JP5054332B2 - コンバインのアンローダ - Google Patents
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Description
しかし、特許文献1に開示されているコンバインのアンローダにおいては、旋回部位に相当する縦オーガに接当部(特許文献1の図4,5の27)を備えたフランジ部(特許文献1の図4,5の22)を固定し、固定部位に相当する接続ケースに固定ストッパ(特許文献1の図4,5の24)を固定して、縦オーガに備えたフランジ部と接続ケースの間に挟み込む形で第1接当部(特許文献1の図4,5の28a)と第2接当部(特許文献1の図4,5の28b)を備えた可動ストッパ(特許文献1の図4,5の25)を設ける構造を採用することによって、アンローダの旋回範囲を360度以上確保することができるように構成されていた。そのため、部品点数が多く、製造コストがアップする要因となっていた。また、可動ストッパを縦オーガに備えたフランジ部と接続ケースの間に挟み込む構造であったため、可動ストッパ等の組付や調整が困難で製造コストがアップする要因となっていた。
本発明は、アンローダの旋回範囲を360度以上確保することのできるコンバインのアンローダを、構造を簡素化することによって低コストで実現することを目的としている。
アンローダの旋回部位に突起部を備えるとともに、アンローダの固定部位に、前記突起部が周方向における正逆方向から接当することによって前記横オーガの旋回範囲を規制する規制部を備え、前記規制部を、前記突起部よりも径方向外方側に位置する状態で、且つ、前記突起部が周方向における正逆方向から接当すると所定の小範囲で正逆方向に揺動変位するカムを備えて構成してあり、前記旋回部位に旋回駆動用のリングギアを固定してあり、このリングギアに前記突起部を前記縦向き軸心に沿った状態で固定してある。
本発明の第1特徴によると、規制部を、突起部が周方向における正逆方向から接当すると所定の小範囲で正逆変位するように構成することによって、突起部が周方向における正方向から規制部に接当すると、規制部が所定の小範囲で周方向における正方向に変位し、突起部が周方向における逆方向から規制部に接当すると、規制部が所定の小範囲で周方向における逆方向に変位する。そのため、規制部が所定の小範囲で周方向における正方向及び逆方向に変位した範囲でアンローダの旋回部位を固定部位に対して多く旋回させることができる。例えば、規制部が固定されている場合のアンローダの旋回範囲(旋回角度)に、規制部の変位によって旋回が可能となった所定の小範囲(旋回角度)を加えた角度が360度以上になるように突起部や規制部を構成すれば、アンローダを360度以上旋回させることが可能になる。
本発明の第1特徴によると、アンローダを360度以上旋回させることが可能になるため、横オーガの旋回に死角が生じることを防止することができ、横オーガの向き設定に手間取るようなことが少なくなり、穀粒搬出作業を効率よく行うことができる。
本発明の第2特徴は、第1特徴において、前記カムを、前記固定部位に固定したブラケットに揺動自在に支持するとともに、前記規制部を、前記カムの一部が前記ブラケットと接当することにより前記正逆方向の揺動変位が前記小範囲に規制されるように構成してある点にある。
本発明の第3特徴は、穀粒タンクの底部から搬出される穀粒を揚送する縦オーガと、この縦オーガの上端部に起伏揺動可能に連結された横オーガとを備え、この横オーガを縦オーガの縦向き軸心を中心として旋回可能に構成してあるコンバインのアンローダにおいて、アンローダの旋回部位に突起部を備えるとともに、アンローダの固定部位に、前記突起部が周方向における正逆方向から接当することによって前記横オーガの旋回範囲を規制する規制部を備え、前記規制部を、前記突起部よりも径方向外方側に位置する状態で、且つ、前記突起部が周方向における正逆方向から接当すると所定の小範囲で正逆方向に揺動変位するカムを備えて構成してあり、前記カムを、前記固定部位に固定したブラケットに揺動自在に支持するとともに、前記規制部を、前記カムの一部が前記ブラケットと接当することにより前記正逆方向の揺動変位が前記小範囲に規制されるように構成してあることにある。
本発明の第4特徴は、第1特徴〜第3特徴のいずれかにおいて、前記カムの揺動軸心が、前記縦向き軸心と平行で且つ前記突起部よりも径方向外方側に位置することにある。
