JP5054800B2 - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、エンジンにより駆動する機械式オイルポンプと電動モータにより駆動する電動式オイルポンプの両者を備え、アイドルストップ時に機械式オイルポンプから電動式オイルポンプに切り替えて変速機に作動油圧を供給するように構成された自動変速機の制御装置に関するものである。
従来、エンジンを駆動させる燃料の節約や、燃料の燃焼により発生する排気ガスの低減等を目的として、渋滞や信号待ちの車両停車時に、所定のエンジン自動停止条件が満足されると、エンジンを自動的に停止させると共に、その後に発進操作等の再始動条件が成立したときにはエンジンを自動的に再始動させるように構成されたエンジン制御装置が開発されている。
このようなエンジン制御装置では、エンジンの自動停止中は、エンジンで駆動される機械式オイルポンプが停止してしまうため、自動変速機に備えられた油圧制御回路の中の変速用油圧が低下し、油圧制御回路が1速の状態のままで前進クラッチが解放されてしまう。その結果、次に、エンジンが自動的に再始動したときには、機械式オイルポンプの駆動により急激に立ち上がった油圧が、制御されることなく前進クラッチに係合用油圧として供給され、係合ショックが発生するという問題があった。
そこで、エンジンで駆動される上記の機械式オイルポンプとは別に、電動モータで駆動される電動式オイルポンプを備え、エンジンの自動停止中はこの電動式オイルポンプを駆動することにより、作動油圧を生成し、この作動油圧を前進クラッチに係合用油圧として供給することにより、前進クラッチをトルク伝達が可能な係合状態、もしくは、係合直前状態に維持しておくことが知られている。
一般に、電動式のオイルポンプを搭載した場合、エンジン自動停止中は自動変速機に作動油圧を供給するために電動式オイルポンプを駆動しており、バッテリなど蓄電装置の電力消費量が増加する。しかも、前述したように、電動式オイルポンプを駆動する場合はエンジン自動停止中であるため、発電機による発電も停止しており、蓄電装置は電力が供給されず、消費するのみとなってしまう。
すなわち、エンジン自動停止中の前進クラッチを係合状態、もしくは、係合直前状態に維持するためには、必要最低限度の作動油圧を生成するように電動式オイルポンプを駆動することにより、蓄電装置からの電力消費量を極力抑制することが望まれる。つまり、エンジン自動停止時に、電動式オイルポンプによって生成される作動油圧が前進クラッチを係合状態、もしくは、係合直前状態に維持するのに必要とする以上の高い作動油圧を生成すると、蓄電装置の電力を無駄に消費することとなり、逆に必要な作動油圧より低い作動油圧になると前進クラッチが解放気味となり、エンジン再始動時に前進クラッチが急に係合することとなり、ショックや、エンジン回転数の吹け上がり、あるいはクラッチのすべりによる耐久性の低下の問題等が回避できなくなる。
この問題を回避するために、前進クラッチを係合状態、もしくは、係合直前状態に維持できる最低限度の作動油圧を生成するよう電動式オイルポンプを駆動するためには、実際に生成している作動油圧を検知しながら、その作動油圧が目標作動油圧に収束するように電動式オイルポンプの駆動出力(駆動電圧や駆動デューティなど)を変化させるフィードバック制御によって制御するか、あるいは、あらかじめ設定した目標作動油圧となる電動式オイルポンプの駆動出力を事前に実験等で求めておいて、その事前に求めた駆動出力で電動ポンプを駆動するオープン制御を行うことが考えられる。
ここで、例えば特許文献1には、フィードバック制御を行うために、電動式オイルポンプをエンジンの自動停止指令でなく、油圧制御回路の中のライン圧を検知する油圧センサの検出値に応じて駆動制御することにより、適切なタイミングで電動式オイルポンプを駆動または停止させて、消費電力の抑制や、発進応答性の確保を図る技術が提案されている。
しかしながら、特許文献1で提案されている方法では、前進クラッチに係合用油圧を供給するための油圧制御回路に実油圧を計測するための高価な油圧センサを設ける必要があり、また、制御動作も複雑化するため、ハードウェアおよびソフトウェアの両面でコストアップを招いてしまう。
一方、オープン制御の場合は、そのようなコストアップの問題はないが、目標作動油圧、すなわち、前進クラッチを係合状態、または係合直前状態を維持するための動作油圧を生成するための電動式オイルポンプの駆動量をあらかじめ正確に求めておかなければならない。しかしながら、油圧制御回路を構成するバルブボディの個体差や経時変化等によって、バルブボディにおける作動油の漏れ度合いは個々に異なるため、目標作動油圧となる電動式オイルポンプの駆動出力は一律には定まらない。その結果、同じ駆動出力で電動式オイルポンプを駆動したとしても、あるときは必要以上に高い油圧が生成され、電力が無駄に消費してしまうこととなり、あるときは目標より低い油圧が生成され、係合ショックや吹け上がりが発生してしまうという問題がある。
このため、特許文献2では、油圧センサではなく、より安価な油圧スイッチを用いて、電動式オイルポンプの駆動出力と油圧の特性を計測し、電動式オイルポンプの駆動出力を求めることで、消費電力の抑制や、発進応答性の確保を図る技術が提案されている。しかしながら、特許文献2で提案されている方法であっても、油圧の特性を計測するための油圧スイッチを設ける必要があり、コストアップを招いてしまう。
また、追加のセンサを用いず、タービン回転数を目標回転数に応じて前進クラッチへの供給油圧を制御することにより、前進クラッチを係合直前状態に維持する手法が特許文献3で提案されている。
特許文献3ではエンジンとは別の電動機などを備え、エンジン停止中であっても走行が可能なハイブリッド車両を対象としており、提案されている手法はエンジン停止中であっても、車両が電動機などのエンジン以外の駆動力によって走行することにより変速機が駆動され、そのときに前進クラッチへの供給油圧を制御することでタービン回転数を目標回転数に制御することが可能となる。つまり、エンジン停止中であっても車両が他の駆動力によって発進および走行可能であることが必要である。このため、車両を走行させるための駆動力源がエンジンのみであり、エンジンが停止するとエンジン再始動なしには走行ができないアイドルストップ車両では、特許文献3で提案されている手法が実施できないという問題がある。
