JP5053327B2 - 偏波解析装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被測定光の偏波状態及び偏光度を測定する偏波解析装置に関する。
高速光通信システムでは、偏光方向による光ファイバ内での光の伝搬スピードの違いによって発生する偏波モード分散が伝送信号を劣化させる。また、光部品には偏波状態によって損失が変動するPDL(Polarization Dependent Loss:偏波依存性損失)特性があるが、これも光通信にとっては重要な特性である。
従って、偏波状態(SOP:State Of Polarization)や偏光度(DOP:Degree Of Polarization)などの各種の偏波特性を測定することは、光通信にとって非常に重要な測定の1つである(例えば、特許文献1参照。)。
図3に、偏波の表示例を示す。偏波を表す方法には、ストークスパラメータ(S,S,S,S)をポアンカレ球に表示する方法がある。これは偏波状態を球面上で表し、赤道上の位置は直線偏波状態を、北極と南極は円偏波を、その他のエリアは楕円偏波状態を表す。また、右回り円偏光の偏光状態は北半球に、左回り円偏光の偏光状態は南半球に表示される。
ストークスパラメータ(S,S,S,S)は、図4に示すSOPモニタ部114を用いて、例えば、全光強度I、0°結晶軸の偏光子を透過した光強度I、45°結晶軸の偏光子を透過した光強度I、45°配置の1/4波長板と0°結晶軸の偏光子を透過した光強度Iの4つの光強度から下記の演算によって求められる。
Figure 0005053327
ここで、S,S,S,Sはそれぞれ、Sは全光強度、Sはx偏光とy偏光の光強度差、Sは45°偏光と135°偏光の光強度差、Sは右回り円偏光と左回り円偏光の光強度差を意味している。
米国特許7106443号
高速で偏波をランダム化する偏波スクランブラの場合には、高速に変化する偏波状態を測定することが重要であるが、それ以外に任意の時間内で偏波がどの位ランダム化されているかを評価する必要がある。この指標として、高速でサンプリングしたストークスパラメータ(S,S,S,S)の各要素を平均化して、その平均ストークスパラメータ(S’,S’,S’,S’)を求め、この値を用いて平均DOPを算出する方法が用いられている。
Figure 0005053327
しかし、偏波スクランブラの偏波の変化状態や変化速度を変えた場合、SOPモニタ部からの信号を検出するサンプリング速度やサンプリングポイント数やサンプリングのタイミングによってはストークスパラメータとDOPの両方の安定した測定ができなくなる場合がある。
そこで、本願は、この問題を鑑み、高速での偏光解析と安定した平均DOP測定に関し、高精度に偏波状態や偏光度を測定することができる偏波解析装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願発明の偏波解析装置(91)は、入力された被測定光の全光強度と0°結晶軸の偏光子を透過後の光強度と90°結晶軸の偏光子を透過後の光強度とのうちのいずれか2つの光強度と、45°結晶軸の偏光子を透過後の光強度と、1/4波長板及び0°結晶軸の偏光子を透過後の光強度と、の4つの光強度を検出するSOPモニタ部(State Of Polarizationモニタ部)(14)と、該SOPモニタ部からの各出力信号を任意のタイミングでサンプリングホールドするサンプリングホールド部(16)と、前記サンプリングホールド部によってサンプリングホールドされた信号をデジタル信号に変換するAD変換器(18)と、該AD変換器でデジタル変換したデータからストークスパラメータ(S,S,S,S)を算出する演算処理部(19)と、を備える偏波解析装置(91)であって、前記SOPモニタ部と前記サンプリングホールド部の間に挿入され、任意のカットオフ周波数に設定可能な帯域可変ローパスフィルタ(21)をさらに備え、前記帯域可変ローパスフィルタのカットオフ周波数を前記被測定光の偏波状態が変化する周波数よりも高周波数に設定してストークスパラメータの測定を行い、前記帯域可変ローパスフィルタのカットオフ周波数を前記被測定光の偏波状態が変化する周波数よりも低周波数に設定して検出した平均信号強度から平均ストークスパラメータを測定して平均DOP(Degree Of Polarization)を算出することを特徴とする。
