JP5056391B2 - プラズマディスプレイ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、薄型の画像表示装置であるプラズマディスプレイ装置に関する。
プラズマディスプレイパネル(以下、「パネル」と略記する)として代表的な交流面放電型パネルは、対向配置された前面板と背面板との間に多数の放電セルが形成されている。前面板は、1対の走査電極と維持電極とからなる表示電極対が前面ガラス基板上に互いに平行に複数対形成され、それら表示電極対を覆うように誘電体層および保護層が形成されている。背面板は、背面ガラス基板上に複数の平行なデータ電極と、それらを覆うように誘電体層と、さらにその上にデータ電極と平行に複数の隔壁とがそれぞれ形成され、誘電体層の表面と隔壁の側面とに蛍光体層が形成されている。そして、表示電極対とデータ電極とが立体交差するように前面板と背面板とが対向配置されて密封され、内部の放電空間には、例えば分圧比で5%のキセノンを含む放電ガスが封入されている。ここで表示電極対とデータ電極とが対向する部分に放電セルが形成される。このような構成のパネルにおいて、各放電セル内でガス放電により紫外線を発生させ、この紫外線で赤色(R)、緑色(G)および青色(B)の各色の蛍光体を励起発光させてカラー表示を行っている。
パネルを駆動する方法としては、サブフィールド法、すなわち、1フィールド期間を複数のサブフィールドに分割した上で、発光させるサブフィールドの組み合わせによって階調表示を行う方法が一般に用いられている。
各サブフィールドは、初期化期間、書込み期間および維持期間を有する。初期化期間では初期化放電を発生し、続く書込み動作に必要な壁電荷を各電極上に形成するとともに、書込み放電を安定して発生させるためのプライミング粒子(書込み放電を発生させるための励起粒子)を発生させる。
書込み期間では、表示を行うべき放電セルに選択的に書込みパルス電圧を印加して書込み放電を発生させ壁電荷を形成する(以下、この動作を「書込み」とも記す)。そして維持期間では、走査電極と維持電極とからなる表示電極対に交互に維持パルス電圧を印加し、書込み放電を起こした放電セルで維持放電を発生させ、対応する放電セルの蛍光体層を発光させることにより画像表示を行う。
このようなパネルにおいては、大画面化、高精細度化が進むと、各電極を駆動する駆動回路やパネルにおける消費電力が増え、プラズマディスプレイ装置における発熱量が増大する。
そこで、パネルの背面に放熱板を装着するとともに排気用の放熱ファンを設け、バックカバーに設けた排気孔から放熱ファンを介して放熱することでプラズマディスプレイ装置の温度上昇を抑制する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−233406号公報
プラズマディスプレイ装置は、上述したパネルとその駆動回路とをシャーシ部材に取り付け、それらを前面枠とバックカバーとからなる筐体内部に収納して構成されている。近年、プラズマディスプレイ装置のより一層の薄型化が望まれるようになってきているが、パネル自体の厚みは数mm程度であるにもかかわらず、駆動回路やその他部材の小型化、薄型化には限界があり、従来のプラズマディスプレイ装置の厚みは10cm程度となっていた。特に、放熱ファンはプラズマディスプレイ装置の薄型化を阻害する大きな要因となっており、そのために十分な薄型化が図れないという課題があった。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、放熱ファンを設けずとも十分な放熱効果を得ることができ、さらなる薄型化を実現することができるプラズマディスプレイ装置を提供することを目的とする。
本発明のプラズマディスプレイ装置は、前面枠とバックカバーとを有する筐体内部に収納したパネルと、パネルの背面側にシートを介して取り付けたシャーシと、パネルを駆動するための駆動回路を搭載し、第1の固定部材によってシャーシに固定した回路基板と、回路基板に搭載された部品に第1の熱伝導シートを介して取り付けた放熱板と、放熱板に接触して設けられた第2の熱伝導シートと、バックカバーをシャーシに固定する第2の固定部材と、シャーシを挟んで前面枠とバックカバーとを接合する第3の固定部材とを備え、第2の固定部材を第2の熱伝導シートの周囲に設けるとともに2つの第2の固定部材間を結ぶ線分、または第2の固定部材と第3の固定部材とを結ぶ線分が、第2の熱伝導シートを通過するように第2の固定部材を設けて、バックカバーを第2の熱伝導シートに押し付けて接触させたことを特徴とする。
これにより、放熱ファンを設けずとも十分な放熱効果を得ることができ、プラズマディスプレイ装置におけるさらなる薄型化を実現することが可能となる。
