JP7260728B1 - 数値制御装置及び数値制御システム - Google Patents

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Abstract

負荷の再教示を行うことなく、誤った接触判定による協働ロボットの動作の停止を防ぐことができる数値制御装置及び数値制御システムを提供すること。数値制御プログラムを用いてロボット制御装置を介してロボットを制御する数値制御装置は、前記数値制御プログラム中のロボット制御指令を解析する解析部と、前記ロボット制御指令に応じて、前記ロボットが外力に応じて動作を停止する際における接触停止感度を変更するための信号を生成する感度変更部と、前記接触停止感度を変更するための信号を含むロボット指令信号を生成し、前記ロボット制御装置へ送信するロボット指令信号生成部と、を備える。

Description

本開示は、数値制御装置及び数値制御システムに関する。
従来、人との接触を検知して動作を停止する協働ロボットに関する技術が開示されている。例えば、協働ロボットの接触力を正確に計測するため、保持するワークの負荷情報を設定する技術が開示されている。
また、加工現場を自動化するため、工作機械からロボットを操作するシステムに関する技術が開示されている。例えば、工作機械のユーザが慣れ親しんだ数値制御指令を用いてロボットの運転を行う技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014-241018号公報
ドアを開閉する動作などのような協働ロボットが物体に接触しながら移動する作業に対して変動負荷補正を用いる場合、負荷が経時によって変化すると、協働ロボットは、誤った接触判定により動作を停止する。そのため、負荷の再教示に手間が掛かっていた。よって、負荷の再教示を行うことなく、誤った接触判定による協働ロボットの動作の停止を防ぐことが望まれている。
本開示の一態様は、数値制御プログラムを用いてロボット制御装置を介してロボットを制御する数値制御装置であって、前記数値制御プログラム中のロボット制御指令を解析する解析部と、前記ロボット制御指令に応じて、前記ロボットが外力に応じて動作を停止する際における接触停止感度を変更するための信号を生成する感度変更部と、前記接触停止感度を変更するための信号を含むロボット指令信号を生成し、前記ロボット制御装置へ送信するロボット指令信号生成部と、を備える数値制御装置である。
本開示の一態様は、数値制御装置の数値制御プログラムを用いてロボット制御装置を介してロボットを制御する数値制御システムであって、前記数値制御装置は、前記数値制御プログラム中のロボット制御指令を解析する解析部と、前記ロボット制御指令に応じて、前記ロボットが外力に応じて動作を停止する際における接触停止感度を変更するための信号を生成する感度変更部と、前記接触停止感度を変更するための信号を含むロボット指令信号を生成し、前記ロボット制御装置へ送信するロボット指令信号生成部と、を備え、前記ロボット制御装置は、前記ロボット指令信号に基づいて、前記ロボットが外力に応じて動作を停止する際における前記接触停止感度を変更するロボット側感度変更部と、変更された前記接触停止感度に基づいて、前記ロボットが検出した負荷に応じて接触停止動作を前記ロボットに行わせる接触制御部と、を備える数値制御システムである。
本実施形態に係る数値制御システムの構成を示す機能ブロック図である。 本実施形態に係る数値制御装置及びロボット制御装置の機能ブロック図である。 接触停止感度変更指令の一例を示す図である。 本実施形態に係る数値制御プログラムの例を示す図である。 図4に示される数値制御プログラムを実行した際における数値制御装置とロボット制御装置との間の信号及び情報の流れを示すシーケンス図である。 外部への接触を伴う作業を行う協働ロボットの一例を示す図である。
以下、本開示の実施形態の一例について説明する。図1は、本実施形態に係る数値制御システム1の機能ブロック図である。
数値制御システム1は、図示しないワークを加工する工作機械2と、この工作機械2の動作を制御する数値制御装置(CNC)4と、工作機械2の近傍に設けられた協働ロボット3と、協働ロボット3の動作を制御するロボット制御装置5と、を備える。数値制御システム1は、互いに通信可能に接続された数値制御装置4及びロボット制御装置5を用いることによって、工作機械2及び協働ロボット3の動作を連動して制御する。
工作機械2は、数値制御装置4から送信される工作機械制御信号に応じて図示しないワークを加工する。ここで工作機械2は、例えば、旋盤、ボール盤、フライス盤、研削盤、レーザ加工機、及び射出成形機等であるが、これらに限らない。
