JP2006038180A - 円筒軸受ブッシュ及び該円筒軸受ブッシュの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複層材からなる突き合わせ端面が互いに密に接触せしめられた円筒軸受ブッシュであって、内周面に切削、研削等の機械加工を施すことなく、内周面の真円度が5μm〜15μmと寸法精度の高い円筒軸受ブッシュ及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】 円筒軸受ブッシュ1は、無酸素銅又はタフピッチ銅からなる板状の裏金2と該裏金2の表面に一体に形成された多孔質金属焼結層としての多孔質青銅焼結層3とからなる複層板4と、該複層板4の多孔質青銅焼結層3の孔隙に充填され、かつ多孔質青銅焼結層3の表面に被覆された合成樹脂層5とからなる複層材6が該合成樹脂層5を内側にして円筒状に捲回されていると共に突き合わせ端面7が互いに密に接触せしめられており、内周面の真円度が5μm〜15μmをもって形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、内周面の真円度が極めて高い円筒軸受ブッシュ及びその製造方法に関する。
特開平5−99230号公報 特公昭61−11700号公報
板状の裏金と該裏金の表面に一体に形成された多孔質金属焼結層と該多孔質金属焼結層の孔隙に充填されかつその表面に被覆された合成樹脂層とからなる複層材を、該合成樹脂層を内側にして円筒状に捲回して形成された円筒軸受ブッシュ、所謂巻きブッシュは各種機械装置等における軸を円滑に支承する支持手段として広く使用されている。
この円筒軸受ブッシュは複層材を円筒状に捲回して形成されるため、円筒軸受ブッシュの両端の突き合わせ端面間にスプリングバック等により比較的大きな隙間、例えば1.5mm程度の隙間の発生が余儀なくされる。また、複層材を円筒状に捲回して形成する際に生じた合成樹脂層の残留応力が円筒軸受ブッシュの使用時の温度によって解放され、合成樹脂層の盛り上がりを生じて、その肉厚が厚くなり、該円筒軸受ブッシュの内径の寸法精度を著しく低下させる。
このような円筒軸受ブッシュのハウジングとしての軸支持体の孔への固定を圧入によって行なう場合には、軸支持体の孔の寸法誤差(公差)と円筒軸受ブッシュの肉厚の寸法誤差等との累積により、圧入後、円筒軸受ブッシュの内径が大きくばらつくこととなり、高い内径寸法精度をもって円筒軸受ブッシュを孔に固定することが困難となる場合がある。
円筒軸受ブッシュの両端の突き合わせ端面間に生じた隙間を減少させるべく、成形時に生じた合成樹脂層の残留応力を熱処理と冷却処理とを施して除去する方法が提案されている(特許文献1参照)。しかしながら、この方法では円筒軸受ブッシュの突き合わせ端面間の隙間を無くすことはできず、高い内径寸法精度をもって円筒軸受ブッシュを軸支持体の孔に固定することが困難となる。
また、円筒軸受ブッシュの寸法精度を高める方法として、円筒軸受ブッシュをホルダの孔内に圧入すると共に該円筒軸受ブッシュ内に基準となる軸コアを嵌合させ、さらにホルダを軸方向に圧縮してホルダの変形を介して円筒軸受ブッシュに内径方向の変形を与え、もって円筒軸受ブッシュの内周面を軸コアになじませることにより、円筒軸受ブッシュの内径の所要の寸法精度を得るようにした方法が提案されている(特許文献2参照)。
この方法は円筒軸受ブッシュの寸法精度を高める方法としては有効であるが、それでも円筒軸受ブッシュを構成する複層材のうち、板状裏金のスプリングバックを消滅させることはできず、やはり円筒軸受ブッシュを型から取り出した後には、円筒軸受ブッシュの両端の突き合わせ端面間に隙間を生じ、型内での寸法精度をそのまま維持させることはできない。とくに、曲率半径が大きい、例えば内径10mm以上の円筒軸受ブッシュにおいては顕著である。
