JP5051099B2 - 材料試験機 - Google Patents

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Description

本発明は、構造物の耐久試験や強度試験等に使用して好適な材料試験機に関する。
構造物を供試体とした耐久試験や強度試験に使用する材料試験機では、試験途中でいったん試験を中断し、目標信号に対する供試体の状態を見ながら目標試験波形を演算し直し、演算した目標試験波形信号で試験を行うことがある。
従来は、スイッチオフ時に、内部信号値をゼロにすることにより、スイッチオン時のショックを緩和している。このため、スイッチオフ中は、供試体負荷がゼロとなってしまい、試験中断前後における供試体の負荷状態が変わってしまうので、精度の高い試験ができないという問題がある。また、試験再開後の負荷変動が大きくなり供試体を破損するおそれもある。
(1)請求項1の材料試験機は、駆動信号により駆動され、供試体を負荷するアクチュエータと、内部信号(GS12)を出力する内部目標信号発生回路と、試験機外部に設置された外部目標信号発生回路からの外部信号(GS11)を前記内部信号(GS12)と加算する加算器と、供試体の物理的変化量を検出する検出器と、前記検出器から出力される検出信号が前記加算器の出力値と等しくなるように前記アクチュエータをフィードバック制御すべく前記駆動信号を出力する制御回路と、試験中断指令と試験再開指令を入力する入力部とを備える。そして制御回路は次のように動作する。
すなわち、前記外部信号(GS11)に基づいて前記アクチュエータを駆動しているときに前記試験中断指令が入力されると、その後は、試験中断指令が出力されたときの前記加算器の出力値(GS13)を保持して前記供試体を負荷する。さらに、前記試験再開指令が入力されると、前記試験中断指令が出力されたときの前記加算器の出力値(GS13)による駆動信号で前記アクチュエータの駆動を開始して前記供試体を負荷するように、前記内部目標信号発生回路を制御するとともに、前記試験中断指令および前記試験再開指令に応じて前記外部目標信号発生回路からの前記外部信号(GS11)の入力と遮断を制御する。
(2)請求項2の発明は、請求項1の材料試験機において、前記試験再開指令が入力されたとき、前記制御回路は、そのとき前記外部目標信号発生回路から出力される外部信号(GS11)に応じて決定された内部信号(GS12)を出力するように前記内部目標信号発生回路を制御して、前記試験中断指令が出力されたときの前記加算器の出力値(GS13)による駆動信号で前記アクチュエータの駆動を開始して前記供試体を負荷することを特徴とする。
(3)請求項3の発明は、請求項1の材料試験機において、前記制御回路は、前記外部信号(GS11)を遮断するのに先立って、そのとき前記外部目標信号発生回路から出力されている外部信号(GS11)に基づいて、前記内部信号(GS12)が前記加算器の出力値(GS13)と等しい一定値を保持するように前記内部目標信号発生回路を制御するとともに、その後、前記外部信号(GS11)を遮断し、前記試験再開指令が入力されると、前記内部信号(GS12)が、その時点で前記外部目標信号発生回路から出力されている外部信号(GS11)と前記加算器の出力値(GS13)との差分で決定された一定値を保持するように、前記内部目標信号発生回路を制御することを特徴とする。
(4)請求項4の発明は、請求項3の材料試験機において、前記試験再開指令が入力されたとき、前記制御回路は、前記内部信号(GS12)が、その時点で前記外部目標信号発生回路から出力されている外部信号(GS11)から前記加算器の出力値(GS13)を減算した一定値を保持するように、前記内部目標信号発生回路を制御することを特徴とする。
(5)請求項5の材料試験機は、請求項1の材料試験機の構成要素であるアクチュエータと、内部目標信号発生回路と、加算器と、検出器と、制御回路と、試験中断指令と試験再開指令を入力する入力部とを備える。そして、前記制御回路は次のように動作する。
すなわち、前記ロードセルの検出信号によるフィードバック制御により前記外部信号(GS11)に基づいて前記アクチュエータを駆動しているときに前記試験中断指令が入力されると、前記加算器の出力値(GS13)を読み込んで記憶するとともに、前記変位計の検出信号による変位一定のフィードバック制御に切換えるとともに、前記外部信号(GS11)を遮断して目標変位を一定とする内部信号(GS12)に基づいて前記アクチュエータを駆動して前記供試体を負荷する。また、前記試験再開指令が入力されると、前記ロードセルの検出信号によるフィードバック制御に切換え、前記記憶した加算器の出力値(GS13)による駆動信号で前記アクチュエータの駆動を開始して前記供試体を負荷するように、そのとき前記外部目標信号発生回路から出力される外部信号(GS11)に基づいて前記内部目標信号発生回路を出力一定制御するとともに、前記外部目標信号発生回路からの前記外部信号(GS11)の入力を開始する。
