JP5050677B2 - エアバッグ装置及びそのカバー体 - Google Patents

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Description

本発明は、エアバッグ膨張時に開き出すドア部を有したカバーパネルと、該カバーパネルの裏面に固着された裏打ちパネルとを備えたエアバッグ装置用カバー体に関する。また、本発明は、このカバー体を備えたエアバッグ装置に関する。
自動車に設置されるエアバッグ装置は、折り畳まれたエアバッグと、このエアバッグが取り付けられたリテーナと、該エアバッグを膨張させるためのインフレータ(ガス発生器)と、該リテーナを覆うカバーパネル(例えばリッド)等を備えている。
該カバーパネルは、エアバッグ膨張時に開き出すドア部を有している。該カバーパネルには、ドア部をその周囲のカバーパネル即ち非開放部から切り離すためのテアラインと、切り離されたドア部が開き出すように該ドア部の根元部を屈曲させるヒンジラインとが設けられている。
インフレータがガスを発生すると、エアバッグが膨張を開始し、このエアバッグからの押圧力によりカバーパネルがテアラインに沿って開裂する。これにより、ドア部がその周囲のカバーパネルから切り離され、ヒンジラインに沿って屈曲して開き出す。そして、このようにドア部が開き出すことによって生じた開口部を通ってエアバッグが膨張展開する。
このカバーパネルの裏面に裏打ちパネルを固着した構成が特開2005−14747号公報に記載されている。以下に、第13〜16図を参照して同号公報のエアバッグ装置用カバー体の構成について説明する。第13図は上記特開2005−14747号公報のエアバッグ装置用カバー体の斜視図、第14図は第13図のXIV−XIV線に沿う断面図、第15図は第14図のXV付近の拡大図、第16図はこのカバー体のドア部開き出し時の断面図である。なお、第16図(a)はドア部開き出し直後を示し、第16図(b)はドア部が第16図(a)の状態からさらに開き出した状態を示している。第16図(a),(b)は、それぞれ第15図と同一部分を示している。
同号公報のエアバッグ装置用カバー体(同号公報では「カバー」と称されている。)11には、凹条よりなるテアライン24a,24bが設けられている。テアライン24bはエアバッグ(図示略)を収容したリテーナ(図示略)の上縁に沿って周回するように設けられており、この周回テアライン24bの内側領域がドア部(同号公報では「扉予定部」と称されている。)26となっている。テアライン24aは該ドア部26の中央を横断するように延設されている。
このカバー体11の裏面に裏打ちパネル(同号公報では「インナ部」と称されている。)22が固着されている。
第14図の通り、この裏打ちパネル22は、ドア部26の裏面に固着されたドア裏打ち部33と、該ドア裏打ち部33の周囲から前記リテーナの外周を取り囲むようにカバー体11の裏側に向って立設された方形枠状のフランジ部32と、該フランジ部32の上端から外向きに張り出しており、カバー体11のうちドア部26の周辺領域(同号公報では「アウタ外郭部」と称されている。)25の裏面に固着されたドア周辺領域裏打ち部31等を有している。
該ドア裏打ち部33の中央には、ドア部26の中央のテアライン24aと重なるようにテアライン(同号公報では「切断部」と称されている。)38が延設されている。このテアライン38も、ドア裏打ち部33の中央を該ドア部26の中央テアライン24aと同一方向に横切っている。
ドア裏打ち部33の該テアライン38を挟んだ両側の縁部には、カバー体11の裏側へ垂れ下がるようにU字形に湾曲したヒンジ部34が形成されている。このヒンジ部34により、ドア部26が開き出す際のドア裏打ち部33の屈曲を容易にする易屈曲部が構成されている。
同号公報では、各ヒンジ部34のフランジ部32に近い方の端部と、該フランジ部32の上端部との間には、両者を繋ぐ連設部42が介在している。ドア部26の周囲の周回テアライン24bは、この連設部42と重なるように配置されている。各連設部42の幅、即ち各ヒンジ部34のフランジ部32に近い方の端部と該フランジ部32の上端部との間隔は、それぞれ、該周回テアライン24bの幅と略同等となっている。各連設部42はカバー体11の裏面から離隔しており、各連設部42とカバー体11の裏面との間にはそれぞれ空間部44が存在している。
リテーナにエアバッグが折り畳まれて収容され、このリテーナを覆うようにカバー体11が配置され、該リテーナのフック(図示略)をフランジ部32のフック係止孔39に差し込んでカバー体11をリテーナに連結することにより、エアバッグ装置が構成されている。
インフレータ(図示略)がガス噴出作動すると、エアバッグが膨張し、このエアバッグに押されてカバー体11がテアライン24a,24bに沿って開裂する。これにより、ドア部26が周囲のカバーパネル11(ドア周辺領域25)から切り離され、エアバッグに押されて開き出す。
