JP5056037B2 - 誘導加熱式炊飯器 - Google Patents

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本発明は、加熱コイルに流れる高周波電流をインバータ手段より供給し鍋を加熱する誘導加熱式炊飯器に関するものである。
従来、この種の誘導加熱式炊飯器は、図9に示すよう構成していた(例えば、特許文献1参照)。以下、その構成について説明する。
図9に示すように、インバータ回路17は、商用電源15を整流する単方向電源16によって整流された電源を誘導加熱制御回路21により制御して高周波電力に変換するようにしている。加熱コイル18は、このインバータ回路17からの高周波電力によって内鍋19を誘導加熱するようにしている。電流検知回路23は、カレントトランス22を介して電源電流に応じた電圧を出力するもので、マイコン25のA/D入力端子に接続している。この電流検知回路23のマイコン25への出力は、電源電流が12Aのとき、AD値が204になるように、可変抵抗器26で調整されている。この可変抵抗器26の調整により電流検知回路23の入力−出力のばらつきとマイコン25のAD変換ばらつきを抑えている。電圧検知回路27は電源電圧を検知するもので、マイコン25のA/D入力端子に接続している。この電圧検知回路27のマイコン25への出力は、電源電圧が100Vのとき、AD値が204になるように可変抵抗器28で調整されている。この可変抵抗器28の調整により電圧検知回路27の入力−出力のばらつきとマイコン25のAD変換ばらつきを抑えている。
上記構成において動作を説明する。マイコン25は、電源電圧が93Vより高く、100V以下のとき、すなわち電圧検知手段27のマイコン25への出力AD値(以後、VinAD値という)が190より大きく204以下のとき、電流検知回路23のマイコン25への出力のAD値(以後、IinAD値という)が204で安定するよう誘導加熱制御回路21を制御する。電源電圧が100Vより高くなるとき、すなわちVinAD値が204より大きいときは、IinAD値=204−(VinAD値−204)なる式で求められるIinAD値で安定するよう誘導加熱制御回路21を制御する。電源電圧が93V以下のとき(VinAD値=190のとき)、IinAD値=204−(VinAD値−190)なる式で求められるIinAD値で安定するように、誘導加熱制御回路21を制御する。
以上により、製造ばらつきをキャンセルし入力電流と電源電圧を精度よく検知するとともに商用電源電圧の変動による加熱ばらつきの影響を抑えることができ、炊飯や保温を良好に行うことができる。
特開平11−56602号公報
しかしながら、上記従来の構成では、電流検知回路23や電圧検知回路27の入出力特性のばらつきとマイコン25のAD変換ばらつき(直線性誤差など)を併せて抑えるために可変抵抗器による調整をしていることから、電流検知回路23や電圧検知回路27の入出力特性のばらつきを抑えたとしても、AD変換ばらつきは抑えることはできず、入力電流や商用電源電圧を精度よく検知するには製造過程において可変抵抗器などによる調整が必要となり、部品点数、実装面積、実装工数の増加を伴い製造コスト面で不利になるという問題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、製造過程における調整工程なしでAD変換手段のAD変換ばらつきを抑制することを目的としている。
本発明は上記目的を達成するために、被調理物を入れる鍋と、前記鍋と電磁気的に結合し前記鍋を加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルに高周波電力を供給するインバータ手段と、商用電源を整流平滑して前記加熱コイルに電力を供給する整流平滑手段と、少なくとも2つの入力端子を有するAD変換手段と、前記AD変換手段に所定の電圧を出力する
AD変換補正用電圧源と、前記所定の電圧を前記インバータ手段が停止しているときに前記AD変換手段によりAD変換した結果とAD変換理論値により前記AD変換手段によるAD変換結果を補正するAD変換補正手段と、前記AD変換補正手段からの入力により前記インバータ手段を制御するよう構成したものである。
