JP5053229B2 - ギャップ制御装置及び光情報装置 - Google Patents

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Description

本発明は、近接場光を利用して光情報記録媒体に信号を記録再生する光情報装置において、近接場光を発生させるためのソリッドイマージョンレンズ(Solid Immersion Lens:以下、「SIL」と称する。)と光情報記録媒体との間の距離(以下、「ギャップ」と称する)を一定値に保持するためのギャップ制御装置に関する。また、本発明は、当該ギャップ制御装置を備える光情報装置、および光情報装置の駆動方法にも関している。
光ディスクのデータ記録密度を更に高めるため、SILを用い、近接場光を利用する技術が提案されている。SILの典型例は、球面レンズの一部を切りとった形状を有する高屈折率のレンズであり、集光レンズと光ディスクとの間に挿入され、底面に近接場光を発生させる。
SILを用いて光情報記録媒体の一例である光ディスクに対するデータの記録再生を行うには、SILと光ディスクの表面(以下、「信号記録再生面」と称する)とを近接場光が及ぶ距離まで近接させる必要がある。また、SILと光ディスクの表面とのギャップを一定に維持する「ギャップ制御」を行うことにより、光ディスクの表面または情報記録層における集光スポットを一定の大きさに保持する必要がある。
SILによる記録再生についは、例えば特許文献1に詳しく説明されている。
このようなギャップ制御は、SILからの戻り光量レベルがSILと光ディスクとの距離に応じて変化する特性を利用して行われる。特許文献2は、このようなギャップ制御を行う光情報装置の一例を開示している。このギャップ制御は、SILからの戻り光量レベルを電圧に変換した値と、所望のギャップに相当する基準電圧とを比較し、これらの値の差異が縮小するように、アクチュエータでSILを駆動することによって行われる。この基準電圧を変えることにより、異なるギャップを実現することも可能である。
米国特許第6,496,468号明細書 特開2002−319160号公報
SILと光ディスクの信号記録再生面との間に近接場光を生じさせるためには、両者の距離(即ちギャップ)を、例えば20nmという極めて微小な値に調整する必要がある。このような目標ギャップ値は、光ディスクの反射率が変わっても一定としなければならない。
しかしながら、反射率の異なる光ディスクでは、図4及び図5に示すように、ギャップ対戻り光量レベルの特性が異なって現れる。ここで、図4は、反射率10%の光ディスクにおけるギャップ対戻り光量レベルの特性を示すグラフであり、図5は、反射率25%の光ディスクにおけるギャップ対戻り光量レベルの特性を示すグラフである。図4及び図5の横軸は、いずれも、ギャップ(nm)であり、縦軸は戻り光量レベルである。縦軸の戻り光レベルは、ギャップが無限大のときの戻り光量レベルを1としたときの割合を示している。従って、ギャップの大きさが零のときの戻り光量レベルは反射率そのものを示していることになる。
図4に示す特性を有する光ディスクでは、ギャップを前述した20nmに保持するためには、ギャップ制御の基準レベルを0.27としてギャップ制御を成立させなければならない。一方、図5に示す特性を有する光ディスクでは、同様のギャップを保持するために、ギャップ制御の基準レベルを0.39としなければならない。
この事実から明らかなように、反射率が異なる種々の光ディスクに対してギャップを同一値にするようにギャップ制御を成立させるためには、ギャップ制御の基準レベルを適宜設定しなおす必要がある。すなわち、データ記録再生の対象となる光ディスクを当該光ディスク装置に装着したとき、所望のギャップに対応する戻り光量レベルをあらかじめ知っておく必要がある。このためには、通常、光ディスク装置などの光情報装置が以下の手段の両方を備えることが必要であると考えられる。
1.戻り光量レベルを計測する手段
2.ギャップを正確に設定する手段
戻り光量レベルは、光電変換素子等で計測が可能である。しかし、所望のギャップが20nm程度の極めて微小な値であるため、ギャップを正確に設定する設定する手段を実現し、光情報装置に内蔵させることは現状では困難である。ギャップを正確に設定する手段を実現することができたとしても、相当大掛かりな装置となることが予測され、民生用機器としての光ディスク装置にそのような装置を包含させることは現実的対応とは言いがたく好ましくない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その主たる目的は、光情報媒体の反射率が異なっても所望のギャップを実現することのできるギャップ制御装置を提供することにある。
