JP5052263B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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本発明は、電子カメラで撮影された人物画像を美しく表現するための画像処理装置および画像処理方法に関するものである。
近年、コンパクトデジタルカメラ、デジタル一眼レフレックスカメラ等の電子カメラの普及は、目覚しいものがある。そして、撮影された画像に関して、各種の画像処理を施す技術も種々提案されている。
例えば、口紅などのメーキャップによるイメージをコンピュータシステム上でシミュレーションするために、電子カメラを用いて入力された人の顔の画像上で、唇の口紅の色を、例えばオペレータにより指定された色に塗り替える技術が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2000−11145号公報 特開平11−120336号公報
ところで、人物画像、特に、女性の顔を被写体としてカメラで撮影する場合においては、実物に対して不自然さや違和感なく、官能的により美しい顔として撮影したい願望がある。
しかしながら、特許文献1,2に示される画像処理技術は、元の唇の自然な質感を失うことなく、あるいは、唇と口紅とが一体感がある自然な形で表現できるように工夫しているものの、化粧品販売等に際してシミュレーションのために唇の口紅の色を意図的に全く別の色に塗り替えてしまうものであり、撮影画像に対する加工変形の程度が大きく、もはや写真画像とは言い難い。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、撮像部で撮影された画像に関して、写真画像として、不自然さや違和感なく官能的に美しい唇を表現することで、人物の顔を美しく表現し得る画像処理装置および画像処理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる画像処理装置は、被写体からの光束を受光し、光電変換して撮像データを得る撮像部と、前記撮像データから顔の有無を検出する顔検出部と、該顔検出部で顔が検出された場合に唇領域を検出する唇検出部と、前記撮像部で撮像された画像の撮影環境光に関する情報を判定する撮影環境光情報判定部と、前記唇検出部による唇領域の検出結果と前記撮影環境光情報判定部により判定された撮影環境光情報とに基づき唇部に艶処理を施す艶処理部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明にかかる画像処理装置は、上記発明において、前記艶処理部は、前記判定された撮影環境光情報に基づいて艶処理領域および艶処理内容を設定する艶処理条件設定部と、該艶処理条件設定部で設定された条件に従い唇部に艶処理を実行する艶処理実行部と、を含むことを特徴とする。
また、本発明にかかる画像処理装置は、上記発明において、前記艶処理条件設定部は、前記判定された撮影環境光情報に基づき、艶処理の色、光沢度のいずれかを変えることを特徴とする。
また、本発明にかかる画像処理装置は、上記発明において、前記艶処理条件設定部は、前記判定された撮影環境光情報に基づき、艶処理領域の形状、大きさ、領域数のいずれかを変えることを特徴とする。
また、本発明にかかる画像処理装置は、上記発明において、前記艶処理条件設定部は、艶処理領域内で輝度値が略最大の位置を艶処理の基準位置とすることを特徴とする。
また、本発明にかかる画像処理装置は、上記発明において、前記艶処理部による艶処理を選択的に実行させる特殊処理撮影モードが少なくとも選択可能なモード設定部を備えることを特徴とする。
また、本発明にかかる画像処理方法は、被写体からの光束を撮像部で受光し、光電変換して撮像データを得る撮像工程と、前記撮像データから顔の有無を検出する顔検出工程と、該顔検出工程で顔が検出された場合に唇領域を検出する唇検出工程と、前記撮像工程で撮像された画像の撮影環境光に関する情報を判定する撮影環境光情報判定工程と、前記唇検出工程による唇領域の検出結果と前記撮影環境光情報判定工程により判定された撮影環境光情報とに基づき唇部に艶処理を施す艶処理工程と、を備えることを特徴とする。
本発明にかかる画像処理装置および画像処理方法は、撮像部による撮影状況として判定された撮影環境光に関する情報に応じて自動的に顔画像中の唇部に艶処理を施すことで、写真画像として不自然さや違和感なく官能的に美しい唇画像を表現することができ、よって、人物の顔を美しく表現した写真画像を提供することができるという効果を奏する。