これにより、AD変換手段の変換誤差を補正することができ、製造過程における調整工程なしでAD変換手段のAD変換ばらつきを抑制することができる。
本発明の誘導加熱式炊飯器は、AD変換手段の変換誤差を補正することができ、製造過程における調整工程なしでAD変換手段の変換ばらつきを抑制することができる。
第1の発明は、被調理物を入れる鍋と、前記鍋と電磁気的に結合し前記鍋を加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルに高周波電力を供給するインバータ手段と、商用電源を整流平滑して前記加熱コイルに電力を供給する整流平滑手段と、少なくとも2つの入力端子を有するAD変換手段と、前記AD変換手段に所定の電圧を出力するAD変換補正用電圧源と、前記所定の電圧を前記インバータ手段が停止しているときに前記AD変換手段によりAD変換した結果とAD変換理論値により前記AD変換手段によるAD変換結果を補正するAD変換補正手段と、前記AD変換補正手段からの入力により前記インバータ手段を制御する制御手段とを備えたものであり、AD変換手段の変換誤差を補正することができ、製造過程における調整工程なしでAD変換手段の変換ばらつきを抑制することができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、AD変換補正手段は、被AD変換電圧のAD変換結果に応じて、被AD変換電圧のAD変換結果を補正する補正値を変更するようにしたものであり、AD変換補正手段は被AD変換電圧の電圧に応じた補正を行うことができる。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、AD変換補正用電圧源の出力電圧を分圧してAD変換手段へ入力する分圧手段を備え、AD変換補正手段は、被AD変換電圧により近い電圧で補正を行うようにしたものであり、AD変換補正手段はAD変換手段の非直線性誤差に対応した補正を行うことができる。
第4の発明は、上記第1または第2の発明において、AD変換補正用電圧源からのAD変換手段への入力電圧を切り替える電圧切替手段を備え、AD変換補正手段は、被AD変換電圧により近い電圧で補正を行うようにしたものであり、AD変換補正手段が被AD変換電圧により近い電圧で補正するために切り替わるAD変換補正用電圧源の出力電圧を単一入力端子でAD変換手段へ入力することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における誘導加熱式炊飯器の一部ブロック化した回路図を示すものである。
図1に示すように、鍋1は水や米などの被調理物を入れるもので、磁束を通す金属を複数用いた積層体で構成されており、複数の銅線を束ねたリッツ線で構成している加熱コイル2と電磁気的に結合している。加熱コイル2に高周波電流を流すことにより加熱コイル2に磁束が発生し、この磁束が鍋1の金属を通過することで鍋1に電流が流れ、鍋1は自身のもつ抵抗により発熱する。インバータ手段3は共振コンデンサ3aとMOSFETやIGBTなどの半導体スイッチング素子3bと半導体スイッチング素子3bに逆接続した逆接続ダイオード3cで構成しており、共振コンデンサ3aと加熱コイル2は並列共振回路を構成している。半導体スイッチング素子3bはPNPトランジスタ、NPNトランジスタからなるプッシュプル回路で構成した駆動手段4により駆動される。
整流平滑手段6はダイオードブリッジ6aとチョークコイル6bとコンデンサ6cで構成しており、商用電源5を整流してインバータ手段3に電力を供給するものである。電流検知手段7は商用電源5より供給される入力電流を検知するもので、電流−電圧変換を行うカレントトランス7aと負荷抵抗7bとダイオードブリッジ7cと抵抗器7e、7fで構成している。