また、そのようなギャップ制御装置を備える光情報装置を提供することにある。
本発明のギャップ制御装置は、ソリッドイマージョンレンズを含み、光情報記録媒体に及ぼす近接場光を形成する光学系を備える光情報装置に使用されるギャップ制御装置であって、前記ソリッドイマージョンレンズと前記光情報記録媒体との間にあるギャップを変化させるように前記ソリッドイマージョンレンズおよび前記光情報記録媒体の少なくとも一方を変位させる可動部と、前記ソリッドイマージョンレンズと前記光情報記録媒体との間にあるギャップに応じたギャップ検出信号を出力するギャップ検出部と、前記ギャップ検出信号のレベルが基準レベルVrefに保持されるように前記ソリッドイマージョンレンズの位置を制御するギャップ制御システムと、前記可動部によって前記ギャップを変化させ、前記ギャップの変化に応じて変化する前記ギャップ検出信号を取得し、前記ギャップに対する前記ギャップ検出信号の2階差分を算出する2階差分算出手段とを備え、前記ギャップ制御システムは、前記2階差分に基づいて前記基準レベルVrefを決定する。
好ましい実施形態において、前記ギャップ制御システムは、前記2階差分が極値となるときの前記ギャップ検出信号のレベルに基づいて前記基準レベルVrefを決定する。
好ましい実施形態において、前記2階差分が極値となるときの前記ギャップ検出信号のレベルをV、前記ギャップが充分大きい値に対応する前記ギャップ検出信号のレベルをVf、比例定数をCとしたとき、前記基準レベルVrefを、Vref=V−C×(Vf−V)の式に基づいて決定する。
本発明の光情報装置は、ソリッドイマージョンレンズを含み、光情報記録媒体に及ぼす近接場光を形成する光学系と、前記ソリッドイマージョンレンズと前記光情報記録媒体との間にあるギャップを変化させるように前記ソリッドイマージョンレンズおよび前記光情報記録媒体の少なくとも一方を変位させる可動部と、前記ソリッドイマージョンレンズと前記光情報記録媒体との間にあるギャップに応じたギャップ検出信号を出力するギャップ検出部と、前記ギャップ検出信号のレベルが基準レベルVrefに保持されるように前記ソリッドイマージョンレンズの位置を制御するギャップ制御システムと、前記可動部によって前記ギャップを変化させ、前記ギャップの変化に応じて変化する前記ギャップ検出信号を取得し、前記ギャップに対する前記ギャップ検出信号の2階差分を算出する2階差分算出手段とを備え、前記ギャップ制御システムは、前記2階差分に基づいて前記基準レベルVrefを決定する。
本発明の光情報装置の駆動方法は。ソリッドイマージョンレンズを含み、光情報記録媒体に及ぼす近接場光を形成する光学系を備える光情報装置の駆動方法であって、前記ソリッドイマージョンレンズと前記光情報記録媒体との間にあるギャップを変化させ、前記ギャップの変化に応じて変化する前記ギャップ検出信号を取得するステップと、前記ギャップに対する前記ギャップ検出信号の2階差分を算出するステップと、前記2階差分に基づいて基準レベルVrefを決定するステップと、前記ギャップ検出信号のレベルが基準レベルVrefに保持されるように前記ソリッドイマージョンレンズの位置を制御するステップとを含む。
好ましい実施形態において、前記基準レベルVrefを決定するステップでは、前記2階差分が極値となるときの前記ギャップ検出信号のレベルに基づいて前記基準レベルVrefを決定する。
本発明のギャップ制御装置によれば、ギャップ制御の基準レベルVrefを決定する際には、SILと光情報記録媒体との間のギャップを正確に測定する必要はない。従って、簡単な装置構成によりギャップ制御の基準レベルを見出すことが可能である。また、光情報記録媒体の反射率が変化し、ギャップ対反射光量レベルの特性が異なったとしても、所望のギャップを実現するために必要なギャップ制御の基準レベルを簡単に決定することが可能である。