以下、本発明を実施するための最良の形態である画像処理装置および画像処理方法について図面を参照して説明する。
本実施の形態の画像処理装置は、コンパクトデジタルカメラに搭載されたものである。図1は、コンパクトデジタルカメラに搭載された本実施の形態の画像処理装置の構成例を示す概略ブロック図である。本実施の形態の画像処理装置は、CPU1、ROM2およびRAM3からなるマイクロコンピュータを備える。CPU1は、ROM2に記憶されている各種処理プログラムを実行し、各部の動作を制御する。また、本実施の形態の画像処理装置は、USBケーブル等に対する外部通信制御部4、各種ボタン、キー類に対するSW制御部5、メカシャッタ等に対するメカ制御部6、各種デバイスに対する汎用IO部7、バッテリ監視等を行う電源制御部8が、内部バス9を介してCPU1に接続されて設けられている。
また、本実施の形態の画像処理装置は、撮像素子10を撮像部として備える。撮像素子10は、CCD、CMOSセンサ等の固体撮像素子からなり、被写体からの光束を図示しない撮像光学系を介して受光し、光電変換することで撮像データを得るものである。撮像素子10の出力側には、撮像データ受信部11を備える。また、撮像データ受信部11が受信した撮像データを、内部バス9を介して格納するSDRAM12を備える。このSDRAM12が格納する撮像データ中には、輝度データYと色差データCとからなるYCデータが含まれている。また、撮像データ受信部11の後段には、露光・測距データ算出部13、画像処理部14を順に備える。露光・測距データ算出部13は、撮像素子10が撮像した撮像データに基づき露光条件設定のための露光データや、自動焦点制御のための測距データを算出する。露光・測距データ算出部13には、ストロボ制御部15が接続されている。ストロボ制御部15は、露光データや測距データに基づき、ストロボ撮影が必要か否かを判断し、ストロボ撮影が必要な場合にはその発光量を決定してストロボ発光を制御する。
画像処理部14は、露光・測距データ算出部13による露光データや測距データ、ストロボ制御部15のストロボ情報等を参照しつつ、SDRAM12に格納された画像データに対して必要な各種画像処理を施すもので、画像処理後の画像データを再びSDRAM12に格納する。
また、本実施の形態の画像処理装置は、唇検出部16を含む顔検出部17を備える。顔検出部17は、撮像素子10が撮像してSDRAM12に格納された撮像データに対して、例えば目、鼻、口等に関してパターンマッチングを適用する周知技術によって、撮像データ中に人の顔画像が含まれているか否かを検出するためのものである。唇検出部16は、顔検出部17によって撮像データ中で顔が検出された場合に、周知のように、例えば顔画像の下の方に所定サイズ、形状の楕円形状部分が含まれていれば、その部分を唇領域として検出するためのものである。ここで、唇検出部17は、撮像素子10が撮像した画像データの左上隅を原点とし、横方向をX軸、縦方向をY軸とするXY座標系における唇領域の座標情報、大きさ情報を検出し、画像処理部14に出力する。
また、本実施の形態の画像処理装置は、表示制御部18や記録制御部19を備える。表示制御部18は、カメラ本体の背面側に設けられたLCD等による表示デバイス20に対して撮影しようとする画像(スルー画像)や、撮影後の再生画像の他、各種モード、撮影条件等に関する操作・選択情報を表示するように制御するためのものである。記録制御部19は、撮像されて必要な画像処理が施された画像データを、挿脱自在なメモリカード型の記録メディア21に対して記録するように制御するためのものである。
図2は、本実施の形態の画像処理装置が搭載されたカメラを示す概略背面図である。本実施の形態のカメラは、SW制御部5によって制御される各種ボタン、キー類の一例として、レリーズボタン31、ズームボタン32、静止画(スチル)・動画・再生等に関するモード選択ダイヤルキー33、十字ボタン34、MENU(メニュー)ボタン35、DISP(表示)ボタン36、DEL(消去)ボタン37、手振れ補正ボタン38等を備えている。ここで、本実施の形態の画像処理装置において、MENUボタン35は、後述するように、顔画像の唇部に対して艶処理を選択的に実行させる艶処理モードを特殊処理撮影モードとして各種シーンモード中から選択するためのモード設定部として設けられている。MENUボタン35に艶処理モード選択機能を持たせ、必要時に艶処理モードに設定することで、被写体として女性の顔画像を撮影しようとする場合に本実施の形態を効果的に機能させることができる。
