JP5055095B2 - 測定装置及び測定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、基板の面に設けられた複数の基板基準マークのマーク間距離を測定する測定装置及び測定方法に関する。
例えば多層構造となされるプリント配線基板の製造工程においては、基板への高熱処理や液体への浸漬処理等が繰り返しなされ、基板が面方向に伸縮する等の変形が生じるという問題があった。
このため、従来から、特許文献1に開示されるような測定装置により基板各所の寸法を測長し、測長部位が所定の寸法に形成されているか否かを検査している。
特許文献1に開示の測定装置は、例えば非測定物である基板を載置する測定テーブルと、この測定テーブルの上方に設けられ、移動機構によりX−Y方向に移動自在な一台のCCDカメラとを具備している。
そして、基板上の測定部位となる例えば2点の基準マークをCCDカメラにより夫々撮像し、カメラの移動量と撮像したマークの座標位置に基づき測長を行っている。
特開2000−46523号公報
ところで、特許文献1に開示の測定装置では、従来、アルミニウムやガラスで形成された測定テーブルをセラミックスで形成することで測定テーブルのうねりを小さくし、測定精度の向上を図っている。
しかしながら、近年では基板に形成される回路パターンが微細化し、特許文献1に開示の測定装置のように測定テーブルのうねりを小さく抑えても、測定誤差が生じ、高精度の測定が出来ないという課題があった。
また、測長の際、測定部位となる各基準マークの上方にCCDカメラを移動させなければならないため、1枚の基板に対する測長に長時間を要し、効率が悪いという課題があった。
さらに、前記のように測長に時間を要するため、従来は、非測定物である基板は全枚数検査(測長)されることはなく、抜き取り検査されることが多かった。このため、測長結果に基づき、例えば露光マスクを作成しても、基板によっては、ずれが大きくなり、歩留まりが低下するという課題があった。
本発明は、前記したような事情の下になされたものであり、基板に設けられた複数の基板基準マークのマーク間距離を測定する測定装置において、高精度にマーク間距離を測定し、測定結果を後工程のデータベースとして出力することにより、ワークの歩留まりを向上することができる測定装置及び測定方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するためになされた、本発明にかかる測定装置は、基板の面に設けられた複数の基板基準マークのマーク間距離を測定する測定装置であって、前記複数の基板基準マークにそれぞれ対応すると共に、寸法が予め決められた複数のスケール基準マークが形成され、前記基板に対向して配置された透明ガラス板と、前記対応する基板基準マークとスケール基準マークとを組として同一画像領域内に撮像する撮像手段と、前記撮像手段により撮像された前記基板基準マークと前記スケール基準マークとの組毎に導出した2次元座標上距離と、前記複数のスケール基準マーク間距離とに基づき、前記基板基準マークのマーク間距離を算出する演算処理手段とを備えることに特徴を有する。
尚、前記各基板基準マークと前記組を構成する前記スケール基準マークは、少なくとも2つのサブマークにより構成されていることが望ましい。
また、前記各基板基準マークに対して前記撮像手段が1つずつ設けられていることが望ましい。
また、前記基板は、前記透明ガラス板の一面に密着することが望ましい。
このように本発明の測定装置においては、測定にあたり、基板基準マークとスケール基準マークとの2次元座標上距離が分かればよい。
即ち、スケール基準マークに対する基板基準マークの位置を特定可能な画像を撮像することで高精度に測定することができる。
また、各基板基準マークに対して設けられた撮像手段により略同時に撮像すれば、撮像された複数の画像データに基づき、直ぐに算出処理を行うことができる。したがって、各基板に対して高速に測定処理を進めることができ、非測定物である全ての基板に対して測定を行っても実用上問題ない。
また、本発明の測定装置によれば、測定結果を後工程のデータベースとして出力することで、後工程において例えば露光マスクの形成やレーザー直描処理を基板の伸縮に合わせて高精度に行うことができる。
また、全ての基板に対する測定を行うことにより、例えば測定結果が近似する(基板の)グループ単位での平均測定結果に基づき、マスクの形成やレーザー直描の制御を行うことができ、歩留まりを向上することができる。
