JP5053565B2 - 水中油型乳化組成物 - Google Patents
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Description
本発明は前記従来技術の課題に鑑み為されたものであり、その目的は良好な使用感と共に優れた分散安定性をもつ水中油型乳化組成物を提供することにある。
前記組成物において、シリコーン油及び/又はシリコーン油以外の極性油を、油相中50質量%以上含むことが好適である。
前記組成物において、前記疎水化処理粉体として疎水化処理微粒子二酸化チタン又は疎水化処理微粒子酸化亜鉛を含有することが好適である。
以下、本発明について具体例を挙げることにより、さらに詳細に説明を行なうが、本発明はこれらにより限定されるものではない。
<リジン誘導体変性シリコーン>
本発明におけるリジン誘導体変性シリコーンは、下記一般式(I)〜(III)で表される。
具体的には下記式(V)〜(VIII)で表される構造を有する化合物である。
上記油相成分として用いられるシリコーン油としては、例えばジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジエチルポリシロキサン、エチルメチルポリシロキサン、エチルフェニルポリシロキサン等の鎖状シリコーン油や、ヘキサメチルシクロトリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、テトラデカメチルシクロヘプタシロキサン等の環状シリコーン油等が例示される。これらシリコーン油は1種または2種以上を用いることができる。
合成エステル油としては、例えばミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−へプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリスリトール、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オレイル、セトステアリルアルコール、アセトグリセライド、パルミチン酸2−へプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、セバチン酸ジイソプロピル、コハク酸2−エチルヘキシル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、クエン酸トリエチルが挙げられる。
また、油相には、シリコーン油や極性油以外の他の油相成分として、油脂、ロウ類、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール等から選ばれる任意の成分を配合することができ、本発明の効果を損なわない限りにおいて特に限定されない。例えば、流動パラフィン、スクワラン、イソパラフィン、オゾケライト、プリスタン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス、パラフィンワックス等の液状、半固体状(グリース状)、又は固体炭化水素類等の非極性油の配合も可能である。なお、本発明の水中油型乳化組成物における油相の総含有量は、特に限定されるものではないが、組成物に対して5〜60質量%程度であり、好ましくは10〜35質量%である。油相が5質量%程度より少ないと、外用剤として用いた場合の使用性を良好にすることが困難であり、一方で60質量%を超えると、経時での乳化安定性が劣ることが多くなる。
