JP5052513B2 - 摩擦ダンパ - Google Patents
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Description
【0001】
本発明は、摩擦ダンパに関し、特に、地震等により建築構造物の構造部材に引張、圧縮の繰返し力が作用した際に、相対的に変位する一対の構造部材間に取り付けられ、そのエネルギを吸収する摩擦ダンパに関する。
【背景技術】
【0002】
構造物に地震等により生じる振動を迅速に減衰させるダンパとしては、鋼棒や鉛の塑性変形を利用したもの、粘性体の粘性剪断を利用したもの、摩擦を利用したものなどが存在する。
【0003】
鋼棒を利用したダンパでは、地震等により該鋼棒が大きく変形して塑性変形した際には、その都度鋼棒の交換を検討する必要があり、交換する場合においても鋼棒に作用している在留応力の除去方法に留意する必要があった。
【0004】
一方、鉛を利用したダンパでは環境汚染の虞があり、粘性体を利用する場合には、粘性体の充填作業に長時間を要する上に、漏出を確実に防止することができるシールを設ける必要もあった。
【0005】
また、摩擦力を利用したダンパは、上記のダンパに比較して構造が簡単で取り扱い易いという利点があり以下のようなものが知られている。
【0006】
例えば、特許文献1に記載の制震ダンパは、建築物の一方の部材に連結される連結部を有する筒体と、建築物の他方の部材に連結される連結部を有するロッドと、該ロッドに粘弾性部材を介して設けられた保持筒と、該保持筒の外周に一定の付勢力を付与する弾撥材を介して設けられ、該弾撥材によって外周方向に付勢された摺動部材とを備え、その摺動部材の外周に筒体内周に摺接する摩擦部材を備える。
【0007】
また、特許文献2には、軸方向に互いに摺動可能な内枠と外枠とからなる収容箱と、内枠又は外枠の一方の内側に固定されたダイスと、内枠又は外枠の他方に固定されダイスの穴を貫通して収容箱内の軸方向に延びる嵌入棒とからなり、ダイスの穴径が嵌入棒の外径より小さく設定され、嵌入棒は前記ダイスを通過させて予め加工硬化させた鋼棒であり、構造部材に一定以上の超過引張力、超過圧縮力の繰返し荷重が作用したときに、嵌入棒の前記ダイスを通過する部分が変形しつつエネルギを吸収する構造部材用エネルギ吸収装置が提案されている。
【0008】
さらに、特許文献3には、基体と、基体の長尺部材に固着されるとともに、貫通孔を有した支持体と、支持体の貫通孔を通って伸長しているとともに、支持体に対して軸方向に可動なロッドと、支持体の貫通孔において、支持体とロッドの本体部との間に介在された円筒部を有するとともに、基体に対するロッドの軸方向の相対的な移動に対して不動に固定された摩擦部材と、摩擦部材の円筒部をロッドの本体部に締め付けるように支持体に対して設けられた締め付け手段とを備える摩擦ダンパが開示されている。
【0009】
また、特許文献4には、自己潤滑性ゴムからなるゴム弾性体部が加硫成形により接着固定される内筒部と、その両端に取り付けられる腕部とを備え、外筒部内にゴム弾性体部が接着されて圧入される内筒金具と、低摩擦材であるステンレス製で筒状の外筒部と、その外周面に固定されて径方向に突出した支持棒とを備える外筒金具と、内外筒金具間を弾性的に連結する筒状のゴム弾性体部とを備えるすべり摩擦ダンパが記載されている。
【0010】
【特許文献1】
日本実開昭63−115642号公報
【特許文献2】
日本国特許第3290912号公報
【特許文献3】
日本特開2003−278828号公報
【特許文献4】
日本特開2004−3563号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
上述のように、種々の摩擦力を利用したダンパが存在し、特許文献1に記載の制震ダンパは、筒体の内周面と、スプリングにより付勢させた摩擦部材外周面とで生じる摩擦抵抗により振動エネルギを減衰させるものであるが、付勢させる機構そのものが複雑であり、また大きな摩擦抵抗力を得るには大きな付勢力が必要となり、スプリングが過大になるという問題があった。
【0012】