また、本実施の形態のCPU1は、上述の艶処理モードの処理を実現するために、ROM2に格納された後述の艶処理プログラムによって、撮影環境光情報判定部の機能と艶処理部の機能とを実行する。ここで、撮影環境光情報判定部は、撮像素子10で撮像された画像の撮影環境光に関する情報を、画像データが有する色温度情報に基づくAWB(オートホワイトバランス)情報によって判定することで、撮影環境光を特定するためのものである。艶処理部は、艶処理条件設定部と艶処理実行部とからなる。艶処理条件設定部は、例えばROM2に格納されて撮影環境光毎の艶処理条件を規定した艶処理テーブル2aを参照することで、判定された撮影環境光情報に基づいて艶処理を施す艶処理領域および艶処理内容を設定するためのものである。艶処理実行部は、艶処理条件設定部で設定された条件に従い唇部に対して艶処理を実行するためのものである。
図3は、ROM2に格納された艶処理テーブル2aの一例を示す説明図である。本実施の形態では、撮影環境光の光源として、例えば、ストロボ(短距離)、ストロボ(中長距離)、室内蛍光灯、室内白熱灯(電球)、屋外晴天(太陽光)、屋外曇天の6種類を想定している。艶処理テーブル2aは、各撮影環境光の光源毎に、艶処理条件として、艶処理の色/光沢度および程度、並びに、艶処理領域の形状、大きさ、領域数を予め設定したものである。ここで、艶処理の色/光沢度は、基本的には、艶処理対象領域(唇部)の輝度値は残し色差を上げて白色に近づける(光沢を出す)ことにより、艶出し(テカリ)を表現するが、例えば、電球のような室内白熱灯の場合には、若干黄色い色(または、若干ピンク色)を弱く付けることにより、艶出し(テカリ)を表現するように設定されている。要は、撮影環境光が唇部に映り込んでいる様子をそのまま艶出し(テカリ)で表現するため、光源によって艶処理の色/光沢度を切り換えるものである。
その他の項目に関しては、例えば、図4(a)に示すように、ストロボ(近距離)撮影時であれば、被写体である顔41の近くで強い光を当てるので、図4(b)に示すように、唇部45に対する艶処理Xの程度が強めであって、その大きさも大きく、さらには複数(多数)の艶処理領域を用いて艶出し(テカリ)を表現するように艶処理内容が設定されている。また、図5(a)に示すように、太陽光による屋外晴天下での撮影時であれば、図5(b)に示すように、薄っすらとして自然な感じがでるように、艶処理Xの程度としては弱めであって、その大きさも中程度で、さらには、1個(少数)の艶処理領域を用いて艶出し(テカリ)を表現するように艶処理内容が設定されている。他の撮影環境光の光源の場合にも、それぞれの特性に応じた艶出し(テカリ)を表現するように艶処理内容が設定されている。
また、本実施の形態の画像処理部14は、上述の艶処理部の機能を支援するための最大輝度値算出部14aと画像合成部14bとを備える。最大輝度値算出部14aは、SDRAM12に格納された画像データに含まれるYCデータ中の輝度データYを用いることで、艶処理領域内で最大輝度点の位置(座標)を検出するためのものである。艶処理条件設定部では、最大輝度値算出部14aによって検出された艶処理領域内で輝度値が最大の位置(最大輝度点)の座標を艶処理の基準位置として設定する。また、画像合成部14bは、艶処理条件設定部で設定された艶処理内容のデータを、対象となる唇部の元画像データ上に貼り合せ合成することで、艶処理実行部の機能を支援する。
以下、図6に示す模式図を参照して、本実施の形態の画像処理装置による艶処理例の概略を説明する。図6(a)に、顔検出部17による顔41の検出済みの撮影画像例を示す。ここで、左上隅をXY座標の原点とする。まず、唇検出部16によって唇領域42および唇中心43の座標を検出する。ついで、図6(b)に示すように、撮影環境光情報判定部によって、顔41部分の撮像データ中の色温度を測定することで、顔41が撮像された撮影環境光の光源が、ストロボ、室内蛍光灯、室内白熱灯、屋外晴天(太陽光)、屋外曇天のいずれであるかを判定する。このような光源判定は、AWB(オートホワイトバランス)情報を用いた既存の技術によって容易に実現される。
ついで、図6(c)に示すように、艶処理条件設定部によって、光源情報(撮影環境光の情報)に基づき艶処理テーブル2aを参照することで、艶処理の内容を選択設定する。図6(c)では、一例として、室内蛍光灯、室内白熱灯、屋外曇天、ストロボ(短距離)それぞれの場合の艶処理A〜Dの内容(程度、大きさ、形状)が異なることを模式的に示している。また、艶処理A,C,Dは、白色系の光沢度による艶処理の例であるが、室内白熱灯の艶処理Bの場合には、若干黄色い色(または、若干ピンク色)を弱く付ける色処理による艶処理例としている。また、光源がストロボであった場合には、露光・測距データ算出部13による測距データ(AFデータ)またはストロボ制御部15によるストロボ情報によって被写体までの距離を算出することで、ストロボ(短距離)とストロボ(中長距離)とを区分けする。