油相中に分散させる疎水性粉体および/または疎水化処理粉体は、無機粉体粒子の表面を例えばメチルハイドロジェンポリシロキサン、ジメチルポリシロキサン等のシリコーン類、デキストリン脂肪酸エステル、高級脂肪酸、高級アルコール、脂肪酸エステル、金属石鹸、アルキルリン酸エーテル、フッ素化合物、またはスクワラン、パラフィン等の炭化水素類で、溶媒を使用する湿式法、気相法、メカノケミカル法等により疎水化処理したものであり、その平均粒子径は油相である乳化粒子のそれより小さいことが必要である。特に、粉体を紫外線散乱剤として使用する場合には湿式分散機で破砕後の平均粒子径が100nm以下のものが好ましい。疎水化処理する無機粉体粒子としては、例えば酸化チタン、酸化亜鉛、タルク、マイカ、セリサイト、カオリン、雲母チタン、黒酸化鉄、黄酸化鉄、ベンガラ、群青、紺青、酸化クロム、水酸化クロム等が挙げられる。
また、疎水性粉体および/または疎水化処理粉体としては、あらかじめ疎水化処理されたものだけではなく工程中で疎水化処理されたものも含む。
本発明にかかる水中油型乳化組成物において、水溶性増粘剤、特にサクシノグリカン、キサンタンガムまたはアクリルアミド系共重合体などの耐塩性を有する水溶性増粘剤を配合することにより、経時による乳化油滴の沈降、クリーミングに対する安定性、さらには粉体の凝集に対する安定性が改善される。例えば、ポリアクリル酸等の一般的な増粘剤を使用した場合には、無機粉体微粒子から水相中へと経時的に徐々に溶出する塩が増粘剤に作用し、粘度を低下させてしまう場合がある。これに対して、サクシノグリカン等の耐塩性に優れた増粘剤を使用した場合には、無機粉体から溶出する塩による影響を受けず、このため、長期間にわたって、粉体の凝集や乳化粒子の沈降を防ぐものと考えられる。このような水溶性増粘剤、好ましくは耐塩性を有する水溶性増粘剤の配合量としては、組成物全量に対して0.1〜1質量%が好ましい。0.1質量%未満であると配合による効果が十分でなく、1質量%を超えるとよれが生じるなど使用感が悪くなることがある。
本発明にかかる水中油型乳化組成物に用いる乳化剤としては、特に限定されるものではないが、油相中への溶解性が低く温度安定性が良いことから、親水性界面活性剤が好ましく、特に総HLBが10以上となる1種または2種以上の界面活性剤から構成されるものが好適である。具体的には、例えば、グリセリン又はポリグリセリン脂肪酸エステル類、プロピレングリコール脂肪酸エステル類、POEソルビタン脂肪酸エステル類、POEソルビット脂肪酸エステル類、POEグリセリン脂肪酸エステル類、POE脂肪酸エステル類、POEアルキルエーテル類、POEアルキルフェニルエーテル類、POE・POPアルキルエーテル類、POEヒマシ油又は硬化ヒマシ油誘導体、POE蜜ロウ・ラノリン誘導体、アルカノールアミド類、POEプロピレングリコール脂肪酸エステル類、POEアルキルアミン、POE脂肪酸アミド等から選択される1種または2種以上を配合することができる。乳化剤の配合量としては、組成物の総量に対して0.5〜5質量%が好ましい。
また、本発明にかかる水中油型乳化組成物の温度安定性、粉体の分散安定性をさらに改善するために、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ゼラチンから選択される1種または2種以上を乳化助剤として0.1〜1.0質量%配合することが好適である。0.1質量%未満では配合による効果が充分でなく、1.0質量%を超えると使用感触が悪くなる傾向がある。
保湿剤としては、例えば、グリセリン、ジエチレングリコール、ブチレングリコール、ポリエチレングリコール等の多価アルコール、アミノ酸、核酸、コラーゲン、エラスチン等のタンパク質、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸等のムコ多糖類等が挙げられる。
最初に、本発明に用いたリジン誘導体変性シリコーンの製造方法について説明する。
(1)20.1gのNε−ラウロイル−L−リジンを205mlのエタノールに懸濁させた。反応溶液を氷冷後、乾燥塩化水素ガスを飽和になるまで導入し、6時間撹拌した。