また、前記課題を解決するためになされた、本発明にかかる測定方法は、基板の面に設けられた複数の基板基準マークのマーク間距離を測定する測定方法であって、透明ガラス板に形成され、寸法が予め決められた複数のスケール基準マークを撮像手段により撮像するステップと、前記複数のスケール基準マークにそれぞれ対応する前記複数の基板基準マークを前記撮像手段により撮像するステップと、前記撮像手段により撮像した前記複数のスケール基準マークの画像と前記複数の基板基準マークの画像とに基づき、対応する前記基板基準マークと前記スケール基準マークとを組として、組毎にそれらの間の2次元座標上距離を導出するステップと、前記組毎に導出した前記スケール基準マークと前記基板基準マークとの間の2次元座標上距離と、前記複数のスケール基準マーク間距離とに基づき、前記基板基準マークのマーク間距離を算出するステップとを実行することに特徴を有する。
或いは、本発明にかかる測定方法は、基板の面に設けられた複数の基板基準マークのマーク間距離を測定する測定方法であって、前記複数の基板基準マークにそれぞれ対応すると共に、寸法が予め決められた複数のスケール基準マークが形成された透明ガラス板に、前記基板を対向させるステップと、前記基板に設けられた各基板基準マークについて、対応する前記スケール基準マークと組にして撮像手段により同一画像領域内に撮像するステップと、前記撮像した前記基板基準マークと前記スケール基準マークの画像に基づき、前記基板基準マークとスケール基準マークとの組毎に、それらの間の2次元座標上距離を導出するステップと、前記組毎に導出した前記基板基準マークと前記スケール基準マークとの間の2次元座標上距離と、前記複数のスケール基準マーク間距離とに基づき、前記基板基準マークのマーク間距離を算出するステップとを実行することに特徴を有する。
このような方法によれば、前記した本発明に係る測定装置による効果と同様の効果を得ることができる。
本発明によれば、基板に設けられた複数の基板基準マークのマーク間距離を測定する測定装置において、高精度にマーク間距離を測定し、測定結果を後工程のデータベースとして出力することにより、ワークの歩留まりを向上することができる測定装置及び測定方法を得ることができる。
以下、本発明にかかる実施の形態につき、図に基づいて説明する。図1は、本発明に係る測定装置を具備する誤差測定ユニット100の側面図、図2はその平面図である。
誤差測定ユニット100は、本発明に係る測定装置1と、ワークである基板Wを枚様式に測定装置1に投入するための投入装置2と、測定装置1による測定が終了した基板を搬出するための搬出装置3とで構成されている。
測定装置1は、基板Wの伸縮状態を測定し、その結果を出力する装置である。具体的には、図7に示すように四隅に例えば貫通孔(例えば直径3mm)が基板基準マークP1、P2、P3、P4(以下、総じて基板基準マークPとも呼ぶ)として形成された基板Wに対し、各マーク間ピッチ(距離)HU、HD、VL、VR、DL、DRを測定する。即ち、その測定結果により基板Wの伸縮状態を知ることができる。尚、その構成及び処理については、詳細に後述する。
投入装置2においては、測定装置1に基板Wを投入するための投入手段5が設けられる。この投入手段5は、図1に示すように複数枚の基板Wが積み重ねられて載置され、昇降自在に設けられたステージ5aと、ステージ5a上の基板Wを一枚ずつ測定装置1に送り込むためのローラ機構5bとを有している。
一方、搬出装置3は、測定装置1から搬出された基板Wを搬送ベルト8により搬送する搬送部6と、搬送される基板Wを受け取って収容するための1つ又は複数(図では3つ)の受取装置7を備えている。
各受取装置7は、昇降自在な受取ステージ7aを備えており、夫々複数枚の基板Wを重ねて載置することが可能な構成となされている。
また、図示するように、受取装置7が複数の場合には、測定装置1における測定結果に基づいてグループ分けされ、搬送部6における各基板Wの搬送方向が制御され、各受取装置7に図示しない振り分け手段により振り分けられるようになされている。
尚、搬出コンベア装置3には、モニタ装置30が設けられ、作業者によって測定装置1における測定結果の確認並びに受取装置7への振り分け結果の確認ができるようになされている。
次に本発明に係る測定装置1について図1、図2に加えて図3、図4を用い詳細に説明する。図3、図4は、測定装置1の主要部を拡大した側面図である。