また、特許文献2に記載の構造部材用エネルギ吸収装置は、予め加工硬化させた嵌入棒を、嵌入棒の径より小さいダイスの穴を通過させ、その際嵌入棒の通過する部分で生じる変形によりエネルギを吸収するが、嵌入棒そのものに特殊な加工処理が必要であり、さらに使用する上では、初動時の抵抗力と、摺動後の抵抗力との差が大きくなることに留意する必要があるため、必要に応じてダイスの内周面又は/及び嵌入棒の外周面に、グリス、潤滑油又は固体潤滑剤を予め塗布する必要があった。
[0013]
一方、特許文献3に記載の摩擦ダンパは、本出願人によるものであり、網状体の基材の網目を充填するとともに、該基材の一方の面に形成された合成樹脂製のすべり層とロッドとの摩擦によりエネルギを吸収するものであり、締め付け手段により最適な摩擦抵抗を得ることができ、さらに初動時の抵抗力と摺動後の抵抗力の差が少ない安定性の高い摩擦ダンパではある。
[0014]
しかし、さらに大きな抵抗力を得るため、網状体の基材の網目を充填するとともに、該基材の一方の面に形成された合成樹脂製のすべり層からなる摺動部材に対し、締め付け手段によって大きな圧力を与えると、該摺動部材が網状体の基材から構成されているために変形し、所望の圧力を与えることができないという問題があった。
[0015]
また、特許文献4に記載のすべり摩擦ダンパは、自己潤滑性を有するゴムを圧縮状態で金具と接するようにし、該自己潤滑性を有するゴムと金具との間に生じる摩擦により振動を減衰させるものであるが、自己潤滑性を有するゴムを使用しているため、得られる摩擦力は小さく設定され、一般構造物用としては不向きである。
[0016]
そこで、本発明は、上記従来の技術における問題点に鑑みてなされたものであって、簡単な構成で、初動時と摺動時の摩擦力の差が小さく、また、大きな締め付け力を加えても摺動部材に変形が生じにくく、その結果、高い摩擦力を安定して発生させることが可能な摩擦ダンパを提供することを目的とする。
[0017]
また、本発明は、複数の摩擦部材を連結して組み込んで構成された摩擦ダンパにおいても、複数の摩擦部材の各々の摩擦具合の差が極めて小さく、片当りなどが発生することのない摩擦ダンパを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
【0018】
上記目的を達成するため、本発明は、摩擦ダンパであって、筒箱と、該筒箱内において、軸方向に複数配置された状態で該軸方向に固定され、各々の外周面と前記筒箱の内周面との間に隙間を備える円筒部材と、該円筒部材の内周面に圧入されたすべり軸受と、金属からなり、前記すべり軸受の内周面に、軸方向に摺動可能に圧入された軸とを備え、前記筒箱と前記軸とが軸方向に相対的に移動した際に、前記軸の外周面と前記すべり軸受の内周面とが互いに摩擦摺動し、振動エネルギを吸収することを特徴とする。
[0019]
そして、本願発明にかかる摩擦ダンパを、建築構造物の構造部材の中間部分又は端部に、筒箱と軸とを軸方向に相対的に移動可能に装着すると、地震等により建築構造物の構造部材に引張、圧縮の繰返し力が作用した際に、円筒部材内に圧入したすべり軸受の内周面と、軸の外周面とが互いに摩擦摺動して振動エネルギを吸収するため、簡単な構成で、信頼性、安全性に優れるとともに、大きな摩擦力が求められる場合でも、円筒部材の外周面と筒箱の内周面との間に隙間が存在するため、複数個設けたすべり軸受の各々の中心と、圧入される一本の軸の中心を同一にすることができ、摩擦摺動面の片当り現象や圧入作業に支障を生じることがない摩擦ダンパを提供することができる。
[0020]
前記摩擦ダンパにおいて、前記すべり軸受を、外周面側の金属層と、該金属層を被覆し、合成樹脂組成物からなる内周面側の被覆層と、前記金属層と前記被覆層とを接合するための接合層とを一体化した複層材によって形成することができる。金属からなる軸の外周面との摺動面が合成樹脂組成物であるため、材料間の凝着現象が生じにくく、初動時と摺動時の摩擦力の差を小さくすることができる。また、すべり軸受の内周面に、前記金属からなる軸が圧入されるような高い締め付け力が、摺動面である合成樹脂組成物の被覆層に作用しても、合成樹脂組成物は接合層により保持され、さらに、金属層の剛性によりすべり軸受全体に変形が生じにくいため、安定した摩擦摺動と、所望の高い摩擦力とを同時に得ることが可能となる。
[0021]