(6)請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の材料試験機において、前記検出器は、前記供試体の試験力を検出するロードセルと、変位を検出する変位計とを含み、前記制御回路は、前記ロードセルの検出信号によるフィードバック制御中に前記試験中断指令が出力されたときは、前記ロードセルの検出信号によるフィードバック制御のまま、前記試験中断指令が出力されたときの前記加算器の出力値(GS13)で前記供試体を負荷することを特徴とする。
(7)請求項7の発明は、駆動信号により駆動され、供試体を負荷するアクチュエータと、内部信号(GS12)を出力する内部信号発生回路と、試験機外部に設置された外部目標信号発生回路からの外部信号(GS11)を前記内部信号(GS12)と加算する加算器と、供試体の物理的変化量を検出する検出器と、前記検出器から出力される検出信号が前記加算器から出力される加算信号と等しくなるように前記アクチュエータをフィードバック制御すべく前記駆動信号を出力する制御回路と、試験中断指令と試験再開指令を入力する入力部とを備え、前記制御回路は、前記ロードセルの検出信号によるフィードバック制御により前記外部信号に基づいて前記アクチュエータを駆動しているときに前記試験中断指令が入力されると、前記加算器の出力値(GS13)を読み込んで記憶するとともに、前記変位計の検出信号による変位一定のフィードバック制御に切換えるとともに、前記外部信号(GS11)を遮断して目標変位を一定とする内部信号(GS12)に基づいて前記アクチュエータを駆動して前記供試体を負荷し、前記試験再開指令が入力されると、前記ロードセルの検出信号によるフィードバック制御に切換え、前記記憶した加算器の出力値(GS13)による駆動信号で前記アクチュエータの駆動を開始して前記供試体を負荷するように、そのとき前記外部目標信号発生回路から出力される外部信号(GS11)に基づいて前記内部目標信号発生回路を出力一定制御するとともに、前記外部目標信号発生回路からの前記外部信号(GS11)の入力を開始することを特徴とする。
本発明によれば、試験中断時に供試体の負荷がゼロとなることがなく、また、試験再開時に供試体に不所望な試験力が作用することがない。
発明の実施ための最良の形態
−第1の実施の形態−
図1〜図6により構造物試験に使用する材料試験機の一実施の形態を説明する。構造物試験は、たとえば、家屋などの大型構造物の耐震性能を評価する際に使用することができる。
図1は、材料試験機の概略を示す図である。供試体1の上端に油圧ジャッキ2により水平方向試験力が加えられる。油圧ジャッキ2による水平方向試験力はロードセル11により検出され、水平変位量は変位計12で検出される。ロードセル11は供試体1と油圧ジャッキ2の間に介装され、変位計12は供試体1の変形を測定したい位置に配置されている。変位計12は油圧ジャッキ2のピストンの移動量を測定するようにしてもよい。油圧ジャッキ2は、油圧源4aと油圧サーボ弁4bとを有する油圧駆動装置4により駆動される。本体制御装置5は、ロードセル11で検出された試験力が目標試験波形となるように油圧サーボ弁4bを駆動制御する。あるいは、本体制御装置5は、変位計12で検出された変位が目標試験波形となるように油圧サーボ弁4bを駆動制御する。
本体制御装置5は、CPUなどの演算処理装置5aと、目標試験波形を生成する内部目標信号発生回路(内部波形発生回路)5bとを備えている。内部目標信号発生回路5bは、正弦波や三角波などの比較的定型的な波形信号を出力する。本体制御装置5にはパーソナルコンピュータ(PC)6が接続されている。
PC6は、CPUなどの処理装置、ROM、RAM、その他の周辺回路を備えた汎用のコンピュータである。PC6は、外部目標信号発生回路(外部波形発生回路)6aを備えている。外部目標信号発生回路6aは、内部目標信号発生回路5bで生成することができない任意の波形を生成することができる。たとえば、構造物試験では、試験途中でいったん試験を中断し、目標信号に対する供試体の状態を見ながら目標試験波形を演算し直し、演算し直した目標試験波形信号で試験を行うことがある。このような目標試験波形は供試体の変形量など試験状況に依存するため、本体制御装置5に内蔵の内部波形発生回路5bでは生成できないことがある。このような場合、PC6に内蔵した外部目標信号発生回路6aにより任意波形を出力する。