測定装置1は、搬送方向に平行に設けられた2本の搬送ベルト9により基板Wを搬送する搬送部10を備える。また、この搬送部10においては、投入装置2から投入された基板Wを受け取るための2段のローラ機構17(17a、17b)と、搬出装置3に測定処理後の基板Wを送り出すための2段のローラ機構18(18a、18b)とが設けられている。
また、この搬送部10においては、基板Wの位置を検出するために、搬送ベルト9の手前に設けられ、搬送される基板Wの終端を検出する搬入確認センサ4aと、ローラ機構18の後に設けられ、基板Wの終端を検出する搬出確認センサ4bとが設けられている。
このような搬送部10において、投入装置2から基板Wが投入されると、ローラ機構17により基板Wが受け取られ、図示しない幅寄せ機構により幅方向に位置合わせされ、搬送ベルト9により搬送される。そして、搬入確認センサ4aによる基板W終端の検出がなされると、搬送ベルト9による搬送動作は一時停止し、基板Wは搬送ベルト9上から一旦引き離され、後述する所定の測定動作が行われる。
また、測定終了後の基板Wは、再び搬送ベルト9上に載置され、搬出装置3に向けて搬送される。そして、搬送される基板W終端が搬出確認センサ4bにより検出されると、基板Wが搬出されたと判断され、次の基板Wの搬送制御がなされる。
また、測定装置1において、図2に示すように2本の搬送ベルト9の間には垂直方向に昇降可能なテーブル11が設けられている。
このテーブル11は、図3、図4に示すように測定開始前に昇降機構11aの駆動によって上昇移動し、搬送ベルト9上を搬送されてきた基板Wを上面に吸着して搬送ベルト9から引き離し、基板Wをより上方に持ち上げるようになされている。
また、テーブル11の上方には、少なくとも基板Wの上面全体を覆うことのできる大きさに形成され、測定される基板Wを下面側に密着する透明ガラス板12が設けられている。この透明ガラス板12は、その面が、テーブル11上に吸着(載置)された基板Wの面に対し平行となるよう所定位置に固定されている。尚、図3、図4においては、透明ガラス板12の固定手段は図示を省略している。
また、透明ガラス板12の下面(基板Wに接する面)の四隅付近には夫々、図5、図6に示すように、予め諸寸法が決められたスケール基準マーク15(15a、15b、15c、15d)が設けられる。各スケール基準マーク15は、四つの十字を示すサブマーク16(16a、16b、16c、16d)が方形(長方形、正方形等)の頂点部に配置される。
各サブマーク16の十字を形成する線幅寸法L1は、例えば0.3mmに形成される。また、各サブマーク16間のピッチは、透明ガラス板12の長手方向ピッチL2が例えば9mm、透明ガラス板12の短手方向ピッチL3が例えば6mmに形成されたものを用いることができる。
また、図6に示す、透明ガラス板12における水平方向のスケール基準マーク15間距離は、左下のスケール基準マーク15のサブマーク16bから右下のスケール基準マーク15のサブマーク16bまでの距離を例にするとH1に設定されている。
また、透明ガラス板12における垂直方向のスケール基準マーク15間距離は、左下のスケール基準マーク15のサブマーク16bから左上のスケール基準マーク15のサブマーク16bまでの距離を例にするとV1に設定されている。
さらに、透明ガラス板12の四隅付近の上方には、基板Wの各基準マークPに対して、その撮像手段であるCCDカメラ13が1台ずつ設けられている。これらのCCDカメラ13はフレーム14により測定時には位置固定されているが、フレーム14に沿って水平方向に移動可能に設けられており、基板Wのサイズ等に応じて固定位置が決定される。
尚、撮像手段を設けるその他の構成として、例えば1台の撮像手段としてのCCDカメラを設け、そのカメラを測定時に移動制御することによって、各基板基準マークPを撮像する構成が考えられる。しかしながら、そのように構成した場合、各マーク上方まで移動するのに時間を要し、スループット低下につながるという課題がある上、カメラの移動機構が必要になるため、コストが嵩むという課題がある。このため、本発明に係る測定装置においては、撮像手段は各基板基準マークP1、P2、P3、P4に対して1台ずつのCCDカメラを固定して設けるのが好ましい。
前記のように、測定開始前において基板Wはテーブル11上に吸着(載置)され、上昇移動されるが、この上昇移動により、基板Wは図4に示すように透明ガラス板12の裏面に密着する(基板Wと透明ガラス板12の面同士が対向した状態で固定される)。