協働ロボット3は、ロボット制御装置5による制御下において動作し、例えば工作機械2によって加工されるワークに対し所定の作業を行う。協働ロボット3は、例えば多関節ロボットであり、そのアーム先端部3aにはワークを把持したり、加工したり、検査したりするためのツール3bが取り付けられている。以下では、協働ロボット3は、6軸の多関節ロボットとした場合について説明するが、これに限らない。また以下では、協働ロボット3は、6軸の多関節ロボットとした場合について説明するが、軸数はこれに限らない。
協働ロボット3は、接触停止機能、退避モード機能、反転動作機能等のような機能を有し、人と協働で安全に作業することができる。接触停止機能は、人と軽い力(例えば、10から20N(すなわち、1から2kgf))で接触したとき、即座に停止する機能である。退避モード機能は、人が協働ロボット3のアームを押すことによってアームを各軸において退避可能な機能である。反転動作機能は、協働ロボット3が硬い物体と接触した場合、アームが即座に反転することによって、挟み込みを軽減する機能である。協働ロボット3は、人との接触等のような外力を検出するために、外力検出センサを備える。外力検出センサは、例えば、トルクセンサ、力センサ等である。すなわち、協働ロボット3は、外力検出センサによって人との接触を検知し、ロボット制御装置5は、外力検出センサによって検出された外力に応じて協働ロボット3の動作を停止する。これにより、協働ロボット3は、人と協働で安全に作業することができる。
数値制御装置4及びロボット制御装置5は、それぞれCPU(Central Processing Unit)等の演算処理手段、各種コンピュータプログラムを格納したHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の補助記憶手段、演算処理手段がコンピュータプログラムを実行する上で一時的に必要とされるデータを格納するためのRAM(Random Access Memory)といった主記憶手段、オペレータが各種操作を行うキーボードといった操作手段、及びオペレータに各種情報を表示するディスプレイといった表示手段等のハードウェアによって構成されるコンピュータである。これら数値制御装置4及びロボット制御装置5は、例えばイーサネット(登録商標)によって相互に各種信号を送受信することが可能となっている。
図2は、本実施形態に係る数値制御装置4及びロボット制御装置5の機能ブロック図である。先ず、数値制御装置4の詳細な構成について説明する。図2に示すように数値制御装置4は、上記ハードウェア構成によって、工作機械2の動作を制御する機能、協働ロボット3の制御軸の動作経路を生成する機能等のような各種機能を実現する。
数値制御装置4は、数値制御プログラムを用いてロボット制御装置5を介して協働ロボット3を制御する。すなわち、数値制御装置4は、ロボット用の数値制御プログラムに従って、協働ロボット3及びツール3bの動作を制御するための各種指令を生成し、ロボット制御装置5へ送信する。より具体的には、数値制御装置4は、プログラム入力部41と、解析部42と、動作制御部43と、記憶部44と、ロボット指令信号生成部45と、データ送受信部46と、感度変更部47と、を備える。
プログラム入力部41は、複数のロボット指令ブロックによって構成されるロボット用の数値制御プログラムを記憶部44から読み出し、これを逐次解析部42へ入力する。
解析部42は、プログラム入力部41から入力される数値制御プログラムに基づく指令種別を指令ブロックごとに解析し、その解析結果を動作制御部43及びロボット指令信号生成部45へ出力する。より具体的には、解析部42は、指令ブロックの指令種別が工作機械2に対する工作機械用数値制御指令である場合、この工作機械用数値制御指令を動作制御部43へ送信する。解析部42は、指令ブロックの指令種別が協働ロボット3に対するロボット用数値制御指令である場合、このロボット用数値制御指令(以下、ロボット制御指令ともいう)をロボット指令信号生成部45へ出力する。
動作制御部43は、解析部42から送信される解析結果に応じて工作機械2の動作を制御するための工作機械制御信号を生成し、工作機械2の各種軸を駆動するアクチュエータへ入力する。工作機械2は、動作制御部43から入力される工作機械制御信号に応じて動作し、図示しないワークを加工する。
記憶部44は、例えば、オペレータによる操作に基づいて作成された複数の数値制御プログラムを格納する。より具体的には、記憶部44は、工作機械2の動作を制御するための工作機械2に対する複数の指令ブロックや協働ロボット3の動作を制御するための協働ロボット3に対する複数の指令ブロック等によって構成される数値制御プログラムを格納する。記憶部44に格納されている数値制御プログラムは、GコードやMコード等、工作機械2の動作を制御するため既知のプログラム言語で記述されている。