また、このプラズマディスプレイ装置において、バックカバーは、伝熱性の高い材料で形成することが望ましく、例えば金属製の材料で形成されてもよい。これにより、放熱効果をさらに高めることが可能となる。
本発明によれば、放熱ファンを設けずとも十分な放熱効果を得ることができ、さらなる薄型化を実現することができるプラズマディスプレイ装置を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置について、図面を用いて説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の一実施の形態におけるパネル10の構造を示す分解斜視図である。前面基板21上には走査電極22と維持電極23とから構成される表示電極対24が複数形成されている。そして、表示電極対24を覆うように誘電体層25が形成され、誘電体層25上には保護層26が形成されている。保護層26は、放電セルにおける放電開始電圧を下げるために、パネルの材料として使用実績があり、ネオン(Ne)およびキセノン(Xe)ガスを封入した場合に2次電子放出係数が大きく耐久性に優れたMgOを主成分とする材料から形成されている。
背面基板31上には複数のデータ電極32が平行に形成され、データ電極32を覆うように絶縁体層33が形成され、さらに絶縁体層33上に井桁状の隔壁34が設けられている。また、絶縁体層33の表面および隔壁34の側面に蛍光体層35が設けられている。
これら前面基板21と背面基板31とは、微小な放電空間を挟んで表示電極対24とデータ電極32とが交差するように対向配置され、その外周部をガラスフリット等の封着材によって封着されている。そして、内部の放電空間には、例えば、ネオンとキセノンの混合ガスが放電ガスとして封入されている。放電空間は隔壁34によって複数の区画に仕切られており、表示電極対24とデータ電極32とが交差する部分に放電セルが形成されている。そしてこれらの放電セルが放電、発光することにより画像が表示される。
前面基板21および背面基板31の厚みは、それぞれ、例えば1.8mmである。
なお、パネル10の構造は上述したものに限られるわけではなく、例えばストライプ状の隔壁を備えたものであってもよい。
図2は、本発明の一実施の形態におけるパネル10の電極配列図である。パネル10には、行方向に長いn本の走査電極SC1〜走査電極SCn(図1の走査電極22)およびn本の維持電極SU1〜維持電極SUn(図1の維持電極23)が配列され、列方向に長いm本のデータ電極D1〜データ電極Dm(図1のデータ電極32)が配列されている。そして、1対の走査電極SCi(i=1〜n)および維持電極SUiと1つのデータ電極Dj(j=1〜m)とが交差した部分に放電セルが形成され、放電セルは放電空間内にm×n個形成されている。そして、m×n個の放電セルが形成された領域がパネル10の表示領域となる。
図3は、本発明の一実施の形態におけるパネル10の外観を模式的に示す平面図であり、図3(a)はパネル10を背面基板31側から見た図であり、図3(b)は前面基板21側から見た図である。パネル10の前面基板21および背面基板31は矩形状であり長辺と短辺とを有している。
図4は、本発明の一実施の形態におけるパネル10にフレキシブル基板(以下、「FPC」と略記する)を取り付けた様子を示す模式図であり、パネル10を前面基板21側から見た図である。図3(a)に示すように、前面基板21の短辺左側には走査電極SC1〜走査電極SCn用の電極引出部28が形成されており、電極引出部28のそれぞれはn本の走査電極SC1〜走査電極SCnのそれぞれに接続されている。また、前面基板21の短辺右側には維持電極SU1〜維持電極SUn用の電極引出部29が形成されており、電極引出部29のそれぞれはn本の維持電極SU1〜維持電極SUnのそれぞれに接続されている。ただし維持電極SU1〜維持電極SUnについては、それぞれが電気的に接続されていてもよく、この場合には電極引出部29のそれぞれが維持電極SU1〜維持電極SUnのそれぞれに1対1で対応していなくてもよい。
この電極引出部28、29はそれぞれ複数のブロックに分かれており、各々のブロックには、図4に示したように、走査電極用FPC41および維持電極用FPC42が接続される。また図3(b)に示すように、背面基板31の長辺下側にはデータ電極D1〜データ電極Dm用の電極引出部38が形成されている。電極引出部38のそれぞれはm本のデータ電極D1〜データ電極Dmのそれぞれに接続されている。この電極引出部38も複数のブロックに分かれており、各々のブロックにはデータ電極D1〜データ電極Dmを駆動するためのモジュールが搭載されたデータ電極用FPC43が接続される。
