JP5057482B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

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本発明はスタティックメモリセルを有する半導体集積回路、特にスタティックメモリセルの一対の電源ノードの電位差を小さくしてサブスレッショルドリーク電流の発生を抑制もしくは緩和する事が可能な半導体集積回路に関し、例えばSRAM(スタティック・ランダム・アクセス・メモリ)に適用して有効な技術に関する。
特許文献1には、静的動作モードにおいてメモリアレイの電源電位又は接地位電位をシフトさせる低電位供給回路について記載が有る。この低電位供給回路は、スイッチとダイオードの並列回路から成り、スタンバイモードなどの静的動作モードでは前記スイッチがオフ状態になり、メモリアレイの接地電位がダイオードの障壁電位分だけ上昇することにより、メモリセルの電源ノードと接地ノードとの間の電位を小さくする。これにより、動的動作モードにおける回路動作を阻害すること無く、静的動作モードにおける無駄な消費電流を減らすことができる。
特許文献2には、メモリチップの待機時に、メモリセルを構成するフリップフロップの接地電源線を間欠的にフローティング状態にする技術が記載される。間欠的にフローティングにすることにより、メモリセルの接地ノードの電位が上がり、メモリセルのオフリーク電流(サブスレッショルドリーク電流)を減らすことができる。
特開2002−197867号公報 特開平9−185887号公報
本発明者は、待機時のサブスレッショルドリーク電流を低減するためにメモリセルの電源ノードと接地ノードとの電位差を小さくしたときの不都合について検討した。上記電位差を小さくすると、メモリセルのデータ保持電圧が低下する。この状態で、電源電圧の変動によって回路の電源電位の低下や回路の接地電位の上昇があると、メモリセルにかかるデータ保持電圧はさらに小さくなる。このデータ保持電圧の低下は基板電圧の変動やα線によるソフトエラーの影響を受け易くし、メモリセルが保持するデータは破壊され易くなる。上記従来技術はこの点について考慮されていない。
本発明の目的は、サブスレッショルドリーク電流を抑えるためにメモリセルの電源ノードと接地ノードとの電位差を小さくするのに伴って顕在化する、動作電源の変動によるスタティックメモリセルのデータ破壊を抑制することができる半導体集積回路を提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
半導体集積回路は、一対の電源配線(10,11)と、複数個のスタティックメモリセル(18)と、前記電源配線から前記スタティックメモリセルに印加する動作電圧を制御する電圧制御回路(20)と、前記電源配線の電圧をモニタするモニタ回路(21)と、動作モードを制御するモード制御回路(5)と、を含む。前記モード制御回路は、半導体集積回路の低消費電力モードを制御することが可能である。前記モニタ回路は、前記一対の電源配線間の電位差が縮小する変化を検出することが可能である。前記電圧制御回路は、前記モード制御回路による低消費電力モードの指示に応答して前記スタティックメモリセルの一対の電源ノード(arvss,arvdd)の電位差を小さくする方向に制御し、前記モニタ回路による前記一対の電源配線間の電位差縮小の検出に応答して前記スタティックメモリセルの一対の電源ノードの電位差を大きくする方向に制御することが可能である。
低消費電力モードにおいて前記スタティックメモリセルの一対の電源ノードの電位差を小さくする方向に制御することによりサブスレッショルドリーク電流が減る。その一方でスタティックメモリセルのデータ保持用電圧は小さくなるから、基板電圧の変動やα線によるソフトエラーの影響を受け易くなるが、前記一対の電源配線間の電位差縮小の検出に応答して前記スタティックメモリセルの一対の電源ノードの電位差を大きくする方向に制御することにより、データ保持用電圧が更に小さくなることを防止する。
本発明の具体的な形態では、前記スタティックメモリセルを構成するMOSトランジスタの基板領域は対応する電源配線に接続され、前記スタティックメモリセルの一対の電源ノードの電位差が小さくされることにより前記MOSトランジスタの閾値電圧が大きくされ、前記スタティックメモリセルの一対の電源ノードの電位差が大きくされることによって前記MOSトランジスタの閾値電圧が小さくされる。前記スタティックメモリセルは差動入力MOSトランジスタに高抵抗負荷が接続された構成、又は一対の相補型MOSインバータの一方の入力を相互に他方の出力に結合した相補型MOSラッチ構成等を採用することができる。
