンスセルを一括して消去する消去ステップを具備し、前記第2リファレンスセルを、前記第1閾値をベリファイに用いてプログラムするステップは、前記消去ステップの後に前記複数のメモリセルに初めてプログラムを行う際に行う構成とすることができる。この構成によれば、消去動作にかかる時間を短縮することができる。
本発明によれば、第2リファレンスセルの閾値電圧を適切に設定すると共に、メモリセルと第2リファレンスセルとの閾値電圧のミスマッチを低減することができるため、データの読み出しの安定性を向上させることができる。
まず、本発明が解決すべき課題を明確にする。図1(a)を参照に、1セルあたり2ビットの情報を記憶することができる不揮発性メモリセルMCの構成について説明する。例えばシリコンからなる半導体基板10の表面に、拡散工程により入出力端子であるソース領域14及びドレイン領域12が形成されている。ソース領域14及びドレイン領域12に挟まれた領域の上方には、制御端子であるゲート16が形成されている。ゲート16と半導体基板10との間には、層間絶縁膜18、トラップ層20、及びゲート絶縁膜22からなるONO膜24(酸化膜‐窒化膜‐酸化膜の積層膜)が形成されている。ここで、層間絶縁膜18及びゲート絶縁膜22は、例えば酸化シリコンからなる酸化膜であり、トラップ層20は、例えば窒化シリコンからなる窒化膜である。
メモリセルMCは、トラップ層20への電荷の注入(プログラム)あるいはトラップ層20からの電荷の引き抜き(消去)による、閾値電圧の変化によりデータを記憶する。また、トラップ層20は絶縁体であるため、注入された電荷は移動せず同じ場所に留まる。これにより、トラップ層20内の隔離された領域に、データ独立して記憶することができる。図1(a)を参照に、トラップ層20は第1記憶領域30及び第2記憶領域32を有し、それぞれに1ビットずつのデータを記憶することができる。メモリセルMCとしては、1セル当たり2ビットのデータを記憶することができる。
図1(a)を参照に、第1記憶領域30へのプログラム時は、ゲート16及びドレイン領域12を高電位、ソース領域14は低電位とし、ホットエレクトロン注入により矢印の方向に電荷34(電子)の注入を行う。図1(b)を参照に、第1記憶領域30のデータ消去時には、ゲート16を低電位、ドレイン領域12を高電位とし、ホットホール注入により矢印の方向に電荷34の引き抜きを行う。
第1記憶領域30からのデータ読み出しは、ドレイン領域12及びソース領域14を入れ替え、逆方向の電圧を印加すると共に、ゲート16にプログラム時より低い電圧を印加することにより行う。図1(c)を参照に、第1記憶領域30が電荷34の注入されたプログラム状態である場合には、閾値電圧が高い状態にあるため、矢印の方向に流れようとする電流が、第1記憶領域30の付近(図中の×印)で妨げられ、論理“0”が読み出される。一方、図1(d)を参照に、第1記憶領域30が電荷34の注入されていない消去状態である場合には、閾値電圧が低い状態にあるため矢印の方向に電流が流れ、論理“1”が読み出される。
以上のように、メモリセルMCの第1記憶領域30に対し、データのプログラム、消去、及び読み出しを行うことができる。第2記憶領域32に対するこれらの操作は、第1記憶領域30に対するプログラム、消去、及び読み出し動作のそれぞれと、ドレイン領域12及びソース領域14を入れ替え、印加する電圧の方向を逆転させることで同様に行うことができる。
メモリセルMCは、第1記憶領域30及び第2記憶領域32に独立して1ビットのデータを記憶するものであり、図2(a)〜(d)に示す4通りの状態を取りうる。図2(a)を参照に、第1記憶領域30及び第2記憶領域32のいずれもが消去状態(論理“1”)である場合を“11”と定義する。図2(b)を参照に、第1記憶領域30及び第2記憶領域32のいずれもがプログラム状態(論理“0”)である場合を“00”と定義する。図2(c)を参照に、第1記憶領域30が消去状態であり、第2記憶領域32がプログラム状態である場合を“10”と定義する。図2(d)を参照に、第1記憶領域30がプログラム状態であり、第2記憶領域32が消去状態である場合を“01”と定義する。
また、本明細書中「プログラム」とは、消去状態“1”にある記憶領域に対し電荷の注入を行い、閾値電圧をプログラム状態“0”まで上昇させることをいう。これに対し後述する「リフレッシュ」とは、既にプログラム状態“0”にある記憶領域のうち、閾値電圧の低下した記憶領域に対し再度電荷の注入を行い、閾値電圧を回復させることをいう。
次に、ダイナミックリファレンス方式のデータ読み出しについて説明する。図3(a)を参照に、ワードラインWL上に設けられた複数のメモリセルMCが、読み出しデータ判定用の第1リファレンスセルRC1及び第2リファレンスセルRC2を共有している。図3(b)を参照に、第1リファレンスセルRC1の閾値は、メモリセルMCの消去状態であるMC“1”に対応する。第2リファレンスセルRC2の閾値は、メモリセルMCのプログラム状態であるMC“0”に対応する。第1リファレンスセルRC1及び第2リファレンスセルRC2の閾値の平均から生成されるリファレンス閾値REFは、MC“1”及びMC“0”の中間に位置する。リファレンス閾値REFと、メモリセルMCの閾値MC“1”及びMC“0”を比較することにより、データの読み出しを行うことができる。