あるいは、家屋を模した供試体1の耐震性能を評価する際には、実際の地震波形を模した擬似地震波形を使用する。この擬似地震波形も、本体制御装置5に内蔵の内部波形発生回路5bで生成することは難しい。そのため、PC内蔵の外部目標信号発生回路6aで擬似地震波形を生成し、この擬似地震波形を本体制御装置5に出力して供試体1に試験力を与える。
この実施の形態の材料試験機では、内部目標信号発生回路5bからの目標試験波形信号(内部信号と呼ぶ)によって供試体1に試験負荷を与えることができる他、外部目標信号発生回路6aからの目標試験波形信号(外部信号と呼ぶ)によっても供試体1に試験負荷を与えることができる。また、内部目標信号発生回路5bからの内部信号および外部目標信号発生回路6aからの外部信号の双方を利用して試験を行うこともできる。
図2は、本体制御装置5の内部で行う処理を機能ブロック図として示す図である。本体制御装置5は、内部目標信号発生回路5bからの内部信号と外部目標信号発生回路6aからの外部信号とを加算して目標加算信号を出力する加算器51と、目標加算信号からロードセル11あるいは変位計12からの検出信号を減算して目標駆動信号を出力する減算器52と、減算器52から出力される目標駆動信号に対して周知のPID演算を行ってサーボ弁4bの駆動信号を出力するPID演算回路53と、ロードセル11と変位計12からの検出信号を切換えるスイッチ54と、外部目標信号発生回路6aから出力される外部信号の本体制御装置5への入力/遮断を切換えるスイッチ55とを備えている。
スイッチ54と55は、試験機本体に付設された操作パネル60上のボタンなどの操作により出力される各種指令61〜63によって開閉する。スイッチ54は、試験力フィードバックモード指令61が指令されたとき、フィードバック信号としてロードセル11の検出信号を選択するように切換えられる。スイッチ54は、変位フィードバックモード指令61が指令されたとき、フィードバック信号として変位計12の検出信号を選択するように切換えられる。スイッチ55は、試験再開指令63が出力されるまでは閉じられており、試験中断指令62が出力されると開放される。そして、試験再開指令63が出力されると、スイッチ55は閉じられる。
本体制御装置5とPC6とは次のようにして双方向で各種のコマンドを授受する。本体制御装置5は、試験中断指令62および試験再開指令63をPC6へ送信する。PC6は、試験中断指令62を受けて外部目標信号発生回路6aの動作を一時停止し、試験再開指令63を受けて外部目標信号発生回路6aの動作を再開する。再開時の出力値は、一時停止したときの出力値と等しい値である。なお、PC6は、試験中断指令と試験再開指令に応じて外部目標信号発生回路6aの動作を制御したことを、本体制御装置5へ送信するように構成されている。
このように構成された材料試験機の動作を説明する。以下では、外部信号により試験を行い、試験途中でいったん試験を中断して供試体1の変形状況等を確認しつつ試験を再開するものとする。この場合、本体制御装置5は次のような手順でサーボ弁4aの目標駆動信号を作成する。
本体制御装置5は、スイッチ55を開放する指令(試験中断指令)が出力されたとき、スイッチ55を実際に開放する前に以下のような処理を行う。
なお、説明を簡略化するため、外部目標信号発生回路6aは図3に示すように経過時間に比例して単調増加する目標試験信号(外部信号)を出力するものとする。また、内部信号GS12はゼロとする。
試験中断指令を入力した本体制御装置5は、PC6に対して、外部目標信号発生回路6aが動作を一時停止し、出力信号S11をホールドするように指令するとともに、外部目標信号発生回路6aの外部信号GS11と、内部目標信号発生回路5bの内部信号GS12とを読み取ってそれぞれ記憶する。また、これらの信号GS11とGS12を加算し、その加算信号(GS11+GS12)を試験中断時の目標加算信号GS13として記憶する。信号GS11,GS12,GS13を記憶した後、本体制御装置5は、内部目標信号発生回路5bからの出力信号GS12が中断時の目標加算信号GS13となるように内部目標信号発生回路5bを制御するとともに、スイッチ55を開放する。これにより、供試体1には試験中断時の外部信号GS11に応じた一定の負荷が作用する。