特に耐震補強工事に使用される場合においては、既存構造物に取り付ける定着部分の強度が明確とはいえない場合があり、設計で想定した抵抗力以上の力が生じ、取り付け定着部分を損傷してしまうような不測の事態が生じないように、ダンパの性能面における不安定要因は極力排除する必要がある。その点において、本発明の摩擦ダンパは、上述のように、摩擦面における凝着による摩擦抵抗力上昇の虞が少なく、初動時と摺動開始以降の摩擦特性の差が少ないため、信頼性、安全性に優れる。
[0022]
また、前記摩擦ダンパにおいて、接合層を、多孔質青銅焼結層とすることができる。これによって、被覆層としての合成樹脂組成物を頑強に保持することが可能となる。
[0023]
前記摩擦ダンパにおいて、前記合成樹脂組成物を、充填材を含有した四フッ化エチレン樹脂とすることができ、この充填材には、耐熱樹脂、強化繊維、燐酸塩、固体潤滑剤から選択される1種類又は2種類以上を用いることができる。
[0024]
前記摩擦ダンパにおいて、前記すべり軸受を、前記複層材を前記被覆層を内側にして捲き回して形成することができる。
[0025]
さらに、前記摩擦ダンパにおいて、前記すべり軸受は、円筒状の軸受部の一端に鍔部を備えることができる。鍔部を隣接する円筒部材の相対向する側面の間等に挿入することによって、軸方向の振動が加えられた際の前記すべり軸受の軸方向の移動を防止することができる。また、必要に応じて円筒部材よりすべり軸受を抜き去ることができ、容易に消耗部品の交換を行うことができ、摩擦ダンパの維持管理面においても好適である。
[0026]
発明の効果
[0027]
以上のように、本発明によれば、簡単な構成で、初動時と摺動時の摩擦力の差が小さく、大きな締め付け力を加えても摺動部材に変形が生じにくいため、高い摩擦力を安定して発生させることが可能な摩擦ダンパを提供することなどが可能となる。
[0028]
また、上記効果に加え、本発明によれば、複数の摩擦部材を連結して組み込んで構成された摩擦ダンパにおいても、複数の摩擦部材の各々の摩擦具合の差を極めて小さくし、片当りの発生を防止することができる。
発明を実施するための最良の形態
[0029]
次に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
[0030]
図1は、本発明にかかる摩擦ダンパの一実施の形態を示し、この摩擦ダンパ1は、軸方向Xに相対的に移動可能なシリンダー(筒箱)2及びロッド(軸)3と、シリンダー2内において、支圧管4及び留管5によって軸方向に固定された3個のハウジング(円筒部材)6と、ハウジング6の各々の内周面に圧入された3個のすべり軸受(以下、「軸受」と略称する)7と、建築構造物の構造部材等への取付部8、9等で構成される。
【0031】
シリンダー2は、図1(b)に示すように、右端部においてねじ結合により取付部9の左端部に一体化され、両者の接合部には、耐候性を向上させるため、コーキング剤が充填される。取付部9には、建築構造物に装着するためのボルト10が螺設される。
【0032】
シリンダー2の内部には、取付部9の左側面に当接するように筒状の支圧管4が設けられる。この支圧管4と、シリンダー2の左端部にねじ結合された留管5との間に、3組のハウジング6と軸受7とが介装される。
【0033】
ハウジング6は、図2に示すように、円筒状に形成されており、該ハウジング6に圧入された軸受7の内径はロッド3の外径より若干小さく設定され、ロッド3を常に締め付けるように構成される。
【0034】
軸受7は、図3に示すように、円筒状の軸受部7aに加え、軸受部7aに一体に形成された鍔部7bを備え、軸受部7aには、軸受7を捲き回しによって製作したことによる切れ目7fが存在する。この鍔部7bは、図1(c)に示すように、隣接するハウジング6の相対向する側面間に挿入され、軸受7全体がシリンダー2に対するロッド3の軸方向Xの相対的な移動に対して不動に固定される。
【0035】
また、軸受7は、図4に示すように、銅メッキが施された金属(バックメタル)層7cと、金属層7cの片側表面に青銅粉を散布して焼結させて形成した、孔隙を有する多孔質青銅焼結層(接合層)7dと、多孔質青銅焼結層7d内の孔隙、及び多孔質青銅焼結層7dの上に、充填材を含有する四フッ化エチレン樹脂材料を充填被覆した被覆層7eからなり、これら全体を焼成し、圧延ロールにより所定の厚みに圧延加工することによって複層材を生成し、複層材の被覆層7e側の面を内径側に金属層7c側の面を外径側にして捲き回し、さらに軸方向への抜け防止のための鍔部7bを付属させて製作される。