特許第3842150号 特開2006−170399号公報 特開2006−189113号公報
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、エンジンが自動停止するように構成されたアイドルストップ車両において、油圧センサや油圧スイッチの追加によるコストアップを招くことなく、自動変速機の個体差や経時変化に拘らず、エンジンの自動停止中に必要最低限度の電力消費量で、確実に前進クラッチを係合直前状態に維持する制御装置を提案するものである。
この発明の請求項1に係るに係る自動変速機の制御装置は、作動油圧を受けて変速動作をする自動変速機を有し、エンジンにより駆動され、前記自動変速機に変速作動制御用の作動油圧を供給する機械式オイルポンプと、電動モータにより駆動され、前記自動変速機に変速作動制御用の作動油圧を供給する電動式オイルポンプとを備え、車両停止後にエンジンが自動停止したときは、エンジン回転数が所定回転数に低下するまでは前進クラッチを解放状態とし、所定回転数以下になると前進クラッチへの作動油圧の供給により係合可能な状態として前記電動式オイルポンプで生成された作動油圧を前記自動変速機に供給するように構成された自動変速機の制御装置であって、エンジン自動停止後エンジン回転数が所定回転数以下となると車両停止時の変速段で係合された前記前進クラッチに前記電動式オイルポンプで生成された作動油圧を供給しているとき、エンジン自動停止後に前記電動式オイルポンプの出力を漸増し、前記自動変速機のタービン停止前のタービン回転数の変化量に基づいて前記前進クラッチの係合状態を判別することにより、前記前進クラッチが係合直前状態になる前記電動式オイルポンプの駆動出力を学習する学習手段を備えたものである。
また、この発明の請求項に係る自動変速機の制御装置は、作動油圧を受けて変速動作をする自動変速機を有し、エンジンにより駆動され、前記自動変速機に変速作動制御用の作動油圧を供給する機械式オイルポンプと、電動モータにより駆動され、前記自動変速機に変速作動制御用の作動油圧を供給する電動式オイルポンプとを備え、車両停止前にエンジンが自動停止したときは前記電動式オイルポンプで生成された作動油圧を前記自動変速機に供給するように構成された自動変速機の制御装置であって、車両停止時の変速段で係合された前記前進クラッチに前記電動式オイルポンプで生成された作動油圧を供給しているとき、エンジン自動停止後に前記電動式オイルポンプの出力を漸増し、前記自動変速機のタービン回転数と前記自動変速機のインプットシャフト回転数の挙動に基づいて前記前進クラッチの係合状態を判別することにより、前記前進クラッチが係合直前状態になるよう前記電動式オイルポンプの駆動出力を学習する学習手段を備えたものである。
この発明に係る自動変速機の制御装置によれば、エンジンの自動停止条件が成立した場合に、エンジンを自動停止させる制御を実行すると共に、自動変速機の前進クラッチに接続された油圧制御回路に電動式オイルポンプにより供給される油圧を前進クラッチが係合直前状態となる電動式オイルポンプの駆動出力が検出可能となり、自動変速機の個体差や経時変化に拘らず、エンジンの自動停止中に必要最低限度の電力消費量で、確実に前進クラッチを係合直前状態に維持することが可能となる。このため、電動式オイルポンプにより供給する油圧が必要以上に高い圧力となることにより電力消費量が無駄に増加することが無く、一方、供給する油圧が必要より低い圧力となることによりエンジン再始動時に加速応答性の悪化や、ショック、エンジン回転数の吹け上がることを防止できるという利点がある。
この発明の実施の形態1に係る自動変速機の制御装置の概略構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る自動変速機の制御装置のブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る自動変速機の制御装置において、作動油圧の供給経路を前進クラッチのみに供給するようにした場合の電動式オイルポンプ駆動出力と前進クラッチの作動油圧の関係を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る自動変速機の制御装置において、アイドルストップ実施中の電動式オイルポンプ駆動出力の制御動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る自動変速機の制御装置において、電動式オイルポンプ駆動出力の学習制御を実施するための制御動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る自動変速機の制御装置において、電動式オイルポンプ駆動出力の学習制御値記録を実施するための制御動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る自動変速機の制御装置において、学習制御実施中でない場合の電動式オイルポンプ駆動出力制御を実施するための制御動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る自動変速機の制御装置において、電動式オイルポンプ駆動出力学習制御を実施した時の各回転軸の回転数と作動油圧、制御フラグの関係を示すタイムチャートである。 この発明の実施の形態2に係る自動変速機の制御装置において、電動式オイルポンプ駆動出力の学習制御を実施するための制御動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係る自動変速機の制御装置において、インプットシャフト回転数>タービン回転数の場合に電動式オイルポンプ駆動出力学習制御を実施した時の、各回転軸の回転数と作動油圧、制御フラグの関係を示すタイムチャートである。 この発明の実施の形態2に係る自動変速機の制御装置において、インプットシャフト回転数<タービン回転数の場合に電動式オイルポンプ駆動出力学習制御を実施した時の、各回転軸の回転数と作動油圧、制御フラグの関係を示すタイムチャートである。 