本発明によれば、帯域可変ローパスフィルタ(21)のカットオフ周波数を被測定光の偏波状態が変化する周波数よりも高周波数に設定することで、高速サンプリングによる信号強度から高速でのストークスパラメータの測定を行なうことができる。一方、帯域可変ローパスフィルタ(21)のカットオフ周波数を被測定光の偏波状態が変化する周波数よりも低周波数に設定することで、平均ストークスパラメータを測定して平均DOPを算出することができる。ここで、ローパスフィルタを用いるので、平均DOPを安定して算出することができる。したがって、高速での偏光解析と安定した平均DOP測定に関し、高精度に偏波状態や偏光度を測定することができる。
上記目的を達成するために、本願発明の偏波解析装置(92)は、入力された被測定光の全光強度と0°結晶軸の偏光子を透過後の光強度と90°結晶軸の偏光子を透過後の光強度とのうちのいずれか2つの光強度と、45°結晶軸の偏光子を透過後の光強度と、1/4波長板及び0°結晶軸の偏光子を透過後の光強度と、の4つの光強度を検出するSOPモニタ部(State Of Polarizationモニタ部)(14)と、該SOPモニタ部からの出力信号を分岐した信号の一方が入力され、任意のタイミングでサンプリングホールドするサンプリングホールド部(16)と、前記SOPモニタ部からの各出力信号を分岐した信号のもう一方が入力され、信号強度を平均化するローパスフィルタ(22)と、前記サンプリングホールド部によってサンプリングホールドされた信号をデジタル信号に変換するとともに、前記ローパスフィルタを通過した信号をデジタル変換するAD変換器(18)と、該AD変換器でデジタル変換したデータからストークスパラメータ(S,S,S,S)を算出する演算処理部(19)と、を備える偏波解析装置(92)であって、前記サンプリングホールド部のサンプリングホールドした信号強度からストークスパラメータの測定を行い、前記ローパスフィルタを通過した平均信号強度から平均ストークスパラメータを測定して平均DOP(Degree Of Polarization)を算出することを特徴とする。
本発明によれば、サンプリングホールド部(16)によってサンプリングホールドした信号強度から高速でのストークスパラメータの測定を行い、ローパスフィルタ(22)を通過した平均信号強度から平均ストークスパラメータを測定して平均DOPを算出することができる。ここで、ローパスフィルタを用いるので、平均DOPを安定して算出することができる。従って、高速での偏光解析と安定した平均DOP測定に関し、高精度に偏波状態や偏光度を測定することができる。
本発明によれば、高速での偏光解析と安定した平均DOP測定に関し、高精度に偏波状態や偏光度を測定することができる偏波解析装置を提供することができる。
実施形態1に係る偏波解析装置の構成図である。 実施形態2に係る偏波解析装置の構成図である。 偏波の表示例を示す。 従来のSOPモニタ部の構成例を示す。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る偏波解析装置の構成図である。実施形態1に係る偏波解析装置91は、SOPモニタ部14と、増幅器15と、サンプリングホールド部16と、AD変換器18と、演算処理部19と、帯域可変ローパスフィルタ21を備え、帯域可変ローパスフィルタ21とサンプリングホールド部16を直列に接続したことを特徴とする。これにより、偏波解析装置91は、高速サンプリングによる被測定光のストークスパラメータの測定と、当該被測定光の平均DOPを測定とを切り替えて行なうことができる。
SOPモニタ部14は、光強度を検出するPD(Photo Diode)51と、PD52と、PD53と、PD54を備える。PD51及びPD52は、被測定光の全光強度と0°結晶軸の偏光子を透過後の光強度と90°結晶軸の偏光子を透過後の光強度のうちのいずれか2つの光強度を測定する。例えば、PD51は、入力された被測定光の全光強度を検出して、光強度Iに応じた信号を出力する。PD52は、0°結晶軸の偏光子を透過後の光強度を検出して、光強度Iに応じた信号を出力する。PD53は、45°結晶軸の偏光子を透過後の光強度を検出して、光強度Iに応じた信号を出力する。PD54は、45°配置の1/4波長板及び0°結晶軸の偏光子を透過後の光強度を検出して、光強度Iに応じた信号を出力する。
サンプリングホールド部16は、SOPモニタ部14からの出力信号を任意のタイミングでサンプリングホールドする。AD変換器18は、サンプリングホールド部16によってサンプリングホールドされた信号をデジタル信号に変換する。演算処理部19は、AD変換器18でデジタル変換したデータからストークスパラメータ(S,S,S,S)を算出する。