ダイナミックリファレンス方式では、1つのメモリセルMCが消去されるたびに、同一ワードラインWL上の全てのメモリセルMCと、第1リファレンスセルRC1及び第2リファレンスセルRC2が同時に消去される。また、1つのメモリセルMCがプログラムされるたびに、同一ワードラインWL上の全てのメモリセルMCのうち、プログラム状態にあるメモリセルMCと、第2リファレンスセルRC2がリフレッシュされる。これにより、メモリセルMC、第1リファレンスセルRC1、及び第2リファレンスセルRC2のセル特性(例えば、劣化によるチャージロス特性及びチャージゲイン特性の変化など)を揃えることができるため、データの読み出しを継続的に安定して行うことができる。
次に、従来のダイナミックリファレンス方式のデータ読み出しを改良した不揮発性メモリについて説明する。図4(a)は、“10”状態にあるメモリセルMCの“0”側をリフレッシュする状態を示した断面模式図である。“0”側である第2記憶領域32には既に電荷34が注入されている。ここに、リフレッシュ時の電圧印加により、矢印の方向にさらに電荷が注入された場合、第2記憶領域32は電荷過剰によるオーバープログラム状態となる。その結果、図4(b)中の矢印で示すように、“1”状態にある反対側の第1記憶領域30の閾値電圧MC“1”が上昇し、リファレンス閾値REFとの読み出しマージン50が小さくなるため、データの読み出し動作が不安定になる場合があった。
そこで、図4(c)に示すように、新規データのプログラム時には第1の閾値であるプログラム閾値PRGVを用いてベリファイを行い、既存データのリフレッシュ時にはプログラム閾値PRGVより低い第2の閾値であるリフレッシュ閾値REFVを用いてベリファイを行う。これにより、プログラム後の閾値電圧の分布はPMC“0”及びPRC2となる。また、リフレッシュ後の閾値電圧の分布はRMC“0”及びRRC2となる。この構成によれば、リフレッシュ時にはチャージロスの少ない記憶領域への電荷の注入が行われないため、“0”側のオーバープログラミング及び“1”側の閾値電圧の上昇を抑制することができる。
図5(a)を参照に、上記構成においては、“10”状態にあるメモリセルMCの“0”側をリフレッシュする場合には、リフレッシュ閾値REFVでベリファイを行うため、“1”側の閾値電圧MC“1”はほとんど上昇せず、読み出しマージン50を十分に確保することができる。しかし、図5(b)を参照に、“11”状態にあるメモリセルMCの一方をプログラム(新規データ書き込み)する場合には、リフレッシュ閾値REFVより高いプログラム閾値PRGVでベリファイを行うため、他方の“1”側の閾値電圧MC“1”が上昇し(図中の矢印参照)、読み出しマージン50が十分に確保できない場合がある。特に、消去後に長時間放置されたメモリセルMCにプログラムを行う場合には、リファレンスセルRCとメモリセルMCとの間で閾値電圧のミスマッチが生じやすく、データの読み出しが不安定になることが多い。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、メモリセルとリファレンスセルとの閾値電圧のミスマッチを解消し、データの読み出しを安定して行うことができる半導体装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
以下、図面を用い本発明に係る実施例について説明する。
図6は実施例1に係る半導体装置の構成を示したブロック図である。記憶領域であるメモリセルアレイ60は、データを記憶するためのメモリセル領域62と、リファレンスを記憶するためのダイナミックリファレンス領域64からなる。メモリセルアレイ60には、第1の方向に複数のビットラインBLが設けられ、第1の方向と交差する第2の方向に複数のワードラインWLが設けられている。1本のワードライン(例えば、WL1)には、メモリセル領域62において複数のメモリセルMCの制御端子がそれぞれ接続され、ダイナミックリファレンス領域64において第1リファレンスセルRC1及び第2リファレンスセルRC2の制御端子がそれぞれ接続されている。すなわち、複数のメモリセルMCからなるメモリセル列MCRは、第1リファレンスセルRC1及び第2リファレンスセルRC2と同一のワードライン上に設けられ、RC1及びRC2を共有している。メモリセルMC及びリファレンスセルRCの入出力端子は、隣接する2本のビットラインBLのそれぞれに接続されている。
メモリセルMC、第1リファレンスセルRC1、及び第2リファレンスセルRC2の構造は、図1(a)に示したメモリセルMCの構造と同一であり、セル内の隔離された領域(第1記憶領域30及び第2記憶領域32)にデータを独立して記憶することにより、1セル当たり2ビットのデータを記憶することができる。第1リファレンスセルRC1は、メモリセルMCの消去状態に対応し、メモリセルMC内の記憶領域のうち“1”状態にある記憶領域と同等の閾値電圧に設定される。第2リファレンスセルRC2は、メモリセルMCのプログラム状態に対応し、メモリセルMC内の記憶領域のうち“0”状態にある記憶領域と同等の閾値電圧に設定される。