この発明の実施の形態3に係る自動変速機の制御装置において、電動式オイルポンプ駆動出力の学習制御値格納を実施するための制御動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3に係る自動変速機の制御装置において、学習制御実施中でない場合の電動式オイルポンプ駆動出力を実施するための制御動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3に係る自動変速機の制御装置の作動油温と電動式オイルポンプ駆動出力学習値のマップである。 この発明の実施の形態3に係る自動変速機の制御装置において、電動式オイルポンプ駆動出力学習制御を完了できなかった時の、各回転軸の回転数と作動油圧、制御フラグの関係を示すタイムチャートである。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1について、図面を参照して説明する。図1はこの発明の実施の形態1における自動変速機の制御装置の概略構成、図2はこの発明の実施の形態1における自動変速機の制御装置のブロック図である。
図1において、実施の形態1に係る自動変速機の制御装置は、エンジン10と、自動変速機20と、エンジン制御装置50と、自動変速機制御装置60を備えている。エンジン10には、燃料供給装置11が備えられ、エンジン10へ燃料を供給している。エンジン制御装置50にはブレーキスイッチ6が接続されている。
エンジン10の出力回転はトルクコンバータ30を介して自動変速機20内に設けられた前進クラッチ21、インプットシャフト25を介して変速機構部24へと入力される。自動変速機20には、エンジン10と共に回転駆動される機械式オイルポンプ22が設けられ、油圧制御回路23へ油圧を供給している。油圧制御回路23には、機械式オイルポンプ22からの油圧供給を受けると共に、電動式オイルポンプ40からも油圧が供給されている。この電動式オイルポンプ40は、ポンプ駆動用の電動モータ41とポンプ42から構成され、油圧制御回路23に油圧を供給している。
エンジン制御装置50には、車速検出センサ4の信号及びブレーキスイッチ6からの信号が入力され、燃料供給装置11の作動を制御する。自動変速機制御装置60には、エンジン回転数検出センサ1、タービン回転数検出センサ2、インプットシャフト回転数検出センサ3、及び油温センサ5からそれぞれの信号が入力され、自動変速機20を制御する。
次に、図2を用いて、アイドルストップ実施および電動式オイルポンプの駆動出力学習制御について説明する。車両のエンジン制御装置(エンジン制御手段)50にはエンジン自動停止機能を実現するエンジン自動停止判定手段51が設けられている。このエンジン自動停止判定手段51は、例えば、ブレーキスイッチが動作し、車両が停止状態で、かつ、エンジン水温が閾値以上の場合にアイドルストップ実施条件が成立したと判定する。そして、このとき、エンジンを停止させるべく、エンジン制御装置50によって、燃料供給装置11を制御し、上述のエンジン10への燃料供給を停止する。また、エンジン自動停止中に、上記のアイドルストップ実施条件が不成立となった場合、エンジン制御装置50は上述のエンジン10を再始動する。
上記アイドルストップ実施条件は通信路70を介して自動変速機制御装置(自動変速機制御手段)60に送信される。自動変速機制御装置60は、通信路70を介して、アイドルストップ実施条件成立の信号を受信すると、アイドルストップ時前進クラッチ係合解放判定手段61により、エンジンの駆動力を車軸に伝える上述の前進クラッチ21を解放するよう油圧制御回路23に信号を送る。油圧制御回路23には、前進クラッチ21への供給油圧を制御したり、変速機構部24などを制御する油圧ソレノイド(図示しない)が設けられており、前記油圧ソレノイドは、自動変速機制御装置60により制御される。
エンジン10が停止して、エンジン10の出力軸に接続された機械式オイルポンプ22が回転停止することにより作動油圧の生成がなくなったと判断されると、アイドルストップ時前進クラッチ係合解放判定手段61は、電動式オイルポンプ40により油圧制御回路23に所定の作動油圧が供給されるように制御し、所定の作動油圧が供給されれば、前進クラッチ21が係合可能となる。
自動変速機制御装置60内に設けられたアイドルストップ時電動式オイルポンプ制御手段62は、電動式オイルポンプ駆動出力学習実施判定63により、電動式オイルポンプ駆動出力の学習とアイドルストップ時の電動式オイルポンプ40の制御を行う。電動式オイルポンプ40の作動油圧は、駆動電圧に応じて変化する。作動油圧は油圧制御回路23を介して上述の前進クラッチ21へ供給される。このとき、油圧制御回路23が前述のように前進クラッチ21のみに作動油圧を供給するよう制御されている場合、電動式オイルポンプ40への駆動電圧と、前進クラッチ21へ供給される作動油圧は図3に示すような関係となる。
電動式オイルポンプ駆動出力学習実施判定63によって、電動式オイルポンプ駆動出力学習が実施されたと判定されると、学習時電動式オイルポンプ駆動出力制御手段64の駆動出力が選択され、電動式オイルポンプ40により作動油圧が油圧制御回路23に供給される。ここで、学習時電動式オイルポンプ駆動出力制御手段64は、電動式オイルポンプ40への駆動出力により、前進クラッチ21が係合直前状態となるよう制御し、電動式オイルポンプ駆動出力を学習する。学習時電動式オイルポンプ駆動出力制御手段64は、タービン回転数センサ2を用いて計測したタービン回転数Ntや、インプットシャフト回転数センサ3を用いて計測したインプットシャフト回転数Nisから前進クラッチ21の係合を判定し、学習値を記録する。電動式オイルポンプ駆動出力学習完了後は、電動式オイルポンプ駆動出力学習実施判定63により、電動式オイルポンプ駆動出力制御手段65の駆動出力が選択され、前述の学習値(結果)を用いて電動式オイルポンプ40を駆動する。
自動変速機制御装置60は、通信路70を介してアイドルストップ実施条件不成立を受信すると、エンジン始動時の変速制御を実施し、電動式オイルポンプ40への駆動出力をより高い駆動出力に切り替え、油圧制御回路23に供給する作動油圧を高圧とすることにより前進クラッチの係合力を増大させる。そして、エンジン回転数が所定回転、例えば450rpm以上となった場合に電動式オイルポンプ40の駆動を停止する。