通常、板状の裏金には冷間圧延鋼板又はリン青銅などの銅合金が使用されている。冷間圧延鋼板を裏金に使用した複層材からなる円筒軸受ブッシュにおいては、充分な内周面の真円度を得るには大きな成形圧力によるアプセット加工が必要となるが、大きな成形圧力でアプセット加工を行った場合でも、アプセット加工後、突き合わせ端面間にスプリングバックによる隙間を生じ、充分な内周面の真円度を得ることが難しい。
また、裏金にリン青銅板を使用した複層材からなる円筒軸受ブッシュにおいては、次のような問題点がある。すなわち、リン青銅板の表面に多孔質金属焼結層を形成する際、リンなどの固溶型元素が核生成を促進する役割を果たし、異常結晶成長から3次再結晶を惹き起こすため、リン青銅板の表面に結晶粒が発現し、著しい強度低下を招来する。また、これらの固溶型元素は加工硬化に大きく寄与し、加工硬化度が増加する。このようなリン青銅板を裏金として使用した複層材からなる円筒軸受ブッシュに内周面の真円度を高めるためにアプセット加工を施した場合、裏金の充分な塑性変形が行われず、充分な真円度を得る前に加工硬化を起こし、それ以上の成形圧力を掛けることにより裏金の粒界からクラックを生じるという不具合を生じる。
本発明者らは、上記複層材における裏金に着目し、この裏金の材料として純銅、中でも無酸素銅又はタフピッチ銅は軟化点が200℃と低く、加工性に優れていることから曲げ加工等が容易に行われ、アプセット加工による寸法精度の向上が図られると共に、これら無酸素銅又はタフピッチ銅は加工硬化により硬度が高められることから、摺動部材としての強度が確保されることを確認した。
本発明は、前記知見に基づきなされたものであって、その目的とするところは、突き合わせ端面が互いに密に接触せしめられており、内周面に切削、研削等の機械加工を施すことなく極めて高い内周面の真円度を有する円筒軸受ブッシュであって、とくにモータ軸受、リニアソレノイドバルブ等の高い寸法精度が求められる用途において好適な円筒軸受ブッシュを提供することにある。
本発明の他の目的とするところは、突き合わせ端面が互いに密に接触し、内周面に切削、研削等の機械加工を施すことなく内周面の真円度が極めて高い円筒軸受ブッシュの製造方法を提供することにある。
本発明の円筒軸受ブッシュは、無酸素銅又はタフピッチ銅からなる板状の裏金と該裏金の表面に一体に形成された多孔質金属焼結層と該多孔質金属焼結層の孔隙及び表面に充填被覆された合成樹脂層とを具備しており、該合成樹脂層を内側にして円筒状に捲回されていると共に突き合わせ端面が互いに密に接触せしめられており、内周面の真円度が5μm〜15μmをもって形成されている。
本発明の円筒軸受ブッシュによれば、内周面の真円度が5μm〜15μmと高められているので、内周面に切削、研削等の機械加工を施す必要がない。
本発明の円筒軸受ブッシュにおいては、裏金の硬さがマイクロビッカース硬さ(MHv)で80〜140を呈しているとよく、斯かる円筒軸受ブッシュによれば、モータ軸受、リニアソレノイドバルブ等の高い寸法精度が求められる用途で好適に使用される。
本発明において、円筒軸受ブッシュの合成樹脂層は、四ふっ化エチレン樹脂、四ふっ化エチレン樹脂を主成分とする合成樹脂組成物、ポリアミドイミド樹脂又はポリアミドイミド樹脂を主成分とする合成樹脂組成物を具備しているとよい。
合成樹脂組成物としては、四ふっ化エチレン樹脂にポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂などの有機物質及び/又はカーボン粉末、黒鉛など無機物質を、あるいはポリアミドイミド樹脂に四ふっ化エチレン樹脂、ポリイミド樹脂などの有機物質及び/又はカーボン粉末、黒鉛など無機物質を夫々所定量の割合で配合した合成樹脂組成物が使用されて好適である。