電流検知手段7の出力電圧VIinは制御手段12に内蔵されたAD変換手段8に接続されており、入力電流が12A時にVIinが4Vとなるように設定されている。AD変換手段8は8ビットAD変換器で、そのリファレンス電圧はAD基準電圧源8aの出力電圧(VADref)の5Vである。AD変換補正用電圧源10はAD変換手段8を補正する基準電圧を出力するもので、直流電源9の出力電圧V1(5V)をV2(4V)に降圧するものである。AD変換補正用電圧源10の出力電圧V2は抵抗器10b(33kΩ)と10c(15kΩ)により調整可能なものである。すなわち抵抗器10bと10cによりV2を分圧したV3が1.25VとなるようにV2を出力するものである。V2はVIin同様、制御手段12に内蔵されたAD変換手段8に接続されている。
AD変換手段8のAD変換値は制御手段12に内蔵されたAD変換補正手段11に送られる。AD変換補正手段11は、AD変換補正用電圧源10の出力電圧V2をAD変換手段8によりAD変換した結果とAD変換理論値とによりAD変換手段8によるAD変換結果を補正するようにしている。制御手段12は、AD変換補正手段11により補正された電流検知手段8からの入力に応じて半導体スイッチング素子3bの導通時間を設定し駆動手段4に駆動信号を出力するようにしている。半導体スイッチング素子3bはこの信号を受けてオンオフし加熱コイル2に電流を流したり遮断したりする。
上記構成において図2を参照しながら動作、作用を説明する。図2は本実施の形態におけるAD変換補正のフローチャートである。
まず、ステップ201でAD変換手段8が電流検知手段7の出力電圧VIinをAD変換した結果であるADIinを得る。つづくステップ202ではAD変換手段8がAD変換補正用電圧源10の出力電圧であるV2をAD変換し、ステップ203ではステップ202で得たV2のAD変換結果からV2のAD変換理論値である204を差し引くことで補正値(OFFSET)を得る。つづくステップ204ではステップ201で得たADIinからステップ203で得た補正値(OFFSET)を差し引き、補正後のADIinを得る。
このようにして、電流検知手段7の出力電圧VIinのAD変換結果を補正し、制御手段12は半導体スイッチング素子3bの導通時間を設定してインバータ手段3を制御する。
以上のように、本実施の形態においては、AD変換手段8に所定の電圧V2を出力するAD変換補正用電圧源10と、所定の電圧V2をAD変換手段8によりAD変換した結果ADV2とAD変換理論値204との差によりAD変換手段8の変換結果を補正するAD変換補正手段11とを備えることにより、AD変換手段8の変換誤差を補正することができる。
また、AD変換補正用電圧源10がAD基準電圧VADrefと独立していることにより、AD変換補正用電圧源10の出力変動やばらつきをAD基準電圧8aよりも抑えることで補正精度を上げることができる。
なお、本実施の形態においては、AD変換手段8によりAD変換され、そのAD変換結果をAD変換補正手段11により補正される被AD変換電圧を電流検知手段7の出力電圧のみとしたが、特にこの限りでなくともよく、商用電源電圧や半導体スイッチング素子3bのコレクタ−エミッタ間電圧など、AD変換手段8を利用する他の検知回路に適用してもよい。
(実施の形態2)
図1に示すAD変換補正手段11は、被AD変換電圧のAD変換結果に応じて、被AD変換電圧のAD変換結果を補正する補正値を変更するようにしている。他の構成は上記実施の形態1と同じである。
上記構成において図3を参照しながら動作、作用を説明する。図3は本実施の形態におけるAD変換補正のフローチャートである。
まず、ステップ301でAD変換手段8が電流検知手段7の出力電圧VIinをAD変換した結果であるADIinを得る。つづくステップ302ではAD変換手段8がAD変換補正用電圧源10の出力電圧であるV2をAD変換し、ステップ303ではステップ302で得たV2のAD変換結果からV2のAD変換理論値である204を差し引くことで補正値(OFFSET)を得る。つぎのステップ304ではステップ301で得たIinADの値が102(204/2)より大きければステップ306に進むが、IinADの値が102(204/2)以下であればステップ305でOFFSETの値を1/2した後ステップ306へ進む。ステップ306ではステップ201で得たADIinからOFFSETを差し引くことにより補正後のADIinを得る。
このようにして、電流検知手段7の出力電圧VIinのAD変換結果を補正し、制御手段12は半導体スイッチング素子3bの導通時間を設定してインバータ手段3を制御する。
