JP6120500B2 - 撮像装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は撮像装置およびその制御方法に関し、特にはハイダイナミックレンジ画像を生成するための撮影(ハイダイナミックレンジ撮影)が可能な撮像装置およびその制御方法に関する。
異なる露光量(適正露出、アンダー露出、オーバー露出)で撮影した複数枚の画像を合成し、画像のダイナミックレンジを拡大するハイダイナミックレンジ(HDR)合成が知られている。各画像における適正露出部分を合成することで、白とびや黒つぶれを抑制し、暗部から明部まで良好な階調性を有する画像を得ることができる。
HDR合成によって実現できるダイナミックレンジは、複数枚の画像の露出条件に依存する。例えば、晴れた日の青空と建物の影などを含む広いダイナミックレンジを持つシーンに対しては、アンダー露出の露光量とオーバー露出の露光量との差を大きくして撮影しないと、シーンのダイナミックレンジを十分に再現した画像を得ることができない。一方、屋外でも曇天のようなシーンでは、アンダー露出の露光量とオーバー露出の露光量との差はそれほど大きくしなくてもよい。むしろ、露光量を大きくしすぎると、例えば適正露出で少しだけ白とびした領域を、必要以上に白とびしていない(かなり暗い)アンダー露出の画像信号で補うため、S/N悪化などの画質劣化を招く場合がある。
このように、シーンのダイナミックレンジに応じて、アンダー露出の露光量とオーバー露出の露光量との差を決定することが望ましい。従来、HDR合成用の撮影におけるこの露光量の差は、ユーザーが手動で、±1EV、±2EV、±3EVから選択する方法や、カメラが自動で判断して設定する方法がある。後者の方法としては、広い測光範囲を持つAEセンサで取得したシーンのダイナミックレンジ情報をもとに判断する方法が一般的である。
しかしながら、いわゆるコンパクトカメラや携帯機器に内蔵されたカメラのような軽量・小型なカメラシステム等では、必ずしもAEセンサが搭載されているとは限らないため、別の方法でシーンのダイナミックレンジ情報を取得する必要がある。
特許文献1では、適正露出で撮影した画像の白とび量に基づいて、白とび量を低減させるようにダイナミックレンジ拡大量を決定することが記載されている。
また、特許文献2では、適正露出で撮影した画像の輝度ヒストグラムから、暗部の黒つぶれ具合と明部の白とび具合を解析する。そして、黒つぶれと白とびが許容レベルになるまで露出条件を変えながら撮影動作を繰り返し、シーンのダイナミックレンジに対応した露出条件を決定する方法が開示されている。
特開2010−183461号公報 特許第4554094号公報
特許文献1の方法は、画像の白とび量は推定値であるため、実測する方法と比較すると精度が低下する。また特許文献2の方法は、実際に撮影した画像に基づいて露出条件を決定するため、精度はよいが、露出条件の決定に複数回の撮影と画像解析が必要なため、本撮影までのレリーズタイムラグが長くなってしまうという問題があった。
本発明はこのような従来技術の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ハイダイナミックレンジ合成に用いる複数の画像の露出条件を、撮影画像に基づいて短時間で精度良く決定することが可能な撮像装置およびその制御方法を提供することにある。
上述の目的は、ハイダイナミックレンジ画像を生成するための複数の画像の撮影を行うハイダイナミックレンジ撮影が可能な撮像装置であって、撮像手段と、前記撮像手段で得られる画像の被写体輝度に応じた適正露出をオーバー露出側に補正してハイダイナミックレンジ撮影用の適正露出を算出する適正露出算出手段と、前記ハイダイナミックレンジ撮影用の適正露出でハイダイナミックレンジ撮影の開始指示前に撮影した画像から得られる輝度情報と、前記ハイダイナミックレンジ撮影用の適正露出に対するアンダー露出でハイダイナミックレンジ撮影の開始指示後に撮影した画像から得られる輝度情報とから、シーンのダイナミックレンジを算出するダイナミックレンジ算出手段と、前記ダイナミックレンジ算出手段により算出される前記シーンのダイナミックレンジに基づいて、ハイダイナミックレンジ画像を生成するための複数の画像の撮影露出幅を決定する決定手段と、を有することを特徴とする撮像装置によって達成される。
このような構成により、本発明によれば、ハイダイナミックレンジ合成に用いる複数の画像の露出条件を、撮影画像に基づいて短時間で精度良く決定することができる。
本発明の実施形態に係る撮像装置の一例としてのデジタル一眼レフカメラの断面図 測光時の領域分割の例を示す図 図1のカメラ本体1とその交換レンズ2の電気回路の構成例を示すブロック図 本発明の第1の実施形態に係るカメラの動作を説明するためのフローチャート 図4のS35で行う適正露出算出処理を説明するためのフローチャート 測光領域の重み付け係数の例を示す図 (a)は本発明の実施形態における通常撮影用の適正露出とHDR撮影用の適正露出の例を示す図、(b)は本発明の実施形態におけるシーンのダイナミックレンジの算出原理を模式的に示した図 従来技術と本発明の実施形態とのレリーズタイムラグの差を示した図 HDR撮影用の撮影露出幅の決定方法を説明するための図 図4のS43で行う本撮影処理を説明するためのフローチャート 図4のS44で行う現像およびHDR合成処理を説明するためのフローチャート 本発明の第2の実施形態に係るカメラの動作を説明するためのフローチャート 図12のS51で行うシーン解析処理を説明するためのフローチャート 本発明の第2の実施形態において、輝度ヒストグラムから優先する輝度域を判定する方法の例を説明するための図 本発明の第2の実施形態において、優先する輝度域に応じてHDR撮影用の適正露出を補正する処理を模式的に示した図
(第1の実施形態)
以下、添付図面を参照して、本発明の例示的な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の実施形態においては、本発明に係る撮像装置の一例としてのデジタルカメラについて説明する。なお、本発明はデジタルカメラのような撮影を主目的とした機器にかぎらず、携帯電話、パーソナルコンピュータ(ラップトップ型、デスクトップ型、タブレット型など)、ゲーム機など、撮像装置を内蔵もしくは外部接続する任意の機器に適用可能である。従って、本明細書における「撮像装置」は、撮像機能を備えた任意の電子機器を包含することが意図されている。