また、記憶部44は、例えば、上記数値制御プログラムの下で作動する工作機械2の各種軸の位置(すなわち、工作機械2の刃物台やテーブル等の位置)を示す機械座標値を格納する。なお、これら機械座標値は、工作機械2上又は工作機械2の近傍の任意の位置に定められた基準点を原点とする工作機械座標系の下で定義される。記憶部44には、数値制御プログラムの下で逐次変化する機械座標値の最新値が格納されるよう、図示しない処理によって逐次更新される。
また、記憶部44は、例えば、ロボット制御装置5の制御下で作動する協働ロボット3の制御点(例えば、協働ロボット3のアーム先端部3a)の位置及び姿勢、換言すれば協働ロボット3の各制御軸の位置を示すロボット座標値が格納されている。なお、これらロボット座標値は、上述したように工作機械座標系とは異なるロボット座標系の下で定義される。記憶部44には、数値制御プログラムの下で逐次変化するロボット座標値の最新値が格納されるよう、図示しない処理によりロボット制御装置5から取得されたロボット座標値によって逐次更新される。
また、記憶部44は、例えば、オペレータにより入力された協働ロボット3の始点及び終点といった教示位置を記憶する。具体的には、記憶部44は、ティーチペンダント等から入力された協働ロボット3の教示位置、キーボード等から入力された教示位置等を記憶する。協働ロボット3の教示位置には、協働ロボット3の各制御軸の位置を示すロボット座標値が含まれ、これらロボット座標値は、工作機械座標系とは異なるロボット座標系の下で定義される。
ロボット指令信号生成部45は、解析部42から入力されるロボット指令ブロック毎の解析結果に基づいて、ロボット指令ブロック毎にロボット指令信号を生成し、生成したロボット指令信号をデータ送受信部46に書き込む。
具体的には、ロボット指令信号生成部45は、解析部42から入力される解析結果としてのロボット用数値制御指令に基づいて、ロボット指令ブロック毎にロボット指令信号を生成し、生成したロボット指令信号をデータ送受信部46に書き込む。
データ送受信部46は、ロボット制御装置5のデータ送受信部60との間で指令及びロボット座標値等の各種データを送受信する。具体的には、データ送受信部46は、ロボット指令信号生成部45によって生成されたロボット指令信号をロボット制御装置5のデータ送受信部60へ送信する。
感度変更部47は、解析部42によって解析されたロボット制御指令に応じて、協働ロボット3が外力に応じて動作を停止する際における接触停止動作の感度(以下、接触停止感度ともいう)を変更するための信号を生成する。
具体的には、感度変更部47は、ロボット指令信号によって、協働ロボット3が外部の対象物への接触を伴う動作の前後において接触停止感度を変更してもよい。
また、感度変更部47は、ロボット指令信号によって、協働ロボット3が外部への接触を伴う動作の方向に応じて接触停止感度を変更してもよい。例えば、感度変更部47は、協働ロボット3が、ロボット制御指令に従って動作する方向に対する接触停止感度を相対的に低い設定に変更し、他の方向に対する接触停止感度を相対的に高い設定に変更してもよい。
これにより、数値制御装置4は、協働ロボット3が反力を受ける方向に対して、接触停止感度を相対的に低い設定に変更することによって、外部への接触を伴う動作を可能にする。また、数値制御装置4は、協働ロボット3が反力を受ける方向以外の方向に対して、接触停止感度を相対的に高い設定に変更することによって、接触停止感度を相対的に低い設定に変更する場合と比べて、協働ロボット3をより安全に停止させることができる。
また、感度変更部47は、ロボット指令信号によって、協働ロボット3が接触する対象の重量又は対象のイナーシャの少なくとも一つに応じて接触停止感度を変更してもよい。
ロボット制御装置5は、変更された接触停止感度に応じて、協働ロボット3が外部の対象物への接触を伴う動作を協働ロボット3に実行させる、又は接触停止動作を協働ロボット3実行させる。
ここで、協働ロボット3が外部の対象物への接触を伴う動作は、協働ロボット3が、外部の対象物と接触しながら、指定方向へ移動する動作を示す。協働ロボット3が外部の対象物への接触を伴う動作は、例えば、協働ロボット3のハンドが、ドアのハンドルを把持しながら、ドアを開く方向へ移動する動作であってもよい。
また、接触停止動作は、協働ロボット3が、外部の対象物と接触しながら、指定方向へ移動する場合、一定以上の外力を検出すると、協働ロボット3が動作を停止することを示す。
次に、ロボット制御装置5の構成について詳細に説明する。図2に示すように、ロボット制御装置5には、上記ハードウェア構成によって、記憶部51、解析部52、ロボット命令生成部53、プログラム管理部54、軌跡制御部55、キネマティクス制御部56、サーボ制御部57、負荷設定選択部58、ダイナミクス制御部59、データ送受信部60、感度変更部61、及び接触制御部62等の各種機能が実現される。ロボット制御装置5は、これらのような機能部を用いることによって、数値制御装置4から送信される指令に基づいて協働ロボット3の動作を制御する。