また、図6(d)に示すように、艶処理条件設定部によって、光源情報(撮影環境光の情報)、距離情報に基づき、唇領域42中で艶処理を施す艶処理領域44を設定する。この艶処理領域44は、1領域であってもよいが、複数領域であってもよい。ついで、図6(e)に示すように、最大輝度値算出部14aによって艶処理領域44内で最大輝度点Pの位置座標を検出し、艶処理条件設定部は、その位置座標を艶処理の基準位置として設定する。この後、図6(e)に示すように、唇領域42のサイズ/nを基本サイズとして、最大輝度点Pの基準位置座標に対して、光源に応じて設定された艶処理Xを施す。この艶処理Xが、唇領域42からはみ出す場合には、nの値を順次大きくして艶処理Xのサイズを縮小し、唇領域42内に収まるまで繰り返す。
このようにして、最終的には、図4(b)や図5(b)に示すような艶処理Xが唇部45に対して施される。ここで、唇部45に対する艶処理(テカリ処理)Xは、例えば、実際の化粧においてより官能的に美しい唇を表現するために口紅を塗った上にさらにグロスを塗って艶出しする場合に相当するものであり、唇部45の色変更を要せず、写真画像として不自然さや違和感なく官能的に美しい唇画像を表現することができる。よって、女性の顔を美しく表現した写真画像を提供することができる。特に、撮像素子10による撮影状況として判定された撮影環境光の情報に応じて異なる艶処理内容の艶処理Xを施しているので、撮影環境光が唇に映り込むような効果的な唇の艶を演出し、一層官能的に美しい唇画像を表現することができるものとなる。
ついで、カメラの電源投入後にCPU1により実行される艶処理を含む動作制御例について、図7および図8に示すフローチャートを参照して説明する。図7は、電源投入後の各種ボタン、キー類の入力処理例を示すメインフローチャートであり、図8は、艶処理モード設定時に艶処理プログラムに従い実行される艶処理サブルーチンを示すフローチャートである。
まず、図示しない電源スイッチが投入されると、モード選択ダイヤルキー33の検出処理を行う(ステップS11)。スチル撮影モードが選択されておらず(ステップS12;No)、動画撮影モードが選択されている場合には(ステップS13;Yes)、動画撮影モードの処理を実行する(ステップS14)。また、動画撮影モードが選択されておらず(ステップS13;No)、再生処理モードが選択されている場合には(ステップS15;Yes)、再生処理モードの処理を実行し(ステップS16)、再生処理モードが選択されていない場合には(ステップS15;No)、その他モードの処理を実行する(ステップS17)。
一方、スチル撮影モードが選択されている場合には(ステップS12;Yes)、前の状態を確認した後(ステップS18)、状態設定を行い(ステップS19)、撮像素子10が順次撮像する画像に対するスルー画処理を開始する(ステップS20)。そして、キー検出処理を(ステップS21)、いずれかのキー類が検出されるまで繰り返す(ステップS22)。ここで、モード選択ダイヤルキー33が検出された場合であれば(ステップS23;No)、ステップS11に戻る。一方、モード選択ダイヤルキー33以外のキーが検出された場合であれば(ステップS23;Yes)、そのキー内容に応じた処理を実行する。まず、MENUキー35でなく(ステップS31;No)、レリーズボタン31が押された場合であれば(ステップS32;Yes)、レリーズ処理を実行する(ステップS33)。また、レリーズボタン31でなく(ステップS32;No)、ズームボタン32が操作された場合であれば(ステップS34;Yes)、ズーム処理を実行し(ステップS35)、ズームボタン32でなければ(ステップS34;No)、その他の処理を実行する(ステップS36)。
一方、MENUキー35の場合であれば(ステップS31;Yes)、その内容に応じた処理を実行する。まず、撮影メニューでなく(ステップS41;No)、画質変更メニューの場合であれば(ステップS42;Yes)、画質変更処理を実行する(ステップS43)。また、画質変更メニューでなく(ステップS42;No)、設定メニューの場合であれば(ステップS44;Yes)、設定変更処理を実行し(ステップS45)、設定メニューでなければ(ステップS44;No)、その他の処理を実行する(ステップS46)。さらに、撮影メニューの場合において(ステップS41;Yes)、艶処理モードでなく(ステップS51;No)、WB(ホワイトバランス)変更メニューであれば(ステップS52;Yes)、WB変更処理を実行する(ステップS53)。また、WB変更メニューでなく(ステップS52;No)、ISO変更メニューであれば(ステップS54;Yes)、ISO変更処理を実行し(ステップS55)、ISO変更メニューでなければ(ステップS54;No)、その他の処理実行する(ステップS56)。