帯域可変ローパスフィルタ21は、SOPモニタ部14とサンプリングホールド部16の間に挿入され、設定された任意のカットオフ周波数よりも低い周波数の信号を通過させる。高速サンプリングによる被測定光のストークスパラメータの測定時にはカットオフ周波数を高域に設定し、平均DOPの測定時にはカットオフ周波数を低域に設定する。ここで、高域のカットオフ周波数は、例えば、被測定光の偏波状態が変化する周波数よりも高周波数の周波数である。低域のカットオフ周波数は、例えば、被測定光の偏波状態が変化する周波数よりも低周波数の周波数である。
帯域可変ローパスフィルタ21のカットオフ周波数を高域に設定して高速サンプリングによる信号強度から高速でのストークスパラメータの測定を行い、帯域可変ローパスフィルタ21の通過帯域を低域に設定して検出した平均信号強度から平均ストークスパラメータを測定して平均DOPを算出する。
高速サンプリングによる被測定光のストークスパラメータの測定について説明する。
まず、帯域可変ローパスフィルタ21のカットオフ周波数を高域に設定する。被測定光がSOPモニタ部14に入射されると、PD51、PD52、PD53及びPD54が光強度を検出して、SOPモニタ部14から光強度I、光強度I、光強度I、光強度Iに応じたアナログ信号が出力される。帯域可変ローパスフィルタ21は、高域のアナログ信号を通過させる。これにより、偏波状態が高速に変化する被測定光の光強度I0_data、光強度I1_data、光強度I2_data、光強度I3_dataに応じた信号がAD変換器18に入力される。
サンプリングタイミング発生部17は、一定時間ごとにタイミング信号を出力する。サンプリングホールド部16は、サンプリングタイミング発生部17からタイミング信号が入力され、帯域可変ローパスフィルタ21からのアナログ信号を、サンプリングタイミング発生部17からの信号のタイミングでデータをサンプリングする。AD変換器18は、サンプリングホールド部16からのアナログ信号をデジタル信号に変換する。
演算処理部19は、AD変換器18でデジタル変換したデータから、ストークスパラメータ(S,S,S,S)を算出する。ここで、AD変換器18には偏波状態が高速に変化する被測定光の光強度I0_data、光強度I1_data、光強度I2_data、光強度I3_dataに応じた信号が入力されている。このため、演算処理部19は、下記の数式(3)を用いて、偏波状態が高速に変化する被測定光のストークスパラメータ(S0_data,S1_data,S2_data,S3_data)を測定することができる。したがって、偏波解析装置91は、偏波状態が高速に変化する被測定光のストークスパラメータを測定することが可能となる。
Figure 0005053327
平均ストークスパラメータの測定及び平均DOPの算出について説明する。
まず、帯域可変ローパスフィルタ21のカットオフ周波数を低域に設定する。被測定光がSOPモニタ部14に入射されると、PD51、PD52、PD53及びPD54が光強度を検出して、SOPモニタ部14から光強度I、光強度I、光強度I、光強度Iに応じたアナログ信号が出力される。
帯域可変ローパスフィルタ21は低域のアナログ信号を通過させる。これにより、被測定光の光強度を平均化した光強度I0_ave、光強度I1_ave、光強度I2_ave、光強度I3_aveに応じた平均信号強度が、AD変換器18に入力される。AD変換器18は、帯域可変ローパスフィルタ21からの信号をデジタル信号に変換する。
演算処理部19は、AD変換器18でデジタル変換したデータから、ストークスパラメータ(S,S,S,S)を算出する。ここで、AD変換器18には、被測定光の光強度を平均化した光強度I0_ave、光強度I1_ave、光強度I2_ave、光強度I3_aveが入力されている。このため、演算処理部19は、下記の数式(4)を用いて、平均ストークスパラメータ(S0_ave,S1_ave,S2_ave,S3_ave)を測定することができる。
Figure 0005053327
そして、演算処理部19は、下記の数式(5)を用いて、平均DOPを算出することができる。
Figure 0005053327