記憶部51は、協働ロボット3を制御するためのロボットプログラム及び各種情報を記憶する。また、記憶部51は、協働ロボット3の負荷設定を記憶する。なお、本実施形態では、記憶部51は、ロボット制御装置5に設けられているが、記憶部51は、数値制御装置4に設けられてもよく、数値制御装置4及びロボット制御装置5の外部の電子機器や外部サーバー等に設けられてもよい。
データ送受信部60は、数値制御装置4のデータ送受信部46から送信されるロボット指令信号を受信する。また、データ送受信部60は、受信したロボット指令信号を逐次、解析部52へ出力する。
解析部52は、データ送受信部60から入力されるロボット指令信号を解析する。また、解析部52は、その解析結果をロボット命令生成部53へ出力する。また、解析部52は、ロボット指令信号から協働ロボット3の負荷設定を選択するための信号が検出されると、後述の負荷設定選択部58へ負荷設定を通知する。
ロボット命令生成部53は、解析部52から入力されるロボット指令信号の解析結果に基づいて、ロボット指令信号に応じたロボット命令を生成する。ロボット命令生成部53は、生成したロボット命令をプログラム管理部54へ出力する。
プログラム管理部54は、ロボット命令生成部53からロボット命令が入力されると、ロボット命令を逐次実行することにより、上記ロボット指令信号に応じた協働ロボット3の動作計画を生成し、軌跡制御部55へ出力する。
また、プログラム管理部54は、ロボット命令生成部53から入力されるロボット命令がブロックロボット命令である場合には、記憶部51に格納されているロボットプログラムに、入力されたブロックロボット命令を追加する。これにより記憶部51には、数値制御装置4から送信されるロボット指令信号に応じたロボットプログラムが生成されて記憶される。記憶されたロボットプログラムは、プログラム管理部54がロボット命令としてロボットプログラム起動指令を受けることにより、起動及び再生される。
軌跡制御部55は、プログラム管理部54から動作計画が入力されると、協働ロボット3の制御点の時系列データを算出し、キネマティクス制御部56へ出力する。
キネマティクス制御部56は、入力された時系列データから協働ロボット3の各関節の目標角度を算出し、サーボ制御部57へ入力する。
サーボ制御部57は、キネマティクス制御部56から入力される目標角度が実現するように協働ロボット3の各サーボモータをフィードバック制御することによって協働ロボット3に対するロボット制御信号を生成し、協働ロボット3のサーボモータへ入力する。また、サーボ制御部57は、後述のダイナミクス制御部59により計算されたトルクを反映したロボット制御信号を生成する。これにより、ロボット制御装置5は、負荷設定に基づいて協働ロボット3を制御可能となっている。
負荷設定選択部58は、解析部52により解析されたロボット指令信号に応じて、記憶部51に記憶された負荷設定を選択し、選択した負荷設定をダイナミクス制御部59へ通知する。
ダイナミクス制御部59は、負荷設定選択部58により選択された負荷設定に基づいて、逆動力学計算により協働ロボット3に入力するトルクを計算する。ダイナミクス制御部59は、計算により取得したトルクを、サーボ制御部57へ出力する。
ここで、協働ロボット3の逆動力学計算とは、協働ロボット3の動作軌跡計画で算出される望みの運動(各関節の位置、速度、加速度の時系列データ)に基づいて、協働ロボット3に加わる手先負荷や重力、自重を考慮し、そのような応答を実現するための各モータへの入力トルクを計算する手法である。このような逆動力学計算に関するものとして、例えば、計算トルク法やニュートン・オイラー法等の数値計算方法が開示されている(例えば、特開平8-118275号公報、特開2015-58520号公報)。
感度変更部61は、数値制御装置4から送信された接触停止動作の感度を変更するための信号に応じて、接触停止感度を変更する。感度変更部61は、変更した接触停止感度を接触制御部62へ通知する。
接触制御部62は、協働ロボット3における外力検出センサによる外力の検出結果に応じて、接触停止動作を制御する。
本実施形態に係る接触停止感度変更の概要は、以下に示すような制御である。解析部42は、プログラム入力部41から入力される数値制御プログラムから接触停止判定感度変更指令が抽出されると、感度変更部47へ指令を通知する。感度変更部47は、解析部42によって解析された接触停止判定感度変更指令に応じて、接触停止動作の感度を変更するための信号を生成し、ロボット指令信号生成部45及びデータ送受信部46を介してロボット制御装置5へ送信する。