このとき、裏打ちパネル22のドア裏打ち部33もその中央テアライン38に沿って開裂し、該ドア部26と一体的に開き出す。この際、第16図(a),(b)のように、該ドア裏打ち部33は、その根元側のヒンジ部34をドア開き出し方向へ伸び出させるようにして開き出す。
特開2005−14747号公報
上記特開2005−14747号公報では、裏打ちパネル22の易屈曲部としてのヒンジ部34とフランジ部32の上端部との間に連設部42が介在しており、この連設部42の分だけヒンジ部34が周回テアライン24bからドア部26の中央側へ離隔している。そのため、ドア部26の開き出しに伴って該ヒンジ部34がドア開き出し方向へ伸び出しても、このヒンジ部34がカバー体11のドア部26周辺部分、即ち周回テアライン24bの切断面に干渉しにくい。
しかしながら、連設部42の剛性が十分でない場合、又は高温下で該連設部42の剛性が低下した場合などには、第17図のように、ドア部26の開き出し時にドア裏打ち部33がこの連設部42とフランジ部32との連結部付近から屈曲して開き出す可能性がある。この場合、該ヒンジ部34がカバー体11のドア部26周辺部分(周回テアライン24bの切断面)に干渉するおそれがある。
本発明は、このような問題点を解決し、ドア部の開き出し時に裏打ちパネルがカバーパネルの該ドア周辺部分に干渉しにくいエアバッグ装置用カバー体と、このエアバッグ装置用カバー体を備えたエアバッグ装置を提供することを目的とする。
請求項1のエアバッグ装置用カバー体は、エアバッグ膨張時に開き出すドア部(53)を有したカバーパネル(50)と、該カバーパネル(50)の裏面に固着された裏打ちパネル(60)とを備えたエアバッグ装置用カバー体において、該カバーパネル(50)には、該ドア部(53)の少なくとも1辺に沿ってヒンジライン(52)が設けられており、該ドア部(53)は、少なくともその一部が該ヒンジライン(52)に沿って屈曲して開き出すものであり、該裏打ちパネル(60)の該ヒンジライン(52)付近に補強パネル(70)が取り付けられており、該補強パネル(70)は、該ヒンジライン(52)よりも一方のドア部(53)側から他方の非開放部(54)側まで延在しており、該裏打ちパネル(60)と該補強パネル(70)とを該ヒンジライン(52)よりもドア部(53)側において連結する連結部(80)が設けられており、該裏打ちパネル(60)は、該カバーパネル(50)のうち該ドア部(53)に重なったドア裏打ち部(61)と、該ドア部(53)の周辺領域に重なったドア周辺領域裏打ち部(62)と、該ドア裏打ち部(61)の該ヒンジライン(52)側の端縁と該ドア周辺領域裏打ち部(62)の該ドア部(53)側の端縁とを繋ぐヒンジ部(63)とを有しており、該ドア周辺領域裏打ち部(62)は、該ヒンジライン(52)よりも一方の該ドア部(53)側から他方の該非開放部(54)側まで延在しており、該ヒンジ部(63)は、該ヒンジライン(52)から該ドア部(53)側に離隔して配置されており、該ヒンジ部(63)は、その該ヒンジライン(52)の延在方向と交叉方向における中間側ほど該カバーパネル(50)の裏面から離隔して該カバーパネル(50)の裏側に垂れ下がるように、略U字形に湾曲したものとなっており、該ドア裏打ち部(61)が該ドア部(53)の裏面に固着され、該ドア周辺領域裏打ち部(62)のうち該非開放部(54)に重なった領域が該非開放部(54)の裏面に固着されており、該ドア周辺領域裏打ち部(62)のうち該ヒンジライン(52)から該ドア部(53)側の領域と該ヒンジ部(63)とが該カバーパネル(50)の裏面に対し非結合とされており、該裏打ちパネル(60)は、該ドア部(53)が該ヒンジライン(52)に沿って屈曲して開き出すときには、該ドア裏打ち部(61)が該ヒンジ部(63)を伸び出させるようにして該ドア部(53)と一体的に開き出すように構成されており、前記補強パネル(70)は、該裏打ちパネル(60)のうち該ドア周辺領域裏打ち部(62)に重なるように配置されており、前記連結部(80)は、該ドア周辺領域裏打ち部(62)と該補強パネル(70)とを連結しており、該連結部(80)は、該ヒンジ部(63)よりも該ヒンジライン(52)側において、該ヒンジライン(52)と少なくとも部分的に重なるように配置されているか、又は、該ヒンジライン(52)から該ヒンジ部(63)側に離隔して配置されていることを特徴とするものである。
請求項2のエアバッグ装置用カバー体は、請求項1において、前記ヒンジライン(52)の延在方向と交叉方向における該ヒンジライン(52)と前記連結部(80)との間隔は、0〜10mmであることを特徴とするものである。
請求項3のエアバッグ装置用カバー体は、請求項1又は2において、前記連結部(80)は、スポット溶接よりなることを特徴とするものである。