図5は、本発明の一実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置1の回路ブロック図である。プラズマディスプレイ装置1は、パネル10、画像信号処理回路51、データ電極駆動回路52、走査電極駆動回路53、維持電極駆動回路54、タイミング発生回路55、各回路ブロックに必要な電源を供給する電源回路56を備えている。
画像信号処理回路51は、画像信号をパネル10で表示できる画素数および階調数の画像信号に変換し、さらにサブフィールドのそれぞれにおける発光・非発光をデジタル信号のそれぞれのビットの「1」、「0」に対応させた画像データに変換する。データ電極駆動回路52は、画像データを各データ電極D1〜データ電極Dmに対応する書込みパルスに変換し、各データ電極D1〜データ電極Dmに印加する。
タイミング発生回路55は水平同期信号、垂直同期信号をもとにして、各回路ブロックの動作を制御する各種のタイミング信号を発生し、それぞれの回路ブロックへ供給する。走査電極駆動回路53、維持電極駆動回路54は、それぞれのタイミング信号にもとづき駆動電圧波形を作成し、走査電極SC1〜走査電極SCn、維持電極SU1〜維持電極SUnのそれぞれに印加する。
電源回路56は、走査電極SC1〜走査電極SCn、維持電極SU1〜維持電極SUn、データ電極D1〜データ電極Dmを駆動するための各種の電圧を発生し、それぞれの回路ブロックに供給している。また画像信号処理回路51、タイミング発生回路55を駆動するための電源も備えている。
図6は、本発明の一実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置1の構造を示す分解斜視図である。プラズマディスプレイ装置1は、パネル10と、パネル10で発生した熱をシャーシ61に伝達するとともにパネル10とシャーシ61とを接着するための接着性のシート62と、パネル10の背面側にシート62を介して取り付けられパネル10を保持するシャーシ61と、パネル10を駆動するための各種の駆動回路を実装した複数の回路基板63からなる回路基板群64と、これらを収納する筐体を構成する前面枠65およびバックカバー66とを備えている。シャーシ61の背面には、回路基板群64を取り付けるためのボス67およびバックカバー66を固定するためのボス69が、ダイカスト等による一体成型により突設されている。なお、シャーシ61は、一体成型に限らず、例えばアルミニウム平板に固定ピンを固定して構成してもよい。また前面枠65にはパネル10を保護するための透明な保護板を設けてもよいが、本実施の形態においては、プラズマディスプレイ装置の厚みを薄くするために、保護板の代わりに、保護シートをパネル10の表面に直接貼り付けている。また、シート62は、非接着性のシートであってもかまわない。
図7は、本発明の一実施の形態における回路基板63の構成を拡大して示す分解斜視図である。回路基板63は、パネル10を駆動するための駆動回路を構成する複数の部品68を搭載している。そして、部品68で発生した熱を放熱板71に伝達するとともに放熱板71を接着するための第1の熱伝導シート70をこれら複数の部品68を覆うように部品68に接触して設け、放熱板71を第1の熱伝導シート70に接触して設けている。すなわち、放熱板71は、第1の熱伝導シート70を介して部品68に取り付けられている。さらに、本実施の形態では、放熱板71の熱をバックカバー66に伝達して放熱するための第2の熱伝導シート72を放熱板71に接触して設けている。そして、バックカバー66を第2の熱伝導シート72に接触させる構成としている。
なお、回路基板63は、第1の固定部材であるビス73をボス67に取り付けることでシャーシ61に固定される。また、本実施の形態では、放熱板71は熱伝導性のよい金属(例えば、アルミニウム等)で形成し、第1の熱伝導シート70および第2の熱伝導シート72は熱伝導性がよく弾力性を有するシリコーン系の素材で形成している。
図8は、本発明の一実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置1の側面の断面を示す模式図である。図8には前面枠65、バックカバー66、パネル10、シャーシ61、シート62、回路基板63、部品68、第1の熱伝導シート70、放熱板71、第2の熱伝導シート72、ボス69に取り付けることでバックカバー66をシャーシ61に固定する第2の固定部材であるビス74を示している。また、第3の固定部材であるビス75(図8には示さず)によりシャーシ61の端部を挟んで前面枠65の端部とバックカバー66の端部とを接合しており、これによりバックカバー66を前面枠65に固定している。そして、本実施の形態においては、上述したように、バックカバー66を第2の熱伝導シート72に押し付けて接触させることで、部品68で発生した熱を第1の熱伝導シート70、放熱板71、第2の熱伝導シート72を介してバックカバー66に伝達して放熱する構成としている。なお、部品68、第1の熱伝導シート70、放熱板71、第2の熱伝導シート72のそれぞれが接触している状態を密着している状態にすることも可能である。