このとき、例えば前記電圧制御回路として、前記スタティックメモリセルに接地電位を印加する経路に配置された可変インピーダンス回路、或いは前記スタティックメモリセルに電源電位を印加する経路に配置された可変インピーダンス回路を採用してよい。前者の可変インピーダンス回路は、スタティックメモリセルから見て高インピーダンス状態にされることによってnチャンネル型MOSトランジスタの閾値電圧を大きくする方向に制御し、スタティックメモリセルから見て低インピーダンス状態にされることによってnチャンネル型MOSトランジスタの閾値電圧を小さくする方向に制御する。例えば相補型MOSラッチ構成のスタティックメモリセルにおいてpチャンネル型MOSトランジスタ(MP1,MP2)の閾値電圧が大きく設定されている場合、或いは高抵抗負荷型のスタティックメモリセルを採用する場合に好適である。後者の場合の可変インピーダンス回路は、スタティックメモリセルから見て高インピーダンス状態にされることによってpチャンネル型MOSトランジスタの閾値電圧を大きくする方向に制御し、スタティックメモリセルから見て低インピーダンス状態にされることによってpチャンネル型MOSトランジスタの閾値電圧を小さくする方向に制御する。これは、例えば相補型MOSラッチ構成のスタティックメモリセルにおいてpチャンネル型MOSトランジスタ(MP1,MP2)の閾値電圧が小さく設定されている場合に好適である。
本発明の別の具体的な形態では、専らグランドノイズが大きくなると予想される場合には、前記モニタ回路は、接地電位を供給する一方の電源配線のレベル変化に基づいて前記一対の電源配線間の電位差が縮小する変化を検出する回路(21B)であればよい。逆に、専ら電源ノイズが大きくなると予想される場合には、前記モニタ回路は、電源電位を供給する他方の電源配線のレベル変化に基づいて前記一対の電源配線間の電位差が縮小する変化を検出する回路(21A)であればよい。
本発明のさらに別の具体的な形態では、半導体集積回路はスタティックRAMと、中央処理装置とを含み、前記スタティックRAMは前記スタティックメモリセル、電圧制御回路及びモニタ回路を有する。この場合、前記モード制御回路は、前記中央処理装置のアクティブ状態を維持したまま前記スタティックRAMに低消費電力モードを指示してモジュールスタンバイとすることが可能である。また、前記スタティックRAMが前記中央処理装置に接続されたキャッシュメモリであるときは、前記モード回路は前記中央処理装置に低消費電力モードを指示するとき、前記キャッシュメモリにも低消費電力モードを指示することが可能である。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、サブスレッショルドリーク電流を抑えるためにメモリセルの電源ノードと接地ノードとの電差を小さくするのに伴って顕在化する、動作電源の変動によるスタティックメモリセルのデータ破壊を抑制することが可能になる。
本発明の一例に係るマイクロコンピュータのブロック図である。 アクティブ状態からスタンバイ状態への遷移タイミングとアクティブ状態及びスタンバイ状態における電源ノードarvssの状態を例示するタイミングチャートである。 高電位側電源配線のレベル変動に対するメモリセルの接地電位側電源ノードの電圧制御タイミングを示すタイミングチャートである。 電圧制御回路の一例を示すブロック図である。 モニタ回路の具体例として内部電源電圧の降圧検出回路を示す回路図である。 スタンバイ状態におけるモニタ回路及び電圧制御回路による動作を示すタイミングチャートである。 リファレンス電圧Vrefを生成する基準電圧発生回路の一例を示す回路図である。 サブスレッショルドリーク対策用の可変インピーダンス回路と記憶保持電圧低下対策用の可変インピーダンス回路の夫々のスイッチを兼用にする構成を例示する回路図である。 モニタ回路で接地側電源のレベル上昇を検出するようにしたSRAMの概略を例示するブロック図である。 図9のSRAMの動作を例示するタイミングチャートである。 図9にSRAMおけるモニタ回路の具体例として接地電位の上昇検出回路を示す回路図である。 モニタ回路で接地側電源と内部電源の双方の変動を検出するようにしたSRAMの概略を例示するブロック図である。 SRAMのメモリアレイの左右から電源が供給される場合におけるモニタ回路とインピーダンス変換回路の配置に関する例を示すブロック図である。 SRAMのメモリアレイを複数エリアに分割し単数もしくは複数エリア単位にモニタ回路とインピーダンス変換回路を配置した例を示すブロック図である。 可変インピーダンス回路をスタティックメモリセルの電源ノード側に配置したSRAMの例を示すブロック図である。 図15のSRAMのスタンバイ状態における動作を例示するタイミングチャートである。
図1には本発明の一例に係るマイクロコンピュータが例示される。マイクロコンピュータ1は、特に制限されないが、例えば公知のCMOS集積回路製造技術によって1個の半導体基板に形成される。マイクロコンピュータ1は代表的に示された中央処理装置(CPU)2、SRAM3、クロックパルスジェネレータ(CPG)4、モード制御回路としてのシステムコントローラ(SYSC)5、レギュレータ(RV)6、外部インタフェースバッファ(I/O)7、コンペアマッチタイマ(CMT)5A、ウォッチドッグタイマ(RWDT)5Bを有する。尚、図示は省略するが、代表的に示された前記CPU2、CPG4、SYSC5、CMT5A、RWDT5B及びSRAM3はデータ、アドレス及びコントロール信号を伝達する内部バスによって接続されている。