本発明者は、図4および図5に示されるような戻り光量レベルのギャップ依存性を詳細に検討した結果、戻り光量レベルのギャップ依存性を示す曲線には、その勾配の変化率が極値となる点(曲線の2階微分が極値となる点)が存在し、しかも、その極値を与えるギャップが光ディスクの反射率に依存しないことを見出した。例えば、図4および図5に示される曲線では、いずれも、ギャップが約30nm付近で勾配が大きく変化している。この現象は、近接場光の性質に由来するものであると考えられるが、その詳細な理由は不明である。更に、本発明者は、戻り光量レベルのギャップ依存性を示す曲線において、その2階微分が極値となる点の近傍の接線を延長した直線が、例えば図4および図5のグラフにおける戻り光量レベル=1の横軸平行線と交差する位置が、光ディスクの反射率に依存しないことを見出した。これらのことを利用すると、2階微分が極値となる点における戻り光量レベルの大きさに基づいて、その極値近傍における任意のギャップに対応する戻り光量レベルを算術的に求めることが可能になる(計算方法は後述する)。
戻り光量レベルのギャップ依存性を示す曲線の2階微分が極値となる点は、ギャップを微小な一定間隔で変化させながら戻り光量レベルを測定し、2階差分値を計算すれば、簡単に見出すことが可能である。図4に示す例の場合、例えばギャップが30nmよりも充分に大きな位置からギャップを一定間隔(例えば数nm)で短縮しながら、戻り光量レベルを測定し、その2階差分値を計算すれば良い。このような2階差分値の絶対値は、ギャップの減少に伴って増加し、約30nm付近で極値をとった後、今度は減少してゆくことになる。2階差分値が極値を示すときのギャップに対応する戻り光量レベルが求まれば、そのギャップの正確な値が不明でも、ギャップが例えば20nmのときの戻り光量レベルを計算することが可能になる。したがって、目標とするギャップを実現したときに得られるはずの戻り光量レベルの値(制御目標値または基準値)を、ギャップを正確に測定することなく、比較的簡単に決定することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明におけるギャップ制御装置の実施形態を説明する。
まず、図1を参照する。図1は、本発明によるギャップ制御装置を備える光情報装置の実施形態の構成を示すブロック図である。
本実施形態の光情報装置は、SIL11によって近接場光を形成する光学系を備えた光ディスク装置であり、光情報記録媒体である光ディスク10に対して高密度でデータを書き込み、また、光ディスク10に記録されているデータを読み出すことができる。具体的には、この光ディスク装置は、光ディスク10に光学的にアクセスするための光ピックアップ13を備えている。光ピックアップ13は、SIL11を介して光ディスク10の目標アドレス位置に光ビーム14を照射し、光ディスク10からの反射光を検出して処理するための光学システム16およびディテクタ18を備えている。なお、光ピックアップ13は、不図示のトラバース機構により、光ディスク10の表面に平行な方向(径方向)に移動することができ、光ディスク10における所望の径方向位置にアクセスすることが可能である。
本実施形態の光情報装置は、円盤状の光情報記録媒体である光ディスク10を回転するモータ(不図示)を備えている。この光ディスク装置は、データ読み出し専用の再生装置や、データの記録再生を行う記録再生装置を含み得るものであるが、本発明の光情報装置は、このような光ディスク装置に限定されず、回転しないカード型の光情報記録媒体にデータを書き込み、あるいは、そのような光情報記録媒体からデータを読み出す装置であってもよい。
光ピックアップ13は、SIL11を変位させるアクチュエータ12を備えており、SIL11は、アクチュエータ12の働きにより、光ピックアップ13の筐体またはベース部分に対して少なくとも垂直方向に移動することができる。
本実施形態におけるアクチュエータ12は、バネなどの弾性体によってレンズホルダ(不図示)を保持し、駆動電流の大きさに応じた距離だけレンズホルダを変位させる機構を備えている。レンズホルダには、SIL11が装着されているが、他のレンズ(例えば集光レンズ)がSIL11とともに装着されていても良い。本実施形態では、アクチュエータ12に供給される駆動電流がアクチュエータ12内のコイルを流れて磁界を形成し、この磁界によってレンズホルダが磁力を受けて変位する。駆動電流の大きさが零のとき、レンズホルダはバネなどの弾性力に抗することなく初期の位置にある(機械的平衡状態)が、駆動電流が大きくなると、弾性力に抗して大きく変位することが可能になる。なお、アクチュエータ12の構成は、上述したものに限定されない。