【0036】
尚、軸受7の被覆層に用いられる合成樹脂組成物は、充填材を含有した四フッ化エチレン樹脂の他に、ポリアミドイミド樹脂を主成分とする合成樹脂組成物であってもよい。
【0037】
また、軸受7の被覆層に用いられる充填材は、耐熱樹脂、強化繊維、燐酸塩、固体潤滑剤から選択される1種類又は2種類以上からなり、例えば、耐熱樹脂としてはポリイミド樹脂が、強化繊維としては炭素繊維が、燐酸塩としては燐酸カルシウムが、固体潤滑剤としては黒鉛が挙げられる。
【0038】
図1に示すように、ロッド3は、円柱状の本体部3aの左端部に雄ねじ部3bを備え、この雄ねじ部3bは、取付部8の雌ねじ部8aに螺合するとともに、抜け止め用のナット11と螺合する。ナット11の近傍のロッド3の外側には、カバー12が装着され、このカバー12の右端部は、ボルト13によって留管5に固定され、カバー12の左端部は、シール材14を介して取付部8に固着される。また、取付部8の穴部8bには、摩擦ダンパ1を建築構造物に装着するためのピン15が挿入される。
【0039】
次に、上記構成を有する摩擦ダンパ1の組立方法について、図1を参照しながら説明する。
【0040】
まず、図1(b)に示すように、シリンダー2の右端部にねじ結合により取付部9を装着し、シリンダー2と取付部9との間にコーキング剤を充填する。次に、シリンダー2の左開口部より支圧管4をシリンダー2の内部に挿入し、支圧管4の右端部を取付部9の左端部に当接させる。
【0041】
内周面に軸受7を圧入した3つのハウジング6を、シリンダー2の左開口部よりシリンダー2の内部に挿入し、最も右側のハウジング6の右端部を支圧管4の左端部に当接させる。尚、この状態では、図1(c)に示すように、ハウジング6の外周面6aと、シリンダー2の内周面2aとの間に隙間Sが存在する。また、この隙間Sは、ハウジング6の外周面6a及びシリンダー2の内周面の加工精度等により、ハウジング6の各々について大きさが異なる。次に、シリンダー2の左端部にねじ結合により留管5を装着する。
【0042】
一方、ロッド3の雄ねじ部3bにナット11を螺合させた後、雄ねじ部3bに取付部8の雌ねじ部8aを螺合させ、ナット11の左端部が取付部8の右端部に当接するまでナット11を締め付け、ロッド3と取付部8とを一体化させる。
【0043】
ロッド3の右端部をシリンダー2の左開口部よりシリンダー2の内部に挿入し、ロッド3の外周面を軸受7の内周面に摺動させながら右方向に移動させ、図1(b)に示す状態とする。この際、軸受7及びハウジング6は、各々同一寸法で加工され、さらに同一条件で圧入が行われても、それら複数の軸受7の中心位置には差が生じる虞があり、ハウジング6の外周面を同一面にした状態で、ロッド3を複数の軸受7に圧入すると、ロッド3の中心と複数配した軸受7の各々の中心とに差が生じる結果、ロッド3と各々の軸受7との間で片当りを生じる可能性があり、ロッド3の圧入作業自体が困難になる虞もある。
【0044】
そこで、本発明では、図1(c)に示すように、ハウジング6の外周面とシリンダー2の内周面との間に隙間Sを設けた状態でハウジング6をシリンダー2内に軸方向に固定しているため、ロッド3の圧入作業において、ロッド3の中心と、複数個配した軸受7の各々の中心が合致するように、軸線直交方向に対して、複数の軸受7を圧入したハウジング6の各々が移動可能な状態でロッド3の圧入を行うことができ、各々の軸受7と圧入されたロッド3とで摩擦面の状態に差を生じないように構成されている。
【0045】
次に、ロッド3の外側にカバー12を装着し、カバー12の右端部をボルト13によって留管5に固定し、カバー12の左端部をシール材14を介して取付部8に固着する。最後に、取付部9にボルト10を螺合させ、取付部8の穴部8bにピン15を挿入して摩擦ダンパ1の組立てが完了する。
【0046】
尚、摩擦ダンパ1の組立方法については、上記方向の他に、以下のような方法を用いることもできる。
【0047】
図1において、シリンダー2の右端部にねじ結合により取付部9を装着し、シリンダー2と取付部9との間にコーキング剤を充填する。次に、シリンダー2の左開口部より支圧管4をシリンダー2の内部に挿入し、支圧管4の右端部を取付部9の左端部に当接させる。