請求項4のエアバッグ装置用カバー体は、請求項1ないし3のいずれか1項において、前記補強パネル(70)とカバーパネル(50)との間に前記裏打ちパネル(60)の前記ドア周辺領域裏打ち部(62)が介在していることを特徴とするものである。
請求項5のエアバッグ装置用カバー体は、請求項1ないし3のいずれか1項において、前記裏打ちパネル(60A)の前記ドア周辺領域裏打ち部(66)とカバーパネル(50)との間に前記補強パネル(70A)が介在していることを特徴とするものである。
請求項6のエアバッグ装置用カバー体は、請求項1ないし5のいずれか1項において、該カバーパネル(50)に、前記ドア部(53)を横切るようにテアラインが設けられており、該ドア部(53)の該テアラインに対向する各辺に沿ってそれぞれ前記ヒンジライン(52)が設けられており、エアバッグ膨張時には、該ドア部(53)は、該テアラインに沿って開裂して複数の片に分離し、これらの片がそれぞれ該ヒンジライン(52)から屈曲して開き出すことを特徴とするものである。
請求項7のエアバッグ装置用カバー体は、請求項1ないし6のいずれか1項において、前記補強パネル(70)のドア部(53)側の辺縁から前記カバーパネル(50)の裏側に延出するフランジ部(73)が設けられていることを特徴とするものである。
請求項8のエアバッグ装置は、エアバッグと、該エアバッグを収容したリテーナと、該エアバッグを膨張させるインフレータと、該リテーナを覆うカバー体とを有するエアバッグ装置において、該カバー体は、請求項1ないし7のいずれか1項に記載のカバー体であることを特徴とするものである。
請求項9のエアバッグ装置は、請求項8において、該エアバッグ装置は、車体外面に沿ってエアバッグを膨張させる歩行者用エアバッグ装置であることを特徴とするものである。
本発明のエアバッグ装置用カバー体及びエアバッグ装置にあっては、エアバッグ膨張時には、裏打ちパネルを介してカバーパネルのドア部がこのエアバッグによって押圧され、該ドア部がヒンジラインから屈曲して開き出す。この際、裏打ちパネルのうちドア部と対面した部分がこのドア部と一体的に開き出す。
本発明においては、この裏打ちパネルのうち、カバーパネルのヒンジライン付近に対向する部分に補強パネルが取り付けられている。この補強パネルは、該ヒンジラインの一方のドア側から他方の非開放部側まで延在しており、この補強パネルと裏打ちパネルとが該ヒンジラインよりもドア側において連結部によって連結されている。これにより、裏打ちパネルの該連結部よりもヒンジライン側の部分のドア開き出し方向への屈曲がこの連結部及び補強パネルによって強固に阻止され、ドア部の開き出し時には、裏打ちパネルは確実に連結部に沿う辺部、即ちヒンジラインから離隔した部分から屈曲して開き出すようになる。この結果、ドア部の開き出し時に裏打ちパネルがカバーパネルのドア周辺部分に干渉することが確実に防止される。
なお、このヒンジラインとは、ドア部の開き出し方向への屈曲を誘導する線状部であるが、本発明においては、このヒンジラインは、ドア部の開き出し時に該ドア部とカバーパネルのドア周辺部分とを連結したまま折れ曲がるように構成されていてもよく、テアラインと同様に開裂して、ドア部とカバーパネルのドア周辺部分とを少なくとも部分的に分離させるように構成されていてもよい。
本発明では、裏打ちパネルのドア部と対向する部分のうち該連結部に沿う辺部にヒンジ部を設けことにより、ドア部の開き出し時には、確実に裏打ちパネルがこの連結部に沿う辺部から屈曲して開き出すようになる。
請求項3のように、裏打ちパネルと補強パネルとをスポット溶接により連結することにより、これらを容易に且つ強固に固着させることができる。
本発明においては、請求項4のように、補強パネルとカバーパネルとの間に裏打ちパネルが介在した構造、即ち裏打ちパネルの裏側に補強パネルが重なった構造であってもよく、請求項5のように、裏打ちパネルとカバーパネルとの間に補強パネルが介在した構造、即ち裏打ちパネルの表側に補強パネルが重なった構造であってもよい。
請求項5のように裏打ちパネルの表側に補強パネルが重なった構造にあっては、ドア部の開き出し時には、裏打ちパネルがこの補強パネルの辺縁に沿って屈曲して開き出すようになるため、連結部に直接的に裏打ちパネルを補強パネルから引き剥がすような応力が加わりにくい。
本発明においては、請求項6のように、エアバッグ膨張時にドア部が開裂し、複数の片に分かれて開き出すように構成されていてもよく、ドア部が開裂せず、ドア部全体が1枚のドアとして開き出すように構成されてもよい。
請求項7のように、補強パネルのドア側の辺縁からカバーパネルの裏側へ延出するフランジ部を設けることにより、該補強パネルは、カバーパネルの表側即ちエアバッグの膨張方向へ撓みにくいものとなる。これにより、エアバッグ膨張時に、カバー体がエアバッグの膨張圧により表側へ撓んで該カバー体とリテーナとの間に隙間が生じることが防止され、この結果、膨張したエアバッグが該カバー体とリテーナとの間に潜り込むことが防止される。