図1は本発明の実施形態に係るカメラの、主として光学部材やセンサ等の配置を示す断面図である。本実施形態におけるカメラはレンズ交換可能ないわゆるデジタル一眼レフカメラであり、カメラ本体1と交換レンズ2を有している。
カメラ本体1において撮像素子10は例えばCMOSイメージセンサやCCDイメージセンサであり、複数の画素(蓄積型光電変換素子)が配列されている。撮像素子10の前方近傍に設けられたメカニカルシャッター11は、撮像素子10の露光タイミングおよび露光時間を制御する。半透過性の主ミラー3と、主ミラー3の背面に配置された第1の反射ミラー7は、撮影時には上部に跳ね上がる。第2の反射ミラー8は、第1の反射ミラー7が反射した光束をさらに反射し、焦点検出用センサ9に入射させる。焦点検出用センサ9は例えば画素数が撮像素子10よりも少ない撮像素子であってよい。第1の反射ミラー7、第2の反射ミラー8および焦点検出用センサ9は、撮影画面内の任意の位置での位相差検出方式での焦点検出を行うための構成である。
測光用センサ(AEセンサ)6、ペンタプリズム4および第3の反射ミラー5で反射された撮影画面の像を受光する。AEセンサ6も焦点検出用センサ9と同様、画素数が撮像素子10よりも少ない撮像素子であってよい。AEセンサ6は、図2(a)に例示するように受光部を複数の領域に分割し、領域ごとに被写体の輝度情報を出力できる。なお、図2(a)の例では横9×縦7の63領域に分割された場合を示しているが、分割数に制限は無い。なお、撮像素子においては、受光部に配置される画素以外に、画素信号の増幅回路や信号処理用の周辺回路などが形成されている。
ペンタプリズム4によってファインダー光学系が構成される。図1には示していないが、ペンタプリズム4で反射された被写体像はアイピースから観察可能である。AEセンサ6には主ミラー3によって反射されてピント板12によって拡散された光線のうち光軸外の一部が入射する。交換レンズ2はカメラ本体1に設けられたレンズマウントの接点を通じ、必要に応じてカメラ本体1と情報通信を行う。
図3は、図1に示したカメラ本体1とその交換レンズ2の電気回路の構成例を示すブロック図である。カメラ本体1において制御部21は例えば内部にALU(Arithmetic and Logic Unit)、ROM、RAMやA/Dコンバータ、タイマー、シリアル通信ポート(SPI)等を内蔵したワンチップマイクロコンピュータである。制御部21は、例えばROMに記憶されたプログラムを実行することにより、カメラ本体1および交換レンズ2の動作を制御する。制御部21の具体的な動作については後述する。
焦点検出用センサ9及びAEセンサ6の出力信号は、制御部21のA/Dコンバータ入力端子に接続される。信号処理回路25は制御部21の指示に従って撮像素子10を制御し、撮像素子10が出力する信号にA/D変換および信号処理を適用し、画像信号を得る。また信号処理回路25は、得られた画像信号を記録するにあたって、圧縮・合成等の必要な画像処理を行う。メモリ28はDRAM等であり、信号処理回路25が種々の信号処理を行う際のワーク用メモリとして使われたり、後述する表示器27に画像を表示する際のVRAMとして使われたりする。表示器27は液晶ディスプレイパネル等で構成され、カメラの設定値やメッセージ、メニュー画面等の情報や撮像画像を表示する。表示器27は制御部21からの指示により制御される。記憶部26は例えばフラッシュメモリ等の不揮発性メモリであり、撮像された画像信号が信号処理回路25から入力される。
モーター22は、制御部21の制御に従い、主ミラー3及び第1の反射ミラー7のアップ・ダウンやメカニカルシャッター11のチャージを行う。操作部23はユーザーがカメラを操作するために用いるスイッチなどの入力デバイス群である。操作部23には撮影準備開始指示や撮影開始指示を入力するためのレリーズスイッチや、撮影モードを選択するための撮影モード選択スイッチ、方向キー、決定キー等が含まれる。接点部29は交換レンズ2と通信を行うための接点であり、制御部21のシリアル通信ポートの入出力信号が接続される。シャッター駆動部24は制御部21の出力端子に接続されてメカニカルシャッター11を駆動する。
交換レンズ2には、接点部29と対をなす接点部50が設けられている。接点部50には、制御部21と同様のワンチップマイクロコンピュータであるレンズ制御部51が接続され、制御部21との通信が可能である。レンズ制御部51は例えばROMに記憶されたプログラムを実行し、制御部21からの指示に基づいて交換レンズ2の動作を制御する。また、交換レンズ2の状態などの情報を、制御部21に通知する。フォーカスレンズ駆動部52はレンズ制御部51の出力端子に接続され、フォーカスレンズを駆動する。ズーム駆動部53は、レンズ制御部51の制御に従い、交換レンズの画角を変更する。絞り駆動部54は、レンズ制御部51の制御に従い、絞りの開口量を調整する。
交換レンズ2がカメラ本体1に装着されると接点部29,50を介してレンズ制御部51とカメラ本体の制御部21とがデータ通信可能となる。また、接点部29,50を通じて交換レンズ2内のモータやアクチュエータを駆動するための電力も供給される。カメラ本体の制御部21が焦点検出や露出演算を行うために必要なレンズ固有の光学的な情報や、距離エンコーダに基づいた被写体距離に関する情報等がレンズからカメラ本体の制御部21へとデータ通信によって出力される。また、カメラ本体の制御部21が焦点検出や露出演算を行った結果求められた焦点調節情報や絞り情報はカメラ本体の制御部21からレンズへとデータ通信によって出力されて、レンズは焦点調節情報に従って絞りを制御する。
なお、本実施形態では、AEセンサ6を用いず、撮像素子10を用いて露出演算を行う。従って、図1および図3におけるAEセンサ6は必須ではない。撮像素子10(の出力信号)を用いて露出演算を行う場合、撮像素子10の出力する信号に対して信号処理回路25で所定の信号処理を適用して得られる画像信号を測光結果として制御部21へ入力し、制御部21で露出演算を行う。