図6を参照に、メモリセルアレイ60のビットラインBLはコラムアドレスデコーダ66に、ワードラインWLはロウアドレスデコーダ68にそれぞれ接続されている。コラムアドレスデコーダ66及びロウアドレスデコーダ68は、外部からアドレスバッファ72を介して供給されるアドレス信号に応じて、メモリセルMCまたはリファレンスセルRCを選択する。また、コラムアドレスデコーダ66及びロウアドレスデコーダ68は、電圧供給回路74から供給されるデータのプログラム、リフレッシュ、消去、及び読み出しのための電圧を、選択されたメモリセルMC及びリファレンスセルRCに対応する、ビットラインBL及びワードラインWLに印加する。
書き込み/読み出し回路76は、内部のセンスアンプ(不図示)において、メモリセル領域62またはダイナミックリファレンス領域64から出力される信号と、ダイナミックリファレンス領域64または外部リファレンス領域79から出力されるリファレンス信号とを比較することにより、データの読み出しまたはベリファイを行い、結果をデータラッチ77へと出力する。また、プログラム動作時には、データラッチ77から入力されたデータをメモリセルアレイ60へと入力する。データラッチ77は、書き込み/読み出し回路76から入力されたデータを入出力回路78及び制御部70へと出力する。入出力回路78は、外部とのデータのやり取りを行う。
制御部70は、外部からのコマンド及びデータラッチ77からの入力データに応じて、アドレスバッファ72及び電圧供給回路74を制御することで、メモリセルアレイ60に対するデータのプログラム、消去、及び読み出し動作を制御する。特に、後述するデータのプログラム時及びリフレッシュ時には、ベリファイに用いるリファレンスセルの選択を行うとともに、書き込み/読み出し回路76におけるベリファイ結果に基づいて、セルに印加する電圧の制御を行う。
また、メモリセルアレイ60の外側には外部リファレンス領域79が設けられている。外部リファレンス領域79は、第1閾値電圧であるプログラム閾値PRGVを設定する第3リファレンスセルRC3、第2閾値電圧であるリフレッシュ閾値REFVを設定する第4リファレンスセルRC4、及び第3閾値電圧である読み出し閾値READVを設定する第5リファレンスセルRC5を含む。これらのリファレンスセルからの出力は書き込み/読み出し回路76へと入力され、第2リファレンスセルRC2のプログラム時またはリフレッシュ時に参照される。
図7を参照に、実施例1に係る半導体装置の消去動作について説明する。最初に、制御部70が、同一ワードラインWL上にある複数のメモリセルMC、第1リファレンスセルRC1、及び第2リファレンスセルRC2を一括して消去する(ステップS10)。具体的には、消去対象となるメモリセルMCが接続されたワードラインWLを低電位に設定すると共に、全てのビットラインBLを高電位に設定し、図1(b)に示したホットホール注入によりメモリセルMCから電荷を引き抜く。これにより、消去対象となった全てのメモリセルMC、第1リファレンスセルRC1、及び第2リファレンスセルRC2が“11”状態に設定される。
次に、制御部70が、第2リファレンスセルRC2に対しプログラムを行う(ステップS12)。これにより、第2リファレンスセルRC2の記憶領域のうち、少なくとも一方が“0”状態となり、メモリセルMCのプログラム状態に対応する。一方、第1リファレンスセルRC1の記憶領域は、少なくとも一方が“1”に設定され、メモリセルMCの消去状態に対応する。第2リファレンスセルRC2のプログラムベリファイには、第3リファレンスセルRC3により設定されるプログラム閾値PRGVを用いる。プログラム閾値PRGVは、後述するリフレッシュ閾値REFVより高く設定されている。以上のように、実施例1においては、第2リファレンスセルRC2へのプログラムは消去動作時に行われる。
実施例1に係る半導体装置のプログラム動作について説明する。実施例1に係る半導体装置は、図3(a)及び(b)にて説明した従来例と同じダイナミックリファレンス方式を採用する。すなわち、図6を参照に、メモリセル列MCRに含まれる消去状態(“1”状態)のメモリセルMCにプログラムが行われると同時に、メモリセル列MCRのうち既にプログラム状態(“0”状態)にあるメモリセルMCの全てがリフレッシュされる。また、第2リファレンスセルRC2も同時にリフレッシュされる。ここで、複数のメモリセルMCのうち、新規にプログラム対象となるメモリセルMCをプログラム対象セルPMCと定義する。また、既にプログラム状態にあり、リフレッシュ対象となるメモリセルMCをリフレッシュ対象セルRMCと定義する。プログラム時には、少なくとも1以上のメモリセルMCがプログラム対象セルPMCとなる。
図8は実施例1に係る半導体装置のプログラム動作を示したフローチャートである。図6及び図8を参照に、最初に制御部70が、プログラム対象セルPMCへ記憶する新規データの入力を行う(ステップS20)。具体的には、制御部70が入出力回路78を介して、新規データをデータラッチ77へと格納する。次に、制御部70が、リフレッシュ対象セルRMCから既に記憶されているデータの読み出しを行う(ステップS22)。ここで、データの読み出しは、図9に示すダイナミックリファレンス方式による。
図9は実施例1に係る半導体装置の読み出し動作を示したフローチャートである。図6及び図9を参照に、最初に制御部70が、第1リファレンスセルRC1の閾値を取得する(ステップS30)。詳細には、第1リファレンスセルRC1の記憶領域のうち、消去状態“1”に設定された記憶領域の閾値電圧を、電流信号又は電圧信号として取得する。次に、制御部70が、第2リファレンスセルRC2の閾値を取得する(ステップS32)。詳細には、第2リファレンスセルRC2の記憶領域のうち、プログラム状態“0”に設定された記憶領域の閾値電圧を、電流信号又は電圧信号として取得する。