次に、自動変速機制御装置60で実施されるアイドルストップ時前進クラッチ係合解放判定61、及びアイドルストップ時電動式オイルポンプ制御手段62の制御動作を図4のフローチャートに示す。図4から参照される学習時電動式オイルポンプ駆動出力手段64と、学習時電動式オイルポンプ駆動出力手段64から参照される学習値の記録方法の制御動作を図5及び図6のフローチャートに、図4から参照される電動式オイルポンプ駆動出力制御手段65の制御動作を図7のフローチャートにそれぞれ示す。本実施の形態1は一定の周期処理(数十msec毎)で繰り返し実行される。
図8は実施の形態1における、電動式オイルポンプ駆動出力の学習制御を実施した場合の各回転軸の回転数と作動油圧、制御フラグの関係を示すタイムチャートである。
以下、図4〜図8を用いて、実施の形態1におけるアイドルストップ時前進クラッチ係合解放判定61、電動式オイルポンプ駆動出力学習判定63、学習時電動式オイルポンプ駆動出力手段64、及び電動式オイルポンプ駆動出力手段65を含むアイドルストップ時電動式オイルポンプ制御手段62の処理動作について説明する。
先ず、図4を用いてアイドルストップ時前進クラッチ係合解放判定61及びアイドルストップ時電動式オイルポンプ制御手段62の処理動作について説明する。図において、YはYes(はい)を、NはNo(いいえ)を示している。
制御手段である自動変速機制御装置60は、先ず、ステップ101において、通信路70により、エンジン制御装置50から送信されるアイドルストップ実施条件が成立しているかを判定する。アイドルストップ実施条件が成立(Fis=1)している場合(図8 t01)、ステップ102に進む。不成立(Fis=0)の場合(図8 〜t01)は、ステップ112に進み、電動式オイルポンプ駆動出力学習完了フラグをクリア(Fop_lrn_end=0)して、本制御を終了し、引き続きアイドルストップ実施条件を監視する。ここで、アイドルストップ実施条件はエンジン制御装置50により、例えば、ブレーキスイッチが動作し、車両が停止状態で、かつ、エンジン水温が閾値以上の場合、アクセル操作量が所定値以下の場合に成立し、その信号が通信路70を介して、自動変速機制御装置60に送信される。
ステップ102において、電動式オイルポンプ駆動条件を判定する。電動式オイルポンプ駆動条件が成立している場合(図8 t02)、機械式オイルポンプの生成する作動油圧が低下したと判断し、ステップ103へ進む。ここで、電動式オイルポンプ駆動条件は、例えば、アイドルストップ実施条件成立後、エンジン回転数が低下することにより、その出力軸に接続された機械式オイルポンプ22の生成する作動油圧が低下すると判断されるエンジン回転数である100rpm以下となった場合である。
ステップ103において、前進クラッチ21に係合指示をするため、前進クラッチ係合指示フラグを立てる(Ffcl=1)。これにより、前進クラッチ21が係合するように油圧制御回路23を制御し、ステップ105へ進む。
電動式オイルポンプ駆動条件が不成立の場合(図8 t01〜t02)は、機械式オイルポンプ22の生成する作動油圧が高圧にあると判断し、ステップ104へ進む。ステップ104において、前進クラッチ21に解放指示するため、前進クラッチ係合指示フラグをクリアする(Ffcl=0)。これにより、前進クラッチ21が解放するように油圧制御回路23を制御し、本制御を終了する。
ステップ105において、電動式オイルポンプ駆動出力学習条件を判定する。電動式オイルポンプ駆動出力学習条件が成立した場合(図8 t02)、ステップ106へ進む。不成立の場合、ステップ107へ進む。ここで、電動式オイルポンプ駆動出力学習条件は、電動式オイルポンプ駆動出力学習完了フラグFop_lrn_end=0、つまり、学習が未完了であり、かつ、タービン回転数センサ2により計測されたタービン回転数Ntが所定値、例えば200rpm以上で、本学習制御が実施可能と判断される場合である。
ステップ106において、電動式オイルポンプ駆動出力学習を実施するため、電動式オイルポンプ駆動出力学習フラグを立て(Fop_lrn=1)、ステップ109へ進む。
ステップ107において、電動式オイルポンプ駆動出力学習終了条件を判定する。電動式オイルポンプ駆動出力学習終了条件が成立した場合(図8 t04〜)、ステップ108へ進む。不成立の場合、ステップ109へ進む。ここで、電動式オイルポンプ駆動出力学習終了条件は、電動式オイルポンプ駆動出力学習完了フラグFop_lrn_end=1、つまり、学習が完了した場合や、タービン回転数センサ2により計測されたタービン回転数Ntが所定値、例えば50rpm未満で、本学習制御が実施不可能と判断される場合である。
ステップ108において、電動式オイルポンプ駆動出力学習を終了するため、電動式オイルポンプ駆動出力学習フラグをクリアし(Fop_lrn=0)、ステップ109へ進む。
ステップ109において、電動式オイルポンプ駆動出力学習中であるかを判定する。電動式オイルポンプ駆動出力学習フラグFop_lrn=1の場合(図8 t02〜)、電動式オイルポンプ駆動出力学習が実施中であるため、ステップ110へ進む。不成立の場合(図8 t04〜)、電動式オイルポンプ駆動出力学習が実施中でないため、ステップ111へ進む。
ステップ110において、電動式オイルポンプ駆動出力学習中(Fop_lrn=1)の場合は、学習時電動式オイルポンプ駆動出力制御を実施し、本制御を終了する。学習時電動式オイルポンプ駆動出力学習は学習時電動式オイルポンプ駆動出力制御手段64を用いて実施する。
ステップ111において、電動式オイルポンプ駆動出力学習中でない場合は、電動式オイルポンプ駆動出力制御を実施し、本制御を終了する。電動式オイルポンプ駆動出力は電動式オイルポンプ駆動出力制御手段65を用いて実施する。
次に、図5を用いて、学習時電動式オイルポンプ駆動出力制御手段64の処理動作について説明する。
制御手段である自動変速機制御装置60は、先ず、ステップ201において、電動式オイルポンプ40の駆動出力である駆動電圧Vopを求める。駆動電圧Vopは以下の式を用いて算出する。
Vop(n)=Vop(n−1)+Kvop (nは今回、n−1は前回を表す)