そして、撮影メニューの場合において(ステップS32;Yes)、シーンモード選択として艶処理モードが選択されていれば(ステップS37;Yes)、艶処理プログラムに従い、図8に示す艶処理を実行する(ステップS100)。まず、レリーズ処理を含む撮像データの入力処理を開始する(ステップS101:撮像工程)。入力が完了したら(ステップS102;Yes)、顔検出部17を動作させて周知の顔検出処理を実行させ(ステップS103:顔検出工程)、顔が検出されたら(ステップS104;Yes)、唇検出部16を動作させて周知の唇検出処理を実行させ、顔画像中から唇領域を検出する(ステップS105:唇検出工程)。ここて、顔が検出されなかった場合(ステップS104;No)や、唇が検出されなかった場合(ステップS106;No)には、艶処理を行うべき唇部が存在しないので、エラーメッセージを表示させ(ステップS107)、撮像データの再入力(ステップS101)を待つ。
顔画像が検出されて唇領域が検出された場合には(ステップS106;Yes)、顔画像に対する色温度としてAWB用データを使用することで、撮像素子10で撮像された画像の撮影環境光に関する情報を判定する光源判定処理を実行する(ステップS108;撮影環境光判定工程)。まず、撮影環境光に関する情報として、撮影光源がストロボであるか否かを判定する(ステップS109)。光源がストロボの場合であれば(ステップS109;Yes)、露光・測距データ算出部13のAF用データ(または、ストロボ制御部15によるストロボ情報)を用いて被写体までの距離を取得し(ステップS110)、被写体までの距離が短距離であるか否かによってストロボ(短距離)であるか(ステップS111;Yes)、ストロボ(中長距離)であるか(ステップS111;No)を判定する。
一方、撮影光源がストロボでない場合には(ステップS109;No)、撮影光源が人工光(室内)であるか否かを判定する(ステップS112)。光源が人工光(室内)であれば(ステップS112;Yes)、光源が蛍光灯であるか否かよって、蛍光灯であるか(ステップS113;Yes)、電球(白熱灯)であるか(ステップS113;No)を判定する。さらに、撮影光源が人工光でない場合には(ステップS112;No)、撮影光源が晴天(屋外)であるか否かによって、晴天(屋外)であるか(ステップS114;Yes)、曇天(屋外)であるか(ステップS114;No)を判定する。
このような撮影環境光の光源の判定の後、艶処理を行う(ステップS115〜S124:艶処理工程)。まず、艶処理テーブル2aを参照して、光源に応じた艶処理条件を設定する。例えば、ストロボ(短距離)の場合であれば、ストロボ(短距離)用の艶処理内容および艶処理領域を選択設定する(ステップS115)。以下、同様に、ストロボ(中長距離)の場合であれば、ストロボ(中長距離)用の艶処理内容および艶処理領域を選択設定する(ステップS116)。また、室内蛍光灯の場合であれば、室内蛍光灯用の艶処理内容および艶処理領域を選択設定する(ステップS117)。室内白熱灯(電球)の場合であれば、室内白熱灯用の艶処理内容および艶処理領域を選択設定する(ステップS118)。そして、屋外晴天の場合であれば、屋外晴天用の艶処理内容および艶処理領域を選択設定する(ステップS119)。さらに、屋外曇天の場合であれば、屋外曇天用の艶処理内容および艶処理領域を選択設定する(ステップS119)。
撮影環境光の光源に基づき艶処理条件が設定されると、この艶処理条件に従い唇部に対する艶処理が実行される。まず、最大輝度値算出部14aを用いて、艶処理領域内の最大輝度値を検出し、その位置を艶処理の基準位置座標として設定する(ステップS121)。ついで、画像合成部14bを用いて、(唇領域サイズ/n)で基準値座標に対して設定された艶処理形状の艶処理を唇部の元画像に対して施す(ステップS122)。ここで、唇部に施した艶処理が、唇領域内に収まっているか否かを判定し(ステップS123)、唇領域内に収まっていない場合には(ステップS123;No)、nの値をm分だけ大きくして(ステップS124)、ステップS122以降の処理を繰り返す。唇部に施した艶処理が、唇領域内に収まっていれば(ステップS123;Yes)、唇部に対する艶処理が終了する。唇部に艶処理が施された画像は、必要に応じて、表示デバイス20上に表示され、あるいは、記録メディア21に記録される。