次に、制御部70が、ステップS30及びS32で取得した閾値から、リファレンス閾値REFを生成する(ステップS34)。実施例1におけるリファレンス閾値REFは、第1リファレンスセルRC1の閾値電圧と、第2リファレンスセルRC2の閾値電圧の平均値である。リファレンス閾値REFは、メモリセルMCの消去状態及びプログラム状態の間の閾値電圧に相当するものであれば、他の形態であってもよい。例えば、第1リファレンスセルRC1の閾値電圧及び第2リファレンスセルRC2の閾値電圧の加重平均を用いることができる。
次に、制御部70が、読み出し対象となるメモリセルMCの閾値を取得する(ステップS36)。詳細には、読み出し対象となるメモリセルMCの記憶領域のうち、読み出し対象となる記憶領域の閾値電圧を、電流信号又は電圧信号として取得する。制御部70は、メモリセルMCの閾値、及びステップS34で生成されたリファレンス閾値REFを、共に図6の書き込み/読み出し回路76へと入力する。
次に制御部70が、書き込み/読み出し回路76に対し、ステップS36において取得したメモリセルMCの閾値を、ステップS34において生成したリファレンス閾値REFと比較させる(ステップS38)。メモリセルMCの閾値がリファレンス閾値REFより大きい場合には、読み出し結果は“0”となる。メモリセルMCの閾値がリファレンス閾値REFより小さい場合には、読み出し結果は“1”となる。最後に、制御部70は、比較結果の出力を行う(ステップS39)。具体的には、制御部70が、書き込み/読み出し回路76に対し、比較結果をデータラッチ77へと出力させる。さらに、制御部70は、データラッチ76から入出力回路78を介して、データを外部へと出力させる。以上で、データの読み出し動作が終了する。
再び図6及び図8を参照に、ステップS22において制御部70が、リフレッシュ対象セルRMCから読み出されたデータをデータラッチ77へと格納する。次に、制御部70が、第2リファレンスセルRC2に対しリフレッシュを行う(ステップS24)。第2リファレンスセルRC2のリフレッシュベリファイには、第4リファレンスセルRC4により設定されるリフレッシュ閾値REFVを用いる。リフレッシュ閾値REFVは、プログラム閾値PRGVより低く設定されている。これにより、第2リファレンスセルRC2の“0”状態の記憶領域におけるチャージロスが少ない場合には、電荷の再注入が行われないため、“0”状態の記憶領域に対するオーバープログラミングを抑制することができる。その結果、第2リファレンスセルRC2の閾値電圧を適切なレベルに維持することができる。
次に、制御部70が、プログラム対象セルPMCに対し新規データのプログラムを行う(ステップS26)。詳細には、制御部70が、ステップS20においてデータラッチ77に格納された新規データを、電圧供給回路74を介してプログラム対象セルPMCに電圧を印加することによりプログラムする。プログラム対象セルPMCのプログラムベリファイには、ステップS24においてリフレッシュされた第2リファレンスセルRC2の閾値を用いる。
次に、制御部70が、リフレッシュ対象セルRMCに対し既存データのリフレッシュを行う(ステップS28)。詳細には、制御部70が、ステップS22においてデータラッチ77に格納された新規データを、電圧供給回路74を介してリフレッシュ対象セルRMCに電圧を印加することによりリフレッシュする。リフレッシュ対象セルRMCのリフレッシュベリファイには、ステップS24においてリフレッシュされた第2リファレンスセルRC2の閾値を用いる。なお、ステップS26及びステップS28は同時に行ってもよい。以上で、データのプログラム動作が終了する。
図10(a)〜(d)は実施例1のプログラム動作に伴う、メモリセルMC及びリファレンスセルRCの閾値電圧の変化を示した図である。図10(a)はデータ消去動作の直後(図7の終了時点)の状態に対応する。第2リファレンスセルRC2の閾値電圧はプログラム閾値PRGVより高い状態にある。第1リファレンスセルRC1及びメモリセルMCの閾値電圧は、共に消去状態にある。
図10(b)はデータプログラム動作の直前(図8の開始時点)の状態に対応する。第2リファレンスセルRC2の閾値電圧は、時間経過によるチャージロスのため低下し、場合によってはリフレッシュ閾値REFVを下回る(図中の実線矢印参照)。第1リファレンスセルRC1及びメモリセルMCの“1”状態の閾値電圧は図10(a)とほぼ同じである。リファレンス閾値REFは、第1リファレンスセルRC1と第2リファレンスセルRC2の閾値電圧の平均であり、第2リファレンスセルRC2の閾値電圧の低下に伴い低下している(図中の破線矢印参照)。このため、“1”状態の記憶領域に対する読み出しマージン50は、図10(a)に比べて小さくなっている。また、メモリセルMCの“0”状態の閾値電圧は、第2リファレンスセルRC2と同様の分布となっている。