本発明の円筒軸受ブッシュの第一の製造方法は、無酸素銅又はタフピッチ銅からなる板状の裏金と該裏金の表面に一体に形成された多孔質金属焼結層と該多孔質金属焼結層の孔隙及び表面に充填被覆された合成樹脂層とを具備する複層材を、該合成樹脂層を内側にして円筒状に捲回して突き合わせ端面間に隙間を有する略円筒軸受ブッシュを形成する工程と、大径筒状内壁面によって規定される大径円孔とこの大径円孔に軸方向に隣接して配されていると共に該大径円孔よりも小径の小径円孔とを具備しており、該大径筒状内壁面と小径円孔を規定する小径筒状内壁面との間には、大径筒状内壁面から径方向であって内方に延びて小径筒状内壁面で終端する環状面が介在してなる金型を準備する工程と、略円筒軸受ブッシュの最終の内径寸法を規定する径をもった小径筒状外面とこの小径筒状外面に軸方向に隣接して配されていると共に該小径筒状外面よりも大径の大径筒状外面とを具備しており、小径筒状外面と大径筒状外面との間には、小径筒状外面から径方向であって外方に伸びて大径筒状外面で終端する環状面が介在してなる芯金を準備する工程と、該芯金の小径筒状外面に略円筒軸受ブッシュを嵌着する工程と、該小径筒状外面に略円筒軸受ブッシュを嵌着した芯金の小径筒状外面の一部を金型の小径の小径円孔に、芯金の大径筒状外面を金型の大径円孔に夫々配し、該芯金に所定の圧力を掛けて小径筒状外面の残部並びに金型及び芯金の夫々の環状面によって略円筒軸受ブッシュにアプセット加工を施す工程と、アプセット加工後、突き合わせ端面が互いに密に接触した円筒軸受ブッシュを金型から取り出し、内周面の真円度が5μm〜15μmをもって形成された円筒軸受ブッシュを得る工程とを具備している。
本発明の円筒軸受ブッシュの第一の製造方法によれば、略円筒軸受ブッシュにアプセット加工を施すことにより、略円筒軸受ブッシュはその内、外周面が芯金の小径筒状外面及び金型の大径筒状内壁面に倣って塑性流動し、突き合わせ端面が互いに密に接触せしめられる。その結果、円筒軸受ブッシュを金型から取り出した後の該円筒軸受ブッシュの内周面の真円度が5μm〜15μmに高められる。
本発明の円筒軸受ブッシュの第一の製造方法において、大径筒状内壁面及び芯金の小径筒状外面の残部並びに金型及び芯金の夫々の環状面によって形成される環状空間の容積を、当該容積が略円筒軸受ブッシュの体積の近傍になるまで減少させてアップセット加工
を行うとよい。
本発明の円筒軸受ブッシュの第二の製造方法は、無酸素銅又はタフピッチ銅からなる板状の裏金と該裏金の表面に一体に形成された多孔質金属焼結層と該多孔質金属焼結層の孔隙及び表面に充填被覆された合成樹脂層とを具備する複層材を、該合成樹脂層を内側にして円筒状に捲回して突き合わせ端面間に隙間を有する略円筒軸受ブッシュを形成する工程と、略円筒軸受ブッシュの最終の外径寸法を規定する径をもった筒状内壁面によって規定される円孔を備えた金型本体と一端側に凹所を有する共に該凹所の開口面を囲繞する環状端面及び金型本体の筒状内壁面に嵌合される筒状外面を有した受金とを具備した金型を準備する工程と、略円筒軸受ブッシュの最終の内径寸法を規定する径を有すると共に前記受金の凹所に嵌入される小径筒状外面とこの小径筒状外面に軸方向に隣接して配されていると共に該小径筒状外面よりも大径の大径筒状外面とを具備しており、小径筒状外面と大径筒状外面との間には、小径筒状外面から径方向であって外方に延びて大径筒状外面で終端する環状面が介在してなる芯金を準備する工程と、該芯金の小径筒状外面に略円筒軸受ブッシュを嵌着する工程と、該受金を金型本体の円孔の一方の開口端から円孔内に、該小径筒状外面に略円筒軸受ブッシュを嵌着した芯金の小径筒状外面の一部を金型本体の円孔の他方の開口端を介して受金の凹所に夫々配し、該受金及び芯金に所定の圧力を掛けて小径筒状外面の残部、受金の環状端面及び芯金の環状面によって略円筒軸受ブッシュにアプセット加工を施す工程と、アプセット加工後、突き合わせ端面が互いに密に接触した円筒軸受ブッシュを金型から取り出し、内周面の真円度が5μm〜15μmをもって形成された円筒軸受ブッシュを得る工程とを具備している。