SIL11が光ディスク10から充分に離れているとき、SIL11の端面(光ディスク対向面)では、照射光14の全反射(Total Reflection)が発生する。このとき、SIL11からの戻り光の強度は、SIL11と光ディスク10との間に存在するギャップの大きさによらず、一定である。
図1では、光ディスク10への照射光と光ディスク10からの反射光が混在した光ビーム14が示されている。光ディスク10への照射光と光ディスク10からの反射光が混在した光ビーム9によって結合される。光ビーム9、14は、光ピックアップ13の光学システム16にて光学的に処理される。光学システム16は、例えば半導体レーザなどの光源やビームスプリッタなどの光学素子を含んでおり、光ディスク10からの反射光である光ビーム9から光ビーム17を分離し、ディテクタ18に入射させる。光ビーム17には、光ディスク10で反射された光ビームとSIL11からの戻り光とが混在している。
光ビーム17の強度は、SIL11と光ディスク10との間に存在するギャップに関連するため、ディテクタ18で光電変換された電気信号出力20を、本願明細書では「ギャップ検出信号」と称することとする。ギャップ検出信号20には、交流成分と直流成分が含まれており、直流成分は、SIL11の戻り光に起因する。このため、ギャップ検出信号20の直流レベルを「ギャップ検出信号レベル」と称することとする。
ギャップとギャップ検出信号レベルとの間には、前述したように、図4または図5に示す関係が存在する。このため、ディテクタ18は、ギャップに応じたギャップ検出信号20を出力する「ギャップ検出部」として機能することができる。
なお、ギャップ検出信号20の交流成分は光ディスク10からの再生RF信号であり、ディテクタ18を複数の領域に分割して各領域から出力される電気信号を処理することにより、トラッキング誤差信号を得ることも可能である。このように、ディテクタ18は「ギャップ検出部」の機能以外の機能も有している。
ギャップ検出信号20は、後述する基準電圧21とともに、増幅器/位相補償回路22に入力される。ギャップ検出信号20と基準電圧21との差異が増幅された後、適当な位相補償を施され、ギャップ制御電流23が生成される。増幅器/位相補償回路22で生成されたギャップ制御電流23は、CPU30によって開閉制御されるループスイッチ40を介して、アクチュエータ12に供給される。
基準電圧21は、ギャップの所望の値に相当するギャップ検出信号20の直流レベル(ギャップ検出信号レベル)に等しくなるように決定される。本明細書では、このように決定した基準電圧21のレベルを「基準レベルVref」と称する場合がある。基準レベルVrefの基準電圧21が増幅器/位相補償回路22に与えられると、スイッチ40が閉じられていると、ギャップの大きさを所望の大きさに保持する「ギャップ制御」が成立する。増幅器/位相補償回路22により、ギャップ検出信号のレベルが基準レベルVrefに保持されるようにSIL11の位置を制御するギャップ制御システムが構成される。
本実施形態の光情報装置には、光ピックアップ13に一体化されたナット24が設けられており、このナット24は、光情報装置に設けられた送りネジ25と噛みあっている。本実施形態における送りネジ25およびナット24のピッチは、ともに0.1mmである。送りネジ25が一回転すると、送りネジ25の回転方向に応じて、SIL11は、光ピックアップ13と一体的に光ディスク10に近づくか遠ざかる。すなわち、送りネジ25の回転により、ギャップを変化させることができる。この送りネジ25は、減速比1/20000を有する減速器26に連結されている。減速器26は、ステッピングモータ27によって駆動されるため、ステッピングモータ27が一回転することにより、ギャップを5nmだけ変化させることができる。ステッピングモータ27の動作は、CPU30から発せられる回転指令パルス28によって制御される。このように本実施形態では、ナット24、送りネジ25、減速器26、ステッピングモータ27により、ギャップを変化させるための可動部が構成されている。