図9は、本発明の一実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置1の側面の断面を拡大して示す模式図であり、図8の破線で囲った部分を拡大して示す図である。まず、図9では、バックカバー66をシャーシ61に固定するビス74を取り付けていない状態を示す。
本実施の形態においては、パネル10の厚みTbは3.6mm、シート62の厚みTcは0.5mm、シャーシ61の厚みTdは1.0mm、回路基板63を取り付けるためのボス67の高さTeは2.0mm、回路基板63の厚みTfは1.0mm、回路基板63に搭載される部品68の実装後の高さTgは5.0mm、第1の熱伝導シート70の厚みThは1.0mm、放熱板71の厚みTiは8.0mm、第2の熱伝導シート72の厚みTjは1.0mm、バックカバー66の厚みTkは1.0mmである。本実施の形態では、バックカバー66を第2の熱伝導シート72に接触させる構成としているが、ビス74を取り付けていない状態では、パネル10からバックカバー66までの厚みTaは24.1mmである。
後述の図12に示しているが、バックカバー66はビス75により前面枠65に固定されている。バックカバー66および前面枠65をパネル10を収納する筐体として機能させるには、通常この構成で十分である。しかしながら、本実施の形態は、部品68で発生した熱を第1の熱伝導シート70、放熱板71、第2の熱伝導シート72を介してバックカバー66に伝達して放熱する構成としているため、第2の熱伝導シート72をバックカバー66に十分に接触させる必要がある。そして、ビス75によりバックカバー66を前面枠65に固定するだけでは、第2の熱伝導シートをバックカバー66に十分に接触させることは難しい。また、プラズマディスプレイ装置1の使用時の温度上昇によりバックカバー66が熱膨張すると、バックカバー66と第2の熱伝導シート72との間に隙間が開く恐れもある。したがって、ビス74を取り付けていない図9に示した状態では、部品68で発生した熱をバックカバー66に十分に伝達して放熱させることは難しい。
図10は、本発明の一実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置1の側面の断面を拡大して示す模式図である。そして、図10では、バックカバー66をシャーシ61に固定するビス74を取り付けた状態を示す。
本実施の形態では、図10に示すように、弾力性を有する第1の熱伝導シート70および第2の熱伝導シート72が、ビス74を取り付けることで発生する押圧力により、図9に示した厚みThおよび厚みTjの半分の厚みTh’および厚みTj’に圧縮されるまでビス74を締める。第1の熱伝導シート70の厚みTh’および第2の熱伝導シート72の厚みTj’はそれぞれ図9の半分の0.5mmとなるので、図10におけるパネル10からバックカバー66までの厚みTa’は23.1mmとなる。
このように、ビス74を取り付けるとともに第1の熱伝導シート70および第2の熱伝導シート72の厚みが半分程度になるまでビス74を締めることで、バックカバー66を第2の熱伝導シート72に押し付けて接触させることができる。これによりバックカバー66を第2の熱伝導シート72に十分に接触させることができ、部品68で発生した熱をバックカバー66に十分に伝達して放熱させることが可能となる。
ただし、ビス74の取り付け位置が適切でないと、十分な締め付け効果を得ることはできない。次に、ビス74の取り付け位置について説明する。
図11は、本発明の一実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置1の回路基板63の配置を模式的に示す平面図である。図11は、画面サイズが50インチ相当のパネルを搭載したプラズマディスプレイ装置1の回路基板の配置図であり、バックカバー66を外した状態で、各種の駆動回路を搭載した回路基板63およびボス69、ビス穴76の配置位置を模式的に示す図である。
図11には、データ電極駆動回路52を搭載した回路基板63aと、走査電極駆動回路53を搭載した回路基板63b、回路基板63b’と、維持電極駆動回路54を搭載した回路基板63cと、画像信号処理回路51を搭載した回路基板63dと、タイミング発生回路55を搭載した回路基板63eとを示す。なお、これらの回路基板63は複数枚に分割されていてもよく、本実施の形態においては、走査電極駆動回路53は回路基板63bと2枚の回路基板63b’に分割して搭載し、データ電極駆動回路52も3枚の回路基板63aに分割して搭載している。