請求項9のように、本発明のエアバッグ装置は、車体外面に沿ってエアバッグを膨張展開させて歩行者等を拘束する歩行者用エアバッグ装置として好適である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。
第1図は実施の形態に係るエアバッグ装置用カバー体の分解斜視図、第2図はこのカバー体に用いられている裏打ちパネルの斜視図、第3図はこの裏打ちパネルの分解斜視図、第4図は第1図のIV−IV線に沿う断面図、第5図は第4図のV部分(ヒンジライン付近)の拡大図、第6図はドア部開き出し時における、第5図と同様部分の断面図である。
この実施の形態では、エアバッグ装置は、車体外面にエアバッグを膨張させて歩行者等を拘束する歩行者用エアバッグ装置である。
この実施の形態のエアバッグ装置用カバー体は、カバーパネル50と、このカバーパネル50の裏面に取り付けられた裏打ちパネル60とからなる。
カバーパネル50には、凹条よりなるテアライン51及びヒンジライン52が設けられている。第1図の通り、これらのテアライン51及びヒンジライン52は、略長方形状に連続して延設されている。テアライン51は、この長方形の一長辺及びこれと交叉方向の両短辺に沿うように略コ字形に延在しており、ヒンジライン52は、この長方形の残りの長辺に沿うように延在している。なお、テアライン51のうち、この長方形の長辺に沿う部分を長辺方向延在部51aといい、この長方形の両短辺に沿う部分をそれぞれ短辺方向延在部51bということがある。
これらのテアライン51及びヒンジライン52は、エアバッグ装置のリテーナ(図示略)の上縁を周回するように設けられており、カバーパネル50のうちこれらのテアライン51及びヒンジライン52によって囲まれた領域がエアバッグ(図示略)の膨張時に開き出すドア部53となっている。カバーパネル50のうち、このドア部53の周辺領域は、非開放部54となっている。
裏打ちパネル60は、カバーパネル50のうちドア部53に重なったドア裏打ち部61と、このドア部53の周辺領域に重なったドア周辺領域裏打ち部62と、該ドア裏打ち部61とドア周辺領域裏打ち部62とを繋ぐヒンジ部63とを有している。
第1図に示すように、該ドア周辺領域裏打ち部62は、ヒンジライン52に沿って延在する基片部62aと、テアライン51の両短辺方向延在部51b,51bに沿って延在する側片部62b,62bとを有する略コ字形のものである。第4図の通り、該基片部62aは、ヒンジライン52を挟んで一方のドア部53側と他方の非開放部54側とに跨って延在している。また、図示は省略するが、各側片部62bは、テアライン51の各短辺方向延在部51bよりも非開放部54側にのみ重なっており、各々のドア裏打ち部61との対向辺が該非開放部54側からテアライン51の各短辺方向延在部51bに臨んでいる。
ヒンジ部63は、ドア裏打ち部61とドア周辺領域裏打ち部62の基片部62aとの対向辺同士を繋いでいる。この実施の形態では、該ヒンジ部63は、ヒンジライン52の延在方向における幅がドア裏打ち部61よりも小さい帯状のものであり、該ヒンジライン52の延在方向に間隔をおいて複数個配設されている。第4図の通り、各ヒンジ部63は、各々のヒンジライン52の延在方向と交叉方向における中間側ほどカバーパネル50の裏面から離隔して該カバーパネル50の裏側に垂れ下がるように、略U字形に湾曲したものとなっている。この実施の形態では、各ヒンジ部63が易屈曲部となっている。
ドア裏打ち部61とドア周辺領域裏打ち部62の各側片部62bとの間にはそれぞれスリット64が形成されている。第2図及び第3図に示すように、各スリット64の基片部62aと反対側の端部は、裏打ちパネル60の端縁に開口している。テアライン51の各短辺方向延在部51bは、各スリット64に重なるように配置されている。
第5図のように、この裏打ちパネル60のうち、ドア裏打ち部61がドア部53の裏面に接着剤65によって固着されていると共に、ドア周辺領域裏打ち部62の基片部62aのうちカバーパネル50の非開放部54に重なった領域が該非開放部54の裏面に接着剤65によって固着されている。即ち、この裏打ちパネル60の各ヒンジ部63と、ドア周辺領域裏打ち部62の基片部62aのうちヒンジライン52から各ヒンジ部63までの領域とは、連続してカバーパネル50に対し非結合とされている。
なお、図示は省略するが、ドア周辺領域裏打ち部62の各側片部62bも、それぞれ、非開放部54の裏面に接着剤により固着されている。
この裏打ちパネル60のドア周辺領域裏打ち部62に補強パネル70が取り付けられている。この実施の形態では、該補強パネル70は、ドア周辺領域裏打ち部62の裏側に配置されている。