CPU2は、命令フェッチを制御すると共にフェッチした命令を解読して制御信号を生成する命令制御部と、前記制御信号に従って演算及びオペランドフェッチなどを行なって命令を実行する実行部から成る。SRAM3はスタティックメモリセルのアレイを有し、CPU2のワーク領域として利用され、また別の態様ではキャッシュメモリとして利用される。CPG4は、SYSC5、CMT5A及びRWDT5Bなどの動作クロック信号CK0、CPU2などの動作クロック信号CK1を生成する。コンペアマッチタイマ(CMT)5Aは内部割り込みの発生タイミング制御などに利用される。ウォッチドッグタイマ(RWDT)5Bはカウント値の異常を介してシステムの暴走を検出するのに利用される。RV6は代表的に示された電源パッド8から電源電圧(外部電源電圧)VDDを受けて内部の電源電圧(内部電源電圧)VIMを生成する。外部電源電圧VDDは電源幹線9を介してI/O7などに供給される。内部電源電圧VIMは代表的に示された内部電源配線10を介してCPU2やSRAM3などの各種内部回路に供給される。尚、内部電源配線10は実際には格子状に多数配置されている。
SYSC5は、マイクロコンピュータ1のリセット、スタンバイ、割り込みなどを制御する。リセット信号RESがローレベルにされるとマイクロコンピュータ1内部のレジスタなどが初期化され、SYSC5はリセット信号RESのハイレベルへの変化に応答してCPU2にリセット例外処理を実行させる。
低消費電力モードの一つであるチップスタンバイモードが指示されると、SYSC5は制御信号act1によりCPG4にクロック信号CK1の発振を停止させ、制御信号act2によりSRAM3をスタンバイ状態に制御する。チップスタンバイモードの指示は、外部から与えられるスタンバイ信号STBYが活性化され、或いはCPU2がスリープ命令を実行して内部スタンバイ信号stbyが活性化されることによって指示される。チップスタンバイモードにおいてSYSC5、CMT5A、RWDT5BへのクロックCK0の供給は停止されず、割り込み受付制御やタイマ動作は継続可能にされる。別の低消費電力モードであるモジュールスタンバイモードとしてのSRAMスタンバイモードが指示されると、SYSC5は制御信号act2によりSRAM3をスタンバイ状態に制御する。前記SRAMスタンバイモードは、CPU2がSYSC5に設けられたコントロールレジスタ(図示せず)のSRAMスタンバイ指示ビットをセットすることによって指示される。
割り込み端子に割込み要求信号IRQが入力されると、SYSC5はCPU2に割り込み信号irqを与え、CPU2にチップスタンバイ状態からアクティブ状態に戻るための割り込み処理を実行させる。これによって、CPG4はクロック信号CKの発振を再開し、且つ、SRAM3のスタンバイ状態が解除される。また、CPU2の命令実行動作によって前記コントロールレジスタ(図示せず)のSRAMスタンバイ指示ビットをリセットすれば、SRAMスタンバイ状態を単独解除することができる。
SRAM3は、メモリアレイ(ARY)17、Xアドレスデコーダ(XDEC)12、Yセレクタ(YSEL)13、Yアドレスデコーダ(YDEC)14、アンプ(AMP)15及びタイミングコントローラ(TCNT)16を有する。メモリアレイ17はマトリクス配置された複数個のスタティックメモリセル(MC)18を有する。スタティックメモリセル18の選択端子はワード線WLに接続され、メモリセル18のデータ入出力端子は相補ビット線BLt,BLbに接続される。Xアドレスデコーダ12はXアドレスAxをデコードしてワード線WLを選択する。相補ビット線BLはYセレクタ13を介してコモンデータ線CDに選択的に導通される。Yアドレスデコーダ14はYアドレスAyをデコードしてYセレクタ13の選択信号を形成し、選択された相補ビット線BLt,BLbをコモンデータ線CDに導通させる。アンプ15はコモンデータ線CDに読み出された記憶情報をセンスして増幅し、SRAMの外部、例えばデータバスに出力し、また、データバスを介して供給される書込みデータを入力してコモンデータ線CD等を駆動する。タイミングコントローラ16はリード・ライト動作の内部タイミング信号を生成する。