なお、ここでは、SOPモニタ部14は、分光部で波長選択された光を4分岐された後、1つ目はそのままPD51で受光されIの光強度を、2つ目は0°結晶軸の偏光子を介してPD52で受光されIの光強度を、3つ目は45°結晶軸の偏光子を介してPD52で受光Iの光強度を、4つ目は45°配置の1/4波長板と0°結晶軸の偏光子を介してPD53で受光されIの光強度を測定する方式としたが、これ以外の構成でも実現できる。
以上説明したように、偏波解析装置91は、高速サンプリングによる被測定光のストークスパラメータ(S0_data,S1_data,S2_data,S3_data)の測定と、平均ストークスパラメータ(S0_ave,S1_ave,S2_ave,S3_ave)の測定と、平均DOPの算出を行なうことができる。さらに、帯域可変ローパスフィルタ21を用いて光強度を平均化するため、特に高速に偏波状態が変化する偏光を測定する場合に、高速かつ多数のデータのサンプリングを行って、それらのデータの平均化演算を行なうことが不要となり、AD変換器18でのバッファリングの負荷が少なく、簡易な構成で平均DOPの算出が可能となる。
(実施形態2)
図2は、実施形態2に係る偏波解析装置の構成図である。実施形態2に係る偏波解析装置92は、SOPモニタ部14と、増幅器15と、サンプリングホールド部16と、AD変換器18と、演算処理部19と、ローパスフィルタ22を備え、サンプリングホールド部16とローパスフィルタ22を並列に接続したことを特徴とする。これにより、高速サンプリングによる被測定光のストークスパラメータの測定と、当該被測定光の平均DOPの測定とを、同時に行なうことができる。以下、実施形態2の特徴について説明する。
被測定光がSOPモニタ部14に入射されると、PD51、PD52、PD53、PD54から光強度I,I,I,Iに応じた信号が出力される。PD51、PD52、PD53、PD54からの信号はそれぞれ分岐され、分岐された一方はサンプリングホールド部16に入力され、もう一方はローパスフィルタ22に入力される。
サンプリングホールド部16は、SOPモニタ部14からの出力信号を任意のタイミングでサンプリングホールドする。例えば、サンプリングホールド部16は、サンプリングタイミング発生部17から一定時間ごとにタイミング信号が入力され、PD51、PD52、PD53、PD54からの各出力信号を、サンプリングする。
ローパスフィルタ22は、SOPモニタ部14からの各出力信号を分岐した信号の信号強度を平均化する。例えば、予め定められた周波数よりも高速のアナログ信号を阻止する。ここで、予め定められた周波数は、偏波状態が変化する周波数に対して十分に低い周波数である。これにより、被測定光の光強度を平均化した光強度I0_ave、光強度I1_ave、光強度I2_ave、光強度I3_aveに応じた平均信号強度が、AD変換器18に入力される。
AD変換器18は、サンプリングホールド部16によってサンプリングホールドされたアナログ信号をデジタル信号に変換するとともに、ローパスフィルタ22を通過したアナログ信号をデジタル信号に変換する。演算処理部19は、AD変換器18でデジタル変換したデータから、ストークスパラメータ(S,S,S,S)を算出する。
ここで、演算処理部19には、サンプリングホールド部16からの出力信号をデジタル変換したデータが入力されているため、偏波状態が高速に変化する被測定光の光強度I0_data、光強度I1_data、光強度I2_data、光強度I3_dataに応じた信号が入力されている。このため、演算処理部19は、サンプリングホールド部16のサンプリングホールドした信号強度から、数式(3)を用いて、偏波状態が高速に変化する被測定光のストークスパラメータ(S0_data,S1_data,S2_data,S3_data)を測定することができる。したがって、偏波解析装置92は、高速サンプリングによる被測定光のストークスパラメータを測定することができる。
一方で、演算処理部19には、ローパスフィルタ22からの出力信号をデジタル変換したデータが入力されているため、被測定光の光強度を平均化した光強度I0_ave、光強度I1_ave、光強度I2_ave、光強度I3_aveに応じた信号が入力されている。このため、演算処理部19は、ローパスフィルタ22を通過した平均信号強度から、数式(4)を用いて、平均ストークスパラメータ(S0_ave,S1_ave,S2_ave,S3_ave)を測定する。
そして、演算処理部19は、ストークスパラメータ(S0_ave,S1_ave,S2_ave,S3_ave)を用いて、数式(5)の演算によって平均DOPを求めることができる。これによって、偏波解析装置92は、被測定光の平均DOPを測定することができる。