ディテクタ18から出力されるギャップ検出信号20は、ローパスフィルタ31に入力される。ローパスフィルタ31は、ギャップ検出信号20に含まれる交流成分を除去する。このため、ローパスフィルタ31からは、ギャップ検出信号20の直流レベル(ギャップ検出信号レベル)がADコンバータ32に入力される。ADコンバータ32は、CPU30によって制御され、アナログデータであるギャップ検出信号を、デジタルデータであるギャップ検出信号レベルデータ33に変換する。ギャップ検出信号レベルデータ33は、CPU30によって制御されるメモリ34に格納される。
ローパスフィルタ31、ADコンバータ32、メモリ34、及びCPU30のADコンバータ32及びメモリ34を制御する機能は、ギャップ検出信号20の直流レベルをデータ化してロギングするためのデータロギング手段を構成する。
本実施形態では、CPU30からステッピングモータ27に一回転分の回転パルス28が与えられると、ギャップが5nm変化する。ステッピングモータ27がCPU30から複数の回転パルス28を続けて受け取ると、ギャップは5nmずつ複数回変化することになる。このようにしてギャップが段階的に変化する毎に、各ギャップに対応するギャップ検出信号レベルデータ33がメモリ34に格納される。こうして本実施形態では、複数の異なるギャップに相当するギャップ検出信号レベルデータ33が順次ロギングされ、メモリ34内にギャップ検出信号レベルデータ群が格納される。
CPU30は、データロギングによって得られたメモリ34内のギャップ検出信号レベルデータ群から、ギャップの所望値(例えば20nm)に相当するギャップ検出信号レベル(=基準レベルVref)を決定する機能を有している(決定方法は後述する)。これによって決定した、ギャップの所望値に相当するギャップ検出信号レベルのデジタルデータ36を、CPU30はDAコンバータ35に出力することにより、ギャップ制御のための基準電圧21が増幅器/位相補償回路22に与えられる。
以下、基準レベルVrefの決定方法およびギャップ制御方法を説明する。
まず、図2を参照する。図2は、ギャップをΔh(=5nm)ずつ変化させてギャップ
検出信号レベルデータを順次取得するデータロギング処理を示すフローチャートである。
図2に示すステップ200において、CPU30は、ギャップ検出信号レベルデータ33をメモリ34に格納するための先頭アドレスを指定する。
次に、ステップ201において、現在のギャップにおいて得られたギャップ検出信号レベルデータ33をメモリ34の指定アドレスに格納する。ステップ202では、ギャップの大きさをΔh(=5nm)減少させる。即ち、ステッピングモータ27の1回転分の回
転指令パルス28を発する。ステップ203では、ギャップ検出信号レベルデータ33をメモリ34に格納するためのアドレス値を1増加する(n=n+1)。
ステップ204において、ロギング処理を終了するか、それともステップ201〜203の処理を更に繰り返すかを判定する。ロギング処理を終了しない(no)と判定されたときは、ステップ201に戻り、ステップ201〜204を繰り返す。ステップ204における判定は、図2に示すロギング処理と並行してCPU30が実行する後述の処理過程で発生する割り込みフラッグ205に基づいて行う。ステップ204においてロギング処理を終了する(yes)と判定されたときは、ロギング処理は終了する。
上記のデータロギングにより、離散的に異なるギャップに応じた複数のギャップ検出信号レベルデータ33を取得することができる。複数のギャップ検出信号レベルデータ33は、それぞれ、対応するギャップにおける戻り光量データに相当しているため、データロギングにより、戻り光量レベルのギャップ依存性に関する情報を得ることができる。ただし、ギャップの正確な値(絶対値)を本実施形態で取得する必要はなく、一定の間隔で変化するギャップに応じて戻り光量がどのように変化するかがわかれば、データロギングの目的は充分に達成される。
以下、図3を参照しながら、CPU30が実行する2階差分値の極値決定処理を説明する。図3は、ロギングされたデータに基づいて2階差分値の極値決定処理のフローチャートである。
まず、図3に示すステップ300において、指標kを零にセットする。ここで指標kは、メモリ34内に格納されたギャップ検出信号レベルデータ群のなかの一つのギャップ検出信号レベルデータ33を特定する。この指標kによって指し示されたギャップ検出信号レベルデータ33を「Vk」で表すことができる。指標kが零の場合のVk、即ちV0は、前述したデータロギング処理において、メモリ34の先頭アドレスに格納されたギャップ検出信号レベルデータ33を表している。以下、本明細書では、個々のギャップ検出信号レベルデータ33を指標kで区別し、「Vk」と表記することとする。