本発明の円筒軸受ブッシュの第二の製造方法は、該受金及び芯金に所定の圧力を掛けて小径筒状外面の残部、受金の環状端面及び芯金の環状面によって略円筒軸受ブッシュにアプセット加工を施すものである。
本発明の円筒軸受ブッシュの第二の製造方法によれば、略円筒軸受ブッシュにアプセット加工を施すことにより、略円筒軸受ブッシュはその内、外周面が芯金の小径筒状外面及び金型本体の筒状内壁面に倣って塑性流動し、突き合わせ端面が互いに密に接触せしめられる。その結果、円筒軸受ブッシュを金型から取り出した後の該円筒軸受ブッシュの内周面の真円度が5μm〜15μmに高められる。
本発明の円筒軸受ブッシュの第二の製造方法において、筒状内壁面、芯金の小径筒状外面の残部、受金の環状端面及び芯金の環状面によって形成される環状空間の容積を、当該容積が略円筒軸受ブッシュの体積の近傍になるまで減少させてアップセット加工を行うとよい。
上記の製造方法において、近傍とは、環状空間の容積と略円筒軸受ブッシュの体積とが限りなく等しい場合を含むが、アプセットにより略円筒軸受ブッシュが塑性流動されて実質的に環状空間に密に円筒軸受ブッシュが配される程度をいう。
本発明の円筒軸受ブッシュの各製造方法においては、円筒軸受ブッシュの裏金を形成する無酸素銅には、JIS−H−2123で規定されている無酸素形銅の1種又は2種が使用され、タフピッチ銅には同じくJIS−H−2123で規定されているタフピッチ形銅が使用され得る。これら裏金はアプセット加工により加工硬化を生じ、その硬さがマイクロビッカース硬さ(MHv)で80〜140を呈することになる。
本発明の製造方法において、アップセット加工は、好ましくは0.3KN/mmないし1.7KN/mm、より好ましくは0.5KN/mmないし1.1KN/mmの荷重を加えて行う。
本発明によれば、複層材からなる突き合わせ端面が互いに密に接触せしめられた円筒軸受ブッシュであって、内周面に切削、研削等の機械加工を施すことなく、内周面の真円度が5μm〜15μmと寸法精度の高い円筒軸受ブッシュ及びその製造方法を提供することができる。
次に、本発明及びその実施の形態を、図に示す好ましい実施例に基づいて更に詳細に説明する。なお、本発明はこれらの実施例に何等限定されないのである。
図1に示す本発明に係る円筒軸受ブッシュ1は、無酸素銅又はタフピッチ銅からなる板状の裏金2と該裏金2の表面に一体に形成された多孔質金属焼結層としての多孔質青銅焼結層3とからなる複層板4と、該複層板4の多孔質青銅焼結層3の孔隙に充填され、かつ多孔質青銅焼結層3の表面に被覆された合成樹脂層5とからなる複層材6(図2参照)が該合成樹脂層5を内側にして円筒状に捲回されていると共に突き合わせ端面7が互いに密に接触せしめられており、内周面の真円度が5μm〜15μmをもって形成されている。
次に、上述した円筒軸受ブッシュ1の製造方法について説明する。
<複層板の作製>
複層板4として、3種類の複層板(1)、(2)及び(3)を作製した。
(複層板(1))
無酸素銅からなる板状の裏金2を用意し、該裏金2の表面に粒径が74μmアンダーで、粒子形状が不規則形状を呈する青銅粉末を多層に散布し、これを水素ガス雰囲気に調整された焼結炉において850℃の温度で30分間焼結した後、ロール成形して裏金2の表面に多孔質青銅焼結層3を一体に形成した複層板4を作製した。
(複層板(2))
タフピッチ銅からなる板状の裏金2を用意し、該裏金2の表面に粒径が74μm以上であって149μm以下の粒子形状が不規則形状を呈する青銅粉末を多層に散布し、これをアルゴンガス雰囲気に調整された焼結炉において850℃の温度で30分間焼結した後、ロール成形して裏金2の表面に多孔質青銅焼結層3を一体に形成した複層板4を作製した。
(複層板(3):従来技術)
冷間圧延鋼板(SPCC)からなる裏金2を用意し、該裏金2の表面に粒径が74μm以上であって149μm以下の青銅粉末を多層に散布し、これを水素ガス雰囲気に調整された焼結炉において850℃の温度で30分間焼結した後、ロール成形して裏金2の表面に多孔質青銅焼結層3を一体に形成した複層板4を作製した。