次にエタノールを留去後、250mlのジイソブチルエーテルを加え、吸引濾過後、精製水300mlを加えた。この溶液に精製水70mlに溶かしたモルホリン55gを撹拌しながらゆっくりと加え、析出した白色粉末をろ別した。得られた白色粉末は、n−ヘキサンから再結晶を行い、Nε−ラウロイル−L−リジンイソブチルエステル20.1gを得た。
(2)アジ化ナトリウム45.5gに精製水150gを加え、氷水中で冷却しながら、撹拌して完全に均一な溶液とした。ここに10−ウンデセノイルクロライド101.4gとアセトン150mlを混合した溶液を少しずつ、溶液の温度が10〜15℃の範囲になるように滴下した。添加終了後、12℃付近で1時間撹拌した。
次に溶液を分液ロートに移し、水層と有機層を分けた。有機層を60℃に維持した500mlのトルエンにゆっくりと加え、温度50〜60℃の範囲で3時間撹拌を行った。トルエンを留去後、減圧蒸留することで10−ウンデセノイルイソシアネート73.2gを得た。
(3)次式
で表されるSi−H化合物92.6gと10−ウンデセノイルイソシアネート7.4gをトルエン100gに加え、85℃に加温した後、白金ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体トルエン溶液(白金濃度0.3質量%)0.33gを加え、3時間撹拌した。トルエンと余剰のイソシアネート化合物を減圧留去した後、新たにトルエン1000gとNε−ラウロイル−L−リジンイソブチルエステル10.5gを加え、90℃で6時間撹拌した。トルエンを留去後、得られた透明ゴム状固体をヘキサン1000gに加熱溶解させ、熱ろ過した。ろ液からヘキサンを留去後、固体を得た。
次に得られた固体を細かく砕き、25℃のヘキサンでよく洗いながら吸引ろ過を行った後、減圧乾燥することで上記式(V)で表される粉末状のリジン誘導体変成シリコーン(Nε−ラウロイル−L−リジンイソブチルエステル誘導体変性シリコーン)20.3gを得た。
(1):「使用後のしっとり感」
各実施例及び比較例の水中油型乳化組成物を使用した後のしっとり感の有無について、専門パネラー10名により実使用試験を実施した。評価基準は以下の通りである。
<評価基準>
◎…パネラー8名以上が、使用後しっとり感があると認めた。
○…パネラー6名以上8名未満が、使用後しっとり感があると認めた。
△…パネラー3名以上6名未満が、使用後しっとり感があると認めた。
×…パネラー3名未満が、使用後しっとり感があると認めた。
各実施例及び比較例の水中油型乳化組成物を使用した後のべたつき感の有無について、専門パネラー10名により実使用試験を実施した。評価基準は以下の通りである。
<評価基準>
◎…パネラー8名以上が、使用後べたつき感がないと認めた。
○…パネラー6名以上8名未満が、使用後べたつき感がないと認めた。
△…パネラー3名以上6名未満が、使用後べたつき感がないと認めた。
×…パネラー3名未満が、使用後べたつき感がないと認めた。
各実施例及び比較例の水中油型乳化組成物を使用中および使用した後のこくの有無について、専門パネラー10名により実使用試験を実施した。評価基準は以下の通りである。
<評価基準>
◎…パネラー8名以上が、こくがあると認めた。
○…パネラー6名以上8名未満が、こくがあると認めた。
△…パネラー3名以上6名未満が、こくがあると認めた。
×…パネラー3名未満が、こくがあると認めた。
各実施例及び比較例の水中油型乳化組成物を、50mlのサンプル管(直径3cm)に入れ、室温において45rpmの速度で4時間回転させ、粉体の凝集度合いを視覚にて評価した。評価基準は以下の通りである。
<評価基準>
○:目視で粉末凝集物は観察されなかった。
△:目視でやや粉末凝集物が観察された。
×:目視で相当量の粉末凝集物が観察された。
各実施例及び比較例の水中油型乳化組成物を、50mlのサンプル管(直径3cm)に入れ、室温において45rpmの速度で4時間回転させ、乳化安定性を顕微鏡にて評価した。評価基準は以下の通りである。
<評価基準>
○:顕微鏡で乳化粒子による合一も認められなかった。