図4は、本実施形態におけるカメラ本体1の制御部21の具体的な動作を説明するためのフローチャートである。たとえば操作部23に含まれる電源スイッチがオンされるなどにより、制御部21が動作可能になると、図4の処理を実行する。
まず制御部21は交換レンズ2のレンズ制御部51と通信を行ない、焦点検出や測光に必要な各種レンズの情報を得る(S31)。
次に制御部21は、優先すべき輝度域を、例えば撮影モードに応じて判定する(S32)。具体的には、例えば撮影モードが「逆光シーンモード」であれば、暗部の黒つぶれを抑制するために低輝度域を、撮影モードが「スポットライトシーンモード」であれば明部の白とびを抑制するために高輝度域を、それぞれ優先する輝度域として判定する。あるいは、暗部の黒つぶれを抑制すべきか、明部の白とびを抑制すべきかの判定と言い換えることもできる。なお、設定されている撮影モードと優先すべき輝度域とを予め関連付けておくことで、優先すべき輝度域の判定を容易に行うことができるが、他の方法を用いて判定することもできる。例えば、第2の実施形態で説明するように、撮像画像にシーン判定技術を用いることで、逆光シーンやスポットライトシーンに相当するシーンを検出してもよい。また、逆光シーン、スポットライトシーンに限らず、黒つぶれや白とびの生じやすいシーンを検出することができる。
S33で制御部21は、一般にライブビュー画像(またはスルー画像)と呼ばれる、表示器27を電子ビューファインダとして機能させるために行う動画撮影を開始する。この撮影は、主ミラー3および第1の反射ミラー7をはね上げ、メカニカルシャッター11を解放し、撮像素子10が露光される状態として、いわゆる電子シャッタによる撮影を連続的に実行することで実施することができる。なお、この状態では、ミラーアップしているためAEセンサ6で測光することはできない。
S33でのライブビュー画像の撮影開始後、制御部21は定期的にS34で、撮像素子10による測光用の信号取得を実行する。実際には、ライブビュー画像の1フレームを測光用の画像信号として取得すればよい。制御部21は、取得した画像信号を撮像素子10から読み出し、A/D変換を行ってRAMに格納する。
次に、適正露出算出手段としての制御部21は、適正露出を算出する(S35)。この適正露出の算出動作の具体例を、図5のフローチャートに従って説明する。制御部21は、撮像素子10で測光用の信号取得に用いた画素領域を、図2(a)に示したように9×7個にブロック分割し、各ブロックに含まれる画素で得られた信号に基づき、ブロック毎の輝度情報を取得する(S411)。ブロックの輝度情報は、例えばブロック内の全画素の輝度を平均することにより求めることができる。なお、輝度の演算はAPEX(Additive System of Photographic Exposure )のBv値に換算して行うことができる。
ここで、各ブロック11〜79の輝度情報をED11〜ED79で表すと、制御部21はED11〜ED79に基づいて行方向(Y1〜Y7)及び列方向(X1〜X9)の射影データを算出する。一般的にはm行×n列といった2次元配列のデータから行方向や列方向に加算或いは算術平均した1次元配列のデータに変換する手法のことを2次元から1次元への投影又は射影という。また、列方向や行方向に加算(あるいは平均)した結果得られた1次元配列のデータのことを射影像或いは射影データと呼ぶ。本実施形態においては、輝度情報ED11〜ED79より射影データY1〜Y7及びX1〜X9を算術平均として以下のように算出する(S412)。
X1=Σ(EDx1)÷7 但し、x=1〜7
X2=Σ(EDx2)÷7 但し、x=1〜7
X3=Σ(EDx3)÷7 但し、x=1〜7
X4=Σ(EDx4)÷7 但し、x=1〜7
X5=Σ(EDx5)÷7 但し、x=1〜7
X6=Σ(EDx6)÷7 但し、x=1〜7
X7=Σ(EDx7)÷7 但し、x=1〜7
X8=Σ(EDx8)÷7 但し、x=1〜7
X9=Σ(EDx9)÷7 但し、x=1〜7
Y1=Σ(ED1y)÷9 但し、y=1〜9
Y2=Σ(ED2y)÷9 但し、y=1〜9
Y3=Σ(ED3y)÷9 但し、y=1〜9
Y4=Σ(ED4y)÷9 但し、y=1〜9
Y5=Σ(ED5y)÷9 但し、y=1〜9
Y6=Σ(ED6y)÷9 但し、y=1〜9
Y7=Σ(ED7y)÷9 但し、y=1〜9
次に制御部21は、S32において低輝度域を優先すると判定されていればS413に、高輝度域を優先すると判定されていればS423に、それぞれ処理を移行させる。
S413で制御部21は、射影データY1〜Y7及びX1〜X9の最大値Emaxを検出する。
次にS414で制御部21は、各ブロックの輝度情報ED11〜ED79に所定の重み付け演算を適用し、被写体輝度値Eaを算出する。図6に、各ブロックに対応した所定の重み付け値wxyの例を示す。ここで、x=1〜7、y=1〜9である。
Ea=Σ{wxy×EDxy}÷Σwxy
尚、図6に示した各エリア毎の所定の重み付け値wxyは画面中央部が高く、周辺部が低い中央重点測光用の重みの一例であり、他の重みを用いてもよい。
S415で制御部21は、S412で算出された射影データY1〜Y7及びX1〜X9の最小値Eminを検出する。そして、S416で制御部21は、射影データの最小値Eminと被写体輝度値Eaとから、例えば以下の式によって低輝度域優先時の露出補正値αを算出する。
α=(Emin−Ea)×0.5
この露出補正値αは「逆光シーンモード」のような低輝度域が優先されるシーンでは、画面内の低輝度部分に主被写体が存在する可能性が高いという経験則に従い露出補正を行うためのものである。係数0.5というのはあくまで例であって、逆光時の低輝度被写体をどの程度明るく写るようにするかで最適値を決めれば良い。
S417で制御部21は、低輝度域優先時に適した最終的な被写体輝度値Eeを下記の式に従って算出する。
Ee=Ea+α
ここでαは負の値となる。
例として、Ea=7.625[Bv]、Emin=5.25[Bv]だとすると、
Ee=Ea+α