その後、供試体1の変形状況を確認した作業者が試験再開を指令する。試験再開指令を入力した本体制御装置5は、外部信号GS11を計測するとともに加算信号GS13を読込み、外部信号GS11から加算信号GS13を減算し、その減算信号(GS11−GS13)を減算信号S14として記憶する。そして、内部目標信号発生回路5bからの出力信号S12が減算信号GS14となるように内部目標信号発生回路5bを制御する。その後、本体制御装置5は、スイッチ55を閉成する。これにより、試験再開時、供試体1には試験中断時と同一の負荷が作用し、その後は、外部目標信号発生回路6aから出力される外部信号GS11に応じた負荷が作用する。
以上のように各種回路を制御することにより、試験中断指令(オフ)と試験再開指令(オン)に応じて加算器51から出力される目標加算信号は図4(a)に示すよう変化する。図4(a)の信号波形からわかるように、試験再開時の加算器51の出力値GS13は、試験中断指令時の出力値と等しくなり、試験再開時に供試体1に不所望な試験力が作用することがない。なお、図4(b)は外部信号GS11の波形を示し、図4(c)は内部信号GS12の波形を示す。図4(b)の外部信号波形によれば、外部目標信号発生回路6aは、試験中断指令により出力値をホールドし、試験再開指令によりホールド値から動作を再開している。図4(c)の内部信号波形によれば、内部信号GS12は、試験中断指令までは出力値がゼロ、試験中断指令が入力されると、その直前の加算信号GS13(外部信号GS11+内部信号GS12)と等価の値となる。そして、試験再開指令が入力されると内部信号GS12は、その直前の(外部信号GS11−加算信号GS13)と等価の値となる。図4(c)では内部信号GS12はゼロである。
図6は、本体制御装置5のCPUが実行する処理手順を示すフローチャートである。ここでは、フィードバックモード信号指令によりスイッチ54がロードセル11側に切換えられ、試験力フィードバック制御で供試体1が負荷されているとする。
ステップS1において、CPUが試験中断指令の入力を判定すると、ステップS2において、外部信号GS11と内部信号GS12を読み込んで記憶する。ステップ3において、外部信号GS11と内部信号GS12を加算した信号値を加算信号GS13として記憶するとともに、内部信号S12に加算信号GS13を代入する。ステップS4において、内部目標信号発生回路5bが内部信号GS12(=GS13)を出力するように制御するとともに、スイッチ55を開放する。これにより、外部信号GS11が本体制御装置5から遮断され、内部目標信号発生回路5bから出力される内部信号GS12(=GS13)により試験力フィードバック制御が開始される。
内部信号GS12は固定値であり、供試体1は内部信号GS12による一定の試験力が作用した状態で試験が中断される。ユーザは、供試体1の状態を観察して試験状況の適否を判断する。
ステップS5において、CPUが試験再開指令63の入力を判定すると、ステップS6において、外部信号GS11を計測するとともに加算信号GS13を読み込み、それらの信号を記憶する。ステップS7において、計測した外部信号GS11から加算信号GS13を減算して減算信号GS14として記憶するとともに、減算信号GS14を新たな内部信号GS12として記憶する。ステップS8において、内部目標信号発生回路5bが内部信号GS12(=GS14)を出力するように制御するとともに、スイッチ55を閉成する。これにより、外部信号GS11の本体制御装置5への入力が再開される。したがって、加算器51は、内部目標信号発生回路5bから出力される内部信号GS12(=GS14)と外部目標信号発生回路6aから出力される外部信号GS11とを加算した加算信号GS13を出力する。減算器52は、加算信号GS13からロードセル11からの検出信号を差し引いた駆動信号を出力してサーボ弁4bを駆動する。これにより試験力フィードバック制御が開始される。ステップS9で試験終了が判定されまで、上記ステップS1〜ステップS9を繰り返し実行する。
外部目標信号発生回路6aからの外部信号と内部目標信号発生回路5bからの内部信号を図5に示すように制御してもよい。試験中断指令(オフ)と試験再開指令(オン)に応じて加算器51から出力される加算信号は図5(a)に示すように変化する。図5(a)は、図4(a)の外部信号波形と同一である。図5(b)の外部信号波形によれば、外部信号GS11は試験中断指令62によりゼロとなり、試験再開指令63によりゼロから増加している。図5(c)の内部信号波形によれば、内部信号GS12は、試験中断指令62まではゼロ、試験中断指令62が入力された後は外部信号GS11と等しい大きさの信号となる。試験再開指令63が指令された後も内部信号は変化しない。