以上のように、本実施の形態においては、AD変換補正手段11がVIinのAD変換結果を補正する補正値を変更することにより、VIinのAD変換結果に応じたAD変換手段の変換誤差補正が可能となる。
なお、本実施の形態においては、被AD変換電圧の値に応じたAD変換補正手段11の補正値は、被AD変換電圧の値に応じて2値に切り替わるものとしたが、特にこの限りでなくともよく、AD変換補正手段11の補正値が被AD変換電圧の値に応じて切り替わればよい。
また、本実施の形態において、AD変換手段8によりAD変換され、そのAD変換結果をAD変換補正手段11により補正される被AD変換電圧を電流検知手段7の出力電圧のみとしたが、特にこの限りでなくともよく、商用電源電圧や半導体スイッチング素子3bのコレクタ−エミッタ間電圧など、AD変換手段8を利用する他の検知回路に適用してもよい。
(実施の形態3)
図4は、本発明の実施の形態3における誘導加熱式炊飯器の一部ブロック化した回路図を示すものである。
図4に示すように、分圧手段13は、AD変換補正用電圧源10の出力電圧V2(4V)を抵抗器13a、13b(共に10kΩ)で分圧したV4(2V)をAD変換手段8へ入力している。AD変換補正手段11は、被AD変換電圧により近い電圧で補正を行うようにしている。他の構成は上記実施の形態1と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
上記構成において図5を参照しながら動作、作用を説明する。図5は本実施の形態におけるAD変換補正のフローチャートである。
まず、ステップ501でAD変換手段8が電流検知手段7の出力電圧VIinをAD変換した結果であるADIinを得る。つづくステップ502ではステップ501で得られたADVIin値に応じてステップ503もしくはステップ505に進む。すなわち、ADIinが153より大きければステップ503に進み、153以下であればステップ505へ進む。
ステップ503に進んだ場合、ステップ503でAD変換手段8がAD変換補正用電圧源10の出力電圧であるV2をAD変換し、つづくステップ504ではステップ503で得たV2のAD変換結果からV2のAD変換理論値である204を差し引いた値を補正値(OFFSET)として得た後、ステップ507へ進む。
一方、ステップ505に進んだ場合には、分圧手段13の出力電圧V4をAD変換手段8がAD変換し、つぎのステップ506でステップ504で得たV4のAD変換結果からV4のAD変換理論値である102を差し引いた値を補正値(OFFSET)として得た後、ステップ507へ進む。ステップ507ではステップ501で得たADIinからステップ504もしくはステップ506で得たOFFSETを差し引くことによりADIinを補正する。
このようにして、電流検知手段7の出力電圧VIinのAD変換結果を補正し、制御手段12は半導体スイッチング素子3bの導通時間を設定してインバータ手段3を制御する。
以上のように、本実施の形態においては、VIinのAD変換結果に応じて補正値とするAD変換手段10への入力電圧を変更しており、これによりVIinのAD変換結果に応じた補正することができとともに、AD変換手段10の非直線性に応じた補正をも行うことができる。
なお、本実施の形態においては、分圧手段13の出力電圧をV4のみとしたが、V4以外に複数の電圧をAD変換手段8へ入力し、AD変換結果に応じて補正する値をより細かくしてもよい。あるいは、AD変換補正用電圧源10以外のAD変換補正用電圧源により複数の補正用基準電圧をAD変換手段8へ入力するようにしてもよい。
また、本実施の形態においては、AD変換手段8によりAD変換され、そのAD変換結果をAD変換補正手段11により補正される被AD変換電圧を電流検知手段7の出力電圧のみとしたが、特にこの限りでなくともよく、商用電源電圧や半導体スイッチング素子3bのコレクタ−エミッタ間電圧など、AD変換手段8を利用する他の検知回路に適用してもよい。
(実施の形態4)
図6は、本発明の実施の形態4における誘導加熱式炊飯器の一部ブロック化した回路図を示すものである。