=7.625 + (5.25 - 7.625)*0.5
=6.4375
となる。つまり、被写体輝度は7.625→6.4375(Ea→Ee)となり、適正露出となるBv値が下がることで通常よりも明るく撮影される(適正露出がオーバー露出側に補正される)ことになる。
S418で制御部21は、算出された被写体輝度値Eeに基づいて、ハイダイナミックレンジ撮影用の適正露出となるシャッター速度、絞り値、撮影感度を決定する。
一方、S32で高輝度域を優先すると判定されている場合、S423で制御部21は、射影データの最小値Eminを検出する。そして、S424で制御部21は、S414と同様にして被写体輝度値Eaを算出する。S425で制御部21は、射影データの最大値Emaxを検出し、S426で以下の式に従って露出補正値αを算出する。
α=(Emax−Ea)×0.5
この露出補正値αは、「スポットライトモード」のような高輝度域が優先されるシーンでは、画面内の高輝度部分に主被写体が存在する可能性が高いという経験則に従い露出補正を行うためのものである。係数0.5というのはあくまで例であって、高輝度被写体をどの程度暗く写るようにするかで最適値を決めれば良い。
S427で制御部21は、最終被写体輝度値Eeを以下の式で算出する。
Ee=Ea+α
ここでαは正の値となる。
例として、Ea=7.625[Bv]、Emax=9[Bv]だとすると、
Ee=Ea+α
=7.625 + (9 - 7.625)*0.5
=8.3125
となる。これにより、被写体輝度は7.625→8.3125(Ea→Ee)となり、適正露出となるBv値が上がることで通常よりも暗く撮影される(適正露出がアンダー露出側に補正される)ことになる。
図4に戻って、S36で制御部21は、撮像素子10で焦点検出用の信号蓄積を行う。なお、焦点検出用センサ9を用いた焦点検出を行わないのは、ライブビュー表示を行うために、ミラーアップして連続的な撮影を行っているためである。従って、撮像素子10で得られる画像信号から、コントラスト検出方式の焦点検出を行う。蓄積が終了すると蓄積された信号を読み出しながらA/D変換を行い、焦点検出用の画像信号としてRAMに格納する。
S37で制御部21は、S31で得ているレンズ情報と焦点検出用の画像信号とから、撮影画面各部の焦点状態を演算し、合焦させる焦点検出領域を決定する。なお、焦点検出領域の位置の決定は他の方法によってもよく、例えば予め操作部23を通じてユーザから指定されている焦点検出領域に決定してもよいし、顔検出などの画像認識技術を用いて人物の顔に焦点検出領域を設定してもよい。制御部21は、決定した焦点検出領域における焦点状態とレンズ情報とに従って、焦点検出領域に合焦させるためのレンズ移動量を算出し、レンズ制御部51を通じてフォーカスレンズ駆動部52を制御し、フォーカスレンズを合焦位置に移動させる。これにより、交換レンズ2は焦点検出領域内の被写体に対して合焦状態となる。フォーカスレンズを駆動すると距離エンコーダの情報が変化するので、制御部21は交換レンズ2内の各種レンズ情報の更新も行う。
S38で制御部21は、後述するハイダイナミックレンジ撮影における複数回の撮影に用いる露出条件を演算するため、通常の適正露出よりも低輝度を優先した、HDR撮影用の適正露出の状態で測光を行っておく。この測光はS34と同様の方法で行う。
以上の制御により、カメラは被写体に対して適正露出で撮影できる準備が整っている状態にある。シャッターボタンが押下され、撮影開始が指示されると、制御部21は本撮影を開始する(S39)。ハイダイナミックレンジ撮影では、適正露出に続きアンダー露出とオーバー露出の撮影をする。ユーザーの意図で露出補正がなされている時は、必ずしも中間露出が適正露出であるとは限らないが、ここでは便宜上、中間露出を適正露出とする。また、撮影順番は適正露出、アンダー露出、オーバー露出の順である必要は無く、任意に設定可能である。
アンダー露出撮影用とオーバー露出撮影用の露出値を厳密に決定するには、適正露出に対してアンダー露出およびオーバー露出で測光を行い、シーンのダイナミックレンジを測定する必要がある。しかし、アンダー露出での測光とオーバー露出での測光を行うと、撮影開始指示が入力されてから実際に撮影が開始されるまでのレリーズタイムラグが非常に長くなってしまう。
そこで本実施形態では、撮影指示後に行う測光処理を、優先すべき輝度域に応じてアンダー露出もしくはオーバー露出の一方でのみ行う(S40)ことにより、レリーズタイムラグを短縮する。以下、本実施形態の原理について説明する。
図7(a)にダイナミックレンジの広い(輝度分布範囲が広い)シーンの輝度ヒストグラムの例を示す。輝度の単位はEVである。通常測光により演算される適正露出値で撮影した場合、撮像素子のダイナミックレンジ外の低輝度域aは黒つぶれして階調性が失われる。しかし、図5で説明した、低輝度域優先時の露出演算処理に基づく適正露出で測光した場合には低輝度域の階調が失われずにすむ。
ダイナミックレンジ算出手段としての制御部21は、ハイダイナミックレンジ撮影用の適正露出における測光結果(HDRBv)と、アンダー露出における測光結果からシーンのダイナミックレンジを算出する(S41)。例えば図7(a)に示したシーンでは、図7(b)に示すように、ハイダイナミックレンジ撮影用の適正露出での測光結果HDRBvと、アンダー露出での測光で得られた最大輝度値MaxBvとから、以下の式でシーンのダイナミックレンジDsを算出する。
Ds=MaxBv−HDRBv
このように本実施形態では、図8(a)に示すような、例えば適正露出での測光に加え、シャッターボタンの押下後にアンダー露出とオーバー露出での測光を行わない。本実施形態では図8(b)に示すように、HDR撮影用の適正露出での測光に加え、アンダー露出もしくはオーバー露出での測光の計2回の測光を行う。そのため、シャッターボタンの押下から実際に撮影が開始されるまでのレリーズタイムラグを短縮することができる。このように、本実施形態では、シーンのダイナミックレンジを測定する際、低輝度域と高輝度域のうち、階調性を優先しない領域についての階調性が低下する可能性を受け入れることで、測光回数を削減し、レリーズタイムラグを短縮する。