【0048】
次に、ロッド3の雄ねじ部3bにナット11を螺合させた後、雄ねじ部3bに取付部8の雌ねじ部8aを螺合させ、ナット11の左端部が取付部8の右端部に当接するまでナット11を締め付け、ロッド3と取付部8とを一体化させる。
【0049】
次に、留管5をロッド3の右端より通した状態で、ロッド3の右端より、内周面に軸受7を圧入した3つのハウジング6の各々の軸受7の内周面に、ロッド3の外周面を摺動させながら挿入し、3つのハウジング6をロッド3上の所定の位置に配する。
[0050]
その後、取付部8と一体化したロッド3に留管5を通した状態で、ロッド上の所定位置に軸受7が圧入されたハウジング6各々を配したロッド3を、シリンダー2の左開口部からシリンダー2の内部に配された支圧管4の左端とハウジング6の右端が当接するまで挿入し、留管5をシリンダー2の左端内径側のねじ部に螺合させ、3つのハウジング6を軸方向に移動しないように固定する。
[0051]
次に、ロッド3の外側にカバー12を装着し、カバー12の右端部をボルト13によって留管5に固定し、カバー12の左端部をシール材14を介して取付部8に固着する。最後に、取付部9にボルト10を螺合させ、取付部8の穴部8bにピン15を挿入して摩擦ダンパ1の組立てが完了する。
[0052]
このような組立方法でも、ロッド3と各々の軸受7との間で方当りを生じさせなくすることができ、各々の軸受7と圧入されたロッド3とで摩擦面の状態に差を生じさせないようにすることができる。
[0053]
次に、上記構成を有する摩擦ダンパ1の使用例及び動作について図面を参照しながら説明する。
[0054]
図5は、摩擦ダンパ1を建築構造物に用いた場合を示し、下側梁21Aと上側梁21Bとの間に、摩擦ダンパ1(1A〜1D)を、斜めに配した鋼管ブレース22(22A、22B)とブラケット24等との間に配置する。例えば、摩擦ダンパ1(1A)は、図1に示したピン15を介してブラケット24に連結され、ボルト10を介して鋼管ブレース22Aに連結される。尚、例えば、取付部8をロッド3に対して回転可能に構成することにより、摩擦ダンパ1を容易にブラケット24に取り付けることができる。
[0055]
同図に示した状態で、地震等により、下側梁21Aと上側梁21Bとの間に相対的な変位が生じると、摩擦ダンパ1(1A)のシリンダー2とロッド3(図1参照)とが矢印D方向に相対的に移動して振動エネルギを吸収する。すなわち、図1(b)において、シリンダー2とロッド3とが矢印X方向に相対的に移動する。
[0056]
ロッド3のシリンダー2に対する軸方向Xの相対的な移動において、軸受7の内周面とロッド3の外周面との間の摩擦により、構造物に生じる振動エネルギが吸収され、早期に構造物の振動が収まる。
[0057]
この摩擦ダンパ1によれば、上記ロッド3とシリンダー2との相対移動に際し、図1(c)に示すように、軸受7の鍔部7bの各々が隣接するハウジング6の相対向する側面に挟持され、シリンダー2に対するロッド3の軸方向Xの相対的な移動に対して不動に固定されているため、軸受7の各々を強固に固定することができ、ハウジング6の各々に対する位置ずれを防止することができる。
【0058】
また、図4に示したように、摺動面としての軸受7の被覆層7eは、充填材入り四フッ化エチレン樹脂層であるため、無給油で使用することができ、寸法安定性、機械的強度及び熱伝導性に優れ、また、薄肉であるため、より軽量化又はコンパクト化を図ることが可能である。
【0059】
尚、上記実施の形態においては、軸受7の金属層7cと、この金属層7cの表面に一体に形成された接合層としての多孔質青銅焼結層7dと、多孔質青銅焼結層7dの孔隙及び表面に充填被覆された合成樹脂組成物の被覆層7eとを備えた複層材からなる軸受7を使用したが、金属層7cと被覆層7eとを接合する接合層を、多孔質青銅焼結層7dに代えて、高い締め付け力でも頑強に接合できる程度の強度を有していれば、金属層と合成樹脂組成物を接着で接合してもよく、また直接接合してもよい。
【0060】
また、上記実施の形態においては、ハウジング6及び軸受7を各々3つずつ、すなわち3組配置したが、両者を1組配置してもよく、2組又は4組以上設けるようにしてもよい。