ここで、透明ガラス板12は透明であるから、前記した基板Wにおける基板基準マークP1、P2、P3、P4と、透明ガラス板12におけるスケール基準マーク15a、15b、15c、15dとは図8に示すように、透明ガラス板12側(CCDカメラ13側)から同時に視認することができる。尚、各基板基準マークPは、図9に示すように、スケール基準マーク15内に位置することが好ましいが、その中心からずれていても構わない。
前記したように、各CCDカメラ13は、夫々基板Wの四隅に設けられた各基板基準マークP1、P2、P3、P4を撮像する。これにより、図9に示すように1つの基板基準マークPに対して、四つのサブマーク16a、16b、16c、16dからなる1つのスケール基準マーク15が組として同一画像領域内に撮像される。
また、各CCDカメラ13により撮像された各基板基準マークPの画像データは、測定装置1に設けられた画像処理部21(演算処理手段)に送られ、画像処理部21において所定の解析処理が行われる。即ち、撮像された画像データに基づき図10に示すような基板Wにおけるマーク間ピッチHU、HD、VL、VR、DL、DRが測定され、その測定結果が測定装置1に設けられた制御部22に送られるようになされている。
尚、制御部22は、測定結果を所定のフォーマットに沿って出力する。そして、測定結果に基づき測定後の基板Wをグループ分けし、搬出装置3に受取装置7に対する振り分け等の動作指示を行う。また、モニタ装置30に測定結果等を表示する制御を行う。
続いて、CCDカメラ13により撮像された画像に基づき、画像処理部21が基板基準マークPのマーク間ピッチHU、HD、VL、VR、DL、DRを算出する方法について説明する。
尚、基板基準マークPを撮像するCCDカメラ13は、例えば30万画素のものを用いることができる。図11に示すように、その撮像画像Iは、水平方向(H)が640画素、垂直方向(V)が480画素を有する画像となる。
このCCDカメラ13による撮像画像Iを画像処理部21において解析することで、撮像した物体の位置を二次元座標値として得ることができる。
具体的に説明すると、各CCDカメラ13による撮影画像Iには、図12に示すように基板Wの基準マークPと共にガラス板12に形成されたスケール基準マーク15が撮像される。
尚、撮影画像Iに撮像されるこれらマークは、画像内の定位置に撮像されるとは限らず、また、CCDカメラ13の固定位置がずれた場合には、図13に示すようにスケール基準マーク15に対して画像枠が傾いた状態で撮像され得る。
しかしながら、本発明に係る測定装置においては、撮像画像I内(同一画像領域内)に基板基準マークPとスケール基準マーク15とが撮像されていれば、スケール基準マーク15を基準とする基板基準マークPの2次元座標値を得ることができるので、図13のように画像枠がマークに対して傾いていても構わない。
先ず、撮像画像Iが入力される画像処理部21においては、撮像画像Iに基づく座標系をスケール基準マーク15に基づく座標系に変換する。尚、スケール基準マーク15に基づく座標系に対する撮像画像Iに基づく座標系の傾きは、撮像画像I中にスケール基準マーク15が撮像されているため、容易に算出される。したがって、撮像画像I中の各マークのスケール基準マーク15に基づく座標系への変換は、一般的な三角関数を用いて容易に行うことができる(変換式は容易に求めることができるため、その例示は省略する)。
次いで、スケール基準マーク15を座標基準とする基板基準マークPの座標位置が求められる。例えば、図12、図13に示すようにスケール基準マーク15のサブマーク16bを原点とする二次元座標値(Sx,Sy)が求められる。尚、画素に基づく座標値は所定の長さ単位(例えばmm)に基づく座標値に変換される。
そして各基板基準マークP1、P2、P3、P4について、図14に示すように、それらが組をなすスケール基準マーク15のサブマーク16bを座標原点とする座標値P1(Sx1、Sy1)、P2(Sx2、Sy2)、P3(Sx3、Sy3)、P4(Sx4、Sy4)が求められる。
各基板基準マークPの座標値が求められると、図15に示す基板基準マークP1、P2間のピッチHDは、マークP1、P2間のx方向の差分をe1、y方向の差分をf1とすると、式(1)により算出される。
Figure 0005055095