なお、本実施の形態では、電極を駆動するために大電流を発生させるトランジスタ等の特に発熱量の大きい部品を搭載した回路基板63だけに第2の熱伝導シート72を搭載する構成としている。そこで、走査電極SC1〜走査電極SCnを駆動するために大電流を発生させるトランジスタを搭載した回路基板63b上に、第2の熱伝導シート72a、第2の熱伝導シート72b、第2の熱伝導シート72c、第2の熱伝導シート72d、第2の熱伝導シート72eの5枚の熱伝導シートを搭載し、維持電極SU1〜維持電極SUnを駆動するために大電流を発生させるトランジスタを搭載した回路基板63c上に、第2の熱伝導シート72f、第2の熱伝導シート72g、第2の熱伝導シート72h、第2の熱伝導シート72i、第2の熱伝導シート72jの5枚の熱伝導シートを搭載している。
本実施の形態では、ビス74による締め付け効果が十分に得られるように、ボス69を第2の熱伝導シート72の周囲に設け、ビス74を第2の熱伝導シート72の周囲に配置している。さらに、2つのビス74を結ぶ線分が第2の熱伝導シート72上を通過するようにボス69を設けている。
具体的には、回路基板63b上に搭載された第2の熱伝導シート72a〜第2の熱伝導シート72eの周囲には、ボス69a〜ボス69eを設け、回路基板63c上に搭載された第2の熱伝導シート72f〜第2の熱伝導シート72jの周囲には、ボス69f〜ボス69jを設けている。
なお、ボス69eは回路基板63bの下に設けているので、ビス74がボス69eと結合できるように回路基板63bにはビス74を貫通させるための穴を設けている。同様に、ボス69jは回路基板63cの下に設けているので、ビス74がボス69jと結合できるように回路基板63cにはビス74を貫通させるための穴を設けている。
これにより、例えば、ボス69aとボス69eとを結ぶ線分が第2の熱伝導シート72b上を通過し、ボス69bとボス69eとを結ぶ線分が第2の熱伝導シート72c上を通過し、ボス69cとボス69eとを結ぶ線分が第2の熱伝導シート72d上を通過し、ボス69dとボス69eとを結ぶ線分が第2の熱伝導シート72e上を通過する構成としている。また、ボス69gとボス69jとを結ぶ線分が第2の熱伝導シート72g上を通過し、ボス69hとボス69jとを結ぶ線分が第2の熱伝導シート72i上を通過し、ボス69iとボス69jとを結ぶ線分が第2の熱伝導シート72j上を通過を通過する構成としている。
これにより、ビス74による十分な締め付け効果を得ることができ、図10に示したように、バックカバー66を第2の熱伝導シート72に押し付けて接触させることが可能となり、部品68で発生した熱をバックカバー66に十分に伝達して放熱させることが可能となる。
なお、第3の固定部材であるビス75は、バックカバー66を前面枠65に接合させて固定するための部材であるが、本実施の形態では、バックカバー66と前面枠65との間にシャーシ61を挟んで固定しているので、ビス75にもビス74と同等の締め付け効果を持たせることができる。これにより、例えば、ビス75と接合させるためのビス穴76のうちビス穴76aとボス69eとを結ぶ線分が第2の熱伝導シート72a上を通過し、また、ビス穴76bとボス69fとを結ぶ線分が第2の熱伝導シート72f上を通過し、ビス穴76bとボス69hとを結ぶ線分が第2の熱伝導シート72h上を通過する構成としている。
図12は、本発明の一実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置1の側面の断面を拡大して示す模式図である。そして、ビス74とビス75とを結ぶ線分が第2の熱伝導シート72上を通過する場合には、図12に示すように、図10と同様の十分な締め付け効果を得ることができ、バックカバー66を第2の熱伝導シート72に押し付けて接触させることができる。
以上説明したように、本実施の形態は、発熱量の大きい部品68の上に第1の熱伝導シート70を介して放熱板71を取り付けるとともに、バックカバー66を放熱板71に接触して設けた第2の熱伝導シート72に接触させる構成とする。さらに、バックカバー66をシャーシ61に固定する第2の固定部材であるビス74間を結ぶ線分、またはシャーシ61を挟んで前面枠65とバックカバー66とを接合する第3の固定部材であるビス75とビス74とを結ぶ線分が第2の熱伝導シート72上を通過するようボス69を設けてバックカバー66を第2の熱伝導シート72に押し付けて接触させる構成とする。こうすることで、部品68で発生した熱を、第1の熱伝導シート70、放熱板71、第2の熱伝導シート72を介してバックカバー66に伝達して放熱させることが可能となる。これにより、放熱ファンを用いずとも十分な放熱効果を得ることが可能となり、プラズマディスプレイ装置1のさらなる薄型化を図ることが可能となる。