SRAM3はスタンバイ状態を実現するために、電源配線10,11から前記スタティックメモリセル18の電源ノードに印加する動作電圧を制御する電圧制御回路(VC)20と、前記電源配線10,11の一方又は双方の電圧をモニタするモニタ回路(VM)21を有する。前記モニタ回路21は、電源系ノイズ等の影響によって前記一対の電源配線10,11の間の電位差が縮小する変化を検出することが可能であり、例えば前記一対の電源配線10,11の間の電位差が縮小する期間だけ検出信号ipを活性化する。前記電圧制御回路20は、第1に、前記SYSC5からの信号act2による低消費電力モードの指示に応答して前記スタティックメモリセル18の一対の電源ノードarvdd、arvssの電位差を小さくする方向に制御する。例えば11(VSS)と電源ノードarvssとの間の抵抗値を大きくしてグランド側の電源ノードarvssのレベルを上昇させる。前記電圧制御回路20は、第2に、前記モニタ回路21からの検出信号ipによる前記一対の電源配線10,11の間の電位差縮小の検出に応答して前記スタティックメモリセル18の一対の電源ノードarvss,arvddの電位差を大きくする方向に制御することが可能とされる。例えば少なくとも電位差縮小の検出期間に、電源配線11(VSS)と電源ノードarvssとの間の抵抗値を、小さくしてアクティブ状態と同様の値にする。
前者の第1の制御は、スタンバイ状態に応じてスタティックメモリセル18の一対の電源ノードarvss,arvddの電位差を小さくすることによりスタティックメモリセル18のMOSトランジスタで発生し易くなるサブスレッショルドリーク電流を低減するように作用する。後者の第2の制御は、スタンバイ状態に応じてスタティックメモリセル18の一対の電源ノードarvss,arvddの電位差が小さくされることによってデータ保持性能が低下するとき電源ノイズなどによって更にデータ保持電圧が小さくなるのを抑制するように作用する。
図2にはアクティブ状態からスタンバイ状態への遷移タイミングとアクティブ状態及びスタンバイ状態における電源ノードarvssの状態が例示される。図2にはアクティブ状態(Active)、スタンバイ(Stand−by)遷移期間、スタンバイ状態、アクティブ遷移期間、アクティブ状態が時系列に示される。スタンバイ遷移期間及びスタンバイ状態において接地電位側の電源ノードarvssのレベルが上昇され、サブスレッショルドリーク電流が低減される。
前述の如くスタンバイ状態においてSYSC5、CMT5A、RWDT5Bは動作可能にされる。したがって、その回路ブロック5,5A,5Bの動作によりそれらに共通に接続された接地電位側電源配線11(VSS)ではレベル上昇、内部電源電圧側電源配線10(VIM)では電圧降下を生ずる可能性が有る。RV6を用いる場合であっても、設計不良や外部電源VDDに対する依存度が大きい場合には内部電源電圧VIMに電圧降下を生ずる虞がある。RV6を用いず外部電源をそのまま動作電源とする場合であっても、バッテリー電源の場合にはバッテリーの放電などによって電力の供給不足によってVDDの電圧降下を生ずることが予想される。
図3にはそのような電源配線10のレベル変動に対する電源ノードarvssの電圧制御タイミングが例示される。内部電源電圧VIMが降下すると、それに応じてスタティックメモリセル18の接地電位側の電源ノードarvssのレベルが降下され、これにより、スタティックメモリセル18のデータ保持電圧が極端に小さくなることが抑制される。
図4には電圧制御回路(VC)20の一例が示される。電圧制御回路20は、可変インピーダンス回路20A,20Bを有する。一方の可変インピーダンス回路20Aは、専らサブスレッショルドリーク電流を低減するための回路であり、接地電位側電源配線11とメモリセルの接地電位側電源ノードarvssとの間に、スイッチSW1、抵抗R1及びダイオード接続されたMOSトランジスタMN6が並列接続されて構成される。MOSトランジスタMN6は抵抗R1のばらつきを補償する。スイッチSW1は制御信号act2でスイッチ制御され、スタンバイ状態でオフ状態にされる。スイッチSW1がオフ状態にされると、接地電位側電源ノードarvssのレベルは、接地電位側電源配線11の接地電位に対して、MOSトランジスタMN6の閾値電圧と抵抗R1の抵抗値とに応じた分圧電圧分だけレベル上昇される。アクティブ状態ではスイッチSW1はオン状態にされる。スイッチSW1は例えばnチャンネル型MOSトランジスタで構成すればよい。
他方の可変インピーダンス回路20Bは、接地電位側電源配線11とメモリセルの接地電位側電源ノードarvssとの間に設けられたスイッチSW2で構成される。スイッチSW2は例えばnチャンネル型MOSトランジスタで構成すればよい。スイッチSW2は、制御信号ipでスイッチ制御され、スタンバイ状態において電源配線10が電圧降下されることによりオン状態にされる。そうすると、図3で説明した通り、内部電圧VIMの降下に応答して接地電位側電源ノードarvssのレベルも下がるので、内部電圧VIMとメモリセルの接地電位側電源ノードarvssとの間の電位差が極端に小さくなることが抑制され、スタティックメモリセルのデータ破壊が防止される。
図4ではスタティックメモリメモリセルMCとしてCMOSラッチタイプの回路構成が例示される。これは、MOSトランジスタMP1,MN1から成るCMOSインバータとMOSトランジスタMP2,MN2から成るCMOSインバータの相互に一方の入力端子を他方の出力端子に結合し、一方の記憶ノードを選択MOSトランジスタMN4を介してビット線BLbに、他方の記憶ノードを選択MOSトランジスタMN3を介してビット線BLtに、選択MOSトランジスタMN3,MN4のゲートをワード線WLに結合して構成される。特に図示はしないがスタティックメモリセル18には高抵抗負荷型等その他の構成を採用してもよい。図において、その他の回路はSRAM3以外のCPU2などの回路を総称する。後で説明するが、VM21、VC20は所定の複数個のスタティックメモリセル18毎に設けられている。