ロボット制御装置5の解析部52は、ロボット指令信号から接触停止動作の感度を変更するための信号を検出すると、感度変更部61へ変更内容を通知する。ロボット制御装置5の感度変更部61は、解析部52から通知された変更内容に応じて、接触停止感度を変更する。感度変更部61は、変更した接触停止感度を接触制御部62へ通知する。
接触制御部62は、変更された接触停止感度に基づいて、協働ロボット3が検出した負荷に応じて接触停止動作を行う。また、接触制御部62は、変更された接触停止感度によって設定される負荷を超える負荷が検出された場合、サーボ制御部57に動作を停止することを通知する。
このような制御によって、数値制御装置4及びロボット制御装置5は、協働ロボット3の接触停止感度を変更し、負荷を再度教示することなく、協働ロボット3が外部の対象物と接触しながら動作することを可能にする。
図3は、接触停止感度変更指令の一例を示す図である。図3に示されるように、接触停止感度変更指令は、複数の接触停止感度(No.1からNo.10)と、各接触停止感度に対応する指令(G200からG209)と、を含む。接触停止感度は、No.1が最も感度が低く、No.の値が増加するに従って感度が高くなり、No.10が最も感度が高い。
図3に示されるように、接触停止感度が相対的に低い場合、ロボット制御装置5は、協働ロボット3における外力検出センサが、外力として、相対的に大きな負荷を検出すると、接触を伴う動作を停止する。また、接触停止感度が相対的に高い場合、ロボット制御装置5は、協働ロボット3における外力検出センサが、外力として、相対的に小さい負荷を検出すると、接触を伴う動作を停止する。
図4は、本実施形態に係る数値制御プログラムの例を示す図である。図5は、図4に示される数値制御プログラムを実行した際における数値制御装置4とロボット制御装置5との間の信号及び情報の流れを示すシーケンス図である。図6は、外部への接触を伴う作業を行う協働ロボット3の一例を示す図である。
図6に示されるように、協働ロボット3が、外部の作業対象物7におけるドア8を移動方向Xに対して開閉中に、数値制御装置4及びロボット制御装置5は、協働ロボット3の接触停止感度を低く設定する。なお、協働ロボット3が、外部の作業対象物7におけるドア8を移動方向Xに対して開閉中に、協働ロボット3の負荷は、経時的に変化する。
先ず、“G209”が指令され、感度変更部47は、接触停止動作の感度を相対的に高い設定に変更するための信号を生成し、ロボット指令信号生成部45及びデータ送受信部46を介してロボット制御装置5へ送信する。ロボット制御装置5の解析部52は、ロボット指令信号から接触停止動作の感度を変更するための信号を検出すると、感度変更部61へ変更内容を通知する。ロボット制御装置5の感度変更部61は、解析部52から通知された変更内容に応じて、接触停止感度を相対的に高い設定に変更する。感度変更部61は、変更した接触停止感度を接触制御部62へ通知する。
次いで、協働ロボット3の位置が不明であるため、“G68.8”が入力され、各軸座標系が選択される。“G7.3 J1=_J2=_J3=_J4=_J5=_J6=_”が指令されると、ロボット制御装置5は、各軸座標系上の初期位置に協働ロボット3を位置決めする。なお、コマンド中のアンダーバーの部分には、協働ロボット3の指定位置の座標値が入力される。
次いで、“G68.9”が指令され、直交座標系が選択される。“G01 X_Y_Z_A_B_C_P_”が指令されると、ロボット制御装置5は、直交座標系上のドア把持位置へ協働ロボット30を直線移動させ、位置決めする。なお、コマンド中のアンダーバーの部分には、協働ロボット3の指定位置の座標値が入力される。
次いで、“G205”が指令され、感度変更部47は、接触停止動作の感度を相対的に中間程度の設定に変更するための信号を生成し、ロボット指令信号生成部45及びデータ送受信部46を介してロボット制御装置5へ送信する。ロボット制御装置5の解析部52は、ロボット指令信号から接触停止動作の感度を変更するための信号を検出すると、感度変更部61へ変更内容を通知する。ロボット制御装置5の感度変更部61は、解析部52から通知された変更内容に応じて、接触停止感度を相対的に中間程度の設定に変更する。感度変更部61は、変更した接触停止感度を接触制御部62へ通知する。
次いで、“M101”が指令され、ロボット制御装置5は、協働ロボット3のハンドを閉じることによって、協働ロボット3は、ワークとしてのドアのハンドルを把持する。
次いで、“G200”が指令され、感度変更部47は、接触停止動作の感度を相対的に低い設定に変更するための信号を生成し、ロボット指令信号生成部45及びデータ送受信部46を介してロボット制御装置5へ送信する。ロボット制御装置5の解析部52は、ロボット指令信号から接触停止動作の感度を変更するための信号を検出すると、感度変更部61へ変更内容を通知する。ロボット制御装置5の感度変更部61は、解析部52から通知された変更内容に応じて、接触停止感度を相対的に低い設定に変更する。感度変更部61は、変更した接触停止感度を接触制御部62へ通知する。