図10(c)は第2リファレンスセルRC2のリフレッシュを行った直後(図8のステップS24終了時点)の状態に対応する。第2リファレンスセルRC2の閾値電圧は、リフレッシュにより上昇し、リフレッシュ閾値REFVより高い領域に分布する(図中の実線矢印参照)。また、リファレンス閾値REFは、第2リファレンスセルRC2のリフレッシュに伴い上昇し(図中の破線矢印参照)、“1”状態の記憶領域に対する読み出しマージン50は、図10(b)に比べて大きくなっている。
図10(d)はプログラム動作の終了直後(図8の終了時点)の状態に対応する。図10(c)において“0”状態にあったリフレッシュ対象セルRMCの閾値電圧は、リフレッシュにより回復している(図中の矢印参照)。また、図10(c)において“1”状態にあったプログラム対象セルPMCの閾値電圧は、プログラムにより上昇している。リフレッシュ対象セルRMC及びプログラム対象セルPMCは共に第2リファレンスセルRC2の閾値電圧を用いてベリファイされるため(図8ステップS26、S28参照)、プログラム及びリフレッシュ後のメモリセルMC“0”の閾値電圧は、第2リファレンスセルRCの閾値電圧より高い領域に分布すると共に、オーバープログラミングが抑制される。このため、反対側の記憶領域MC“1”における閾値電圧の上昇はほとんど生じない。
図8を参照に、実施例1に係る半導体装置によれば、新規データのプログラム時には、最初に第2リファレンスセルRC2を、プログラム閾値PRGVより低いリフレッシュ閾値REFVをベリファイに用いてリフレッシュした後に(ステップS24)、リフレッシュ後の第2リファレンスセルRC2の閾値電圧をベリファイに用いてメモリセルMCのプログラム(ステップS26)及びリフレッシュ(ステップS28)を行う。このため、図10(d)を参照に、プログラム対象セルPMC及びリフレッシュ対象セルRMCにおいて、プログラム及びリフレッシュ対象となる記憶領域MC“0”のオーバープログラミングを抑制し、反対側の記憶領域MC“1”における閾値上昇を抑制することができる。また、全てのメモリセルMCを同じ第2リファレンスセルRC2の閾値でベリファイするため、メモリセルMCと第2リファレンスセルRC2との閾値電圧のミスマッチを抑制することができる。これにより、図5(b)に示した従来例に比べ、 “1”状態のメモリセルMC“1”の閾値と、リファレンス閾値REFとの間の読み出しマージン50を大きくすることができる。
また、消去動作おける第2リファレンスセルRC2へのプログラムベリファイにはプログラム閾値PRGVを用い(図7ステップS12参照)、プログラム動作における第2リファレンスセルRC2へのリフレッシュベリファイには、プログラム閾値PRGVより低いリフレッシュ閾値REFVを用いる(図8ステップS24参照)。これにより、図10(c)を参照に、第2リファレンスセルRC2のリフレッシュ時において、リフレッシュ対象となる記憶領域のオーバープログラミングを抑制し、反対側の記憶領域における閾値上昇を抑制することができることができるため、第2リファレンスセルRC2の閾値電圧を適切に設定することができる。
以上のように、実施例1に係る半導体装置によれば、第2リファレンスセルRC2の閾値電圧を適切に設定すると共に、メモリセルMCと第2リファレンスセルRC2との閾値電圧のミスマッチを低減することができるため、データの読み出しの安定性を向上させることができる。
実施例1では、外部リファレンス領域79に、プログラム閾値PRGVを設定するための第3リファレンスセルRC3と、リフレッシュ閾値REFVを設定するための第4リファレンスセルRC4を設けている。これにより、第2リファレンスセルRC2に対し、プログラム閾値PRGVまたはリフレッシュ閾値REFVのいずれかを用いてベリファイを行うことができる。
図6を参照に、実施例1ではメモリセルMC、第1リファレンスセルRC1、及び第2リファレンスセルRC2を同一ワードラインWL上に設けた。この構成によれば、1本のワードラインWLを選択することにより、関連する全てのセルMC、RC1、及びRC2を選択することができるため、制御が容易となる。しかし、上記構成は必須の構成要素ではなく、第1リファレンスセルRC1及び第2リファレンスセルRC2が複数のメモリセルMCにより共有されていれば他の構成であってもよい。すなわち、メモリセルMCからのデータ読み出し時において、第1リファレンスセルRC1及び第2リファレンスセルRC2から生成されるリファレンス閾値REFと、メモリセルMCの閾値とを比較することによりデータの読み出しを行うダイナミックリファレンス方式であればよい。例えば、第1リファレンスセルRC1及び第2リファレンスセルRC2をメモリセルアレイ60の外側に設けることも可能である。
第1リファレンスセルRC1及び第2リファレンスセルRC2は、共に“10”状態(図2(c))に設定され、データ読み出し時には、第1リファレンスセルRC1(図9ステップS30)からは“1”側の閾値電圧を、第2リファレンスセルRC2(図9ステップS32)からは“0”側の閾値電圧をそれぞれ取得する構成とすることが好ましい。この構成によれば、“10”状態のメモリセルMCとリファレンスセルRCとの閾値電圧のミスマッチをさらに低減することができるため、データの読み出し動作の安定性をさらに向上させることができる。
図7を参照に、消去動作時の第2リファレンスセルRC2へのプログラム(ステップS12)は、メモリセルMC及びリファレンスセルRCを一括消去するステップ(ステップS10)の後に、消去動作の一環として行われるものであればよいが、一括消去するステップの直後に行われることが好ましい。