図5にはモニタ回路21の具体例が示される。モニタ回路21は内部電源電圧の降圧検出回路21Aを有する。内部電源電圧の降圧検出回路21Aは、MOSトランジスタMP10,MN10,MP11,MN11、MN13から成る差動アンプを有し、リファレンス電圧Vrefに対する入力電圧VICの差電圧を増幅する。電圧VICは内部電源電圧VIMをMOSトランジスタMP12,MN12の直流回路で分圧した電圧であり、図6に例示されるようなレベル関係を有し、内部電源電圧VIMが正常レベルのとき電圧VICはリファレンス電圧Vrefよりもレベルが高く、内部電源電圧VIMが不所望に電圧降下したとき電圧VICはリファレンス電圧Vrefよりもレベルが低くされる。差動アンプはリファレンス電圧Vrefに対して電圧VICが高いときはローレベルを出力し、ナンドゲートNAND1及びインバータIV1の直列回路を介してローレベルの信号ipを出力する。一方、リファレンス電圧Vrefに対して電圧VICが低くなったとき、差動アンプはハイレベルを出力し、信号ipをハイレベルに反転する。信号ipがハイレベルにされることにより、スイッチSW2がオン動作され、電源ノードarvssのレベルが低下される。信号enはモニタ回路21の活性化制御信号である。例えばenは前記制御信号act2とすればよい。図6において、スタティックメモリセル18の一対の電源ノードの電位差は、アクティブ状態のときがV1、スタンバイ状態のときはV2、スタンバイ状態で内部電圧が降圧したとき可変インピーダンス回路20Bによるインピーダンス制御を行なう場合はV3、そのようなインピーダンス制御を行なわないときはV4となる。
図7には前記リファレンス電圧Vrefを生成する基準電圧発生回路の一例が示される。同図に示される例は、MOSトランジスタMN16,MN17に直列されたMOSトランジスタMP15のバイアス回路にセルフバイアス型の回路を採用する。このバイアス回路は、MOSトランジスタMP17のソース・ドレイン電流がMOSトランジスタMP16のドレインに流れ、それと同じ電流がMOSトランジスタMN18のドレインに流れる。MOSトランジスタMP16のドレイン電流IとMOSトランジスタMN18のドレイン電流Iが等しいときは、I=Vt/Rを満足する。VtはMOSトランジスタMN15の閾値電圧、Rは抵抗R2の抵抗値である。したがって、出力電流Ioutは電源VIMの変動の影響を受けず、基準電圧としてのリファレンス電圧Vrefを得ることができる。
図8には前記スイッチSW1とSW2を兼用にする場合の構成が示される。可変インピーダンス回路20AのスイッチSW1と可変インピーダンス回路20BのスイッチSW2を1個のスイッチSW3に置き換える。スイッチSW3は例えばnチャンネル型のMOSトランジスタで実現すればよい。スイッチSW3のスイッチ制御信号は、前記制御信号ipとact2を2入力とする論理和ゲートOR1の出力とされる。
図9にはモニタ回路21で接地側電源のレベル上昇を検出するようにしたSRAMが示される。図4との相違点は、モニタ回路21で接地電位VSSのレベル上昇を検出するようにした点である。接地電位VSSの上昇を検出すると、信号ipによってスイッチSW2をターン・オンして、スタティックメモリセル18の接地側電源ノードarvssのレベルを、当該上昇した接地電圧VSSに強制する。
図10にはその動作波形が例示され、例えばスタンバイ状態において接地電位VSSに対して接地側電源ノードarvssのレベルが高くされているとき、接地電圧VSSが不所望に上昇してVSS’に到達したとする。これをそのまま放置すれば接地側電源ノードarvssのレベルも同様に上昇する(波形B)。このとき、前記モニタ回路VM21がこれを検出すると、スイッチSW2がオン状態にされて、接地側電源ノードarvssはその時の接地電位VSSにほぼ等しくされる(波形A)。その後、接地電位VSSが降下すれば、それに応じてスイッチSW2が閉じられ、電源ノードarvssは接地電位VSSに対し電圧制御回路20による分圧電圧に応ずるレベルまで降下して、正常なときのスタンバイ状態に戻される。図10において、スタティックメモリセル18の一対の電源ノードarvss,arvddの電位差は、アクティブ状態のときがV1、スタンバイ状態のときはV2、スタンバイ状態で接地電位が不所望に上昇したとき20Bによるインピーダンス制御を行なう場合はV3、そのようなインピーダンス制御を行なわないときはV4となる。