図2に示すデータロギング処理では、指標kがi+1(iは1以上の整数)の場合のVk、すなわちVi+1は、Viに比べ、ギャップをΔhだけ短縮したときに得られたギャ
ップ検出信号レベルデータ33を示している。したがって、一般的なVkは、V0のデータを取得したときのギャップを(Δh×k)だけ短縮したギャップで得られたギャップ検
出信号レベルデータ33に相当する。
次に、ステップ301では、メモリ34内に格納されたギャップ検出信号レベルデータ33のうち、指標kが連続する3つのギャップ検出信号レベルデータVk、Vk+1、Vk+2をCPU30に取込み、Δhにかかる2階差分値Akを算出する。この算出には、
以下の(数1)の式を使用する。
Figure 0005053229
3つのギャップ検出信号レベルデータVk、Vk+1、Vk+2は、この順序でΔhず
つギャップを短くして取得されたデータである。(数1)の式で示される2階差分値Akは、前述したように、ギャップと戻り光量レベルとの関係を示す曲線の2階微分値に対応している。したがって、2階差分値Akが極値を示すときの指標kが求まれば、光ディスクの反射率に依存しないギャップにおける戻り光量レベルを知り、それを用いて所望のギャップを実現するために必要な基準レベルを算出することが可能になる。
ステップ302では、指標kの2階差分値Akと、指標k+1の2階差分値Ak+1との大小比較を行う。2階差分値Ak+1が2階差分値Ak以上であれば、2階差分値AkはギャップをΔh(=5nm)ステップで減少させる毎にロギングしたギャップ検出信号
レベルデータVkのΔhにかかる2階差分値特性の極値(極小値)を与える。
ステップ302での判定の結果、「yes」であれば、この判定結果を割り込みフラッグ205として、図2のステップ204における処理に与え、ステップ303の処理に進む。ステップ303では、2階差分値の極値を与えるVkをVとして、Vrefを以下の(数2)の式を用いて算出する。
Figure 0005053229
Vfはギャップが充分大きいときのギャップ検出信号レベルデータ33の値であり、Cは比例定数である。Vfは、図2、図3で表す処理とは別のデータロギングによって取得し、メモリ34の適当なアドレスに格納しておけばよい。
(数2)の式は、以下(数3)の式に変形することができる。
Figure 0005053229
発明者の実験によれば、VのギャップとVrefのギャップとの差が大きすぎない場合、(Vf−V)に対する(V−Vref)の比率は光ディスクの反射率に依存せず、一定になる。本実施形態の場合、その比率は約0.1であるため、比例手数Cを0.1に設定している。
なお、ステップ302での判定の結果、「no」であれば、ステップ305に進み、指標kを1増加し、ステップ301、302の処理を繰り返す。
ステップ304では、Vrefに対応するデジタルデータ36をCPU30からDAコンバータ35に出力する。DAコンバータ35は、このデジタルデータ36をアナログ信号に変換し、ギャップ制御のための基準電圧21として増幅器/位相補償回路22に供給する。
DAコンバータ35から出力される基準電圧21によれば、光ディスク10の反射率が変化し、ギャップ対反射光量レベルの特性が異なったとしても、所望のギャップを実現することができる。以下、この点を具体的に説明する。
図6は、反射率10%の光ディスク10についてデータロギングを行って得られるギャップ検出信号レベルデータVkとギャップとの関係を示すグラフである。ただし、実際のデータロギングによれば、一定間隔で変化するギャップと、それらのギャップの各々において取得されたギャップ検出信号レベル(戻り光量レベルに対応)との関係が得られるため、図6に示すように連続的な曲線は直接的には得られない。図6の曲線は、データロギングによって得られたデータから最小二乗法などのフィッティング(近似)を行うことによって得られたものである。実際の動作では、このようなフィッティングを行う必要は無いが、図6ではわかりやすさのため、連続的な曲線を記載している。このことは、後述する図8でも同様である。なお、図6のグラフの縦軸は、ギャップ検出信号レベルであり、ギャップが充分大きいときのギャップ検出信号レベルを1としたときの割合を示している。グラフの横軸はギャップである。図7は、図6に示すギャップ検出信号レベルデータVkの2階差分値Akを示すグラフである。