<合成樹脂組成物の作製>
黒鉛と四ふっ化エチレン樹脂からなる合成樹脂組成物をヘンシェルミキサー内に供給して混合撹拌し、得られた混合物(合成樹脂組成物)に対し石油系溶剤として脂肪族溶剤とナフテン系溶剤との混合溶剤を配合し、四ふっ化エチレン樹脂の室温転移点以下の温度(15℃)で混合し、湿潤性を有する合成樹脂組成物を得た。
<複層材の作製及び略円筒軸受ブッシュの作製>
複層材及び略円筒軸受ブッシュは次のようにして作製した。
(a)前記3種類の複層板4の多孔質青銅焼結層3上に前記湿潤性が付与された合成樹脂組成物を散布供給し、ローラで圧延して該多孔質青銅焼結層3の孔隙及び表面に合成樹脂組成物を充填被覆した複層素材を夫々作製した。
(b)上記(a)工程で作製した複層素材を200℃の温度に加熱された乾燥炉内で5分間保持して溶剤を除去した後、乾燥した合成樹脂組成物をローラによって加圧力400kgf/cmにて圧延処理を施し、該多孔質青銅焼結層3上に該合成樹脂組成物の合成樹脂層5を形成した複層素材を作製した。
(c)上記(b)工程で作製した複層素材を加熱炉で370℃の温度で10分間加熱焼成した後、加熱炉から取り出し、再度、ローラで加圧して寸法調整及びうねり等の矯正を行って複層材6を作製した(図2参照)。
このようにして作製した複層材6を、合成樹脂層5を内側にして円筒状に捲回し、突き合わせ端面7、7間に隙間δを有する略円筒軸受ブッシュ8を作製した(図3参照)。
ついで、上記の略円筒軸受ブッシュ8にアプセット加工を施す。このアプセット加工においては、次の二つの加工方法を採ることができる。
第一のアプセット加工方法
図4に示すように、大径筒状内壁面11によって規定される大径円孔12を具備した金型本体13と、この大径円孔12に軸方向に隣接して配されていると共に該大径円孔12の径14よりも小径であって、最終の円筒軸受ブッシュ1の内径d(図5参照)と実質的に等しい径15をもった小径円孔16とを具備した金型台座17とからなり、金型10の該大径筒状内壁面11と小径円孔16を規定する小径筒状内壁面18との間には、大径筒状内壁面11から径方向であって内方に延びて小径筒状内壁面18で終端する環状面19が介在している金型10を準備する。
図4に示すように、最終の円筒軸受ブッシュ1の内径dを規定する径21をもった小径筒状外面22と、小径筒状外面22に軸方向の上方に隣接して配されていると共に、小径筒状外面22の径よりも大きく、大径円孔12の径14に実質的に等しい径23をもった大径筒状外面24とを具備しており、小径筒状外面22と大径筒状外面24との間には、小径筒状外面22から径方向であって外方に伸びて大径筒状外面24で終端する環状面25が介在してなる芯金20を準備する。
斯かる準備した金型10と芯金20とにおいて、芯金20の小径筒状外面22に略円筒軸受ブッシュ8を嵌着し、次に、芯金20を金型10に対して位置決めし、更に、芯金20にA方向の荷重を加えて、芯金20を金型10の金型台座17に向かって移動させる。
更に、芯金20の小径筒状外面22の一部を金型10の小径円孔16に、芯金20の大径筒状外面24を金型10の大径円孔12に夫々配して、小径筒状外面22の残部及び金型10並びに芯金20の夫々の環状面19及び25によって略円筒軸受ブッシュ8をアプセット加工する(図5参照)。
このアプセット加工においては、大径筒状内壁面11及び小径筒状外面22の残部並びに環状面19及び25によって形成される環状空間Sを、その容積が最終の円筒軸受ブッシュ1の体積の近傍になるまで減少させて行うのであるが、環状空間Sの容積減少により、略円筒軸受ブッシュ8に軸方向の圧縮力を加えて、略円筒軸受ブッシュ8の軸方向の長さを減少させる一方、この軸方向の長さの減少に基づいて略円筒軸受ブッシュ8を径方向に塑性変形させて、大径筒状内壁面11に圧接させ、突き合わせ端面7、7が互いに密に接触した円筒軸受ブッシュ1とする。この円筒軸受ブッシュ1は金型10から取出される。