図6に示すように、電圧切替手段14は、AD変換手段8を補正するための基準電圧を出力するAD変換補正用電圧源10の出力電圧V2を切り替えるもので、抵抗器14a(30kΩ)と制御手段12に内蔵されたNchオープンドレイン端子により構成し、抵抗器14aはAD変換補正用電圧源10の出力電圧調整端子と制御手段12に内蔵されたNchオープンドレイン端子に接続している。AD変換補正手段11は、被AD変換電圧により近い電圧で補正を行うようにしている。他の構成は上記実施の形態1と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
上記構成において図7を参照しながら動作、作用を説明する。図7は本実施の形態におけるAD変換補正のフローチャートである。
まず、ステップ701でAD変換手段8が電流検知手段7の出力電圧VIinをAD変換した結果であるADIinを得る。つづくステップ702ではステップ501で得られたADVIin値に応じてステップ703もしくはステップ706に進む。すなわち、ADIinが153より大きければステップ703に進み、153以下であればステップ706へ進む。
ステップ703に進んだ場合、ステップ703で制御手段12は電圧切替手段14をオンする。これによりAD変換補正用電圧源10の出力電圧V2は抵抗器10b(33kΩ)と、抵抗器10c、14a(共に30kΩ)の合成抵抗による分圧値が1.25Vとなる電圧、すなわち4Vとなる。つぎのステップ704ではAD変換手段8がAD変換補正用電圧源10の出力電圧であるV2をAD変換し、つづくステップ705ではステップ704で得たV2のAD変換結果からV2のAD変換理論値である204を差し引いた値を補正値(OFFSET)として得た後、ステップ709へ進む。
一方、ステップ706に進んだ場合には、ステップ706で制御手段12は電圧切替手段14をオフする。これによりAD変換補正用電圧源10の出力電圧V2は抵抗器10b(33kΩ)と、抵抗器10c(30kΩ)の分圧値が1.25Vとなる電圧、すなわち2.625Vとなる。つぎのステップ707ではAD変換手段8がAD変換補正用電圧源10の出力電圧であるV2をAD変換し、つづくステップ708でステップ707で得たV2のAD変換結果からV2のAD変換理論値である134を差し引いた値を補正値(OFFSET)として得た後、ステップ709へ進む。ステップ709ではステップ701で得たADIinからステップ705もしくはステップ708で得たOFFSETを減算することによりADIinを補正する。
このようにして、AD変換補正手段11により補正された電流検知手段8からの入力により制御手段12は半導体スイッチング素子3bの導通時間を設定し、インバータ手段を制御する。
以上のように、本実施の形態においては、VIinのAD変換結果に応じて補正値とするAD変換手段8への入力電圧を変更しており、これによりVIinのAD変換結果に応じた補正することができとともに、AD変換手段8の非直線性に応じた補正をも行うことができる。また、電圧切替手段14によりAD変換補正用電圧源10の出力電圧V2を切り替え可能としたことにより、複数の入力端子を用いなくとも複数のAD変換補正用基準電圧をAD変換手段8へ入力することが可能となる。
なお、本実施の形態においては、電圧切替手段14により切り替わるAD変換補正用電圧源10の出力電圧V2を4Vと2.625Vとしたが、とくにこの限りでなく、より細かく切り替え可能としてもよい。
また、本実施の形態においては、AD変換手段8によりAD変換され、そのAD変換結果をAD変換補正手段11により補正される被AD変換電圧を電流検知手段7の出力電圧のみとしたが、特にこの限りでなくともよく、商用電源電圧や半導体スイッチング素子3bのコレクタ−エミッタ間電圧の検知など、AD変換手段8を利用する他の検知回路に適用してもよい。
(実施の形態5)
図1に示すAD変換手段8は、インバータ手段3が停止しているときにAD変換補正用電圧源10の出力電圧をAD変換するようにしている。他の構成は上記実施の形態1と同じである。
上記構成において図8を参照しながら動作、作用を説明する。図8は本実施の形態におけるAD変換補正のフローチャートである。