第3図に示すように、この補強パネル70も、ヒンジライン52に沿って延在する基片部71と、テアライン51の両短辺方向延在部51b,51bに沿うように延在する1対の側片部72,72とを有した略コ字形のものである。第5図の通り、この補強パネル70の基片部71も、ヒンジライン52を挟んだ一方のドア部53側と他方の非開放部54側とに跨って延在している。この補強パネル70の基片部71がドア周辺領域裏打ち部62の基片部62aの裏面に重ね合わされると共に、各側片部72が該ドア周辺領域裏打ち部62の各側片部62bの裏面に重ね合わされ、これらがそれぞれ連結部80によって連結されている。
なお、この実施の形態では、裏打ちパネル60と補強パネル70とはそれぞれアルミ板や鋼板等の金属板よりなり、スポット溶接によってこれらが結合されることにより、連結部80が形成されている。ただし、裏打ちパネル60及び補強パネル70の材質及びこれらを連結した連結部80の形成方法はこれに限定されない。例えば、裏打ちパネル60及び補強パネル70は合成樹脂製であってもよく、これらが振動溶着により結合されてもよい。
第5図に示す通り、ドア周辺領域裏打ち部62の基片部62aと補強パネル70の基片部71とは、ヒンジライン52よりもドア部53の中央側において、連結部80により連結されている。
補強パネル70の基片部71のドア側の辺縁からは、該補強パネル70の裏側へ立ち下がるフランジ部73が立設されている。このフランジ部73及び基片部71のうち、裏打ちパネル60の各ヒンジ部63と重なる部分には、各ヒンジ部63との干渉を防止するための開口74が設けられている。第5図のように、各ヒンジ部63は、それぞれこの開口74内に配置されている。
リテーナにインフレータ(図示略)を設置すると共に、このリテーナ内にエアバッグを折り畳んで収容し、このリテーナをカバーパネル50の裏側からドア部53に対面させるように配置して該カバーパネル50に連結することにより、エアバッグ装置が構成される。なお、このカバーパネル50へのリテーナの連結構造は任意であり、この実施の形態では図示を省略する。
このエアバッグ装置は、車体のボンネットフードやその後側のカウル部等に設置される。なお、エアバッグ装置の配置はこれに限定されない。
インフレータがガス噴出作動すると、エアバッグが膨張し、このエアバッグに押されてカバーパネル50がテアライン51に沿って開裂する。これにより、ドア部53がその周囲の非開放部54から切り離され、この切り離されたドア部53がエアバッグに押されてヒンジライン53から屈曲して車体外部側へ開き出す。
このとき、裏打ちパネル60のドア裏打ち部61も、このドア部53と一体的に開き出す。このドア裏打ち部61は、第6図に示すように、連結部80の近傍から車体外部側へ屈曲して、ヒンジ部63を伸び出させるようにして開き出す。
その後、このドア部53が開き出すことにより形成された開口を通ってエアバッグが車体外部側に膨らみ出し、該車体の外面に沿って展開する。
このエアバッグ装置用カバー体にあっては、裏打ちパネル60のうち、カバーパネル50のヒンジライン52付近に重なるドア周辺領域裏打ち部62の基片部62aに補強パネル70の基片部71が取り付けられている。このドア周辺領域裏打ち部62の基片部62aと補強パネル70の基片部71とは、該ヒンジライン52の一方のドア部53側から他方の非開放部54側まで延在しており、これらは該ヒンジライン52よりもドア部53側において連結部80によって連結されている。
そのため、この連結部80及び補強パネル70により、ドア部53の開き出し時にドア周辺領域裏打ち部62の基片部62aが該連結部80よりもヒンジライン52側から屈曲して開き出すことが強固に阻止され、ドア部53の開き出し時には、裏打ちパネル60は、確実に該連結部80よりもドア裏打ち部61側から屈曲して開き出すようになる。この結果、ドア部53の開き出し時に裏打ちパネル60がカバーパネル50のドア周辺部分即ちヒンジライン52の屈曲部に干渉することが確実に防止される。
なお、この実施の形態では、裏打ちパネル60のドア裏打ち部61と基片部62aとの間に易屈曲部としてのヒンジ部63が設けられており、ドア部53の開き出し時にドア裏打ち部61がこのヒンジ部63から屈曲し易くなっている。また、ドア部53の開き出し時には、ドア裏打ち部61はこのヒンジ部63を伸び出させるようにして車体外部側へ開き出すので、ドア裏打ち部61がカバーパネル50のドア周辺部分(ヒンジライン52の屈曲部)により干渉しにくいものとなっている。
この実施の形態では、補強パネル70の基片部71のドア側の辺縁から該補強パネル70の裏側へ立ち下がるフランジ部73を設けることにより、該補強パネル70は、表側即ちエアバッグの膨張方向へ撓みにくいものとなっている。これにより、エアバッグ膨張時に、カバー体がエアバッグの膨張圧により表側へ撓んで該カバー体とリテーナとの間に隙間が生じることが防止され、この結果、膨張したエアバッグが該カバー体とリテーナとの間に潜り込むことが防止される。