ここで、前回の駆動電圧Vop(n−1)に加算する定数Kvopは例えば0.5Vである。なお、前回の駆動電圧Vop(n−1)の初期値は、まず、一度も学習を実施していない場合、あらかじめ電動式オイルポンプの駆動により作動油圧が発生する電圧、例えば2.5Vを用いてもよい。また、少なくとも過去に1度学習を実施している場合、学習時間を短縮するため、前回実施の電動式オイルポンプ駆動出力学習によって求めたアイドルストップ実施中エンジン自動停止時の駆動電圧Vop_isから所定値、例えば2.0Vを減算した値を用いてもよい。
ステップ202において、タービン回転数の変化量ΔNtを確認する。タービン回転数の変化量ΔNtは以下のように求める。
ΔNt = Nt(n) − Nt(n−1)
ここで、Nt(n)はタービン回転数センサ2にて計測した値、Nt(n−1)はNt(n)の前回計測値を表す。タービン回転数の変化量ΔNtがタービン変化量判定値Ntdより小さい場合(図8 t04)、条件成立としステップ203へ進む。条件が不成立の場合(図8 t02〜t03)、本制御を終了し、引き続き監視を続ける。ここで、タービン変化量判定値Ndtは、アイドルストップ実施後に前進クラッチが解放され、エンジン自動停止状態でタービン回転数が減少する減少量に対し、前進クラッチが係合を開始したことにより、明らかにタービン回転数が停止する方向に減少していると判定可能な減少量として事前に実験で求めたデータであり、例えば−50rpmとする。
ステップ203において、電動式オイルポンプ駆動出力学習値の記録を実施し、ステップ204へ進む。電動式オイルポンプ駆動出力学習値の記録方法の処理動作は後述する。
ステップ204において、電動式オイルポンプ駆動出力学習完了フラグFop_lrn_end=1とし、本制御を終了する。電動式オイルポンプ駆動出力学習完了フラグFop_lrn_end=1は、アイドルストップ条件解除時、つまり、エンジン再始動時にクリアされる(図4 ステップ112)。
次に、図6を用いて、電動式オイルポンプ駆動出力学習値の記録方法の処理動作について説明する。
制御手段である自動変速機制御装置60は、ステップ301において、駆動電圧Vop(n−1)を電動式オイルポンプ駆動出力学習値Vop_isとして記録する。
Vop_is = Vop(n−1)
次に、図7を用いて、電動式オイルポンプ駆動出力制御手段65の処理動作について説明する。
制御手段である自動変速機制御装置60は、ステップ401において、電動式オイルポンプ駆動出力学習値Vop_isを駆動電圧Vopとして出力する。ここで、電動式オイルポンプ駆動出力学習が未完了、つまり電動式オイルポンプ駆動学習完了フラグFop_lrn_end=0の場合、駆動電圧Vopは、前回学習した電動式オイルポンプ駆動出力学習値Vop_isを使用する。ただし、学習が一度も実施されていない場合に備え、電動式オイルポンプ駆動出力学習値Vop_isには、あらかじめ実車試験で求めた初期値を記録しておく。
次に、図8のタイミングチャートを用いて、実施の形態1に係る自動変速機の制御装置の動作を説明する。まず、図8のタイムチャートに記載されている信号について説明する。車速のグラフは車速センサ4によって計測された車両の走行速度を示している。軸回転数のグラフは、エンジン回転数センサ1によって計測されたエンジン回転数Ne、タービン回転数センサ2によって計測されたタービン回転数Nt、インプットシャフト回転数センサ3によって計測されたインプットシャフト回転数Nisをそれぞれ示している。前進クラッチ油圧のグラフは、前進クラッチ21に供給される作動油圧と、前進クラッチ21が係合開始するために必要な油圧を示している。オイルポンプ供給油圧のグラフは、機械式オイルポンプ22によって供給される作動油圧と、電動式オイルポンプ40によって供給される作動油圧とを示している。電動式オイルポンプ駆動電圧のグラフは、自動変速機制御装置60によって電動式オイルポンプ40に指示される駆動電圧を示している。各制御フラグのグラフは、上から、電動式オイルポンプ駆動出力学習完了フラグFop_lrn_end、電動式オイルポンプ駆動出力学習中フラグFop_lrn、前進クラッチ係合指示フラグFfcl、アイドルストップ実施条件フラグFisの動きを示している。
図8のタイムチャートを時刻に沿って説明する。車速が低下し、停止すると(t01)、アイドルストップ実施条件が成立(Fis=0→1)する。このとき、前進クラッチ21を解放(Ffcl=1→0)するよう油圧制御回路23を制御することにより、前進クラッチ油圧が低下する。次に、アイドルストップ実施によってエンジンへの燃料供給が停止されることにより、エンジン回転数Neが低下すると(t02)、機械式オイルポンプ22による供給油圧が低下するため、前進クラッチ21を係合(Ffcl=0→1)するよう、油圧制御回路23を制御する。また、電動式オイルポンプ駆動出力学習制御を開始(Fop_lrn=0→1)する。電動式オイルポンプ駆動出力学習制御により供給油圧を漸増すると、前進クラッチ油圧が前進クラッチ係合開始油圧に達し、前進クラッチ21が係合することにより、タービン回転数Ntの回転数が停止する方向に変化する(t03)。このときの回転数変化量ΔNtによって前進クラッチ21の係合開始を判定し、直前の電動式オイルポンプ駆動電圧を学習値として保持し、電動式オイルポンプ駆動出力学習制御を終了(Fop_lrn=1→0)する。電動式オイルポンプ駆動出力学習制御完了(Fop_lrn_end=0→1)後(t04〜)は、アイドルストップ実施条件が解除(Fis=1→0)されるまで学習値を電動式オイルポンプ駆動電圧として指示する。
以上のように、この発明の実施の形態1に係る自動変速機の制御装置によれば、車両停車後にエンジンを自動停止するアイドルストップ車両において、エンジン自動停止後に電動式オイルポンプユニットの駆動出力を漸増させることにより前進クラッチに作動油圧を発生させ、係合を開始することによりタービン回転数が明らかに停止しているインプットシャフト回転数に同期するよう変化することを検出することによって係合直前状態を判定することが可能となる。これにより、エンジン自動停止中の電動式オイルポンプの駆動出力を学習することによって、油圧センサや油圧スイッチを追加することなく、また、車両が停止状態であっても、エンジン自動停止直後にエンジン自動停止中の電動式オイルポンプにより供給する作動油圧を適切なものにすることができ、電力消費量が無駄に増加することや、エンジン再始動時に加速応答性の悪化、ショック、エンジン回転数の吹け上がりを防止できる。
実施の形態2.