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば、種々の変形が可能である。例えば、本実施の形態では、MENUボタン35にモード設定部の機能を持たせたが、図9に示すように、モード選択ダイヤルキー33´により選択可能なモード中に「艶処理モード」を含めることで、モード選択ダイヤルキー33´をモード設定部として用い、このモード選択ダイヤルキー33´の選択操作によって艶処理モードが選択設定されるようにしてもよい。あるいは、図10に示すように、手振れ補正ボタン38に代えて艶処理専用ボタン39をモード設定部として設け、この艶処理専用ボタン39の押下により艶処理モードが選択設定されるようにしてもよい。
コンパクトデジタルカメラに搭載された本実施の形態の画像処理装置の構成例を示す概略ブロック図である。 本実施の形態の画像処理装置が搭載されたカメラを示す概略背面図である。 ROMに格納された艶処理テーブルの一例を示す説明図である。 艶処理前後の画像例を示す模式図である。 艶処理前後の別の画像例を示す模式図である。 本実施の形態の画像処理装置による艶処理例の概略を示す模式図である。 電源投入後の各種ボタン、キー類の入力処理例を示すメインフローチャートである。 艶処理モード設定時に艶処理プログラムに従い実行される艶処理サブルーチンを示すフローチャートである。 変形例のカメラを示す概略背面図である。 他の変形例のカメラを示す概略背面図である。
符号の説明
10 撮像素子
16 唇検出部
17 顔検出部
33´ モード選択ダイヤルキー
35 MENUキー
39 艶処理専用ボタン
41 顔
42 唇領域
44 艶処理領域
45 唇部
X 艶処理

Claims (7)

  1. 被写体からの光束を受光し、光電変換して撮像データを得る撮像部と、
    前記撮像データから顔の有無を検出する顔検出部と、
    該顔検出部で顔が検出された場合に唇領域を検出する唇検出部と、
    前記撮像部で撮像された画像の撮影環境光に関する情報を判定する撮影環境光情報判定部と、
    前記唇検出部による唇領域の検出結果と前記撮影環境光情報判定部により判定された撮影環境光情報とに基づき唇部に艶処理を施す艶処理部と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記艶処理部は、
    前記判定された撮影環境光情報に基づいて艶処理領域および艶処理内容を設定する艶処理条件設定部と、
    該艶処理条件設定部で設定された条件に従い唇部に艶処理を実行する艶処理実行部と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記艶処理条件設定部は、前記判定された撮影環境光情報に基づき、艶処理の色、光沢度のいずれかを変えることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記艶処理条件設定部は、前記判定された撮影環境光情報に基づき、艶処理領域の形状、大きさ、領域数のいずれかを変えることを特徴とする請求項2または3に記載の画像処理装置。
  5. 前記艶処理条件設定部は、艶処理領域内で輝度値が大の位置を艶処理の基準位置とすることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  6. 前記艶処理部による艶処理を選択的に実行させる特殊処理撮影モードが少なくとも選択可能なモード設定部を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  7. 被写体からの光束を撮像部で受光し、光電変換して撮像データを得る撮像工程と、
    前記撮像データから顔の有無を検出する顔検出工程と、
    該顔検出工程で顔が検出された場合に唇領域を検出する唇検出工程と、
    前記撮像工程で撮像された画像の撮影環境光に関する情報を判定する撮影環境光情報判定工程と、
    前記唇検出工程による唇領域の検出結果と前記撮影環境光情報判定工程により判定された撮影環境光情報とに基づき唇部に艶処理を施す艶処理工程と、
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
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