上記の実施の形態では、ヒンジライン52と連結部80とは互いに重なり合わない位置関係にて配置されているが、本発明においては、第7,8図のように、これらのヒンジライン52と連結部80とは少なくとも部分的に重なり合うように配置されていてもよい。本発明においては、ヒンジライン52の延在方向と交叉方向における該ヒンジライン52と連結部80との間隔は、0〜10mm、特に3〜8mmであることが好ましい。
なお、第7図は、ヒンジライン52と連結部80とが重なり合うように構成されたエアバッグ装置用カバー体の該ヒンジライン52付近の断面図であり、第8図はこのカバー体のドア部開き出し時における該ヒンジライン52付近の断面図である。
この第7,8図の実施の形態は、ヒンジライン52と連結部80とが重なり合うように配置されていること以外は第1〜6図の実施の形態と同様であり、第7,8図において第1〜6図と同一符号は同一部分を示している。
上記の実施の形態では、補強パネル70は裏打ちパネル60の裏側に配置されているが、本発明においては、補強パネルが少なくとも部分的に裏打ちパネルの表側に配置されていてもよい。第9図はこのように構成されたエアバッグ装置用カバー体の裏打ちパネルの斜視図、第10図はこの裏打ちパネルの分解斜視図、第11図はこのカバー体のヒンジライン付近の断面図、第12図はこのカバー体のドア部開き出し時における、第11図と同様部分の断面図である。
この実施の形態のエアバッグ装置用カバー体に用いられる裏打ちパネル60Aは、前述の第1〜6図の実施の形態の裏打ちパネル60において、ドア周辺領域裏打ち部62を省略し、各ヒンジ部63の先端部に、補強パネル70Aの基片部71の裏側に配置される差込片66を設けた構成となっている。
この実施の形態でも、補強パネル70Aは、カバーパネル50のヒンジライン52に沿って延在する基片部71と、テアライン51の両短辺方向延在部51b,51bに沿うように延在する1対の側片部72,72とを有した略コ字形のものである。また、該基片部71のドア側の辺縁からは、該補強パネル70Aの裏側へ立ち下がるフランジ部73が立設されている。
この実施の形態では、該フランジ部73に、裏打ちパネル60Aの各差込片66が差し込まれる差込口75が設けられている。各差込口75の上部は、基片部71とフランジ部73とが交わる凸角部を切り欠くようにして該基片部71まで延在している。各差込口75の上縁は、ヒンジライン52の延在方向と略平行方向に延在している。
第9,10図のように、裏打ちパネル60Aは、各差込片66がこの補強パネル70Aの各差込口75に差し込まれて該補強パネル70の基片部71の裏側に重ね合わされている。そして、各差込片66が該基片部71に対し連結部80によって連結されている。
なお、この実施の形態でも、裏打ちパネル60Aと補強パネル70Aとはそれぞれアルミ板や鋼板等の金属板よりなり、スポット溶接によってこれらが結合されることにより、連結部80が形成されている。
このように重ね合わされて連結された裏打ちパネル60A及び補強パネル70Aは、該裏打ちパネル60Aのドア裏打ち部61がカバーパネル50のうちドア部53に対向するように配置され、該補強パネル70Aの基片部71がヒンジライン52付近に対向するように配置され、該補強パネル70Aの各側片部72,72がテアライン51の両短辺方向延在部51b,51bに隣接する非開放部54にそれぞれ対向するように配置されている。該基片部71は、ヒンジライン52を挟んで一方のドア部53側と他方の非開放部54側とに跨って配置されている。
そして、該ドア裏打ち部61が接着材65によってドア部53の裏面に固着され、該基片部71のうちカバーパネル50の非開放部54に重なった領域が該非開放部54の裏面に接着剤76によって固着され、各側片部72がテアライン51の両短辺方向延在部51b,51bに隣接する非開放部54にそれぞれ接着材(図示略)によって固着されている。
第11図に示すように、裏打ちパネル60Aの各差込片66は、補強パネル70Aの基片部71のうちヒンジライン52よりもドア部53側に対向する部分に対して連結部80により連結されている。
この実施の形態のその他の構成は前述の第1〜6図の実施の形態と同様であり、第9〜12図において第1〜5図と同一符号は同一部分を示している。
この実施の形態でも、インフレータがガス噴出作動してエアバッグが膨張した場合、このエアバッグに押されてカバーパネル20がテアライン51に沿って開裂し、ドア部53がその周囲の非開放部54から切り離され、この切り離されたドア部53がエアバッグに押されてヒンジライン52から屈曲して車体外部側へ開き出す。