△:顕微鏡で若干乳化粒子による合一が認められた。
×:顕微鏡で乳化粒子による合一が認められた。
比較例1−1:油相成分(11)、(12)、(14)を混合し、ビーズミル等の高い破砕力をもつ湿式分散機で十分に疎水化処理酸化チタンを微粉砕し、粉体分散液を得る。次いで得られた粉体分散液に油相成分(15)〜(17)を加え、油相パーツとしたのち、(1)〜(10)の水相成分からなる水相に対して徐添加し、ホモミキサーで均一分散し、水中油型乳化組成物を得た。
試験例1−1:油相成分(11)〜(14)を混合し、95℃で加熱しながらビーズミル等の高い破砕力をもつ湿式分散機で十分に疎水化処理酸化チタンを微粉砕し、粉体分散液を得る。次いで得られた粉体分散液を加熱溶解し、同じく加熱した油相成分(15)〜(17)を加え、油相パーツとしたのち、(1)〜(10)の水相成分からなる水相に対して徐添加し、ホモミキサーで均一分散し、水中油型乳化組成物を得た。
試験例1−2:油相成分(11)、(12)、(14)を混合し、ビーズミル等の高い破砕力をもつ湿式分散機で十分に疎水化処理酸化チタンを微粉砕し、粉体分散液を得る。次いで得られた粉体分散液に、油相成分(13)、(15)〜(17)を加え、95℃で均一攪拌して油相パーツとしたのち、(1)〜(10)の水相成分からなる水相に対して徐添加し、ホモミキサーで均一分散し、水中油型乳化組成物を得た。
また、試験例1−1および1−2はともに優れた乳化安定性および粉末の分散安定性を示し、製法におけるリジン誘導体変性シリコーンの添加順序によらないことがわかる。
つづいて、本発明者らは、リジン誘導体変性シリコーンの好適な配合量について検討するため、リジン誘導体変性シリコーンの配合量を各種変化させた水中油型乳化組成物について、上記試験と同様にして評価を行なった。各試験例及び比較例の水中油型乳化組成物の配合組成と評価結果とを下記表2に併せて示す。
油相成分(11)、(12)、(14)を混合し、ビーズミル等の高い破砕力をもつ湿式分散機で十分に疎水化処理酸化チタンを微粉砕し、粉体分散液を得る。次いで得られた粉体分散液に、油相成分(13)、(15)〜(17)を加え、95℃で均一攪拌して油相パーツとしたのち、(1)〜(10)の水相成分からなる水相に対して徐添加し、ホモミキサーで均一分散し、水中油型乳化組成物を得た。
油相中のリジン誘導体変性シリコーンの濃度が0.1%以下である比較例2−1はしっとり感、こくなどにおいて良好な使用感触が得られない。また油相中のリジン誘導体変性シリコーンの濃度が20%以上である比較例2−2においては粉末の凝集などがみられ、乳化安定性、粉体分散性に劣ることが確認された。
リジン誘導体変性シリコーンの適性についてさらに検討するため、上記合成例に準じて各種リジン誘導体変性シリコーンを調製し、各種リジン誘導体変性シリコーンを配合した水中油型乳化組成物について、上記試験と同様にして評価を行なった。各試験例及び比較例の水中油型乳化組成物の配合組成と評価結果とを下記表3に併せて示す。
油相成分(11)、(12)、(17)を混合し、ビーズミル等の高い破砕力をもつ湿式分散機で十分に疎水化処理酸化チタンを微粉砕し、粉体分散液を得る。次いで得られた粉体分散液に、油相成分(13)〜(16)、(18)〜(20)を加え、95℃で均一攪拌して油相パーツとしたのち、(1)〜(10)の水相成分からなる水相に対して徐添加し、ホモミキサーで均一分散し、水中油型乳化組成物を得た。
また、本発明者らは、水中油型乳化組成物に配合する油性成分について検討するため、各種油分を配合した水中油型乳化組成物について、上記試験と同様にして評価を行なった。各実施例及び比較例の水中油型乳化組成物の配合組成と評価結果とを下記表4に併せて示す。