第二のアプセット加工方法
図6に示すように、略円筒軸受ブッシュ8の最終の外径寸法を規定する径をもった筒状内壁面31によって規定される円孔32を備えた金型本体33と、一端35側に凹所36を有すると共に凹所36の開口端面を囲繞する環状端面37及び金型本体33の筒状内壁面31に嵌合される筒状外面34を備えた受金38とからなる金型30を準備する。
図6に示すように、略円筒軸受ブッシュ8の最終の内径寸法を規定する径を有すると共に前記受金38の凹所36に嵌入される小径筒状外面41とこの小径筒状外面41に軸方向に隣接して配されていると共に該小径筒状外面41よりも大径の大径筒状外面42とを具備しており、小径筒状外面41と大径筒状外面42との間には、小径筒状外面41から径方向であって外方に延びて大径筒状外面42で終端する環状面43が介在してなる芯金40を準備する。
斯かる準備した金型30と芯金40とにおいて、該芯金40の小径筒状外面41に略円筒軸受ブッシュ8を嵌着し、次に、受金38を金型本体33の円孔32の一方の開口端から円孔32内に配し、該小径筒状外面41に略円筒軸受ブッシュ8を嵌着した芯金40の小径筒状外面41の一部を金型本体33の円孔32の他方の開口端を介して受金38の凹所36に配し、受金38及び芯金40の夫々に所定の圧力を掛けて小径筒状外面41の残部、受金38の環状端面35及び芯金40の環状面43によって略円筒軸受ブッシュ8をアプセット加工する。
このアプセット加工においては、金型本体33の筒状内壁面31と芯金40の小径筒状外面41の残部と金型本体33の環状端面37と芯金40の環状面43とによって形成される環状空間Sの容積を、受金38及び芯金40に夫々圧縮力を掛けて当該容積Sが最終の円筒軸受ブッシュ1の体積の近傍になるまで減少させて行うのであるが、環状空間Sの容積の減少により、略円筒軸受ブッシュ8の軸方向の長さを減少させる一方、この軸方向長さの減少に基づいて略円筒軸受ブッシュ8を径方向に塑性変形させて、金型本体33の筒状内壁面31に圧接させ、突き合わせ端面7、7が互いに密に接触した円筒軸受けブッシュ1とする。この円筒軸受ブッシュ1は金型30及び芯金40から取り出される。
上述した略円筒軸受ブッシュ8を使用し、前記第一のアプセット加工を行った後の円筒軸受ブッシュ1の内径dの真円度を測定した実験結果について説明する。
試験体としては、前記3種類の複層板(1)、(2)及び(3)からなる各複層材6を、合成樹脂層5を内側にして円筒状に捲回して作製した略円筒軸受ブッシュ8を夫々2個ずつ準備した。
試験体1:複層板(1)を使用した複層材6(厚さ0.97mm)
内径10.2mm、外径11.96mm、長さ10.2mm、突き合わせ端 面の隙間0.5mm
試験体2:複層板(1)を使用した複層材6(厚さ0.96mm)
内径10.15mm、外径12.07mm、長さ10.3mm、突き合わせ 端面の隙間0.4mm
試験体3:複層板(2)を使用した複層材6(厚さ0.97mm)
内径10.18mm、外径12.12mm、長さ10.2mm、突き合わせ 端面の隙間0.5mm
試験体4:複層板(2)を使用した複層材6(厚さ0.97mm)
内径10.2mm、外径12.04mm、長さ10.3mm、突き合わせ端 面の隙間0.5mm
試験体5:複層板(3)を使用した複層材6(厚さ0.96mm)
内径10.2mm、外径12.12mm、長さ10.2mm、突き合わせ端 面の隙間0.8mm
試験体6:複層板(3)を使用した複層材6(厚さ0.96mm)
内径10.2mm、外径12.12mm、長さ10.3mm、突き合わせ端 面の隙間0.7mm
<金型及び芯金の仕様>
大径円孔12の径:12mm
小径筒状外面22の径:10mm
<試験方法>