本発明の第5特徴は、第1特徴〜第4特徴のいずれかにおいて、前記突起部を、前記アンローダの固定部位における外周面に近接する状態で前記縦向き軸心を中心として旋回移動するように、前記縦向き軸心に沿った状態で前記旋回部位に固定してあることにある。
前述の[発明を実施するための最良の形態]においては、ロアケース14に旋回モータ13を設けて縦オーガ8自体が旋回するように構成した例を示したが、縦オーガ8の上部に旋回モータ13を設けて縦オーガ8自体は旋回せずに横オーガ9のみが旋回するように構成してもよい。この場合には、旋回する横オーガ9又は連結部21(横オーガ9と縦オーガ8の連結部)より上方に位置する部位が旋回部位に相当し、旋回しない縦オーガ8より下方に位置する部位が固定部位に相当する。
7 アンローダ
8 縦オーガ(旋回部位)
9 横オーガ
10 リングギア
10a ピン(突起部)
14 ロアケース(固定部位)
15 ブラケット
16 カム
20 規制部
Claims (5)
- 穀粒タンクの底部から搬出される穀粒を揚送する縦オーガと、この縦オーガの上端部に起伏揺動可能に連結された横オーガとを備え、この横オーガを縦オーガの縦向き軸心を中心として旋回可能に構成してあるコンバインのアンローダにおいて、
アンローダの旋回部位に突起部を備えるとともに、
アンローダの固定部位に、前記突起部が周方向における正逆方向から接当することによって前記横オーガの旋回範囲を規制する規制部を備え、
前記規制部を、前記突起部よりも径方向外方側に位置する状態で、且つ、前記突起部が周方向における正逆方向から接当すると所定の小範囲で正逆方向に揺動変位するカムを備えて構成してあり、
前記旋回部位に旋回駆動用のリングギアを固定してあり、このリングギアに前記突起部を前記縦向き軸心に沿った状態で固定してあるコンバインのアンローダ。 - 前記カムを、前記固定部位に固定したブラケットに揺動自在に支持するとともに、前記規制部を、前記カムの一部が前記ブラケットと接当することにより前記正逆方向の揺動変位が前記小範囲に規制されるように構成してある請求項1記載のコンバインのアンローダ。
- 穀粒タンクの底部から搬出される穀粒を揚送する縦オーガと、この縦オーガの上端部に起伏揺動可能に連結された横オーガとを備え、この横オーガを縦オーガの縦向き軸心を中心として旋回可能に構成してあるコンバインのアンローダにおいて、
アンローダの旋回部位に突起部を備えるとともに、
アンローダの固定部位に、前記突起部が周方向における正逆方向から接当することによって前記横オーガの旋回範囲を規制する規制部を備え、
前記規制部を、前記突起部よりも径方向外方側に位置する状態で、且つ、前記突起部が周方向における正逆方向から接当すると所定の小範囲で正逆方向に揺動変位するカムを備えて構成してあり、
前記カムを、前記固定部位に固定したブラケットに揺動自在に支持するとともに、前記規制部を、前記カムの一部が前記ブラケットと接当することにより前記正逆方向の揺動変位が前記小範囲に規制されるように構成してあるコンバインのアンローダ。 - 前記カムの揺動軸心が、前記縦向き軸心と平行で且つ前記突起部よりも径方向外方側に位置する請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンバインのアンローダ。
- 前記突起部を、前記アンローダの固定部位における外周面に近接する状態で前記縦向き軸心を中心として旋回移動するように、前記縦向き軸心に沿った状態で前記旋回部位に固定してある請求項1〜4のいずれか1項に記載のコンバインのアンローダ。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2006183452A JP5054332B2 (ja) | 2006-07-03 | 2006-07-03 | コンバインのアンローダ |
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JP2006183452A Active JP5054332B2 (ja) | 2006-07-03 | 2006-07-03 | コンバインのアンローダ |
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- 2006-07-03 JP JP2006183452A patent/JP5054332B2/ja active Active
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