なお、バックカバー66を熱伝導性の高い金属製の材料で形成する構成とすることで、放熱効果をさらに高めることが可能となる。
なお、本実施の形態では、大電流を発生させ発熱量の大きい部品68の上に、第1の熱伝導シート70、放熱板71、第2の熱伝導シート72を搭載する構成としたが、何らこの構成に限られるものではなく、回路基板63の配置位置やプラズマディスプレイ装置の仕様等に応じて適宜最適に構成すればよい。
なお、本実施の形態で挙げた具体的な各数値は単なる一例に過ぎず、何らこれらの数値に限定されるものではない。これらの数値はパネルの特性やプラズマディスプレイ装置の仕様等に応じて最適に設定することが望ましい。また、これらの数値は、上述した効果を得られる範囲でのばらつきを許容するものとする。
本発明は、放熱ファンを設けずとも十分な放熱効果を得ることができ、さらなる薄型化を実現することができるプラズマディスプレイ装置として有用である。
本発明の一実施の形態におけるパネルの構造を示す分解斜視図 同パネルの電極配列図 同パネルの外観を模式的に示す平面図 同パネルにフレキシブル基板を取り付けた様子を示す模式図 本発明の一実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置の回路ブロック図 同プラズマディスプレイ装置の構造を示す分解斜視図 本発明の一実施の形態における回路基板の構成を拡大して示す分解斜視図 本発明の一実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置の側面の断面を示す模式図 同プラズマディスプレイ装置の側面の断面を拡大して示す模式図 同プラズマディスプレイ装置の側面の断面を拡大して示す模式図 同プラズマディスプレイ装置の回路基板の配置を模式的に示す平面図 同プラズマディスプレイ装置の側面の断面を拡大して示す模式図
符号の説明
1 プラズマディスプレイ装置
10 パネル(プラズマディスプレイパネル)
21 前面基板
22 走査電極
23 維持電極
24 表示電極対
25 誘電体層
26 保護層
28,29,38 電極引出部
31 背面基板
32 データ電極
33 絶縁体層
34 隔壁
35 蛍光体層
41 走査電極用FPC
42 維持電極用FPC
43 データ電極用FPC
51 画像信号処理回路
52 データ電極駆動回路
53 走査電極駆動回路
54 維持電極駆動回路
55 タイミング発生回路
56 電源回路
61 シャーシ
62 シート
63,63a,63b,63b’,63c,63d,63e 回路基板
64 回路基板群
65 前面枠
66 バックカバー
67,69,69a,69b,69c,69d,69e,69f,69g,69h,69i,69j ボス
68 部品
70 第1の熱伝導シート
71 放熱板
72,72a,72b,72c,72d,72e,72f,72g,72h,72i,72j 第2の熱伝導シート
73,74,75 ビス
76,76a,76b ビス穴

Claims (2)

  1. 前面枠とバックカバーとを有する筐体内部に収納したプラズマディスプレイパネルと、
    前記プラズマディスプレイパネルの背面側にシートを介して取り付けたシャーシと、
    前記プラズマディスプレイパネルを駆動するための駆動回路を搭載し、第1の固定部材によって前記シャーシに固定した回路基板と、
    前記回路基板に搭載された部品に第1の熱伝導シートを介して取り付けた放熱板と、
    前記放熱板に接触して設けられた第2の熱伝導シートと、
    前記バックカバーを前記シャーシに固定する第2の固定部材と、
    前記シャーシを挟んで前記前面枠と前記バックカバーとを接合する第3の固定部材とを備え、
    前記第2の固定部材を前記第2の熱伝導シートの周囲に設けるとともに2つの前記第2の固定部材間を結ぶ線分、または前記第2の固定部材と前記第3の固定部材とを結ぶ線分が、前記第2の熱伝導シートを通過するように前記第2の固定部材を設けて、前記バックカバーを前記第2の熱伝導シートに押し付けて接触させたことを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  2. 前記バックカバーは、金属製の材料で形成されたことを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイ装置。
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