実施の形態2は、実施の形態1とは異なり、車両停止前にアイドルストップ実施によりエンジンを自動停止するアイドルストップ車両の場合を想定している。このとき、エンジン停止時は車両停止前であるため、車軸に変速機機構部を介して接続されているインプットシャフト回転数は停止しておらず、アイドルストップ実施により前進クラッチが解放されているため、タービン回転数とインプットシャフト回転数は一致していない。このため、タービン回転数とインプットシャフト回転数の大小関係によって前進クラッチ係合開始時のタービン回転数の変化挙動が実施の形態1とは異なり、減少方向のみでなく、増加方向にも変化する場合があるため、実施の形態1の手法では学習が実施できない。実施の形態2ではこのような車両停止前にアイドルストップ実施によりエンジンを自動停止するアイドルストップ車両であっても、電動式オイルポンプ駆動出力学習を可能とすることを目的としている。
以下、この発明の実施の形態2について、図面を参照して説明する。実施の形態2で採用する自動変速機の制御装置のシステムの概略構成および制御装置のブロック図は実施の形態1と同様である。アイドルストップ時前進クラッチ係合解放判定61、アイドルストップ時電動式オイルポンプ制御手段62の処理動作を示すフローチャートは実施の形態1と同様に図4であり、図4から参照される電動式オイルポンプ駆動出力制御手段65の処理動作を示すフローチャートは実施の形態1と同様に図7である。
ここで、実施の形態2では、図4のステップ105の電動式オイルポンプ駆動出力学習条件は、電動式オイルポンプ駆動出力学習完了フラグFop_lrn_end=0、つまり、学習が未完了であり、かつ、タービン回転数センサ2により計測されたタービン回転数Ntとインプットシャフト回転数センサ3により計測されたインプットシャフト回転数Nisの偏差が所定値、例えば200rpm以上で、本学習制御が実施可能と判断される場合である。
同様に、図4のステップ107の電動式オイルポンプ駆動出力学習終了条件は、電動式オイルポンプ駆動出力学習完了フラグFop_lrn_end=1、つまり、学習が完了した場合や、タービン回転数センサ2により計測されたタービン回転数Ntとインプットシャフト回転数センサ3により計測されたインプットシャフト回転数Nisの偏差が所定値、例えば50rpm未満で、本学習制御が実施不可能と判断される場合である。
次に、自動変速機制御装置60で実施される学習時電動式オイルポンプ駆動出力制御手段64の制御動作を図9のフローチャートに示す。学習時電動式オイルポンプ駆動出力制御手段64は実施の形態1と同様に図4のステップ110から呼び出され、一定の周期処理(数十msec毎)で繰り返し実行される。
図10は実施の形態2において、アイドルストップ実施後に「タービン回転数<インプットシャフト回転数」となった場合のアイドルストップ実施中電動式オイルポンプ制御手段62を用いた場合の各回転軸の回転数と作動油圧、制御フラグの関係を示すタイムチャートである。
図11は実施の形態2において、アイドルストップ実施後に「タービン回転数>インプットシャフト回転数」となった場合のアイドルストップ実施中電動式オイルポンプ制御手段62を用いた場合の各回転軸の回転数と作動油圧、制御フラグの関係を示すタイムチャートである。
図9を用いて学習時電動式オイルポンプ駆動出力制御手段64の処理動作について説明する。ここで、電動式オイルポンプ駆動出力学習実施判定63が実行されるまでの動作(図10 〜t12、図11 〜t22)は実施の形態1と同様である。
制御手段である自動変速機制御装置60は、先ず、ステップ501において、電動式オイルポンプ40の駆動出力である駆動電圧Vopを求める。駆動電圧Vopは以下の式を用いて算出する。
Vop(n)=Vop(n−1)+Kvop (nは今回、n−1は前回を表す)
ここで、前回の駆動電圧Vop(n−1)に加算するKvopは例えば0.5Vである。なお、前回の駆動電圧Vop(n−1)の初期値は、あらかじめ電動式オイルポンプの駆動により作動油圧が発生する電圧、例えば2.5Vであってもよいし、学習時間を短縮するため、前回実施の電動式オイルポンプ駆動出力学習によって求めたアイドルストップ実施中エンジン自動停止時の駆動電圧Vop_isから所定値、例えば2.0Vを減算した値を用いてもよい。
ステップ502において、タービン回転数Ntとインプットシャフト回転数Nisを比較する。タービン回転数Ntがインプットシャフト回転数Nisより小さい場合(図10 t12〜)、ステップ503へ進む。大きい場合(図11 t22〜)は、ステップ504へ進む。
ステップ503において、タービン回転数の変化量ΔNtを確認する。タービン回転数の変化量ΔNtは、実施の形態1のステップ202と同様に、タービン回転数Ntとその前回値から求める。タービン回転数の変化量ΔNtがタービン変化量判定値Ntd1より大きい場合(図10 t14)、条件成立とし、ステップ505へ進む。条件が不成立(図10 t12〜t13)の場合、本制御を終了し、引き続き監視を続ける。ここで、タービン変化量判定値Ntd1は、前進クラッチ21が係合を開始したことにより、明らかにインプットシャフト回転数に同期を開始したことが確認できる値として事前に実験で求めたデータであり、例えば+20rpmとする。
ステップ504において、タービン回転数の変化量ΔNtを確認する。タービン回転数の変化量ΔNtがタービン変化量判定値Ntd2より小さい場合(図11 t24)、条件成立としステップ505へ進む。条件が不成立の場合(図11 t22〜t23)、本制御を終了し、引き続き監視を続ける。ここで、タービン変化量判定値Ntd2は、前進クラッチ21が係合を開始したことにより、明らかにインプットシャフト回転数に同期を開始したことが確認できる値として事前に実験で求めたデータであり、例えば−50rpmとする。
ステップ505において、電動式オイルポンプ駆動出力学習値の記録を実施し、ステップ506へ進む。電動式オイルポンプ駆動出力学習値の記録は、図6の電動式オイルポンプ駆動出力学習値の記録方法を用いて実施する。
ステップ506において、電動式オイルポンプ駆動出力学習完了フラグFop_lrn_end=1とし、本制御を終了する。
次に、図10、11のタイミングチャートを用いて、実施の形態2に係る自動変速機の制御装置の動作を説明する。ここで、図10、11のタイムチャートに記載されている信号は実施の形態1の図8と同様である。