このドア部53の開き出しに伴い、裏打ちパネル60のドア裏打ち部61も、このドア部53と一体的に開き出す。その際、この実施の形態では、第12図に示すように、各ヒンジ部63の先端側が各差込口75の上縁に沿って屈曲すると共に、各ヒンジ部63が伸び出すことにより、該ドア裏打ち部61が車体外部側に開き出す。
この実施の形態にあっては、各ヒンジ部63の先端側の差込片66の表側に補強パネル70Aの基片部71が重なっており、ドア裏打ち部61の開き出し時には、各ヒンジ部63の先端側は、各差込口75の上縁即ち各差込口75に臨む基片部71のドア側の辺縁に沿って屈曲するので、各差込片66と基片部71とを連結した連結部80に対し、直接的に各差込片66を基片部71から引き剥がすような応力が加わりにくい。
また、この実施の形態でも、各ヒンジ部63の先端側のうち補強パネル70Aよりもヒンジライン52側の部分の屈曲は、この補強パネル70Aによって強固に阻止されるため、ドア部53の開き出し時には該ヒンジ部63は確実にヒンジライン52から離隔した位置において屈曲するので、裏打ちパネル60Aがカバーパネル50のドア周辺部分即ちヒンジライン52の屈曲部に干渉することが確実に防止される。
上記の各実施の形態は本発明の一例を示すものであり、本発明は上記の各実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記の実施の形態では、補強パネル70,70Aは、ヒンジライン52に沿う部分とテアライン51の両短辺方向延在部51b,51bに沿う部分とを有したコ字形のものとなっているが、補強パネルの形状はこれに限定されるものではなく、さらに、テアライン51の長辺方向延在部51aに沿う部分を有した(即ちドア部53の周囲全周を取り囲む)ロ字形のものであってもよい。
上記の各実施の形態では、ドア部53全体が1枚のドアとして開き出すように構成されているが、本発明においては、このドア部を横切るようにテアラインを設けると共に、このドア部の該テアラインに対向する各辺に沿ってそれぞれヒンジラインを設け、エアバッグ膨張時にはこのドア部が該テアラインに沿って開裂して複数の片に分かれ、これらの片がそれぞれヒンジラインから屈曲して開き出すように構成されてもよい。
本発明においては、カバーパネル50は、車体の外面を構成する外装パネルであってもよく、外装パネルとは別体に設けられたリッドであってもよい。
上記の各実施の形態は、いずれも本発明の歩行者用エアバッグ装置及びそのカバー体への適用例を示しているが、本発明は、車両室内に設置される乗員拘束用エアバッグ装置にも適用可能である。この場合、カバーパネルとしては、インストルメントパネル等の内装パネルであってもよい。もちろん、カバーパネルは、この内装パネルと別体に設けられたリッドであってもよい。
実施の形態に係るエアバッグ装置用カバー体の分解斜視図である。 図1のカバー体に用いられている裏打ちパネルの斜視図である。 図2の裏打ちパネルの分解斜視図である。 図1のIV−IV線に沿う断面図である。 図4のV部分の拡大図である。 ドア部開き出し時における、図5と同様部分の断面図である。 実施の形態に係るカバー体のヒンジライン付近の断面図である。 図7のカバー体のドア部開き出し時における断面図である。 実施の形態に係るエアバッグ装置用カバー体に用いられている裏打ちパネルの斜視図である。 図9の裏打ちパネルの分解斜視図である。 図9の裏打ちパネルを用いたカバー体のヒンジライン付近の断面図である。 図9の裏打ちパネルを用いたカバー体のドア部開き出し時におけるヒンジライン付近の断面図である。 従来例に係るエアバッグ装置用カバー体の斜視図である。 図13のXIV−XIV線に沿う断面図である。 図14のXV付近の拡大図である。 図13のカバー体のドア部開き出し時の断面図である。 図13のカバー体のドア部が連設部から屈曲して開き出した状態を示す断面図である。
符号の説明
50 カバーパネル
51 テアライン
52 ヒンジライン
53 ドア部
54 非開放部
60,60A 裏打ちパネル
61 ドア裏打ち部
62 ドア周辺領域裏打ち部
63 ヒンジ部
66 差込片
70,70A 補強パネル
71 基片部
73 フランジ部
75 差込口
80 連結部

Claims (9)

  1. エアバッグ膨張時に開き出すドア部(53)を有したカバーパネル(50)と、該カバーパネル(50)の裏面に固着された裏打ちパネル(60)とを備えたエアバッグ装置用カバー体において、
    該カバーパネル(50)には、該ドア部(53)の少なくとも1辺に沿ってヒンジライン(52)が設けられており、該ドア部(53)は、少なくともその一部が該ヒンジライン(52)に沿って屈曲して開き出すものであり、
    該裏打ちパネル(60)の該ヒンジライン(52)付近に補強パネル(70)が取り付けられており、
    該補強パネル(70)は、該ヒンジライン(52)よりも一方のドア部(53)側から他方の非開放部(54)側まで延在しており、