図11には図9におけるモニタ回路21の具体例が示される。モニタ回路21は接地電位の上昇検出回路21Bを有する。接地電圧の上昇検出回路21Bは、MOSトランジスタMP20,MN20,MP21,MN21、MP23から成る差動アンプを有し、リファレンス電圧Vrefに対する入力電圧VICの差電圧を増幅する。電圧VICは内部電源電圧VIMをMOSトランジスタMP22,MN22の直流回路で分圧された電圧であり、内部電源電圧VIMが正常レベルのとき電圧VICはリファレンス電圧Vrefよりもレベルが低く、内部電源電圧VIMが不所望に電圧降下したとき電圧VICはリファレンス電圧Vrefよりもレベルが高くされる。差動アンプはリファレンス電圧Vrefに対して電圧VICが低いときはハイレベルを出力し、ノアゲートNOR1及びインバータIV1の直列回路を介してハイレベルの信号ipbを出力する。一方、リファレンス電圧Vrefに対して電圧VICが高くなったとき、差動アンプはローレベルを出力し、信号ipbをローレベルに反転する。信号ipbがローレベルにされることにより、その反転信号ipを受けるスイッチSW2がオン動作され、図10の波形(A)に示されるように、電源ノードarvssのレベルが低下される。信号enはモニタ回路21の活性化制御信号である。例えばenは前記制御信号act2とすればよい。
図12にはモニタ回路21で接地側電源と内部電源の双方の変動を検出するようにしたSRAMが示される。要する、図12に示されるモニタ回路21には図5で説明した内部電源電圧の降圧検出回路21Aと図11で説明した接地電位の上昇検出回路21Bの双方を備える。降圧検出回路21Aの出力と上昇検出回路21Bの出力の反転信号はオアゲートOR2に入力され、その論理和出力がスイッチ制御信号ipとしてスイッチSW2に供給される。これにより、スタンバイ状態においてVSS、VIMの何れの電源に変動を生じても、スタティックメモリセル18のデータ保持電圧に範囲を広げる方向に電源ノードarvssのレベルを変化させることができ、データ破壊防止の信頼性を更に向上させることができる。
図13にはSRAMの更に別の例としてメモリアレイの左右から電源が供給される場合におけるモニタ回路とインピーダンス変換回路の配置に関する例を示す。代表的に示された2個のスタティックメモリセル18はメモリアレイにマトリクス配置された複数のメモリセルの内、列方向に配置された両端のメモリセルを表している。動作電源は電源配線10にて左右両端から供給される。このとき、VM21とインピーダンス変換回路20Bを夫々左右に配置し、スタティックメモリセル18に近い位置でモニタした結果にしたがってその位置寄りでスタティックメモリセル18のデータ保持電圧を小さくしないようにしている。20AについてはダイナミックにスイッチSW1を制御することを要しないので、分散させていない。
これにより、複数のスタティックメモリセルが配置される場合にも電源変動を生ずる位置寄りでスタティックメモリセルのデータ保持電圧を小さくしないようにするから、データ保持に対する信頼性を更に向上させることができる。
図14にはメモリアレイを複数エリアに分割し単数もしくは複数エリア単位にモニタ回路とインピーダンス変換回路を配置した例を示す。メモリアレイは複数個のメモリエリアBA0〜BA15に分割され、メモリエリア毎に可変インピーダンス回路20A,20Bを設け、メモリエリアの左右に2個のメモリエリア毎に割り当てられる8個のモニタ回路VM0〜VM7が配置される。例えば、モニタ回路VM0はメモリエリアBA0,BA1の可変インピーダンス回路に割り当てられ、モニタ回路VM7はメモリエリアBA14,BA15のインピーダンス変換回路に割り当てられる。それら可変インピーダンス回路に対するSW3のスイッチ制御信号はip0〜ip7とされる。
この構成において、電源配線10(VIM)上の電圧がモニタ回路VM0寄りで低下した場合、信号ip0がハイレベルになり、メモリエリアBA0,BA1の可変インピーダンス回路20Bがオン動作し、当該メモリエリアBA0,BA1に含まれるスタティックメモリセル(MC)18の電源ノードarvssは電位が下げられ、その電源変動を生ずるメモリエリア寄りのスタティックメモリセル18のデータ保持電圧が電源変動の影響で大幅に小さくなったりせず、データ破壊を極力抑止することができる。
このとき、モニタ回路VM1に接続する電源配線10上の電圧が上記の電圧変動に影響されず低下しない場合(レイアウト面積が大きいメモリモジュール端同士では電源配線の抵抗により互いの電圧変動の影響は受けにくい)は、メモリエリアBA2,BA3ではスイッチSW2がそのままオフ状態に保たれるので、20Aによるサブスレッショルドリーク電流低減効果がそのまま維持される。
このように、メモリアレイの分割エリア毎に電源系電圧のモニタ回路21と可変インピーダンス回路20A,20Bを設けることにより、局所の電源変動に対して保持データが破壊されるのを抑制することができ、その影響を受けないエリアでは依然としてサブスレッショルドリーク電流低減効果を維持することができ、データ記憶の信頼性向上と低消費電力の双方を実現することができる。