次いで、“G01 X_Y_Z_A_B_C_P_”が指令されると、ロボット制御装置5は、直交座標系上のドア開端位置へ協働ロボット3を直線移動させ、位置決めする。
次いで、“G205”が指令され、感度変更部47は、接触停止動作の感度を相対的に中間程度の設定に変更するための信号を生成し、ロボット指令信号生成部45及びデータ送受信部46を介してロボット制御装置5へ送信する。ロボット制御装置5の解析部52は、ロボット指令信号から接触停止動作の感度を変更するための信号を検出すると、感度変更部61へ変更内容を通知する。ロボット制御装置5の感度変更部61は、解析部52から通知された変更内容に応じて、接触停止感度を相対的に中間程度の設定に変更する。感度変更部61は、変更した接触停止感度を接触制御部62へ通知する。
次いで、“G200”が指令され、感度変更部47は、接触停止動作の感度を相対的に低い設定に変更するための信号を生成し、ロボット指令信号生成部45及びデータ送受信部46を介してロボット制御装置5へ送信する。ロボット制御装置5の解析部52は、ロボット指令信号から接触停止動作の感度を変更するための信号を検出すると、感度変更部61へ変更内容を通知する。ロボット制御装置5の感度変更部61は、解析部52から通知された変更内容に応じて、接触停止感度を相対的に低い設定に変更する。感度変更部61は、変更した接触停止感度を接触制御部62へ通知する。
次いで、“G01 X_Y_Z_A_B_C_P_”が指令されると、ロボット制御装置5は、直交座標系上のドア閉端位置へ協働ロボット3を直線移動させ、位置決めする。
次いで、“G205”が指令され、感度変更部47は、接触停止動作の感度を相対的に中間程度の設定に変更するための信号を生成し、ロボット指令信号生成部45及びデータ送受信部46を介してロボット制御装置5へ送信する。ロボット制御装置5の解析部52は、ロボット指令信号から接触停止動作の感度を変更するための信号を検出すると、感度変更部61へ変更内容を通知する。ロボット制御装置5の感度変更部61は、解析部52から通知された変更内容に応じて、接触停止感度を相対的に中間程度の設定に変更する。感度変更部61は、変更した接触停止感度を接触制御部62へ通知する。
次いで、“M100”が指令され、ロボット制御装置5は、協働ロボット3のハンドを開くことによって、協働ロボット3は、ドアのハンドルを開放する。
次いで、“G209”が指令され、感度変更部47は、接触停止動作の感度を相対的に高い設定に変更するための信号を生成し、ロボット指令信号生成部45及びデータ送受信部46を介してロボット制御装置5へ送信する。ロボット制御装置5の解析部52は、ロボット指令信号から接触停止動作の感度を変更するための信号を検出すると、感度変更部61へ変更内容を通知する。ロボット制御装置5の感度変更部61は、解析部52から通知された変更内容に応じて、接触停止感度を相対的に高い設定に変更する。感度変更部61は、変更した接触停止感度を接触制御部62へ通知する。次いで、“M30”が指令され、数値制御プログラムは終了する。
このように数値制御装置4及びロボット制御装置5は、協働ロボット3の動作内容に応じて接触停止感度を変更する。
以上説明したように本実施形態によれば、数値制御装置4は、数値制御プログラム中のロボット制御指令を解析する解析部42と、ロボット制御指令に応じて、協働ロボット3が外力に応じて動作を停止する際における接触停止感度を変更するための信号を生成する感度変更部と、接触停止感度を変更するための信号を含むロボット指令信号を生成し、ロボット制御装置5へ送信するロボット指令信号生成部と、を備える。
このような構成によって、数値制御装置4は、数値制御プログラムを用いて協働ロボット3の接触停止感度を変更することができる。よって、数値制御装置4は、負荷の再教示を行うことなく、ロボット制御装置5による誤った接触停止判定を防止し、協働ロボット3が物体に接触しながらの動作することを可能にする。
また、感度変更部47は、ロボット指令信号によって、協働ロボット3が外部の対象物への接触を伴う動作の前後において接触停止感度を変更してもよい。このような構成によって、数値制御装置4は、外部の対象物への接触を伴う動作の前後に応じた接触停止感度を用いて、協働ロボット3の接触停止動作を制御することができる。
また、感度変更部47は、ロボット指令信号によって、協働ロボット3が外部への接触を伴う動作の方向に応じて接触停止感度を変更してもよい。このような構成によって、数値制御装置4は、外部の対象物への接触を伴う動作の方向に応じた接触停止感度を用いて、協働ロボット3の接触停止動作を制御することができる。