【0061】
次に、上記摩擦ダンパ1の試験例について図6及び図7を参照しながら説明する。
【0062】
図1に示すような構成を有する摩擦ダンパ1のシリンダー2を固定し、ロッド3をシリンダー2に対して軸方向に移動させた際のロッド3の変位と抵抗力を測定した。ここで、軸受7には、金属層と、接合層としての多孔質青銅焼結層と、被服層としての四フッ化エチレン樹脂複層からなるバックメタル付四フッ化エチレン樹脂複層軸受を使用し、外径φ190.7mm、長さ1350mmのロッド3を用い、3000kNまで加力能力を有する高速試験機を使用した。その結果を図6に示す。
【0063】
同図において、横軸は、ロッド3の軸方向の摺動変位(mm)、縦軸は、ロッド3を摺動させるために要した抵抗力(kN)を示し、ロッド3の摺動を11サイクル繰り返した場合の履歴を示す。同グラフより、初動時の抵抗力と、摺動後の抵抗力との差がほとんどなく、摺動回数を重ねても、毎回同様の抵抗力が付加されていることが判る。
【0064】
図7は、上記試験における各サイクルの抵抗力の推移を示す。同グラフより、各サイクルでの抵抗力は、回数に係わらず略々同じ値であることが判る。
【図面の簡単な説明】
【0065】
【図1】本発明にかかる摩擦ダンパの一実施の形態を示す図であって、(a)は全体正面図、(b)は(a)のA−A断面図、(c)は(b)のB部拡大図である。
【図2】図1の摩擦ダンパのハウジングを示す図であって、(a)は正面図、(b)はC−C断面図である。
【図3】図1の摩擦ダンパの軸受を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図4】図3の摩擦ダンパの詳細断面図である。
【図5】図1の摩擦ダンパの使用例を示す概略図である。
【図6】本発明にかかる摩擦ダンパの履歴曲線である。
【図7】本発明にかかる摩擦ダンパの抵抗力−加振サイクル数を示すグラフである。
【符号の説明】
【0066】
1(1A〜1D) 摩擦ダンパ
2 シリンダー
2a 内周面
3 ロッド
3a 本体部
3b 雄ねじ部
4 支圧管
5 留管
6 ハウジング
6a 外周面
7 軸受
7a 軸受部
7b 鍔部
7c 金属層
7d 多孔質青銅焼結層
7e 被覆層
7f 切れ目
8 取付部
8a 雌ねじ部
8b 穴部
9 取付部
10 ボルト
11 ナット
12 カバー
13 ボルト
14 シール材
15 ピン
21A 下側梁
21B 上側梁
22(22A、22B) 鋼管ブレース
24 ブラケット
25 バルコニー
S 隙間
Claims (7)
- 筒箱と、
該筒箱内において、軸方向に複数配置された状態で該軸方向に固定され、各々の外周面と前記筒箱の内周面との間に隙間を備える円筒部材と、
該円筒部材の内周面に圧入されたすべり軸受と、
金属からなり、前記すべり軸受の内周面に、軸方向に摺動可能に圧入された軸とを備え、
前記筒箱と前記軸とが軸方向に相対的に移動した際に、前記軸の外周面と前記すべり軸受の内周面とが互いに摩擦摺動し、振動エネルギを吸収することを特徴とする摩擦ダンパ。 - 前記すべり軸受は、
外周面側の金属層と、
該金属層を被覆し、合成樹脂組成物からなる内周面側の被覆層と、
前記金属層と前記被覆層とを接合するための接合層とを一体化した複層材からなることを特徴とする請求項1に記載の摩擦ダンパ。 - 前記接合層は、多孔質青銅焼結層であることを特徴とする請求項2に記載の摩擦ダンパ。
- 前記合成樹脂組成物は、充填材を含有した四フッ化エチレン樹脂であることを特徴とする請求項2又は3に記載の摩擦ダンパ。
- 前記充填材は、耐熱樹脂、強化繊維、燐酸塩、固体潤滑剤から選択される1種類又は2種類以上であることを特徴とする請求項4に記載の摩擦ダンパ。
- 前記すべり軸受は、前記複層材を前記被覆層を内側にして捲き回して形成されることを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の摩擦ダンパ。
- 前記すべり軸受は、円筒状の軸受部の一端に鍔部を備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の摩擦ダンパ。
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