実施例2は、データ消去時には第2リファレンスセルRC2へのプログラムを行わず、データ消去後にメモリセルMCへ初めてプログラムを行う際に、同時に第2リファレンスセルRC2へのプログラムを行う例である。実施例2に係る半導体装置の構成及びデータ読み出し動作は、実施例1(図6及び図9)と共通である。
図11は実施例2に係る半導体装置のプログラム動作を示したフローチャートである。最初に、制御部70(図6参照)が、プログラム対象セルPMCへ記憶する新規データの入力を行う(ステップS40)。具体的には、制御部70が入出力回路78を介して、新規データをデータラッチ77へと格納する。
次に、制御部70が、メモリセルMCへのプログラムが初めてか否かを判定する(ステップS42)。ここで、「初めて」とは、メモリセルMC及びリファレンスセルRCへの消去動作後から数えて、メモリセルMCに対し1回目にプログラムを行う場合を指す。なお、実施例2の消去動作では、実施例1と同じく同一ワードラインWL上にある複数のメモリセルMC、第1リファレンスセルRC1、及び第2リファレンスセルRC2を一括して消去する(図7ステップS10参照)。その後、第2リファレンスセルRC2へのプログラムを行わずに、消去動作を終了する。
図12(a)及び(b)は、図11のステップS42における判定方法を示した図である。制御部70は、リフレッシュ閾値REFVより低い読み出し閾値READVを用いて第2リファレンスセルRC2のベリファイを行う。読み出し閾値READVは、“1”状態のメモリセルMC及び第1リファレンスセルRC1の閾値電圧より大きく、チャージロスが発生した“0”状態のメモリセルMC及び第2リファレンスセルRC2の閾値電圧より小さくなるように設定する。
図12(a)を参照に、消去後初めてメモリセルMCへのプログラムを行う場合には、全てのメモリセルMCは“1”状態であるとともに、第1リファレンスセルRC1及び第2リファレンスセルRC2は共に“1”状態にある。すなわち、第2リファレンスセルRC2の閾値電圧が読み出し閾値READVより低い場合には、制御部70はメモリセルMCへのプログラムが初めてであると判定し、ステップS44へと進む。
一方、図12(b)を参照に、消去後2回目以降にメモリセルMCへのプログラムを行う場合には、第2リファレンスセルRC2及びいくつかのメモリセルMCは“0”状態にある。すなわち、第2リファレンスセルRC2の閾値電圧が読み出し閾値READVより高い場合には、制御部70はメモリセルMCへのプログラムが2回目以降であると判定し、ステップS46へと進む。
再び図6及び図11を参照に、ステップS42において、メモリセルMCへのプログラムが初めてである場合には、制御部70が、第2リファレンスセルRC2に対しプログラムを行う(ステップS44)。これにより、第2リファレンスセルRC2の記憶領域のうち、少なくとも一方が“0”状態となり、メモリセルMCのプログラム状態に対応する。第2リファレンスセルRC2のプログラムベリファイには、第3リファレンスセルRC3により設定されるプログラム閾値PRGVを用いる。
ステップS42において、メモリセルMCへのプログラムが初めてでない場合(消去動作後から数えて、メモリセルMCに対し2回目以降にプログラムを行う場合)は、制御部70が、既存データの読み出し(ステップS46)及び第2リファレンスセルRC2に対するリフレッシュ(ステップS48)を行う。これらの動作は、実施例1と共通(それぞれ図8のステップS22及びS24と同じ)である。第2リファレンスセルRC2のリフレッシュベリファイには、第4リファレンスセルRC4により設定されるリフレッシュ閾値REFVを用いる。リフレッシュ閾値REFVはプログラム閾値PRGVより低く設定されている。
ステップS44またはステップS48により、第2リファレンスセルRC2が“0”状態に設定される。次に、制御部70が、第2リファレンスセルRC2の閾値電圧をベリファイに用いて、プログラム対象セルPMCへのプログラム(ステップS50)及びリフレッシュ対象セルRMCへのリフレッシュ(S52)を行う。これらの動作は、実施例1と共通(それぞれ図8のステップS26及びS28と同じ)である。以上により、実施例2に係る半導体装置のプログラム動作が終了する。なお、メモリセルMCへのプログラムが初めてである場合には、リフレッシュ対象セルRMCが存在しないため、実質的にはリフレッシュ(ステップS52)は行われない。
図13(a)〜(c)は実施例2のプログラム動作に伴う、メモリセルMC及びリファレンスセルRCの閾値電圧の変化を示した図である。図13(a)はデータ消去動作の直後(図7のステップS10終了時点)の状態に対応する。全てのメモリセルMC、第1リファレンスセルRC1、及び第2リファレンスセルRC2は“1”状態にあり、閾値電圧は読み出し閾値READVより低い。
図13(b)は、第2リファレンスセルRC2へのプログラム直後(図11のステップS44)の状態に対応する。全てのメモリセルMCは“1”状態にある。また、第2リファレンスセルRC2はプログラム閾値PRGVによりベリファイされているため、プログラム閾値PRGVより高い閾値に設定されている。リファレンス閾値REFは第1リファレンスセルRC1及び第2リファレンスセルRC2の中間にある。