    該裏打ちパネル(60)と該補強パネル(70)とを該ヒンジライン(52)よりもドア部(53)側において連結する連結部(80)が設けられており、
    該裏打ちパネル(60)は、
    該カバーパネル(50)のうち該ドア部(53)に重なったドア裏打ち部(61)と、
    該ドア部(53)の周辺領域に重なったドア周辺領域裏打ち部(62)と、
    該ドア裏打ち部(61)の該ヒンジライン(52)側の端縁と該ドア周辺領域裏打ち部(62)の該ドア部(53)側の端縁とを繋ぐヒンジ部(63)と
    を有しており、
    該ドア周辺領域裏打ち部(62)は、該ヒンジライン(52)よりも一方の該ドア部(53)側から他方の該非開放部(54)側まで延在しており、
    該ヒンジ部(63)は、該ヒンジライン(52)から該ドア部(53)側に離隔して配置されており、
    該ヒンジ部(63)は、その該ヒンジライン(52)の延在方向と交叉方向における中間側ほど該カバーパネル(50)の裏面から離隔して該カバーパネル(50)の裏側に垂れ下がるように、略U字形に湾曲したものとなっており、
    該ドア裏打ち部(61)が該ドア部(53)の裏面に固着され、該ドア周辺領域裏打ち部(62)のうち該非開放部(54)に重なった領域が該非開放部(54)の裏面に固着されており、該ドア周辺領域裏打ち部(62)のうち該ヒンジライン(52)から該ドア部(53)側の領域と該ヒンジ部(63)とが該カバーパネル(50)の裏面に対し非結合とされており、
    該裏打ちパネル(60)は、該ドア部(53)が該ヒンジライン(52)に沿って屈曲して開き出すときには、該ドア裏打ち部(61)が該ヒンジ部(63)を伸び出させるようにして該ドア部(53)と一体的に開き出すように構成されており、
    前記補強パネル(70)は、該裏打ちパネル(60)のうち該ドア周辺領域裏打ち部(62)に重なるように配置されており、
    前記連結部(80)は、該ドア周辺領域裏打ち部(62)と該補強パネル(70)とを連結しており、
    該連結部(80)は、該ヒンジ部(63)よりも該ヒンジライン(52)側において、該ヒンジライン(52)と少なくとも部分的に重なるように配置されているか、又は、該ヒンジライン(52)から該ヒンジ部(63)側に離隔して配置されていることを特徴とするエアバッグ装置用カバー体。
  2. 請求項1において、前記ヒンジライン(52)の延在方向と交叉方向における該ヒンジライン(52)と前記連結部(80)との間隔は、0〜10mmであることを特徴とするエアバッグ装置用カバー体。
  3. 請求項1又は2において、前記連結部(80)は、スポット溶接よりなることを特徴とするエアバッグ装置用カバー体。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、前記補強パネル(70)とカバーパネル(50)との間に前記裏打ちパネル(60)の前記ドア周辺領域裏打ち部(62)が介在していることを特徴とするエアバッグ装置用カバー体。
  5. 請求項1ないし3のいずれか1項において、前記裏打ちパネル(60A)の前記ドア周辺領域裏打ち部(66)とカバーパネル(50)との間に前記補強パネル(70A)が介在していることを特徴とするエアバッグ装置用カバー体。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項において、該カバーパネル(50)に、前記ドア部(53)を横切るようにテアラインが設けられており、該ドア部(53)の該テアラインに対向する各辺に沿ってそれぞれ前記ヒンジライン(52)が設けられており、
    エアバッグ膨張時には、該ドア部(53)は、該テアラインに沿って開裂して複数の片に分離し、これらの片がそれぞれ該ヒンジライン(52)から屈曲して開き出すことを特徴とするエアバッグ装置用カバー体。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項において、前記補強パネル(70)のドア部(53)側の辺縁から前記カバーパネル(50)の裏側に延出するフランジ部(73)が設けられていることを特徴とするエアバッグ装置用カバー体。
  8. エアバッグと、該エアバッグを収容したリテーナと、該エアバッグを膨張させるインフレータと、該リテーナを覆うカバー体とを有するエアバッグ装置において、
    該カバー体は、請求項1ないし7のいずれか1項に記載のカバー体であることを特徴とするエアバッグ装置。
  9. 請求項8において、該エアバッグ装置は、車体外面に沿ってエアバッグを膨張させる歩行者用エアバッグ装置であることを特徴とするエアバッグ装置。
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