油相成分(11)、(12)、(14)を混合し、ビーズミル等の高い破砕力をもつ湿式分散機で十分に疎水化処理酸化チタンを微粉砕し、粉体分散液を得る。次いで得られた粉体分散液に、油相成分(13)、(15)〜(19)を加え、95℃で均一攪拌して油相パーツとしたのち、(1)〜(10)の水相成分からなる水相に対して徐添加し、ホモミキサーで均一分散し、水中油型乳化組成物を得た。
シリコーン油及び/又はシリコーン油以外の極性油が油相中50質量%未満である比較例4−1および4−2においては、乳化安定性、粉末の粉体分散性に劣ることが確認された。
また、本発明者らは、水中油型皮膚外用製剤中に配合する増粘性成分について検討するため、各種増粘剤を配合した水中油型乳化組成物について、上記試験と同様にして評価を行なった。各実施例及び比較例の水中油型乳化組成物の配合組成と評価結果とを下記表5に併せて示す。
油相成分(14)、(15)、(17)を混合し、ビーズミル等の高い破砕力をもつ湿式分散機で十分に疎水化処理酸化チタンを微粉砕し、粉体分散液を得る。次いで得られた粉体分散液に、油相成分(16)、(18)〜(21)を加え、95℃で均一攪拌して油相パーツとしたのち、(1)〜(13)の水相成分からなる水相に対して徐添加し、ホモミキサーで均一分散し、水中油型乳化組成物を得た。
実施例2−1:サンカット水中油型乳液 (質量%)
(1)疎水化処理微粒子二酸化チタン(シリコーン処理) 12
(2)ポリオキシブチレン(42モル)トリグリセリルエーテル 2
(3)デカメチルペンタシクロシロキサン 10
(4)リジン誘導体変性シリコーン(V) 0.2
(5)パラメトキシ桂皮酸オクチル 5
(6)トリー2−エチルヘキサン酸グリセリン 3
(7)PEG−60水添ヒマシ油 2
(8)1,3−ブチレングリコール 8
(9)サクシノグリカン 0.2
(10)カルボキシメチルセルロース 0.25
(11)エタノール 3
(12)イオン交換水 残余
(製法)
(1)〜(6)を混合し、95℃で加熱しながらビーズミルで分散破砕した後、(7)〜(12)を溶解した水相に対して、ホモミキサーをかけながら添加した。
(1)疎水化処理微粒子二酸化チタン(シリコーン処理) 12
(2)疎水化処理黄酸化鉄 0.8
(3)疎水化処理黒酸化鉄 0.16
(4)疎水化処理ベンガラ 0.36
(5)ポリオキシブチレン(56モル)メチルトリグリセリルエーテル 3
(6)デカメチルペンタシクロシロキサン 10
(7)リジン誘導体変性シリコーン(V) 0.3
(8)パラメトキシ桂皮酸オクチル 5
(9)ミリスチン酸オクチルドデシル 3
(10)PEG−60水添ヒマシ油 2.5
(11)ダイナマイトグリセリン 4
(12)キサンタンガム 0.3
(13)カルボキシメチルセルロース 0.3
(14)エタノール 5
(15)イオン交換水 残余
(製法)
(1)〜(6)、(8)、(9)を混合し、ビーズミルで分散破砕して得られた粉体分散液に、(7)、を加え、95℃で均一攪拌して油相パーツとしたのち、(10)〜(15)を溶解した水相に対して、ホモミキサーをかけながら添加した。
(1)疎水化処理微粒子二酸化チタン(シリコーン処理) 20
(2)ポリオキシブチレン(42モル)メチルトリグリセリルエーテル 3.5
(3)デカメチルペンタシクロシロキサン 10
(4)リジン誘導体変性シリコーン(VI) 0.4
(5)4−t−ブチル−4'−メトキシジベンゾイルメタン 1
(6)パラメトキシ桂皮酸オクチル 5
(7)パルミチン酸イソプロピル 4
(8)PEG−60水添ヒマシ油 3
(9)ダイナマイトグリセリン 5
(10)サクシノグルカン 0.3
(11)カルボキシメチルセルロース 0.3
(12)エタノール 4
(13)クエン酸 適量
(14)クエン酸ナトリウム 適量
(15)アスコルビン酸グリコシド 2
(16)苛性カリ 適量
(17)イオン交換水 残余
(製法)
(1)〜(3)、(5)〜(7)を混合し、ビーズミルで分散破砕して得られた粉体分散液に、(4)、を加え、95℃で均一攪拌して油相パーツとしたのち、(8)〜(17)を溶解した水相に対して、ホモミキサーをかけながら添加した。