図15には可変インピーダンス回路をスタティックメモリセルの電源ノード側に配置した例を示す。図4などで説明した構成は、前記スタティックメモリセル18に接地電位VSSを印加する経路に可変インピーダンス回路20A,20Bを配置している。この可変インピーダンス回路20A,20Bは、スタティックメモリセル18から見て高インピーダンス状態にされることによってnチャンネル型MOSトランジスタMN1,MN2の閾値電圧を大きくする方向に制御し、スタティックメモリセル18から見て低インピーダンス状態にされることによってnチャンネル型MOSトランジスタMN1,MN2の閾値電圧を小さくする方向に制御する。相補型MOSラッチ構成のスタティックメモリセル18においてpチャンネル型MOSトランジスタMP1,MP2の閾値電圧が大きく設定されている場合、或いは図示を省略する高抵抗負荷型のスタティックメモリセルを採用する場合に好適であり、通常の殆どのスタティックメモリセルの場合が想定される。要するに、スタティックメモリセル18内のpチャンネル型MOSトランジスタMP1,MP2のリーク電流の方がnチャンネル型MOSトランジスタMN1,MN2よりもが小さい場合などに効果がある。
図15の例は、前記電圧制御回路20として、前記スタティックメモリセル18に電源電位VIMを印加する経路に可変インピーダンス回路20A,20Bを採用している。この場合の可変インピーダンス回路20A,20Bは、スタティックメモリセル18から見て高インピーダンス状態にされることによってpチャンネル型MOSトランジスタMP1,MP2の閾値電圧を大きくする方向に制御し、スタティックメモリセル18から見て低インピーダンス状態にされることによってpチャンネル型MOSトランジスタMP1,MP2の閾値電圧を小さくする方向に制御する。これは、例えば相補型MOSラッチ構成のスタティックメモリセル18においてpチャンネル型MOSトランジスタMP1,MP2の閾値電圧が小さく設定されている場合に好適な例とされる。例えば図15において可変インピーダンス回路20AのスイッチSW1、可変インピーダンス回路20BのスイッチSW2は、pチャンネル型MOSトランジスタによって構成される。MOSダイオードMP30もpチャンネル型MOSトランジスタを用いて構成される。モニタ回路21は図5の降圧検出回路21Aと同様に構成される。降圧検出回路21Aの出力はインバータで反転され、ipbとして可変インピーダンス回路20Bに供給される。可変インピーダンス回路20BのスイッチSW2は例えばpチャンネル型MOSトランジスタで構成され、制御信号ipbでスイッチ制御される。スタンバイ状態において電源配線10の内部電圧VIMが電圧降下されることによりスイッチSW2がオン状態にされると、内部電圧VIMの降下に応答して電源電位側電源ノードarvddのレベルが上がるので、メモリセルMCの接地電位側電源ノードarvssと電源電位側電源ノードarvddとの間の電位差が極端に小さくなることが抑制され、スタティックメモリセル18のデータ破壊が防止される。
図16にはその動作波形が例示され、例えばスタンバイ状態において内部電源電位VIMに対してVIM側電源ノードarvddのレベルが低くされているとき、内部電源電圧VIMが不所望に降下してVIM’に到達したとする。これをそのまま放置すれば電源ノードarvddのレベルも同様に降下する(波形B)。このとき、前記VM21がこれを検出すると、スイッチSW2がオン状態にされて、電源ノードarvddはその時の内部電源電圧VIMにほぼ等しくされる(波形A)。その後、内部電源電位VIMが上昇して元に戻れば、それに応じてスイッチSW2が閉じられ、arvddは電源電圧VIMに対し可変インピーダンス回路20Bによる分圧電圧に応ずる降圧レベルで安定し、正常なときのスタンバイ状態に戻される。図16において、スタティックメモリセル18の一対の電源ノードarvssとarvddとの間の電位差は、アクティブ状態のときがV1、スタンバイ状態のときはV2、スタンバイ状態で内部電源電位VIMが不所望に降下したとき20Bによるインピーダンス制御を行なう場合はV3、そのようなインピーダンス制御を行なわないときはV4となる。
以上説明したマイクロコンピュータ1にオンチップされたSRAM3によれば以下の効果を得ることができる。SRAM3がスタンバイ状態にされているとき高電位側の内部電源電圧VIMが低下または低電位側の接地電位VSSが上昇しても、スタティックメモリセル18のデータ保持電圧がそれに追従して低下することを抑制することができ、これによって、データが破壊され難く、SRAM3の情報記憶の信頼性を向上させることができる。SRAM3の保持データが破壊され難くなるため、SRAM3がCPU2のワーク領域やキャッシュメモリに利用されることを想定すると、マイクロコンピュータ1の誤動作を抑制することができ、システム全体の信頼性向上に資することができる。