図13(c)は、メモリセルMCへのプログラム動作の直後(図11終了時点)の状態に対応する。“0”状態のメモリセルMC(プログラム対象セルPMC)の閾値電圧は、プログラム閾値PRGVによりベリファイされた第2リファレンスセルRC2より高い領域に分布する。このため、反対側の“1”状態の記憶領域MC“1”における閾値電圧の上昇が発生する場合がある。しかし、実施例2では第2リファレンスセルRC2に対し、プログラム閾値PRGVを用いてプログラムベリファイを行っているため、リファレンス閾値REFは実施例1(図10(d))に比べて高い。以上のことから、“1”側の読み出しマージン50を、実施例1の場合と同じく十分に確保することができる。
図13(a)〜(c)は、データ消去後に初めてメモリセルMCへのプログラムを行う場合のセルの閾値電圧の変化に対応する。データ消去後に2回目以降にメモリセルMCへのプログラムを行う場合は、図10(b)〜(d)と同様である。
実施例2によれば、実施例1の場合と同じく、メモリセルMCと第2リファレンスセルRC2との閾値電圧のミスマッチを低減し、データ読み出し動作の安定性を向上させることができる。また、消去動作時には第2リファレンスセルRC2へのプログラムを行わないため、消去動作にかかる時間を実施例1に比べて短縮することができる。
また、実施例2では、リフレッシュ閾値REFVより低い読み出し閾値READVをベリファイに用いて第2リファレンスセルRC2の状態を判定している(図12(a)及び(b)参照)。これにより、仮に第2リファレンスセルRC2へのプログラム後に、時間経過によりチャージロスが発生し、第2リファレンスセルRC2の閾値がリフレッシュ閾値REFVを下回った場合であっても、第2リファレンスセルRC2の状態が“1”及び“0”のいずれにあるかを正しく判定することができる。
また、実施例2では、外部リファレンス領域79に、プログラム閾値PRGVを設定するための第3リファレンスセルRC3、リフレッシュ閾値REFVを設定するための第4リファレンスセルRC4、及び読み出し閾値READVを設定するための第5リファレンスセルRC5を設けている。これにより図11を参照に、読み出し閾値READVによるベリファイ(ステップS42、図12)に続いて、プログラム閾値PRGV(ステップS44)またはリフレッシュ閾値REFV(ステップS48)によるベリファイを連続的に行うことができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
図1(a)〜(d)は、従来例及び実施例に係るメモリセルの構成を示した断面模式図(その1)である。 図2(a)〜(d)は、従来例及び実施例に係るメモリセルの構成を示した断面模式図(その2)である。 図3(a)は従来例に係る半導体装置の構成を示した回路図であり、図3(b)は図3(a)の各セルの閾値電圧を示したグラフである。 図4(a)は従来例に係る半導体装置の構成を示した断面模式図であり、図4(b)及び(c)は図4(a)の各セルの閾値電圧を示したグラフである。 図5(a)及び(b)は、従来例に係る半導体装置の各セルの閾値電圧を示したグラフである。 図6は実施例1に係る半導体装置の構成を示したブロック図である。 図7は実施例1に係る半導体装置の消去動作を示したフローチャートである。 図8は実施例1に係る半導体装置のプログラム動作を示したフローチャートである。 図9は実施例1に係る半導体装置の読み出し動作を示したフローチャートである。 図10(a)〜(d)は実施例1のプログラム動作に伴う、各セルの閾値電圧の変化を示した図である。 図11は実施例2に係る半導体装置のプログラム動作を示したフローチャートである。 図12(a)及び(b)は、図11のステップS42における判定動作を示した図である。 図13(a)〜(d)は実施例2のプログラム動作に伴う、各セルの閾値電圧の変化を示した図である。
符号の説明
10 半導体基板
12 ドレイン領域
14 ソース領域
16 ゲート
18 層間絶縁膜
20 トラップ層
22 ゲート絶縁膜
24 ONO膜
30 第1記憶領域
32 第2記憶領域
60 メモリセルアレイ
62 メモリセル領域
64 ダイナミックリファレンス領域
66 コラムアドレスデコーダ
68 ロウアドレスデコーダ
70 制御部
72 アドレスバッファ
74 電圧供給回路
76 書き込み/読み出し回路
77 データラッチ
78 入出力回路
79 外部リファレンス領域

Claims (10)

  1. セル内の隔離された記憶領域にデータを独立して記憶することにより、1セルあたり2ビットのデータを記憶する複数のメモリセルと、
    前記複数のメモリセルにより共有され、前記記憶領域の消去状態に対応する第1リファレンスセルと、
    前記複数のメモリセルにより共有され、前記記憶領域のプログラム状態に対応する第2リファレンスセルと、
    データ読み出し時には、前記第1リファレンスセル及び前記第2リファレンスセルの閾値からリファレンス閾値を生成し、前記複数のメモリセルのうちデータ読み出し対象となる前記記憶領域の閾値と、前記リファレンス閾値とを比較することによりデータの読み出しを行い、
    前記第2リファレンスセルのプログラム時には、第1閾値をベリファイに用いてプログラムを行い、前記第2リファレンスセルのリフレッシュ時には、前記第1閾値より低い第2閾値をベリファイに用いてリフレッシュを行い、