また、基板基準マークP2、P3間のピッチVLは、図15に示すようにマークP2、P3間のx方向の差分をe2、y方向の差分をf2とすると、式(2)により算出される。
Figure 0005055095
また、基板基準マークP3、P4間のピッチHUは、図15に示すようにマークP3、P4間のx方向の差分をe3、y方向の差分をf3とすると、式(3)により算出される。
Figure 0005055095
また、基板基準マークP4、P1間のピッチVRは、図15に示すようにマークP4、P1間のx方向の差分をe4、y方向の差分をf4とすると、式(4)により算出される。
Figure 0005055095
また、基板基準マークP1、P3間のピッチDLは、図16に示すようにマークP1、P3間のx方向の差分をe5、y方向の差分をf5とすると、式(5)により算出される。
Figure 0005055095
また、基板基準マークP2、P4間のピッチDRは、図16に示すようにマークP2、P4間のx方向の差分をe6、y方向の差分をf6とすると、式(6)により算出される。
Figure 0005055095
以上のように本発明に係る実施の形態によれば、基板基準マークPのマーク間ピッチ測定にあたり、基板基準マークPとスケール基準マーク15(の各サブマーク16)との2次元座標上距離が分かればよい。
即ち、スケール基準マーク15に対する基板基準マークPの位置を特定可能な画像を撮像できればよいため、CCDカメラ13の撮像時の固定精度に拘わらず高精度に測定することができる。
また、各基板基準マークPに対して1台ずつ設けられたCCDカメラ13により略同時に撮像すれば、撮像された複数の画像データに基づき、直ぐに算出処理を行うことができる。したがって、各基板Wに対して高速に測定処理を進めることができ、非測定物である全ての基板Wに対して測定を行っても実用上問題ない。
また、本発明の測定装置1によれば、測定結果を後工程のデータベースとして出力することで、後工程において例えば露光マスクの形成やレーザー直描処理を基板Wの伸縮に合わせて高精度に行うことができる。
また、全ての基板Wに対する測定を行うことにより、例えば測定結果が近似する(基板Wの)グループ単位での平均測定結果に基づき、マスクの形成やレーザー直描の制御を行うことができ、歩留まりを向上することができる。
尚、前記実施の形態においては、基板Wに設けられた基板基準マークPを貫通孔として説明したが、非貫通孔であってもCCDカメラ13によりマークを認識できるため、本発明の測定装置を適用することができる。
また、透明ガラス板12に設けたスケール基準マーク15を構成するサブマーク16は、十字マークとしたが、CCDカメラ13による撮影画像において画像処理部21が形を認識できれば他の形でも構わない。
また、そのサブマーク16の数は1つのスケール基準マーク15において4つとしたが、それに限定されず、1つの基板基準マークPに対して少なくとも2つのサブマーク16を設けていれば、2次元座標の水平、垂直両方向の距離を測定することができる。
また、前記実施の形態では、基板Wの基板基準マークPと透明ガラス板12のスケール基準マーク15とを、CCDカメラ13により同時に同一画像領域内に撮像する形態を示したが、CCDカメラ13を固定していれば、基板基準マークPのみの画像と、スケール基準マーク15のみの画像を別々に撮像し、それら撮像画像に基づきマーク間ピッチを算出する構成としてもよい(例えば最初に透明ガラス板12のスケール基準マーク15のみを撮像し、その後、枚葉式に複数の基板Wの基板基準マークPを撮像する等)。
本発明は、基板の面に設けられた複数の基板基準マークのマーク間距離を測定する測定装置に適用され、電子関連製品製造業等において用いることができる。
図1は、本発明に係る測定装置を具備する誤差測定ユニットの側面図である。 図2は、図1の誤差測定ユニットの平面図である。 図3は、本発明に係る測定装置の主要部を拡大した側面図である。 図4は、本発明に係る測定装置の主要部を拡大した他の状態を示す側面図である。 図5は、一つのスケール基準マークを示す図である。 図6は、透明ガラス板と、その面に沿って設けられたスケール基準マークを示す図である。 図7は、基板基準マークが形成されたワークとしての基板を示す図である。 図8は、透明ガラス板と基板とが密着した状態を示す平面図である。 図9は、スケール基準マーク15内に位置する基板基準マークを示す図である。 図10は、透明ガラス板により保持された基板において、測定されるマーク間ピッチを示す図である。 図11は、CCDカメラの撮像画像を説明するための図である。 図12は、CCDカメラにより撮像された基板基準マーク及びスケール基準マークを示す図である。 図13は、CCDカメラにより撮像された基板基準マーク及びスケール基準マークを示す他の図である。 図14は、各基板基準マークの測定される座標を示す図である。 図15は、横方向及び横方向のマーク間ピッチを求める演算例を説明するための図である。 図16は、対角線方向のマーク間ピッチを求める演算例を説明するための図である。