今後、マイクロコンピュータなどのメモリを搭載する半導体集積回路(半導体装置若しくは半導体デバイス)は動作電圧の低電圧化と高速化が進み、電源配線に乗る雑音や電圧変動の割合は大きくなることが予想されるので、それによるメモリセルのデータ破壊要因が増えてくると考えられる。一方、システムの大規模化に伴い半導体デバイスの微細化が進む中でMOSトランジスタのサブスレッショルドリーク電流が増大し、スタンバイ時の消費電流が増える傾向に有る。上記SRAM3においては、前記の異なった二つの問題を同時に解決することができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、スタティックメモリセルはCMOS型又は高抵抗負荷型に限定されない。スタティックメモリセルはSRAM等のメモリに適用される場合に限定されず、レジスタなどであってもよい。モニタ回路や電圧制御回路の具体的な回路構成は上記説明に限定されず適宜変更回路のである。
また、上記説明ではレギュレータで降圧された電圧を内部電源とする場合について説明したが、本発明は、レギュレータを用いず、外部電源を内部回路の動作電源とする半導体集積回路にも当然適用可能である。また、本発明はマイクロコンピュータなどのデータ処理LSIにオンチップのSRAM等のメモリに限らず、メモリ単体LSIにも適用する事が可能である。また、メモリの用途もCPUのワーク領域やキャッシュメモリに限定されず、その他の記憶用途に広く適用することができる。
1 マイクロコンピュータ
2 中央処理装置
3 SRAM
4 クロックパルスジェネレータ
5 システムコントローラ
6 レギュレータ
VDD 外部電源電圧
VIM 内部電源電圧
CK1,CK2 クロック信号
RES リセット信号
STBY スタンバイ信号
stby 内部スタンバイ信号
IRQ 割込み要求信号
irq 割り込み信号
act1 制御信号
act2 SRAMに対するスタンバイ制御信号
10 内部電源側の電源配線
11 接地電位側の電源配線
17 メモリアレイ
18 メモリセル
20 電圧制御回路
20A サブスレッショルドリーク対策用の可変インピーダンス回路
20B 記憶保持電圧低下対策用の可変インピーダンス回路
SW1 サブスレッショルドリーク対策用の可変インピーダンス回路のスイッチ
SW2 記憶保持電圧低下対策用の可変インピーダンス回路のスイッチ
SW3 SW1とSW2を兼用するスイッチ
21 モニタ回路
21A 内部電源電圧の降圧検出回路
21B 接地電位の上昇検出回路
ip モニタ回路からの検出信号
arvss スタティックメモリセルの接地電位側の電源ノード
arvdd スタティックメモリセルの内部電源側の電源ノード

Claims (2)

  1. 接地配線とこの接地配線より高い電圧を供給する電源配線と、接地ノードと電源ノードを有する複数個のスタティックメモリセルと、前記電源配線から前記スタティックメモリセルに印加する電圧を制御する電圧制御回路と、前記電源配線の電圧をモニタするモニタ回路と、複数の動作モードを制御するモード制御回路と、を含む半導体集積回路であって、
    前記モード制御回路は、半導体集積回路の低消費電力モードを制御することが可能であり、
    前記モニタ回路は、前記電源配線の電圧低下を検出することが可能であり、
    前記電圧制御回路は、前記モード制御回路による低消費電力モードの指示に応答して前記スタティックメモリセルの前記電源ノードの電圧を、その低消費電力モードに入る前の状態から降下する方向に制御し、前記モニタ回路による前記電源配線の電圧降下に応答して前記スタティックメモリセルの前記電源ノードの電圧を上昇する方向に制御することが可能である、半導体集積回路。
  2. 一対の電源配線と、複数個のスタティックメモリセルと、前記電源配線から前記スタティックメモリセルに印加する動作電圧を制御する電圧制御回路と、前記電源配線の電圧をモニタするモニタ回路と、複数の動作モードを制御するモード制御回路と、を含む半導体集積回路であって、
    前記モード制御回路は、半導体集積回路の低消費電力モードを制御することが可能であり、
    前記モニタ回路は、前記一対の電源配線間の電位差が縮小する変化を検出することが可能であり、
    前記電圧制御回路は、前記モード制御回路による低消費電力モードの指示に応答して前記スタティックメモリセルの一対の電源ノードの電位差を、その低消費電力モードに入る前の状態から小さくする方向に制御し、前記モニタ回路による前記一対の電源配線間の電位差縮小の検出に応答して前記スタティックメモリセルの一対の電源ノードの電位差を大きくする方向に制御することが可能であり、
    前記電圧制御回路は、前記スタティックメモリセルに電源電位を印加する経路に配置された可変インピーダンス回路であり、
    前記可変インピーダンス回路は、スタティックメモリセルから見て高インピーダンス状態にされることによってpチャンネル型MOSトランジスタの閾値電圧を大きくする方向に制御し、スタティックメモリセルから見て低インピーダンス状態にされることによってpチャンネル型MOSトランジスタの閾値電圧を小さくする方向に制御する、半導体集積回路。
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