また、感度変更部47は、ロボット指令信号によって、協働ロボット3が接触する対象の重量又は対象のイナーシャの少なくとも一つに応じて接触停止感度を変更してもよい。このような構成によって、数値制御装置4は、協働ロボット3が接触する対象の重量又は対象のイナーシャ応じた接触停止感度を用いて、協働ロボット3の接触停止動作を制御することができる。
また、数値制御システム1において、数値制御装置4は、数値制御プログラム中のロボット制御指令を解析する解析部42と、ロボット制御指令に応じて、協働ロボット3が外力に応じて動作を停止する際における接触停止感度を変更するための信号を生成する感度変更部と、接触停止感度を変更するための信号を含むロボット指令信号を生成し、ロボット制御装置5へ送信するロボット指令信号生成部と、を備え、ロボット制御装置5は、ロボット指令信号に基づいて、協働ロボット3が外力に応じて動作を停止する際における接触停止感度を変更する感度変更部61と、変更された接触停止感度に基づいて、協働ロボット3が検出した負荷に応じて前記接触停止動作を協働ロボット3に行わせる接触制御部62と、を備える。
このような構成によって、数値制御システム1は、数値制御プログラムを用いて協働ロボット3の接触停止感度を変更することができる。よって、数値制御システム1は、負荷の再教示を行うことなく、ロボット制御装置5による誤った接触停止判定を防止し、協働ロボット3が物体に接触しながらの動作することを可能にする。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の数値制御システム1は、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。また、上記の数値制御システム1により行なわれる制御方法も、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて記憶され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。
本開示について詳述したが、本開示は上述した個々の実施形態に限定されるものではない。これらの実施形態は、本開示の要旨を逸脱しない範囲で、または、特許請求の範囲に記載された内容とその均等物から導き出される本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の追加、置き換え、変更、部分的削除等が可能である。また、これらの実施形態は、組み合わせて実施することもできる。例えば、上述した実施形態において、各動作の順序や各処理の順序は、一例として示したものであり、これらに限定されるものではない。また、上述した実施形態の説明に数値又は数式が用いられている場合も同様である。
上記実施形態及び変形例に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
数値制御プログラムを用いてロボット制御装置(5)を介してロボット(3)を制御する数値制御装置(4)であって、
前記数値制御プログラム中のロボット制御指令を解析する解析部(42)と、
前記ロボット制御指令に応じて、前記ロボットが外力に応じて動作を停止する際における接触停止感度を変更するための信号を生成する感度変更部(47)と、
前記接触停止感度を変更するための信号を含むロボット指令信号を生成し、前記ロボット制御装置へ送信するロボット指令信号生成部(45)と、
を備える数値制御装置。
(付記2)
前記感度変更部(47)は、前記ロボット指令信号によって、前記ロボット(3)が外部への接触を伴う動作の前後において前記接触停止感度を変更する、付記1に記載の数値制御装置。
(付記3)
前記感度変更部(47)は、前記ロボット指令信号によって、前記ロボット(3)が外部への接触を伴う動作の方向に応じて前記接触停止感度を変更する、付記1に記載の数値制御装置。
(付記4)
前記感度変更部(47)は、前記ロボット指令信号によって、前記ロボット(3)が接触する対象の重量又は前記対象のイナーシャの少なくとも一つに応じて前記接触停止感度を変更する、付記1に記載の数値制御装置。
(付記5)
前記ロボットは、人との接触を検知して動作を停止する協働ロボットである、付記1に記載の数値制御装置。
(付記6)
数値制御装置(4)の数値制御プログラムを用いてロボット制御装置(5)を介してロボット(3)を制御する数値制御システムであって、
前記数値制御装置は、
前記数値制御プログラム中のロボット制御指令を解析する解析部(42)と、
前記ロボット制御指令に応じて、前記ロボットが外力に応じて動作を停止する際における接触停止感度を変更するための信号を生成する感度変更部(47)と、
前記接触停止感度を変更するための信号を含むロボット指令信号を生成し、前記ロボット制御装置へ送信するロボット指令信号生成部と、
を備え、
前記ロボット制御装置は、