図6および図7に示す例において、2階差分値Akの極小値を与えるギャップは32nmである。2階差分値Akの極値を与えるギャップ(32nm)に対するギャップ検出信号レベルデータVの値は、図6に示すように0.36である。
一方、図8は、反射率25%の光ディスク10についてデータロギングを行って得られるギャップ検出信号レベルデータVkとギャップとの関係を示すグラフである。グラフの縦軸は、ギャップ検出信号レベルであり、ギャップが充分大きいときのギャップ検出信号レベルを1としたときの割合を示している。グラフの横軸はギャップである。図9は、図8に示すギャップ検出信号レベルデータVkの2階差分値Akを示すグラフである。2階差分値Akの極小値を与えるギャップは32nmである。2階差分値Akの極値を与えるギャップ(32nm)に対するギャップ検出信号レベルデータVの値は、図8に示すように0.46である。
ここで、(数2)の式を用いてギャップ制御に必要なVrefの値を計算すると、反射率10%の光ディスクの場合、Vref=0.30となり、反射率25%の光ディスクの場合、Vref=0.41となる。
図6に示す特性によれば、ギャップ検出信号レベルが0.30となるときのギャップは25nmであり、図8に示す特性によれば、ギャップ検出信号レベルが0.41となるときのギャップは25nmである。従って、反射率10%の光ディスクに対してはギャップ制御に必要なVrefの値を0.30とすれば、得られるギャップは25nmであり、反射率25%の光ディスクに対して、ギャップ制御に必要なVrefの値を0.41とすれば、得られるギャップは25nmとなる。
以上のことからわかるように、本実施形態について説明した方法で基準電圧Vrefを決定すれば、反射率が異なる光ディスクであっても、反射率によらず一定のギャップを実現することが可能となる。このように、本発明の好ましい実施形態によれば、所望のギャップに対応するギャップ検出信号レベルを予め知ることなく、所望のギャップを得るためのギャップ制御に必要な基準レベル(基準電圧)を決定することができる。
上記の実施形態では、光ディスクの反射率が10%、25%であったが、他の反射率を有する光ディスクについても、同様の方法で等しいギャップを実現するギャップ制御が可能である。また、ギャップ制御に必要な基準レベルVrefによってギャップの目標値を25nm以外に値に設定しても良い。その場合、所望のギャップが得られるように(数2)および(数3)の式に現れている定数Cの値を変化させればよい。定数Cの値を変化させると、算出されるVrefの値が変化し、対応するギャップが調整されることとなる。
なお、図6〜図9のグラフの横軸は「ギャップ」であるが、ギャップ検出信号レベルデータVkのΔhに対する2階差分値Akの極値を求めるためには、ギャップの絶対的な値を求める必要はない。また、これらのグラフでは、ギャップが零に対応するまでのギャップ検出信号レベルデータVk、あるいはその2階差分値Akをプロットしているが、2階差分値Akの極値を見出した時点で、データロギング処理を停止してもよい。したがって、極値を検出した後は、ギャップ検出信号レベルデータVkのロギング、及び2階差分値Akの算出を行う必要がない。
なお、上記の実施形態では、CPUが2階差分算出手段として機能しているが、2階差分算出手段は、ハードウェアによって構成されても良く、また、ハードウェアおよびソフトウェアの組合せによって構成されても良い。また、データロギング処理においてギャップを変化させる単位(ステップ)も、5nmに限定されず、また、適切な補正処理または補間処理を行えば、一定値である必要も無い。
本発明によるギャップ制御装置は、SILと光ディスクの間隙を均一に保つギャップ制御の基準レベル(基準電圧)の設定を合理的に行うため、近接場光を利用して光情報記録媒体に信号を記録再生する光ディスク装置に好適に使用され得る。
本発明の実施形態の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の動作を示すフローチャートである。 反射率10%の場合のギャップ検出特性を示すグラフである。 反射率25%の場合のギャップ検出特性を示すグラフである。 反射率10%の場合に得られるギャップ検出信号レベルとギャップとの関係を示すグラフである。 図6の曲線の2階差分特性を示すグラフである。 反射率25%の場合に得られるギャップ検出信号レベルとギャップとの関係を示すグラフである。 図8の曲線の2階差分特性を示すグラフである。