図4および図5に示す信号波形に関する処理を実行するため、本体制御装置5は、外部信号GS11を遮断するのに先立って、そのときの外部信号GS11に基づいて、内部目標信号GS12が加算器の出力値GS13と等しい一定値を保持するように内部目標信号発生回路5bを制御するとともに、その後、外部信号GS11を遮断する。試験再開指令が入力されると、内部信号GS12が、その時点で外部目標信号発生回路6aから出力されている外部信号GS11と加算器の出力値GS13との差分に基づいて決定された一定値を保持するように、内部目標信号発生回路5bを制御する。
図4の信号波形による例では、試験再開指令63が入力されると、内部信号GS12が、その時点で外部目標信号発生回路から出力されている外部信号GS11から加算器の出力値GS13を減算した一定値を保持するように、内部目標信号発生回路5bを制御する。
図5の信号波形による例では、試験再開指令63が入力されると、内部信号GS12が、その時点で外部目標信号発生回路6aから出力されている外部信号GS11と加算器の出力値GS13との差分の符号を反転した一定値を保持するように、内部目標信号発生回路5bを制御する。
以上では、試験中断指令を入力した本体制御装置5は、外部試験波形発生回路6aの出力値をホールドするとともに、その動作を一時停止させ、試験再開指令により外部試験波形発生回路6aの動作を再開させるようにした。再開時の出力値はホールドした出力値である。あるいは、試験中断指令を入力した本体制御装置5は、外部試験波形発生回路6aの出力値をホールドするとともに、その動作を停止し、試験再開時に出力値ゼロから再起動するようにした。
しかしながら、外部試験波形発生回路6aの動作を中断したり停止せずに動作を継続させ、試験中断指令62でスイッチ55を開放し、試験再開指令63でスイッチ55を閉成するようにしてもよい。すなわち、外部目標信号発生回路6aは試験中断指令62、試験再開指令63に関わらず、動作を継続させ続けてもよい。
試験中断指令出力時の試験力をホールドする制御に代えて、試験中断指令を入力したときに変位制御に切換えてもよい。この場合、変位フィードバック制御の目標値は、試験中断指令62が入力された時の変位計12の検出信号に応じて決定される。内部目標信号発生回路5bは、決定された目標値に応じた大きさの内部信号を出力する。
なお、試験中断指令63が操作パネル60から出力されたとき、本体制御装置5からPC6の外部目標信号発生回路6aに対してその動作の中断を指令することとしたが、ユーザがPC6のキーボードから外部目標信号発生回路6aの動作を中断するように指示してもよい。あるいは、ユーザがPC6のキーボードから外部目標信号発生回路6aの動作が停止するように指示してもよい。
本発明による材料試験機は以下のように変形して実施することができる。
(1)説明を簡単にするために、外部信号GS11を図3に示すように単調増加する信号としたが、外部信号GS11は、時間の関数である任意波形信号f(t)としてもよい。
(2)構造物試験に使用する材料試験機として説明したが、試験力フィードバック制御や変位フィードバック制御により行う試験機であれば、試験機の種類は問わない。
(3)図1の材料試験機の構成も一例を示すものであり、たとえば、3本の独立した油圧シリンダで供試体1の上中下の位置に試験力を入力する構成の材料試験機でもよい。
本発明は、その特徴を損なわない限り、以上説明した実施の形態に何ら限定されない。
本発明による材料試験機の一実施形態の構成を示す図 本体制御装置内の処理を機能的に示す機能ブロック図 外部信号の一例を示す図 加算信号、外部信号、内部信号の波形の一例を示す図 加算信号、外部信号、内部信号の波形の他の例を示す図 本体制御装置内部で実行される処理手順を説明するフローチャート
符号の説明
1:供試体 2:油圧シリンダ
4:油圧装置 4a:サーボ弁
5:本体制御装置 5b:内部目標信号発生回路
6:パーソナルコンピュータ 6a:外部目標信号発生回路
11:ロードセル 12:変位計
55:スイッチ

Claims (7)

  1. 駆動信号により駆動され、供試体を負荷するアクチュエータと、
    内部信号を出力する内部目標信号発生回路と、
    試験機外部に設置された外部目標信号発生回路からの外部信号を前記内部信号と加算する加算器と、
    供試体の物理的変化量を検出する検出器と、
    前記検出器から出力される検出信号が前記加算器の出力値と等しくなるように前記アクチュエータをフィードバック制御すべく前記駆動信号を出力する制御回路と、
    試験中断指令と試験再開指令を入力する入力部とを備え、