前記ロボット指令信号に基づいて、前記ロボットが外力に応じて動作を停止する際における前記接触停止感度を変更するロボット側感度変更部(61)と、
変更された前記接触停止感度に基づいて、前記ロボットが検出した負荷に応じて接触停止動作を前記ロボットに行わせる接触制御部(62)と、
を備える数値制御システム。
(付記7)
前記感度変更部(47)は、前記ロボット指令信号によって、前記ロボット(3)が外部への接触を伴う動作の前後において前記接触停止感度を変更する、付記6に記載の数値制御システム。
(付記8)
前記感度変更部(47)は、前記ロボット指令信号によって、前記ロボット(3)が外部への接触を伴う動作の方向に応じて前記接触停止感度を変更する、付記6に記載の数値制御システム。
(付記9)
前記感度変更部(47)は、前記ロボット指令信号によって、前記ロボット(3)が接触する対象の重量又は前記対象のイナーシャの少なくとも一つに応じて前記接触停止感度を変更する、付記6に記載の数値制御システム。
(付記10)
前記ロボットは、人との接触を検知して動作を停止する協働ロボットである、付記6に記載の数値制御システム。
1 数値制御システム
2 工作機械
3 協働ロボット
4 数値制御装置
5 ロボット制御装置
41 プログラム入力部
42 解析部
43 動作制御部
44 記憶部
45 ロボット指令信号生成部
46 データ送受信部
47 感度変更部
51 記憶部
52 解析部
53 ロボット命令生成部
54 プログラム管理部
55 軌跡制御部
56 キネマティクス制御部
57 サーボ制御部
58 負荷設定選択部
59 ダイナミクス制御部
60 データ送受信部
61 感度変更部
62 接触制御部

Claims (10)

  1. 数値制御プログラムを用いてロボット制御装置を介してロボットを制御する数値制御装置であって、
    前記数値制御プログラム中のロボット制御指令を解析する解析部と、
    前記ロボット制御指令に応じて、前記ロボットが外力に応じて動作を停止する際における接触停止感度を変更するための信号を生成する感度変更部と、
    前記接触停止感度を変更するための信号を含むロボット指令信号を生成し、前記ロボット制御装置へ送信するロボット指令信号生成部と、
    を備える数値制御装置。
  2. 前記感度変更部は、前記ロボット指令信号によって、前記ロボットが外部への接触を伴う動作の前後において前記接触停止感度を変更する、請求項1に記載の数値制御装置。
  3. 前記感度変更部は、前記ロボット指令信号によって、前記ロボットが外部への接触を伴う動作の方向に応じて前記接触停止感度を変更する、請求項1に記載の数値制御装置。
  4. 前記感度変更部は、前記ロボット指令信号によって、前記ロボットが接触する対象の重量又は前記対象のイナーシャの少なくとも一つに応じて前記接触停止感度を変更する、請求項1に記載の数値制御装置。
  5. 前記ロボットは、人との接触を検知して動作を停止する協働ロボットである、請求項1に記載の数値制御装置。
  6. 数値制御装置の数値制御プログラムを用いてロボット制御装置を介してロボットを制御する数値制御システムであって、
    前記数値制御装置は、
    前記数値制御プログラム中のロボット制御指令を解析する解析部と、
    前記ロボット制御指令に応じて、前記ロボットが外力に応じて動作を停止する際における接触停止感度を変更するための信号を生成する感度変更部と、
    前記接触停止感度を変更するための信号を含むロボット指令信号を生成し、前記ロボット制御装置へ送信するロボット指令信号生成部と、
    を備え、
    前記ロボット制御装置は、
    前記ロボット指令信号に基づいて、前記ロボットが外力に応じて動作を停止する際における前記接触停止感度を変更するロボット側感度変更部と、
    変更された前記接触停止感度に基づいて、前記ロボットが検出した負荷に応じて接触停止動作を前記ロボットに行わせる接触制御部と、
    を備える数値制御システム。
  7. 前記感度変更部は、前記ロボット指令信号によって、前記ロボットが外部への接触を伴う動作の前後において前記接触停止感度を変更する、請求項6に記載の数値制御システム。
  8. 前記感度変更部は、前記ロボット指令信号によって、前記ロボットが外部への接触を伴う動作の方向に応じて前記接触停止感度を変更する、請求項6に記載の数値制御システム。
  9. 前記感度変更部は、前記ロボット指令信号によって、前記ロボットが接触する対象の重量又は前記対象のイナーシャの少なくとも一つに応じて前記接触停止感度を変更する、請求項6に記載の数値制御システム。
  10. 前記ロボットは、人との接触を検知して動作を停止する協働ロボットである、請求項6に記載の数値制御システム。
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