S42で制御部21は、シーンのダイナミックレンジDsに基づいて、シーンに最適なHDR撮影時の露出幅を決定する。ここでは、適正露出を±0EVとした場合、+方向および−方向の両方で等しい露出幅の撮影を行うものとする。そして、撮影露出幅の選択肢として、±1EV、±2EV、±3EVから自動で選択するものとする。また、撮像素子のダイナミックレンジを6EV(すなわち、適正露出に対して高輝度側および低輝度側のそれぞれのダイナミックレンジが3EV)とする。
この場合、HDR撮影用の適正露出HDRBvに対し、アンダー露出で撮影できる(白とびしない)最大の輝度値までのダイナミックレンジDhは図9に示すように、
Dh=4EV(アンダー露出が適正露出に対して−1EVのとき)
Dh=5EV(アンダー露出が適正露出に対して−2EVのとき)
Dh=6EV(アンダー露出が適正露出に対して−3EVのとき)
となる。
そして、制御部21は、シーンのHDR撮影に最適な露出幅を、DhがDsを以上となるように、具体的には、Dh≧Dsとなる最小のDhに対応する露出幅を決定する。すなわち、
3EV<Ds≦4EV → ±1EV
4EV<Ds≦5EV → ±2EV
5EV<Ds≦6EV → ±3EV
6EV<Ds → ±3EV
のように決定する。図9のシーン1のようなケースでは、Dsが6EVよりも大きいため±3EVで撮影することが望ましい。シーン2のようなケースでは、5EV<Ds≦6EVであるため±3EVで撮影することが望ましい。シーン3のようなケースでは、3EV<Ds≦4EVであるため±1EVで撮影することが望ましい。
なお、Ds≦3EVとなるようなケースでは、シーンのダイナミックレンジが狭いためハイダイナミックレンジ撮影する必要がない。
一方、高輝度域を優先する場合も基本的には低輝度域を優先する場合と同様に撮影露出幅を決定すればよい。高輝度域を優先する場合には、HDR撮影用の適正露出による測光でシーンの高輝度域がカバーされるので、S40では低輝度域を測光するため、オーバー露出での測光を行う。そして、S41で制御部21は、HDR撮影用の適正露出での測光結果HDRBvとオーバー露出での測光で得られた最小輝度値MinBvとから、シーンのダイナミックレンジDsを以下の式に従って算出する。
Ds=MinBv−HDRBv
シーンのダイナミックレンジDsから露出幅を決定する方法は、低輝度域優先時と同一でよい。
S40〜S42までの処理を、撮影開始指示(シャッターボタン押下)に応答して行うことで、ハイダイナミックレンジ撮影で行う複数回の撮影の撮影露出を決定する。S40〜S42の処理に要する時間が、レリーズタイムラグとなる。
S43で制御部21は、S35で決定した撮影露出と、S42で決定した露出幅に基づき本撮影(適正露出、アンダー露出、オーバー露出での撮影)を行う。
S43における本撮影処理の詳細を、図10のフローチャートを用いて説明する。まず、制御部21は、S35で決定した、適正露出に対応するシャッター速度、絞り値、撮影感度で撮影を行う(S511)。そして、制御部21は、撮像素子10に蓄積された信号を読み出しながらA/D変換し、適正露出の画像信号としてRAMに格納する(S512)。また、制御部21は、次のアンダー露出での撮影においてS42で決定した露出幅を実現するため、シャッター速度の設定を露出幅に応じて高速にする。
S513で制御部21は、アンダー露出での撮影を行う。ここで制御部21は、絞り値、撮影感度はS35で決定した値とし、シャッター速度をS42で決定した露出幅に応じて高速にして撮影する。
そして、制御部21は、撮像素子10に蓄積された信号を読み出しながらA/D変換し、アンダー露出の画像信号としてRAMに格納する(S514)。また、制御部21は、次のオーバー露出での撮影においてS42で決定した露出幅を実現するため、S35で決定したシャッター速度の設定を、露出幅に応じて低速にする。
S515で制御部21は、オーバー露出での撮影を行う。ここで制御部21は、絞り値、撮影感度はS35で決定した値とし、シャッター速度をS42で決定した露出幅に応じて低速にして撮影する。
そして、制御部21は、撮像素子10に蓄積された信号を読み出しながらA/D変換し、オーバー露出の画像信号としてRAMに格納する(S516)。なお、制御部21はシャッター速度の設定を、S35で設定した値に戻してもよい。
なお、本実施形態では、露出幅を実現するため、適正露出の条件からシャッター速度を変更する場合を例示したが、撮影感度を変えて実現しても構わない。ただし、撮影後の合成処理では、各画像の露出をデジタルゲインで揃える処理を行うため、高速撮影したアンダー画像はゲインの適用によりノイズが増幅されるため、アンダー露出での撮影では撮影感度を低下させ、ゲイン適用前の画像のノイズを低減してもよい。なお、絞りを変化させることも可能であるが、被写界深度が変化しない範囲で変更可能な場合にのみ絞りを変更するようにする。
図4に戻り、S44で制御部21は、信号処理回路25を用いて、本撮影された露出が適正、アンダー、オーバーの3枚の画像を現像し、ハイダイナミックレンジ合成を行う(S44)。ハイダイナミックレンジ合成の方法としては、適正、アンダー、オーバーの画像を現像後の露出が合うように各々異なるガンマでガンマ変換を行い現像した後でアンダーの高輝度部、適正の中間調部、オーバーの低輝度部を用いて合成する方法が考えられる。他にも、Bayerの段階で合成しダイナミックレンジの広い画像を生成した後で、トーンマッピングを行い所望の出力のダイナミックレンジに圧縮してから現像する方法も考えられるがいずれの方法を用いても構わない。S44の処理の詳細を、図11に示すフローチャートを用いて簡単に説明する。
交換レンズ2が結像する被写体像は、撮像素子10で電気信号に変換される。本実施形態において撮像素子10は、一般的な原色カラーフィルタを備える単板カラー撮像素子であるものとする。原色カラーフィルタは、各々650nm、550nm、450nm近傍に透過主波長帯を持つ3種類の色フィルタからなり、各色フィルタを透過した光束から、R(赤)、G(緑)、B(青)の各バンドに対応する色プレーン画像が得られる。単板カラー撮像素子では、3色の色フィルタが特定の並びで配列され、各画素では単一の色プレーンの輝度しか得ることができない。このため撮像素子からは色モザイク画像が出力される。