芯金20の小径筒状外面22に各試験体を嵌着し、芯金20を金型10に対して位置決めし、芯金20に荷重0.87KN/mmを加え各試験体にアプセット加工を施して円筒軸受ブッシュ1とした後、
(1)金型10内に保持された状態での各円筒軸受ブッシュ1の一方の端部から3mm の位置の内周面の真円度
(2)金型10から円筒軸受ブッシュ1を取り出した状態での各円筒軸受ブッシュ1の 一方の端部から3mmの位置の内周面の真円度
を夫々測定した。
上記試験結果を表1に示す。
Figure 2006038180
試験結果、試験体1ないし試験体4は本発明の製造方法によって得られた円筒軸受ブッシュ1であり、試験体5及び試験体6の従来の円筒軸受ブッシュと比較すると明らかに内周面の真円度が高められていることがわかる。この内周面の真円度が10μmよりも小さいことは、内周面に切削あるいは研削等の機械加工を必要としない、換言すれば内周面に機械加工を施した後の真円度にほぼ匹敵するものである。試験体1ないし試験体4の円筒軸受ブッシュ1はアプセット後の突き合わせ端面7、7が互いに密に接触していることが確認された。円筒軸受ブッシュ1を金型10から取り出した後の内周面の真円度が金型10内に保持された円筒軸受ブッシュ1の内周面の真円度より低い値を示す理由は、円筒軸受ブッシュ1の突き合わせ端面7,7のスプリングバックによるものと推察される。そして、各試験体を形成する複層材6の裏金2のアプセット加工後のマイクロビッカース硬さ(MHv)は、表2に示すとおりである。
Figure 2006038180
試験体1ないし試験体4の裏金2のマイクロビッカース硬さ(MHv)は、試験体5及び試験体6の裏金2のマイクロビッカース硬さ(MHv)よりも当然のごとく低いが、マイクロビッカース硬さ(MHv)が90を超えれば摺動部材として使用可能である。
以上のように、本発明によれば、両端の突き合わせ端面が互いに密に接触せしめられ、内周面に切削、研削等の機械加工を施すことなく極めて高い真円度を有する円筒軸受ブッシュ及びその製造方法を提供することができる。
本発明の円筒軸受ブッシュの斜視図である。 図1に示す略円筒軸受ブッシュを形成するための複層材の断面図である。 本発明の方法における略円筒軸受ブッシュの斜視図である。 本発明の方法に用いて好適な金型と芯金とからなるアプセット装置の断面図である。 本発明の方法の最終工程の説明図である。 本発明の方法に用いて好適な他の金型と芯金とからなるアプセット装置の断面図である。
符号の説明
1 円筒軸受ブッシュ
2 裏金
3 多孔質青銅焼結層
4 複層板
5 合成樹脂層
6 複層材
7 突き合わせ端面
8 略円筒軸受ブッシュ
10 金型
13 金型本体
17 金型台座
20 芯金

Claims (8)

  1. 無酸素銅又はタフピッチ銅からなる板状の裏金と該裏金の表面に一体に形成された多孔質金属焼結層と該多孔質金属焼結層の孔隙及び表面に充填被覆された合成樹脂層とを具備しており、該合成樹脂層を内側にして円筒状に捲回されていると共に突き合わせ端面が互いに密に接触せしめられており、内周面の真円度が5μm〜15μmをもって形成されていることを特徴とする円筒軸受ブッシュ。
  2. 裏金の硬さは、マイクロビッカース硬さ(MHv)で80〜140を呈する請求項1に記載の円筒軸受ブッシュ。
  3. 合成樹脂層は、四ふっ化エチレン樹脂、四ふっ化エチレン樹脂を主成分とする合成樹脂組成物、ポリアミドイミド樹脂又はポリアミドイミド樹脂を主成分とする合成樹脂組成物を具備している請求項1又は2に記載の円筒軸受ブッシュ。
  4. 無酸素銅又はタフピッチ銅からなる板状の裏金と該裏金の表面に一体に形成された多孔質金属焼結層と該多孔質金属焼結層の孔隙及び表面に充填被覆された合成樹脂層とを具備する複層材を、該合成樹脂層を内側にして円筒状に捲回して突き合わせ端面間に隙間を有する略円筒軸受ブッシュを形成する工程と、