(1)ステアリン酸アルミニウム処理二酸化チタン 5
(2)ステアリン酸デキストリン処理酸化亜鉛 5
(3)両末端シリコーン化ポリエチレングリコール 3
(4)リジン誘導体変性シリコーン(V) 0.2
(5)デカメチルシクロペンタシロキサン 3
(6)トリパラメトキシ桂皮酸オクチル 5
(7)PEG−60水添ヒマシ油 2
(8)ダイナマイトグリセリン 6
(9)サクシノグリカン 0.3
(10)カルボキシメチルセルロース 0.3
(11)エタノール 5
(12)イオン交換水 残余
(製法)
(1)〜(6)を混合し、95℃で加熱しながらビーズミルで分散破砕した後、(7)〜(12)を溶解した水相に対して、ホモミキサーをかけながら添加した。
(1)パルミチン酸アルミニウム処理二酸化チタン 5
(2)パルミチン酸アルミニウム処理酸化亜鉛 5
(3)金属石鹸処理タルク 3
(4)アルキル変性シリコーン樹脂被覆黄酸化鉄 0.8
(5)アルキル変性シリコーン樹脂被覆黒酸化鉄 0.15
(6)アルキル変性シリコーン樹脂被覆ベンガラ 0.35
(7)両末端シリコーン化ポリグリセリルエーテル 3
(8)POE変性メチルポリシロキサン 1
(9)リジン誘導体変性シリコーン(V) 0.3
(10)デカメチルシクロペンタシロキサン 15
(11)パラメトキシ桂皮酸オクチル 5
(12)PEG−60水添ヒマシ油 2
(13)ダイナマイトグリセリン 6
(14)キサンタンガム 0.3
(15)カルボキシメチルセルロース 0.3
(16)エタノール 5
(17)イオン交換水 残余
(製法)
(1)〜(8)、(10)(11)を混合し、ビーズミルで分散破砕して得られた粉体分散液に、(9)を加え、95℃で均一攪拌して油相パーツとしたのち、(12)〜(17)を溶解した水相に対して、ホモミキサーをかけながら添加した。
以上の各実施例の化粧料はいずれもみずみずしくさっぱりとしながらもしっとり感が感じられ、べたつきがなく、こくがある優れた使用感触であり、また、粉体の分散性、乳化安定性に優れたものであった。
そして、特定の油相成分に対してリジン誘導体変性シリコーンを配合することにより粉体の分散安定性、乳化安定性、また使用感触にも優れた水中油型乳化組成物が得られる。
Claims (7)
- 請求項1に記載の水中油型乳化組成物において、極性油としてオクチルシンナメート、オクトクリレン、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタンから選択される1種又は2種以上を含むことを特徴とする水中油型乳化組成物。
- 請求項1または2に記載の水中油型乳化組成物において、前記疎水化処理粉体が、疎水化処理微粒子二酸化チタン、又は疎水化処理微粒子酸化亜鉛であることを特徴とする水中油型乳化組成物。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の水中油型乳化組成物において、さらに水溶性増粘剤を含むことを特徴とする水中油型乳化組成物。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の水中油型乳化組成物において、さらに乳化剤および乳化助剤を含むことを特徴とする水中油型乳化組成物。
- 請求項4に記載の水中油型乳化組成物において、水溶性増粘剤がサクシノグリカン、キサンタンガム及びアクリルアミド系共重合体から選択される1種又は2種以上であることを特徴とする水中油型乳化組成物。
- 請求項5に記載の水中油型乳化組成物において、乳化助剤がカルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ゼラチンから選択される1種又は2種以上であることを特徴とする水中油型乳化組成物。
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