S521で信号処理回路25はホワイトバランス処理を行う。具体的には、画像中の白色領域のR,G,Bが同値となるようなホワイトバランスゲインを算出し、画像に適用する。S522で信号処理回路25は、色モザイク画像を補間して、全ての画素がR,G,Bの色情報を有するカラー画像を生成する。さらに信号処理回路25は、生成したカラー画像に対し、マトリクス変換(S523)およびガンマ変換(S524)処理をそれぞれ適用する。その後、信号処理回路25は画像の見栄えを改善するための処理(色調整処理)をカラー画像に対して適用する。色調整処理の例は、彩度強調、色相補正、エッジ強調といった画像補正である。
異なる露出で撮影した画像を合成して1枚のハイダイナミックレンジ画像(HDR画像)を生成する際には、各画像の適正露出付近の信号を使用して画質のよいHDR画像を得るため、画像にゲインを適用し、輝度レベルを画像間で揃えておく必要がある。ゲインは白とびや黒つぶれをしないように設定する必要がある。
なお、S524で行うガンマ変換で用いるガンマカーブ(入出力特性)は、露光量比から算出されるゲインを適用した際に、入出力特性が同じになるように設計する。適正露出画像に適用するゲインを1倍とした場合、露出幅が±3EVの場合にはアンダー露出の画像に対して8倍のゲイン、オーバー露出の画像に対して1/8のゲインが適用される。このようなゲインが適用された後のガンマカーブができるだけ等しくなるように設計する。こうすることで、後に、輝度域に応じて合成元の画像を切り換えた際に、境界を滑らかにすることができる。
制御部21は、以上の現像処理が適用された各画像を合成するために、画像間の位置合わせを行う(S526)。位置合わせの方法に制限はないが、例えば、以下の方法を用いることができる。位置の基準とする画像(例えば最初に撮影した画像)の画素値(輝度)と、他の画像の画素値(輝度)の差の絶対値の総和(SAD:Sum of Absolute Difference)が最も小さくなるような移動量と移動方向を求める。そして、この移動量と移動方向に応じたアフィン変換を他の画像に適用する。制御部21は、位置の基準とする画像がアンダー露出画像の場合、位置合わせ済みの適正露出画像およびオーバー露出画像を用いて輝度別合成処理を行い、HDR画像を生成する(S527)。本発明において、異なる露出で撮影された画像を合成して1枚のHDR画像を生成する方法に特に制限は無く、公知の任意の方法を採用することが可能であるため、その詳細についての説明は省略する。制御部21は、生成したHDR画像を必要に応じて信号処理回路25でJPEG方式等によって圧縮(S528)し、記憶部26に記録する(S529)。
以上説明したように、本実施形態では、ハイダイナミックレンジ(HDR)撮影時に、高輝度域と低輝度域のどちらの階調性を優先すべきかを決定する。そして、高輝度域を優先すべきであれば、通常の適正露出よりもアンダー露出側に、低輝度域を優先すべきであれば、通常の適正露出よりもオーバー露出側に補正したHDR撮影用の適正露出を算出する。さらに、本撮影時の露出幅を決定するための測光(シーンのダイナミックレンジ測定するための測光)を、HDR撮影用の適正露出に加え、高輝度域を優先すべきであればオーバー露出で、低輝度域を優先すべきであればアンダー露出で行う。そのため、測光回数を従来よりも1回減らすことができ、レリーズタイムラグを短縮することが可能となる。さらに、実際の測光結果を用いて露出幅を決定するため、優先すべき輝度域における階調性を確保するための露出幅を精度良く決定することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では優先すべき輝度域を、設定されている撮影モードに応じて決定していた。また、優先すべき輝度域は、低輝度か高輝度かの二者択一だった。これに対して、以下で説明する第2の実施形態では、シーン解析を行い、逆光状態とスポットライト状態を判定すること、優先すべき輝度域を、低輝度、低中輝度、高中輝度、高輝度の4つとすることが第1の実施形態と異なる。
図12は、本実施形態に係る画像処理装置の一例としてのレンズ交換式デジタルカメラの動作を説明するためのフローチャートである。なお、本実施形態に係るカメラは、第1の実施形態で説明したカメラと同一構成を有するものとする。また、図12において、第1の実施形態で説明したものと同一の処理については、第1の実施形態で説明したフローチャートと同じ参照符号を付し、重複する説明は省略する。
S31,S33,S34の処理は第1の実施形態で説明したとおりである。S50で制御部21は、優先する輝度域を設けない通常の適正露出演算を行う。適正露出演算を行うために、被写体輝度値Eeを第1の実施形態で先述した以下の式で求める。
Ee=Σ{wxy×EDxy}÷Σwxy
そして、制御部21は、被写体輝度値Eeに基づいてHDR撮影用の適正露出に対応するシャッター速度、絞り値、撮影感度を決定し露出を制御する。S36,S37の処理は第1の実施形態で説明したとおりである。
次にS51で制御部21は、S34で読み出した測光用の画像信号について、シーン解析を適用する。このシーン解析処理について、図13のフローチャートを用いて説明する。ここでは、シーン解析処理によって、逆光シーンやスポットライトシーンのような、画面の中央部と周辺部との輝度の差が大きなシーンを判別するものとする。
このようなシーンを判別するため、制御部21は、S34で読出した測光用の画像信号に対し、図2(b)のように画角(撮影視野)の中心領域(図中、グレーのブロックから構成される領域)と周辺領域(図中の白いブロックで構成される領域)に二分割する。そして制御部21は、中心領域と周辺領域とでそれぞれ輝度ヒストグラムを算出する(S541,S542)。