まず、図10のタイムチャートを時刻に沿って説明する。車速が低下し、所定値以下に低下すると(t11)、アイドルストップ実施条件が成立(Fis=0→1)する。このとき、前進クラッチ21を解放(Ffcl=1→0)するよう油圧回路23を制御することにより、前進クラッチ油圧が低下する。次に、アイドルストップ実施によってエンジンへの燃料供給が停止されることにより、エンジン回転数Neが低下すると(t12)、機械式オイルポンプ22による供給油圧が低下するため、前進クラッチ21を係合(Ffcl=0→1)するよう、油圧回路23を制御する。また、電動式オイルポンプ駆動出力学習制御を開始(Fop_lrn=0→1)する。電動式オイルポンプ駆動出力学習制御により供給油圧を漸増すると、前進クラッチ油圧が前進クラッチ係合開始油圧に達し、前進クラッチ21が係合することにより、タービン回転数Ntの回転数がインプットシャフト回転数Nisに同期する方向、つまり、増加方向に変化する(t13)。このときのタービン回転数Ntとインプットシャフト回転数Nisの大小関係と回転数変化量ΔNtによって前進クラッチ21の係合開始を判定し、直前の電動式オイルポンプ駆動電圧を学習値として保持し、電動式オイルポンプ駆動出力学習制御を終了(Fop_lrn=1→0)する。電動式オイルポンプ駆動出力学習制御完了(Fop_lrn_end=0→1)後(t14〜)は、アイドルストップ実施条件が解除(Fis=1→0)されるまで学習値を電動式オイルポンプ駆動電圧として指示する。
次に、図11のタイムチャートを時刻に沿って説明する。車速が低下し、所定値以下に低下すると(t21)アイドルストップ実施条件が成立(Fis=0→1)する。このとき、前進クラッチ21を解放(Ffcl=1→0)するよう油圧回路23を制御することにより、前進クラッチ油圧が低下する。次にアイドルストップ実施によってエンジンへの燃料供給が停止されることにより、エンジン回転数Neが低下すると(t22)、機械式オイルポンプ22による供給油圧が低下するため、前進クラッチ21を係合(Ffcl=0→1)するよう、油圧回路23を制御する。また、電動式オイルポンプ駆動出力学習制御を開始(Fop_lrn=0→1)する。電動式オイルポンプ駆動出力学習制御により供給油圧を漸増すると、前進クラッチ油圧が前進クラッチ係合開始油圧に達し、前進クラッチ21が係合することにより、タービン回転数Ntの回転数がインプットシャフト回転数Nisに同期する方向、つまり、減少方向に変化する(t23)。このときのタービン回転数Ntとインプットシャフト回転数Nisの大小関係と回転数変化量ΔNtによって前進クラッチ21の係合開始を判定し、直前の電動式オイルポンプ駆動電圧を学習値として保持し、電動式オイルポンプ駆動出力学習制御を終了(Fop_lrn=1→0)する。電動式オイルポンプ駆動出力学習制御完了(Fop_lrn_end=0→1)後(t24〜)は、アイドルストップ実施条件が解除(Fis=1→0)されるまで学習値を電動式オイルポンプ駆動電圧として指示する。
以上のように、この発明の実施の形態2に係る自動変速機の制御装置によれば、車両停止前にエンジンを停止するアイドルストップ車両の場合であっても、エンジン自動停止後に電動式オイルポンプユニットの駆動出力を漸増させ、インプットシャフト回転数とタービン回転数の大小関係、及びタービン回転数の回転数の変化から係合直前状態を判定することが可能となる。エンジン自動停止中の電動式オイルポンプの駆動出力を学習することによって、油圧センサや油圧スイッチを追加することなく、また、車両が停止状態であっても、エンジン自動停止直後にエンジン自動停止中の電動式オイルポンプにより供給する作動油圧を適切なものにすることができ、電力消費量が無駄に増加することや、エンジン再始動時に加速応答性の悪化、ショック、エンジン回転数の吹け上がりを防止できる。
実施の形態3.
実施の形態3は、実施の形態1、実施の形態2に示す電動式オイルポンプ駆動出力学習が実施できなかった場合を想定している。電動式オイルポンプ駆動出力学習が実施できない場合、実施の形態1、実施の形態2では前回実施完了時の学習値を電動式オイルポンプ駆動出力として用いているが、動作油温が前回学習完了時と大きく異なる場合、油温に応じて動作油の粘度や動作油圧のリーク量が異なるため、精密さに欠けるという問題がある。このため、学習未完了時であっても、電動式オイルポンプ駆動出力をより精密な値とすることを目的としている。
以下、この発明の実施の形態3について、図面を参照して説明する。実施の形態3で採用するシステムの概略構成および制御装置のブロック図は実施の形態1と同様である。アイドルストップ時前進クラッチ係合解放判定61、電動式オイルポンプ制御手段62の全体の処理動作を示すフローチャートは実施の形態1と同様に図4であり、図4から参照される学習時電動式オイルポンプ駆動出力制御手段64の処理動作を示すフローチャートは実施の形態1と同様に図5である。
次に、自動変速機制御装置60で実施される学習時電動式オイルポンプ駆動出力学制御手段64から参照される電動式オイルポンプ駆動出力学習値の記録方法および電動式オイルポンプ駆動出力制御手段65の制御動作を図12、13のフローチャートに示す。学習時電動式オイルポンプ駆動出力学習制御手段64は実施の形態1と同様に図4のステップ110から、電動式オイルポンプ駆動出力制御手段65は実施の形態1と同様に図4のステップ111からそれぞれ呼び出され、一定の周期処理(数十msec毎)で繰り返し実行される。
図14は実施の形態3における、電動式オイルポンプ駆動出力学習完了時の学習値と作動油温から作成されたマップである。
図15は実施の形態3における、学習時電動式オイルポンプ制御手段64を用いて電動式オイルポンプ駆動出力学習が完了できなかった場合の各回転軸の回転数と作動油圧、制御フラグの関係を示すタイムチャートである。
まず、図12を用いて学習時電動式オイルポンプ駆動出力学制御手段64から参照される電動式オイルポンプ駆動出力学習値の記録方法の処理動作について説明する。
ここで、学習時電動式オイルポンプ駆動出力制御手段64が実行されるまでの動作は実施の形態1と同様である。
制御手段である自動変速機制御装置60は、ステップ601において、駆動電圧Vop(n−1)を電動式オイルポンプ駆動出力学習値Vop_isとして記録する。また、油温センサ51にて計測した作動油温をOtmpとして、駆動電圧Vop_is、作動油温Otmpの双方をマップMvopに記憶し、電動式オイルポンプ駆動出力学習を完了する。
Vop_is = Vop(n−1)
Mvop←(Otmp,Vop_is)
ここで、Mvopにはあらかじめ車両試験で求めた初期値を設定しており、学習完了時には、該当の作動油温部分の学習値を変更し、マップMvopを更新する。
次に図13を用いて学習時電動式オイルポンプ駆動出力手段64の処理動作について説明する。
まず、学習時電動式オイルポンプ駆動出力手段64が実行されるまでの処理動作は実施の形態1と同様である。電動式オイルポンプ駆動出力学習が完了し(Fop_lrn_end=1)し、電動式オイルポンプ駆動出力学習が解除された場合(Fop_lrn=0)のタイムチャートは図10(〜t14)であり、電動式オイルポンプ駆動出力学習が完了せず(Fop_lrn_end=0)、電動式オイルポンプ駆動出力学習が解除された場合(Fop_lrn=0)のタイムチャートは図15(〜t33)である。
次に制御手段である自動変速機制御装置60は、ステップ701において、電動式オイルポンプ駆動出力学習が完了しているかを判定する。電動式オイルポンプ駆動出力学習完了フラグFop_lrn_end=1、つまり、電動式オイルポンプ駆動出力学習が完了している場合(図10 t14)、ステップ702へ進む。電動式オイルポンプ駆動出力学習完了フラグFop_lrn_end=0、つまり、電動式オイルポンプ駆動出力学習が完了していない場合(図15 t33)、ステップ703へ進む。