    前記制御回路は、
    前記外部信号に基づいて前記アクチュエータを駆動しているときに前記試験中断指令が入力されると、その後は、試験中断指令が出力されたときの前記加算器の出力値を保持して前記供試体を負荷し、前記試験再開指令が入力されると、前記試験中断指令が出力されたときの前記加算器の出力値による駆動信号で前記アクチュエータの駆動を開始して前記供試体を負荷するように、前記内部目標信号発生回路を制御するとともに、前記試験中断指令および前記試験再開指令に応じて前記外部目標信号発生回路からの前記外部信号の入力と遮断を制御することを特徴とする材料試験機。
  2. 請求項1の材料試験機において、
    前記試験再開指令が入力されたとき、前記制御回路は、そのとき前記外部目標信号発生回路から出力される外部信号に応じて決定された内部信号を出力するように前記内部目標信号発生回路を制御して、前記試験中断指令が出力されたときの前記加算器の出力値による駆動信号で前記アクチュエータの駆動を開始して前記供試体を負荷することを特徴とする材料試験機。
  3. 請求項1の材料試験機において、
    前記制御回路は、
    前記外部信号を遮断するのに先立って、そのとき前記外部目標信号発生回路から出力されている外部信号に基づいて、前記内部信号が前記加算器の出力値と等しい一定値を保持するように前記内部目標信号発生回路を制御するとともに、その後、前記外部信号を遮断し、前記試験再開指令が入力されると、前記内部信号が、その時点で前記外部目標信号発生回路から出力されている外部信号と前記加算器の出力値との差分で決定された一定値を保持するように、前記内部目標信号発生回路を制御することを特徴とする材料試験機。
  4. 請求項3の材料試験機において、
    前記試験再開指令が入力されたとき、前記制御回路は、前記内部信号が、その時点で前記外部目標信号発生回路から出力されている外部信号から前記加算器の出力値を減算した一定値を保持するように、前記内部目標信号発生回路を制御することを特徴とする材料試験機。
  5. 請求項3の材料試験機において、
    前記試験再開指令が入力されたとき、前記制御回路は、前記内部信号が、その時点で前記外部目標信号発生回路から出力されている外部信号と前記加算器の出力値との差分の符号を反転した一定値を保持するように、前記内部目標信号発生回路を制御することを特徴とする材料試験機。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の材料試験機において、
    前記検出器は、前記供試体の試験力を検出するロードセルと、変位を検出する変位計とを含み、
    前記制御回路は、
    前記ロードセルの検出信号によるフィードバック制御中に前記試験中断指令が出力されたときは、前記ロードセルの検出信号によるフィードバック制御のまま、前記試験中断指令が出力されたときの前記加算器の出力値で前記供試体を負荷することを特徴とする材料試験機。
  7. 駆動信号により駆動され、供試体を負荷するアクチュエータと、
    内部信号を出力する内部信号発生回路と、
    試験機外部に設置された外部目標信号発生回路からの外部信号を前記内部信号と加算する加算器と、
    供試体の物理的変化量を検出する検出器と、
    前記検出器から出力される検出信号が前記加算器から出力される加算信号と等しくなるように前記アクチュエータをフィードバック制御すべく前記駆動信号を出力する制御回路と、
    試験中断指令と試験再開指令を入力する入力部とを備え、
    前記制御回路は、
    前記ロードセルの検出信号によるフィードバック制御により前記外部信号に基づいて前記アクチュエータを駆動しているときに前記試験中断指令が入力されると、前記加算器の出力値を読み込んで記憶するとともに、前記変位計の検出信号による変位一定のフィードバック制御に切換えるとともに、前記外部信号を遮断して目標変位を一定とする内部信号に基づいて前記アクチュエータを駆動して前記供試体を負荷し、前記試験再開指令が入力されると、前記ロードセルの検出信号によるフィードバック制御に切換え、前記記憶した加算器の出力値による駆動信号で前記アクチュエータの駆動を開始して前記供試体を負荷するように、そのとき前記外部目標信号発生回路から出力される外部信号に基づいて前記内部目標信号発生回路を出力一定制御するとともに、前記外部目標信号発生回路からの前記外部信号の入力を開始することを特徴とする材料試験機。
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