図14に中心領域と周辺領域の輝度ヒストグラムの例を示す。実線が中央領域、点線が周辺領域の輝度ヒストグラムである。制御部21はさらに、算出した輝度ヒストグラムから中心領域の重心輝度AveY_Center、周辺領域の重心輝度AveY_Aroundをそれぞれ算出する(S543、S544)。そして、制御部21は、上述した低輝度、低中輝度、高中輝度、高輝度の領域の閾値(Th1〜4)と、中心領域の重心輝度AveY_Center、周辺領域の重心輝度AveY_Aroundとの大小関係によって優先すべき輝度域を決定する。
なお、輝度範囲において優先すべき輝度域を規定するための閾値Th1〜Th4は、予め、例えば統計的に定めておくことができる。図14に、閾値Th1〜Th4、中心領域の重心輝度AveY_Center、および周辺領域の重心輝度AveY_Aroundの例と、これらの大小関係の例を示す。
本実施形態において、制御部21は以下のように優先すべき輝度域を決定する。
AveY_Center<Th1 かつ Th4<AveY_Around → 低輝度域優先
Th1<AveY_Center<Th2 かつ Th3<AveY_Around<Th4 → 低中輝度域優先
Th1<AveY_Around<Th2 かつ Th3<AveY_Center<Th4 → 高中輝度域優先
AveY_Around<Th1 かつ Th4<AveY_Center → 高輝度域優先
このように、逆光シーンやスポットライトシーンのような、画面の中央部と周辺部との輝度の差が大きなシーンを判別するためのシーン解析は、シーンのコントラスト状態の解析である。逆光シーンやスポットライトシーンに代表される、ダイナミックレンジの広いシーンは、明暗差が大きく、高コントラストシーンである。図14に示した4つのケースのうち、ケース1やケース4はコントラストがかなり高いシーンに該当し、典型的な逆光シーンとスポットライトシーンはケース1とケース4に該当するあろう。ケース2やケース3はケース1やケース4ほどではないが、比較的コントラストが高いシーンである。
S51におけるシーン解析処理の結果、低輝度域または低中輝度を優先すると決定した場合にはS52へ、高輝度域または高中輝度を優先すると決定した場合にはS62へ、制御部21は処理を移行させる。
S52で制御部21は、図4におけるS411〜S418と同様にして、低輝度域優先時のHDR撮影用の適正露出を決定する。また、S62で制御部21は、図4におけるS411、S412、S423〜S427およびS418の手順により、第1の実施形態と同様に高輝度域優先時のHDR撮影用の適正露出を決定する。
その後の、S53〜S57の処理およびS63〜S67の処理は、アンダー露出とオーバー露出とが固定されていることを除き、図4におけるS38〜S42と同様である。
そして、制御部21は、S58およびS68で、優先すべき輝度域に応じて処理を分岐させる。具体的には、制御部21は、低輝度域および高輝度域を優先する場合には、第1の実施形態と同様の処理S43へ直ちに移行させ、以後は第1の実施形態と同様に処理を行う。また、低中輝度域を優先する場合はS59に、高中輝度域を優先する場合にはS69に移行させる。
S59において制御部21は、低輝度域優先時のHDR撮影用適正露出条件を、低中輝度域用に補正する。この補正は、例えば図15に示すように、低輝度域優先時のHDR撮影用適正露出値(HDRBv)を、高輝度側に所定量シフトすることであってよい。シフト量は、低輝度域と低中輝度域との範囲に応じて予め定めておくことができる。
このように、低輝度域と低中輝度域との際に応じて低輝度域優先時のHDR撮影用適正露出値(HDRBv)を補正して用いることで、低中輝度域の階調性を優先したHDR撮影およびHDR画像の生成を実現できる。また低輝度域優先用の適正露出よりも現像の段階でγ処理のS/N悪化の要因となるデジタルゲインの増大量が少ないため、画質劣化が少ないという利点もある。
S69において制御部21は、高輝度域優先時のHDR撮影用適正露出条件を、高中輝度域用に補正する。補正方法はS59と同様の考え方でよく、高輝度域優先時のHDR撮影用適正露出値(HDRBv)を、低輝度側に所定量シフトすることであってよい。
S59およびS69で低中輝度域優先時および高中輝度域優先時のHDR撮影用適正露出値を決定すると、制御部21は処理をS43に移行し、以後は第1の実施形態と同様に処理を行う。
以上説明したように、本実施形態では、第1の実施形態の効果に加え、優先する輝度域をシーン解析により判定することにより、シーンに応じて自動的かつ最適なハイダイナミックレンジ撮影用の露出条件を設定することが可能となる。また、優先する輝度域の数を第1の実施形態よりも多くしたことにより、ハイダイナミックレンジ撮影用の露出条件をシーンに一層適した値に設定できる。なお、本実施形態では4つの輝度域としたが、数に制限は無く、5以上としても、3つとしてもよい。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。

Claims (16)

  1. ハイダイナミックレンジ画像を生成するための複数の画像の撮影を行うハイダイナミックレンジ撮影が可能な撮像装置であって、
    撮像手段と、
    前記撮像手段で得られる画像の被写体輝度に応じた適正露出をオーバー露出側に補正してハイダイナミックレンジ撮影用の適正露出を算出する適正露出算出手段と、
    前記ハイダイナミックレンジ撮影用の適正露出でハイダイナミックレンジ撮影の開始指示前に撮影した画像から得られる輝度情報と、前記ハイダイナミックレンジ撮影用の適正露出に対するアンダー露出でハイダイナミックレンジ撮影の開始指示後に撮影した画像から得られる輝度情報とから、シーンのダイナミックレンジを算出するダイナミックレンジ算出手段と、
    前記ダイナミックレンジ算出手段により算出される前記シーンのダイナミックレンジに基づいて、ハイダイナミックレンジ画像を生成するための複数の画像の撮影露出幅を決定する決定手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記ハイダイナミックレンジ撮影において優先する輝度域を判定する判定手段を有し、前記適正露出算出手段は、前記優先する輝度域が低輝度域であれば、前記被写体輝度に応じた適正露出をオーバー露出側に補正してハイダイナミックレンジ撮影用の適正露出を算出し、前記優先する輝度域が高輝度域であれば、前記被写体輝度に応じた適正露出をアンダー露出側に補正してハイダイナミックレンジ撮影用の適正露出を算出し、