    大径筒状内壁面によって規定される大径円孔とこの大径円孔に軸方向に隣接して配されていると共に該大径円孔よりも小径の小径円孔とを具備しており、該大径筒状内壁面と小径円孔を規定する小径筒状内壁面との間には、大径筒状内壁面から径方向であって内方に延びて小径筒状内壁面で終端する環状面が介在してなる金型を準備する工程と、
    略円筒軸受ブッシュの最終の内径寸法を規定する径をもった小径筒状外面とこの小径筒状外面に軸方向に隣接して配されていると共に該小径筒状外面よりも大径の大径筒状外面とを具備しており、小径筒状外面と大径筒状外面との間には、小径筒状外面から径方向であって外方に延びて大径筒状外面で終端する環状面が介在してなる芯金を準備する工程と、
    該芯金の小径筒状外面に略円筒軸受ブッシュを嵌着する工程と、
    該小径筒状外面に略円筒軸受ブッシュを嵌着した芯金の小径筒状外面の一部を金型の小径の小径円孔に、芯金の大径筒状外面を金型の大径円孔に夫々配し、該芯金に所定の圧力を掛けて小径筒状外面の残部並びに金型及び芯金の夫々の環状面によって略円筒軸受ブッシュにアプセット加工を施す工程と、
    アプセット加工後、突き合わせ端面が互いに密に接触した円筒軸受ブッシュを金型から取り出し、内周面の真円度が5μm〜15μmをもって形成された円筒軸受ブッシュを得る工程と、
    を具備した円筒軸受ブッシュの製造方法。
  5. 大径筒状内壁面及び芯金の小径筒状外面の残部並びに金型及び芯金の夫々の環状面によって形成される環状空間の容積を、当該容積が略円筒軸受ブッシュの体積の近傍になるまで減少させてアプセット加工を行う請求項4に記載の円筒軸受ブッシュの製造方法。
  6. 無酸素銅又はタフピッチ銅からなる板状の裏金と該裏金の表面に一体に形成された多孔質金属焼結層と該多孔質金属焼結層の孔隙及び表面に充填被覆された合成樹脂層とを具備する複層材を、該合成樹脂層を内側にして円筒状に捲回して突き合わせ端面間に隙間を有する略円筒軸受ブッシュを形成する工程と、
    略円筒軸受ブッシュの最終の外径寸法を規定する径をもった筒状内壁面によって規定される円孔を備えた金型本体と一端側に凹所を有すると共に該凹所の開口面を囲繞する環状端面及び金型本体の筒状内壁面に嵌合される筒状外面を有した受金とを具備した金型を準備する工程と、
    略円筒軸受ブッシュの最終の内径寸法を規定する径を有すると共に前記受金の凹所に嵌入される小径筒状外面とこの小径筒状外面に軸方向に隣接して配されていると共に該小径筒状外面よりも大径の大径筒状外面とを具備しており、小径筒状外面と大径筒状外面との間には、小径筒状外面から径方向であって外方に延びて大径筒状外面で終端する環状面が介在してなる芯金を準備する工程と、
    該芯金の小径筒状外面に略円筒軸受ブッシュを嵌着する工程と、
    該受金を金型本体の円孔の一方の開口端から円孔内に、該小径筒状外面に略円筒軸受ブッシュを嵌着した芯金の小径筒状外面の一部を金型本体の円孔の他方の開口端を介して受金の凹所に夫々配し、該受金及び芯金に所定の圧力を掛けて小径筒状外面の残部、受金の環状端面及び芯金の環状面によって略円筒軸受ブッシュにアプセット加工を施す工程と、
    アプセット加工後、突き合わせ端面が互いに密に接触した円筒軸受ブッシュを金型から取り出し、内周面の真円度が5μm〜15μmをもって形成された円筒軸受ブッシュを得る工程と、
    を具備した円筒軸受ブッシュの製造方法。
  7. 筒状内壁面、芯金の小径筒状外面の残部、受金の環状端面及び芯金の環状面によって形成される環状空間の容積を、当該容積が略円筒軸受ブッシュの体積の近傍になるまで減少させてアプセット加工を行う請求項6に記載の円筒軸受ブッシュの製造方法。
  8. 円筒軸受ブッシュにおける裏金の硬度は、マイクロビッカース硬さ(MHv)で80〜140を呈する請求項4から7のいずれか一項に記載の円筒軸受ブッシュの製造方法。
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