符号の説明
10 光ディスク
11 ソリッドイマージョンレンズ
13 光ピックアップ
16 光学システム
18 ディテクタ
20 ギャップ検出信号
21 基準電圧
22 増幅器/位相補償回路
24 ナット
25 送りネジ
26 減速器
27 ステッピングモータ
30 CPU
32 ADコンバータ
34 メモリ
35 DAコンバータ

Claims (4)

  1. ソリッドイマージョンレンズを含み、光情報記録媒体に及ぼす近接場光を形成する光学系を備える光情報装置に使用されるギャップ制御装置であって、
    前記ソリッドイマージョンレンズと前記光情報記録媒体との間にあるギャップを変化させるように前記ソリッドイマージョンレンズおよび前記光情報記録媒体の少なくとも一方を変位させる可動部と、
    前記ソリッドイマージョンレンズからの戻り光を検出し、前記ソリッドイマージョンレンズと前記光情報記録媒体との間にあるギャップに応じたギャップ検出信号を戻り光量レベルに基づいて生成して出力するギャップ検出部と、
    前記ギャップ検出信号のレベルが基準レベルVrefに保持されるように前記ソリッドイマージョンレンズの位置を制御するギャップ制御システムと、
    前記可動部によって前記ギャップを変化させ、前記ギャップの変化に応じて変化する前記ギャップ検出信号を取得し、前記ギャップに対する前記ギャップ検出信号の2階差分を算出する2階差分算出手段と、
    を備え、
    前記ギャップ制御システムは、前記2階差分が極小値となるときの前記ギャップ検出信号のレベルに基づいて前記基準レベルVrefを決定する、ギャップ制御装置。
  2. 前記2階差分が極小値となるときの前記ギャップ検出信号のレベルをV、前記ギャップが無限大となるときの前記ギャップ検出信号のレベルをVf、比例定数をCとしたとき、前記基準レベルVrefを、Vref=V−C×(Vf−V)の式に基づいて決定する請求項に記載のギャップ制御装置。
  3. ソリッドイマージョンレンズを含み、光情報記録媒体に及ぼす近接場光を形成する光学系と、
    前記ソリッドイマージョンレンズと前記光情報記録媒体との間にあるギャップを変化させるように前記ソリッドイマージョンレンズおよび前記光情報記録媒体の少なくとも一方を変位させる可動部と、
    前記ソリッドイマージョンレンズからの戻り光を検出し、前記ソリッドイマージョンレンズと前記光情報記録媒体との間にあるギャップに応じたギャップ検出信号を戻り光量レベルに基づいて生成して出力するギャップ検出部と、
    前記ギャップ検出信号のレベルが基準レベルVrefに保持されるように前記ソリッドイマージョンレンズの位置を制御するギャップ制御システムと、
    前記可動部によって前記ギャップを変化させ、前記ギャップの変化に応じて変化する前記ギャップ検出信号を取得し、前記ギャップに対する前記ギャップ検出信号の2階差分を算出する2階差分算出手段と、
    を備え、
    前記ギャップ制御システムは、前記2階差分が極小値となるときの前記ギャップ検出信号のレベルに基づいて前記基準レベルVrefを決定する、光情報装置。
  4. ソリッドイマージョンレンズを含み、光情報記録媒体に及ぼす近接場光を形成する光学系を備える光情報装置の駆動方法であって、
    前記ソリッドイマージョンレンズと前記光情報記録媒体との間にあるギャップを変化させながら前記ソリッドイマージョンレンズからの戻り光を検出し、前記ギャップの変化に応じて変化するギャップ検出信号を戻り光量レベルに基づいて生成して取得するステップと、
    前記ギャップに対する前記ギャップ検出信号の2階差分を算出するステップと、
    前記2階差分が極小値となるときの前記ギャップ検出信号のレベルに基づいて基準レベルVrefを決定するステップと、
    前記ギャップ検出信号のレベルが基準レベルVrefに保持されるように前記ソリッドイマージョンレンズの位置を制御するステップと、
    を含む、光情報装置の駆動方法。
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