    前記ダイナミックレンジ算出手段は、前記優先する輝度域が低輝度域であれば、前記ハイダイナミックレンジ撮影用の適正露出で撮影した画像から得られる輝度情報と、前記ハイダイナミックレンジ撮影用の適正露出に対してアンダー露出で撮影した画像から得られる輝度情報とから、シーンのダイナミックレンジを算出し、前記優先する輝度域が高輝度域であれば、前記ハイダイナミックレンジ撮影用の適正露出で撮影した画像から得られる輝度情報と、前記ハイダイナミックレンジ撮影用の適正露出に対してオーバー露出で撮影した画像から得られる輝度情報とから、シーンのダイナミックレンジを算出することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記判定手段が、前記撮像装置に設定されているシーンモードに応じて前記優先する輝度域を判定することを特徴とする請求項記載の撮像装置。
  4. 前記判定手段が、撮影で得られた画像の輝度情報に基づくシーン解析により前記優先する輝度域を判定することを特徴とする請求項記載の撮像装置。
  5. 前記判定手段が、前記画像の中心領域と周辺領域との輝度の差に基づいて前記シーン解析を行うことを特徴とする請求項記載の撮像装置。
  6. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の撮像装置を内蔵もしくは接続した電子機器。
  7. ハイダイナミックレンジ合成により合成画像を生成するための露出の異なる複数の画像を取得する撮像装置であって、
    被写体を撮像することで画像を取得可能な撮像手段と、
    前記撮像手段で得られる画像の被写体輝度に基づく第1の露出を算出する露出算出手段と、
    前記第1の露出で取得された画像から得られる第1の輝度情報と、前記第1の露出と異なる露出で取得された画像から得られる第2の輝度情報とから、シーンの輝度分布情報を算出する輝度分布情報算出手段と、
    前記輝度分布情報算出手段により算出される前記シーンの輝度分布情報に基づいて、前記合成画像を生成するための露出の異なる複数の画像の撮影露出幅を決定する決定手段と、
    を有し、
    前記第1の輝度情報は、被写体の撮影開始が指示される前に取得され、
    前記第2の輝度情報は、被写体の撮影開始が指示された後に取得されることを特徴とする撮像装置。
  8. ユーザの操作に応じて、被写体の撮影を指示する指示手段を有し、
    前記第1の輝度情報は、前記指示手段により撮影開始が指示される前に取得され、
    前記第2の輝度情報は、前記指示手段により撮影開始が指示された後に取得されることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記合成画像を生成するための露出の異なる複数の画像を取得する際に優先する輝度域を判定する判定手段を有し、
    前記露出算出手段は、前記優先する輝度域に基づいて前記第1の露出を算出することを特徴とする請求項7または8に記載の撮像装置。
  10. 前記判定手段が、前記撮像装置に設定されているシーンモードに応じて前記優先する輝度域を判定することを特徴とする請求項記載の撮像装置。
  11. 前記判定手段が、撮影で得られた画像の輝度情報に基づくシーン解析により前記優先する輝度域を判定することを特徴とする請求項記載の撮像装置。
  12. 前記判定手段が、画像の中心領域と周辺領域との輝度の差に基づいて前記シーン解析を行うことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  13. 請求項から請求項1のいずれか1項に記載の撮像装置を内蔵もしくは接続した電子機器。
  14. ハイダイナミックレンジ画像を生成するための複数の画像の撮影を行うハイダイナミックレンジ撮影が可能な撮像手段を有する撮像装置の制御方法であって、前記撮像手段で得られる画像の被写体輝度に応じた適正露出をオーバー露出に補正してハイダイナミックレンジ撮影用の適正露出を算出する適正露出算出工程と、
    前記ハイダイナミックレンジ撮影用の適正露出でハイダイナミックレンジ撮影の開始指示前に撮影した画像から得られる輝度情報と、前記ハイダイナミックレンジ撮影用の適正露出に対するアンダー露出でハイダイナミックレンジ撮影の開始指示後に撮影した画像から得られる輝度情報とから、シーンのダイナミックレンジを算出するダイナミックレンジ算出工程と、
    前記シーンのダイナミックレンジに基づいて、ハイダイナミックレンジ画像を生成するための複数の画像の撮影露出幅を決定する決定工程と、
    を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  15. 撮像手段を備え、ハイダイナミックレンジ合成により合成画像を生成するための露出の異なる複数の画像を取得する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像手段で得られる画像の被写体輝度に基づく第1の露出を算出する露出算出工程と、
    前記第1の露出で取得された画像から得られる第1の輝度情報と、前記第1の露出と異なる露出で取得された画像から得られる第2の輝度情報とから、シーンの輝度分布情報を算出する輝度分布情報算出工程と、
    前記輝度分布情報算出工程で算出される前記シーンの輝度分布情報に基づいて、前記合成画像を生成するための露出の異なる複数の画像の撮影露出幅を決定する決定工程と、
    を有し、
    前記第1の輝度情報は、被写体の撮影開始が指示される前に取得され、
    前記第2の輝度情報は、被写体の撮影開始が指示された後に取得されることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  16. 撮像装置が有するコンピュータに、請求項1または1記載の撮像装置の制御方法の各工程を実行させるためのプログラム。
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