符号の説明
1 測定装置
2 投入装置
3 搬出装置
5 投入手段
5a ステージ
5b ローラ機構
6 搬送部
7 受取装置
7a 受取ステージ
8 搬送ベルト
9 搬送ベルト
10 搬送部
11 テーブル
11a 昇降機構
12 透明ガラス板
13 CCDカメラ(撮像手段)
15 スケール基準マーク
16 サブマーク
17 ローラ機構
21 画像処理部(演算処理手段)
22 制御部
100 誤差測定ユニット
P 基板基準マーク
W 基板

Claims (6)

  1. 基板の面に設けられた複数の基板基準マークのマーク間距離を測定する測定装置であって、
    前記複数の基板基準マークにそれぞれ対応すると共に、寸法が予め決められた複数のスケール基準マークが形成され、前記基板に対向して配置された透明ガラス板と、
    前記対応する基板基準マークとスケール基準マークとを組として同一画像領域内に撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像された前記基板基準マークと前記スケール基準マークとの組毎に導出した2次元座標上距離と、前記複数のスケール基準マーク間距離とに基づき、前記基板基準マークのマーク間距離を算出する演算処理手段とを備えることを特徴とする測定装置。
  2. 前記各基板基準マークと前記組を構成する前記スケール基準マークは、少なくとも2つのサブマークにより構成されていることを特徴とする請求項1に記載された測定装置。
  3. 前記各基板基準マークに対して前記撮像手段が1つずつ設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載された測定装置。
  4. 前記基板は、前記透明ガラス板の一面に密着することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載された測定装置。
  5. 基板の面に設けられた複数の基板基準マークのマーク間距離を測定する測定方法であって、
    透明ガラス板に形成され、寸法が予め決められた複数のスケール基準マークを撮像手段により撮像するステップと、
    前記複数のスケール基準マークにそれぞれ対応する前記複数の基板基準マークを前記撮像手段により撮像するステップと、
    前記撮像手段により撮像した前記複数のスケール基準マークの画像と前記複数の基板基準マークの画像とに基づき、対応する前記基板基準マークと前記スケール基準マークとを組として、組毎にそれらの間の2次元座標上距離を導出するステップと、
    前記組毎に導出した前記スケール基準マークと前記基板基準マークとの間の2次元座標上距離と、前記複数のスケール基準マーク間距離とに基づき、前記基板基準マークのマーク間距離を算出するステップとを実行することを特徴とする測定方法。
  6. 基板の面に設けられた複数の基板基準マークのマーク間距離を測定する測定方法であって、
    前記複数の基板基準マークにそれぞれ対応すると共に、寸法が予め決められた複数のスケール基準マークが形成された透明ガラス板に、前記基板を対向させるステップと、
    前記基板に設けられた各基板基準マークについて、対応する前記スケール基準マークと組にして撮像手段により同一画像領域内に撮像するステップと、
    前記撮像した前記基板基準マークと前記スケール基準マークの画像に基づき、前記基板基準マークとスケール基準マークとの組毎に、それらの間の2次元座標上距離を導出するステップと、
    前記組毎に導出した前記基板基準マークと前記スケール基準マークとの間の2次元座標上距離と、前記複数のスケール基準マーク間距離とに基づき、前記基板基準マークのマーク間距離を算出するステップとを実行することを特徴とする測定方法。
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