    前記複数のメモリセルのプログラム時には、前記複数のメモリセルのうちプログラム対象となる少なくとも1以上のプログラム対象セルに対し、前記第2リファレンスセルの閾値をベリファイに用いてプログラムを行うと共に、前記複数のメモリセルのうちリフレッシュ対象となるリフレッシュ対象セルに対し、前記第2リファレンスセルの閾値をベリファイに用いてリフレッシュを行う制御部と、
    を具備することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記制御部は、データ消去時には、前記複数のメモリセル、前記第1リファレンスセル、及び前記第2リファレンスセルを一括して消去した後に、前記第2リファレンスセルに対し前記第1閾値をベリファイに用いてプログラムを行うことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記制御部は、データ消去時には、前記複数のメモリセル、前記第1リファレンスセル、及び前記第2リファレンスセルを一括して消去し、
    前記消去後に、前記複数のメモリセルに初めてプログラムを行う際に、前記第2リファレンスセルに対し前記第1閾値をベリファイに用いてプログラムを行うことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記制御部は、データプログラム時には、前記第2閾値より低い第3閾値を用いて前記第2リファレンスセルのベリファイを行い、前記第2リファレンスセルの閾値が前記第3閾値より低い場合には、前記第2リファレンスセルに対し前記第1閾値をベリファイに用いてプログラムを行い、前記第2リファレンスセルの閾値が前記第3閾値より高い場合には、前記第2リファレンスセルに対し前記第2閾値をベリファイに用いてリフレッシュを行うことを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記第1閾値を設定する第3リファレンスセルと、前記第2閾値を設定する第4リファレンスセルと、前記第3閾値を設定する第5リファレンスセルと、を具備することを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記複数のメモリセル、前記第1リファレンスセル、及び前記第2リファレンスセルは、同一ワードライン上に設けられていることを特徴とする請求項1から5のうちいずれか1項に記載の半導体装置。
  7. 前記第1リファレンスセル及び前記第2リファレンスセルは、セル内の隔離された2つの記憶領域にデータを独立して記憶することにより、1セルあたり2ビットのデータを記憶し、
    前記2つの記憶領域のうち一方はプログラム状態に、他方は消去状態に設定されていることを特徴とする請求項1から6のうちいずれか1項に記載の半導体装置。
  8. メモリセル内の隔離された領域にデータを独立して記憶することにより、1メモリセルあたり2ビットのデータを記憶する複数のメモリセルと、前記複数のメモリセルの消去状態に対応する第1リファレンスセルと、前記複数のメモリセルのプログラム状態に対応する第2リファレンスセルと、を具備する半導体装置の制御方法であって、
    前記第1リファレンスセル及び前記第2リファレンスセルの閾値からリファレンス閾値を生成するステップと、
    前記複数のメモリセルのうちデータ読み出し対象となる前記記憶領域の閾値と、前記リファレンス閾値とを比較することによりデータの読み出しを行うステップと、
    前記第2リファレンスセルを、第1閾値をベリファイに用いてプログラムするステップと、
    前記第2リファレンスセルを、前記第1閾値より低い第2閾値をベリファイに用いてリフレッシュするステップと、
    前記複数のメモリセルのうちプログラム対象となる少なくとも1以上のプログラム対象セルに対し、前記第2リファレンスセルの閾値をベリファイに用いてプログラムを行うステップと、
    前記複数のメモリセルのうちリフレッシュ対象となるリフレッシュ対象セルに対し、前記第2リファレンスセルの閾値をベリファイに用いてリフレッシュを行うステップと、
    を具備することを特徴とする半導体装置の制御方法。
  9. 前記複数のメモリセル、前記第1リファレンスセル、及び前記第2リファレンスセルを一括して消去する消去ステップを具備し、
    前記第2リファレンスセルを、前記第1閾値をベリファイに用いてプログラムするステップは、前記消去ステップの後に行うことを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の制御方法。
  10. 前記複数のメモリセル、前記第1リファレンスセル、及び前記第2リファレンスセルを一括して消去する消去ステップを具備し、
    前記第2リファレンスセルを、前記第1閾値をベリファイに用いてプログラムするステップは、前記消去ステップの後に前記複数のメモリセルに初めてプログラムを行う際に行うことを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の制御方法。
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