まず、ステップ801でAD変換手段8が電流検知手段7の出力電圧VIinをAD変換した結果であるADIinを得る。つぎのステップ802ではインバータ手段3が停止しているかを判断する。すなわち、インバータ手段3が停止していればステップ803に進み、インバータ手段3が停止していなければステップ805に進む。ステップ803ではAD変換手段8がAD変換補正用電圧源10の出力電圧であるV2をAD変換し、つぎのステップ804ではステップ803で得たV2のAD変換結果からV2のAD変換理論値である204を差し引くことで補正値(OFFSET)を得る。ステップ805ではADIinからOFFSETを減算することにより補正後のADIinを得る。
このようにして、AD変換補正手段11により補正された電流検知手段8からの入力により制御手段12は半導体スイッチング素子3bの導通時間を設定し、インバータ手段3を制御する。
以上のように、本実施の形態においては、インバータ手段3が停止しているときにAD変換補正用電圧源10の出力電圧V2をAD変換手段8がAD変換しており、これによりAD変換手段8はインバータ手段3が動作することで生じるノイズによる影響を受けずにAD変換補正用電圧源10の出力電圧V2をAD変換することができる。
なお、本実施の形態においては、AD変換手段8によりAD変換され、そのAD変換結果をAD変換補正手段11により補正される被AD変換電圧を電流検知手段7の出力電圧のみとしたが、特にこの限りでなくともよく、商用電源電圧や半導体スイッチング素子3bのコレクタ−エミッタ間電圧など、AD変換手段8を利用する他の検知回路に適用してもよい。
以上のように、本発明にかかる誘導加熱式炊飯器は、AD変換手段の変換誤差を補正することができ、製造過程における調整工程なしでAD変換手段の変換ばらつきを抑制することができるので、加熱コイルに流れる高周波電流をインバータ手段より供給し鍋を加熱する誘導加熱式炊飯器として有用である。
本発明の実施の形態1における誘導加熱式炊飯器の一部ブロック化した回路図 同誘導加熱式炊飯器の要部フローチャート 本発明の実施の形態2における誘導加熱式炊飯器の要部フローチャート 本発明の実施の形態3における誘導加熱式炊飯器の一部ブロック化した回路図 同誘導加熱式炊飯器の要部フローチャート 本発明の実施の形態4における誘導加熱式炊飯器の一部ブロック化した回路図 同誘導加熱式炊飯器の要部フローチャート 本発明の実施の形態5における誘導加熱式炊飯器の要部フローチャート 従来の誘導加熱式炊飯器の一部ブロック化した回路図
符号の説明
1 鍋
2 加熱コイル
3 インバータ手段
5 商用電源
6 整流平滑手段
8 AD変換手段
10 AD変換補正用電圧源
11 AD変換補正手段
12 制御手段

Claims (4)

  1. 被調理物を入れる鍋と、前記鍋と電磁気的に結合し前記鍋を加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルに高周波電力を供給するインバータ手段と、商用電源を整流平滑して前記加熱コイルに電力を供給する整流平滑手段と、少なくとも2つの入力端子を有するAD変換手段と、前記AD変換手段に所定の電圧を出力するAD変換補正用電圧源と、前記所定の電圧を前記インバータ手段が停止しているときに前記AD変換手段によりAD変換した結果とAD変換理論値により前記AD変換手段によるAD変換結果を補正するAD変換補正手段と、前記AD変換補正手段からの入力により前記インバータ手段を制御する制御手段とを備えた誘導加熱式炊飯器。
  2. AD変換補正手段は、被AD変換電圧のAD変換結果に応じて、被AD変換電圧のAD変換結果を補正する補正値を変更するようにした請求項1記載の誘導加熱式炊飯器。
  3. AD変換補正用電圧源の出力電圧を分圧してAD変換手段へ入力する分圧手段を備え、AD変換補正手段は、被AD変換電圧により近い電圧で補正を行うようにした請求項1または2記載の誘導加熱式炊飯器。
  4. AD変換補正用電圧源からのAD変換手段への入力電圧を切り替える電圧切替手段を備え、AD変換補正手段は、被AD変換電圧により近い電圧で補正を行うようにした請求項1または2記載の誘導加熱式炊飯器。
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