ステップ702において、電動式オイルポンプ駆動出力学習値Vop_isを駆動電圧Vopとして出力し、本制御を終了する。
Vop = Vop_is
ステップ703において、以前の学習で記憶した学習値マップMvopと油温センサ51にて計測した作動油温をOtmpから求め、電動式オイルポンプ駆動出力Vopとして出力する。
Vop = Mvop(Otmp)
ここで、Mvopは前述の電動式オイルポンプ駆動出力学習記録手段63において電動式オイルポンプ駆動出力学習完了時の作動油温と学習値から作成したマップであり、例えば図14に示すように、作動油温をOtmpから電動式オイルポンプの駆動出力を求める。
次に、図15のタイミングチャートを用いて、実施の形態3に係る自動変速機の制御装置の動作を説明する。ここで、図15のタイムチャートに記載されている信号は実施の形態1の図8と同様である。
図15のタイムチャートを時刻に沿って説明する。車速が低下し、所定値以下に低下すると(t11)アイドルストップ実施条件が成立(Fis=0→1)する。このとき、前進クラッチ21を解放(Ffcl=1→0)するよう油圧回路23を制御することにより、前進クラッチ油圧が低下する。次にアイドルストップ実施によってエンジンへの燃料供給が停止されることにより、エンジン回転数Neが低下すると(t32)、機械式オイルポンプ22による供給油圧が低下するため、前進クラッチ21を係合(Ffcl=0→1)するよう、油圧回路23を制御する。また、電動式オイルポンプ駆動出力学習制御を開始(Fop_lrn=0→1)する。つぎに、車両の減速に応じてインプットシャフト回転数Nisが変化し、タービン回転数Ntとの偏差が小さくなると電動式オイルポンプ駆動出力学習制御が実施できないため、電動式オイルポンプ駆動出力学習制御を終了(Fop_lrn=1→0)する(t33)。電動式オイルポンプ駆動出力学習制御が未完了(Fop_lrn_end=0)で、電動式オイルポンプ駆動出力学習制御を終了(Fop_lrn=0)した場合、以前の学習時に更新されたマップMvopと、油温センサ5によって計測された作動油温に基づいて、電動式オイルポンプ駆動電圧を決定し、アイドルストップ実施条件が解除(Fis=1→0)されるまで電動式オイルポンプ駆動電圧を指示する。
以上のように、この発明の実施の形態3に係る自動変速機の制御装置によれば、電動式オイルポンプの駆動出力を学習する学習手段が、学習実施可能な場合は学習値とそのときの作動油温を同時に記録しておき、もし電動式オイルポンプ駆動出力学習手段により電動式オイルポンプ駆動出力学習が実施不可能である場合であっても、以前学習した駆動出力と、同時に記録した作動油温及び現在の作動油温に基づいて電動式オイルポンプ駆動出力を求めることが可能となる。これにより、エンジン自動停止中の電動式オイルポンプにより供給する作動油圧を適切なものにすることができ、電力消費量が無駄に増加することや、エンジン再始動時に加速応答性の悪化、ショック、エンジン回転数の吹け上がりを防止できる。
1 エンジン回転数センサ、 2 タービン回転数センサ、
3 インプットシャフト回転数センサ、4 車速センサ、
5 油温センサ、 6 ブレーキスイッチ
10 エンジン、 11 燃料供給装置、
20 自動変速機、 21 前進クラッチ、
22 機械式オイルポンプ、 23 油圧制御回路、
24 変速機構部、 25 インプットシャフト
30 トルクコンバータ、 40 電動式オイルポンプ、
41 電動モータ、 42 ポンプ、
50 エンジン制御装置、 51 エンジン自動停止判定手段、
60 自動変速機制御装置(制御手段)、
61 アイドルストップ時前進クラッチ係合解放制御判定、
62 アイドルストップ時電動式オイルポンプ制御手段、
63 電動式オイルポンプ駆動出力学習実施判定、
64 学習時電動式オイルポンプ駆動出力手段、
65 電動式オイルポンプ駆動出力手段、
70 通信路。

Claims (4)

  1. 作動油圧を受けて変速動作をする自動変速機を有し、エンジンにより駆動され、前記自動変速機に変速作動制御用の作動油圧を供給する機械式オイルポンプと、電動モータにより駆動され、前記自動変速機に変速作動制御用の作動油圧を供給する電動式オイルポンプとを備え、車両停止後にエンジンが自動停止したときは、エンジン回転数が所定回転数に低下するまでは前進クラッチを解放状態とし、所定回転数以下になると前進クラッチへの作動油圧の供給により係合可能な状態として前記電動式オイルポンプで生成された作動油圧を前記自動変速機に供給するように構成された自動変速機の制御装置であって、エンジン自動停止後エンジン回転数が所定回転数以下となると車両停止時の変速段で係合された前記前進クラッチに前記電動式オイルポンプで生成された作動油圧を供給しているとき、エンジン自動停止後に前記電動式オイルポンプの出力を漸増し、前記自動変速機のタービン停止前のタービン回転数の変化量に基づいて前記前進クラッチの係合状態を判別することにより、前記前進クラッチが係合直前状態になる前記電動式オイルポンプの駆動出力を学習する学習手段を備えたことを特徴とする自動変速機の制御装置。
  2. 作動油圧を受けて変速動作をする自動変速機を有し、エンジンにより駆動され、前記自動変速機に変速作動制御用の作動油圧を供給する機械式オイルポンプと、電動モータにより駆動され、前記自動変速機に変速作動制御用の作動油圧を供給する電動式オイルポンプとを備え、車両停止前にエンジンが自動停止したときは前記電動式オイルポンプで生成された作動油圧を前記自動変速機に供給するように構成された自動変速機の制御装置であって、車両停止時の変速段で係合された前記前進クラッチに前記電動式オイルポンプで生成された作動油圧を供給しているとき、エンジン自動停止後に前記電動式オイルポンプの出力を漸増し、前記自動変速機のタービン回転数と前記自動変速機のインプットシャフト回転数の挙動に基づいて前記前進クラッチの係合状態を判別することにより、前記前進クラッチが係合直前状態になるよう前記電動式オイルポンプの駆動出力を学習する学習手段を備えたことを特徴とする自動変速機の制御装置。
  3. 前記タービン回転数とインプットシャフト回転数の挙動は、前記タービン回転数の回転数変化量とインプットシャフト回転数であることを特徴とする請求項に記載の車両制御装置。
  4. 前記学習手段は、学習実施時に作動油温を同時に記録し、学習手段により前記電動式オイルポンプの駆動出力学習が実施できなかった場合に、以前学習した前記電動式オイルポンプ駆動出力学習値と、同時に記録した作動油温及び現在の作動油温に基づいて前記電動式オイルポンプの駆動出力を決定する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の自動変速機の制御装置。
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