なお、AD変換器18は、各サンプリングホールド部16と各ローパスフィルタ22で共通の構成としたが、それぞれ別個の構成としてもよい。本実施形態のように共通の構成とする場合はアドレス処理により、各サンプリングホールド部16からの出力信号と、各ローパスフィルタ22からの出力信号を識別すればよい。
以上説明したように、偏波解析装置92は、高速サンプリングによる被測定光のストークスパラメータ(S0_data,S1_data,S2_data,S3_data)の測定と、平均ストークスパラメータ(S0_ave,S1_ave,S2_ave,S3_ave)の測定と、平均DOPの算出を行なうことができる。さらに、ローパスフィルタ22を用いて光強度を平均化するため、AD変換器18でのバッファリングの負荷が少なく、簡易な構成で平均DOPの算出が可能となる。
本発明の偏波解析装置は、高速光通信システムに用いられることから、情報通信産業に利用することができる。
14:SOPモニタ部
15:増幅器
16:サンプリングホールド部
17:サンプリングタイミング発生部
18:AD変換器
19:演算処理部
21:帯域可変ローパスフィルタ
22:ローパスフィルタ
51、52、53、54:PD
91、92:偏波解析装置

Claims (2)

  1. 入力された被測定光の全光強度と0°結晶軸の偏光子を透過後の光強度と90°結晶軸の偏光子を透過後の光強度とのうちのいずれか2つの光強度と、45°結晶軸の偏光子を透過後の光強度と、1/4波長板及び0°結晶軸の偏光子を透過後の光強度と、の4つの光強度を検出するSOPモニタ部(State Of Polarizationモニタ部)(14)と、
    該SOPモニタ部からの各出力信号を任意のタイミングでサンプリングホールドするサンプリングホールド部(16)と、
    前記サンプリングホールド部によってサンプリングホールドされた信号をデジタル信号に変換するAD変換器(18)と、
    該AD変換器でデジタル変換したデータからストークスパラメータ(S,S,S,S)を算出する演算処理部(19)と、
    を備える偏波解析装置(91)であって、
    前記SOPモニタ部と前記サンプリングホールド部の間に挿入され、任意のカットオフ周波数に設定可能な帯域可変ローパスフィルタ(21)をさらに備え、
    前記帯域可変ローパスフィルタのカットオフ周波数を前記被測定光の偏波状態が変化する周波数よりも高周波数に設定してストークスパラメータの測定を行い、前記帯域可変ローパスフィルタのカットオフ周波数を前記被測定光の偏波状態が変化する周波数よりも低周波数に設定して検出した平均信号強度から平均ストークスパラメータを測定して平均DOP(Degree Of Polarization)を算出することを特徴とする偏波解析装置。
  2. 入力された被測定光の全光強度と0°結晶軸の偏光子を透過後の光強度と90°結晶軸の偏光子を透過後の光強度とのうちのいずれか2つの光強度と、45°結晶軸の偏光子を透過後の光強度と、1/4波長板及び0°結晶軸の偏光子を透過後の光強度と、の4つの光強度を検出するSOPモニタ部(State Of Polarizationモニタ部)(14)と、
    該SOPモニタ部からの出力信号を分岐した信号の一方が入力され、任意のタイミングでサンプリングホールドするサンプリングホールド部(16)と、
    前記SOPモニタ部からの各出力信号を分岐した信号のもう一方が入力され、信号強度を平均化するローパスフィルタ(22)と、
    前記サンプリングホールド部によってサンプリングホールドされた信号をデジタル信号に変換するとともに、前記ローパスフィルタを通過した信号をデジタル変換するAD変換器(18)と、
    該AD変換器でデジタル変換したデータからストークスパラメータ(S,S,S,S)を算出する演算処理部(19)と、
    を備える偏波解析装置(92)であって、
    前記サンプリングホールド部のサンプリングホールドした信号強度からストークスパラメータの測定を行い、前記ローパスフィルタを通過した平均信号強度から平均ストークスパラメータを測定して平均DOP(Degree Of Polarization)を算出することを特徴とする偏波解析装置。
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